2021年4月13日火曜日

速攻と遅攻に合うタイプ

ジュビロの攻撃がマッチしていない部分が攻撃指向(速攻・遅攻)と選手タイプのミスマッチ。


選手タイプは主に4種類

軽歩兵:FW、OH

軽騎兵:WG、SH

重騎兵:IH、CH、SB

重歩兵:CB


軽歩兵は中距離からの攻撃と柔軟な機動性(速さではなくポジションの変化という意味での機動性)

軽騎兵は速さの機動性をつかった奇襲、速攻、攪乱

重騎兵は攻撃の主力、中央エリアの攻撃

重歩兵は高い守備力による拘束


攻撃の主力は重騎兵の突撃、押し込んだ場合は重騎兵と重歩兵の挟み込みで相手を潰す。

軽歩兵、軽騎兵は主力である重騎兵が攻撃する際のサポートや反撃に対する防御などのサポート役。


ジュビロは攻撃指向が遅攻=主力による攻撃スタイルを指向していたのだが、選手構成は真逆で軽歩兵軽騎兵メインの速攻タイプばかりが多い。

山田大森山本松本とほぼ軽量の選手が攻撃のメインとして使われている上に守備力の無い遠藤を使ったりしている。


本来、遅攻=主力=重騎兵、重歩兵による中央攻撃がメインになる。

速攻は逆に軽歩兵、軽騎兵をメインとしたサイド攻撃。


もしジュビロがポゼッション的遅攻スタイルを本当にやりたいのなら、中央には大津、伊藤など大型かつ攻撃的な選手を置いてセンター、ハーフスペースのレーンで戦うのが軸になる。

ジュビロの攻撃陣の軸は軽い選手が揃っていて大型の選手による突撃というスタイルを使わない。


352なら3CB(重歩兵)3CH(重騎兵)WB(軽騎兵)FW(軽歩兵)という並びで3CHに大津伊藤今野などを置くと攻守に強い中央制圧力でゲームのコントロールが出来る。

FW小川もFWに置くより一つ下げて3ラインの2列目、4ラインの2列目、攻撃の主力の重騎兵タイプとして機能させるといいかもしれない。


ジュビロは4ラインの2,3列目が非常に軽い構成が多かったので守備力皆無だったりクロスを止められなかったりと守備の弊害が多かった。


ジュビロでドリブラーというと、サイドの軽騎兵タイプの軽量ドリブラーが多く、中央で相手のマーク背負いながらでも突破するような重騎兵タイプのドリブラーがいない。

ムサエフのように中央付近でボールを縦に持ち上がってくれると相手の守備が中央によってサイドが空くのでサイドに入れやすくなる。


攻撃の方法論として、相手の裏を取るなら速攻スタイルのスピード重視、軽量タイプの前線、サイドの攻撃を活かした方が良い。

逆に遅攻で押すなら中央の攻撃をメインにして大型選手をCHCBに起用して中央を縦に攻めていくべき。

このあたりが整備されていない感じがするのでチームの指向と選手選考とのミスマッチが長い間続いていたと思う。

現在の感じは攻撃を速攻スタイルに集約しているような感じだが、前節4点目の伊藤のミドルのように2次攻撃3次攻撃として後方の選手が遅攻として入ってくるという多段攻撃が出来ているので複数得点を産んでいるとも考えられる。

速攻遅攻のどちらか、というわけではなく、速攻メインだが遅攻をプラスした多段攻撃が出来るジュビロらしい攻撃になっていると思う。

速攻で決まらなくても遅攻のチャンスがあるのでワンチャンスだけではない部分が良い。リスクとしては攻撃時間が長くなりすぎるとその分カウンターのリスクも多くなっていくこと。守備陣の遅攻でも得点出来ない時に守備が薄くなるので流れを見て引くことを覚える必要もある。


3421だとサイドが軽量WBのみなのでボランチに大型の守備型、万能型を置いてサイドのケアに出てもらうことが大事。伊藤今野でボランチやってもいいと思う。

シャドーはWB、ボランチとのタスク分担次第。WBが前に出る形=ボランチがサイド守備ケアになればシャドーは大津や小川航基のような大型で縦に動くタイプを置きたい。中央の縦の攻撃はゴールに直結する。ボランチがWBの後ろのケアをする場合は中央守備兼任なので背後を突かれない位置取りなども大事になる。




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