2022年11月27日日曜日

コスタリカ戦

コスタリカは541ブロックを組みながらワンポイントで1トップ+1サイドを組んで5バック3センターを維持

押し込まれた時に中央が3CB3センターの6枚と堅い守備

日本は後半押し込み過ぎてゾーン3にこだわり過ぎ

ゾーン2からアーリークロスを背後に入れて瞬足FWがワンタッチで決めれば得点できたと思う

日本はボール持たされ+こね過ぎ+押し過ぎと攻めてるようで逆に相手の守りを助けるような攻め方しか出来てなかった

だから負けた

押し過ぎずにマークの薄いSBの位置から5バックとGKとの間にあるスペースにボールを流し込めれば得点できたはず

中盤抜きでCBからFWに速いボール突っ込んで勝負の回数増やした方がよっぽどチャンスがあっただろうし得点まで行けたと思う

三笘がドリブルで攻めることでコスタリカの守備ラインも下がるので結局ゴール前に全くスペースがなくなる

こうなると結局はいくらシュートしても入らないんだよ

日本はもっと引いてコスタリカの戦列を前に引き出して疑似カウンター狙った方が良かった



コスタリカが弱いと高をくくっていたんだろう…

2022年11月17日木曜日

コスタリカ

https://www.youtube.com/watch?v=YcRsvLWxcHQ


ジュビロがやるべきことを全部やってる感じの良いチーム

ジュビロが世界的なチームになる為にはジュビロの選手がほぼ代表クラスだった黄金期並みの戦力戦術を持たなくてはならない

ボランチとトップ下のインテンシティ、スピード、テクニック、全てが揃った選手を縦に2人並べる

どちらも初期ポジションが中央で守備的だが奪いに行く時、攻撃に転じた時はサイドに寄せるなどポジションは変わる

全員守備意識が高いのが非常に良い

良い守備がなければ良い攻撃はない

それはボールを奪う意識がなければボールを奪えないし、上手に奪うためには相手に持たせながらきちんと奪う局面が共有されていてることが重要

そして相手が攻めている時こそ最大の攻撃力を生むということ

だから攻撃的なサッカーとは見た目が守備的なだけで、本質は超攻撃的である

ジュビロのいい加減な攻撃サッカーはボールを持っているだけで実は守備的なサッカー

攻める為に必要なことを何もしない、もちろん守備に必要なことも何もしない

だから失点は止まらないし勝てもしない

全てが間違っているから降格しただけ

当たり前の事を当たり前にできない時点で終わってる

特にボランチの動き

前向きにドリブルすることで相手を引きつけてライン間にスペースを作る動き

これをやらないで足元でパスばかりするからスペースがなく息詰まる

ドゥドゥはきちんとドリブルで引きつけてからパスを出してる

ドゥドゥを使わなかったジュビロはそもそも戦術的におかしなことばかりしている証拠

ジュビロ内部のドクトリンを書き換えない限りこれからもお粗末な試合が積み上がる

当たり前のことを当たり前にできるチームにならない限り未来はない

2022年11月16日水曜日

強いジュビロ分析

ジュビロの内部の発想が根本的に問題点

何故ジュビロが強かったのか、分析と継承が出来ているのか、それが一番の問題点


ジュビロが強かったのはまず守備面

対人に強い選手が多く中を固めてしっかりボールを奪えた

攻撃の起点、ゼロからイチにする部分ありきだった


そして守備から攻撃するポジティブトランジッションが核だったのでボールを奪ってからが本番だった

カウンターから攻撃発動することで相手はサイドを使った攻撃をする為にサイドに寄りがち+サイドに人数を揃え中央を薄くしがち+守備陣形ではない

相手がボールを持っている状態なので相手の守備面は一番弱いタイミング

ここでボールを奪って攻撃に転じるので攻撃の最大化がなされたわけ


ジュビロの勘違いは「ボールを支配して」攻撃という点

ボールの支配=ポゼッションすることで自分達が攻撃しなければならず守備を崩さなければならない=守備が一番弱い


攻撃=得点

であって

攻撃≠ボール支配率

ではない


この点がジュビロ内部で一番おかしな点

攻撃的サッカーとはボール支配率ではなくどれだけ得点できるか

つまり結果が第一


ボール支配率=守備

ボールを持つことで相手の攻撃権を奪う=相手は攻撃できない=守備

そのボール支配もプレスによって奪われるので全く意味のないこと

ボールを止める、蹴る、という問題でジュビロが強くなるわけではない

ボール支配は手段であって目的ではない

それを全く理解していない


戦力でも戦術でもなく戦略やドクトリンの間違いを是正できないから弱いのだ

2022年11月15日火曜日

ボランチ

中盤の守備を担うボランチには守備力のある選手を置かないと意味がない

服部、福西、河村、菊池、那須

こういうタイプがボランチをやるべきで、パサーをボランチに置くこと自体が間違い

ボール奪取出来ないので一番危険なバイタルで守備ができない

その為にCBが飛び出して守備ラインに穴を空けることになる

問題はジュビロが長年ボランチにDMFを置かないから

ボランチ=DMF

これを徹底しない限り守備の改善はなされない

DMFがいないのでボールの奪い方、奪い所がない

ボールが奪えないので攻撃に転じることができない

名波路線で上田、宮崎、中村、遠藤など強度のないボランチを置いた結果が今なんだよ

基本を応用の違いがわからないならやるべきじゃないんだよ

まずは基本を徹底しろ

J2の課題

J2では特定の課題がある

それは「守備」

J2では守備の弱いチームは上位に行けないし昇格できない

2021ジュビロは守備が弱いJ2に対して攻撃特化したことで昇格したわけだが、目先の昇格「だけ」を見た戦略であって、J1残留する為にはJ2での課題の「守備」を構築しなかったので結果的に再開残留となった

これは名波時代にわかっていたことで、何故政一監督がまったく守備の改善をしなかったのか、チーム内で指摘して改善しなかったのかが不思議でならない

まぁJ1の強さはプレス強度、速度=黄金期のN-BOXのようなゾーンプレスと同じなわけで、まずそれが自分達で出来ないとどうしようもない事は理解できただろう

しかしだからと言って守備を改善したり強度を改善するのかと言ったらそこはジュビロだからどうなるか不明

ジュビロの常識は非常識だから何考えてるのかは全く分からない

ただ非常識だからまともなJ1の世界では当たり前だが通用しない

ジュビロ自身が変わらない限りJ1に定着することすら許されない

さて、ジュビロは変わる選択をするのだろうか…

2022年11月11日金曜日

3バック3センター

 https://www.youtube.com/watch?v=6N_Ljsvx1F0


名古屋が3バック3センターをやってる

WBが高い位置ということで352の縦のツートップで3331的な配置か

インサイドハーフと字幕があるので2列目は両サイドがWBで真ん中にインサイドハーフの3人構成で前が1トップ

相手の前プレスに対してチェンジオブペースで相手の背後狙いの速い球を入れることで相手の前衛の前がかりと後衛とを分断することが出来ている

ジュビロだと守備ラインで詰められると迷って横パスかGKにバックパスしてさらに詰められて大ピンチになりやすい

ボールを手放すリスクがあってもこういうタイミング良くパスを入れることで相手の狙いを潰して自分達が優位に立てる形もある

WBが両ワイド高い位置にいることでSBをサイドの釣れるので中央のCBに対して少ない人数で勝負ができるというのは強い

さらに前後分断するタイミングのパスで攻めることでバイタルを空けて中央の守備を薄くしているのも得点チャンスを広げる良い戦術

ジュビロだとWBが低くインサイドハーフの2シャドーが1トップと3トップ気味の中央にいることでフィニッシュの決定力を上げようとするがその前のWBの位置の低さで相手SBが高い位置を取って先手取るので逆効果

5バックでWBが低いので相手のSBが前に押せる=中盤密集で相手の先手、ジュビロの後手ができやすい

3センターのBoxToBoxの押し上げも良い

3センターが主攻となることで中央に守備を寄せて両ワイドのWBがさらに生きてくる

3センターが前がかり過ぎてもカウンターを考えると突っ込み過ぎ厳禁ではある

1トップ+シャドー+1センターの3人がPAに入って2センターが外に残ることで中央を締めた形にはできる


2022年11月7日月曜日

スタイルか結果か

ジュビロの問題点はスタイル派が多すぎること

パスサッカーやりたい、実際やりました、パス通りません、守備できません、勝てません

という結果


2017名波ジュビロは最少失点で6位

スタイルではなくきちんと結果を出した形をつまらないとか言って結果無視でスタイル派に任せておいてできません、首飛ばしてまた土台から我慢して作りましょうって言うのはおかしいだろ


守備重視のカウンターサッカーできっちり結果出したならそれを評価すべき

それができない内部やサポの方が問題

最悪となった2022ジュビロは失点ー57でJ1最下位

J2でしか通用しない攻撃サッカーなんて意味あるわけ?

J2時代に守備をおろそかにして遠藤康裕のWパサーボランチにした結果がJ1最下位

守備しないチームがどうなるか身をもってわかったろ

それでもまだパスサッカーとか夢見て現実見ないチームとサポ

J1に居たいならまず守備改善しろ

当たり前の事をやれ

出来ないからJ1にいられないのは当たり前だろ

何十年捨てて同じことやってんだか…


2022年11月6日日曜日

バランス構成とバリエーション化

ジュビロの選手構成の配分がおかしい
3-6-1の固定フォーメーションに合わせて構成されているのでFWやDFが少なくMFが異常なほど多い

まずは4−4−2構成でFWMFDFの人数を揃える

フォーメーションは3バック+1で4バックと人数を合わせる
SBを内側の縦に並べるかCBを縦に並べるかは相手のFWや2列目を見て入れ替えれば良い
場合によってはCBとSBを混ぜても良い


アンカーならCB、ワンボランチならSBを前に置く
フラット3ならCB、SWならSBを中央に置く
守備ラインは4人を4バックで並べるか3バック+1で並べるかにする
これでボランチスカスカ問題は半分解決する
サイド守備が重要なら4バック、中央守備が重要なら3バック+1にする
4バックではボランチは存在しなくなる
4バック中盤ダイヤモンドだとCHのボランチ化になるが守備面での期待は出来ない、基本は中盤のSWという考え方にするべき
その前の2枚が当たり潰しに行かないと中盤の底で回収出来ない

中盤はSHCHの4枚をフラットライン、ボックス、ダイヤモンドのどれかで並べる
サイドの攻撃守備が重要ならフラット、中央守備ならボックス、中央攻撃ならダイヤモンド
ボランチは考えない、あくまでCHとしてのタスクで考える
どのみちボランチに必要な能力のあるMFがジュビロにはいない

FWは2トップを横並びか縦並びのどちらか
攻撃的なのは縦並びの飛び出しとワンサイドカットの守備
横並びは中央守備時、サイドからニア、ファーの両側攻撃

FWMFDFの並びの組み合わせでフォーメーションが出来るだけ
相手に合わせて並びを変えるだけで基本の構成は変えない

選手を入れ替えても基本のタスクは変えずに相手の選手との質の差などを考えた有利なミスマッチで交代したりポジション間の入れ替えをする

無理なポジション変化を無くしてポジションのタスクを軽減単純化し判断スピードを上げる

攻撃パターンも予め用意されたものを組み合わせて使う
その場で阿吽の呼吸はやらない

誰が出ても同じ質の高い安定したプレーが出来るようにトレーニングから規格化すること
プレーやポジションの意味が理解できていればどのように応用するかも分かるはず
何も理解せずにプレーするのは無駄なプレーを生み出すだけなので意味がない

横並びは基本リトリート、縦並びは基本プレスで守備を考える

今の3-4-2-1を作ってみると

DF:3バック+1
MF:ダイヤモンド
FW:縦2トップ

DFのワンボランチとセカンドトップが縦並びのCHと横並びするような感じ

CHはフラットに近いダイヤモンドと考えても良いかも

ほとんどのフォーメーションはこの変形と亜種で考えられるのでタスクは単純化される


4-2-4-0

SHFW______FWSH

____CH__CH____

_SB_CB__CB_SB_


4-4-2のFWを下げて0トップにするが、SHとFWがサイドを塞ぎ相手のボールが中央に集まるようにする

CHは守備的な役割がメインなので強度のある選手を入れること

FWCHCBの中央で潰して反撃する

中央からサイドに展開した場合はSHCHSBで囲んで潰す

攻撃時はSBからSHFWの両サイドに放り込み

SHとFWは速攻型の選手

逆サイドのFWはセンターに入ってくる

2022年11月5日土曜日

4-2-4 BIG-BOX

ポゼッション相手にはショートパス封じがよいのでどのように封鎖制圧するのが良いのか

ショートパスで中盤ラインの背後、バイタルに通されるのを防ぎたいので前線に人数を置きたい
サイドからバイタルに入られたくないのでバイタルのサイドを防ぐ

4−2−4の中盤2枚は前後の4枚のサイドの背後に配置して、中央を空白にする
前後4枚は中央密集にしてゲートを作らないようにする
全員で箱型を作り中に人が入らない、ボールが入らないように守る
入った場合は中盤2枚が左右から挟んで奪い取る
守備ラインは飛び出さずにコースを消して突破させない
中央に大きな箱ができるのでさいどを縦に攻めるので、インターセプトと横スライドで潰す

スペースはワイドレーンと裏のスペースになるので背後は警戒すること

フォーメーション全体が中締めの役割をしているので中にボールが入らず、入っても押しつぶされるのでリトリートとゾーンプレスの複合型の陣形といえる

3-4-2-1からだとボランチ1枚を上げて3-4-3ダイヤモンドを作って前後の3枚にダイヤモンドの前後の頂点をめり込ませたようにする

ボランチが前線3枚と守備ライン3枚にそれぞれ吸収されWBが左右の中盤で繋ぐ

サイドにボールを入れてもシャドー、WB、CBが縦に3枚並んでいるので中に入れることはできず、入れても中前後左右から挟み込まれて逃げ道はない

N-BOXのボックスを押し付ける守備思想を拡張したもので縦陣の3バックから横陣の4CBの4バック化することで中央の守る幅を広げてよりサイドへのアスセスを早め、かつWBを中に入れることでサイド0枚のN-BOXのスタイルを継承
しかし中央3枚のN-BOXより幅が広くなりサイド対応はしやすくFWのワンサイドカットがいらない

4-4-2の弱点は2トップの脇なので前線を4枚にし、かつボランチ脇のスペースを消した
全体的には中央のスペースを小さくするために密集して距離を開けないようにする

両脇をサイドチェンジで狙うならWBをワイドに張らせた6バックに変形

バイタルに縦パスを入れてくるので4CBからの飛び出しでインターセプト、カウンターを狙う
6バックの飛び出しはレーンが開く心配がないので5バックより安定したカウンターを狙える

確実性と不確実性

サッカーは不確実性のゲーム
ボールを蹴ってコントロールするのは非常に難しい
足の向く角度は股関節の角度に固定され膝から下の関節は前後にしか動かない
走りながらのプレーも同じ
走るには両足で地面を蹴らなければならないが同時にボールをコントロールしなければならない

相手チームにどれだけ不確実性を押し付けるか、という戦略を考えてみる
ボールを扱わなければそれだけ自由に走ることができる
ボールポゼッションは攻撃権を得られるが不確実性を得ていることになる

ボールは蹴られた距離に応じて難易度が上がる
ショートパスは確実にボールを渡せるが距離がないので渡す回数を増やさなければならない
パスの回数が多ければ不確実性は大きくなる
ポゼッション相手には前線からプレスをかけることでロングボールを蹴らせ、不確実なパスを強要する
ロングボールはオフサイドになる可能性が高いのでよりボールを失いやすくなる

ポゼッション側は最終ラインを相手の前線+1とGKを使うことで数的優位とバックパスを使った安全なロングボール投入をしようとする

非ポゼッション側は最終ラインに同数ではなく+1を作ってGKに対しても1対1を作るオールコートマンツーマンで対抗する

現在の最先端はそこまで攻防が進んでいる

ボールポゼッションは簡単なことではなくむしろ一番難しい戦術でそうそう成功しない

カウンターがまず出来ないことにはポゼッションなど出来はしない

ジュビロがパスサッカーをやっていた時期などほとんどないと思うがどうしてそう認識しているのだろう…

ジュビロはカウンター主体のチームであってパスサッカーやるチームではない

ボールを持てているからポゼッションだと勘違しているのだろう

大事なのは相手が攻めてきたかどうか、それにより相手の陣形が崩れているかどうか

ポゼッションなら守備側の陣形が崩れているので攻められるし、カウンターなら攻撃側の陣形が崩れているので反撃される

ポゼッションでボールを持ち続けてもボールを前に運べないのなら放棄してオープンにした方がチャンスがある

1トップのポスト

ジュビロは1トップをポストとして使っているが、降りて中盤で受ける形やサイドに出て受ける形を多用する

現代サッカーだと最終ラインと中盤ラインの間のスペース=バイタルを極力空けない

ゾーン2でもラインを密接させることでライン間で受けるのが非常に難しい上にプレスに来るのでセカンドも拾えない


健勇、大津をトップに置くが、足の速いジャーメインをトップに置いて裏を狙わせる必要があったのでは

1トップに速攻タイプを置くことでロングボールを入れて最終ラインを下げさせることで中盤ラインとの中間スペース、バイタルを空けさせることでバイタル受けが可能になる

1トップが下がって受けるとライン間や中盤に下がるだけで余計にプレスの対象になって落としたセカンドボールを回収できない

裏狙いは上手くすればそのままゴールを狙える、できない場合はバイタル受けを狙える

また3列目がバイタルに飛び出してミドルを狙うこともできる

1トップをポストにするより、1トップを裏狙いにして2列目で受け、回収を狙った方がより攻めの形が出来たのではないのだろうか…

2022 最終節 京都戦

スタメン変更しての3-4-3布陣

古川スタメン入り、ジャーメイン、大津の3トップ

松本、雄斗、上原、遠藤の中盤

大井、槙人、リカルドの守備ライン


京都は4-3-3予想


大津がFWで右ジャーメイン、左古川

左サイドを割られるがGKセーブから右サイドからカウンター

遅攻になって裏狙いでハイボール入れるが跳ね返される

ボランチは右に遠藤、左上原


京都はかなり前に選手を集めて中盤は薄め

ジャーメインが体張ってシュートするがGKキャッチ

京都は2トップ+トップ下

2CBの中間にボランチが降りてくる

松本が左サイドを抜けようとするがSBに邪魔される

遠藤と上原は遠藤が中央、上原がボールサイドに出るような形

上原が前と左右に動いて遠藤はアンカーに近い位置取り

大津が中央締めつつ寄せるのでサイドから中央のバイタルに入れる形を防いでいる

10分

京都陣内に攻め込むもカウンターで自陣に押し戻される

PA脇からの侵入を潰してサイドアウト

541ボックスからWBが前に出てその裏を突かれる

FK献上

15mラインのちょい内側、左ワイドから

跳ね返して右サイドから侵入されるがゴールラインを割る

京都陣内への攻め込み

松本が奪って古川が左サイドを攻めるが割れず

遠藤イエロー

後ろから繋ぐが大津が下がって受けコントロールできずサイドアウト

京都のCK

跳ね返すが相手GKも前がかりで放り込み

自陣から押し戻せないジュビロ

右サイドに振ったボールがサイドアウト、ジュビロのスローイン

右で繋ぐが京都が中央でキープ、上原がファールで止める

スローインから繋ぐが京都はプレスでボールの取り所を探す

右展開で雄斗が受けようとするが京都ボールに

ロングボールを前線に入れてから即シュート

サイドネットだが強度の差で抜け出してシュートまでいかれる

京都のFWとSWの槙人の質の差

CBが競ってSWがかき出したいが、ポジションのマッチ的に中央の槙人が競ることで質の差が出来てしまった

京都ボールを取れずにコントロールされるジュビロ

自陣から出ることもできず

20分

GKも後ろから繋ごうとして京都のプレスの網から出られずにすぐに回収される

ずっとこの路線?

いい加減やめて欲しいわ…

スローインのボールも京都に奪われシュートされ三浦跳ね返すが京都が奪い返す

古川が持ち上がってどうにかCKゲット

全くボールが取れないというのが痛すぎるな…

遠藤のCKはファーの槙人が飛び込むが触れず

京都が触ったので逆サイドのCKに

跳ね返されてカウンターに

三浦がキープして中央に放り込むが京都が回収

京都のプレスで自陣から出られず

ドリブルで持ち上がらないのでバックパス、縦パスを奪われる、の繰り返し

無策のようだ

こんなハーフコートサッカーだれが面白いの?

放り込みのオープンなサッカーの方がまだチャンスがある

繋ごうとするから自分達でチャンス潰してるって理解できないのか…

大津が持ち上がってファールをもらってやっと自陣から出られる

跳ね返されてバックパスしてGKからまた繋ごうとして自陣から抜け出せず

京都がボールを受ける瞬間に槙人が狙ってファール

30分

センターサークルの自陣端のサイドからのFK

跳ね返すが京都がキープ

右サイドを深くまでえぐってくる

京都のCK

ショートコーナー対応してフリーで撃たせない

左サイドからカウンター後方で繋ぐというか出し所がなく押し戻される

ハーフスペースで位置が被っている

単純なダイヤモンドも作れない

松本はひざ負傷?

35分

小川イン 松本アウト

正面のFKはそのままゴールラインを割る

GKは伸びすぎて京都のGKまで

前からプレスをかけてボール回収

中央で上原がシュートを打つが防がれる

ゴールに飛び込んだ大津がDFと交錯して痛んでいる

40分

京都の放り込みで再開

押し戻すが京都はロングボールで押し込み

京都のCKはヘディングがファーに流れるがギリギリ入らず

ジュビロがボールキープして回すが京都のプレスからゴール寸前まで行かれる

サイドからの放り込みに多いがFWと競って三浦キャッチ

AT+3

小川のインターセプトからのカウンター

一気にゴール前に運んでクロスを入れるがジャーメインにわずかに届かず

大きなチャンスを逃がした

持ち上がりが深すぎて相手も戻っている

もっと早く入れても良かったのでは

京都陣内右サイドで回すが京都の密集守備でひっかけられカウンターに

前半終了


20分くらいから既に歯が立たずほぼワンサイドゲーム

京都のポゼッション時間がほとんどで自陣から出してもらえない

奪い所がない

終了目前のオープン目の時のワイドへの横パスを小川がインターセプトしたのが良かったプレーか

後は上原がワンチャンスあったくらい

守備もできず攻撃もできない

ボール奪えないからGKすら京都に回収されてセカンド拾えない

ずっと京都ボールの展開という酷さ

ポゼッション以前なんだよね…

ボール奪えない=攻撃権ない=押し込まれる=シュート打たれる

ボール奪えないという時点で展開は同じなんだよ

ボール支配率51%ジュビロなんだが、持ってるだけで自陣から出してもらえないからほぼ京都ペースなんだよね…

ボランチがボール奪えない構成で第二ボランチ=攻撃型=CHタイプの上原とパサータイプの遠藤でそもそもの第一ボランチ=守備型=ボランチの原型がいない

チームとしてもどこでどう奪うのかが整備されてないから基本は相手のミス待ち

ほとんどの時間を無駄に使って有効な攻撃が出来ない

まぁそれが「ジュビロらしい」サッカーらしいから仕方ないよね

俺はそんなジュビロのサッカーなんて知らんけど

走行距離は京都の中盤ばかり、スプリントもほぼ京都

遠藤が全く仕事しない置物だから10人対11人だから勝てるわけない

何がしたいんだろうなこのチーム…

ジュビロには本物のボランチと呼べるタイプが全くいないからな…

だから守備はテキトーだしその上3バックで中が厚いだけでサイドに振られたら一発でやられるし

そもそもフォーメーションも人選もマッチしてない

いつまで続けるんだろうな…


後半

交代なし

全く勝つ気がない

立ち上がりいきなりシュートで狙う

逆に京都も右サイドから中央への速攻

どちらも入らず

京都左サイドを攻めてくるがリカルドが対応してGKに

三浦放り込み、大津ポストでセカンド回収

左サイド、小川が狙ってシュートするがGKキャッチ

右サイドからのスローイン

雄斗が潰れて上原が回収するがその前にファール扱いで京都ボールに

京都のFK、ファーに落とすが小川がキープ、繋いで右展開

跳ね返されても一度左サイドへ

中央に入れるが跳ね返される

再度左へ

古川がファールをもらって相手10番にイエロー

古川がサイドを抜け出した所を後ろからスライディングしてファール

FKは遠藤

GK直接キャッチ

右サイドからカウンターを仕掛けようとするがスライディングで潰す

京都はつないで右サイドから攻撃

戻した所を奪ってサイドアウトに

後半ややアグレッシブになるが相変わらず後手な感じ

ボールが奪えないのが痛い

右サイドから入るボールをクリアするがサイドアウトに

スローインはゴールラインを割ってGKに

ボールが奪えないので相手のミスでゴールラインわらないとボールを得られない

一旦右サイドに上げるが下げて左サイドに

京都は前からプレスに

どうにか中央で回収ジャーメインが受けて雄斗につないでシュート

おしくもサイドネット

55分

GKを落下点で直接前に放り込み、相手GKが跳ね返して放り込み、三浦がキープ

前線に放り込むがサイドアウトに

中盤のプレスを回避できないのでとにかく後ろから京都の背後を狙おうという感じか

京都は3枚替え

勝負を早めに決めたい京都の方が先に動く

ジュビロは降格決定済みなので相変わらずグダグダで動かない

ピーターウタカ投入

京都は3バックに変更か

京都の攻めをしのいでジャーメインがカウンターに出ようとしたところで京都がファールで止めに来てイエロー

京都がかなり必至になっている

京都陣内、ゴール正面でのボールをインターセプトからシュート

CKゲット

焦っている京都はややドタバタした感じか

遠藤のCKはファーにはいって跳ね返りを大津がヘディングするがGKキャッチ

ここも惜しい

60分

京都5バックに

ジュビロは両サイドを使った攻撃で揺さぶる

京都はバランス崩したかもしれないな

攻守が変わってきている感じ

遠藤のFKから右サイドに3枚集めての攻撃

CKから攻めるがゴールを外れる

京都の攻撃

右サイドから押し込んで中央へ

左サイドへ展開する


右サイド大津がポストになって京都陣内へ

CKゲット

跳ね返されるがカウンターへ繋げないように即対応

三浦に戻してロングボールは相手GKへ

京都は繋ごうとしてジュビロがプレス

サイドアウトからのスローイン

シュート性の浮かせた縦パスはGKへ

京都の反撃はウタカ狙い

大井が転んでウタカに入るが大井が即対応CKに逃れる

京都のCK

大井がヘディングで外に出す

再度CK

京都が繋ぐがサイドアウトに

ジュビロ2枚が絵

吉長イン 大井アウト

黒川イン 古川アウト

古川のスタミナの問題か

70分

京都陣内左サイドでボールを持つが京都ボールに

京都は放り込み左サイドのクロスをウタカに入れるがリカルドが体を預けて防ぐ

三浦からのロングボールを右サイドへ

サイドアウトからのスローインを前線へ

京都がかき出す

右サイドにオーバーロードするがファールに

京都左サイドを攻めるが防いで跳ね返す

京都下げて建て直し

中央でミドルの奇襲攻撃

三浦が防いでウタカが狙うがDF2枚がウタカを抑える

右サイド京都のスローイン

潰すが京都が即再開

左サイドから中央へ入れての攻撃

しっかり防ぐが右展開からの侵入を許す

ゴールエリアまで行かれるが挟んで潰す

ジュビロの攻撃は縦連携の中央攻撃

ゴール前前まで行くがGKキャッチ

京都の攻撃

中央を攻めるが4バックWボランチ体制で封殺

京都の左サイドからのスローイン

クロスを入れてくるが三浦キャッチ

ジュビロ、後方から対角パスで右サイド展開

ポケットに侵入するがGKキャッチ

ジュビロ541で守備的に

左サイドから中央に入ってのシュートは枠ギリギリ逸れる

今日一番のピンチだったか

80分

藤原イン 遠藤アウト

健勇イン ジャーメインアウト

健勇中央に突っ込むが無理

ジュビロの若手が投入される

CKは藤原

跳ね返されるが逆サイドでキープ

クロス入れるがGKキャッチ

京都のGK

右サイド狙いで来るがプレスで追い出す

左サイド展開されるが中央に入れてきたタイミングでカウンター

小川がゴールに迫るがDFに押し出される

京都さらに2枚替え

元ジュビロの荒木を投入

残り5分+AT

ジュビロセカンドを回収して左から右展開

クロスを入れるが触れず、こぼれを左からクロス入れて中央で勝負するがGKキャッチ

京都は左サイドへの攻撃、サイドで連携して突破してくるが守備陣がかき出す

京都のCK

ファー狙いの布陣

中を締めて追い出してかき出されたボールにもしっかりプレスに行く

京都再び右サイドを攻撃

縦パスを5バックの裏に入れるがオフサイドに

5バックでよくオフサイド取ったな…

京都はかなり焦っている様子

ジュビロがカウンター

右展開からのクロス、左に流れて左からのクロス

GKパンチングでかき出すがジュビロもう一度入れる

GKキャッチ

ジュビロは左サイド攻撃、リカルドが足を釣ったアピールで時間つぶし

ジュビロのCK

健勇が飛び出して前で受けるが京都がかき出す

ジュビロスローイン

京都がハードに潰しにくる

AT+5

FKをPA付近に落としてクロスを入れる

京都ボールは前線に

京都は右サイドを攻撃、ジュビロは押し出して京都陣内に押し戻す

京都のカウンター

ウタカが突撃するが回収して左サイド展開

槙人が左を上がって受けようとする

京都の放り込み

右展開から中央に入れてヘディングするが三浦キャッチ

ジュビロは左展開するがGKがキャッチ

お互い最短で得点しようとしてGKがキャッチしまくる展開

中盤抜きn展開なので前と後ろだけいれば良さそう

ジュビロ中央でキープして繋ぐが京都も必死の守備

ジュビロのCK

ラストプレー

ファーに落とすが笛…

スコアレスドローとなった


やはり強度がない、走れない、守れないの失点50を超えるチームというのが今の評価だろう…

それを払拭しない限り復活すらままならない


オールラウンダーの評価

オールラウンダーの能力はどのポジションでも優位性を持つものではない

よって見方によっては器用貧乏に映ってしまうかもしれないがそれは違う


ポジション専門型の選手はそのポジションでの能力が80~90%程度ある

オールラウンダー型は60~70%程度なので専門の選手よりどうしても劣る

しかしポジション専門型の選手はそのポジション以外での能力は40~50%程度になるので他のポジションでは使えない


オールラウンダーの利点は「崩れない」という部分

決して専門型の選手にはかなわない部分があるが、ポジションチェンジや可変システムの多い現代サッカーにおいてどのポジションでもそこそこの能力を発揮してくれるオールラウンダー型の選手は必須

特にハーフスペース、インサイドのポジションは中央とサイドの両方をサポートできる位置なのでオールラウンダーが活きる

もしくは中盤で攻守に関わるCHなど

崩れないという特徴は守備に置いて非常に重要で、時間を稼げるだけで守備ラインが整ったり中盤からの下がりで守備を固められる時間を作ったりできるのでかなり重要

攻める側は速攻したいがそれを中盤のオールラウンダーが止めてくれるので速攻できず守備を固められると攻めあぐねることになる

オールラウンダーの魅力は攻撃にあるというよりは守備面での貢献が大きい

そのあたりを評価できないと無味無臭のつまらない選手という評価に甘んじてしまいがち

攻撃だけがサッカーではないし、むしろ失点の多いジュビロにおいてはオールラウンダーが崩れないで守備をしてくれるというのは大きい

しかし守備で緩い対応になってしまいがちだと相手の攻撃が止められないのでそこは守備面でのバランスのあるオールラウンダーが必要

アウトサイド・インサイドのオールラウンダーと攻撃・守備のオールラウンダーはまた別の種類

アウトサイド・インサイドのオールラウンダーでも攻撃型なら守備を任せるという点ではやや難がある


クロススライドディフェンス

ポジションはその局面での優位性を表すが、ポジションが変化した場合はその優位性を失ってしまう


2トップに対して3バックで対峙した時、中央で2トップ対3バックでは3バックに優位性があるが、サイドに1枚が離れた時は2トップ対2CBとなって優位性はなくなり数的同数の不利な展開になる


3バックの守備陣は1枚が横スライドすると2CBになってしまうので2トップに負ける

3バックの優位性を保ち続ける場合はWBが下がって4バックを作るか、ボランチが下がって中央3枚を維持するかとなる


ボールをサイドに動かして攻撃する時は守備の横スライドを強要して守備ラインに穴を空けるのが攻撃の基本なので、守備側としては相手の動きに対して対応しなければならない


ボールをサイドに動かされたら、守備側は直交する縦の動きでこれに対応する

サイドに動かしたい=中央が厚いので邪魔

守備側はサイドのみで対応して中央の厚さを維持するか、中央からサイド対応した時に中央の関係性で厚みを維持する


守備側のサイドのみの対応=WBの縦スライドで下がる

中央からのサイド対応=CBの横スライドでサイド対応

+中央の関係性で厚みを維持=ボランチの縦スライド


攻撃型が横にボールを動かしたら(サイド展開)、縦スライド(WB下げ・ボランチ下げ)で対応

縦にボールを動かしたら(縦パス)、横スライド(サイドの中央締め)で対応



ポジションタスクとリレーションタスク

ボランチの最初の形はWMの中盤ボックスを左上向きに傾けた時の右下位置

WG____FW____WG

____IH________

___DH____IH___

________DH____

__CB__CB__CB__


つまりボランチは3-4-3ダイヤモンドの底の位置

3バックの前で守備をするのがボランチの役割


ポジション=位置なので、まずその位置の役割をすること=ポジションタスク

その上でチーム中の他のポジションとの関係性のタスクをこなすこと=リレーションタスク


中盤の底から前方を見ると前衛は扇形をしている

3-4-3ダイヤモンドの中盤の底は扇形の要の位置にあるので広角のパスを出しやすい

同時にFWに対して縦パスを入れることが出来れば最短コースで脅威となるパスが出せる


ボランチの基本のタスク=ポジションタスク=守備

ボランチの関係性のタスク=リレーションタスク=配球


まずポジションタスクの守備が出来る選手がボランチに入るべき

さらに配球能力があればより攻撃にも関与できる


2022年11月3日木曜日

対ポジショナルプレー

中盤3-3構成はポジショナルプレーのパスに対して有効な並びになる

ポジショナルプレーでは5レーン理論とそれを利用したダイヤモンドとパス

3センター+ワイドの並びはそれだけでポジショナルプレーのパスのほとんどを消すことができる

5バックでスペースを埋める理屈と同じで3センターがパスの出し手と同じレーン+隣のレーンを制圧するので出す場所はない

パスの出し手へのマーク+背後の3センター+ワイドの6人、中盤3-3構成は中盤のパスを排除する

ポゼッション側はボールを下げる、ロングボールで背後を狙うという動きに変わるので、

今度は5バック+DH+SHの3-3構成を作れば良よい

ロングボールは3バックのオフサイドトラップが優先されるが中盤サイドを抜いてくるようなら5バックにシフトすればよい

ポジショナルプレーはただの散兵戦術に過ぎないので、長大な塹壕を築きその侵攻を止めればいいだけ

3-3構成だけでなく、4-2の4センター2ワイドでも良い

3-3構成のうち前の1枚が後方に下がって4枚を作り、前2枚はワイドを守る

中央4枚なので一人が飛び出しても穴は中央3レーンは残りの3枚で守ることができるので問題なし

3-3構成の場合は前列中央が飛び出した状態なので中央でパスの出し手をマーク

前列の中間スペースに入って受けようとするので後列の3枚で前方を塞ぎ包囲する



パスのパターン

|1|2|3|4|5|

| | |A| | |

| |A|↑|A| |

| |↖|P|↗| |


|1|2|3|4|5|

| |A| | | |

|A|↑|A| | |

|↖|P|↗| | |


|1|2|3|4|5|

| | | |A| |

| | |A|↑|A|

| | |↖|P|↗|


|1|2|3|4|5|

|A| | | |A|

|↑|A| |A|↑|

|P|↗| |↖|P|


3人並べたブロック守備

|1|2|3|4|5|

| | |A| | |

| |A|↑|A| |

| |B|B|B| |

| |↖|P|↗| |


|1|2|3|4|5|

| |A| | | |

|A|↑|A| | |

|B|B|B| |  |

|↖|P|↗| | |


|1|2|3|4|5|

| | | |A| |

| | |A|↑|A|

| | |B|B|B|

| | |↖|P|↗|


3センターブロック+ワイドブロック

|1|2|3|4|5|

|A| | | |A|

|↑|A| |A|↑|

| |B|B|B| |

|B| | | |B|

|P|↗| |↖|P|



3バックの中盤

3バックはサイド攻撃に弱い

その為にサイドに対しての考え方が重要になる

サイド攻撃させない、サイドチェンジさせない

この2つが出来ないと3バックは押し込まれやすい

3バック自体の問題を解決するためにはやはりその前が重要だと考えられる


サイド攻撃対策:サイドを縦に使わせない

サイドチェンジ対策:サイドに素早く寄せる+中を切る


3バックでサイド1枚の場合、1対2で突破される可能性があるので1枚以上が必要

中を切るためには3ラインより4ライン、5ラインなど多層化する必要がある

ラインを多層化すると1ラインの横の人数が少なくなるのでサイドに素早く寄せることが難しくなる


中盤4-2だと4は人数が足りているが2は人数が足りていない

3バックは中央が強いので中央に3バック+ボックスだと強すぎてサイドが薄くなる


中盤4-2だとサイドの1枚が3列目なのでSHには対応できるがSBに対応できない

ボールの出し手=起点のSBを抑えるのと、ボールの受け手=終点のSHを抑えるのではどちらがより効率的か

もちろんできる限り両方を抑えた方が良いわけだが、比較した場合、起点のSBを抑えた方が先手で守備できる+前で抑えることで後方が助かる

中盤3-3の方がボックスが横に連結されるために幅が2倍になるのでサイドへの寄席が早い

さらにサイド側が2枚になることでSBとSHの両方に対応できるのでサイドの縦攻撃にも対応できる


ジュビロは2列目タイプの当たり負けするタイプを3列目に置くので人数がいても機能しない

3列目にはきちんと守備力のあるタイプがいないと4列目のDFが1対1で勝負しなければならずリスクが高すぎる


3列目の左右をSBタイプを置くことで2列目のSHとの攻撃連携、4列目のCBとの守備連携がしやすいはず

そもそもSBやWBがCBとフラットに並ぶのではなくやや前方で左右に動いて守備、縦に動いて攻撃するのがタスク

背後のスペースを使わせずに守備の堅い中央に誘導して中で囲んで奪えるようにすること

その為にはボランチ、アンカーの位置には対人に強いタイプがいないと話にならない

パサーボランチがいるとそれだけで守備全体が破綻してしまう

ゾーンプレスの奪い所=ボランチ、アンカーが一番弱いので絶対に奪えない

組織守備を根底から潰すのがパサーボランチなので今後一切採用しないで欲しい


偽6バック

 https://www.youtube.com/watch?v=hrP7MCZ9xhg


SH____DH____SH

__SB_CBCB_SB__


鹿島の4バック+SHの6バックでサイドを空けず、相手のSB対応はインサイド・ボランチが出て行く

4バックがCB化することで中央、ハーフスペースに穴を空けない

SHがSB化することでサイド突破されない

ボランチがサイドバック対応して対角パスを出されても下がっているSHがそれを奪っている

CBの下がり、SBの上りで前後の位置関係、偽SB+SHの中と外の角度でパスコースを作って偽SB経由でSHにサイド展開


中盤、ボランチが前に出ると中央を使われがちだが、逆に4CB化で中央をしっかり固めることでボランチをフリーにしてSB対応させられる

一時的にバイタルを空けることになるがWボランチの一方が下がってアンカーをやることと、もし中に入ってきても4CBからの飛び出しがあるので対応可能

中央、ハーフスペースの3レーンに対して4CB化なのでオーバーロードしている

この為に中央を縦に通すパスコースは上だけになり、4人いるのでうち一人が飛び出しても何ら問題なし

5バックで飛び出すと5レーンのうち1レーンが開いてしまうので6バックシステムは飛び出しを含めると良くできている

5バックでは飛び出したらスライドして埋めないといけないので釣られたスペースを速攻で突かれると突破される可能性が高い

偽5バックやると飛び出しありなので攻略はされやすい

偽6バックの方が飛び出し可能なので対応力が高いと思う

近年の3トップからの5トップ化などに5バックでは対応できない状態になり6バックによる堅い守備が必要になったのだと思う



中盤3-3構成の場合もトップ下を下した形にすると

SH____FW____SH

__SB_OHDH_SB__

__CB__CB__CB__

中盤で6人を並べてレーンを制圧してスペースを埋め、飛び出しで潰してカウンターにする


SB____OH____SB

__CB_DHCB_CB__

同じようにDHが下がりSBが開いて6人並ぶ形も可能
一人飛び出しても3センターを維持できる

中央で飛び出しから奪い取ってサイド展開、残りの中央の選手も押上げる

オーバーラップとインナーラップ

SB→CB__CB_SB_

_→OH_FW_OH___

SH_CH__CH_SH_

WB__DH__DH__WB


OHが中に絞る事でWBがオーバーラップするスペースを作る



SB←_CB__CB_SB_

OH←___FW_OH___

SH__CH__CH_SH_

WB↗_DH__DH__WB


OHが外に開いてSBをワイド誘導することでインナーラップするスペースを作る


フィニッシュを優先するならインナーラップの方が良い

SBをサイドに誘導した上で中央にWBが入るので守備の薄い位置を作った上で数的同数を作れる

オーバーラップだとただ数的同数を作るだけで守備は薄くならない



2022年11月2日水曜日

京都対策

京都は5バック化すると中盤サイドのマークが非常に薄くなるのでここからアーリークロスが簡単に上げられる

WBを無理に前線に押し上げるのではなく、ゾーン3の入り口、PAエリアより前の段階でアーリークロスをワイドから上げて中央で勝負したい

高さのあるFW、OHを置けばよい

引いた相手には外から入れる、撃つが鉄則


2022年11月1日火曜日

6-3-1・5-4-1

6-3-1

______FW______

SH____OH____SH

_SB___CB___SB_

__CB__SW__CB__


5-4-1

______FW______

SH____OH____SH

_SB___DH___SB_

__CB__SW__CB__


6-3-1と5-4-1の差が特にあるわけではない


CB・DHは高さ・強度など対人スキルが高い選手

SH・SB・SWは速さ・スタミナなどスペースに強い選手

OHはスタミナ・フィニッシュなどゲームメイクとゴールに絡む選手

FWはフィニッシュに絡む選手



4-5-1

4-2-3-1
4-3-2-1

どちらも4バック、中盤5人、サイド2枚の構成

4ラインの縦陣でもあり、サイド2枚、4バックの横陣でもある

3-4-2-1
3バック、中盤6人、サイド1枚の構成
4ラインの縦陣、4人ラインの横陣部分もあるがサイド2枚

4バック、サイド2枚の4-5-1の方がより守備的で安定しやすいと考えられる
まず4バックなので両SBがサイド守備をする
攻撃時は4バックでポゼッションでき、守備時はリトリートでスペースを消すことができる
人数が3バックより増えている分オフサイドトラップは取りにくい

攻撃では2列目の左右がサイド攻撃をしかけることができる
3-4-2-1ではWBがサイド1枚のみで攻守の要になるので4バックサイド2枚構成より難易度がはるかに高くなる
こちらはより縦陣の要素が強いが、ジュビロは可変することで5バックベースの5-4-1、5-2-3などの横陣型にした運用もしている

ジュビロでは3-4-2-1を使いこなせていない

3バックではWBが引くと5バックになってしまい後ろが重すぎてロングカウンター以外できなくなるが、ロングカウンターを狙うことは稀
逆に高い位置で攻撃にいくと弱点である3バックの脇を狙われる
特に4バックサイド2枚のフォーメーションと対峙するとサイドで1対2を簡単に作られて突破されるので分が悪い

3-4-2-1でも3バックの両側をSBとして広く使う場合がある、この時には1CB+2SBになるが、2トップ相手だと数的不利になるので使いにくい

またCBのサイド展開はトップ下の縦の動きの侵入に非常に弱い
SHのサイド攻撃にCBがサイド守備に飛び出した途端にトップ下がそのスペースに走り込んでゴールすることが良くある

ジュビロではサイドに対して人数不利を作らない為にN-BOXのワンサイドカットを用いて中盤のボックスをサイドに押し付けてWBだけでなくCB他ボランチ、シャドーもサイドにオーバーロードしてボールを奪うことが多い
この為ボールサイドには人がい過ぎる状態になるのだがコースを切るだけで奪わない、当たりに行くが負ける、などボール奪取に関しては非常に弱くゾーンプレスを仕掛けるのだがかわされてがら空きの中央を割られて失点することもある

3-4-2-1から両WBがつるべの動きで片方が下がって4バック化、片方が上がってワイド化することで4-2-3-1にシフトすることで安定した状態にすることもできるがこういう横陣型の運用は余りされていない

3-4-2-1の使いにくいのはWBをどう動かすのかという点
守備で引くのか、押すのか
WBを上げないとSBを抑えられない、WBが前に出ると背後のSHに通される
1対2の弱さがどうしても出てしまう
ワンサイドカットしているため逆サイドのWBは遊兵となって戦力ではなくなってしまう
ボールサイドのWBが2列目ワイドに出てSBを抑えると3列目のWボランチ+逆サイドWBの3人がスライドしてボールサイドのボランチがWBの位置を埋めることで逆サイドに遊兵を作らず、ボールサイドに2枚を並べることができる=中盤3-3構成を作ればよいということ
もしくはWBはそのままでシャドーの2枚がスライドし、逆サイドのWBが2列目インサイドに上がって中盤3-3構成にする
ボランチは動かないのでシャドー+逆WBの2列目の方が良いか
SBがターンして逃げるようならインサイド側のシャドーが追いかけて2トップに変化
逆WBが中央を抑えているのでサイドチェンジをさせない

そもそも3バックは運用が難しい
更にサイド1枚の為に攻守のバランスを取るのが難しい

現代サッカーのプレス守備かつ攻守が激しく入れ替わる=トランジッションの発生を考えると
3バック+サイド1枚の構成というのはそれだけでバランスがとりにくい上にトランジッションの変化で更に難易度が上がってしまう

攻撃時の問題はプレス耐性を選手個人が持つこととシステムして持つことの両方を整備しないといけない部分
サイドでボールを持てばプレスされるのは180度だけになるが中央で持とうとすれば360度からプレスを受けてしまう
この点からもパサーを中央に置く意味合いはない
むしろパサーを中央に置く時点で360度からのプレスを受けてボールをロストしてしまう高リスク配置ということになる

サイドの深い位置=SBがボールを持つことでポゼッションは高まる
そうなると3バックより4バックの方がプレス耐性が高い陣形ということ
中央を避ける必要があるのでSBが縦のパスでSHにつなぐか、サイドチェンジで逆SBにつなげるか、対角パスで逆SHにつなげるか、という選択肢になる
中央はプレスがきつくなるのでやはりボールを持てるのはサイド
しかしサイドでもSBとSHに挟まれ、さらにインサイドから3枚目がくるとサイドラインに追いやられて逃げ場はない

WB1枚ではサイドを攻略できず、中央から寄せてもボールを奪う強度がない
これではいつまでも失点をおさえることはできない

サイドの高い位置で奪えるような形ならFKを献上したとしても距離と角度のどちらかがあるので守備できるが、自陣深くで寄せても奪えない、無理に奪ってファールもらうとほぼPAライン付近でショートCKと差がない状態になりかねない
出来ればゾーン2のサイドで厳しく奪いに行くというスタイルが後の安全性を考えると一番良い
サイドの高い位置で奪うことが出来れば攻撃に転じた時にも良い攻撃がしやすくなる

センターライン付近のサイドのエリアは攻守にポイントなのでこのエリアを得られるというのは重要
中盤3-3構成にすることでこの重要な中盤サイドを2枚で制圧できるというのは重要になる

4-5-1の布陣同士で戦う時に1トップに対して4バックなのでSBを上げることでこのボールの出口になる中盤サイドのボランチ脇を抑えられる

ジュビロも1トップのサイドへの移動でこのような中盤サイドのボールの出口を作っていたが、中盤ラインのコンパクト化にSBの押し上げ、偽SB化などでボールの出口を維持できることも少なく、WBの突破でどうにかしようとしてもこれも上手くいかない
シャドーのスライドでボールを受けてWBのダイアゴナルインナーラップでさらに受けて繋ぐという動きがみられたこともある
これは良い動きで成功したことがある

やはり重要なのは中盤ラインをどう突破するのか
中央はボランチやインサイドハーフの3枚で固められると突破が難しい
SHの裏、ボランチ脇を狙いたいがSBが上がると封じられる
SBが上がった裏、CB脇を狙うということになり
1トップのサイドへの流れがここでも必要になる
もしくはトップ下やシャドーなどが前方ワイドへの展開でSBの裏を突くという動き

4ラインでSBとSHが4列目と2列目で離れているのはポジショナルプレー的なポジショニングとしては基本的ではある
同じレーンに並ぶ場合は1つ飛ばした前後に並ぶという原則
しかし守備的に考えるとそのスペースが狙われることになる

3バック+中盤3-3構成の3-3-3だと
サイド3枚構成を作ることができるのでサイドCBがSHを釣り、サイドDMFがSBを釣るとSBの背後にサイドOMFが突破できる
もしくはサイドCBがSHを釣ってOMFがSBを釣ってDMFが中間スペースを得ることでノーマークでアーリークロスを入れられる、もしくはサイドチェンジできる
CBが参加しない場合はサイドDMFがSHを釣り、サイドOMFがSBを釣り、センターOMFがSB背後に斜めワイドに展開する、またはサイドDMFがSHを釣り、センターOMFがSBを釣って、サイドDMFが中間スペースでアーリークロス、サイドチェンジをする

サイドを使わなくても3-3構成の場合、3-2、2-3構成の4-5-1に対しては中盤中央で4対3、6対5の数的優位を作ることができるので数的に負けることはない
個の質=強度・速度・技術で負けなければ中盤で負けることもなくなる


3バックこそゾーンプレスを

3バックの良さはオフサイドトラップを仕掛けられるのでハイライン守備が可能なこと

同時に中盤の厚みを増やせること

しかし逆にサイドに弱点を作ることになる


N-BOXの良さの一つはボックス型の中盤による厚みと両サイドに面して縦に並べている点

中央にゾーンプレスのエリアを作ることでサイド側を切って中央に寄せて奪う

3バックの利点は中央3枚の堅さなので3CB脇のサイドに素早く展開されるとプレスが間に合わないのでクロスを入れられやすくなる

ワンサイドカットしてプレスに行く間にサイドチェンジされた場合、逆サイドのスペースが大きく空くのでそこが弱点になる

高い位置のサイドを塞いで中央に誘導して中央で奪う形にした方がサイドからフリーでクロスを入れられるより壁のある場所で密集して捕まえた方が安全性は高い

中央で捕まえられずにサイド展開されると弱い

2列目サイドが開いてSBSH間を抑えてサイドを封じて中央に誘導

3列目はインサイドとセンターに並んで中央を締める

2列目センターが蓋をしてバックパスをさせない

中央で奪えない場合はサイド側でボックスを作って捕まえに行く

中盤3-3なら最初の時点で2つのボックスが出来ているので両サイドから挟めば中央で

中央がスライドすれば左右サイドで囲むことができる


3バックはサイドをできるだけ潰したいので中盤の初期位置をサイドに置いてボールを中央に誘導、中央でしっかり囲んで奪い、中央の最短距離をショートカウンター出来れば一番良い

相手も即時ボール奪還にプレスに来ると考えられるので2列目ワイドへサイドチェンジなりワイド展開して一度外に逃がしてからの裏へのクロスやマイナスクロスで中央を詰めるなどの攻撃ができる


ジュビロの場合ゾーン2で5バックして背後のゾーン1のスペースに放り込まれてオフサイドトラップできずに簡単に決められるなど戦術の形だけ模倣して運用が間違ってる場合もあるので猿真似の域から出られていない

そこでWBの雄斗が上がり下がりで3バックと4バックのバランスを取るという形を取った

一見良さそうだがこれだと雄斗のサイドは常に雄斗が下がる可能性があるので高い位置を取りにくい

左サイドの松本はどうしても縦に行っても行き詰まると突破できない

こうなると両サイドともに機能不全になりがちになってしまう

ボランチが機能しないのでWBで調整しても無駄になる

むしろ攻守の要になるWBが調整役になってしまうことで攻守にストロングがないという影響が出る


まずプレースキッカーの排除

FKCKは2列目ワイドのSHか3列目ワイドのSBがやればいい

プレースキックだけできます、ほか出来ません、という選手がいるとチームは10人で戦わないといけない

10%マイナスの状態で戦うのだから勝てるわけがない

また強度がないので中央にいても役に立たない

FWを止められないのでハイボールに競ることができないしいるだけのカカシ

攻守分業時代ならカカシでも生存権はあったが、現代サッカーは既にトータルフットボールなのでカカシの生存権はなし


強度がある選手はFWDFを、スタミナのある選手はOMFを、両方ある選手はDMFをやらせる

テクニックだけで走れない守れない選手はスタメンには入れない

短期的にも長期的にもテクニックだけではもう通用しない

強度があってテクニックがあるか走れてテクニックがあるか、どちらかしか生き残らない

そういうチームにしなければ強くはならない


タスクの単純化・専門化

短期的+中長期的に強くするにはどうすべきか


まず

スタイルへのこだわり排除

勝利という結果最優先


この2つを受け入れられないならどれだけ時間があってもまた同じことをジュビロは繰り返す


フォーメーション、ポジション、タスクをできるだけ簡略化してどの選手でもそのポジション、そのタスクでやるべきことがはっきりしていて判断の有無を最小限にする

若手、ベテラン、誰が入ってもこなせるようにポジションごとのタスクの分担を明確化する


戦術はカウンター

ゾーン1ではリトリート、ブロック守備からのロングカウンター

ゾーン2ではゾーンプレスからのショートカウンター

ゾーン3では押し込まずに裏を狙った攻撃をメインに

相手が引いている場合はサイド後方からフリーで精度の高いアーリークロスを放り込んで中央の高さで決める、ゴール正面PA外からミドルを打つなど外から攻める


中盤の構成をDFのDMF化で補う

MFのDMFは強度不足で全く通用してこなかったのはこの10年でよく理解できているはず

もちろんDMFにパサーを置く必要なし

DMFとDFはDFの二重化と同じ

服部、福西、大岩、田中、鈴木の5人の守備=4バック+1・5バックを3-2のDF-DMF配置にしたのと同じ

2列目タイプを3列目に置いてもフィルターにならずバイタルを守れない、前から守備できていないのと同じなので2列目タイプは2列目だけに置いた方が良い

大量にいるMFの一部は必要ないと思うが補強できないので地獄のフィジカルトレーニングで強度を上げる練習をさせる

強度のない選手はDMFには絶対に置かない

ボール奪えない選手はいらない


カウンターは守備的な戦術ではなく一番攻撃力の高い戦術

それを理解できない馬鹿しかいない

むしろポゼッションの方が1-0で勝つような超消極的な守備的戦術

何で日本人はそんな単純なことも理解出来なのだろうか…

ボール持ってるから攻撃的?

ポゼッションの目的はボール支配による相手の攻撃権の剥奪によるコントロール

つまりは守備的な戦術に過ぎない

むしろカウンターは相手に持たせているようで自分たちの有利なエリアでボールを摘み取って守備の薄い状態を攻撃する超攻撃型戦術

だから今のJ1ではプレスからの速攻が当たり前


現代サッカーの原点はジュビロのN-BOXでもある


N-BOXには現代サッカーの思想と同じ部分がかなり多く含まれている

ゾーンプレスによるショートカウンターはストーミングやカオスに通じる

そもそも攻撃的縦陣を使ってワンサイドに追い込むプレスからのカウンター戦術がN-BOX

攻撃的プレスのストーミングそのもの

そもそも黄金期のジュビロとは現代型のカウンターサッカーだった

しかし何故かそのうちのボール奪取後のカウンター部分だけが切り取られてパスサッカーでした的に認識されている

こうした誤解がジュビロを非常に迷走させている原因でもある

ポジショナルサッカーとストーミングサッカーは全く異なる理論から成り立っている

ジュビロの源流はストーミングサッカーであって決してスペイン型のポジショナルサッカーではない

上手くいかないのは当たり前

ジュビロにフィットするのは間違いなくストーミングサッカー

それを20年前にやっていたのはジュビロ自身

ジュビロ内部でそれすら理解できていないのだから低迷するのは当たり前すぎるほど当たり前

ただしN-BOXはただのストーミングではないと思う

その中にポジショナルな部分を局地的に含んでいる複合型かもしれない

ポジショナルサッカーは攻撃時こそそのポジションの意味が強調されるのでストーミングとポジショナルサッカーは同時になしえることが可能であると考えられる

ストーミングのゾーンプレスは内側に向かっていくのでサイド2枚か1.5枚配置で中央に向かって誘導するのがよい

ただし中央がスカスカだと抜かれてしまうので中央は固めに配置する必要がある

日本ではポジショナルサッカーばかりが騒がれるがストーミングもまた重要な戦術

ジュビロはリトリートとゾーンプレスの両方を持つべきで、それはプレーエリアで使い分ければよい

ストーミングは基本的にプレーエリアの制圧がメインでボールにこだわらない

N-BOXも同じで中央の縦陣が中央レーンを制圧してスペースを消すことで相手のボールをワンサイドに寄せることから始まる

ワンサイドカットしてからがN-BOXのストーミングの開始

逃げ場のないサイドへと追い込んでいる+4ラインでライン間のスペースが少なく横パスで逆サイドに逃れることが難しい

DFの二重化=DFのDMF化で縦に守備エリアを持つことでサイドラインに対して平行に守備をする形が取れる

これにより攻める側は当たりの弱い2列目が強度の高いDFと対峙しなければならなくなりボールロスト率が飛躍的に上がる

これはワンサイドカット+縦陣をサイドに寄せることによってサイドのスペースは前後だけになり、かつDFが縦2枚配置になることでFWとSHの両方にDFが当たる

サイドの選手はスピードはあるが強度が低いのでスペースのある状態なら逃げられるが、スペースが無くなると足が止まって逃げられなくなる

縦陣をサイドにプレスしてスペースを奪いスピードを奪うことでスピードの質の差から強度の質の差に変換して有利なポジショナルプレー(質的有利)を作る

ジュビロはもっとN-BOXを現代サッカーの視点で研究するべきで、名波がいたからできた、今はできません、というスタンスを止めるべき

N-BOXを復活する必要はないが、その中にある現代サッカーのエッセンスをしっかりと分析して今のサッカーに還元するべき