鈴木秀人監督に変わったが内容的には変わらず。
名波体制で3バックと4バックをシステム変更ではなくフォーメーションの違いで運用していた。3421と4231の2つのフォーメーションを採用していたが攻守の切り替えや相手のフォーメーションに対するシステム変更などの運用面は良くなかった。
選手は怪我が多くそれが2017年のスタイルの疲労の蓄積から来たものなのか、そうではなくスタッフや選手自身、過度な練習などからきたものなのか原因はわからず。
名波監督が辞めると言った時に慰留したことで解任はできなくなり辞任という形を待つしかなかった。そしてそれがいつになるのか、それまでに後任や名波体制で足りなかった部分の再構築などの対応などがされるのかというとそうでもない。
現時点では鈴木監督体制は暫定ではないので来シーズンも同じ体制になる可能性が高いこと、1億補強が夏に行われること、ここまでしか決まっていない。
J1リーグでは前半戦は涼しく後半戦は暑いという全く違った環境で戦うので前半戦はカウンター戦術が使えるが、後半戦ではキツイ。環境にあった戦術を導入することは重要。
短期的にはまず残留すること。その為には攻守の構築をもう一度やり直す必要がある。それが名波体制を続けるという鈴木監督にあるかというと少し微妙。戦術面での問題は全く解決されない。戦術面の問題があるまま補強をしても的確かどうかが問題になる。余剰になるような補強では選手のだぶつきが起こる。
2017で良かった点はサイドに追い込んで奪って中央でカウンターだった。ジュビロはサイドでのドリブルによる攻撃をスタイル的に持っているように思っているだろうがこの部分を捨てないといけない。2017では3421を採用したがサイドはWB一人であり守備的でないと3バックの脇を突かれてしまう。3バックの弱点はWBの攻撃によって晒される。この点、WBにクロッサーを置いて中央へクロスを入れることでWBは後ろのポジションを維持できるので弱点を晒さずに済んでいた。ジュビロの攻守の問題点はいつも3バックを採用しながらサイド攻撃にこだわることによるWB参加とそれによる3バック脇を露出することによるカウンターからの失点となる。この問題点の対処はボランチとCBでどうカバーするかということになる。ボランチが斜めに動いてWBのスペースを埋めるか、CBがサイドに開いてカバーするか。CBがカバーに出るとCBが薄くなってしまうのでボランチが最終ラインまで下がる必要がありバイタルが空くことになる。ボランチがスペースを埋めてもバイタルが空く。その分を逆サイドのWBをスライドさせることで補充することは可能。3バックでサイド攻撃を採用する限りこの問題点はずっと存在する。
3421を採用した場合の問題点はやはりサイド。WB一人で中盤にいるのでSBSHのサイド2人の構成のフォーメーションに対して攻守に対して不利になる。これに対抗するには1トップでは対抗できない。2トップを開いてSBに当てる必要がある。2シャドーがSBにマークに出ると中央が空くので相手ボランチがパスを出しやすくなる。WBがSBに当たりCBがSHに当たった場合、中央は1CBで孤立してサイドに開いたCB間のスペースが大きくケアできない。Wボランチが下がって5バックになる必要が出てくる。これによりバイタルが空いてしまう。
現在のJ1で使われるフォーメーションは3421、442、4231、433がメイン。これらに対して有利になる、不利にならないフォーメーションの採用とシステムの構築が必要。3バック4バックの移行がシステム変更でできるフォーメーションの構築が必要になる。4バック+アンカーならSBが上がった時にアンカーが下がって3バックに移行できる。サイド守備問題はサイドに2人を置くSB+SH/WGの採用が必要。
攻撃面では2トップ3トップ4トップへの移行ができること。2トップと2列目に3人並べた形。2トップ+トップ下/フォアボランチの中央攻撃、2トップ+SHのサイド攻撃の両方ができること。
4132でSHは中央に絞って3人で前の壁を作る。相手がSBからクロスを入れるタイプならSHはSBへマークしサイドへ開く。中央は2CB+縦のWボランチ。フォアボランチ+アンカー。中央縦に守備を並べておく4バックが後ろの壁となって縦を切る。アンカー脇のスペースを使おうと入って来たらSHとSBが囲むように誘導してWボランチで奪い取る。中央で奪い取るのはWボランチやCBの方が高い守備力を持っているため。サイドの方がリスクは低いが逆に選手の守備力が低いので突破されるリスクが高い。中央はゴール正面でりすくは高いが選手が集まって壁になりやすいので真正面ではコースがなくなる。選手が多く囲みやすいので奪える確率は高くなる。また中央で奪うことで中央攻撃へ最短のカウンターを採用できる。中央の2CBとWボランチのところに引き込んで守備力の高さで攻撃を潰しきる。
縦のWボランチはフォアボランチ+アンカー。中央に縦にいることで中央攻撃へとつなげる。フォアボランチはSHがサイドに出た時にスペースが広くなるのでスタミナがあること。また中央攻撃時に自分で持ち上がって2トップと一緒に攻撃参加できること。アンカーは2CBと一緒に3バックを作って守備ができること。どちらも守備的ではあるが前にいるフォアボランチは攻撃参加も求められるので縦への持ち上がりと左右のSHへの展開パス、強烈なミドルシュートが撃てる、とマルチな能力が求められる。
サイド攻撃ではSHが上がって4トップ形成とSBが上がって中央でダイヤモンドを作る。一方のサイド攻撃だけでなく中央を経由して逆サイドへのサイドチェンジによって両翼で攻撃が可能な事。SHが開いている場合SBはインナーラップでの攻撃、SHが絞っている場合はオーバーラップで攻撃できる。SHとSBで被らないようにしてサイドとハーフスペースの両方を使った攻撃を展開できる。
カウンターに対しては中央ではフォアボランチが、サイドではCBが開いて対応する。アンカーはフォアボランチとCBの間を埋めながら中央のスペースをケアする最終的にはスイーパーとして機能する。敵陣でのサイドはSHSBがまず対応する。フォアボランチがボールサイドに寄せてSHSBをバックアップしボールを奪い取る。
サッカーにおける危険なエリアはゾーン2および5。ゴール前のエリアとその前のエリア。2CBがゾーン2を、フォアボランチがゾーン5を、アンカーが両方を担当する。アンカーは後ろに2CBがいるのでフォアボランチ漏らした相手にカバーに出ることができる。フォアボランチはゾーンディフェンスではなくボールホルダーを追い回す猟犬としてマンツーマンで動きながら、アンカーはゾーンディフェンスでスタートしつつ、状況に応じてポジションから動いてマンツーマンに変化する。2CBも同じくゾーンからスタートし変化する。
SBが偽SBとして中央に絞ることで縦のWボランチの脇をカバーできるとともに開いたSHへのサポート、2トップへの縦パス供給などが可能。SBにパサークロッサータイプを置いて2トップSHに攻撃タイプを置くことができる。縦のWボランチと偽SBでダイヤモンドを作ることで左右中央にパスコースが生まれ守備ライン間のギャップを使うことができる。カウンターに対しては中央を締めつつサイドへ追い出してリトリートすることができる。SBは下がってサイドのスペースを埋める。
2019年7月7日日曜日
2019年6月30日日曜日
2019年前半戦終了
相変わらず下位チームに取りこぼしが多く勝ち点が伸びない。上位戦では大敗して得失点差をどんどん落とす。悪循環を続けている。
2019の布陣は3バックから5バックにシフトして3ボランチ2トップに。今日の川崎戦では541でサイドの守備負担をへらすようにしていた。
3バックの良さは中央が3CBであることとWBが下がることで5バックになれることでもある。しかしサイドがWBのみなので常にSHSBと1対2の状況になる。これに対する答えが無い。
名波は3バックと4バックをフォーメーションの変化で運用するので全く異なった形に攻撃も守備も変わってしまう。3バック4バック5バックをシームレスに運用できるシステムを構築するべき。
4231の川崎はSHSBの2枚のサイドが攻撃参加することで前線の3トップ化、中盤の4人ラインによるワイドな攻撃とラインによる封鎖によってカウンターにも対処できる。
サイドが2枚なのでSHSBの前後の連携でマークを外した上でクロスも入れることが可能。
サイドが1枚かつ5バックになった状態ではSBを抑えるのが難しい。その対処が541なのではあるのだが。
5バックの場合、自軍エリアゾーン1~3にリトリートしてスペースを作らないことが大事になる。ラインディフェンスの場合は縦に放り込まれた場合にオフサイドトラップを仕掛けられない。トラップを使うには連携のしやすい3バックの状態がベスト。
541でゾーンディフェンスとして自分のエリアに来たボールにチェックに行くのは出来ていたがどこで奪うのかという問題点はある。奪いに行くのはリスクが伴う。リスクの低い場所で奪いカウンターすることが大事。
ジュビロのサイド攻撃はサイドチェンジがなく縦への突破がメイン。川崎はサイドチェンジをしてサイドをアイソレーションしてマークがつかないようにしていた。結果サイドで孤立していた所にボールが入りそこから失点。
ジュビロが強くなるためにはマイナスからリスタートするしかない。
2019の布陣は3バックから5バックにシフトして3ボランチ2トップに。今日の川崎戦では541でサイドの守備負担をへらすようにしていた。
3バックの良さは中央が3CBであることとWBが下がることで5バックになれることでもある。しかしサイドがWBのみなので常にSHSBと1対2の状況になる。これに対する答えが無い。
名波は3バックと4バックをフォーメーションの変化で運用するので全く異なった形に攻撃も守備も変わってしまう。3バック4バック5バックをシームレスに運用できるシステムを構築するべき。
4231の川崎はSHSBの2枚のサイドが攻撃参加することで前線の3トップ化、中盤の4人ラインによるワイドな攻撃とラインによる封鎖によってカウンターにも対処できる。
サイドが2枚なのでSHSBの前後の連携でマークを外した上でクロスも入れることが可能。
サイドが1枚かつ5バックになった状態ではSBを抑えるのが難しい。その対処が541なのではあるのだが。
5バックの場合、自軍エリアゾーン1~3にリトリートしてスペースを作らないことが大事になる。ラインディフェンスの場合は縦に放り込まれた場合にオフサイドトラップを仕掛けられない。トラップを使うには連携のしやすい3バックの状態がベスト。
541でゾーンディフェンスとして自分のエリアに来たボールにチェックに行くのは出来ていたがどこで奪うのかという問題点はある。奪いに行くのはリスクが伴う。リスクの低い場所で奪いカウンターすることが大事。
ジュビロのサイド攻撃はサイドチェンジがなく縦への突破がメイン。川崎はサイドチェンジをしてサイドをアイソレーションしてマークがつかないようにしていた。結果サイドで孤立していた所にボールが入りそこから失点。
ジュビロが強くなるためにはマイナスからリスタートするしかない。
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