2021年4月6日火曜日

松本の361を抑えるには

松本は442から361にシフトして得点を伸ばした。

442相手に361を使ってWBがSHを釣ってハーフスペースへの横パス、インナーラップで中央への攻撃を成功させている。


ゾーン3まで攻め込んでもWBは縦深くに走らずにSB的な位置取りでトップへのクロスとハーフスペースへの横パス、インナーラップの2択の攻めを使っている。


まずWBへのきついマークが必須。その為にはシャドーの位置が重要になる。

もしくはWBでサイド1対1にするか。

シャドーを当てた時に中を使ってくるならボランチがやや高めからプレスに行ってカウンター起点を作る。

WBを当てる場合はサイドの守備をボランチかCBがカバーしないといけなくなる。


松本は4バックでもSBがクロスを入れてくるので3バックでも4バックでも起点はサイドの低い位置から。

ジュビロが3421でWBを下げているのでSB、WBへのプレスがかからない。

そうなると松本はSB、WBの起点を作ることが出来るので攻め込んできやすい。


SB、WBを先手を取って抑えることで攻撃の起点を作らせない守備が必要。

松本はジュビロのように不要な手数をかけずに攻めて来るのでボールサイドをしっかり押さえておくこと。

サイドチェンジの為にボランチに横パスしてショートパスでサイドを変えようとする場合もあるのでその時は中央で強く当たる必要もある。

松本は両サイドで攻撃できるのでボールサイドを抑えるだけでなく、サイドチェンジも抑える必要がある。


ジュビロとしてはシャドーがWBを抑えるのか、WBが抑えるのか。

松本のサイドをどうコントロールするのか。

サイドの起点を潰しながらカウンターでサイド裏をカウンターで狙うのも一案。


ジュビロ側が攻撃する場合にはどちらにしても中央は4人ボックスで堅いので3バックのサイドや裏をどう狙うか、という同じ思惑での対戦になる。


秋田戦2点目は中央のCBから442のサイドが上がった裏のスペースへ斜めに入れている。

WBは大きく上がっていてシャドーが受けてワイドのWBに渡す。

WBはハーフスペースに侵入してきた味方へパス。

横に広げて縦に突破、または中間スペースを利用する、という流れが出来ている。

ビルドアップは逆に縦に釣って斜めから背後に入れる形。

横→縦、と縦→横と基本のスペースの作り方、利用の仕方が出来ている。


ゾーン1からゾーン2のビルドアップの阻害とゾーン3での起点潰しの両方が必要かも。

こうなるとシャドーも含めた3トップ気味のハイプレスにWBとボランチも加わった形が欲しいかもしれない。

しかしまだこの形はほぼ出来ていない。

前節の岡山戦では3トップのハイプレスだけで後ろのWBとボランチが動かずにいたのでその前のスペースを使われた。

後半にハイプレスからプレスバックに変更して安定した。


3バックからWBとシャドーの2択パスがあるので対応が面倒。

3バックを抑える+前線起点のWBを抑えるの両方をすると3トップハイプレス+WBマンツーマンが必要になる。

これだと前5枚の疲労度が高くなるので交代も攻撃陣をメインにする必要がある。

他の対抗手段を考える必要もあるかも。


攻めさせないためにどうするか、もしくは、攻め続ける為にどうするか。

攻めさせないためにはWBを抑える、攻め続ける為にはWB、SBを使う。

やはりサイドを2枚状態にして中央4枚に対して避けつつ、サイドの枚数の多さでこちらが攻撃を継続するように考えるのが良いかも。


4バックで2列目にSHを置く形。

4231とか?

361のままならWBは下げた位置からのアーリークロスで3バックのサイドや裏狙い。

相手WBを上げさせない為に2シャドーが開いてマークにつく。

CBからのコースが空くのでWBにはWBがつく。

相手シャドーの動きにはボランチとCBで対応する。


WB+2枚でサイドに3枚を作った攻撃も良いかも。

前節の得点パターンと同じ。

1トップ+WB+CB

1トップ+WB+ボランチ

WB+シャドー+CB

など、WBに追加して2枚を足してサイドからの攻撃を高めたい。


1トップにロングボールを入れるならルキアンがサイドに流れるので、1トップ+WB+もう1枚。

WBを高い位置で使うならCBが後ろから押し上げ+シャドーかボランチから1枚。

という感じでこちらが先手を取ってサイドで2枚、3枚を作って攻撃するパターン。


361の弱点はジュビロ自身がよくわかっているので、WBを引き込みつつサイドで潰し、CBを引き出させるように1トップで釣ってその中間スペースにシャドーやボランチがインナーラップで中央を切り裂いてくる。

もしくはマークされにくい低い位置でのWBからのアーリークロスを逆サイドで決める形。


抑えるのか攻めるのかの違いはあるが松本が442でくるか3421でくるかにもよる。

どちらにしてもWB、SBを機能させないのは同じ事。

あとは左シャドーの金髪選手。

攻撃に絡む選手で得点もしている。

サイドの高い位置の守備をどうするかが重要点。

541や451のようにサイド2枚の形に1トップ、CH、サイドCBのどれか1枚が入って3枚を作ったサイド3枚の攻撃的サイドアタックを作れるといいかも。


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