2021年10月31日日曜日

ブランド志向の結末

長野県民はブランド志向が強く実力を見る目より肩書を優先する。

名波の事をよく理解もせずに監督にした結果がJ3落ち。

きちんと中身を見ないとこういうことになる。

2021年10月30日土曜日

ボランチ最悪

前半10分でWボランチが味方にハンドのパスでFK献上、ファールから失点につながるFK献上とまったくボランチとして機能していない。


攻撃は無駄にパスを回すばかりでラッソの得意なスペースを活かした1対1を殺すような遅攻の攻め上がり。


失点後にやはり前に詰め過ぎて裏の広いスペースに速攻を食らってあわやのシーンが何度も。


ボールポゼッションしてもゾーン3に入り込み過ぎて守備がかたくなってスペースがない。しかもラッソの高さを活かさない足元のパスばかり。


チームが完全にラッソの良さを殺している。

こんな状態で結果出せとかおかしい。

そもそもチーム戦術とラッソのプレースタイルが合っていない。

ルキアンもそうだけどやはりチームがパス優先でFWを見ていない状況だと遅攻、詰め過ぎで守備が堅い状態で崩そうと必死にパスを回す。

馬鹿過ぎる。

相手の守備を引き出して裏を取る有利な状況を作ることがゲームメイカーの役割。

フィニッシャーが得点できる状況をお膳立てできなければゲームメイカーの意味はない。

パスは何本蹴っても得点にはならない。

パスが多いジュビロは低調な時。

パスが多いほど得点が出来ない。

2021年10月25日月曜日

WBの裏

3バックのフォーメーションなんだから弱点なのは当たり前。

だからWBは低めにおいてボランチ役もできてアーリークロスを入れられるようなタイプの方が重要。

その分ボランチが中央を押し上げ、シャドーがサイドとセンターの両方を自由に使えると前にスペースのある時の攻めに自由度があって良くなる。

WBがサイド張り過ぎたり前に出過ぎたりすると3バックの弱点が出てくる。

常にそこが問題。

そのスペースを埋める為にCBがでればCBに穴が開く。

ボランチが埋めた方が幾分CBに穴が開くよりはまし。


フォーメーションは弱点があるので守備に関しては正面を切ることが大前提として、それに弱点のケアを含めて逆算していく必要がある。

攻撃側は正面の穴か弱点の2択を迫る攻め方が可能。

全て完璧に守ることはできないからこそ、全体が動的に守備形態を変えないとならない。

3421はWBの負担が高すぎる。

WBが攻撃に出てしまうと弱点が空く。

2列目が2枚なので幅が無く中央を絞って守らなければならない。

得にボランチが弱いので必須。

するとサイド前方に対する守備が薄くなり相手SBがボールを自由に持ってアーリークロスを中央に入れてくることになる。

やはり全体を考えるとボランチの守備の堅さと3331にして2列目の人数を増やしてサイド対応を速くする必要がある。

3バックで中央が強いのでWボランチを置くのは微妙。

守備の弱いWボランチを置いても意味がない。

守備の強い1ボランチ+トップ下の方が役割が出来て動きやすい。

チームの一番肝心なボランチが穴という事が大問題。

ラッソ

ラッソの強みは高さ

CBと1対1、1対2の状況でもサイドから高いクロスを上げられれば仕留めてくれる。

問題はこうした高いパスを出すWBがいるかどうか。

アーリークロスを上げる選択肢より、全体を押し上げる遅攻を優先してしまうことで前線で1対1、1対2の状況から守備が戻ってしまい結局はスペースもなく上がるクロスも低くて遅い。

強みを活かすにはそれを使えるだけの準備があるかどうか。

使えない選手より選手の良さを使いこなせていないチーム編成や戦術の方が問題。

選手の質は決して悪くないはず。

要するに道具は使いよう。

その選手が活きる状況を作って使うというのがゲームメイカーや監督の役割。

多種多様な選手がいてそれぞれの個性が活きる布陣、戦術を作り上げると強くなる。

選手が活きないのは状況があっていないから。

形式は基本ではあるが基準ではない。

あくまでたたき台。

形式よりもっと選手が活きる形があるならそれを求めればよい。

個の強さを活かすには速攻が一番。

まず速攻の選択肢を失わないことが重要。

まず遅攻になると全体の移動というコストがかかり過ぎる。

個の強さこそ速攻の醍醐味。

だからこそSBやWBには戦術眼のあるクロッサーが求められてボランチからサイドや後方にゲームメーカーが移っている。

速攻と遅攻をきちんと使い分けられることが重要で、まず遅攻ありきでは1トップの良さも死んでしまう。

1トップ=相手の守備人数が2~3人に抑えられるために速攻が決まりやすい。

ジュビロは遅攻で押し上げて仕留めたがる為にコストがかかり過ぎに対してリターンが低い。

厚い攻撃をしたいのはわかるが、それは状況やチャンス、時間は体力と言ったコストとのバランスにもよる。

試合の後半や同点、負けているという状況で遅攻を選択する時点で間違っている。

まして全体を押し上げてカウンターを食らうという始末ではどうしようもない。

ジュビロがやられる時は調子に乗って押し上げて裏獲られるカウンターが多い。

だから無理して押し上げずにゾーン2くらいまでにしてゾーン3にスペースを残しておいたり、センターラインより後ろに引いて引き出したりと相手をゴールから引きはがす組み立てをまずするべき。

テクニック重視でフィジカル軽視だと結局パスの距離が短くて前に押し込まないといけなくなる。

そういうのが無駄なんだよ。

走力=キック力=シュート距離だからフィジカルの強さはクロスやシュートに重要なファクター。

まずフィジカルの無い時点で大幅に負けてる。

テクニックが必要なのはフィジカルが同じだけ強い場合。

中途半端なテクニックはフィジカルの強さで潰される。

テクニック重視の弊害で全体が遅く弱い。

下位チーム戦で勝ち点を良く落とすのは下位チームは下手だがフィジカルに自信がある。

年俸の高い中堅以上のベテランを使わずに若い選手が多い。

よって走り負けるしフィジカルの負けが発生しやすい。

で、結局勝ち点を取りきれずに負ける。




2021年10月24日日曜日

ボランチの質

 https://youtu.be/vAy3OPsXM8s?t=165


このシーン。すでに山田と遠藤の位置が逆になっているのでどうとも言えないが、

遠藤がサイドのケアに出てパスを出した後にすぐに戻っている。

同時に山本が前に釣り出されている。

これマジで両ボランチの問題だと思う。

遠藤はサイド一人だけを見るのではなくそのまま流れて山本が前に出る必要のない状態を作った方が良かった。

山本もここで前に出るよりはそのままスペースを埋めたままでバイタルの2人にスペースを与えるべきでなかった。

山田が一人をカバーシャドーでケアしているがもう一人が山本の空いたスペース側にスライドして角度を作ってパスを受けたので山田がスライドしても間に合わずパスを裏のスペースにフリックして通している。

WBとCBの中間のスペースが割れるようにサイドに張らせて、さらにそのスペースをケアするボランチやシャドーを引き出してスペースを作ってパスを通す。

よく出来た崩し。

5バックラインは並んでいたが、その前のラインが全体的に引き出されてバイタルを空けてしまっている。

相手のバックパス=縦のパスで引かれることでそれにつられて縦のギャップを作ってしまった為にそのスペースを使われ最終的にフリックした選手に釣られた形でCBも引き出されてしまった。

以前に書いたが「守備の密度」が重要で、この守備を見ると密度が薄い。後ろにスペースを作ってしまうスポンジ守備になってしまっている。

守備に動いた選手が「個」で動いて「ライン」を壊してしまっている。

「守備=鎖」

ラインが繋がった状態で連動しないと守備の密度が低くなりスポンジになってしまう。


https://youtu.be/vAy3OPsXM8s?t=207

2点目のシーン。

左WBが内側に絞らずにずっと外で待ってるだけ。

3バックから危険察知して飛び出しているわけだから後ろの枚数が少なくなるわけで相手の前線は右サイド側にいるのだから自分が余ると考えれば右WBが絞ったのと同じようにうちに絞りながらCBのラインに落ちる方が良かった。

前5枚と後ろの5枚の中間が空き過ぎ。

ボランチ2枚とも前に出過ぎて裏を取られている。それを察知してCBから飛び出しているが左WBは何もせず。飛び出したCBが左WBを見ながら戻っているのは飛び出したスペース見てくれよ、という感じか。左WBがCBのスペースを先に埋めて3CB化してくれていたら右CBが1対2で動けなくなる前に右に押して相手の選択肢を消しに行けたかもしれない。右CBは内側へのフェイクに身体を戻してしまって動きが止まってしまい相手のスピードについていけなかった。体の向きよりも止まらずに相手に詰めて外に向きをそらせた方が良かった。

右WBは内側に絞ってケアを見せたが今度はそのスペースを使われている。

ボランチ2枚のポジションやスペースの管理に物凄い問題がある。


やはりボランチ2枚の質が良くない。

攻撃時に前に行き過ぎ。

どちらか1枚は残っていた方が良かった。


2021年10月23日土曜日

義道

CBが前に出て守備しなければならない状況とは?

そこが問題点。

CBが飛び出していかないといけない状況になってるのはその前のポジションに問題があるから。

もちろん相手もそれを狙っているので最終的にCBが狙い目とされるわけだが、守備システムのルールを理解されてそれを利用されるから引き出されてしまう。

CBに問題があるのではなくその前の部分がどうなのか、ということ。

それをカバーする為に出ざるを得ない。

もちろん相手もそれを狙ってやっていること。

CBの空いた穴を素早く塞ぐ、CBが飛び出さなくても良い守備システムを作る。

どちらにしてもCBが飛び出る状況はシュートを撃たれてもおかしくない状況なのでこのような状態が続くという場合は守備の仕方に問題がある。

相手もそれを分析できているから得点までいける。

CBが飛び出す=その前の守備が剥がされている=CBが飛び出さざるを得ない。

なのでCBの前のエリアをどう守るのかという部分をよく考える必要がある。


ラッソ

ラッソを投入したが息が合わない。

ラッソは裏にスペースがある間に要求しているが周りがパス回してゴール前まで詰めてから渡そうとしているから全く意図があっていない。

ボールを長く持ってパスを回してゴールに詰め過ぎ。

ラッソを使うならルキアンのように引いてスペースがある状態を作って使うべき。

選手の能力、試合の状況、周りの意図と連携。

全てが合ってない。

むしろラッソの方がかわいそうな状況だな。


愛媛は引き分けで笑顔。

それがすべて。

ミラーマッチ

愛媛戦はミラーマッチで序盤で攻撃の糸口がなかなか見つからない。

愛媛は5バックの前に5角形を作る守備フォーメーション。

Wボランチの脇、WBの前、このスペースを連動して崩せていない。

2シャドーと両WBの連動がないと崩すのが難しい。

WBがサイドの縦を守るのでWBを引き出しながらWBの開けたスペースにシャドーが中からスライドして入り込んで縦のパスを受ける。

愛媛の5バックはスライドするので逆サイドが空く。

WBの空いたスペースに入ったシャドーが逆サイドでフリーになるWBに長いクロスを入れることで逆サイドのWBが見えない位置から攻撃が出来る。


サイド攻撃は常に「両翼」の連動が一番大事なポイント。

何故ならボールサイドに守備が引き付けられて逆サイドはフリーになるから。

ボールサイドのWBとシャドーは守備を引き付けておいて逆サイドのフリーになるWBが大外から斜めに背後に入って来て決めるという攻撃が一番大事。

攻撃は常に「奇襲」が重要。

「見えない攻撃」が一番怖い。

ボールサイドや中央の攻撃は「見える」攻撃なので防ぎやすい。

だから逆サイドの「見えない」攻撃を作り出す必要がある。

逆サイドを警戒して守備が幅を取ればボールサイドや中央の攻撃が通りやすくなる。

守備の規則を見抜いてカバーできない場所を作り出してそこを利用すること。


ジュビロは引いた愛媛の守備を崩せないとみて前後の縦に大きく陣形を崩してオープン目にしてより大きなスペースと前後のギャップを作って崩そうとしているようだ。

5バックが厄介なのでWBがサイドの幅を見るように縦にギャップを作ってWBを前目に釣り出して3バックの脇をロングボールで狙う形に切り替えたようだ。


後半、山田のスライドからルキアン、松本と繋いで惜しいシーン。

これですよ。

背後を連続して狙う形。

後は得点になればよかった。

しかし得点できないシーンの中では一番得点に近い崩しが出来ていたと思う。


愛媛の2得点。

ポゼッションを諦めてカウンターに徹して甘いパスは速攻。

ジュビロの守備は疲労のせいかポジショニングが悪い。

早めに3点目決めてシャットアウトしないと厳しくなる一方。

愛媛は引き分け上等だから無理に攻めずジュビロのミス待ち。

中だるみで時間潰した上に愛媛に逆転されたせいで2-2の同点にしてもジュビロの方が焦りの色が濃い。

勝ち点1だと京都が有利。

引き分けで勝ち点2点落とすとだいぶ痛い。

残り少ない時間だが3点目を決めないと。


CBの飛び出しで中央が空いたままになることがある。

ボランチが機能しない分CBが飛び出し手防ぐ形になることで全体の守備バランスが崩れて空いた場所が狙われやすくなっている。


ジュビロの攻撃は急ぎすぎで中央のみで逆サイドがない。

ジュビロが詰める分愛媛も守りやすい。

焦るほど周りが見えずに押せ押せになり突破が難しくなる。

いつもながらジュビロは下位チームに甘い。

だから勝ち点2を落とす試合が非常に多い。

「弱いチームこそ全力で潰せ」

そして勝ち点と得失点を稼げ。

とにかく甘いんだよね…。

弱いチームを潰すのは自チームが生き残るために必要な事。

弱いチームを舐めて勝ち点落としている時点でチームとしてまだ甘くて弱いってこと。

J1上位で下位に取りこぼすなんてないよ。

J1上がっても中位以上に定着できなかったのも対下位チーム戦で勝ち星落としているせい。

甘い試合すればそうなる。

全力で潰してこそ上位チームとの対戦が微妙でも生き残る道が残ることがある。

取りこぼし=上位にはなれない。

弱いチームが守備が下手糞なのと一緒。

守備できないチームは強くならない。

弱いチームに取りこぼすチームは上位にはなれない。

勝てる試合はとことん勝つこと。

これが上位の鉄則。


2021年10月9日土曜日

縦への攻撃

最近は遠藤の使い方がやっと良くなってきた。

必要以上にパスをせずにここという場面で正確なラストパスを入れる一番いいリンクマンの形が出来てる。

特にルキアンへの縦のパスでアシストを稼いでいる。

この準備段階としてきちんと引いた位置をキープしながら相手をおびき出して守備ラインの背後にスペースを作っている。

この準備段階と遠藤が比較的フリーで持てるタイミングを作ってパスを出している点がいい。

きちんと攻める準備が出来てから攻めのスイッチを入れている。

遠藤をフリーにするためにCBとWBとOHで上手くサイドや後方でパスを繋ぎながらチャンスを待って形を作ってから縦に入れている。

今日の北九州戦でも無理押しせずに一度押しても引いて詰め過ぎずに相手をおびき出すポゼッションができて疑似カウンターの形で背後狙いができて大量得点が出来ている。

広いボール回しが出来ているのでライン間を使えて緩いマークになりシュートが正確になって大量得点に繋がっている。

かなり「ジュビロらしい」攻撃が出来ている。

こういう大量得点の出来るのがジュビロ黄金期。

今のスタイルは結構それに近い。

守備も強力だし攻撃のバリエーションもあってとても成熟したチームになって来ている。

攻撃も1トップだけではなく2次3次と連続攻撃出来ているのでそれが得点に結びついている。

今日の試合は教科書レベルで上手い。

ここまで出来ればJ1でも中位くらいはキープできると思う。

多分J1はスピードも強度ももっと高いので通用するかどうかはまだ微妙だけどJ2ではもう十分なレベルまで来れた感じ。

後は「J2優勝で昇格」を決めることが出来れば今年のノルマ達成。


後半交代から別チーム。

相手も前半で大量得点されたこともあるが長いパスを使わずにパスアンドランの形で攻め上がる形が多いように思えた。多分これのせいで前のスペースが無い為に小川航基のシュートもマークの人数が多くて防がれた。

小川のポジションが中央からもらいに行ってしまってその分もらった後にゴール近くまで戻らなければならずその分シュートまでのコースとスピードが無くなってしまった感じ。

周りの崩しがもっとスムーズだったら行けたはず。やはり詰め過ぎ+大量点で北九州が引いてゴール前を固めていたことも原因。大量点の後に得点しようとすれば難易度は跳ね上がる。しかも遠藤がいなくなって優秀なリンクマンがいない場面。

後半交代から攻め方がまた元に戻ってしまったようになり得点できなくなった。

相手の対処もあるだろうけどこちらも効果的な動きができなかった。

小川の得意なのはギャップを突くポジショニング。その一瞬のタイミングとスペースを見つけるのが上手い。

なので小川のポジションが良い場所になるようにし、周りのマークを引きはがしておくことが前提条件。そういう攻めの形が出来ていなかったのと小川自身も動いていたので良さが出なかった感じ。

ボールをもらうにしてもボールサイドに寄ってしまうとマークがつくので上下や逆サイド側への横スライドなどで受けに行くようにした方が良かった。どうしても得点したい意識がチョイスのミスを招いたかもしれない。少ない時間でチャンスをものにするには強引でもいかないといけないと思ったのか。

もう少し2,3列目の質がよかったら小川にも得点チャンスはあったかも。惜しい所までは行っていた。動きの質が分かりやすい分マークもしやすくなってしまった感がある。

試合の流れ的にも相手は失点したくない動きもあったので難しかったか。

結果的には4-1の大勝だったので問題なし。

2021年10月5日火曜日

3-1-5-1

名波が宮崎をアンカーに置いて失敗したフォーメーションだが、3-3-3-1の変形と考えると4-3-3対策になるのではないか。

3バックは1CB+2SBのワイド構成。

その分アンカーがストッパーとなりCBはスイーパー役。

4バックのスイーパーシステム

アンカーの両脇にCHを置いて3ボランチ化して中央を締める。

2列目はトップ下と2ワイド。

サイドはSBとSHの2枚構成にする。

4-3-3の3トップに3バック+アンカーで対策し、2IHは2CHで対応。

2列目のワイドが4バックのSBをどうするかという部分と味方のCHがSHとトップ下の中間に入ってくるボックストゥボックスの攻守の参加が出来ればカウンターできる可能性がある。

CHのインナーラップの攻めがあるとSH対SB、トップ下対アンカー、1トップ対2CBに+1の数的同数になるので攻めの数的不利が無くなる。これに逆サイド側も加われば更に有利になる。

4-3-3のアンカー脇、SB前のスペースをSHとCHの連携で攻撃出来ると非常に良い。

4-3-3のトライアングルはSB、IH、WGなので3ライン合同でまとまらないといけないのでスペースも出来やすい。

3-3-3-1、3-1-5-1だとトライアングルは中盤のSH、CH、トップ下と中盤のスライドで済むので前後のスペースの問題がない。

4-3-3は前後分断されやすいので縦にボールを動かして分断してしまうのも良い。

中盤サイドにスペースが出来やすいのでフォーメーションのミスマッチ利用できる。

CHは守備の出来るスタミナがあり攻撃参加出来る山田とか大津とか大森とか。その分サイドを松本鈴木小川大貴などにしてSBに仕事をさせずに抑えるか崩すかを考える。逆の配置も面白いかも。

どちらにしてもCHSHの攻守の貢献が4-3-3攻略法のキモになる。

トップ下も中盤でアンカーとやり合いながらも下がったりズレたりしてスペースとCHSHを使って攻撃の軸になる重要な場所。大津、小川航基、辺りが良さそう。


4-3-3がハイプレスポゼッションの前後分断型なので逆に中盤を厚くして前後への対応力を高めて対策する。

問題は中央ストッパーのアンカー役。足が早く高く強い選手が欲しい。

役割的にはCBなのでボランチでは無くCBでボランチも出来るタイプ通い。

蹴る為に繋ぐ

https://jr-soccer.jp/2020/07/16/post122258/


この記事の「裏の顔」の部分。

ジュビロの遅攻でゴール前を固められる前に縦に蹴る。

ゴール前から引き剥がす為にポゼッションで繋ぐ。

これが大事。

結局、ゴール前を塞がれる前に攻めることが出来れば点を取れる。


同時にハイプレス対策はかなり重要項目。

ハイプレスをどういなすかはフォーメーションやパスコース、ローテーションなどかなり工夫が必要になるはず。

J2で3トップのハイプレスチームがあれば試合中で練習しておいた方がいい。


2021年10月4日月曜日

J1王者分析

 https://bun-bu.com/2021/04/10/kawasakifrontaletactics2021/


この記事がかなり良い分析をしている。

433の守備パターンから考えると、サイドにあるスペースから4バックの裏へとロングボールを入れて3ラインを間延びさせてギャップを狙うという攻め方が良いかもしれない。

左右CBかWBあたりの位置からのロングボールで一発裏狙い。


中央に33ブロックを組むのでジュビロの42との相性が悪い。中央だけみれば33ブロックの中央の縦2枚を4枚ボックスで囲んでいるように見えるがその外側にも縦2枚がいるので4枚ボックスが6枚のWボックスに囲まれている状況になる。さらにサイドのWBは中央の4枚ボックスから孤立させられて中は1対2、前にいるSBと1対1でトータル1対3で囲まれることになる。

これは非常にまずい。

さらに攻撃時に433のWGが幅を利用しながら2列目のIHがCFの周囲にくるのでCF+2IHの3枚の中央攻撃にさらされることになる。

4バックの場合ならサイドでWG対SB、中央で3枚対3枚の同数を作られて数的有利で守りきることが出来なくなる。

3バックだと5バック化を強要されることになる。

しかしボールを持っている場合は後方サイドのスペースのある状態からのアーリークロスで中央にハイタワー3枚攻撃を仕掛けることで仕留めることは出来そうだ。

ルキアン、ファビアン、大津/小川などの3枚を中央に突っ込ませてやれば4バックの2CBに対して数的有利で攻め込むことが出来る。

大事なのはCBからWBにパスが出た時にWBがダイレクトに裏に送る速さと正確さを持っている事。

これがトラップしたり狙いを定めてとか躊躇した途端にプレスに捕まることになる。

SBの釣り出しの為にサイド1枚+その後方で33ブロックに引っかからない位置にもう1枚のサイド2枚体制で、サイドを縦に楔のパスを入れてSBを釣り、その背後に1トップが入りながら後方から縦のパスを入れる。同時に逆サイド側ワイドからSBの背後狙いで裏に走り込みをして1トップからのクロスを待つ。

サイド後方から縦に出せない場合は逆サイドのワイドへと大きく出して背後を狙う。

どちらにしてもサイドは2枚以上必要になる。

川崎の守備は中央33ブロックのグー、後方は4枚ラインのパー。

なので中央のグーに対しては両サイド、ワイドを使ったパーでボールを回して、後方のパーに対してチョキの突破を速攻で行うのが良い。

すると5バックで33ブロックを回避しつつ、4バックの背後にロングボール、アーリークロスを入れて中央の2CBに対して2対2、3対2を速攻で決める攻め方が必要になる。

3331だと、3バックでボールを回し、3列目のアンカーが前3枚の囮、両サイドのWBがサイドの繋ぎでクロッサー役、2列目の両サイドはWBからの楔の縦パスを返すか釣られたSBの裏にフリックして走り込む1トップへつなぐ。トップ下は33ブロックの中で囮とWBから上がるクロスを中央攻撃。2列目逆サイドはCBSBの裏から背後裏狙い。1トップはSBの裏狙いか中央へのクロス狙い。


川崎の攻撃はWGからくるのでWBがまず止めて時間を稼ぎ中央のCF+IHをCBとアンカーで潰す。カウンターは二列目サイドが中盤サイド、SBの前のスペースが空くのでSBを釣り出しながら1トップのSB背後狙いのサポートもしくは1ボランチ脇のスペースに切り込んで1トップ、トップ下、2列目3列目の逆サイドの攻撃に配給する。

4バックなのでボールサイドに1枚、中央に3枚が来る守備になるので、3列目の逆サイドのWBの逆ワイド、大外の攻撃にまで手が回らなくなる。

4バック3トップは中盤でのサイドが緩いのでそこを突いて4バックの背後狙いやカバーしきれない逆サイドの大外を狙う。


今の34421だと33ブロック回避に3バックではなく遠藤が下がった4バック風にシフトして左右CBが広がり中央がかなり弱くなってカウンターを止められない。しかもショートパスを繋ごうとすると33ブロックに跳ね返されて確実に中央をカウンターされる。3331だと最悪中盤の33ブロックの守備に1対1で勝負できる配置になるので対応しやすい。

4バック3トップはサイドの縦2枚の距離が長い。このスペースを活かすことと、長いパスが供給されてサイドを一気に突破されないように2対2のマークをするか、WGのみに2対1で攻撃の起点を作らせないか、守備の仕方を工夫する必要がある。早い段階でWGに2対1で止めてIHにはアンカーが付くことで中との連携は分断できるはず。

2列目3列目サイドがWGを止めると同サイドの攻め手がなくなるのでそこはトップ下がスライドする。


3421のジュビロの攻めだとWBに入った時にSBとの1対1で前を切られて中央の33ブロックのプレッシャーが4枚ボックスのサポートより早く来てしまうのでサイドで潰される可能性はかなり高い。そうなると中央カウンターの餌食になる。攻撃時にCBは広がり遠藤が下がるので遠藤+大井の中央でカウンターを止められない。

多分何も対策せずに今年と同じ状態で昇格した後も戦うだろうから完全にチンチンにされて完封されるだろうな…。


J1に適応できるのか

J2での試合数も残り少なくなってきた中で今後は来年のJ1での戦いを考える必要が出てくる。

J1も上位チームと下位チームの力量が違い過ぎる事と、中位のチームの力が余りないという風に見える。

一部の上位チームのみが非常に強く、他のチームは潰し合っている印象。

来年この中に入った時にどれだけやっていけるのか。

特にジュビロは試合運びがJ2仕様でJ1の戦いにアジャスト出来るかどうかが非常に難しい問題点としてあげられる。

まずは守備の穴を徹底的に塞ぐこととトランジッションからの攻撃速度の速さ、守備速度の速さが課題になる。

多分ボランチ周辺の弱さ遅さとWBの裏、CBのスライドからのギャップなどを突かれまくるかもしれない。

この辺りは選手の個の強さと守備連携、フォーメーションとシステムという根幹的な部分が関わる可能性が高い。

J2では通用していた部分がJ1では通用せず、課題として残っていた部分がそのまま弱点として露わになると思う。

多分、シーズンオフ中に修正できないと思うので目標としてはJ1残留としなければならないと思う。

J1中位にしがみつけることができれば2年目も考えられるが、初年度は相当厳しいと考えた方が良い。

今のジュビロのやり方は特殊といえば特殊なのでJ2では通用するがJ1ではかなり古いスタイルで攻略済みの可能性が高く、穴を突かれて修正できずに終わるかのせいは非常に高い。

チーム全体の思想をどのようにしていくかというのは大事。

戦える集団にしていくのか、それとも今の形を続けるのか。

思想が変わらない場合はJ1中位以下の状況は変わらず、エレベータークラブで終わる可能性がある。

そうなるとかなり資金を投入してJ1復帰しても回収できずにまた落ちることも考えられチーム運営の戦略的には非常に厳しい状況が続くことと考えた方が良い。


トライアングル・ダイヤモンド・ペンタクル

パスの最小は3人のトライアングル。

3人のトライアングル+1の4人で2つのトライアングル=ダイヤモンドを作る。

ボールホルダーの左右前方の短い距離(ショート)に2人がいてトライアングルを形成。

ボールホルダーの正面の長い距離(ロング)に+1人がいてダイヤモンドを形成。

ボールホルダーの正面を切ればロングは死ぬがショートの2人にはパスが通り、その2人+ロング1人のトライアングルにボールが繋がる。

ショートの2人を切れば中間のロングにボールが通ってよりゴールに近い位置にボールを運ぶことが出来る。


ダイヤモンドの繋げると

ボールホルダーの正面と左右にショート3人、ショートの中間にロングが2人

という形が出来る。

2人のロングが選択肢になる。

中央後方からするとショートはビルドアップに、ロングはサイド展開。

サイドからすると前方へのショート、中央へのショート、後方へのショート、前方へのロング、逆サイドへのロングとなる。

ボールホルダーの位置と方向によって目的は変わるが、基本的には中央側とサイド側でパスの意味が異なる。

中央のショートはその背後にスペースがある場合、ショートの位置の選手がそのまま反転ドリブルして中央突破したり、ボールホルダーがそのまま追い越してワンツーの形で突破したり、ロングの選手がショートの背後に走ってショートがスルーしてロングがパスを受けたり、ショートがフリックしてロングに渡したりなど工夫が出来る。

ワンボランチとトップ下の縦連携でこれが出来ると非常に中央攻撃からのバリエーションの幅が広くなる。トップ下の背後には1トップがいるのでスルーすれば1トップに収まるし、左右ロングは2列目ワイドに展開できる。

これはCBでも同じことができるのでビルドアップの選択肢が広がる。

サイドの位置では左右=前後に変換されるので前方=攻撃、後方=キープというメッセージになる。ロングへのパスは中央への縦、逆サイドへの横として変換されるので縦への強襲や逆サイドへの奇襲といった攻撃の選択肢になる。


3331のフォーメーションではこのペンタクルのパスがやりやすい。

ほぼどの位置からもショート3,ロング2のパスが可能なので常に複数の選択肢を持って攻撃できる。

中央縦に攻撃できると相手ボランチとCBが中央に食いついてきて両サイドの攻撃に対して中央から守備の支援が届きにくくなる。

常に中央突破の可能性を見せる=相手に中央守備を強要させてサイド攻撃への対応を遅らせる。

もちろんこの逆の展開も作ることが可能。

重要な点は中央、サイドのどちらも攻撃の選択肢があり、攻撃の主導権をこちらがもつこと。


3331は1ライン3人なので人数的には足りないが重層化の利点としてエリア制圧力が強くまた前後関係があるのでフォローしやすい。

3人いることで+1すれば4人ラインになるのでボールの位置に応じてボールより前のラインから1人降りることで4人ラインを簡単に形成できる。

非常に応用力のある布陣。

広くも狭くもできるのでタイプの違う攻め方も容易にできる。

3人ラインはスペースもあるので後方からのオーバーラップ、インナーラップなどでの攻撃参加も可能。

前から降りて人数差を埋めたり、増やしたりもやりやすい。

相手チームの弱点に合わせて攻め方も変えられる。

ボールホルダーを含めて2x3、3x2、3x3を作ればいいので理解もしやすいはず。



より攻撃的な布陣

機能しないWボランチと縦関係がないフォーメーション

3421は3列目が重すぎる。

機能しないWボランチより機能するワンボランチの方が良い。

戦力が1/2のWボランチでは人数は同じでも戦力的にはー1。

むしろワンボランチ+トップ下の縦関係で中央に強固なラインを作った方が良い。

同時にボールの受け手となる2列目より前の縦関係が3,4列目と分断されている。

攻撃の初手が単騎のWBで縦関係がない。

中央トップ下がいないので中央の受け手がいない。


3331で中盤を33ラインにして中央と左右のどのラインでも縦関係を作ることで素早い縦への展開が可能になる。

守備では中盤の33ラインが2つのボックスを作るので制圧力はある。

サイドの対応はサイド側の選手が下がって3列目に4人ラインを作って3421に変形できる。


Wボランチを止めてワンボランチ+トップ下の縦関係にして両方ともキープ力のある選手を使うことで強力なボール奪取能力と突破力を持つことが出来る。

中央に攻守の軸ができるとサイド側がより自由な動きが可能になって裏取りもしやすくなる。

現在のWボランチは機能もあやふやで攻守の穴になっている。

役割を明確にして中央ラインに軸を作った方がより明確な戦術プランを作りやすくなる。

トップ下には大津のような大型でキープ力や突破力がある選手が欲しい。

ワンボランチには堅い守備力と出来れば2列目左右、1トップに配給できる能力の両方を持った選手がいるのが理想。