2023年4月23日日曜日

2023 第11節 金沢戦

______大津______
__ドゥ__山田__金子__
____遠藤__上原____
_松原_中川__海音_雄斗_
______梶川______

金沢は4-4-2予想

前半
まずは前線にロングボール投入
金沢もGKをロングボールで投入
センターサークルからリスタート
左から中央後方に戻して右展開
サイド深めに上原侵入してCKゲット
ヘディングで繋ぐがGKキャッチ
金沢スローからリスタート
右サイドで受けてサイドチェンジ
金沢前から詰めてくるので当ててサイドアウト狙い
左サイド防いで金沢サイドチェンジ、右で奪い返す
ジュビロ後方で繋ぐが金沢前からプレッシャー
ロストを拾われるが梶川キャッチ
繋ぐサッカーをやっているが効果的かというとそうでもない
金沢はマンマーク守備で離れない
上手く釣り出してスペースを突きたいが前線もマークがきつい
左サイドで繋ぐが金沢のマークと飛び出しが早い
サイドアウトで金沢ボール
後方で繋ぐが奪われて押し込まれた状態で金沢ボール
金沢オフサイド
ジュビロロングボールで全体押上げ
敵陣深くに飛ばして敵陣内に
右サイド侵入、浮かしたパスを拾ってシュートも枠の上
ファールがあったのかPKに
10分
山田が決めて1-0
上半身は開いておいて足元で逆に入れる上手いPKだった
ジュビロ中央から左展開して押し込み
金沢の守備を中央に引きつける
下がって受ける大津が倒される
遠い位置からのFK
回収して押し込み
サイドアウトで金沢のスローイン
ジュビロのスローイン
キープして左展開からクロス
金沢回収するが奪い返す
後方中央キープから右サイドと中央のワンツーで繋ぐがロスト
金沢も後ろで繋ぐがサイドアウト
山田が中央に入ることでボランチの上原がサイドへのケアに出て行きつつ山田が下がって中央ケアをするような形が見られる
サイドからの攻撃でボランチ脇突かれたり飛び出したSBの背後を突かれるような形を防いでいる感じ
守備タイミングではしっかり4バックのブロックを崩さずに中盤のスライドでケアするような形にしている感じか
その分SBの飛び出しが抑えられるのでスペースを空けることがない
SBがCBの近くで守備をすることでゴール付近にスペースを作らず連携する形にしている
その分中盤がサイドのケアをしている
中央が固めになっていることで攻め崩されずに奪ってカウンターに行けている場面が見える
20分
ジュビロがややポゼッションを強めている感じか
しかし金沢も大きく崩れずに4バックがしっかり中央を守って中盤がスタミナで広い幅をケアしている
ポゼッションはジュビロが62:38でかなりジュビロよりになってきた
金沢のFK
PAから15mのサイド
壁で防ぐ、セカンドを金沢が拾いシュートも壁、CKに
梶川キャッチし松原、ドゥドゥに繋いで左サイド深くに侵入
金沢が奪い返しカウンター
逆サイドに誘導して時間を稼ぐ
ポケット侵入を防いで奪う
ジュビロのスローイン
CBGK繋いでキープ
右サイド突破し敵陣内へ
サイドでトライアングルを作り攻略
逆サイドに繋ぐ
金子が倒されFK
金沢挟み込みで奪いに行ったが倒してファール
PAから7~8m
ドゥドゥの強烈ミドルがバーを叩く
GKがはじいているがこれは惜しかった
ジュビロのCK
ショートコーナーで再びドゥドゥがニアにミドル
これもGKはじき出す
再びCK
30分
雄斗が流して松原というシーンだったが繋がらず
三度CK
GK飛び出して金沢カウンター
梶川まで戻して一旦帰陣
ロングボールを入れるがコントロールされておらずサイドアウト
金沢ジュビロ陣内に左サイドを崩しにくるが奪い返し同サイドへのカウンター
松原が突破
金沢耐えて同サイドカウンター
ジュビロ防いで一旦ボールキープ
後方と中盤で繋ぐが降りてきたドゥドゥが受けるタイミングで足元をバックチャージされ倒される
金沢の前線からのプレスに出てきたボランチのスペースをつかいフリックして同サイド突破
金沢拾ってジュビロ陣内へ
SBから前線中央への斜めのパスが通りフリックでFWへ
背後を取られて松原が思わず倒してしまう
PA直前位置からのFK
一歩遅かったらPKになっていたか
壁に当たりジュビロのカウンター
上原飛び出すが倒してしまいファール
金沢ロングボールを入れる
跳ね返すが金沢拾って押し込み
金沢サイドでキープして中央からのプレスを誘い出してサイド背後のスペースを狙い侵入CKに
ニアで繋いでファーに落ちたが金沢拾えず
ジュビロ繋いだリスタート
GK飛び出して防ぐ
サイドチェンジから中央に
ジュビロ奪い返す
40分
右サイドポケットに侵入するがGKキャッチ
金沢左サイド攻めからサイドチェンジするがジュビロ奪い取る
ドゥドゥ1対2で潰される
大津左サイド突破してシュートも枠
なおも拾って攻撃
雄斗ポケットからニア狙いシュートはGKはじき出す、CKに
一旦は防がれるが流れたボールを回収しファーにクロス、山田が落として中央にいた海音がシュート
2-0
AT+1
前半終了

金沢のマンツーマンも最初は効いていたが徐々にジュビロがボールを支配できるようになりかなりの時間コントロール出来ていた
2点目はCKからだがセカンド拾って押し込んだ状態で即クロス入れられたので良かった
後半もう1点入れられたらかなり良い流れ

後半
後藤イン 大津アウト
金沢のロングボール投入
左サイドのスローインから
右にサイドチェンジし戻してキープ
左に戻してドゥドゥが倒される
海音から後藤にフィード
右サイド突破するが中で跳ね返される
一度戻して建て直し
金沢陣形を買えたのか中央が縦に2枚並び
ジュビロのCK
セカンド放り込んだがGKキャッチ
繋いできたので前からプレス
スローインを回収し右サイド突破から後藤シュートは浮いてしまう
金沢の攻撃
右サイドからクロスを海音がクリア、CKに
ニアにいた選手がファー側に流して梶川も触りに行ったが止められず
2-1
ここは追加点取りに行かないとまずね…
左サイドスルーパス入れるが松原とれず
カウンターで中川が倒される
後方からの繋ぎから雄斗が飛び出して右攻撃
金沢キープするが中盤で中を通せるスペースがなくロングボールに切り替え
パスを繋いで一旦戻したタイミングで奪われてシュートに
枠には飛ばなかったが金沢の狙いはこれだな
さっきの縦2トップの配置が気になったが中盤で戻すボールを広いに下がっている可能性あり
中盤の人数差を埋めることでポゼッション奪いに来てるかも
前半より金沢奪われにくくなってる気もする
山田が広い後藤がシュート、GKに防がれる
FKゲットPA横で追加点のチャンス
が大きく超えて抜けてしまう
金沢攻撃時3トップ気味になるのも気になる
押し負けない+決定機に決めるつもりの動きをしている感じ
ワン津ーを奪われて中盤で回収
金沢の選手が倒れたままに
雄斗が戻して再開
金沢の猛攻、4枚のトライアングルから4トップ形成で数的同数を作りに来ている
雄斗ドゥドゥがカウンター
ドゥドゥこれも決まらず
フリック、スルーからのドゥドゥのシュート枠の上
60分
金沢は攻撃時両サイドt2トップの4枚攻めで4バックに1対1作りに来るので中盤のタイミングで止めれないとピンチになりやすくなる
金沢の方がポゼッションを取れるようになってジュビロが劣勢の場面が多くなってきた
中盤中央の人数で金沢が勝るように見える
セカンドと奪うように中央を締めに来ている
鹿沼イン 遠藤アウト

金沢陣内でスローイン、CKに
逆サイドに抜けるがキープ
海音が倒される
サイドチェンジを奪われるが中央締めて防ぐが回収は出来ず
金沢やはり陣形変えて息を吹き返している
3-4-2-1に近い形か
中央が横並びではなく縦にずれるのでギャップができる、そこが狙い目か
CBの海音が飛び出した時のスペースを埋めない動きは良くない
そこ突っ込まれてるのにボランチが下がってない
中川弾き飛ばされる
70分
金子高さがないので競ることすらできず
金沢の交代選手はラグビー選手位の体格でかなり強そう
金沢の攻勢止まらず
クロスからニアにヘディングされるが外れる
金沢中盤も縦並びに近いズレがある
中央の2トップとボランチが縦並びで中央の枚数を少し変えて有利を作っている
ジュビロCK
中央で雄斗が当てるが枠の上
金沢ロングボール
交代で入った大型FWが強いので個で戦うように散らしているのか
ジュビロ中盤で奪ってキープ
金沢ボールサイドへのオーバーロードでスペースを作らない
ジュビロCK
ファーに松原飛び込むが拾えず
ジュビロ敵陣内へ入って左サイド崩しポケット侵入
クリアを拾って右から中央へ
連携合わず
金沢2枚替え
金沢カウンター
やはり大型FWが海音とぶつかるが一方的に潰されて押し込まれる
80分
金沢はFWのパワープレーがあるので一発追い付かれる可能性あり
早めに追加点入れて引き離しておいた方が良い
しかしポゼッション取れなくなってきているので打開策がないと不利継続してしまう
ジュビロ繋ぎより前線に
放り込んで回収狙いか
それも上手くいかず
金沢はボランチの戻りが早く守備意識が高い
雄斗のハーフスペース突破をファールで止めてPA真横からのFK
松原入れるがGKキャッチ
金沢のカウンター
サイドで雄斗が倒して止める
松本イン 山田アウト
最後まで攻撃的に行くか
金子が中央で松本がサイドに
金沢の攻撃も雄斗がFWについて阻止
強さの有利を雄斗を当てることでイーブンに戻した
ジュビロのカウンター
動きの緩急、左右の幅、縦横に動かして的を絞らせない
敵陣には入ったがクロスを拾われる
右攻めから左の松原のシュートはGKキャッチ
コースがそれほど空いてなかったか、ニア狙いで防がれた
松本がSBを抑え雄斗、海音がカバーでクリア
金沢サイドを変える
90分
AT+4
後藤コーナーで時間稼ぎ
中川が後頭部にヘディングかましてファール
ファーに放り込まれるがなんとか耐える
94分
ラストプレーが近い
梶川ロングフィード
神沢拾ってサイド展開
斜めに入れるがクリア

後半終了

金沢の攻勢をよく耐えた感じの流れになったが序盤最後の試合で勝ち点落とさずに勝ちきり上位陣に引き離されずに済んだのは良かった。
金沢が選手を入れ替えて流れ変えてきたのが大きかった
しかしそれでも押し切られずに耐えられたのは良かった

2023年4月21日金曜日

ユベントス3-5-1-1

ジュビロは攻撃的な両サイドを武器にして複数得点を狙う攻撃的スタイル
ユベントスの3-5-1-1も同じような形で両サイドの突破から中央、逆サイドで決める形
3-5-2の2トップを縦に配置したもので3-3-2-2の縦2トップ、2列目ワイド、3センター、3バックのような形になる
3バック、3センターの強固な守備にWBを高い位置に配置
縦の2トップで速攻遅攻の両方に対応、タイミングをずらしたりサイドの位置取りが浅いアーリークロス、深いマイナスクロスのどちらにも対応できる
3センターの押上げにセカンドトップが絡んだ中盤中央の制圧力
守備時WBを下げて5バック運用でスペースを空けない堅い守備とWBで外を切って中に巻き込み3センター3バックで挟んで奪い取れる
両サイドがワイドに位置してサイドレーンを使い広い幅で攻撃を構築できるので速くて大きいパスで全体を使った速攻ができる
3センターの攻撃参加による遅攻とボール奪取でカウンター対策
縦の2トップ、両ワイド、3センターでダイヤモンドを作れるので攻撃的
2トップが決められなくても3センターが押し上げてくるので2次攻撃、カウンタープレスなどが可能

両サイドはスピードとクロスの良い軽量選手を置ける
3センターは組み合わせ次第で特色が変わるが1枚は必ず守備型を入れるべき
3センターの組み合わせとして守備、攻撃、バランス/守備、攻撃、パサー/守備、攻撃、攻撃、など、パサーを2人置くのは無し

3センターの両サイドが3バックのサイド側に降りて脇をカバーすると3バックが離れずにゴール前に壁を作ってしっかり封鎖できる
もし3バックから飛び出したら3センターから下がって埋めるなど補完すること

比較的堅い守備とワイドな速攻、3センターとワイドを活かしたショートカウンター、3バック3センターのポゼッションからの疑似カウンターなど攻め方は色々できるはず

WBを2列目ワイドに置いた速攻をメインにできるのでジュビロのスタイルには向いている
4列目のSBが上がるより攻撃的で4-2守備より3-3守備の方がより強固な守備が可能

4-2-3-1のWボランチは中央レーンのみを守れるだけでハーフレーンを守れないことがかなりの問題点、4バックも同じでSHが下がってボランチ脇を埋めるかボランチがスライドしてSBの前を埋めるかしないとSBが釣り出されてサイドを突破されやすい
4-2守備は動かない守備形式で動いてしまうと不利になる
何よりWボランチはハーフレーンより外を守れないし4バックはスライドしないとサイドレーンを守れない
3-3守備は初期ポジションでハーフレーンを2重に守れるのが強い
3-3守備だと3センターがそのままで3バックの両サイドが下がってサイドレーンを埋めれば5バック化するのでWBが下がり切れない時でも次善の策でサイドレーンへの対応が出来る
今の4バックでSBが攻撃に出ると全くサイド対応ができない
4-2-3-1自体はバランスタイプかもしれないが運用の仕方でバランスが崩れると脆い
4バックはSBが定位置から偽SBなど中盤くらいまでの低い位置でプレーするならバランスは取れるが松原や雄斗のように前線まで攻撃に行く場合は非常にバランスが悪くなる
それなら最初から松原と雄斗をWBとして高い位置に置くか3センターの両ワイドとしてハーフレーンに置くかした方がより前目で使えるしバランスも良くなる
主力になる選手がしっかりと活躍して穴にならないように構成すべき

2023年4月20日木曜日

4バックと3バックの特性

4バックと3バックは大きく異なる

4バックは「待ち」に合う

3バックは「攻め」に合う


4バックは安定した守備を築けるがそれは4枚が揃っている状態での話なのでSBが攻撃に出ているタイミングでは2CBのみでサイド中央ともに守備が薄くなり守れなくなる

3バックは中央のみ守れるがサイドを守れないので相手を受ける待ちの戦術には合わない、最終ラインが3枚で1枚少ないのでその分攻撃に回せる

どちらでもカウンターでサイドを突かれるのは不得意

攻めでは3バック、守りでは4バックに可変するのは守備の最適化ともいえる

3バックはサイドを守れない形なのでWBが深く攻撃に出る場合のカウンター対策は必須、WBが戻れないのであればボランチが下がってCBがサイドを守る形式が必要になる

ジュビロの場合はサイドを深く攻撃するスタイルでどうしてもWBが前線にまで出て行くのでカウンターされた場合には守備の為に戻れない、ボランチの1人は必ず最終ラインに下がって守れる守備型ボランチが必須になる


3バックでも安定した守りを作り出すには3+1が必要なので実質的には3.5バックや疑似4バック的な運用が必要になる

3バックでWBが中盤をキープしてカウンターを受けた時に中を閉めたり下がってスペースを埋めたりする守備型であればボランチが攻撃に出て行く形を取れる

この辺りはどのような攻めの形がメインなのかで配置とタスクが変わってくる

ジュビロのサイド深くを攻める攻撃は効率が悪くカウンターに極端に弱い、特に必要な守備型ボランチがいないので中盤のストッパー役がいないことがDFのタスク量を上げてしまっている

ボランチ=ストッパー、DF=スイーパーという縦の守備関係が重要

守備は4つの形式がある

1.ボールホルダー、パスの出し手を抑える

2.スペースを埋める

3.パスコースを切る

4.ボールの受け手を抑える

ボールホルダーがパサーかドリブラーかで2のスペースの埋める意義が少し変わる

パサーの場合はスペースを埋めることが3のパスコースを切る、4の受け手を抑えるにも繋がる、スペースはパスコースになるし受け手が走り込んで受けることにもつながる、ドリブラーの場合は自分がスペースに走り込んでくる

縦の守備関係が大事なのはボランチがボールホルダー、パスの出し手を抑えに行くことでDFが受け手を抑えるという人に対しての守備ができる

ジュビロのボランチは攻撃でパスを出す、守備ではスペースを埋める、パスコースを切るのがメインになり人に対しての守備が弱いのでドリブラーの侵入に弱い

DFは受け手と侵入するドリブラーの両方とボールの全てを見なければならないので非常に守備が難しくなる

ボランチが前で対人守備が出来るとDFは受け手との1対1を見ればよくなる


4バックは4枚で待つのが強くスペースを空けないのでコースも少なく受け手への対人を見ればよいが3バックはスペースがありコースが多く対人以外も考慮しなければならないことが多い

4バックが安定するのは4枚固定配置で欠けるとそれほど強くなくなる

SBの松原、雄斗が前線まで攻撃に出て行くなら尚更

4バックか3バックかだけでなく、ボランチの特性も含めて全体として守備を見ないと最適化は難しい

ジュビロは攻撃特化の傾向が強いので尚更守備に関しては細部まで構築しないといけない

単純に守備を強化するのではなく、攻撃との兼ね合いがあるので攻撃力を落とさずに守備力をどう上げるかを考えていく必要がある

特に被カウンターに対しての準備は必須になる

2023年4月18日火曜日

ジュビロ4-2-3-1の非効率とアンバランス

ジュビロの攻守の軸は松原と雄斗だが4バックの両SBなので一度攻撃に出ると戻ってくるまでに長い距離を移動しなければならない+4バックなので実質2CBのみでカウンターに非常に弱いという弱点がある

熊本戦の失点はSBの雄斗が攻撃に出たタイミングでボールを奪われたので背後のスペースを守る体制が出来ておらずそのまま前進させてしまいシュートを打たれた

攻撃の軸になる選手をSBとして置いてしまうと攻撃に出た後帰陣するまでの被カウンター時の守備をどうするのかという整備がなされないと2CBが全てを抑えなければならずそれは無理なことになる

3バックにして松原、雄斗をWB/SBにしてWBとしてサイドレーンに置くか偽SBとしてハーフレーンに置くかというのが落としどころの様な気がする

3バック+1ボランチ+WB/SBの形で松原と雄斗の背後に3バックが控えていれば攻撃参加しても背後は守られるしボランチ+3バックの4枚がいるのでボランチが落ちることで4バック化してサイド対応もできる

1ボランチの両サイドに置くことで3ボランチ気味にしつつハーフレーンの守備と攻撃の両方に絡めば攻守の効率が良い

ハーフレーンに置くのはサイドレーンに軽量の針谷、古川、藤川、吉長など若手を置いてサイドをサポート役にしつつセンター・ハーフの中央3レーンに後藤/大津、金子、松原、雄斗を置いて中央の守備と攻撃を固める為

松原と雄斗がSBだと戦力がサイド後方に分断されてしまい攻守において非効率で疲労度ばかりが高くなる割に効果が薄くなってしまう

ハーフレーン3列目ならばそのまま前進してポケットまで侵入できれば得点チャンスに直接絡むことができる、サイドの軽量選手とワンツーなどで回避しながら前進できれば主戦力の松原、雄斗を効率良く中央3レーンで使える

今のSBに置いてしまうと攻撃には最後方から出なければならず、出て行けば2CBの脇を空けてしまい守備では大穴になる、という非常にバランスの悪い構成になっている

主力が主戦力として機能する為には効率の良さとサポートをどのように配置するかは重要な部分

4-2-3-1自体にも問題があるので今のままだと得点数も伸びずに失点数も減らないという場面が多くなり結果として勝ちきれない、勝ち点を落としがちという試合展開にならざるを得ない

J2の長丁場を考えると松原と雄斗の位置を効率的にしないと疲労度が溜まり過ぎることで故障の原因にもなるしそもそも勝てない、結果が出にくくなることで精神的にも良くない

フォーメーションの悪さもあるし配置の悪さもあるのでその辺りを変えた方が良いと思う

熊本戦は松原のPA内ファールでPKがもらえたわけだが、流れの中の得点ができなかったわけで0-1で負けていた可能性も高い

4-2-3-1で相手に先制され負け越した状態で攻める展開になると松原、雄斗の両方が攻撃参加しなければならず、結果2CBが後方を抑えきれない場面になりやすくなる

前回J2優勝時よりもっと攻撃的なフォーメーションになっているわけで、いくら得点が取れてもやはりやっていることは前回とほぼ変わらないという部分が一番の問題点

違いは若手起用を積極的にして世代交代できるように進めている部分

しかし前回より攻撃的布陣にして優勝できないという流れになったらこれはこれでよろしくない

ジュビロは得点出来ているのに守備を改善しないから問題が解決しないのを理解していない

失点してもそれ以上に取れば無問題とでも思ってそうだし、サポの中にはマジでそう発言してるのがいるのであながちそうでないとも言い切れないのがむしろ恐ろしい

穴の開いたバケツで水を汲み続けているのを理解しない限りジュビロのJ1復帰は遠い未来でしかない

攻撃に特化し過ぎて守備がおろそか過ぎる状態なわけでこれを改善しない限りジュビロが上位争いに加わることはない

攻撃の質を落とさずに守備の量と質を上げる方法を考えないと安定した試合運びは出来ない

それが出来たらJ1昇格と定着は間違いないわけだが首脳陣は未だにその辺りを理解してなさそうだから怖い

2023年4月17日月曜日

熊本3-3守備

 3バック+1ボランチ+WBの構成

1ボランチはアンカーではなく迎撃型の守備型ボランチ

WBは攻撃時には攻撃的に行くが守備時にはSBの様に動く

3バックの脇を固めつつ、迎撃に出たボランチのスペース=バイタルを突かれないように左右から偽SBの様に中に入って中央を閉める門番役もやる=ワイドな3ボランチという感じ

さらに3バックの脇が突かれた場合もCBのサイドが開く代わりに中央に締めたWBが即下がって4バック化するなど位置が変化してもしっかりプレスバックして守備ラインに穴を空けない、相手も塞ぐという守備が出来ていた

かなり守備の整備が出来ていて効率も良く対応のパターンも多くてかなり洗練されていたと思う


基本:3+3

WB____DH____WB

__CB__CB__CB__


攻撃時:3+1

WB__________WB

______DH______

__CB__CB__CB__


被カウンター時:3+2(DH中央迎撃+WBリトリート)

↓_____DH_____↓

WB___↖↑↗____WB

__CB__CB__CB__


被カウンター時中央締め:3+2(WBの中締め)

______DH______

___→WB__WB←___

__CB__CB__CB__


被カウンター時サイド締め:4(CBサイド飛び出し+WBダウン)

______DH______

_____↓__WB____

CB←WB_CB__CB__



熊本の可変フォーメーションとWボランチのシステム的欠陥

熊本は3-3-1-3をベースに3-4-2-1に可変するスタイルだった

3-4-3のダイヤモンドでWBをサイドに置く中盤を大きいダイヤモンドにしながらもWGが下がって中に小さいダイヤモンドを作ることも可能

熊本は中盤、サイドで常に数的有利を作るようにして個の違いを吸収していた

一方でWGが下がらない、トップ下が下がらないと中盤のハーフレーンに大きくスペースができやすい

ジュビロはハーフレーンのスペースを使って松原が中に入って攻撃参加するなどしていたが

そこは熊本も3バック+1ボランチの中央を固めた守りで対応

ジュビロの失点シーンはハーフレーンに飛び出した雄斗に対してボランチが迎撃に出て奪ってからのシュートだった

スペースがあるからといってそこに入っていったが3バックの前がアンカーでスペースを埋めるというのではなく、ハーフレーンにスライドして迎撃に出る守備だった

SHとSBの2枚に対して3枚寄せて潰す熊本の対応だったのでサイドで持てない状況がありスペースのあるハーフレーンに入ったが結局3バック+ボランチでコースの限定された状況でのシュートに精度がなかった

4-2-3-1のジュビロに対して3-3-1-3の熊本の方が有利な陣形だった

ジュビロは中盤2-3が中央に寄る形でしかもWボランチは中央を固めるのでサイドに寄らず縦には出るが横に出ないので結局サイドで2対3を作られてパターン攻撃の起点を作ることが出来なかった


Wボランチは2枚でセンターレーンを守る形だがサイドレーンへの対応ができない

今のサッカーは局面の変化が激しくどこで戦うのかに対して素早い適応が必須=フォーメーション、システムが重要になっている

偏りを作るフォーメーションより全体に均等に配置して局面に合わせて即対応できるフォーメーションが強いのは当たり前の事

3-4-3は一番パスコースが多くしかも全体に均等に配置されているので守備の為の移動が少なくて済む、移動が少なくて済むので長い距離のスプリントが必要なく瞬時に守備対応可能なのは体力マネジメント=戦略的な面でかなりの優位性を生む

3-3-1-3は3バック+ボランチ+WB+トップ下+3トップの構成で中央を守る3バック+アンカーがかなり強力でサイドもWBがいるので縦に進むことが難しく、3バック+WBで5レーンを埋められるのでスペース管理的にも容易

一方で4-2-3-1はWボランチの脇を守るのにWボランチがスライドせずにSBが上がるので結果的にCBの脇が空くという弱点を守れない構成になっている

同じ6人の配置でも3-3配置は3バックの脇をWBが守れるが4-2配置ではWボランチの脇を守ればCBの脇が守れなくなる、3-3配置はWBがサイドを守ることで5レーンを埋められるが4-2配置では5レーンが埋まらない

ジュビロはWボランチを使いたがるが中央にいるだけで守りの効率が悪い

Wボランチは前から効果がないと言っているが余り考えてなさそう


中盤はダイヤモンドにした方がセンター、ハーフの3レーンを埋められるのでボックスより効率が良い、頂点が下がって3+1にすれば中央3レーン埋め+背後のライン間受けにマーカー配置もできる


フォーメーション、システムの汎用性、場面対応能力、速度が高くないと局面の遷移に追いつけずに守備に穴が空いたり攻撃力が低く決められなかったりするので選手のスタミナやスピードも含めて全体のバランスは常に気を使う必要がある

2023年4月16日日曜日

2023 第10節 熊本戦

______後藤______

__ドゥ__金子__山田__

____藤原__康裕____

_松原_中川__海音_雄斗_

______梶川______


中位同士の一戦、ここで勝って上位にしがみつきたい


前半

中川に戻したボールにプレスをかけてスローインにさせハイラインプレスをかける熊本

サイドを変えて前進するがサイドアウト

熊本のスローイン、GKに戻す

敵陣内からプレスをかけるが熊本サイドチェンジ

ジュビロもスライド

熊本さらにサイドチェンジ、ジュビロもスライド

中央を攻める熊本、中川、松原で挟んで奪う

熊本スローイン

クロスを入れるがゴールライン割る

梶川後方からビルドアップ

後方で小さく繋いで縦に長く出すが熊本に

熊本サイドをかえるがジュビロプレスで戻させる

熊本陣内に戻りしサイドから中央に入って繋ぐ

ジュビロ大きくクリア

熊本の藤原へのファール

松原、藤原で交換、ドゥドゥ経由で松原に

松原中央に入るが潰される

熊本、ジュビロ陣内に入りこみサイドから崩そうとするがゴールライン割る

熊本CK

ニアを大きく開けてファーに集まりショートコーナー

ジュビロ後方からビルド

熊本プレスで回収ジュビロは陣内から出られず

サイドで潰しにプレスに行くが中に通されシュートされるが枠に飛ばず

梶川ロングボールを選択するがセンターラインで熊本回収

熊本もロングボールを蹴るが梶川回収

10分

ジュビロ陣内からビルド、サイドを抜くが繋がらず

熊本後方で回しキープ、ジュビロのプレスをかわす

熊本中盤カットで放り込むが中川対応

熊本ジュビロのカウンターをカットして即シュート、決まってしまう

0-1

ジュビロ右サイド攻めるが封鎖されファール

熊本のフォーメーションとミスマッチしてる可能性が高い

熊本はサイド3枚構成の陣形っぽいのでサイドで回そうとすれば人数差で負けてるかも

ジュビロサイドチェンジから後藤シュートもGKキャッチ

ジュビロ熊本陣内に攻め込むが熊本ドン引き

少し戻して再度を縦に狙うが跳ね返される

ジュビロCK、キッカーは藤原

ファーのドゥドゥ狙い、ヘディングするが跳ね返される

藤原シュート、CKに

中央狙うが通り抜け、回収して自陣に戻る

熊本奪ってジュビロ陣内に大きく蹴り出す

ジュビロ自陣スローイン

熊本ジュビロ陣内に押し込み

ジュビロ自陣から繋いで敵陣侵入

サイドを変えて中央突破し山田シュートも防がれる

熊本のカウンターを防ぐ

20分

熊本のスローインを山田が奪いサイドを縦に進む

スローインからサイドを変えて松原中央に熊本跳ね返す

ジュビロ拾って梶川まで戻してキープ

熊本ワンサイドに出てくる選手の数が多い

明らかに陣形の差が出てる、少しアレンジしないと相性悪そう

ドゥドゥ倒した後にボール放り投げる、いらないカードはもらわないでくれよ

ドゥドゥパスカットから熊本にプレスで詰め寄る

1/4エリアに追い込んでこぼれを後藤がシュートに行くが熊本がクリア、ファールになる

惜しい場面

藤原パスミスから熊本ボールで陣内に押し込まれる

中川のスライディングがファールでイエロー、熊本FK

PAからは大分離れて20mくらいある位置

ショートで中央に渡してサイド展開を狙うがオフサイド

梶川繋いでリスタート

繋がらず熊本ボール

後藤へのファールで中央でリスタート

熊本は前線3トップの足が速くすぐに詰めてくる

松原がダイアゴナルに抜け出しハーフを駆け上がりPA内侵入したタイミングで倒されるがファールなし、CKに

30分

ここは1点欲しい場面

中央の康裕に出してミドル狙うが枠にはいかず

中川と競った場面でファール、ジュビロボールに

かなりオープンな流れでお互いにボールを止めずに動かすのでどちらにも転がる展開

敵陣内スローイン、ドゥドゥに入るがゴールライン割る

GKが遅延行為でイエロー

ドゥドゥ松原で回収するがサイドアウトで熊本ボール

即プレスで回収し逆サイド上がってきた雄斗に収まるがシュートに行けず

熊本のチェック、スライディングがかなり速い

前節もそうだがファーストディフェンスの速度がスプリントなのでプレーの思考速度が追い付かないレベルでフィジカルの強さを出してくる

前半はボール回して相手の速力を削るような戦いをしないとならないかもしれない

サイドで藤原の抜け出しをファールしてのでFK獲得

40分

そのままゴールライン割る

前半プレー時間は少なくなってきた

熊本PA中にサイドから入れるが防いでマイボール

左右に散らしながら中盤で左右交換させてどちらに行くかを惑わせつつ縦繋いでシュートもGKキャッチ

熊本サイドに密集して繋ぐがジュビロも密集して防ぐ

熊本サイドチェンジから中に入ってロングシュートは梶川キャッチ

後方から繋ぐが右サイドで奪われる

ドゥドゥ松原2枚に対して3枚、2対3、1対2を作って奪いに来る

サイドでの枚数がやはり違うのでサイドで攻め上がる起点が作れない

熊本CK

PA中央に入れるが飛び出して防ぐ

AT+1

熊本深い位置でスローイン、ポケットに侵入するがホイッスル

梶川ロングボールを前線に放り込み

ジュビロ攻め込んで右からクロス、ドゥドゥに入るが得点ならず

前半終了

やはり熊本はサイドに3枚入れてくるのでサイド2枚では対応できずそこから攻撃に行くことが出来ない

あとは熊本の前線の速力が早く即プレスに来る

この辺りをどうはねのけるか策がないと後半も苦しくなりそう

熊本は3バックと中盤が3枚構成+1枚のフリーで4枚ライン作ったりサイドに3枚にしたりと可変させながらの守備で数的に負けないような構成にしている

疑似的に3-4-2-1になったり、サイド2枚に+1枚で3枚になったりするなどしている

後は単純にボールサイドへのティルティング、オーバーロードで密集してボールを失わない

かなり厄介だと思う、本来はジュビロにやって欲しい形をやられているような気分…

1ライン3枚やダイヤモンドの優位性、可変性を効率良く使われいて厳しい


サイド繋いで突破しようとすればするほど沼にはまるパターンなのでむしろサイドロングボールで縦突破するスタイルの方が良さそう

単純に陣形、戦術の相性がかなり悪い相手

途中松原のサイドからハーフに入って縦突破という3列縦陣の隙を突くような攻めも見せたりしたのでそこは良かったと思う


後半

山田の中央速攻に行ったが防がれる

梶川ハーフのサイドアウト選択

ジュビロサイドチェンジしながら低い位置に下がる

サイド縦に出すが熊本回収

サイドの縦がハーフまでしか飛ばなくて裏に飛んでないのがなぁ…

ジュビロ敵陣侵入するも熊本クリア

自陣で回収し中央から右展開、中で繋いで左展開からカットインPA侵入するが

松原に1対2を組まれ潰される

サイド深い位置からのスローイン

サイドを変えるがひっかけられてロスト

後藤プレスでサイドアウトに

スローインを回収し右突破から中に入れるがクリアされる

もう一度ポケットに入りクロス、クリアされ松原がPA内プレーでファールに

熊本のクリアのキックが足に当たりPKに

ここは確実に一点決めないといけない場面

キッカーは金子

GK防ぐがそれをヘッドで決めきる金子

1-1

これで試合展開は戻したがここから勝ちに行くプランを作らないといけない

ロングボールを後藤に入れつつ中盤で回収

サイドに集めて中央ドゥドゥがロングシュートはGKはじき出しCKに

ショートコーナーで角度を変えてクロスを入れるが防がれる、再びCK

GKキャッチして後ろから繋ぎ、ロブで繋ごうとするがジュビロ回収して攻め込む

松原PA前で潰されFK獲得

正面より角度はあるがPAから5m以内の距離

GKキャッチ

熊本のカウンターをサイドに押し付けてロストさせる

熊本交代投入2枚替え

ジュビロロングボールを入れて前線からプレス

熊本縦に出してジュビロ守備ラインで対応

60分

熊本サイドからダイアゴナルに繋いで中央でシュート

かなり危ない攻撃だったが枠をそれる

今の攻撃は入らなくてラッキーなレベルで危なかった

ジュビロ後方で繋いで中盤で奪われる

かなり危ない

熊本裏狙うがジュビロ回収

熊本の後方の繋ぎのボールをひっかけてドゥドゥミドル撃つが枠に飛ばず

ジュビロ熊本の陣形にあった攻め方を始めた

3-3-1-3の1のラインの脇を使って繋いでる

3列目もWBと1ボランチなのでサイド位置から中移動でスペースを使ったパスで繋げる

熊本サイドで松原のマークをかいくぐりクロスを上げ中央でシュート、梶川ワンハンドではじき出す、熊本CK

危ないシーンだったが紙一重で防いだ、ここで相手の追加点は防がないといけない

防いだが熊本もシュート打ってカウンターさせず

梶川ロングボール選択

熊本陣内で熊本回収しジュビロ陣内に

オーバーヘッドでクリアするが熊本回収

熊本が押し込む展開

山田がプレスに走る

熊本サイドチェンジ

金子ひっかけて反撃も後藤に収まらず、梶川収める

左サイド展開から中央に行くがひっかけられ熊本回収して反撃

深い位置のスローイン

サイド3枚並びで縦に動かしつつハーフに入れる上手い繋ぎ

ジュビロ回収して敵陣に

シュート打つが防がれる

なおもキープしてPA侵入突破

ポケットに入るがボールは繋げずCK

70分

ここは追加点のチャンス、ここで試合を決めておきたい

GKキャッチ

ドゥドゥ奪い取る

サイドを変えて縦展開

後藤が競るが繋げられず

熊本GKはジュビロ回収

サイドチェンジから縦展開するが後藤に収まらず

熊本繋いでカウンター

サイドの網を破ってサイドチェンジからクロス

ジュビロはじき返す

スローインの回収をドゥドゥが競るが熊本のFK

PAから5mほど

中央に直接入るが選手が交錯

梶川飛び出すが熊本の選手にぶつかる

海音がぶつかったようだ

梶川ロングボール

松原のクロスは防がれるが逆サイドで雄斗回収

スローインからCKゲット

ニアでつないでファーで決められず

回収するも繋がらずゴールライン割る

熊本ロングボールはサイドアウト

ジュビロ即縦に敵陣侵入

雄斗ポケット侵入しCKゲット

80分

そろそろ追加点を…

防がれるが回収、放り込むがGK飛び出しからキャッチ

即カウンターに

康裕回収

雄斗放り込み

回収してサイドチェンジ

松原中に入りながら繋ぎ

サイド変えて右に

松原中央でシュートも枠をそれる

熊本再び2枚替え

大津イン 山田アウト

小川イン 康裕アウト

ジュビロも2枚替え

ジュビロ左右に大きく移動しながら中を狙うが決まらず

ドゥドゥのシュート精度が低すぎる

後藤のこぼれを決められず足を攣っている

松本イン 後藤アウト

これは仕方なし

松本、大津で右サイドでキープするが熊本ボールに

熊本の攻撃をどうにか防ぎ切りカウンターに

雄斗が倒されるがボールを繋いで松原クロスから大津シュートもポストに嫌われる

ここ入っていれば…

金子自分で縦に行かずにサイドの上り待ちで囲まれコースなし

自分で決めに行けよ

梶川ロングボール投入

ドゥドゥ回収右展開するが雄斗収められず

熊本のカウンター、あわや失点のクロスはゴール前をすり抜ける

ヤバい

梶川前線にキック

中盤で回収合戦

中川蹴られる

AT+3

熊本さらに1枚交代

ジュビロ奪ってCKゲット

ここ最後のチャンスだぞ

金子こぼれシュートするが壁

梶川出てきてロングボール

GKキャッチ

藤原回収繋いで雄斗上がる

松原繋げられず

熊本カウンターはサイドアウト

ジュビロスローインから縦に攻めるがホイッスル…

消化不良の引き分けに…

中位同士の戦いで勝ちきれないか…

これは厳しいよ…

2023年4月13日木曜日

3-3攻撃

ジュビロの攻撃パターンはボールサイド3トップ+2列目3を作る

______┏┓______

___________

____________

_____________

ボールサイドの前後

ハーフレーンの前後

センターの前後


______┏┓______

___________

____________

_____________

ボールサイドーハーフ側は深い位置でクロスを上げる為の崩しの為

ハーフーセンター側はフィニッシュの為


これを考えると4-3-2-1だとやはり少し問題がある

6人が3/5レーンに集まることになり配置的にSBが上がるので守備枚数は4枚(ボランチ+4バックの残り3枚)

4枚の守備のうち4バックからSBが1枚欠けるのでカウンターに弱さがある

前線+中盤で6枚作る方が守備を安定した状態で攻撃できるのではないか

ボランチの守備がないので実質2CB+SBの3枚での攻撃となると守備の薄さで失点が免れない

中盤までの6枚を攻撃構成にして残り4枚を守備型にした方が良いのでは



パターン攻撃時/ボールサイドティルティング

______┏┓______

SH__FW__SH____

__OH___CH_____

CH____________

オープン時

______┏┓______

______FW______

SH____OH____SH

___CH____CH___


OHをCHにして中央3枚で固めた場合

______┏┓______

______FW______

SH__________SH

__CH__CH__CH__


3バックでWBを高い位置にした場合

______┏┓______

______FW______

WB____OH____WB

___CH____CH___


中央を残してSBを上げる形を使っているが

4バックを残して中盤をスライドしてボールサイドに寄せることでSBの前後移動を減らしてスタミナ問題やスピードの問題を解決する


2023年4月12日水曜日

2023 第9節 町田戦

______大津______

__ドゥ__金子__松本__

____遠藤__上原____

_松原_中川__海音_雄斗_


首位町田との一戦、序盤の本命の試合

町田はデュークを欠いているので前線の高さがないが機動力はある

町田は4-4-2予想


前半

町田はサイド深くにロングボールを入れて押し込んできた

左右共にサイド深くに入れる

梶川のGKでジュビロも押し込む

町田のカウンターを海音がファールで止めてイエロー

やはりロングボールの中盤回収が肝になってる

ジュビロ右サイドを繋げながら敵陣内に侵入するもサイドアウト

金子が詰めてファール

町田サイドを縦にパスを入れて背後を狙うが海音クリア

町田ロングスローではなくショートからクロス

クリアに走り込んでミドル狙い

ジュビロ後ろから繋ぐが町田ハイラインプレスで作らせない

FKを敵陣内に入れて回収、自陣に戻してサイドチェンジ

松原が繋いで左サイド崩す

右にサイドチェンジして突破し中央に入れるがGKキャッチ

ややジュビロの流れ

敵陣内深い位置でプレスしてCKゲット

ファーに落としてニア狙いだったがGKキャッチ

右サイドスローイン

10分

ドゥドゥが中央で裏に浮かすがゴールライン割る

町田GKロングボールからの速攻を決められる

0-1

町田ファールでFKゲット

サイド深くに移動してサイドチェンジ

一度下げて中央侵入から左に

守備に当ててスローインから金子のポケット侵入、ニアに入れるがブロックされCK

ショートコーナーから松原が縦侵入するが町田が体を当ててボール守る

セカンド回収が微妙なのが…

後方で幅を取ってキープしつつ前方につなげる

町田体を当ててパスミスさせる

町田のポゼッションにプレスをかけてサイドアウトさせる

スローインからサイドを変えるが町田のカウンタープレスで潰される

町田も後方で回すがジュビロが奪い返す

町田奪い返してGKに戻してサイドをかえる

ジュビロGK収めて後方で回す

20分

出し所がなくサイド変えるが町田のプレスでサイドアウト

町田ハイプレッシャー守備でかなりスピードのあるプレスをかけてくる

ジュビロ敵陣まで進むが自陣に戻す

町田自陣で回しておびき出し

ジュビロもハイラインプレスで前線からDFラインとGKに圧力

町田かいくぐって前線に流し込む、梶川キャッチ

ジュビロ足元で繋いで中盤飛ばさないので町田のブロックに防がれる

町田両サイドが絞ってボックス作るがサイドに逃げた時にボランチが即カバーに出て行った

松原が接触プレーでちょっともめる

GKの放り込みにドゥドゥが下がって遠藤のカバー

町田ロングスローも中川へのファールでジュビロボールに

梶川ロングボールを選択

左サイドで松原が競るが町田ボールに

町田サイドから切り崩して裏のポケットに入りファーにクロス

あわや2点目

ちょっと危ないシーン

徐々にジュビロから町田に主導権取られそうな流れ

町田は4-4-2ブロックで守備しつつカウンター狙い

J2の盾町田と矛ジュビロの対決で堅守からの速攻を狙っている

30分カウンターで一気に攻め込まれるが梶川キャッチ

SBは小川とかスピード系にした方が良いのでは?

雄斗と松本を入れ替えてもいいかも

遠藤のシュートはGKにはじき出された

ジュビロ攻め込むが町田の強度に負けてる場面が多い

右のクロスからクリアをドゥドゥがミドルも枠に飛ばず

町田GKのロングボールジュビロが回収、サイドチェンジ

サイドチェンジから逆サイド侵入するが通らず

町田イエローでFK

中途半端に中央に入れるが跳ね返される

再び奪ってサイドからクロス、ドゥドゥヘディングは枠のはるか上

ジュビロ中盤での奪い合いに勝てない

即裏抜け一本通される

町田は堅守速攻指向だがジュビロはポゼッションさせられてる感じで有効なリレーショナルプレーが出来ていない感じ

町田のパスミスからのカウンター

金子奪われるが回収

町田のプレスがとにかく早い

判断が遅いと即詰められる

ジュビロ中盤で封鎖して進めさせないがボールは奪えない

流れが完全に町田に

結構やばい

サイドでフリーでクロス上げさせてしまっている

ジュビロ即リスタートで敵陣内に、しかし遅攻になってしまっているので有効な速攻にならず

サイドチェンジしてゾーン進めるが各駅で悪い時のボール持ってるだけのジュビロになっている

ポゼッション率は2倍あるが町田が持たせているだけ

ワイドへのパスをインターセプトされマークも薄いので簡単にクロス上げられる

これマジまずいよ

ジュビロ完全にボール持ってるだけで前に進めないし進んでもゴールにたどり着かない

町田の2失点堅守はマジ堅い

AT+2

守備のプレスがスプリントでジュビロの様に緩くない

ジュビロサイド釣り出して裏に通してポケット侵入からマイナスクロスを2列目中央で決める

これは前回でも出てきた得意パターン

やっとこの崩しが出来たか…

前半中に追いつけたのは大きい

流れが悪かっただけに前半終了間際で同点にして流れ渡さずにハーフ迎えたのは不幸中の幸い


後半

右サイドロングボールを入れるがGKキャッチ

GKロングボール町田回収してサイドでキープするが金子のプレスでサイドチェンジ

町田ロングボール投入、ジュビロ回収して右サイド攻撃

キープしてサイドチェンジ

松原オーバーラップ

右サイドから中央に戻して縦また右に戻すヨーヨーの動き

サイドチェンジとヨーヨーを混ぜて町田の守備の幅が不安定になるようにしている

町田GKにから繋いでリスタート、SBからロングボールはファールでジュビロボール

ジュビロFKをサイドチェンジでリスタート

町田奪って後方から組み立て直し、ジュビロ奪う

町田GKイエロー

何のファールか不明

ジュビロ右サイド深くからのスローイン

中央に繋いで左サイドまで展開、CKに

ニア狙うがクリアされる

松原入れるがファールがあって町田ボール

町田後方から繋いでリスタートもロングボール投入、中盤回収のパターン

キープしつつサイドを変えようとするがジュビロ中央で奪取、左サイド攻めるが決まらず町田の速攻カウンター

右サイド海音が止めに行くが町田が勝手に飛び込んだように見えるがファール取られてFKに

PAライン付近のサイドからのFK

逆サイドに抜けたが町田CK

ここは防いでカウンターに行きたい

ファーに落とすがしっかり防いでカウンター

しかし町田もそれをしっかり止める

ジュビロ低い位置で奪ってキープ

ハーフスペースで縦に繋ぐが交代

鹿沼イン 遠藤アウト

後藤イン 大津アウト

55分

町田サイドから斜めに侵入もジュビロ防ぎカウンター

町田も防ぎ前線にロングボール入れて中央にグラウンダーから真正面ミドルを打たれるが海音が中央にいて梶川横っ飛び、ボールは枠をそれる

ジュビロ左サイドの攻撃、深い位置まで進んでスローイン

鹿沼、松原で奪いドゥドゥが拾うがシュートは枠の上

町田繋いでリスタート

ジュビロのハイラインプレスで押し戻されてサイドに逃れる

スローインを拾って町田の速攻カウンター

ジュビロCKに逃れる

町田10番下げて9番投入

得点を取りにきている

CKをファーに飛ばすが梶川飛び出し

ジュビロ左サイド攻撃、松原がカットインから斜め後方に戻すが味方いない

町田11番のサイド攻撃、松原が止めつつドゥドゥが戻って挟み撃ちにするがファールでFK

PAラインより奥の深い位置

しっかり壁でクリア

町田ハーフラインでキープして中央に放り込み

サイド展開しつつハーフに侵入、崩そうとするがサイドアウトでジュビロのスローイン

ジュビロファールもらいFK

町田詰めてサイドアウト

スローインから町田回収

町田サイドをかえる

左サイドのスローイン

中央に入れるが同サイドに跳ね返す

ジュビロ拾って右サイドにサイドチェンジするが繋がらず

町田自陣でサイドチェンジ

ジュビロ拾って左サイドキープ

松原から後藤へ入れて右にサイドチェンジ

65分

右から中央に入るがひっかけられカウンターに

金子が止めに入る

ファールでジュビロFK

ジュビロ右サイドキープからサイド深くまで侵入

町田サイドアウトに逃れる

ジュビロ中央に侵入して雄斗のシュートはDFに当たる、CK

ここは良い時間でのチャンス

中央で跳ね返される

拾ってクロス、GKパンチングからカウンター

鹿沼がPA前でファール、FKに

ここはピンチだな…

壁に当たり後藤が猛追プレス

町田GKフィールドで前線に

ジュビロボール、サイドアウトのスローイン

町田GKまで戻してロングボール、ジュビロ中盤で拾って左サイドキープ

中央からサイドチェンジポケット侵入からニアにクロスはGKキャッチ

町田速攻はドゥドゥマークして阻止

町田DFラインでキープ、中央にスルーパスはカット

後藤に入れるがキープできず、町田前進

ジュビロ奪って左サイド突破

松原クロスは精度なし

町田カウンター、ジュビロリトリート、町田ハーフラインでキープ

75分

町田のビルドをひっかけて敵陣内で攻撃開始

両サイドに広がり回す

山田イン 金子アウト

藤川イン 松本アウト

左サイドのリスタートから

中央、右展開からシュート、決まらず

ジュビロ後方で奪ってカウンター

中央経由左展開でサイドアウトをスローイン

山田に収まらず

流れはややジュビロと言いたいが拮抗

町田GKのミスキックを後藤が拾って一点行くかと思ったが入らず

直後に乱闘騒ぎに

両者共この一戦の価値がわかっているのもあってちょっと荒れ気味

町田は次戦2位大分だし今日は落とせないのもわかる

ジュビロはここで勝てば上位争いにしがみつける

主審副審協議でレッドカードに

シュートの後にボールを拾いに行ったジュビロの選手を押し倒した行為に対して

ジュビロのCKでリスタート

残り少ない時間で11対10なのでここは決めておきたい

町田は長身DF選手を投入、守りにシフトした

CK跳ね返され松原がシュートで終わらせるが枠をそれる

残り5分+AT

町田GKからのロングボール広いさらに前線に

ジュビロ回収、町田自陣に戻る

雄斗、ドゥドゥイエローは先ほどの乱闘に関してか

町田さらに交代

11番が下がる

長身選手の連続投入で一発決めるつもりか

小川イン 上原アウト

ちょっとタイミングどうなんだ?

今入れる選手か??

ジュビロロングボールを後藤に

中盤で広いマイボール

一度自陣に戻り建て直し

サイドチェンジして中央割る

縦パスから藤川飛び出し倒されるがノーファールか

今のは決定的シーンではあったが…

AT長そうだな…

小川押し込み

町田の選手にスライディングが深くいって山田イエロー

ちょっと荒れてる試合になってしまったな…

AT+8

これは1点決めないといけないだろ

ジュビロスローインからボール回すが中盤で繋げず

町田ワイドにロングボール投入、ジュビロクロス阻止

ジュビロ後方から右サイド展開

ポケット受けから中央に松原ファールで町田ボール

町田DF選手にイエロー

町田リスタートを防いでジュビロ攻撃に

安定しない

小川が左押上げ

中央に繋いで守備を中央に固める

右からのアーリーを逆サイドに、町田触ってCK

中央に入るがGKと接触

既に6分

これは町田がしのぎ切ってしまうのか…

ジュビロサイドを変えつつ右侵攻

中央でポストして左、さらに右から侵入して藤川シュートも決まらず

ほぼラストプレーの時間

ジュビロ速攻ができない

右サイドからのクロスも跳ね返される

町田ボールを拾いに競る

リスタートから小川侵入、サイドチェンジ、中央に入れて、右

中央で縦に緩く入れるがGKキャッチ

奮闘したが残念な勝ち点1

まぁ首位に引き分けたので悪くない結果ではあるが勝ち点2取れなかったのは痛い

負けなかったのは良かった

2023年4月11日火曜日

3-1-5-1・クアドラントディフェンス

______FW______

_____↖FW______

MF_↖MF_↖MF_←MF

_____↖DF______

__DF__DF__DF__


3-1-5-1は名波監督末期の2018年の夏以降に導入されたが中央のダイヤモンドの左右と底の運用が微妙だったので思ったように成績は伸びなかった

しかし3-1-5-1自体は悪くない陣形だと思う

縦陣、横陣の分類からするとハイブリッドの十字陣であり、中央4列、中盤4列で4.5列(互いに中央に入る為)になりほぼ5レーンを制圧できるのと中央レーンに並びがあることでワンサイドカット+ティルティングによるサイドに追い込むプレスが可能になる

十字陣は相手を4分割=クアドラントできるので狭い範囲=局面を作って制圧する戦術が使える

中央の小さいダイヤモンドを斜めに動かすことで1/4の局面にオーバーロードして制圧することが可能


ダイヤモンド移動後

___FW_FW↑_____

_MF___MF______

MF_DF__MF_____

______________

__DF__DF__DF__


ここで大きいのが中央ダイヤモンドが制圧した時にボールサイドにダイアゴナルな並びが出来ることと同時にセンターレーンとセンターラインの縦陣、横陣が崩れずに1/4の包囲が崩れない事、局面の少人数に対して局所的量的制圧をしつつ斜め陣形を作ってボールサイドからセンターレーンにダイアゴナルにボールを動かすことができる

ワントップはGKに戻されるバックパスに詰めてスチール、フィニッシュを狙う

縦の2トップはワンサイドカットに向いているのでCBへ戻すボールにもプレスがかかるしGKへのパスも近い位置からプレスにいけるのでカウンタープレスからの得点を狙いやすい


名波監督は2枚の中央のMFを「バランサー」と呼んで一方が上がると一方が下がるシステムを組んだ、これはダイヤモンドの底が1枚なのでボールサイドでは押すが逆サイドでは引いてWボランチ的に運用したかったのだと思う

しかしこれだとせっかくの分割した状況を活かせずに後方に人を余らせてしまうことになり戦力が分散してしまうのでボールを短時間に追い込むことが出来ない、十字陣形は1/4分割はできるがその後にどう処理するかで機能するかしないかが変わりやすい

縦陣の攻撃力と横陣の汎用性・守備的な部分を上手く扱えたらもっと良い結果を生み出せたと思う

3-1-5-1はその前の3-4-2-1の中央のボックスをダイヤモンドに変形させたもの、せっかくダイヤモンドにして左右に1枚づつ前後に1枚づつに配置したが、左右をバランスさせてしまうとボックスと変わらなくなってしまう、戦力を局所投入しないので優位性がないボックスと大差が無くなってダイヤモンドにした意味がない

ダイヤモンドは並び的にボックスの2枚x2ではなく3枚+1枚で3枚を作れるのが強みだがバランサー運用してしまうとボックスと同じ2枚x2になってしまいダイヤモンドの強みである3枚を作るという部分が無くなってしまう

しかも底の1枚が宮崎だったのでスペースを埋めるだけのボランチになってしまい肝心の守備の穴になったのも攻撃ばかり考えて守備を軽視していた部分で弱かった

それも含めてのバランサーだとしたらまったくストロングポイントにならずに穴を塞ぐためにほかの場所に穴を空けるだけの作業になりどんどんバランスが悪くなる

しかし3-4-2-1から中盤ボックスをダイヤモンド化し、十字陣形にしたのは発展の一つの可能性としてありだったと思う

問題はそこにいつも通りのボランチ問題が解決されずにむしろ自分がそれが良いと思ってやっていたところがあったのが大きな問題点だった

逆にそこを早めにサポートしてダメ出しして運用を変えていれば変わっていたかもしれない

名波自身が得点、勝ち点よりパス数重視、内容重視みたいな路線取っていたせいで田口、上原、宮崎の3枚という微妙なダイヤモンドになっていた

やはりダイヤモンドの底にはDFを置きたいし頂点にはFWを置きたい

選手の配分的に4-4-2が結局は妥当な部分があり、バランスとしてはとても良い

守備的MFという超中途半端な位置づけが悪手で、攻撃的DF、守備的FWの方がMFよりは局面での戦力は高い

MFはDFやFWより局面では弱いかもしれないがスピード、スタミナ、ポジショニング、予測などで優位性を出さないといけない


警戒するのはSBからWGへのロングボールやサイドチェンジになるがフィールド全体を使ったプレーをする大きなサッカーをやってるところは少ないので今の流れでは局所局面で勝つ小さなサッカー志向に対応しても良いと思う

サッカーはトレンドなのでどのトレンドにも対応できるシステムを作り上げていくのがチームとしての基盤になる


3-1-5-1だと4.5列制圧なので中央のダイヤモンドの前後、FWとDFが上下することで中盤に5レーン制圧を作ることができ縦パスを入れさせない

FWが下がって中央に入れば後ろのDFがライン間にいられるのでポジショナルプレーのライン間でのパス受けに対してプレスをかけられる

ダイヤモンドのFWとDFが同時にスライドすればボールサイドに3枚縦並びを作れるのでサイドにいるMFを含めると4枚をサイドに寄せられるので3枚のトライアングルに対して数的有利を作り出せる

十字陣は適切に運用できれば縦陣横陣の両方の特性を持つので汎用性は高い

ダイヤモンド内の寄せとダイヤモンド全体の寄せの両方を使い分けられれば1/4分割を活かした局面制圧に特化したような運用ができるようになり堅い守備が出来るのではないだろうか

ダイヤモンド自体がダイアゴナルに出来ているので攻守に効くポジショニングがシステムに内包されている

内側の小ダイヤモンドが制圧の為に守備的に動きつつ、1トップ両サイド3バックが大きなダイヤモンドとして左右展開、ロングボールで全体を使った大きなサッカーもできてカウンター攻撃や速攻に向いている

サイドチェンジは5レーン制圧で無効化できるがロングボールを3バックのオフサイドトラップで防げないとロングボールは脅威になりやすい

ロングボールに対しては3バック+1(ダイヤモンドの底)の並びを4バックにして対応するかダイヤモンドの左右2枚が下がって3バック+3の3枚x2のブロックで「挟み込んで」守備する、3バックが跳ね返すわけだが、問題はその後の回収なのでダイヤモンドの下3枚で確実に回収する必要がある

ダイヤモンドが前目に出ている状態でのロングボールなら両ワイドが下がって5バックか3バック+2の5枚でロングボール対策をする

2023年4月10日月曜日

5トップ・3/5レーン制圧

ジュビロの攻撃を見ると

サイド、ハーフ(ポケット)に1枚づつ、センターに3枚の5トップをボールサイドにオーバーロードする

サイドにボールホルダー

ハーフにイントルーダー(侵入者)

センター(ニア、ファー、センター2列目)にフィニッシャー

ニアは潰れ役でマークを引き受ける囮役でもある

ファーが第一フィニッシャー

センター2列目(トップ下)が第二フィニッシャー(押し込み)


ハーフからニアまでイントルーダーが侵入できるならニアの潰れ役を置かずにイントルーダーがファーかセンター2列目に出して決める形はあり

ポケットへの侵入はかなり警戒されていて簡単に入れさせてもらえない場合が多いのでイントルーダーとニアの潰れ役は完全に繋ぎ役に過ぎない

ただし相手の守備枚数が少ない場合はイントルーダーが入った時点でコースが空いていたりGKと1対1になっていることがあるのでそこでは決めに行く


ポジショナルプレーだとミシャ式の様に5/5レーン制圧で1レーン1人が置かれることで幅を使った攻撃になるがリレーショナルプレーの場合はティルティングによってボールサイドに密集した陣形を取り得点を取りに行く

戦力を分散せずに集中的に使うことで少ないチャンスに対して確実に得点するスタイルともいえる

ポジショナルプレーの場合は戦力は分散されるがその分ボールの保持時間が長く攻撃チャンスは長くなる傾向がある

リレーショナルプレーではボールを失うことを恐れずにリスクとリターンを取りに行く


町田ハイライト分析

首位の町田戦が近い

町田の陣形は4-2-3-1で同じ

3-1がダイヤモンドや4トップの形でかなりの攻撃力がある

デューク、エリキ、荒木の3名が要注意

キッカーも直接決めているのでサイドはマンツーマンで蹴らせないことが大事になる

ワイドからのクロスにポケット侵入、フィニッシュに2~3人が絡むのは今のジュビロと同じような感じ

失点は少ないが穴がないわけではない

SBが前目の位置を取りがちなのでその裏にスペースがある

守備時4-4-2を取るがライン間での受けに対して飛び出してくるのでそのスペースが空く

サイドからライン間侵入して相手を引きつけて逆サイドからそのスペースに入り込んで受ければいい

かなり狭い空間への侵入になるので小柄で狭い範囲でもボールを扱えるタイプが向いていると思う

右の山田が侵入して釣り出して左のドゥドゥが侵入山田から受けて決める、という形か

中央の金子が突っ込む形でもいいかもしれない

山田のポケット侵入は前節でも上手くいって上原に繋いで得点出来ているのでサイドに雄斗が上がってそこから受けるか上原のフリックを受けるかしてポケットからDFラインの前をカットインして釣り出せばドゥドゥか金子が入ってくれると思う

町田はSBが絞る分Wボランチが前に出てくる

攻撃時は2列目サイドが上がって4-3-3の形をとりがちなのでボランチの裏にスペースができる為に底を締めるのにSBが偽SB型の位置取りになるのでワイドが開きがちになる

町田もリレーショナルプレーでサイドチェンジより同サイド攻撃にくるのでワンチャンサイドチェンジ展開からのSBのアイソレーション+ディフェンシブダイアゴナルの単騎攻撃が刺さる可能性がある(小川が得意なパターン)

町田の守備は2CH(Wボランチより高めの位置取り)にSBが中締めの偽SB+2CBで最終ラインが攻撃時にボックスを形成するので両サイドを広く使ったカウンターに対処しきれない可能性はある

町田に対しては同サイド攻撃をするとこのボックスがティルティングするのであえてサイドチェンジすることでジュビロの両サイドを使った攻撃で回避しつつ決めるという流れが取れるといいかもしれない

もちろん同サイドで潰し合いして勝てるならそれでも良いが町田は2CHが出てくるのでジュビロとしてはボランチの位置でしっかり潰さないと中央も取られて手が出せなくなる

前4枚が強力なだけに中央の2CHとSBで中盤制圧されるとかなり苦しくなる

両ワイドの高い位置取りのSHかWBかを置いて両サイド展開、サイドチェンジする形は対抗策としては妥当

フベロ監督は南米スタイルの中でサイドチェンジでチームを上位に導いた

日本ではリレーショナルプレーよりポジショナルプレーがメインの時代でマッチしづらかったのだと思う

しかし町田はリレーショナルプレーのスタイルなので逆にフベロスタイルのサイドチェンジで押し込む攻撃の方が効くのではないかと思う

これはスタイルの相性なので相手がポジショナルプレーなのかリレーショナルプレーなのか、ゾーンなのかマンツーマンなのかで相性がかなり変化する

町田はリレーショナルプレー的なスタイルに見えるので幅を使ったポジショナルプレーの攻撃が効く可能性はある

そういう部分を考えずに5-1で勝ったから同じスタイルで…という感じで攻めにいくとやられそうな気がするのでその辺りは柔軟に対応して欲しいかも

2023年4月9日日曜日

対リレーショナルプレー守備

リレーショナルプレーは人もボールも動くのでゾーンディフェンスよりマンマークディフェンスを使う方が有効だが局所的な多層ゾーンを作ることやゾーンで構えてマンマークで動くなどミックスした守備が有効になるのではと考える

ティルティングとヨーヨーによるボールサイドエリア優先の動きをするので3ラインより4ラインの多層化と3枚1ライン構成でボールサイドからセンターまでのレーンの制圧が必須になる
ブラジルの4-4-2ボックスも4バックで横幅の確保とSBの攻撃参加を加味した守備だが中盤のボックスも多層化とティルティングによるボールサイドへのオーバーロードの為のものだと理解できる

中盤ボックスは前後2層だがダイヤモンドは3層になり中央2枚がサイドに寄せる事でボールサイドに3枚を作ることができる
N-BOXも中央1枚が寄せれば3枚を作ることができる

ボックスは前後左右2枚で3枚ではない、ボックスが3枚並べるように動くよりダイヤモンドが3枚並ぶ動きをした方がより早く3枚を並べられる
3枚を並べられると2枚より広い幅、サイドの長い距離をカバー出来るのでボックス運用より応用範囲は広い、また初期位置が斜めなのでパス&ゴー、ダイアゴナルパスなどがスタートしやすい。

N-BOXはボックスの弱点を補ってダイヤモンドに近い運用が出来るようになる

ダイヤモンドやN-BOXは守備のトライアングルがあるので斜め後ろのポジションが埋まっている、ボックスの場合は斜め後ろが空くので守りにくい

フラットな状態から飛び出すとラインに穴を開けてしまいそのスペースを縦に使われてしまう、ダイヤモンドだと背後のスペースは後方からの飛び出しで埋めることができる

運動量は必要になるが同じ人数ならボックスよりダイヤモンドの方が対応力の幅がある

ダイヤモンドは攻撃でも前後が開いて縦幅を取る事で相手守備のラインを広げて左右が中にスライドしてライン間を使ったサポートや繋ぎなどが出来るのも大きい、戦術的にダイヤモンドは多様性が高く使いこなせばかなりの戦力アップになる

多層化とリレーショナルプレー

N-BOXは2列の縦列陣形で中盤が3層に多層化されている

リレーショナルプレーではダイアゴナルパス(斜めのパス)とスクリーン(パスに関わらない中間者)orテーブル(ワンツーの壁になる中間者)が重要になる


ポジショナルプレーのゾーンディフェンスに対するリレーショナルプレーによる攻撃

___MF____MF___

MF__MFMFMF__MF

___MF____MF___

赤:攻撃側:中盤3層構成

緑:守備側:中盤1ライン構成

攻撃側の斜めのパスは中央の中間者がスルー・フリックすることでラインの裏にいる攻撃MFに届く


DFFWDF__DFFWDF
______MF______
MFMF__MF__MFMF

同一ライン上にいる場合でもライン間に入ることで中間者になり前方のFWへのパスもしくは後方のMFが上がってくる場合の中間者になるプレーができる


リレーショナルプレーはダイアゴナルパスと中間者が組み合わさるので自然とダイヤモンドやN-BOXになりやすい

リレーショナルプレーはティルティング(ボールサイドへの密集)とサイドチェンジをせずに同サイドでのプレー継続による突破があるので必然的に縦列陣形+多層化のフォーメーションに行きつく

ジュビロの攻撃とリレーショナルプレーのマッチ

ポジショナルプレーはパスの出し手と受け手の2人の関係性で成り立つが

リレーショナルプレーはパスの出し手と受け手と中間者(Man in the Middle:MitM)の3者の関係性で成り立つ

これがジュビロのスタイルと合っている

中間者はワンツーの壁、パスのスクリーンとして機能することでパスの出し手と受け手にマークが向かないようにマークを散らすことでパスやシュートの成功率を上げる役割がある



______┏┓______

KK→_MM⁽→⁾_FN____


KK:キッカー

FN:フィニッシャー

MM:Man in the Middle、中間者

MFがサイドでボールを持ちMMがニアに入ってマークを引きつけて潰れFWがファーで受けてゴールする



┃MF___

┃__↖MM

┃DF↗__

DF:ボールホルダー

MM:中間者がパスをフリック

MF:ボールを受ける

中間者が中にいることでアウトサイドからインサイドにマークを寄せてMFへの直接のパスを防ぐ守備を迂回する

サイドを深く侵入する為のビルドとして中央に意識を向けさせる



ジュビロの攻撃は両サイドの深い位置からの攻撃

中央に中間者、左右にアタッカーの形がとりやすい

アタッカーがどちらも侵入とクロスを上げられると両サイドの攻撃で揺さぶれる

______┏┓______

__AT__MM__AT__


左サイドから

______┏┓______

AT__MM__AT____


右サイドから

______┏┓______

____AT__MM__AT

中央に中間者がいることで相手DFは常にニアを意識しなければならず死角になるファー側の攻撃を防ぎきれない


4-2-3-1の攻撃陣3-1のパターン

______┏┓______

______FW______
__MF__MF__MF__

サイドのボールホルダー+ニア、ファー、中央の形にポジションを取る
(フィニッシャーの位置は変動で誰かがそのポジションに入ればよい)

右サイドから

______┏┓______

____MF__FW__MF
______MF______

______┏┓______

____FW__MF__MF
______MF______

______┏┓______

____MF__MF__MF
______FW______


左サイドから

______┏┓______

MF__FW__MF____
______MF______

______┏┓______

MF__MF__FW____
______MF______

______┏┓______

MF__MF__MF____
______FW______


サイド側のパスの出し手はオーバーラップしたDFでも良い
松原や雄斗がオーバーラップしてクロスを上げるのも同じパターン

2023年4月8日土曜日

2023 第8節 水戸戦

______大津______

__ドゥ__山田__松本__

____遠藤__上原____

_松原_中川__海音_雄斗_

______梶川______

水戸は4-4-2予想

サイドから2トップへのアーリークロスはキッカーを抑えないと2トップに2CBの同数は不利、両サイドのドゥドゥ松本がSBへのマンマークをきつくして蹴らせないようにすることが第一

中央は山田上原遠藤の3枚で2CHを抑えたい

攻撃時は2列目から1枚上がって2CBに2対2の同数を作るか3枚全員上がって4対4の同数を作り有利な展開にしたい

両SHの運動量が重要になる

攻撃は松原雄斗遠藤からのロングボールを大津が落として2列目3枚が前向きに上がる形で中央攻撃メインで中で2対2、3対2の有利を作れるといい形になる

SHがSBのマークで引きはがされてSB→CH右SHとパスを繋がれるとSBの松原雄斗が前に出るか2トップを抑えるかの選択肢を押し付けられる

SH裏SB前のスペースは使わせたくないがボランチが中から出て来ないと思うので結局SBが飛び出して裏を空ける可能性が高い

4-4-2だとサイドからの崩しがメインで中央にクロス、グラウンダーを入れてくると思うのでSHに渡る前に潰しておきたい


前半

ロングボールを左サイドの松原にフィード

水戸はSHの守備への戻りが早い

後方からの縦パスも即入れてくる

かなり速い動き、先制点を取ろうと先手を取りに来ている

ドゥドゥがボランチ位置の守備をしてくれているので守備が安定している

松原ファールで水戸のFK

PAから15m以上のサイド

PAライン付近への落としからゴール枠にはいかず

中川からちょっと無理目に上原に繋ごうとした

縦パス狙い過ぎ

セカンドボールの奪い合いは水戸ファール

水戸サイドチェンジからクロス放り込み梶川キャッチ

SHが絞っているのでワイドの守備が緩い

水戸は両サイド使ったワイドな攻め

スローインにティルティングしてサイドにオーバーロード

逆サイド展開も潰してマイボール

右サイドからクロスをドゥドゥが決める

先制点

松本、雄斗、上原と回して、松本のクロスからドゥドゥのゴール

やはりサイド2枚+ボランチの3枚からんでフリーでクロス打ててるので精度が高くなる

サイドのクロスは要注意

中央縦パスでドゥドゥが裏抜けチャレンジするがオフサイド

10分

中川が痛む、FK

自陣のPA前なのでPKまで戻して中盤にロブを飛ばす

水戸食いつき気味の守備

ジュビロボールを回して繋ぎながら前進

右サイドでCK獲得

遠藤の逃げるボールはクリアされるがファールでFK

PAから8~9m

中央大津に入るがクリア

松原が拾ってクロスもクリア、CKに

クリアを松本がミドルも枠の上

右サイドからPA侵入水戸のGKへのバックパスにドゥドゥが詰めて2点目

2-0

水戸がジュビロのボール回しについてこれない

松原のロングスプリントからのパス、クリアされるがサイドアウト

その後CK獲得

海音、雄斗、ドゥドゥで相談

クリアをまたも松本ミドルが枠に行かず

カウンター対策のミドル

水戸PAまで速攻で侵入も松原、海音に挟まれ潰されるがCKに

ファーに落ちるがクリア

水戸拾って遅攻

サイドで奪ってクリア

水戸GK拾う

20分

松原スローインは失敗、水戸のスローに

水戸の攻撃を防ぐが自陣パスミスからカウンター

ジュビロペースから水戸に流れが変わってきた

足元で繋いで中央縦パスを入れるがドゥドゥがオフサイドに

自陣守備からボール回収、前線に入れて中盤回収

敵陣内へ押し込み

水戸の守備はかなりコンパクト

水戸カウンター、中央から同サイドに戻してからクロス

水戸のカウンタープレスでイエロー

松原持ち上がるが守備に引っかけられる

自陣での防戦

右サイドからの攻め上がり

大津が走るがサイドアウトに

スローインを上原が収めて松本、雄斗とつないでゴールするが雄斗のボールがゴールラインを割っていた、ノーゴールに

上原スライディングでファール

水戸ローテーションから縦パス

サイドチェンジからクロス入れるがゴールラインを割る

カウンターは大津がファールされFK

右サイドから中央へのパス、入り走り込んだ山田がシュートもGKセーブ

ジュビロ自陣ボール回しでラインを下げさせながら敵陣侵入

水戸前後によく走る

松原スローイン、大津走るがゴールライン割る

右サイド雄斗、山田、上原とつないでゴール

3-0

一旦ワイドの松本に出してサイドを意識させつつ後ろから来た雄斗から山田収めて上原

リレーショナルプレーの良い連携が出来ている

ポジショナルプレー的なボールの繋ぎではなくリレーショナルプレーのボールのつなぎ方、パス&ゴー、ワンツーが出来ている

人もボールも動くジュビロらしいスタイル

水戸の攻撃、ショートパスでサイドを切り崩そうとするが駄目だと中央縦に入れてきたが収まらずワンタッチは枠の上

水戸FWのプレスバックでボール奪うがジュビロもすぐにカウンタープレスで奪い返す

ジュビロ自陣に引いてブロック形成

水戸自陣で回して引き出そうとする

上原が前に出てプレスしつつ松本が中に締めて裏を消してパスをインターセプト

良い守備連携になってる

松原からロングボールを大津に

後から走ってきた松本が回収して大津ミドルも枠の上

水戸ドゥドゥが出てきたタイミングでFWまて縦パス通すがジュビロ防ぐ

ワンチャン狙いか

ドゥドゥのキープに松原オーバーラップするがサイドアウト

ジュビロ後方で回して前方展開、水戸はセカンドが拾えない

山田が1対2で潰される

水戸はジュビロのDFが飛び出すタイミングを狙って縦に入れるがそれを先読みした中川が防ぐ

ジュビロのカウンターからの速攻が結構効いている

水戸サイドからクロス入れるが精度なし

AT+2

前半終了


ジュビロは後方で回しながら大津が縦を意識させてDFを下がらせつつ中盤にボールを入れて2列目3列目で回収する形が出来てる

一方で4-4-2の水戸は2CHなのでボール回収できず

ここでジュビロがボール回収してサイドの突破から中央へのクロス、グラウンダー、ドリブルなどでチャンスを作り得点につなげられている

水戸は中盤をボックスでなくフラットのままなのでジュビロの中央の人数に負けている


後半

水戸3枚替え

鹿沼イン 遠藤アウト

大津に放り込んでこぼれを収める

水戸サイドを縦パスで通そうとするが失敗

水戸CK

走り込んできた選手へのクロスを防ぐ

山田のハイラインプレス、中途半端な前へのパスはDFが防ぐ

水戸ワイドから崩そうとするがジュビロ読んでいる

カウンターでPA内4枚攻撃

水戸の攻撃、山田がプレスバックもファールでFK献上

PAから15m

PA脇での攻防

ジュビロクリア、水戸自陣で回収

ワイドからの崩しにマンマークで防ぐ

松本の前方フィードを大津山田で拾うが潰されFK

水戸陣内に押し込むがGKまで戻す

金子イン 山田アウト

後藤イン 大津アウト

2枚替えで攻撃力アップ

55分

水戸FW交代

ロングボール回収できず水戸のカウンター

自陣で回収し攻撃

右サイドの崩しに最後は逆サイドの松原が攻撃参加で得点

4-0


左の松原の突破クロスを後藤ヘッドで決める

5-0

金子キープから松本、雄斗とつなぐが決まらず

藤川イン 松本アウト

60分

中盤で奪ってサイドを使ったキープ引き出して背後のスペースを買ったパス交換

水戸縦に入れるが梶川キャッチ

藤川右サイド上がるが競り負ける

藤川から後藤の縦パス

水戸カウンター

水戸自陣キープ

ジュビロハーフラインでブロック

水戸サイドからカットインで切り込むが中央飛び出して止める

なおも水戸キープ

一度戻してライン間受け

ジュビロ押し上げて回収する

ジュビロ後方でキープして引き出し、梶川前方フィード

水戸回収

ジュビロブロックを下げて守備

水戸交代

ジュビロ大きくクリアを後藤に

水戸が回収してクロスいれるが足を出していれさせない

水戸のCKに

大きくファーに上がるがクリア

回収して逆サイドでの攻防

水戸のFK

ほぼPAラインのサイドから

ここは水戸が意地の1点ゲット

5-1

70分

雄斗からドゥドゥへのサイドチェンジ、さらに松原のオーバーラップ、金子のPA侵入からクロス、後藤の藤川が被って決まらず

後藤がゴール前で痛んだか

ロングボールを入れあって回収できず

藤川の見事な足元から雄斗の右ダッシュ、藤川サイド深くに侵入してクロス

後藤決まらず

同じ形から金子ニアで後藤のサポートも枠の脇

小川イン 上原アウト

後方からのボールを中盤で繋いで左の松原が走り込んでシュートも防がれる

完全にオープンな展開

松原走る

水戸ワイド展開から中繋ぎ縦とボールを動かすがコースなく逆サイド展開からアーリーかミドル

水戸CK

80分

水戸FK、跳ね返し、松原クリア

自陣プレスで詰めてカウンター

GKセーブ

小川イエロー

小川が入ったことで松原がかなり攻撃的に走る機会が増えた感じ

中川が競って負けてドゥドゥが競った所でFK

左サイドがかなり攻撃的

水戸防ぐがジュビロ回収

鹿沼繋げず水戸回収

水戸は小さいサッカーで繋いで繋いでやるがジュビロは大きいサッカーでロングミドルのパスで大きく動かすのでついていけてない

水戸の3ライン4-4-2なので大きく動かされるとライン間が相手セカンド回収できないのも大きい

サイドチェンジは使うがジュビロも対応できている

AT+4

水戸イエロー

水戸中盤絞ってSBが持ち上がるが後藤が前からマークついてくれて思うように進めず

終了

完封は出来なかったが5点の大量点は大きい

勝ち点も稼げたし得失点差が大幅にプラスになったのが良い傾向

水戸の4-4-2に対してボールをスピーディーに大きく動かすスタイルがマッチして大量点になった

中盤でボールをしっかり握れたことで攻めるチャンスが多かった

セカンドが握れないと攻めることすらできないので2列目3枚とWボランチの5枚で中をがっちり固めたのは大きい

あとはワイドを使った攻撃がメインになる4-4-2に対してしっかりサイドで潰せたので守備の良さが攻撃チャンスの増加にきちんと繋がっている

守備が弱いと結局ボールを握れずに攻撃チャンスが少なくなり得点も減る

今日の結果から何かつかんでくれるといいんだが

ラインオーバーロード・ハイブリッド守備

偽5バックは5バックのゾーンディフェンスのようで飛び出しを使ったマンマークでもある

しかし飛び出し+残った4バックのスライドになりレーンにスペースが出来る

サイドの飛び出しも相手SBに対してになり10m以上の距離をスプリントでマークに飛び出さなければならず一度飛び出すと戻るのにも一苦労する

残りの4バックも結局スライドしなければならない

5レーンを制圧するのは5枚で十分だが、飛び出しによるレーン空白を防ぐには6枚で5レーンを塞ぐ必要がある

5レーンに6枚のオーバーロードのラインを作りレーン制圧のゾーンと飛び出しのマンツーマンを両立させる

自陣ブロックの場合は6バックでも良いがオープンな展開では6バックは有効ではない

偽5バックでもそうだがゾーン2で5バック6バックのような状態を作るのはゾーン1へのロングボールに対してオフサイドができないので応用にならない

中盤6枚で5レーン制圧した場合ゾーンによってショートパスを防ぐことはできるが飛び越されると無効化されてしまう

6枚オーバーロードから飛び出しマンマークが可能なので中盤から相手DFへの飛び出しによってロングボールを蹴らせないようにプレスをかける


⇧_____FW______

MF⇦MFFWDFMF_MF

__DF__DF__DF__


6バック(6-3-1):ゾーン1限定

______FW______

___MF_FW_MF___

MF_DFDFDFDF_MF


中盤にオーバーロードし過ぎると前線に人が少なくなり後方でのポゼッションとロングボール投入を防ぐことが出来ない

飛び出し+スライドで問題となるのは飛び出したタイミングのスペースとスライド後の逆サイドのスペース

飛び出しのタイミングより前にスライドをしてスライドしながら飛び出す

飛び出しに合わせてスライドするのではなく、最初にボールサイドにスライドを開始してそれに合わせて飛び出す

スライドした場合に逆サイドのワイドにスペースが出来るがFW2枚を縦に並べて逆サイドへのサイドチェンジを防ぐことでケアする


FW2枚を縦に並べて中盤5枚を横に並べる

_____⇧FW______

⇧____⇦FW______

MF⇦MF⇦DF⇦MF⇦MF

__DF__DF__DF__


FWを縦の2トップにして1枚をMF化する

サイドが相手SBにプレスをかけに飛び出し残り4枚はスライドしてサイドのスペースを塞ぐ

FWが縦に並びワンサイドカットして逆サイドのスペースへのサイドチェンジを防ぐ

GKへのバックパスに対してFWがプレスで詰めつつ全体のラインを押し上げてオフサイドトラップを仕掛ける


DFのインターセプター化

______FW______

MF_MF_FW_MF_MF

_____⇦DF⇨_____

__DF__DF__DF__

5レーン制圧と3バックのライン間受け=ポジショナルプレーに対するマンマークディフェンス

アンカーではなくパスカット、インターセプトからのカウンターを狙う為のタスク

5レーン制圧でショートパス入れさせない対ポジショナルプレーをしつつ

パス&ゴー、ワンツーなどリレーショナルプレーによる突破を試みる攻撃に対して3バックの前で体を当てて潰す、ワンツーをカットするなど対リレーショナルプレー用ディフェンスをする


5レーン制圧=ゾーンディフェンス:対ポジショナルプレー

5レーンからの飛び出し=マンマークディフェンス:対リレーショナルプレー

5レーン背後のインターセプター=マンマークディフェンス:対リレーショナルプレー

攻守の相性

___↙ZD____

RP↘____↖PP

____MD↗___


ZD:ゾーンディフェンス

MD:マンマークディフェンス

PP:ポジショナルプレー

RP:リレーショナルプレー


攻撃側有利

ポジショナルプレー → 対ゾーンディフェンス

リレーショナルプレー → 対マンマークディフェンス


守備側有利

ゾーンディフェンス → 対リレーショナルプレー

マンマークディフェンス → 対ポジショナルプレー


ポジショナルプレー:ゾーンディフェンス=ラインブロック守備に対してライン間の間受け、中間のポジションを取ることでマークを曖昧にしてパスを受ける

リレーショナルプレー:マンマークディフェンスに対して動いてマーカーを釣り出してスペースを作りスペースでパスを受ける

ゾーンディフェンス=ラインブロック守備

マンマークディフェンス=選手に1対1でマークを継続する守備

2023年4月7日金曜日

ローテーション+パッシング

針谷を活かしつつ全体が活きるにはどのような動きがあるといいか

常に針谷がボールを持つのではなく、針谷を経由して次の動きが生まれる、連動するという形が望ましい


針谷の後ろに3枚ボランチとして置く

中盤の守備をこの形で行う、ダイヤモンドで囲むもしくは左右に押し付けてボール奪取する

____針谷____

MF_______MF

____MF____


左回りのローテーション(ダイアゴナルラン)

⇦ダイヤモンド全体の移動方向、敵守備の移動方向

___⇙針谷____

MF⇘_____⇖MF

____MF⇗___


ローテーション後

____MF____

針谷______MF

____MF____

左方向にローテーションした状態、針谷をサイド、または中央に寄せる

ローテーション方向とボールの方向を逆にする=パッシングする

ヨーヨー、フェイクサイドチェンジ=パッシング

ボールに注目すれば人の動きについていけず、人の動きについていけばボールから離れる

ボールと人が同じ方向に移動する必要はなく、人についていく守備を無効化するにはパッシングによって人の動きに守備を食いつかせながら空いたスペースにパスを入れればよい

ローテーションはお互いの位置交換なので元いた位置に次ぎの選手が入り込んでくる

前方にいる選手が斜め後ろに下がる=相手守備は捉える為に前進しブロックに穴が空く

空いた穴に次ぎの選手が逆方向から走り込むのでフリーになる

走り込んでくる選手をパススクリーンに使い逆サイドに上がってきた底にいた選手がそのままのスピードで上がると針谷サイドから空いている逆サイドにダイアゴナル+パススクリーンのミドルパスが通る、逆サイドMFが上がらなくてもワイドにいる選手がいればそこに通る

ダイアゴナルパス+パススクリーン+ラン

________MF

____MF⁽↗⁾_⇧

針谷↗_____MF

____MF____



ワンツー+ダイヤモンド全体の前進

____⇧_____

⇧__↖MF__⇧_

針谷↗_⇧___MF

____MF____




ワンツーによる突破
MF________

⇧__↖針谷____

MF↗______MF

____MF____


ボランチパサー戦術

ジュビロはボランチパサーを戦術的基軸にしている

ボランチから左右に展開、中央にスルーパスを入れて決定的シーンを作る

という感じ

ボランチ1人だと1対1、1対2で抑え込まれるので、Wボランチをパサー化することで

ターゲットを絞らせずにパス交換で切り抜けボール保持を継続する


ボランチパサーは戦術的にはポジショナルプレー的な立ち位置になる

AT=アタッカー

CT=コントローラー:ボランチ、パサー、パスの出し手

↑=パス

⁽↑⁾=スルー

⇧=ラン


____AT____

AT__↑___AT

___↖CT↗___


ポジショナルプレーでは同じレーンは1列飛ばしに並び、隣のレーンとは1列ずらしになるのでダイヤモンド形になる


リレーショナルプレーの場合、パス&ゴー、ワンツー、ダイアゴナルパス、パススクリーンを考慮するとサイド側にコントローラーがいて前後にアタッカーがいた方が良くなる

AT______AT

____AT⁽↗⁾_⇧

CT↗_⇧___AT

___↖AT____


もしくはボランチではなくトップ下、センターにコントローラーがいて両サイドが上がる

____AT____

AT__↑___AT

__⁽↖⁾CT↗__⇧

AT_____↖AT

CTがワンツーの壁、パススクリーンのスクリーンなどパスの出し手ではなく中継役=リンクマンをやるタイプ

後方のATはWB/SBの攻撃参加を想定してもよい


ジュビロの場合はポゼッションを意識しているのでボランチが下がって最終ラインからコントロールしようとするのでリンクマンではない

名波の場合は中盤のリンクマンだったが遠藤の場合は最後方のコントローラーをしがち

針谷は機動性があるので後方にいるより中盤のリンクマンの役の方が合っている気がする

ボランチで中央に居続けるのではなく中盤の中央のリンク+左右に移動して逆サイドへのダイアゴナルパス+パススクリーンによる決定的チャンスの演出ができる


中央に居続けるボランチは戦術的にそれ程機能しない

1.中央は守備が堅くスルーパスは防がれやすくカウンター起点になりやすい

2.フィジカルの弱いボランチが中央にいることで味方の守備が弱くなる

3.ビルドアップがメインにされフィニッシュより「いかに攻撃していたか」が注目される、結果より「内容は良かった」で終わる

4.中央が弱い為に周囲や後方のタスクが多くなりチーム全体が疲弊する

5.中央が動かないのでチーム全体が運動性より硬直した状態になり攻撃性が弱まる



2023年4月6日木曜日

ボックスとダイヤモンドの融合

ポジショナルプレーとリレーショナルプレーの両方に対応できる布陣はあるか
どのように対処すべきか

ポジショナルプレーもリレーショナルプレーも攻撃の為の戦術論の部分が強いが一応守備部分も内包される
ポジショナルプレーでの守備は5レーン制圧とカウンタープレス
リレーショナルプレーでの守備はティルティング(ボールサイドへのオーバーロード)とディフェンシブダイアゴナル(逆サイドSBの偽SB化=逆サイドの中締め)

ポジショナルプレーではフィールドを5レーン(または7レーン)に区切り、各レーンに配置、
同じレーンでは1列飛ばしで入ること、隣同士は1列ずれること
このルールが基本になるので必然的にダイヤモンド形とボックス形が生み出される
ポジショナルプレーは5レーンを使ったワイドな幅のある攻撃を基本形にしながら崩す

リレーショナルプレーではダイアゴナルパスが軸になるので斜めの並びになりやすく、これもまたダイヤモンド形を作り出す
リレーショナルプレーではボールサイドにオーバーロードさせながら縦(斜め)を基本に攻撃する

N-BOXもボックスの中央に1人置くことで斜めのパスが生み出される

ポジショナルプレーでは静的な位置関係から足元のパスが基本
リレーショナルプレーではパス&ゴー、ワンツー、パススクリーンなど動的な位置関係から機動を含めたパス&ランが基本

どちらもパスは基軸になっているがそのパスをどう守備していくかという点
ダイヤモンド形(ダイアゴナルパス)とその延長のパス(パススクリーン)がどちらも基本になるので2レーンから3レーンにかけてのパスを防ぐ形が必要になる
これに対しては「3人並び」のライン守備が有効になる
フラット3を中盤に作ることで空いたレーンを縦に通すか飛び越えるようにロングボールを入れるかしかできなくなる

中盤のフラット3、3センターの配置をすると両サイドが空く
中盤を2段構えにして両サイドに1枚づつ置くとその両サイドのスペースに蓋をすることができ5レーン制圧することができる
3-4-2-1の中盤のように4-2のボックス+両サイドの形だと最長4枚になりスライドが必要になってしまう
3センターに2ワイドを配置することで5レーンが埋まりショートパスを通すスペースは無くなる
ただし5人フラットはボールが飛び越えると無効化されてしまうので3バックのオフサイドトラップと連動することでロングボール対策を付け加える必要がある

中央は3センターの前に1枚置いてダイヤモンドにすることで攻撃時に機能する
ダイヤモンド形は守備時も4枚の包囲で奪うことができるので攻守に使える

オープンな展開ではダイヤモンド形+2ワイドを使い、中盤で封鎖したい場合はダイヤモンドの後ろ3枚を3センターのフラットにして2ワイドを下げて5枚のフラットを作る

対ポジショナルプレーでは5レーン制圧=5レーンに1枚づつ配置してスペースを消しパスコースを塞ぐことで対策は可能
対リレーショナルプレーではパス&ゴーなどランを絡めてくる突破があるので単純に5レーンを埋めただけでは防ぎきれない
対リレーショナルプレーの場合多段化が必要でストッパー&スイーパーと同じ原理で守備が必要になる
リレーショナルプレーは縦の行動原理があるので5レーン制圧のようなフラットな守備はパスは防ぐことができるがランを防ぐことが出来ない、よって守備の前後関係が必要になり対人のストッパーがランを防ぎ、スイーパーがボールをカット、クリアするという2つの守備をミックスする必要がある
ここで重要なのがボランチなど3列目とDFの4列目の関係
3列目のボランチがストッパーにならないと4列目のDFがスイーパーになれないorストッパーとスイーパーの両方をやらなければならない=不可能ということになる

ジュビロの守備の未整備部分がボランチやCBが引き出されて中央に空いた穴を突かれるという部分
縦の前後関係がなく釣り出されてしまうとその背後の守備が無力化されてしまう

Wボランチは2枚の横並びなので中央の幅すらカバーできない
ましてサイドへの守備でスライドしていくと中央はがら空きになる
動かないボランチを中央に置いてもストッパー役ができない紙フィジカルなので突破される
これは名波監督時代にボランチの守備=スペースを埋める、という流れで宮崎を配置したが簡単に突破され全く機能しなかった

ここ数十年に渡るジュビロの弱点はこのボランチ問題であって弱い時のボランチのほぼすべてにパサーが絡んでいる

パサータイプはやはり2列目当たりに置くべきで3列目には置けない
ゲームメイカーがトップ下時代からボランチの強度が増してゲームメイカーがトップ下から下がってボランチに入った時代が過渡期としてあったわけだが、現在は更に下がってSBに配置されたりCBが配球する形になっている
その流れから言っても全体の強度が上がってしまった今のサッカーの潮流においてフィジカル問題は結構重要
フィジカルで負けるならフィジカルで競ることをしないという選択肢もある、しかしそれは攻撃時に置いては有効でも守備時においては難しくなる

ジュビロの攻撃陣は軽量で機動や技術をメインにしたタイプが多いので単騎での戦いには向いていない、集団戦になるような配置や運用が必要になる

1対1でストッパーになりにくいのであれば集団による包囲という戦術を使わなければならない
N-BOXは服部福西のフィジカルもあったが同時に集団による包囲という守備戦術でもあるので人数を局所的に集中するティルティングやハイプレスと言っても良い

N-BOX形の利点は3枚幅が取れるので2枚幅のWボランチよりサイドに対しての対応が早い、リレーショナルプレーのパススクリーンがやりやすい

ボックスとダイヤモンドの融合はパスコースが多くなる+ポジショナルプレー・リレーショナルプレーのどちらにも使いやすい

相手の攻撃が中央の場合、ボックスとダイヤモンドの内側に向けたプレスで追い込みボール奪取、サイドの場合、中盤ダイヤモンドのティルティングでボールサイドをオーバーロードして制圧
左右ワイドへ向けて後方でサイドチェンジを繰り返すなら5レーン制圧

ジュビロの選手は中のタイプが多くサイドタイプが少ないので2列目ワイドにサイドタイプを置き、中盤ダイヤモンドは大量にいるボランチタイプを配置する、ダイヤモンドの左右は場合によってSBタイプの攻撃的選手を置いてインナーラップで縦にパス&ゴー、ワンツーで突破するなどしても良い


3-6-1で作った場合
______FW______
_MF________MF_
______MF______
__MF______MF__
______MF______
__DF__DF__DF__


中盤のN-BOX
______FW______
_MF________MF_
______MF______
__MF______MF__
______MF______
__DF__DF__DF__

中央守備のN-BOX
______FW______
_MF________MF_
______MF______
__MF______MF__
______MF______
__DF__DF__DF__


ボールサイド局所守備のN-BOX
______FW______
_MF________MF_
__MF__MF__MF__
____MF______
__DF__DF__DF__


中盤のダイヤモンド
______FW______
_MF________MF_
______MF______
__MF______MF__
______MF______
__DF__DF__DF__


前線のダイヤモンド
______FW______
_MF________MF_
______MF______
__MF______MF__
______MF______
__DF__DF__DF__


中盤ダイヤモンドティルティング+フィンガーフォー形成
______FW______
MF__MF___MF___
_MF____MF_____
____MF________
__DF__DF__DF__


ワイドのカットイン+中盤ダイヤモンドワイド化
______FW______
___MF____MF___
MF____MF____MF
______MF______
__DF__DF__DF__


中盤ダイヤモンドインナーラップ攻撃
______FW______
___MF____MF___
MF____MF____MF
______MF______
__DF__DF__DF__



2トップ化(3-5-2)
____MF__FW____
MF_MF____MF_MF
______MF______
__DF__DF__DF__



ティルティング+密集ブロック
____FW________
MF_____MF_____
MF_MF_MF______
DF_MF_DF_DF___


中盤フラット化=5レーン制圧
______FW______
______MF______
MF_MF_MF_MF_MF
___DF_DF_DF___


2023年4月5日水曜日

ルヴァン 鳥栖戦

鳥栖は4-2-3-1でミラーマッチ

______藤川______

__古川__山田__金子__

____康裕__藤原____

_小川_鹿沼__海音_吉長_

______三浦______



前半

オープン展開

金子がインターセプトしてサイドを変えて古川に入るがゴールラインを割る

鳥栖サイド攻撃から中央、逆サイドとつないでCK

CKを即決められる

まぁ高さが無いのとポジション取りで負けたか

ニアに走る囮を使い中央を空けてそこに入ってのヘディング

ジュビロボール、後方でキープして右の金子を深くに走らせる

サイドアウトになるが敵陣内に押し込む

一旦自陣に戻して再び右深くに放り込み、鳥栖回収してサイドチェンジ

サイドからアーリーで放り込んでくるがジュビロ回収するもサイドアウト

鳥栖サイドを変えながら前線中央へと供給、ジュビロ防いでカウンターに

サイド深く入るがGKキャッチ

後方で回して中央を通してサイド展開からクロス、速い展開だがGKキャッチ

鳥栖GKもフィールドに入ってビルド

ジュビロ小川が攻撃参加してPA内侵入からシュートもGK防ぐ

ジュビロのスローイン、サイドチェンジから自陣に戻して組み立て直し

サイド展開から前線に素早く速攻、GK飛び出し

ポストから金子キープしてサイドで落ち着かせるが鳥栖が奪ってカウンター、古川が競ってファール

FKは前線に放り込みもゴールラインを割る

自陣深くからセンターライン付近まで押し返すがファールに

サイド展開から中央にカットインしてきた古川がミドルも枠を超える

サイドで藤原ファール

鳥栖自陣に下がりジュビロハイラインプレスへ

鳥栖のスローイン、前進させず戻させる

ジュビロ後方で回してサイドチェンジ

中央でコース探って右サイドへ

20分

右でキープして中央に放り込みは跳ね返される

三浦が出てきてサポート

自陣で回しつつサイドチェンジをにおわせておいて中央、同サイドへ

吉長から藤川へ入るがGKキャッチ

鳥栖パスの受け手へチャージして奪おうとするもジュビロキープ

鳥栖PA内からGKリスタート

ジュビロ自陣で拾って一度鳥栖陣内へ

鳥栖奪ってジュビロ陣内へ

鳥栖自陣に下げてサイドからジュビロ陣内に

三浦収めて後方から繋ぐ

鳥栖は4-4-2でコンパクトに守備

サイドに寄せて逆サイドにスペースを作ってから展開

前線でボール維持するがパスミスロスト、ゴールラインを割る

山田がバックパスに対してハイラインプレスへ、鳥栖たまらずファール

これは好判断でFKゲット

PAライン付近からのFK

キッカー藤原、低い壁を作るジュビロ、直接狙うが落ちる幅が少なく枠の上

30分

古川の中央へのランにボールが入るが1対2で潰される

鳥栖サイドからダイアゴナルに入ってくる動き三浦止める

吉長カウンターで深くまで侵入

鳥栖ボール回収するがジュビロリトリートはかなりゆっくり

裏抜けのボールを奪って自陣キープ

ゆっくりポゼッション

縦パスが入ってワンツーで前線に

サイドから中央に流すが枠にはいかず

古川に1対2で潰しにいく鳥栖、かなり警戒しているか

小川のアイソレーションにサイドチェンジで繋げてクロスを入れるが古川のヘッドは枠に飛ばず

古川と小川の中間スペースに顔を出してくる藤原

ボールキープしながら攻めるジュビロ

鳥栖陣内で攻撃のパスをカットされる

鳥栖、陣内でパス、ジュビロインターセプトからカウンターの縦パスはオフサイド、惜しい

お互い好ゲーム

鳥栖サイドからカットイン、ジュビロカットするが鳥栖回収からミドルは枠の外

鳥栖18番が目立つ

3番は1点目を入れた長身選手

ジュビロ自陣でボール回し

前線サイドに放り込むが鳥栖回収

ジュビロパスを潰されカウンターに

ジュビロ自陣内からリスタート

金子サイドから中央に逃げながら敵陣内でキープ

山田ファールをもらう

キッカー藤原

ゴール正面PA5~10m外

これも落ちずに枠の上

小川のインナーラップで引きつけて外の古川を使うがサイドチェンジ

鳥栖奪ってキープ

GK前に出てきてビルドアップ参加

ジュビロ敵陣内へプレスに

奪って自陣キープ

ハーフスペースに走り込んで縦につなげるプレーをするが鳥栖ボールに

鳥栖の縦を奪ってカウンター

古川ゴールに詰めるが駄目

鳥栖GK放り込み、ジュビロ回収

AT+2

前半終了

鳥栖の3番外国人の大型ボランチが攻守の軸なのでそこを外したい


後半

後藤イン 山田アウト

後藤藤川の2トップの形

藤川のシュートは外れ

後藤のポストに藤川の裏抜けの2択が出来るようになった

藤原が中盤で積極的にサポートに出てきてくれる

後藤サイドに流れて吉長のダイアゴナル

ニア狙うがGKキャッチ

吉長がサイドに引っ張り中の藤川がミドルも枠の上

鳥栖裏狙うが海音の飛び出しクリア

吉長フェイクからの突破も繋がらず鳥栖回収

自陣で落ち着かせるジュビロ

鳥栖交代

得点したボランチの3番が下がった

これで高さの心配は減ったか

自陣から縦に入れてサイドからクロス

藤川がかなり動き回る

CKゲット

ニアか中央からファーに流したが鳥栖回収

鳥栖の放り込みはCBがクリア

金子奪ってサイドでキープするが1対2で潰され鳥栖ボール

鳥栖のハイラインプレスに吉長クリアするが相手に足が当たりやや痛む

60分

鳥栖奪ってカウンター、速攻でサイドから中央に入れるが三浦抑える

三浦のロングフィード、収まらず鳥栖のロングフィードになりシュート打たれるも三浦セーブ

ジュビロ敵陣内で奪って藤川シュートも枠の外

古川サイド深くからクロスも防がれる

鳥栖陣内深くからクリアもサイドアウト

ジュビロ敵陣内で回す

吉長のファール

金子密着マークもファールに

鳥栖2枚替え

18番も交代で目立っていた選手はいなくなった

古川の侵入からシュートも壁、味方に当たったか

鳥栖のリスタートが早く戻りが送れるが間に合う

前線に入れるがクリアCKゲット

壁に跳ね返されるが奪うがサイドアウト

鳥栖自陣でキープするが網を張るジュビロ

ボールを通させない

大津イン 金子アウト

大津がトップに入ってポスト役

トップ下に後藤、左に藤川

大津後藤の2トップにトップ下藤原の様な感じ

鳥栖、藤川吉長の右サイドを攻撃

吉長少しきついか、足をつっているような感じ

不慣れなSBでかなりスタミナ消耗している感じだな

リカルドイン 吉長アウト

小川が右SBに入る

リカルドは左SB

リカルド、小川両方とも攻撃参加

鳥栖を敵陣に押し込む

パスミスからボールロスト気味のジュビロ

古川が拾ってシュートもまた味方か壁にヒット

小川のアイソレーションにロングボールが入り中に折り返してのミドルが決まる

1-1

これは値千金

80分

古川PA付近からのシュートはGKキャッチ

鳥栖ジュビロ陣内で連続攻撃

縦パスは通さず

鳥栖中央突破を狙うが潰す

しかし直後にワイド展開からニア飛び込みスルーのファーフィニッシュが決まってしまう

1-2

これは鳥栖が一枚上手だった

舩橋イン 

中川イン 

鳥栖も2枚替え

まぁJ1相手にいい勝負したのでこんなもんか

AT+5

小川のドリブルにバックチャージでイエロー

中川コーナー付近で奪いに行くが鳥栖ボール

鳥栖はジュビロ陣内コーナーで時間稼ぎ

ジュビロ敵陣内キープサイドから中央の後藤に放り込むがGKにはじき出される

ファール取られたか

終了


頑張ったがやはり実力差が出た形

若手の修行にはなったかな


リレーショナルプレーが合うかどうか

ジュビロの戦術の癖とリレーショナルプレーが合うかどうか

ドゥンガの教えやフベロ監督の教えなど南米系サッカーのテクニックもジュビロは習得しているのでどちらかというと南米系テクニックの方が合うのかもしれない

ジュビロの強度の低さもあるが、機動を活かせるのがリレーショナルプレーなので密集と機動で活きる選手が活躍する可能性はある

古川や藤川などは意外とこちらの方が合うかも

特にパススクリーンの様な中間ポジションにフェイクで入る動きができると相手を幻惑できる

ジュビロのプレーは選手の性格の様に「正直過ぎる」部分があるので、リレーショナルプレーにある「騙す」プレーを取り入れるのは意外と効果があるかもしれない

配置としてはサイドにパサー、中央に機動タイプ、サイドアタッカーではなくサイドコントロールとセンターアタッカーの配置になる、センターアタッカーが重要なのは中央が一番ゴールの幅を活かせるので得点しやすく、ゴールに向かう機動=選手の人数や速度を中央に集中できるから、中央のパサーを置いてもダイアゴナルパスやパススクリーンとの相性が悪くリレーショナルプレーにならない


リレーショナルプレーの核は「機動」と「幻惑」


リレーショナルプレー

1.パス&ゴー(人もボールも動く、パス後に前進)

2.ワンツー、キープからのパス戻し(パス&ゴー+スクリーン&ワンツーの組み合わせで壁=DFラインを突破する)

3.ダイアゴナルパス(ボールを斜めに進める、縦パスではなく左右展開でサイドを固定しない、両サイドを広く使ったビルドアップやグラウンダークロス)

4.パススクリーン(ダイアゴナルパスの中間に入り相手の守備を食いつかせスルーすることでダイアゴナルのパスを通す、1列飛ばしのパス、本命の受け手を隠すために偽の受け手を中間に差し込む)

5.ティルティング(サイドへの密集、サイドライン=ディフェンダーとして扱い追い込む、カウンタープレスで奪い返せる)

6.ディフェンシブダイアゴナル(ティルティング時の逆SBの偽SB化、ティルティング時の逆サイドアイソレーション=単騎攻撃にも使用)

7.ヨーヨー、フェイクサイドチェンジ(相手がボールサイドにティルティングし密集している時に中央に移動展開、相手にサイドチェンジを意識させボールサイドのワイドを空けさせてからダイアゴナルパスでボールサイドのワイドへ展開する)


ジュビロとリレーショナルプレーが合うかというと、結構同じことはしているが今の段階のままでは合わない

それはパサーボランチが中央にいるため

リレーショナルプレーではダイアゴナルパスが基本になるので両サイドにパサーがいた方が良く、中の選手はパススクリーン役やパス&ゴー、ワンツー、スクリーンなど足元+動きが求められる

針谷の様に紙フィジカルだが動けるタイプならサイドに置いてサイドからPAに向かうラストパスの出し手として使える

逆に遠藤の様なタイプは合わない、康裕はサイドできるしクロスも良いので針谷と同じで使える可能性あり

中央には金子、山田、大森、古川、藤川の様なタイプを置いてパス&ゴー、ワンツー、パススクリーンなどが出来るはず、ただ前線でDFを背負ったスクリーン&ワンツーなどが出来ないので体の強いFWDMFSBなどが入ってDFをスクリーンで抑えられると軽量の2列目のパス&ゴーによるPA侵入とシュートが活きる、日本だと中間に入ってフリックしがちだがリレーショナルプレーだと中間に入るが触らないのがスタイル、両方を使い分けられると面白いかもしれない、多分スルーとフリックを使い分けられると決定機を作るチャンスがかなり高くなる、ワイド展開のスルーからクロス、フリックから中央でシュート、ワイドのクロスをニアでスルーしてファーでシュート、ニアでフリックして2列目ミドルなど、ワイドからのクロスもアーリーとマイナスでまた戦術が広がるのでここを深めていくと得点力アップは間違いないと思う、「ただし」ここはジュビロの「阿吽の呼吸」ではなく、しっかりとデザインされたフリックでないと意味がない、例えば誰もいないはずのファーにディフェンシブダイアゴナルから走り込んできたSBにダイアゴナルパスが通るなど、フリック入れた時にSBに入る形とか、「アイデアではなくデザイン」による戦術としてきちんと仕込めば攻撃力はアップするはず

パススクリーンはチェスで言う所のディスカバードアタック、後方に攻撃の駒がいる状態で前方にそれを塞ぐ駒がある配置、塞いでいる駒が移動した瞬間に後方の攻撃の駒が効く、相手の守備を中間に入る選手に食いつかせて本命の受け手の前線の選手のマークを緩くする、コンビネーションとしてパススクリーンに入った選手がそのまま前進して今度はワンツーの壁役になるなど前線のサポート役に向いた動きができる、軽量高機動型の選手が走り回りながら軸となる選手にマークや注意が向かないようにする、

小川はディフェンシブダイアゴナル=アイソレーションで年1くらいの得点がある、ボールサイドと逆で孤立して待ちながら奪ったボールを受けて縦侵入からシュートする、SBのダイアゴナルな動きでそのまま相手のゴールに向かう攻撃になる

ヨーヨー、フェイクサイドチェンジは疑似カウンターの対角パスに通じる部分がある、リカルドが中央に入りながらワイドのドゥドゥに出すグラウンダーがそういう感じ

リレーショナルプレーで重要なのはサイドからPAに向かうダイアゴナルパスなのでやはりパサーがサイドにいるというのが重要、パススクリーンを活用するがいかにDFを背負っている前線にダイアゴナルパスを通すかが一番の肝なので、サイドに置かないと意味がない

ジュビロは中央にパサーを置くので今のままでは合わない、フォーメーションも合わないのでリレーショナルプレーに向いている選手はいるがチームとしてリレーショナルプレーを導入、統一したトレーニングを行うとは考えられない

ジュビロのスタイルは多分今のまま変わらずにポジショナルプレーにもならないしリレーショナルプレーにもならない


2023年4月4日火曜日

被カウンターネガティブトランジッションとDFのボランチ配置

ジュビロは攻撃サッカーをやりたい

しかし相手陣内に攻め込んでからの被カウンター時の守備、ネガティブトランジッションにある問題が解決されない


ジュビロは「チャレンジ&カバー」型の守備をするが、「状況に応じず」にこれをやる癖がある

大分戦での4バックが揃っている状況で4対3+1の同数(4対3にボールホルダー1)の状況でリカルドがチャレンジに出てしまい揃っている4バックを崩し中央に穴を空けてしまった

これは多いがいた時の3バックでも同じ状況だった

相手2列目のボールホルダーに対して最終ラインから中央のCBがチャレンジに出てしまい中央の大穴を空けてそこを縦に通される

今回も同じ状況が起こった

相手前線3人なのでボールホルダーに詰めずに受け手の3人に対して4バックの4対3の状況を維持しつつスルーパスが通されない+ミドルシュートを打たれないようにする

問題はここでDMFのスプリントでのプレスバックがないこと

ボールホルダーを含めて4対4の同数なので4バックでも不利な状況なのだからDMFのプレスバックは必須

走らないボランチがいらない大きな理由の一つでもあり、DFのボランチ配置を強く推す理由もこれ

DFが不利な状況でもDMFが状況を理解していない

「自分より後ろのボールに対して責任を持っていない」という態度

MF、特に中央のMFは前後左右に味方がいるので配球、パスで逃げる癖がある

ボール保持の状態ではそれがタスクでもあるわけだが、ボールを持たない状況ではバイタル封鎖という一番重要なタスクを持っているのがDMF

しかしジュビロの場合はそれがない

バイタル封鎖は単純なスペース封鎖やパスコース封鎖ではない

ゴール正面の決定的なシュートを打たれる位置に入らせない、打たせない、追い出す、という重要な役割

ジュビロのボランチにはこうしたタスクの理解や遂行する為の能力が全くない

よってどの場面でもピンチになり失点につながる

ジュビロの守備コーチが全く情報の共有や問題の解決を全くしていない

監督以前にコーチを変えた方が良い


DMFの位置にDFを置いた方が良い理由も同じ

中盤DMFだとスプリントのプレスバックをしない、自分より後ろのボールに責任を持たない

しかしDFは自分より後ろに人がいないので責任感が強い

ゴールエリアにまで下がってゴールを守るDFもいるしそれも戦術の一つ

しかしMFのDMFはそういう動きが出来ない

そこに大きな問題がある

CBとDMFはゴール正面の最重要エリアの守備というタスクがある

それを守れない能力の選手を置いている時点で失点確実

失点が止まらないのは守備能力のない選手の配置と守備戦術が全くアップデートされていない両方

チームとして守る意識が全くない

だから失点は止まらないし勝ち星も逃す

過去の失点パターンを研究して改善するべきなのにチームとして無視している

これは政一監督時代の攻撃サッカーでJ2優勝した前回と全く同じ流れ

Wキッカーボランチも同じ

ハッキリ言ってジュビロは舐め過ぎてる

結果、現在のJ2上位陣に歯が立たず昇格の目がかなり薄くなってきている

補強できない状況は変わらないがDMFや守備の改善をせずにCBに負傷者を出し続ける状況に何も感じないのだろうか

選手の登録は禁止されているがコーチの解任就任は禁止されていない

まともな守備コーチの招集と守備戦術の導入がなされない限り今年も無駄に過ごすだけだ

今年はスタッフの補強が最重要

フィジカルコーチも同じく重要

トレーニングだけでなく連戦でも回復しやすい体作りやメンテナンスが出来る環境を構築しないと負傷者だらけになる

選手の補強が出来ない状況だからこそ全員が戦えなくなる前にスタッフに大規模なてこ入れをして限りある選手を下支えする必要がある


2023年4月2日日曜日

チームとして何を積み上げていくか

監督コーチ選手に依存せずにチームとして何を積み上げるべきなのか

1.チーム戦術の構築(攻撃・守備)

2.戦術上必要となる能力の洗い出しと能力を持つ選手のスカウト

3.戦術上必要となる能力を得る為のトレーニングとコーチ


チーム戦術は一つではなく複数のスタイルを持つこと

具体的には凸型陣形の中央速攻(ゾーン1・ゾーン2)、凹型陣形のサイド遅攻(ゾーン2・ゾーン3)

ゾーンごとの守備とどのような形でボールを奪うか

ポジティブトランジッション時の速攻方法

ネガティブトランジッション時の守備方法

戦術に選手を合わせるならスカウトやトレーニングを重点的に

11人の攻守の能力、割合、配置はかなり研究しなければならない


しかし、多分こうした組織的な方向付けとやり方はジュビロに合わないのかもしれない


1.個人戦術の徹底

2.選手のコミュニケーションの徹底

3.個人戦術を活かす為にお互いにサポートしあう形式


属人的な選手の個性をとにかく全面に出す

しかしそれだけでは孤立するのでその選手が活きる様な場面を全体でどう作るのかを話し合う

「活きる局面」をお互いに理解してその場面になるような動きをする=「状況を仕込む」

攻撃的な選手は閉所で強いのか、強度で強いのか、速度で強いのか、高さで強いのか、などを明確にしてそれに合う立ち位置を決める

守備的な選手も同じだが、個で勝てる状況に回りが追い込む必要がある

多分、「個性」を活かしあう為にお互いがサポートして活きる選手が活きる場面を作り活躍する、という方向性をチームとしてサポートする、というスタイルになるのではないか

ゾーンディフェンスよりマンツーマンで個の強さを活かす、スペースを埋めて個を消すよりスペースを作って個の強さを活かす

というように個性が出せる環境をチーム全体の戦術としてまとめるような方向性になるのかもしれない

「阿吽の呼吸」は選手間でないと作ることが出来ない

チーム全体で共有できないのでボールのある場所だけを切り取り、局所的にその位置にいる選手が主導権を握り、オフザボールの選手はサポートに回るようにしてボールに近い選手が活きるような環境を作り出す動きをする、ということになる

選手が自主的に話し合ってすり合わせをし続ける必要があり時間がかかるかもしれない

逆にチーム全体が積極的に取り入れて選手間のすり合わせをオープンにすることで共有化して全体が認知し、全ての選手の個性が活きる様な動きになっていったら成功なのかもしれない


2023年4月1日土曜日

2023 第7節 大分戦

スタメン

______後藤______

_ドゥ___金子___松本_

____遠藤__針谷____

_松原_リカ__中川_雄斗_

______梶川______

サブ

三浦小川海音上原山田藤川大津


現在3位の大分との一戦、アウェイの上位戦だがここで勝たないと昇格は無いと思って勝ちに行って欲しい

ここで勝てば上位争いに加わることができる

大分は4-4-2の大宮戦で負けているので序盤は4-4-2のカウンターからの速攻で先制してゲームを握りたい

大分の予想3-4-2-1のようだ

ジュビロの2列目が3人なのでそれに合わせて3列目4人にしているのか

それと中央が3対4で人数、質の両方で劣る可能性があるので中央取られる不安はあるかも

SHのドゥドゥと松本が中締める形で中央5対4を作って潰すか…

大分のWBとジュビロのSBの両方がフリーになりやすいがWBの方が前目で先手取れるのでその差がどうでるか


前半

大分は後方からサイドの深い位置へのフィード、雄斗が潰す

ゾーン3に入るサイドの位置からのFK、壁で跳ね返す

サイドチェンジしてスローイン

スローインを奪って右からの速攻、大分自陣で回収

カウンタープレスでプレーを遅らせつつ自陣にリトリート

大分サイドから中に斜めに入れてサイド前線に、大分のCK

大分は速攻でチャンスを作る

CK中央に落として逆サイドでキープ、クロス、シュートするが枠に行かず

大分自陣でDFが回しつつ釣り出し

ジュビロブロックを崩さずリトリートして潰す

中盤のプレスバックもしっかり

梶川前線にフィードも大分回収、サイドからトップのポスト、中盤で回収サイドからクロス、かなり速いテンポで進める大分

まだ6分ほどだがペースが速い

大分のCK

ジュビロテンポに追い付けているのか…

CKを大分ヘディングするも逆に流れてゴールラインを割る

梶川フィード、サイドに追いやってサイドアウト、スローインゲット

遠藤スクリーンからボール奪取

前線に入れるがサイドアウト、大分陣内、スローインにハイラインプレス、サイドアウトさせてスローインゲット

遅攻に

サイドに人数をかけてボールを回す、大分のバックチャージでFKゲット

ニアに入れて雄斗がミドルも壁

自陣に戻してから前線に入れようとするが大分がカット、サイドアウトに

10分

スローインを後藤が受けるがDFに潰される、FKに

低い弾道で失敗

2度シュートも防がれる

自陣に戻して再度前線にフィード

ドゥドゥのミドルは枠の外

雄斗が右突破して後藤にクロス、ヘディングはGKキャッチ

大分がポゼッションするがジュビロがカウンターする形に

大分攻めあぐねる

自陣で回してGKまで戻す

ジュビロ前線だけ警戒するが深くまで追わない

大分の縦パスを拾って逆サイド展開、松本キープするが大分が覆いかぶさって動けず

サイドアウトで大分ボールに

15分

大分左サイドに繋ぐがジュビロが追い払う

大分右サイドを攻撃

クロスは通り抜けて左に

左サイドから中央に来たボールを後藤が回収カウンターへ

大分自陣で奪い返すがジュビロは敵陣に上がってボール回収

左サイドから後藤に入れるがファールかオフサイドに

大分ボランチが下がって後ろ4枚に

大分右サイドを攻撃、中央に来たタイミングでリカルドが潰しに行く、イエローに

大分のFK、PA外側10mで距離はあるのだが中央付近

壁に当たりサイドアウト、大分のCKに

跳ね返してカウンターへ金子が中央を上がるがセンターサークルで潰される

大分のイエローに

ジュビロ右サイド攻撃

針谷が滑ってボールロスト、即リトリートしてブロック形成

大分ボール回すがサイドチェンジでサイドアウトに

前線の後藤に入れるがDFに当たり大分ボールに

大分自陣前方で回しながらパス、ドゥドゥに当たり痛む

大分右サイドを攻撃、針谷抜かれるが雄斗クリア

右サイドの深い位置でキープ、中側が潰す

大分左サイド側からアーリークロスを前線に入れるが合わず

ジュビロ後ろで繋ぐがサイドアウト

大分深い位置でスローイン

前に収まらないので後ろから繋ごうとしてハイラインプレスで押し上げられず

針谷遠藤でボールキープが出来る程度で持ち上がりができないので大分のハイラインプレスで潰されてる

針谷サイドライン際で詰められ奪われる

30分

大分自陣に戻してジュビロを引き出す動き

ジュビロハイラインプレスに変更

大分GKスルーパスを出すが針谷が即スルーパスで返すがGKに

大分の縦パスを松本中川で奪ってカウンター

松本駆け上がる

針谷が相当痛んでいる様子

これは早めに交代した方が良いのでは

変わりは上原か?

上原イン 針谷アウト

まぁ連戦もあるし早めの交代でも問題なし

中央が少し堅くなるので特に問題はないだろう

大分のボランチに入るタイミングでプレスして奪いに行く

中盤の乱戦が繰り広げられるが奪えず

ジュビロ跳ね返すことはできるが前線に繋がらず

大分ボールが続く

大分の流れたボールにドゥドゥが突っ込むがイエローに

PAから5m付近のサイド側から

梶川パンチングではじき出すが大分回収してクロスから落としたボールをボレーシュート、入ってしまう

0-1

ジュビロハイラインプレスに

敵陣内でも襲い掛かる

回収からシュート、跳ね返される

大分のカウンター、即帰陣してブロックへ

どうにかつないで大分を下げさせる

後ろで回して再度前線の後藤にフィード

サイドアウトでスローイン

敵陣サイド深くに松原侵入

大分が激しい刈り取りだがFKに

CKに近い位置からのFK、ここは決めて追いつきたい

左足キッカーがいないので逃げるボールを蹴れない

GKはじきだす

ジュビロ回収、大分クリア

大分奪い取ってからのカウンターが早いがサイドアウト

ジュビロのスローイン

再度の深い位置でサイドアウトさせてCKゲット

今度は逃げるボールを入れる

逆に流れて回収中央で縦に入れるがクリア、サイドアウト

大分を押し込むがそこから崩せず

大分ボールに

AT+4

1点入れる時間はある

センターライン付近でドゥドゥがファールをもらいジュビロのFK

松原が大きくPA内にフィード

雄斗が回収するが大分と競ってゴールラインを割る、CKに

GKを回収しての攻撃

一度戻して再度前線に

GKキャッチ

そろそろ終わりか

GKを松原が競るが潰されリカルド回収、ドリブルで上がるがサイドアウトに

かなり激しい攻防

やはりフィジカルがないと怪我する可能性が高い

前半終了


プレー強度が高くかなり厳しい戦い。どこで差を作るかが問題だな…

終始大分がコントロールしていた試合で前線でキープできないこともあってかなり戦いづらい印象

針谷の代わりに藤原鹿沼のスタメンサブもありか

後半

大津イン 後藤アウト

前線でのキープのできそうな大津を入れた感じかな

2,3列目がしっかり回収しないと意味がない

大分は中央ボックスで人数欠けてるから中央でのセカンド回収はやりやすいはず

2列目3枚が大津のカバーをしっかりできないと


後半

敵陣内でスローイン、大分回収GKから前線フィード

ジュビロ陣内にに下がってブロック形成

金子が敵陣で回収し押し込むが遠藤ロスト

GKからのフィードをリカルドが奪って繋ぐ

大津が流れてシュート、DFが触ってCKに

1回目クリア

2回目繋げずにサイドアウト

大分スローイン回収できずサイドアウト、ジュビロのスローインに

自陣に戻して大分を引き出し右サイドから前向きになるが繋がらず

前半よりやや持てているか…大分がカウンター狙いに切り替えたか…

大分のバックパスに合わせて前線を上げるがすぐに戻される

GKからボランチへの縦が入りやすくラインを下げさせられる

右サイドを突破されニアせ競るがゴールラインに逃げる、大分CK

ニアに入った後上に上がるが梶川キャッチ

大津ポストからドゥドゥキープしてPA内に押し込んでCKゲット

前線に起点が出来て攻めやすくなった

CKリカルドヘディングもファール、GKに

オープンから縦展開、松本粘ってキープ、敵陣に追い込む

ハイラインプレスから中央攻撃、大分サイドアウトに逃げる

ボランチ、CBがかわされる失態で裏に飛び出されるが梶川の飛び出しで防ぐ

しかしCKに

ヘディングは枠の上

松原から斜めのパスは繋がらず

大分ハーフスペースを縦に通すスルーから得点

これ前にやられたパターンだぞ

ボランチの出てる裏突かれてるじゃん

リカルドが潰しに行ったが間に合わず

何試合か前に同じパターンで失点してるよこれ

遠藤の裏突かれてるやつ

Wボランチだと幅ないから脇侵入されてずらされて突かれやすい

だから3ボランチで脇締めるのに向いた陣形にしろって言ってんだが…

4-4-2でSHがサイドに張って守備しないといけなくてボランチと引きはがされんだよ

60分

山田イン 金子アウト

藤川イン 松本アウト

前線組の交代だが…既に2点負けで残り30分

松原奪って攻め込み

SBの雄斗が出てくるタイミングで裏狙いのパスを入れるがそれをカウンターして前線に流すパス、これは上手い

しかし大分ボールに

敵陣内でハイラインプレスに行くが中盤サイドに出される

奪ってカウンター

サイドチェンジするがサイドアウト

敵陣内なので押し込んだ位置

GKから繋いでリスタート、ハイラインのプレスは中盤カットの前線フィード

ラインを下げさせられる

サイドからPA侵入される

潰すがCKに…これは3失点目の流れ来てるか…

ファール?

即リスタートするジュビロ

敵陣サイドアウトのスローイン、センターラインで回して再度展開

松原突破を試みるが1対2でサイドアウト

PA内ドゥドゥがポストするがその後繋がらず

大分GK

山田降りてきて回収、サイド展開はサイドアウトに

大分自陣に戻して急がず

ジュビロハイラインプレスに行くがかわされ自陣に戻る

これは良くない展開だな…完全に大分を抑えられない状態になってる

大分はこちらの崩し方を理解している

多分トップ下が出てくるようにバックパスしてボランチの周辺を空けてそのスペースで受けて攻撃に移行する感じか

大分の縦に中川が飛び出して回収に

ファールでFKゲット

PAから14m布陣

ゴールエリア前に落とすがゴールラインを割ってもう一度CK

ショートコーナーからニア側のハーフスペースを攻めるがクリア、サイドアウト

大分2枚替え

ジュビロ戻して立て直そうとするが雄斗がロスト、逆に攻められる展開に

中盤で奪って大津のクロスは大分クリア、CKに

1点でも入れて得失点差が広がらないようにしなければ

上原へのファールでFKに

PAから5m外のサイド

ヘディング当たるがGKの足元へGKキャッチ

自陣で奪ってキープ大分のカウンタープレス

中央を完全に固められた形

裏に大津走る

ライン下げさせてサイドでの奪い合い

小川イン 遠藤アウト

遠藤長すぎだわ

ドゥドゥがボランチに

小川が左SBに入り松原がSHに

大分のスローインを追うが逆サイドに逃げられる

CKに

回収して繋ごうとするが押上げ遅い

逆に自陣に押し込まれファール

大分FK

PA内中央に落とされるが跳ね返す

流れたボールはサイドアウト

大分2枚替え

ドゥドゥ回収して左からサイドチェンジ右でPA侵入してクロス、潰れと飛び込みで得点

大津が潰れて上原が押し込む

1-2

残り7分+AT

もう一点行けるか…

ここは踏ん張りどころ…

雄斗が守備に追われて攻撃的に行けないのが問題点だよなぁ…松原雄斗がWBで後ろCB3枚の3バックで前目に仕事できると違うんだが…

CKからこぼれを回収してクロスもGKキャッチ

大分のサイド攻撃を雄斗クリアしかしサイドの深い位置

ゴールラインに逃げてCK

個々を防いでカウンターに行きたい

跳ね返してカウンターに

右から中央、左に変わってシュート

CKに

流れて逆のCK

カウンタープレスで攻めさせない

回収して自陣キープ、サイド展開から戻してトップにフィード

大津潰れてFKゲット

あと数分、PA+5mからのFK

大分ヘディングクリア

かなり押してるので押し切って同点弾を決めたい

跳ね返されたボールをドゥドゥ回収、放り込むがGKキャッチ

大分の選手が倒れて時間つぶし

AT+4

まだいける

遠藤より上原の方が良いボール供給してる

当たり前だがボランチ改革しない限りジュビロは上向かない

これはずっと言ってること

ここにきて繋いで崩そうとしてロストしている

ボランチも戻らなくなってきているので危ない

ボランチは攻撃したいからプレスバックしていないがCBが危ない場面ではやはりカバーに戻るべき

ドゥドゥが下がり目に

サイド展開から雄斗がシュートするが壁回収してクロスは跳ね返される

雄斗と小川がクロスの入れるが跳ね返される

ここは小川のサイド突破に期待したいが無理そう

山田がPA外でキープして潰れてファール

梶川ラストプレーで前線に

ここ決めないと

キッカー松原

ファーに入れるが駄目

もう一度放り込み

CKゲット

45分超えてさすがにラスト

大分ここでさらに交代

GKパンチング

終了


ん~今日は前線で起点作れなかったのもあるし中盤での競り負け、セットプレーが機能しないなどFWとボランチの課題が多かった

大津スタート、上原藤原のWボランチとかに変更していかないと駄目そう

遠藤がとにかく機能しない

重石が中央にあるのでチームが機能不全

雄斗を前に出したいがCBがいるのかどうか

3CBが揃ってくれれば松原雄斗でWBを組めるんだが…

もう遠藤はホントにいらないだろ



これはヤバい

https://www.youtube.com/watch?v=gMH95H2r85I


左SBがダイアゴナルに侵入して利き足と逆サイド=SHの位置でフィニッシャーに

ビルドの起点+フィニッシャーという超攻撃的ポジションで2役という二刀流

ボールサイド(左)のSHに縦に渡した後にPAにダイアゴナル侵入して味方とダイヤモンド形成

ダイヤモンドの右に入ってフィニッシュしている

味方が内側周りのローテーションで回転しつつゴールに迫っている

かなり練られた戦術

前の選手が外に出て、中の選手がローテーションで前方に出ながら後ろにいたSBが内回りで右に入っている

しかもパスがダイヤモンドに対して4の字パスになってる

これやられたらマジで簡単に防げない

人もボールも動くと解説されているが、こういうのをやっていく必要がある

ダイヤモンドも4の字パスもローテーションもこのブログでは何度も解説済み

組み合わせればこういう相手が止められないような連動で得点できる


ハイブリッドの時代

ジュビロの調子が戻ってきている

戦術的には「人もボールも動く」スタイル=ジュビロらしいサッカーが体現できつつある

それはポゼッションかカウンターか、という議論の枠の外にある

何故なら人もボールも動くジュビロらしいサッカーとはハイブリッドであるから

今シーズンは結構そういう部分が良く出ている

ロングボール、ワイド展開によるワイドサッカー=フィールド全体を使った中長距離のパス展開=疑似カウンター=相手守備の密度を無効化or密度の減少を狙うビルドと速攻フィニッシュ

一方で敵陣に全体で攻め込んだ時の遅攻ではスモールサッカー=エリア限定と局所に人数を密集させたパワープレイによるフィニッシュ

遅攻で相手の守備ブロックが揃ってしまっている状態ならリトリート、バックパス、自陣に戻りつつ相手の守備を散開させる動きで釣り出し、もう一度ワイドサッカーに転換、速攻を狙う

というハイブリッドサイクルが出来つつある

弱いチームでは複数得点、無失点出来たのでベースはある

DFではリカルドのフィードが高橋翔平の様に良く、更にボールカットと中盤への押上げはムサエフ級というウルトラレア引いたクラスの超優良選手

攻守にかなり効いている

ロングフィードによる中盤カットで前線供給やワイド展開が出来るので別にボランチが下がってこねる必要もなく、フィードとドリブルの併用で長短どちらもコントロールできる

あとは前線が裏抜け狙いで走ってくれること、ロングフィード=裏抜けを攻撃的に仕掛けることで相手DFラインが引き下がり、SBを上げて中盤のボールの出口を封鎖する形を防ぐことができる

SHとSBのサイド2枚体制でサイド攻撃ができるのも大きい

SHが前に進み縦を切られても後ろにSBがいるのでSBへのパスからサイドチェンジしたりSBからボランチ経由でSHに入ったりといくつかの選択肢がある

やや引き気味のミドルブロックでリトリートもできるし前に押すこともできるし、下がりながら裏狙いなど多彩な選択肢が出来ている

ショートカウンターにもなるし、疑似カウンターにもなるし、ボールを持っていても持っていなくてもどちらでも対応できているというのがかなり良い

重要なのは足元のショートパスでつなぐだけという糞なスタイルが無くなったこと

あの閉塞感は絶望的だった

やっと人もボールも動く時代が復活してきて若手も調子を上げてきたので今のバランスは結構良さげ

強いジュビロ復活の起点になりつつある


フィンガーフォーと4-2-3-1

前節の松本の得点シーンだが

2020年にここに書いたフィンガーフォーというフォーメーションに近い形を取っていた

https://jubilotactics.blogspot.com/2020/08/blog-post_31.html


試合での実際の動き

______FW______

_SH___OH___SH_

SH____FW______

_____OH___SH__

___OH_________

SH____FW______

_________SH___



フィンガーフォーは中央攻撃の凸型の

______□□□____

______1______

___3_____2___

4____________

となるが

ジュビロはサイド攻撃を深い所までいく包囲型なので反転した凹型ような感じになった

______□□□____

___3_________

4_____1______

_________2___

ボールホルダーの4番
繋ぎの3番
フィニッシャーの1番
フィニッシュカバーの2番
(□□□はゴール)


OHの金子と逆SHの松本が中にスライド

ボールサイドのSHドゥドゥからハーフスペースにスライド侵入したOH金子にパス

さらにニアのFW後藤にパスし

ニアは潰されたので逆サイドSH松本が詰めて押し込んだ


2020年8月の投稿なので2年半近く前に書いたものだがまさか実現するとは

3-5-2だと2トップ+両WG/WB/OHの連携でできそうだが今回は4-2-3-1の前4枚でフィンガーフォーをやり遂げた

起点はリカルドからのパスでドゥドゥが上手く裏に侵入した場面から

金子が機転を利かしてポケットに侵入してニアの後藤に繋いだ

逆サイドの松本もファー側から中央にかけて絞っていたので即合わせることが出来た

2列目の攻撃がしっかりと繋がった形で4枚の攻撃陣が仕事した