2020年8月31日月曜日

群馬戦ハイライトから失点シーンと被シュートシーン

 ジュビロが3124もしくは3142で3バックがボールを回している状態。

群馬は442のSHが上がったスタイルで2トップが中央のCBへとプレス。

そのまま体を当ててボールを奪う。

それに連動して残りのFWと両SHが上がる。フィンガー・フォーの状態で1番が奪った形。

1番から上がってきた左の2番にパス。

1番3番が2番を追い越してカットインした2番から中央逆サイドに入った3番にパス。

そのまま3番がシュート。


ジュビロがやりたい攻撃をそのまま食らった形ともいえる。

「中央にバックパス」まで行かないが「中央に横パス」を狙っていた。

この辺りの狙いどころの上手さがある。


50分のシュートシーン。

山田がボランチとして機能していない。

追いかけているが動き方がおかしい。

そもそも5バックに1ボランチというのがおかしい。

サイドに人が寄り過ぎている。ボールサイドのSBが落ちるのは良いとしても逆サイドまで落ちる必要がない。3CB+ボールサイドのSBの4バックにして逆サイドは中央に絞るべき。

それだけで中央のボランチ位置にSBがいることでバイタルを締めることが出来る。

ボールが右サイドに寄っているのに左SBが初期位置のままでいるのは機能していない。

SBが落ちてCHが一枚ボールに行ってることで残りのCHがバイタルに残った感じ。

本来サイドで囲って奪うタイミングの場所でスルーされて1ボランチ化したCHの脇を突かれた形。

山田一人が三角形の中に入った形で走り回るがむなしいランニング。

結局山田が最後にマークした選手が背中に消えた時点で足を止めてしまう。

その選手がシュートに行っている。

やはり左SBの位置がボランチ側に来ていないといけない。

このシーン、小川のプレスバックと上原のプレスとで挟みに行っているがその上原が空いたことで裏のスペースにいる選手にボールが入ってしまっている。

ここは大森と小川のプレスで上原と山田が定位置でいた方が良かった。

上原が釣り出された形。

やはりここでも群馬はフィンガー・フォーの形を作っている。

縦パスが入った選手が2番、そこから1番にパスして2番が内側入って1番からパスを受けて3番にパス。ここの三角形で山田が振り回されている。

3番から1番にパス後倒されるが続行、1番が外の4番にパス。

2番が山田の背後に回ってゴール前に移って4番からパスを受けてシュート。


2点目失点シーンは相手のサイドを警戒し過ぎてシュート後に最終ラインがすぐに開きすぎ。

ここもCBの前に人がいなくて大前が楔になってバイタルからシュート。CBが前に出るが間に合わず。

相手のサイドは後ろ目で広がって警戒するより別の選択肢の優先度の方が高いと思う。



スラントラインディフェンス

 361ワイドボックスの守備の基本はボックス形成によるプレスディフェンス

__SH______SH__

____CH__CH____

__SB______SB__

もしくは

____CH__CH____

__SB______SB__

___CB_CB_CB___


プレスディフェンスで大事なのはボックスの外周が内側に包囲するようにプレスをかけること。
外側に向かって広がるようにプレスしてはいけない。外側に広がる時は必ず中央にスペースを作ってしまい、そのスペースを狙われる。



361ワイドボックスの守備の別の側面は斜めのラインディフェンス。
______FW______
__SH______SH__
____CH__CH____
__SB______SB__
___CB_CB_CB___

ボールサイドのSHとFWが2トップライン、ボールサイドのSB、CH、逆サイドのSHが4MFライン、3CB、逆サイドのSBが4DFライン、に変換される。
つまり斜めの442の形を作っているということ。

守備指向はNBOXと同じ。
ボールをワンサイドにカットしてサイドチェンジさせない。
その為にFWとSHとでボールをワンサイドに留めるように誘導する。
同時にボールサイドを低く、逆サイド=中央を高くすることによるカウンターの中央攻撃のスピードを最速にすること。

スラントラインの重要な点は「相手が中央にバックパスをするように誘導する」ということ。
これがかなり重要。
相手に「最悪の選択肢を選ばせるように強要する」ということ。
中央へのバックパスの危険性は重大。
その為に中盤ではサイドチェンジをさせない守備をして相手に中央へのバックパスを強要する。
バックパスを選択したら前にプレスをかけボールをロストするように強要する。

フィンガー・フォー

 361ワイドボックスの攻撃はサイド攻撃と中央攻撃のミックス。

FW+SH+CHが連携した厚い攻撃をする。


フィンガー・フォーは飛行機の編隊の一つ。

への字型の編隊。

______1

____3__2

_4


ボールサイドの4番、中央に1~3番が並んだ形。

フォーメーションに変換すると

______FW

____CH__SH

_SH

この通りでなくても問題ない。4番にはSBやCBが入っても良い。

FWが3番、逆サイドSHが1番、逆サイドCBが2番など組み合わせは何でもいい。


重要なのは4番のサイド起点と3番のハーフスペースの繋ぎ、1番2番のフィニッシャーと並ぶこと。

場合によっては3番がボールホルダーで4番にオーバーラップのSBCBが来ることも考えられる。

361ワイドボックスの攻撃力、決定力を高めるにはまずこのF4の形を作る事。

1~3番もしくは1~2番がフィニッシュする形をとる。



2020年8月30日日曜日

フォーメーションとは

 フォーメーションには目的がある。

同時にポジションそれぞれにタスクがある。


これを理解せずにフォーメーションの変化を使うのは愚の骨頂。


361ワイドボックスの目的は中盤のプレスからのショートカウンター。

中盤6人の多層構成でSHSBで作るボックスを内側に囲みながらCHで刈り取るスタイル。

サイド攻撃はSHが、サイド守備はSBが担う。

それぞれのタスクがある。


2CHはバイタルにボールを入れさせない中盤の壁。動いて取りに行くのではなく、最後に刈り取る。ボックスを構成するSHとSBがボックスを狭めてボールホルダーをCHへと追い込んでいく役割。


361ワイドボックスの可変系は541と343がメイン。SHとSBの前後の動きで3ライン構成に出来る。同時にSHとSBが変わらずにサイドに2列構成なのでサイドのタスクを攻撃と守備に分けられる。

しかし可変した時にSBにワイドの攻撃役を任せてしまい、3バックが1CB+2SBの形にすることで中央が薄くなりカウンターを食らいやすくなる。さらにCHが下がってボランチ、最終ラインに吸収されるということになると中盤の制圧力は無くなる。よってセカンドボールを取り戻すことが出来なくなり、相手にポゼッションを与えるきっかけを作ってしまう。


群馬戦でのジュビロはこの罠に嵌っていた。自らフォーメーションの意味やタスクをうやむやにしてしまい。結果下位チームに勝ち点を奪われるという結果になる。

群馬は前半序盤のハイプレスによるCBからの組み立ての阻止、3バックの弱点のSBへの攻撃、CH裏のバイタルへの攻めと弱点を突きまくってきた。

前半同点で終わったが、ジュビロの対策は逆行した形で後半を進めることになってしまった。

CHが下がりSBが上がることでサイドからの攻撃を構成。しかし相変わらず群馬の狙いはSBへ入った時に奪って3バックの脇を突くこと。その3バックも中央が飛び出してしまい残りのCBの中間のスペースを突かれて失点。ジュビロは危ない時にCBが一枚で飛び出していくスタイルの為に戦力の逐次投入によって後手後手になる自滅型の守備をしてしまう。

本来なら3CBが壁役をキープする必要がある。その為にサイドの守備や中盤の守備をCBやCHに任せているのだ。CBが最優先すべきなのは中央の守備であって壁をキープする事。判断に迷った時こそそれを優先するべき。飛び出す守備は裏を取られる。よって中央のCHとCBはラインをキープすることに意味がある。逆にSHとSBは内側に絞ってボールホルダーをCHとCBにぶつけるように追い込む網の役目をする。

361ワイドボックスは541のサイドが上がった形なので、2枚の網を用意した形。

この網を閉じたり、網の間に挟んでボールを奪うというのがプラン。

その為にSHとSBの内側への囲い込みは非常に重要になる。

同時に1枚目のSHCHで奪えなかった場合は2枚目のCBSBの網をキープして1枚目のSHCHの網との挟みこみ、プレスバックによってSBCBにぶつけて奪うという形をとる。

網への誘い込みと網で囲い込んで奪うこと。これが361ワイドボックスのプラン。


後半はほぼ形もないくらいに動きにまとまりがなかったのでどうしようもない。

やはり失点が多い時は以前からと同じ間違いの繰り返しをしている。

ポゼッションでワイド重視でSBを上げていたりCBを離していたり。

そもそものタスクが違うフォーメーションを変形して使う事の危険性はここにある。

フォーメーションにはその目的、意味とポジションごとのタスクがある。

よって可変フォーメーションには罠がある。4バックと3バックの併用の危険性もこれにある。

ポジションとタスクが変化するわけで、それに対応できるだけの選手の能力が無ければただポジションにいるだけで終わる。これは機能しない。


https://soccermagazine.jp/j2/17388233?o=0&tg=J2


この記事の筆者は3421を4123に可変できるとしているが、これは無理。

どうしてこういうことを簡単に書けるのだろうか。

もし361ワイドボックスを4123に可変するとしたら、SBは上げずにSHがWGに上がり、CHがIHになり、CBの伊藤を1ボランチにあげてSBを下げて4バックにする方がタスクの変化がなくて維持しやすい。そもそもSBをWGにまで上げて3CBとCHの4バックとは…。どうしてこんな筋違いな事を考えられるのか不思議でしょうがない。


2020/8/30 群馬戦

群馬は442なのでジュビロの3421にマッチするが、2CBに1トップと3バックに2トップとではサイドのスペースの大きさが異なる。このことからジュビロのサイド攻撃すればSBは下がらざるを得なくなる。群馬の攻撃のカウンターを両サイドから攻めることが可能。

守備時にWBが少し引きすぎかな。5バック気味にするとバイタルが空きやすくなるからむしろ高さを維持して欲しいな。

結構慎重に組み立ててるのかポゼッションしないかわりに引き気味でディフェンシブハーフで541にしてから反撃の形をとってるな。

やはり中盤でコース切りとプレスの両方が機能してるようでカット率が良い。

少し攻められている立ち上がり。

バイタルに入ってもCHとCBのサンドイッチで崩せない。良い守備。

右サイドから小川に出たがオフサイド判定。良い飛び出しだったがおしい。

やはりSHとSBの縦関係があるのでサイドの深い攻めが効いている。

群馬の中央攻撃も3バックとその前の囲みで防いでいる。

CHはバイタルが怖いかもしれないが、SBとCBの囲みでしっかりカバーできる。

むしろDHだと後ろ過ぎて中盤で後手になることが多い。

CHだと相手へのアクセスが最短になってかなりチェックが早い。

群馬はバイタルへと侵入して中央攻撃するがやはり3バックが固くサイドが中央に絞って囲んでくるので脅威の高い攻撃には至らない。

まだこのフォーメーションを始めたばかりなので動きもぎこちない。先日の金沢戦はかなり良い結果を出せたが今後はどうか。

群馬は中央を囮にしてSBを引き付けてSBのスペースを突く動きに来たが、CBがワイドに出てそのかわり絞ったSBが下がって入れ替わりするだけなので大きなスペースを空けずに済んでいる。

SHSBのボックスの大きさをどう使うのかがこのフォーメーションの大事な部分。攻撃時には大きく、守備時には中から小で使うのが良い。

群馬がサイドに寄せて中央でシュートもGK正面。ルキアンが下がってくれたり中盤がスペースを動くことで攻守に効いている。

CKから伊藤のヘディングはミートせず。

前半20分経過、大きな問題点はないがすり合わせには時間が必要か。

守備時に小川が下がって中央のスペースを消す0トップにも可変。より中盤の抜けを減少させる。

伊藤のパスから小川がPKゲットしてゴール。

先制点を取れたのは大きい。先制点を取れるという事はゲームを支配できるという事。つまりポゼッションが活きてくる。

CKからのプレーで大前がカード。伊藤の足をすくいに行ってる。

PA外だがPKゲットも得点にならず。

群馬は宮崎を狙っているようだが伊藤がカバー。伊藤のおかげでだいぶ守備が安定している。

伊藤が攻守に効き過ぎていなくなったら怖いな。

大森のシュートは惜しくも外れるがCKゲット。

ショートコーナーを選択、おしくも入らず。

中盤の囲みが遅い。が3バックがいるので正面からはやはり崩せず。

中盤がライン形成しようとして囲めていない感じ。

囲むタイミングで裏狙われたりとかを警戒してるのかな。

群馬は3トップ気味にハイプレスでCBから繋がせない。

GKからのボールで回避した。

左サイドからPAに入るもクリアされる。

ジュビロはポゼッションに移行してるな。ここでフベロ体制でやって来た成果が出る。問題点は先制できるかどうかだったから、このフォーメーションにしたのは良かった。

大前にカウンターを食らって失点。3バックを広げる形でのポゼッションはこれが怖いんだよね。だから3バックはそのままでSBを広げておくのがいいんだけど。どうしてもポゼッション時に後ろを広く使いたいから3バックを広げて1CB+2SBスタイルにしてしまって中央薄くしちゃうんだよね。そうなると3バックの意味も無くなるんだけど…。

そもそも361ワイドボックスはワイドにSHSBを置いているからCBは出来れば中央にまとまっていて欲しいんだよね。

群馬は同点になってからより攻撃的になってきてるな。内容的には劣勢。カウンターでやられたのはまずかった。

群馬は相変わらず宮崎狙い。

前半同点なら問題ないか。ロスタイムも+2なのですぐ終わる。


やはりバイタルが怖くて中盤が縦関係になって壁の意味がなくなってる。

群馬がバイタルへの入り方をわかってきた感じ。

両SHSBが具合を見て外でないなら内側に絞ってバイタルとCB脇を突かせないようにしないといけないのに。

CHが中央で壁になるかわりにSBがその裏のケアをしないといけない。外にボールがある時にSHCHSBで囲んで奪うことと抜けられる前に逆サイドのSBは内側に絞ってバイタルのケアに入らないと。CHが下がると確かにバイタルは塞がるが、相手のボランチがボールをコントロールするスペースが出来てしまって形成はむしろ悪くなるんだよ。だからCHが下がらないように我慢しないといけない。その為にSBが初期ポジションがサイドとハーフスペースの中間なんだよ。SBのタスクはサイド守備とCH裏のケア。外と内の両方を見ないといけない。

攻撃時にSBが前に行き過ぎて3CBが広がってという感じになる悪い形が出た。これやるとやはり失点する。これを無くすために3バックにSHとSBを使っているというのに…。

失点時はフォーメーション変化して3バック2ボランチの形でその前の列にSBが攻撃に出てた。つまり32ブロックでその脇の守備がない状態。で3バックから前に出て守備した時にそのスペースを突かれてしまった。ここは3バックを維持して2ボランチのプレスバックによるボックスの囲みで潰した方が良かった。ボールとゴールの間にいる選手がプレスに出てはいけない。相手の死角にいる背後の選手がプレスに行くべき。

しかし先制点も取れたしまだ同点。後半に点を取って勝ち点3と複数得点を取ろう。それがジュビロの勝利スタイル。


後半

右サイドのオーバーラップ、インナーラップでポジションとりながらパス繋ぐのは良い動き。

群馬の攻撃に悪い時の守備パターンになっている。これは失点する確率の方が高くなってるわ。CBが順番に出て行っていなくなる。これは危ない。

群馬が4人ラインを活かしてワイドに供給してゲームを組み立ててるな。

SBが絞れないから中盤の囲みが機能しない。

SHSBがボックス作れなくなってる。

これは群馬ペース。

シュートまでいかれてる。はずしたけどかなりの決定機。これはかなりまずい。

群馬はワイド、オープンな形で進めてる。


ジュビロは攻撃時にSB上げてCB広げてCBのサイドが逃がし所が無くて詰められてる。ボランチがわざわざサイドまで出て受けないといけないとか。

これ完全に攻撃時のフォーメーションが悪くて簡単にカウンター食らう形だぞ。

何の為にこのフォーメーションにしたんだか…。

SBは守備の為にいるんだよ。CHが攻撃参加する為にいるのに。前半でバイタル攻められたから腰が引けて結局CHがボランチになってSBが攻撃に出て悪い形にしてる。

群馬はスペースで受けたらプレス来る前にロングボール出してCB脇狙ったな。

群馬のゴール。

中盤のボックスが作れていないからこれはもう違うフォーメーションにした方がいいわ。

調子乗って攻撃と守備のバランスが取れなくなってるな。群馬の方が大きな動きでボール回して優勢になってる。ポゼッションでも負けてるだろ。

選手のポジションに意図が見られない。ただボール追ってるだけ。これは苦しいな。

どう打開するかという形が見えない。

SBが引きすぎてWボランチだけになって523になってる。中盤では組み立てられない。

選手交代


1-2で群馬がカウンター体制。まずい。

大森がこぼれをいれて同点!

これは大きい!

あと20分。振り出しに戻ったのでここで返したい。

SBに外中の2択を迫って外なら背後、中ならバイタルを得るという感じだろうな。SBの判断ミスがあるとどっちも突かれる。

SBの初期位置は中盤でのサイド守備。そこから2択でどちらを選択するか。CBが揃っているなら縦をまず切って中を選択させ、バイタルに侵入するのを内に絞って囲んで奪う。というのがベスト。CBは動かずに正面をまず切る。CHのプレスバックとSBの絞りで奪う形が良い。

右サイドの攻防できちんと3人で囲んで奪えた。立ち直るかな?

CKゲットもチャンスなし。

群馬のカウンターもGKにパスの形で終わる。

SBへのパスをカウンターに狙われる。

群馬は相手の弱い場所を狙うのが上手いな。

またサイド使い過ぎ。SHが中でSBがサイドでサイドの守備がない状態の攻撃。

ジュビロ4123気味。

櫻内外からシュートもGK。

4123にしてもダメなのにな。ウェブの記事に書かれてたけどマッチしないからやめた方がいい。

ルキアンに出たがGKストップ。

群馬攻勢でハーフスペースを突かれる。何故大事な場所を空けとくんだろうか。

スローインで狙うところが上手い。

サイド守備が微妙だな。点が欲しいのかさっきから3バックだけしかみない。

攻撃の起点になりやすい+3バックの弱点のSBを徹底的に狙って来てる。

中央で繋いだ方がいいかも。

ロングボール放り込んで勝負、回収の方がいいか…。

GKからのロングボールが入ってやっと攻撃…同点なのにポゼッション…。


何というか…またポゼッションですか…同点なのに…。

足が止まって囲みのしない。通常の3421になってるな。

1トップ2シャドーで中央攻撃になってるかな。

もう1点勝負だからサイド経由している暇がない。

後半の時間の無い時間帯で同点でボール回すのに意味があるのか…。

伊藤に無駄なカード。

審判の判定ちょっと酷くないか?

ルキアンの相手にはカードなしで伊藤にはカードかよ。

ロスタイムFK直接外す。もったいない。

今日は負けなしで勝ち点1取っただけでもマシな結果か…。


囲んで奪う為の誘導とかができなかった。結局CHが下がり目にされて攻勢から守勢に回された。CHだから意味のあるフォーメーションなのに。

CHとSHSBはその間にあるスペースを潰して奪うことが重要なのでSHやSBが内側に絞ってこないとCHが広い場所を駆けずり回っても意味がない。SHとSBがサイドで休んでいると成り立たない。

群馬のパス回しとか弱い場所を突くとかいやらしかった。

まぁ弱い場所を突くのは基本中の基本。

前半のバイタルの突かれ方を研究してどうカバーするか修正するのが良い。

結局古い形の攻め方に戻ってしまって32ブロックとかSBのハイポジションとかで同じやられ方をしてた。

やりやすさの方を取ったことでよりまずい選択を選んだと思う。

やりにくい部分をどう修正して続けるのかという選択ができていないかった。

前節が非常に良かっただけに今節は残念。

ただ勝ち点1は貴重なのでここは我慢のしどころ。

2020年8月25日火曜日

小川の1トップ

 361の1トップに小川を置いて2得点の活躍。

2トップにすると2人の距離やベストなポジショニングで被ってしまう。

小川は活きるのは1トップで自由にスペースを使って動くこと。

そこで361なのかもしれない。

その代りルキアンがSHに入ることでゴールから遠くなってしまい得点に絡むチャンスがやや少なくなってしまう。


ジュビロの得点はこの2人が稼いでいるので左からの攻めで中央からニアに小川、ファーにルキアンを置くと2人とも得点しやすいかもしれない。

すると左SHには大森が入る。

金沢戦でも大森、小川、ルキアンの並びで入っている。

左でゲームメイクしながら中央と右でフィニッシュする形だ。

すると大事なのが大森の近くにいるCHとSBになる。

ここが上手く機能すれば大森自身もサイド攻撃、カットインからのシュートなど多彩な攻撃が可能になる。


今年は361でJ2制覇して昇格。

圧倒的な攻撃力を見せつけてこれが磐田のスタイルだということを見せつけるべし。

ジュビロの戦術的強みと20年後のNBOX

 ジュビロの戦術的な強みとは何か。

過去のフォーメーションから探ると

1.NBOX

2.352

3.361


共通点は3バックと中盤の厚み、中盤ボックスによるゾーンプレスからのショートカウンターと中盤、最終ラインの攻撃参加による多層的な攻撃。

弱点はサイド攻撃に対する守備。

NBOXではサイド守備がなく、352ではWBが攻撃的位置、361ではWBが3列目だが攻撃時は2列目に上がる。よってどれも攻撃時にサイド守備が薄くなる欠点があるがボランチの横スライドかCBの横スライドによって対応している。しかしこれが問題点でもある。CBの横スライドは1CB+2SBの形で中央にスペースが空いてしまう。よってボランチは下がり目で最終ラインに下がる事が求められる。

サイド攻撃の為にボランチが下がらざるを得なくなり中央の攻撃とボールの回収が遅くなる。2トップにボールが収まる前に相手の守備にボールが回収されカウンターになってしまう。

ジュビロの強みの一つにサイド攻撃があるがサイド守備の問題が残りそのフォローを考えるとサイド攻撃の為にWBを上げるスタイルは対カウンターに対してかなり劣勢になってしまう。

3バック+ボックスの強みを生かしながら、サイド攻撃とサイド守備の問題を解決する方法として361ワイドボックスに至る。

中盤のボックスをそのまま横に延長してOHとDHをSHとSBにする。中央が空いてしまうので2CHを置く。NBOXだとCHが1人なのだが、ここでは2人にする。サイドの攻撃と守備はそれぞれSHとSBに割り振られる。中盤のゾーンプレスを6人で行いながら、ショートカウンターにSHとCHが連動する。


中央ボックススタイルは442ボックスや361でもできるのだが、これには大きな罠が潜んでいる。問題点はその並び方。中盤中央に4人が密集しているのだが、ボックスの並び=縦横に人が並ぶので攻撃時のパスが出しにくいという点。守備は基本的にボールホルダーの前に立ちふさがり直線のパスを切る。そこで攻撃側はボールホルダーを頂点にした逆三角を作ることで左右に2つのパスコースを作ることでこれを回避する。重要なのは斜めのパスコースである。442ボックスも361もどちらもボックス+縦横なので斜めのパスコースが存在しない。これが361ワイドボックスだとボックス自体が外周になって中央に2CHの横並びになり、SHSBとCHとで斜めのパスが可能になる。これがショートカウンター発動時に重要になる。


361ワイドボックスは中央の2CHを迂回しようとすればサイドにいるSHSBとCHに囲まれる。中央を突破しようとしても2CHの後ろに3CBがいる。サイドと中央の間を抜けようとしてもCHCBとSBに囲まれる。361ワイドボックスは中央は横並びだがサイドにいるSHSBとは段差があるのでSHSBCHの三角形とCHCBSBの三角形が連続で並んでいる。ハーフスペースを攻める現代サッカーに対してはこの場所を守る必要がある。その為には3バックにはSB/WBが必須になる。361ワイドボックスではこのハーフスペースに三角形を作ることで攻守に活かすことが出来る。

361ワイドボックスは20年後に現れたNBOXかもしれない。


2020年8月24日月曜日

361ワイドボックス最強

金沢戦の後半のフォーメーション

3421だが、2列目がワイドに開いて3列目の中央がやや前に出た形。

通常の3421は2列目と3列目中央で中央にボックスを作って中央守備を固めてWBがサイド攻撃をする形になる。

ジュビロの新3421はここでも提案してきた361ワイドボックスと同じフォーメーション。

______FW______

_SH________SH_

____CH__CH____

_SB________SB_

__CB__CB__CB__


FWに小川、右SHにルキアン、右CHに山田

CHの攻撃は山田が出て、上原が残る代わりにサイドCBになる伊藤、藤田の攻撃参加があった。

このフォーメーションの戦略は中盤6枚による強固なプレスディフェンスからのショートカウンターを基本に、守備時は541への可変、攻撃時は343への可変によって攻守に高い汎用性を持つ。


基本のショートカウンターではSHSBが中盤全体を囲み、CH2枚が中央で刈り取りそのまま攻撃に移行する。CHが通常の3421のDHより前に位置しているので1トップの左右のスペースを使って走り込むことが出来る。SHも同じようにサイドから中央のスペースを使って走り込むことが出来る。

NBOXの弱点のサイド対応をCH2枚にして横幅を出すことで解決できている。同時にNBOXの長所であるボックスで囲む守備とスペースを使った人とボールの連動した動きが可能。

守備面は3バックと2CHによる強固な中央守備+SHSBのサイド2枚による守備と攻撃の分業化、中盤全体がゾーンプレスエリアとなっている。中盤の厚みを回避する為にロングボールを使う相手には3バックのオフサイドトラップで対応する。ロングボール対策にSHの上がりによる3トップ化によるハイプレスも可能。

攻撃面ではSHの上がりによる3トップ化とCHCBの上がり+SHの中央スペースへのカットインによる中央攻撃が可能。ショートパスを繋ぐ場合、縦の繋ぎはCBSBCHSHFWとジグザグに配置されているので中央とサイドでパス交換しながら前へと進めることが出来る。1トップに対して2CH3CBで1トップの脇のスペースをCHCBが走り込んでくる縦の攻撃。1トップのサイドのスペースにSHが上がる横の攻撃とスペースを使った多彩な攻撃が可能。


金沢の失点を分析してみると


3点目

ビルドアップで左SBに出すがSHがマークしているのでボランチに戻すがそれをCHが詰めて中央のコースを消す、ボランチはもう1枚のボランチに出すが既にこちらももう1枚のCHとSHがプレスに行っている。ボランチはCBに戻そうとするがそれをSHが奪ってカウンターに。山田が右から左まで走ってシュートを決める。


4点目

SB/WB櫻内がワイドからクロス。中央でSHルリーニャが落としてFW小川とCH山田でプレスして奪いに中央に残っていたルリーニャがシュート。


5点目

松本が右ワイドで後ろから藤田がオーバーラップしてクロスを中央にニアでFWが潰れてSHルリーニャがファーで決める。


6点目

CHがボールを改修してSHがカットインして入れ替わりPA前でハーフスペースに隠れたFW中野にパス、PAラインに沿ってカットインしてシュート。


どれもショートカウンターなのだが、中央でもサイドでもボールを改修できている。

SHが左右の高い位置にいることで相手SBは上がることが出来ない。

中盤は4対4なので1対1の個の勝負が可能。回収しやすい。

一番の利点は1トップの周囲のスペースがあり、入れ替わり可能という部分。スペースがあることで走り込みやデコイランなど戦術的な幅が広がる。

スペースが広いのでボールを拾った選手の選択肢が多く、味方もそれを利用しやすい。

何よりジュビロの選手全体が足元へのパスだけではなくドリブルしたりと動きが多くなった。動きの選択肢自体も多くこのチームに合った戦術になったと思う。

なにより6-0という結果がそれを表している。

ドン引き対策

 昨日の金沢戦で361ワイドボックスで大勝したジュビロ。

しかし本番はここから。

J2板で書かれていた通りで、「ドン引きカウンター」に対する対策が出来るかどうか。

ここが分かれ目。

特にJ2は守備に穴があれば昇格できないリーグ。かつカウンター重視のチームが多いので寝業師のようなタイプが多い。簡単には勝たせてもらえないということ。


いかにして「ドン引き」をこじ開けられるか。が問題になる。

1.戦略的にボールを持たない。(ポゼッション放棄)

2.ドン引きを剥がす

3.パワープレー

の3択


ポゼッション放棄は相手がドン引きだろうがボールを相手に渡してこちらがカウンターする。ボールを押し付け合うような状態になるかもしれない。


ドン引きを剥がすとなるとそれなりの準備が必要になる。361ワイドボックスだと左右に三角形が出来るので、その3人が位置を入れ替わりながらボールを回すことで相手の守備がボールを奪おうとするタイミングやエリアをずらしてスペースを作り出す。SHCHSBの3人がサイドで回しながら逆サイドの選手は内側に絞って中央で攻撃態勢を作っておく。サイドの3人がボールを回しながらスペースを作ったら逆サイドから中央に絞った中盤の選手が走り込んでボールをもらう。そのままシュート、FWへのパスなどサイドで崩して中央で決める感じ。

相手がドン引き541でも、中央は32ブロックになるのでサイドで回して相手のSHSBがサイドに寄せておく、問題はハーフスペース、ニアゾーンのCHとサイドCB。CHを釣り出して空いたスぺ―スにSHかCHが走り込んでパスを受けたい。パスを受けたら中央のFWか、サイドのSHSBがカットインする形で相手のSBサイドCBの間を抜けて縦に割って入った所を狙いたい。

相手が541のドン引きだとこちらはFWとCHの中央3トップ、もしくはFWCHCBの中央3トップ。(伊藤か藤田が前線に上がって高さと強さを生かす)

サイドはSHSBにCHの3人の三角形でボールを回す。相手が寄せてきたら引きながら相手の裏にスペースを作る。前線のボールサイドの選手がスペースに下がってボールを受ける。もしくはサイドCBがスペースに上がって受ける。これだと前向きで止まらずに突っ込めるので脅威が上がる。ここで一度ミドルシュートを打ってもいい。前にFWとCHがいるのでこぼれを押し込める可能性がある。パスするならサイドCBの脇、SBとの中間スペースにFWCHが入って受ける。もしくはサイドからSHSBがカットインで中間スペースに入ってくる。

イメージとしてはサイドにおびき寄せて相手の翼を根元から斬り落とす感じ。もしくは相手が刀で受けた時に脇差で相手の脇腹を突く感じ。


パワープレーは小川、伊藤、藤田を中央3トップで置いて、SBからの放り込みで3トップに力押しで決めさせるパターン。こぼれは山田上原ルキアン辺りがミドル決めるとか、跳ね返しをSBCBで回収してもう一回とか。セットプレーも期待できるので良いキッカーがいるといいかも。




2020年8月23日日曜日

2020/08/23 金沢戦

 金沢が3バックに対してハイプレスでショートパスを中盤に出させない作戦。

ボランチがスペースに下がらないのでまったくボールを繋げない。

GKからのロングボールで前に入れてMFの連携でルキアンが突っ込む形。

最終ラインから繋ぐことが出来ないのでロングボールで中盤飛ばしは悪くはない。

ミドルサードからアタッキングサードにかけてのボールを持ちながらの入れ替わりなどパスだけでない動きでボールを繋げているのは良い。

ただ足元狙いの横パスで大きくサイドチェンジするとインターセプトされているのでこれはまずい。特に中盤で守備の多い場所でやっている。

ジュビロがボールを奪っても選手が横に並んでいて縦の並びがないのでボールを出すことができない。結果カウンターすることができない。

かなりオープンな展開でディフェンシブサードからミドルサード飛ばしてアタッキングサードにボールを飛ばさないといけない。

しかし中盤に厚みがないのでセカンドボールを拾えない。

小川惜しいな。上手く体を入れ替えてシュートで来たがポストに阻まれた。

中盤に良い動きしてる選手がいるな。大森?

デコイのランで相手の中盤の選手を最終ラインに吸収させて中盤にスペース作ってからもう一度下がって受けに来てる。

一人で色々動いてゲーム作ってる。

他のジュビロの選手はボール持っていないと機能停止。

何を学ばせているのか不思議になるレベル。

ルキアン小川で得点。

まず先制できたのが大きい。

前半終了


ジュビロのパスサッカーは足元で受けるだけなのでリスクの高い中央のコースを切ってサイドは空けておけば勝手に横パスするのでインターセプトが簡単なんだよ。だから受ける為に走る+デコイランで相手の守備を釣るっていうことをしながらスペースを空けて、そのスペースに走って受けるの繰り返しで剥がしていくしかないのだが、ジュビロではそれすらできていないのが現状。442フラットのフォーメーション自体もやりにくい部分が大きいかも。

得点シーンは山田がハーフスペースで縦にルキアンに入れてマイナスで小川にパスしてシュート。ワイド絡みじゃなくて中央の攻撃で得点。これでいい。小川はファーのDFの中間でやや背後の位置で消えた位置でのシュートなので技術的にはとてもいいポジショニング。


後半

ジュビロは523気味にスタート

5バックが機能しているが中盤の薄さで押し上げはいまいち。しかしドリブルでの上がり、ロングボールで繋ぐなどパスだけではない形で構築はしている。

2トップは守備で一方がサイドに行くともう一方が中央で1トップ気味に位置するようにしてカウンターできるようにしている。

後半序盤はやや押され気味。

FK獲得でファーへのフィードが落ちて宮崎がミドルシュートが誰かに当たってコースが変わってゴール。ラッキーもあったけど追加点ゲット。

後半序盤で追加点は大きい。後はボールを大きく回しながら相手の釣り出しからのシュート、時間つぶしで勝利できる。無理に攻めてカウンターを食らうより相手を動かしながら時間つぶしを基本に隙が大きければ得点狙うくらいでいい。


352というより343に近いかな。中央に小川、右にルキアンがいる。中盤の構成の多さからプレスして奪ってカウンターというジュビロらしい試合運びになっている。久しぶりに面白い試合と結果がついてきている。今日の試合は分岐点かも。この路線は悪くない。ただ選手の消耗は結構あると思う。

5バックのWBが中央に絞ってボランチ役もやってるから3バックに至る前にストッパー役になって3バックがスイーパー役だけで済んでいる感じ。サイド守備だけじゃなく中央への絞りは良いポジショニング。

ボールも大きく回せて相手を走らせているし、大きく回すことで相手の守備も穴が大きくなっている。良いポゼッションが出来ている。やはりポゼッションは先行している時こそ威力がある。

3バックでカウンター気味にしたことで相手を押し込まずに済んでいることとボールを大きく回すことでオープンになっているので守備がフィールド全体をカバーしようと広がりFWが1対1、1対2でも勝負しやすくなっている。

やはりジュビロには今日のようなスタイルが一番合っている。3バックで中盤を増やしたことで中盤のプレスと押し上げが良くなってる。352だけど攻める時に小川の1トップ気味で小川をターゲットにしてる。


山田が3点目!

こうだよ!これがジュビロだよ!山田も一番得意な位置でのシュートじゃん!こういうのをみんな待ってたんだよ!!!


2点目の宮崎のシュートは小川がコース変えたんだな。小川2点か。

やっとジュビロらしいジュビロに戻って来たな…。

大森が汚れ役やってくれているな。それで周りの選手を生かしている。

良い選手だよ。


今日の試合は今年のジュビロの試合で一番だろ。近年でも相当いい試合。上位にいる時の試合が出来ているし結果も出ている。やはりジュビロにはジュビロに合うスタイルがある。今日の勝ちには誰も文句付けないだろ。往年の黄金期ジュビロに近い試合運びだよ。とてもいい。フベロは黄金期のビデオでも見たのかね…。

今日のジュビロはまさしくジュビロ。本当のジュビロが戻ってきた!!

361ワイドボックスっぽい陣形してるな。小川がトップで両翼とWボランチにSBが絞ってボランチ兼任に3バック。

今日はとてもいい動きしてるよな。中盤にスペースがあってドリブルやパスがしやすくなっている。人もボールも動かすジュビロらしいいい試合が出来ている。


ルリーニャ4点目!!!!

すげー!!!

何だこれは!

どうしたジュビロ!!!!

ジュビロマジで目が覚めたな!!!


ルリーニャ2点目!!!

まさかの5得点!!!!


ジュビロの布陣みるとやはり361ワイドボックスだよなぁ。

それにしても凄い破壊力だな。

金沢も5勝しているし悪いチームじゃない。

今日のジュビロが異常に強すぎる。

なんだこれ…。

今日の勝ちの得点の多さで得失点がかなりプラスになるだろ。今後の順位争いをするのにこういう複数得点で勝てるのは超有利。


おい…6点目だぞ!!

中野!

よくやった!!

試合終了



今日のジュビロは黄金期と一緒。最高最強のジュビロができた。

ミドルサードで361ワイドボックスのプレスディフェンスから中央速攻。そりゃ強いだろ。

やはりジュビロにはジュビロのスタイルがある。このスタイルは最強だろ。

ジュビロの迷走

 何故ジュビロは迷走してしまったのか。

何故鹿島は強豪として残ったのか。


まずチームとしてではなく、サッカーというスポーツ自体の競技性から

 1.サッカーはキックとヘディングだけでボールを扱うスポーツということから手を使う以上に技術的に難しいスポーツである。

 2.正確なキックを望むほど止まって蹴る必要があるので機動性が失われる。

 3.フィールドの大きさに対して人数が少ないのでフィールド全体を守ることはできない。

 4.キックの正確性の低さから得点数が少ない為に複数得点は難しく攻撃側より守備側が有利な点が多い。


ジュビロの傾向を上記の項目に当てはめてみてみると

 1.技術の高さ

 2.パスサッカー指向

 3.ショートパス重視

 4.攻撃的ポゼッション的指向

とサッカーというスポーツの特徴の真逆を指向している。

逆に成績の良かった時の状況を顧みると

2017年J1 6位
 1.体格差走力差など個人差を活かす(ジェイ、アダイウトン)
 2.守備重視で全員の機動性を確保
 3.ロングフィード、セットプレー、中央攻撃重視
 4.守備的ロングカウンター的指向

2015年J2 2位
 1.4231、中盤5枚+4バックの多人数守備
 2.守備重視
 3.ショート/ロングカウンターセットプレー中央攻撃重視
 4.守備的ショートカウンター的指向

NBOXを使っていた時も
 1.個人の能力にあったタスク分散
 2.NBOXによる中盤プレス守備からのショートカウンター
 3.プレスディフェンスで奪ってからサイドチェンジして前線にフィード
 4.ショートカウンター指向

良い結果を出した時はサッカーの持つ特徴にマッチしたスタイルで戦えている。

やはり方向性、スタイルの部分でサッカーにマッチしていない戦術を目指しているからだと思う。
ポゼッション率と勝敗は全く関係ない。
ボールを保持していたところでカウンターで先制されればポゼッションの有利はゼロになる。
こちらが先制すればポゼッションは意味がある。相手が攻撃しなければ勝てない状況でボールを渡さない戦術と考えれば相手は無理にでもボールを取りに来る。そこにスペースが生まれて攻める為の足掛かりができる。0-0からポゼッションする必要性は全くない。

ジュビロが目指すべきなのはハイブリッドであってポゼッションではない。NBOXという現代サッカーに通じるスタイルを作り出したチームなのだからそれをスタイルとして持ってもよいはず。

中盤プレスでのショートカウンターサッカーで得点することと、先制した後にポゼッションスタイルでボールを保持してもいいし、攻めてくる相手にまたカウンターを当ててもいい。先制することが出来ればこちらがハイブリッドならば選択肢が広がる。相手がカウンターチームならわざとボールを持たせてポゼッションさせてミスを誘ってカウンターしてもいい。相手がポゼッションチームならプレスから奪ってこちらがポゼッションして時間を潰してもいい。

大事なのは選択肢があること。カウンターとポゼッションのどちらが強いのか、が問題なのではない。どのスタイルでも結果を出したチームが強い。

今のジュビロは個性より汎用性の高い選手やスタイルを選んでいる気がする。こうなると戦術はリアクションになる。60~70%の選手で80%~90%の選手と対峙しなければならないので自ずと弱点を突くスタイルしか選べない。レベルの低い勇者と同じである。得意分野のない選手は相手の弱い場所を突くしかない。しかしその為には相手のチームを分析してこちらがマッチさせて対策する必要がある。

ポゼッションも同じで、相手の守備形態を観察し、どこにボールがある時はついてくるのか、取りに来るのか、という分析をしながらスペースを見つけてそこを狙う必要がある。ポゼッション指向の場合はその分析ができないと前には進まない。

カウンターの場合は相手が攻撃的なシステムになるので守備が薄くなる。その為にカウンター発動時は通常の攻めよりより得点しやすい状況を得ることができる。ポゼッション側は攻撃時に守備が薄くなるのでカウンター対策が必須となる。

ポゼッションしていてもアタッキングサードで戦うのか、ミドルサードで戦うのかは全く異なる。アタッキングサードで戦う場合、守備側は54ブロックで引きこもることができ、裏のスペースがなくなる。ミドルサードだと相手はカウンターのチャンスもあるので守備と攻撃と両方を考えたシステムになる。さらに裏には大きなスペースができるので攻撃側はロングボールでの攻撃がしやすい。単純にポゼッションかカウンターではなく、どの場所で勝負するかでも駆け引きがある。よってポゼッションにもカウンターにもそれぞれ複数の作戦が必要。

ミドルサードで戦う場合はボールが収まらずにそのままオープンになる可能性が高い。お互いに裏を狙ったボールを入れて一発を狙える状況になる。逆にアタッキングサード、ディフェンシブサードでは攻守が固まるのでやるべきことが一つに固まる。

ポゼッションは相手がプレスしてくることが重要なのでミドルサードでの戦いで相手のプレスを待つ必要がある。逆にアタッキングサードでポゼッションしていても押し込み過ぎて54ブロックを作られるとボールを入れるスペースが無くなってしまう。こうなると個人の能力の高いドリブラーが相手のブロックを突く動きをする必要があるが、ビッグクラブでないとそれは難しい。ジュビロの場合はドリブラーをサイドに置くことが多いく直接点に絡みやすい中央で使わない。これらの問題が重なりポゼッションしているが打開できずに無得点、良くない場合はカウンターを食らって失点という事になってしまっている。

ポゼッションの場合サイド攻撃より中央攻撃の方が戦力を集中でき、かつそれが守備にも使われるのでサイド攻撃より中央攻撃の方がより効率的で守備面でも問題が少ないと考えられる。

カウンターサッカーで上位に行けない、という前にカウンターで中位以上を確保し、ゲーム展開に応じてポゼッションを組み込んだハイブリッドで対応する、もしくはカウンターで奪う制度をさらに高くしてよりカウンターの精度を高くする、という戦略の元にジュビロのスタイルを作り上げるべきだと感じる。

ジュビロの良さは家族的な部分があるが、ユースで育てながら一度は他チームにレンタルに出して外の厳しさを勉強させるハイブリッドでいいと思う。ジュビロファミリーで内部人事も仕方ないだろう。しかし、オフトやドゥンガのようにそのからの血があったからこそのジュビロというのも忘れてはいけない。ジェイアダイウトンカミンスキーが来て大きな成果を上げたこともそうだ。

強いジュビロを再建するためには、強かった時の状況をもう一度確認してそれを作り上げるしかない。強かった時に何をしていたのか。もう一度振り返って欲しい。まずはJ1復帰、そして中位に、その後上位に、上位定着を堅持すること。それがチャンピオンへの道。いきなりチャンピオンを狙っても得られるものではない。底から積み上げて上位定着することこそ最重要。若手もどんどん使って育てて欲しい。資金問題で補強できないと考えると若手の成長が一番の補強になるわけだから。

2020年8月21日金曜日

フベロ再考

 フベロの初期のスタイルから今の状態までを考えてみる。

442で両サイドを広く使った初期スタイルで得点もできたが、他チームがサイドに誘導されなくなって中締めで対応してきた。

失点が止まらず352への変更になったが得点もできず失点もしない特徴が無くなってしまった。


初期のサイド展開が機能しなくなった今こそサイドが空いているのでサイド攻撃が重要になってくる。サイド攻撃に必要なのはサイドアタッカー。ドリブル突破できる走力とクロスを上げられること。

最近の攻撃はサイド展開から大森がハーフスペースへと出てパスを受けてシュートに行くシーンが多い。SHがインサイドに入ってSBがワイドに残る形。


ジュビロに対して中締めだけで対応してくるならサイド攻撃でサイドを縦に攻めてクロスを上げるのが攻撃方法として上がる。それを嫌がるならサイドに守備を散らして来るので、ここで中央に縦パスが入りやすくなる。


SHのタイプとポジションで戦術が変わって来るが、第一候補としてはサイドにポジションを取ってサイド攻撃、ドリブルからクロスを上げるタイプが良いか。それを止めるにはSBが必要になるので4バック5バックを強要できる。攻撃時に2トップ+SHの4トップ体制で4バック5バックに対して負けない攻勢をかける。


相手がSBを使ってSHを止めようとしてくるなら、CHがインサイドを上がってSHの斜め前で受ける形で中央攻撃に切り替え。CHの方がよりFWに近いのでそのまま縦にパスを繋げる。


352の攻撃力を上手く行かせなかったのは中央3枚の動きがないから。ボールサイドのCHはSHの動きと相手の守備に合わせて動くこと。SHが止められる形なら自分が出る。サイドが空いているならSHに渡してSHが前に出る。どちらかが前で受ける形でFWに繋げる。

フベロ体制でのサイドチェンジは両翼共に攻守のバランスの良い選手を置かざるを得ない形になる。逆に左だけを攻撃タイプ、右だけを守備タイプとして攻撃するサイドを固定することで戦力を集中するという選択肢もある。バランスタイプの選手は難しいのは、相手が攻撃100%のタイプだとするとバランスタイプは75~80%なので守備をするとなると負ける。相手が攻撃タイプならこちらが攻撃することで相手の弱い守備力を利用した立ち回りをすることが重要。

352は攻守にアンバランスをもたらすので442のようにバランスタイプを集めたような感じではなく、攻撃専門、守備専門のタイプがいた方が活きてくる。この辺りの戦術と選手のタイプのマッチングも大事になる。


ジュビロスタイルとは何か。今の所サイド攻撃と強力な攻撃力。という印象。FW+SHの4トップ化での得点力の高さ。多少失点してもそれ以上に攻撃して複数得点で勝つ。そもそも得点の難しいスポーツで複数得点を狙い勝つスタイルは難易度が高い。しかしそれを目標としているならそれなりの戦略が必要になる。


攻撃スタイルに特化するならサイド、中央の差を無くして、どちらもできることが前提の方が良い。複数得点を狙うならまずどこからでも攻撃できる必要がある。強力な2トップを置いてパスを供給する必要がある。得点するにはPA内に3~4人は必要。2トップ以外にSH、CHの侵入が必要になってくる。4トップのSHがカットインしてPA内勝負+逆サイドSHもPA内侵入してゴール前に2FW+SHでボールホルダーのSHを待つ形。4バック守備がSB+3CBになるのと同じようにSH+3FWのようになること。もしくはCHが上がって3FWの形になる。どちらにしても3FWの形でゴール前にポジションを取ることで得点力は上がる。

4トップはそのまま相手4バックへのプレッシャーとなるので相手にロングボールを強要させる。ロングボールを蹴らせることでオープンな展開が可能になる。ただし相手の守備ラインが上がらないので4トップが自力で崩していく必要がある。相手が5バックの場合はこちらの守備に+1の余裕が生まれる。


2トップ+SHの4トップだと後ろの守備がかなり厳しくなる可能性もある。その分の攻撃力アップではある。3232だとボランチが中央とサイドの両方のケアが必要。3322の方が守備は安定する。3322の中盤の3の並びも位置によって大きく異なる。WB+1ボランチなのか、IH+1ボランチなのか、OH+Wボランチなのか。3バックが中央を堅く守る場合はWBを置いた方がいい。3バックが1CB+SBになる場合はWボランチしてサイドにボールが出た時はWボランチが下がって3CBを作る形にしないといけない。

どの並びにしても利点欠点があるので、かならずカバーする体制を決めておく必要がある。スペースを空けておく守備なのか、スペースを埋める守備なのかなどその戦術の違いで異なってくる。スペースを空ける場合ゴールより遠いサイドに空けておく。サイドを空けてケアしない場合はクロスが入ってくるので中央を堅く守る必要がある。


2020年8月20日木曜日

361ワイドボックス再考

 J2では361、442などが基本的なフォーメーションとして使われている。

これに対抗するものとして361ワイドボックスをもう一度考えてみる。


____FW____

SH______SH

__CH__CH__

SB______SB

_CB_CB_CB_


3バック、1トップは361と同じ。

中盤の構成を中央重視のボックスからサイド重視のワイドボックスに変更。

FWSHCHの5人が攻撃、SBCBの5人が守備。

361に対しては中央の3トップに3バックが対応、WBをSHCHSBで囲んで奪う。

攻撃時はFWSHのワイドの3トップで3バックに1対1で当たる。

3バックは1CB+2SBになるしかないので中間に大きなスペースができるのでCHが走り込むことができる。

中盤がサイド重視なのでサイドチェンジもしやすい。

CHの上がり下がりでSHとの4人ライン、SBとの4人ラインを構築できるので中盤での4人ラインを前目、後ろ目で作ることができる。

SHSBが中に入れば中央に大きなボックスを作ることで中央の制圧力が大きくなる。

CHが上がっている時はSBが中央を締めてボランチを兼ねる。


442相手だと2トップを3バックで止め、中盤はSHを囲んで奪う。もしくはSBへSHが上がることで3トップにしてSBの攻撃参加を抑制しCHとSBの4人で中盤1対1でマッチアップする。


361は中央がボックスでサイドがWB1人のみ。3バックが1CB+2SBになりやすく最終ラインにスペースができやすい。1トップなのでサイドの守備に関してかなり弱い。サイドにボールを置いてせめることでゴール前が空きやすい。

361ワイドボックスは中盤2列化かつサイドに2人いることで3トップ化、5バック化を両立できる。またSHSBがそのまま下がるだけで541を形成できる。ディフェンシブサードでは541、ミドルサードでは361ワイドボックス、アタッキングサードでは343ボックスを形成できる。

ポゼッション時は3バック+SBでボールを回してSHCHへとつなぐ。CHの前後にスペースがあるのでそのスペースを使ったムーブを含めることで相手の守備を引き付けて裏を取ることができる。CHが下がって引き付けつつ、残ったCHが前のスペースへ出て受けたり、FWが下がって受けたりできる。攻撃時はCHの上がりも重要になるので中盤でボールを奪った後はCHも含めて攻撃する。


433に対しては前後に分かれて5バック3トップの形で対応していく。ここではCHが上がってSHを下げて433の中盤の両脇にSHがポジションを取ってCBからのパスを受ける。

守備時はCHが下がってSHを上げて相手のSBを抑えつつCHで中盤をケアする。

攻撃時と守備時でSHとCHの上がり下がりがあるが、守備時は人数を+1することと、相手のポジションに合わせたブロックを作る事。攻撃時にはー1でも人数を一点に集めて局所的に+1を作り出して突破することを考える。

433は中盤が中央だけでサイドがいない分、WGとSBによって攻守にケアしている。こちらは5バックでWGのケア、CHの上がりで2CBにFW+2CHの局所的+1を形成して中央突破を狙う。その為にSHをサイドにおいて中盤の人数差の回避とSBをサイドにピン止めしておく。

433の3トップに対して5バックでCBが余るので、CBからSHへの供給とサイドチェンジはしやすいはず。

433側も守備時はWGを下げて1トップの4141にシステムを変えるかもしれない。

その場合はアンカー脇のスペースが大きいのでCHが下がって相手のIHを釣り出して、裏のアンカー脇にSHがスライドして受けに入る。そのまま中央攻撃で2CBに対してFW+SHで1対1で仕掛ける。

サイド重視の陣形は2CBのことが多いので中央攻撃に弱さがある。しかし361ワイドボックスだと3バックで中央の守備を維持しつつSHSBでサイドを攻守に維持、2CHが中央を維持するので守備的な不安はなくなる。攻撃面では1トップなのでやや弱さがあるが中盤の押し上げによってサイド攻撃、中央攻撃ともに可能。スペースがあるのでSHが中に入った中央3トップの形での攻撃は2CBに対して有効。SHをワイドにおいてCHの上がりで中央3トップにした場合は5バック相手にも有効。

532の相手は5バックで中央を32ボックスで制圧する形だが、3バックで2トップを抑え、SBが3センターのワイドを突き、SHがSBを抑え込んでCHとFWが3CBに1対1を仕掛ける攻撃ができる。

361ワイドボックスは541のを中盤厚めに再調整した感じなので相手がポゼッションの場合には541でカウンター狙いは十分にありえる。

ポゼッション相手でも中盤6枚のプレッシャーの厚みや3トップ化によるプレスからのショートカウンターと現代サッカースタイルも十分にこなせるはず。

361だとボールを逃がしどころがWBのみで孤立しやすい上にCBが広がってしまい中央が異常に薄くなる可能性があるので3バック+SBのスタイルは3CBを維持できる。

SBはボランチ役も兼ねるので守備型が使える。CHは攻守に動けるタイプ、SHは攻撃型で機動性があり動いて受けることができると良い。SHCHは攻撃に必須で中心的存在になるので重要。



2020年8月19日水曜日

2020/08/19 町田戦

 町田は4411、右FWがトップ。

ジュビロはスタメンを変えてきた。

序盤町田の攻勢。

ジュビロは中野を中心に攻撃してるけど枠に行かず。

左サイドの石田と山田の連携の崩しはいい感じだった。

ジュビロは3バック気味。カウンター対策で攻める時は3バック仕様かも。

町田は中央を2トップが締めている。

町田の方がショートカウンター狙い。

ジュビロは3バック+WBで回して、3センター+2トップで攻める感じ。

3322気味の陣形。

ジュビロは守備時に541にしてるな。

ディフェンシブハーフでスペースを与えない作戦。

25分の給水タイム

序盤の一時だけ危険なシーンがあったくらいで、その後は安定してきた感じ。

再開後カウンターで枚数足りず。

守備の安定を取った分攻撃面での後押しが足りてない感じ。

バランス的にはポジティブトランジッションになる時の上がり具合の加減になるかな。

フォーメーションと戦術を変えて来たので442との違いがどの程度出て来るか。

毎回少しずつ工夫はしている。

微妙にフォーメーションも変えたりしている。

サイド攻撃時にCBWBCHの組み合わせでFWまで持っていこうとするので、相手のプレスで狭い場所を通さざるを得なくなっている。

サイドが狭いならそれこそ逆サイドにサイドチェンジするなりした方がいいのでは。

352でのサイド攻撃はWBが縦の動きでCBCHとの連携でWBが抜きたいのでサイドで持って中に入れるより、中で持ってWBを前に走らせる方がいいかも。

WBより前にFWしかいないのが問題かも。

WBが深すぎるのでWBのクロスからFWのシュートという選択肢しかない。

OHくらいの位置でWBからのボールを受ける感じだといいかも。

山田が飛び込んでイエロー。

しかしちょっと前に町田が同じようなプレーしてただろ。

ハイボールに身体ごと突っ込んできてさ。

ちょっと荒れてきた感じだな…。

町田はサイドを縦に切られたらすぐに中にアーリークロス上げたり対応が早いな。

ちょっとコンタクトプレーが多過ぎで荒れてきた…。

審判コントロールできてないな…。

展開がオープンでボールが安定しない。

中盤でのコンタクトプレーが多い。

ジャッジの問題で前半はちょっとグダグダになって来たか。

前半はこのままで後半に得点して勝ちたい。

どうしてもサイドに人が寄り過ぎることで相手ゴールから遠い。

FWがカウンターで走っても二の矢が追い付かない。

中央はどうしても堅いのでサイドを刺したいのはわかる。

大森が左から侵入してシュート。

惜しくもはずれたが得点の匂いがする動きだった。

中盤でWBがサイドに守備を引き寄せたらそこから速攻で裏狙いくらいでもいいと思う。

WBからのアーリークロスで裏狙いは繋がない分だけ時間と労力をカットする。

サイドからの速攻なら中盤WBのアーリークロスから中央で2トップが勝負。

外してもリセットだし、こぼれたら後から入ってくるCHがミドル狙いできる。

中盤で繋ごうとし過ぎる事で守備に捕まるか、外で持って中に入れる時に捕まるか、そういうパターンがある。

攻撃時は中盤カットくらいでいいと思う。

地上戦をするということはそれだけ守備との直接対決をしなければならなくなる。

攻撃は空中戦で高さを生かすか裏のスペースを使う。

裏のスペースへの速攻は空挺部隊の降下と同じ。

速攻を掛けつつ、崩れた相手に中央の地上攻撃をかける。

サイドからのアーリークロスで裏のスペースを狙い、こぼれをミドルがこれ。

中盤での組み立てに時間を使うより速攻で攻めつつ、こぼれ狙い+素早い回収からの再攻撃。

もしかするとWBはトップまで上げるべきか?

2トップが中央+WBが両サイドのウイングまで上がる。

CBがWBにワイド速攻のフィードを入れる。

WBがサイドから中央にクロスを入れるかドリブルで侵入しつつシュートもしくはFWへのパスを狙う。

問題はCBがWBに正確なフィードができるかどうか。

伊藤なら行けそう。

ジュビロの選手、特に静岡出身の選手は「俺がやる!」って気概の部分で少し貪欲さが少ない気がする。

譲ってみんなで、という感じがある。

攻撃時に3トップか4トップでロングボールを入れる速攻を第一選択にして欲しい。

それがあるからこそライン間が広がって中盤の上がりもしやすくなってくる。

現代サッカーは局所戦闘メインだからこそ、砲撃というロングボールを使って背後を狙い、局所戦闘を回避奇襲するという戦術が取れる。

これが機能することで相手の守備は局所戦闘ではなく広域戦闘に移行するので中盤のパスコースやスペースが生まれやすくなってくる。

ロングボールなしのショートパス戦術はあり得ない。

現代サッカーの守備形態が局所ブロックなのでショートパス戦術は最悪の組み合わせということ。

サイドチェンジから中央に縦パスと考えていても上手く行かない理由はそもそも相手の守備形態が横方向に対応している+前後密集しているので1ラインを抜いても次のラインが即応できるということ。

守備ブロックの2ラインが密接だからこそスペースがなくフォローしやすい。

よってショートパスのみで守備ブロックを崩そうというのはそもそも悪手。


後半開始直後、中野の飛び出し、トラップとなかなか良い動き。

こういうロングボールでの速攻があることでオープンな展開になってこちらもボールの回収がしやすくなる。

さらに相手の守備が間延びするのでパスが通りやすくなる。

縦にボールを繋ぎやすい4ラインシステムがよい。

町田のサイドから中への縦パスに伊藤が前に出てインターセプト。

良い動きだ。

オープンだとCBの足の速さも重要。

若手が出ているので十分対応できている。

サイドから前線に、そこからマイナスで大森がシュート。

これも惜しい。

良い攻め方が出来ている。

サイドからの速攻。

手数、時間を使わずに最短最速で動けている。

ジュビロの動きは悪くない。

1点勝負になってきた。

交代のタイミングや誰を入れるかで変わって来るかも…。

変えない選択肢もあるし疲弊した選手だけ変えてもいい。

動きのいい選手はできれば出しておきたい。

ボールサイドWBは中盤でサイド展開、逆サイドWBはトップに上がって3トップでサイド攻撃でWB間のサイドチェンジで攻めるのはいいかもしれない。

伊藤→CH→WBでボールが止まる。

逆サイドのCHが一つ前のライン間に進んで受けるとかすればいいのに。

ジュビロの悪い点は逆サイドの選手が遊んでしまう事。

逆サイドが死ぬ。

ボールサイドは守備的に、逆サイドこそ攻撃位置に展開していくべきなのに。

ボールを中央で持ってサイド展開を狙うけどショートパスでの出し所がない。

WBがドリブルで突っ込むが、狭い場所なのでプレスされてカウンター。

ボールは疲れない。

ボールを走らせるのがパスサッカーだと思うんだけど。

だからこそ現代サッカーのコンパクトな局所戦闘はパスサッカーとは真逆なんだと思う。

中野のシュートはオフサイド。

ルキアン、小川イン

コーナーから小川のヘッドがキーパー正面。

中央のメンバーが守備専過ぎるかな…。

サイドにボールがあるタイミングで中央が前に出ないと意味がない。

サイドにボールを置くのは中央が進軍する為の時間稼ぎなんだけどな…。

ジュビロはボールのある場所だけ注目されてオフザボールが訓練されていない。

足元でボールをもらうことばかりやってるから、スペースに走り込むことができない。

ボールのない時こそ一番仕事ができるタイミングなのに。

準備8割が理解できない感じ。


ルキアンがサイドからのボールを受けて切り込でCKゲット。

町田が中央からWBの段差を使って左の裏に出してシュート。

ゴールをかすめる。

あわや失点。

カウンター時に逆サイドのルキアンが動かない。

やはり逆サイドが死んでる…。

両サイドを攻撃的にする理由が全く理解できていないチームが両翼攻撃メインという…。

ボールウォッチャーが多過ぎる。

自分のエリアにボールがないとみんな足が止まっている。

疲労が蓄積しているせいか、動きが非常に悪い。

こうなると今後の戦略を変える必要もあるかも…。

動けないなら動かなくていい戦略にする必要がある。

残り5分+

1点勝負だな…。

セットプレーで伊藤がヘディングできず。

CKからのセットプレーが続く。

ここでどうしても1点欲しいな。

誰も走らない…。

町田の方が動いてる。

ボール回ししかしていないせいなのか体力なさ過ぎないか?

走力がないのは厳しい。

大森の絡む時はチャンスになりかけるな。

ロスタイム4分

セットプレーとオープンが交互。

あと1分

攻守にアグレッシブな試合になった。

17位の町田に勝ち点1は2点分失った試合だったな。

4バックのミラーマッチの方がまだよかったのか、それともミラーでやってカウンターで負けていたか…。

3バックは悪くないが3バックの利点は中央の守備力と中盤の人数。

しかし中盤3枚の役割がどうだったのか…。

これは攻め方の問題とも連動しているとは思う。

とにかくサイドにボールを置きたがる傾向があるのでどうしてもサイドとの連携ありき、WBが前に出た分の守備をボランチがやらないと、という守備的な意識で前に出ることができない。

サイド攻撃を考える事で中央の圧力が無くなってしまっている。

3バックは中央の守備の厚みの利点があるので、中央を攻めてカウンターされても中央なら対応できる。

これをWB一人のサイドにボールを置いてしまうことでサイドに人が寄ってしまうことと、逆サイドが死ぬことによって戦力が半減してしまうことに問題点がある。

やはり中央攻撃を基本とすることで3CHや2FWが活きてくるし3CBもカバーがしやすい。

サイドに逃がして回避するのはいいが、それが速攻に繋がらないのなら意味もない。

オープンな状態でFWが前線に張っている場合なら守備を回避してサイドからアーリークロス、フィードで2トップに入れてしまうのあり。

今日はそういう展開だったのでWBが持ってから前に繋げずにサイドチェンジなどがあったけど、それはどうなのだろうか。

WBのタスクとCHのタスクを状況に応じて変化させる必要がある。場合によっては攻守を一方的に決めてポジションの交代で対応してもいい。

どちらにしても悪くはなかったがチグハグさが残った感じ。

4バックでカウンター対策がされていなかった部分を改修した、ということは大きい。

中盤3枚の動き次第で結果は違っていたかもしれない。

どうしても中盤で繋ぐ意識が強いせいで相手の守備にかかりやすい。

ミドルサードでの戦いはできれば中盤飛ばしでサイドからトップに放り込みが有利。

攻撃力の高さ=守備をどれだけ早く回避するか=中央の守備を受けないサイドから裏のスペースへ直撃させる、ということになる。

WBがミドルサードにいるなら相手の守備はまだ緩い。だからこそロングフィードがしやすい。


一番の問題点は遊兵が多いこと。サイド展開、サイド攻撃を考えていて、ボールサイドしか連動しない。

逆サイドが死んでいる。

これは非常に問題がある。

ボールサイドを守備的、ポゼッション的にして、逆サイドを攻撃的、カウンター的に動かすことが両翼を活かすことになる。

WBの動きもこれで、ボールサイドのWBはミドルサードでトップにフィード、逆サイドのWBはカットインでファーに入り込んでFWのこぼれや跳ね返しを仕留める。

ボールサイドのWBがボールを持ってドリブルするのはサイドの狭いスペースで追い込まれて潰されることになる。相手がそれを狙っているのだから、こちらはそれを誘って守備を引き付けておく必要がある。

その為のWBのサイド展開になる。同時に逆サイドがサイド攻撃になる。

つるべの動きと呼ばれる左右が逆の動きをする。

ボールサイドが守備的なのでカウンター対策になるし、攻撃面では逆サイドの守備の薄い方を狙うので攻撃力はアップする。

両翼を使いこなすなら、まず逆サイドの遊兵を無くすこと。

全く戦力にならない。

本来ならサイドはWB一人で中央攻撃が一番。

442から352にしたのにWB一人に攻撃させるというのは無理がある。

これもずっと前から同じ間違いをしている。




2020年8月16日日曜日

2020/08/16 JEF千葉戦

 JEFには田口川又安田がいる。

櫻内から小川へのロングフィードしたがオフサイド。

ジュビロは右サイドで攻撃。

ポゼッションしつつハーフコートゲーム。

JEFは前からプレスしてポゼッションを崩そうとしてくる。

ジュビロはプレスに合わせて前にボールを送って前後に揺さぶりをかける。

左サイドから中央へ送って伊藤のミドルも大きく外れる。

JEFも442でポゼッションをしてきている。

ジュビロがボールを奪うもすぐに取り返して繋いで来ている。

カウンターで伊藤からルキアンへのロングフィードからのシュート。

惜しくも外れたがカウンターの形が出来ている。

遅攻だけだったのでこの速攻は良い。

ポゼッションだけではない選択肢が増えることは重要。

ジュビロは囲んだ形でサイド展開。

PAまで押し込んで伊藤のシュートも大きく外す。

右サイドから中央に入ったボールをルキアンがシュートもバーに返される。

JEFのゴールキックをショートカウンターで攻めるも逆に川又のカウンターを食らう。

宮崎からルキアンへのクロス。

CBでボールを持ちつつSBへの展開とクロスという菱形の攻めの形を使っている。

櫻内は小川にクロス。

右サイドからのクロスはファーの左に、左サイドのクロスはファーの右にという形。

SHは中に入っている。

442ボックスの形で中央攻撃に人数をかけている。

JEFは442をコンパクトにして中央を守る形。無理してプレスに行かずにブロックを作っている。

ルキアンがシュートまで行けたがゴールをそれる。

カウンターでルキアンがシュートするがサイドネット。

遅攻せずにチャンスにはカウンターに行くようにった。

攻撃のチャンス、シュート数はかなり上がるはずだ。

無理にサイドに人を分散せずにSHを中に入れてサイドはSBに任せているので中央での攻撃の厚みは出てきている。

カウンターから川又のシュートで失点。

川又のトラップでかわす動きに藤田が追い付けず。

上手いトラップだった。

まだ前半20分。チャンスはまだある。

右サイドから攻めるも中に入れた時に取られてファールでカウンター潰し。

サイドに長く持たずに早めに入れている感じがする。

テンポはアップしている。

その分体力消耗も上がるが5人交代を上手く使っていきたい。

櫻内から小川、こぼれをルキアンがシュートもミートせず。

今日はルキアンが絡む機会が多い。

シュート数が多いが精度はいまいち。

右のハーフスペースに入ったボールをキーパーが痛恨のミスキック、詰めていた小川が防いでそのままゴールに。

これで同点。

ほぼオウンゴールに近いが小川がきっちり詰めていたので得点になった。

やるべき仕事をしている結果なので良い形での同点。

前半30分で追いつけたのでまだまだここから。

安田から川又のラインでシュートまで、オフサイドで助かった。

伊藤から宮崎のボールがサイドアウト。

ファールがありジュビロボールでスローイン。

ジュビロは伊藤がCB間に下がって上原が残りSHが絞った352の形で攻めている。

中盤5人が幅をカバーできる。

山田のミドルシュート、ボレーシュートもゴールならず。

カウンターで安田がゴール。

2-1でまた先行される。

宮崎がコースを切る動きをしたが安田はカットインする形でファー側にシュートを入れる。

JEFは4バックでサイドをSH守備でハーフスペースはSBで守る形。

ジュビロはサイドにSBが張るので中央が薄くなる。

その分を伊藤の下がりで補完できればいいが。

CBからSHの縦パスを入れるが狙われてカウンター。

JEFのCKは田口。

前半40分過ぎ。

前半のうちに同点にしておきたいが…。

ボールポゼッションはジュビロだがJEFのカウンターが成果を出している。

カウンター対策の強化と時間の無い時はロングボール放り込みで勝負することを追加した方がいい。カウンター対策は攻め方と奪われ方の問題もある。相手がどこで奪ってくるのか。そこを回避する攻め方ができるか。奪われた後に最短コースを行かせない守備をする。


前半終了

後半からメンバー交代。

左サイドSHSBをセットで交代。

後半ポゼッションはできているがJEFは点差がある為かそれほど攻撃的な感じがしない。

60分、残り30分なので早めに同点にしておきたい。

川又がファールをもらい田口のFK。川又が外したがなおも田口のCK。

ジュビロの流れが悪い。

せっかく守備を中央に集めているのにサイドのスペースを突破して裏を使わない。

中央に集めてサイドからクロス入れても密集した守備に阻まれることになる。

アタッキングサードまで来てしまったらサイドを広くとって中央は密集させないようにした方が得点しやすく、カウンターでも縦に並んでいないので食らいにくいはず。

押し込んだ場合と、まだ裏にスペースがある状態とで選択肢は異なる。

FWがSBのボールを見ているだけで動き出しがない。PAライン付近から奥はSBからのクロスと飛び出しを合わせて欲しい。

大井が下がって山本イン。

SBの櫻内から大森へのパスからシュート。GKに防がれる。

ポゼッション出来ているだけ、ボール回しているだけ、になってしまっているな…。

松本アウト、中野イン。

ハーフコートになっているので中野の飛び出しからの得点を期待。

大森中野、大森ルキアンのラインで得点して欲しい。

SBがフリーでクロスを上げるために時間を使い過ぎている感じ。

SBにマークがいないということはそれだけ中の守備が固まっているということ。

フリーで上げても得点に繋がらない。

せっかくPAラインまで下がってくれるのだから幅を活かして中央守備を薄くした方がいい。

JEFの攻めも微妙。簡単にボールを取り返してJEF陣内PA前での戦い。

ずっとこれなのだが…。

中野が中央でミドルシュート、逸れてしまうがインパクトがあった。

こういうのが欲しいのだが、レギュラーメンバーが何故かボール回しに終始するので有効のシュートが少ない。

相手のマークがつく前、守備が整う前、どんどんシュート撃って行こう。

JEFの帰陣が速いのか、ジュビロのサイドからのクロスが遅いのか、中央の守備が揃ってしまってからクロスするので得点に繋がらない。

押し込まずに中盤サイドからのアーリークロス+裏抜けを狙った方が良さそう。

サイドで形成有利を作る時間に中央を固められてしまう。

中野の裏抜けに縦に浮いた球を入れて防がれたがCK獲得。

やはり中野の動きがあるといい。

セットプレーでの得点を期待。

JEFは守備ラインを上げずに守る作戦。

ボールを逃がしながら守備ラインを上げさせて裏狙う感じで行くと良い。

前後の揺さぶりでラインを崩せばオフサイドも取りにくくなる。

既に90分。

JEFのカウンターの精度が良く、ジュビロのカウンター対策、ネガティブトランジッションがまずかった。

中野が何度も狙うが決まらない。

JEFは4CB化で完全にゴール前に壁を作って封殺している。

時間切れ。


前半はカウンター狙いもやったが、後半は完全にボールを持たされている形でカウンターもできず、ボールを持っているだけになってしまった。


サイド展開しても、守備が散らずに中央をしっかり守る相手に対して打開できない。

これをどのようにして打開するのか。

ゴール前の守備固めを誘導するのは非常に厳しい。

サイドにボールを展開してもFWMFが散るだけでDFがサイドに出てこないと意味がない。

またSBが出てきてもDHが下がってゴール前を守る壁になるとこれもまた同じ。

やはりサイドからボールを中央に戻すタイミング、バックパスで守備ライン全体を上げさせて

そのタイミングでボールを放り込む+飛び出しによって裏に入ってシュートする。

もしくはミドルサードまで戻り守備ラインがPAラインを超えて守っている時、サイドからアーリークロスによって勝負する。

やはりポゼッション+遅攻は相手の守備が固くなるだけでまったく戦術として意味をなしていない。

ポゼッションが活きるのは相手よりリードしている状況のみであって、それ以外の局面では時間の無駄にすぎない。

J2の基本は守備を厳重にすることであり、J1との戦術面の偏りは全く異なる。

その為に5バックや4CB化のようにゴール前に強固な壁を作ることは常套手段。

これに対して無策である限り、今日と同じ流れの繰り返しにならざるを得ない。

前半チャンスが多かったのはやはりサイドでボールを持っても即座に前線にフィードしたこと。

同点か負けている時には速攻、勝っている時は遅攻という風に戦術的なテンポを変えていく必要がある。

いつになったらフベロは気づくだろうか…。

2020年8月12日水曜日

2020/08/12 大宮戦

 大宮は361。ジュビロは中野をFWにチョイス。3バックのスペースを狙うと思われる。

序盤からジュビロが優勢に進める。シュートまで行けてる。

インターセプトからシュートまで行かれる。

やや大宮が攻勢に。


大宮の361は中央から左右にシフトするのでサイドに引き付けると逆サイドが大きく空く。

ジュビロのサイドチェンジが後ろだけで回さずにSBから逆SHへのサイドチェンジでライン裏を狙うくらいの感じでボールを動かすといいと思う。

SBからSHへの縦のパスだとすでに大宮の守備がシフトしてボールサイドはスペースが無い。361はSBへのプレスが効かないのでSBがどれだけ逆サイドに正確なサイドチェンジのボールを出せるかが大事。

ジュビロがカウンターを食らうのはボールサイドでのSBからSHへのパスで大宮が中央のボックスをサイドに押し付けてSHを潰してしまうから。SHは前にWBが、横にはDHOHがいるので囲まれてしまう。

SHだけでWBを突破するにはサイドチェンジから1対1でWBを抜き去ること。

大森がそれに近い形で1対1になったが戻してしまった。

361対策はSBが重要。

大宮はディフェンシブサードに入ると541に守備陣形を変える。こうなるとサイドチェンジの意味がない。ミドルサードで361の時にWBを抜くことが攻略の鍵。

J2で361から541が使われるのはやはり守備が堅いから。相手にスペースを与えないことで崩し自体が機能しなくなる。

ミドルサードでは361で中央を支配しつつサイドで圧殺しての中央速攻。これも協力。


541で守備から超ロングシュートを入れられる…志村がPA中央のPKマーク辺りまで上がっていた。背の高さに問題があるのに何故…。

こうなると大宮は基本陣形を541にしてさらに守備的カウンターでくるなぁ…。

これはまずい展開だろ…。


ジュビロが相手の戦術とこちらの戦術のマッチングをわかっているのかな。

ポゼッションはいいがどのエリアでやるか、相手の陣形はどうか、サイド攻撃なのか、サイド展開なのか、その辺りがきちんと選手が理解しているのか。

ミドルサードで361ならSBからWBの裏を狙ってSHが上がるかFWがサイドに流れるかする。サイド攻撃を行う。

アタッキングサードで541だとサイドも中央もスペースはない。なので、伊藤がFWに上がって高さを生かす。SBから伊藤へのピンポイントクロスで高さで勝負する。サイド展開で中央攻撃をする。

大宮の方が自分達のフォーメーションの理解が出来ている感じ。

大宮は361の中盤の縦の壁を上手く使っている感じ。


中野アウト 小川イン

松本アウト ルリーニャイン


442でSHが中に入ってSBがサイドに張る形で攻撃か。

大宮は中央厚いから4222のボックスの形で中央固くしてる感じだな。

SHがOHになるので中央攻撃の厚みが出てくる。

2FW2OHがPAの幅にいるので3CBに対して4対3を作ることができる。


大宮はFWMFが広いエリアをプレスして5バックはゴール前から動かないスタイル。

SHを中央に寄せるより空いているサイドでSBSHの縦のパスでサイド深くからクロスを出していった方がいいかも。正面からの攻撃は完全に大宮に防がれている。

ルキアンおしい。

大宮の5バックはボールが落ちてくる時に2枚で当たるな。

伊藤のアウトにかけたシュートで同点。

これはいいシュート。

まだ60分。あと30分あるのでもう1点いけるはず。

大宮がまた攻めの形になっている。

361でWBが上がって3バックが広がっている形。

この場合はWBの裏にスペースがあるのでそこからCBを釣り出してそのスペースを使う。

ジュビロは361の時にこれで何度も得点されている。

361のまま攻める形は3CBが1CB+2SBになってしまうので中央が極端に弱くなる。サイド攻めでボランチ脇、CBのサイドへの釣り出しから中央狙いで得点できるはず。

サイド展開してから中央を狙う時に入れるボールが狙われている。

これはどうしても仕方ない。サイド展開は守備をサイドに散らして中央に縦パスを入れる、または中央攻撃をするため。遅いサイド展開、不十分な釣り出しからの緩いパスなどは奪われる可能性が高い。

サイド展開から横パスで逆ハーフスペースから攻めるというのもやっているが、得点には至っていない。

3バック、ボランチへのプレッシャーからのシュート。これは良い攻め。


80分でまさかのオウンゴール…。

小川の出した足に当たって…。

さらにルキアンがエキサイトでイエロー。

ビデオ見るとむしろ大宮の選手の方がカードじゃないの??

これは酷い流れだなぁ…。

ルキアンの方が膝くらってないか?

残り5分+…最悪な流れだな…。

何故このタイミングで宮崎、今野投入??

大切な上位戦で落とすのは痛い。

ルリーニャ、レッドカード…。

流れは最悪だな…。


フベロ戦術はストレスが多過ぎるな…。

やはり相性の悪さがある。

笛もちょっとホームディシジョンが酷い。


ロスタイムなのにフィードしないで繋ぐって判断はダメじゃないか?

何でジュビロはロングフィードさせないんだ?

小川を入れた意味が全くない。

むしろオープン状態でボールをどんどんFWに入れることが大事だろうに。


やっと放り込みでゴールしたよ。

CBからSH、そしてFW。やはりこれでしょ。サイドにスペースあるんだからそこを使う。

上位戦敵地で負けなし勝ち点1持ち帰りは及第点。

下位チームで上位に引き分けは十分。

状況判断と戦術が合わないと得点はできない。最後も大森がサイドのスペースに出てフリーで受けたのでクロス放り込めた。

しかしイエローとレッドをもらったので結果オーライとまではいかない。

試合数の多さと交代枠を考えるとできるだけ少ない方がいい。

戦略的な失点ではあるが試合としては勝ち点1をゲットできたのでギリギリ上位に食らいつけている。



2020年8月11日火曜日

442のサイド攻撃とサイド展開

 ジュビロの基本フォーメーションである442とサイド攻撃、サイド展開と選手タイプについて


442の場合、サイドに2人を置くことができるので、SHにはサイド攻撃タイプ、SBにはサイド展開タイプを置くと良いかもしれない。


サイド攻撃タイプは縦の突破と裏からのクロスを狙うタイプ。サイドにスペースのある状態で機能する。

サイド展開タイプは横の展開、サイドチェンジとポゼッション、アーリークロスを狙うタイプ。相手の守備をサイドに引き付けて中央の守備を薄くするように機能する。

どちらがより機能するかは相手のフォーメーションと守備戦術によって異なる。

相手が中央守備を固めてサイドのボールは持たせるならサイドの守備は1人で薄いと思われるのでSHが1対1で突破を狙える。

532の守備相手の場合はSHがSBと1対1になるが、サイドCBとの距離も近いので1対2の形になりやすくなるので、味方SBへのバックパスから裏のスペースに抜けるワンツーを狙えると相手の横並び守備に対して縦に突破する攻撃を仕掛けられる。

相手がサイドに2人おいてサイド守備を堅くしている場合はSBのサイドチェンジを使ってサイドに相手の守備を釘付けにしておき、薄くなる中央、中央とサイドの中間スペースを利用する。この場合はSHがカットインする形でスペースへ縦に侵入してボールを受ける形になる。もしくはボランチの侵入、FWが降りて受けるなどスペースに味方が入る形で突破を図る。


2020年8月9日日曜日

サイド攻撃とサイド展開

サイド攻撃:サイドを縦に突破して裏のスペースを利用する。中央守備を迂回する。


サイド展開:サイドにボールを展開し中央守備をサイドに広げることで守備にスペースを作り中央攻撃を行う。


サイド攻撃とサイド展開には明確に戦術の方向性の違いが存在する。

相手のフォーメーションによってサイド攻撃とサイド展開を使い分ける必要がある。

フォーメーションには3ラインタイプと4ラインタイプにわかれる。

3ラインタイプは1ラインに4人以上が並ぶことができサイド守備のスライドが速いがライン間にスペースができやすい。

4ラインタイプは前後方向に4人が並ぶので中央攻撃中央守備が強いが再度にスペースができやすい。


松本は532の3ラインタイプで最終ラインを5人で守る。FWMFで32ブロックを中央に作り中央をガッチリと守りサイドに来た場合にはサイドCBかSBが前に出てサイドのスペースに侵入した相手にプレッシャーをかけてボールを戻させる。

この布陣に対しては中央の32ブロックの左右のスペースへ侵入し、5バックの最終ラインの裏を突く。

アタッキングサードまで相手を押し込んでしまうと裏のスペースがないのでミドルサードでボールを保持しつつ最終ラインとゴールの間にスペースを作っておく。

サイドのスペースからアーリークロスを入れることで裏のスペースへの飛び出しで勝負できる。

もう一つはサイドにおいてサイドCBSBが前に出てきた時にそのスペースにフリーの選手が走り込んでボールを受ける。


松本の得点はカウンターでサイド展開から中央攻撃。素早い展開からアーリークロスを入れてゴール前で勝負。

ジュビロは攻撃時にSBが上がるので中央の守備は残るがサイドの守備はいない。空いたサイドのスペースに素早く出して即座にアーリークロスを入れることで守備が戻りきる前に勝負に出た。

松本は532の堅い守備からのカウンター狙いで狙い通りに得点した。

FWMFの32ブロックが攻撃時には中央攻撃を形成する。

中央速攻の形が作りやすくなっている。


松本はジュビロのサイド展開に対して中央を空けることはほぼなかった。この場合はサイドのスペースが空いたままなのでサイド攻撃が有効となる。

サイド展開に対して守備スライドしてこない時にまたサイドチェンジしても流れは変わらない。

自分の戦術を押し付けても相手がそれに乗るかどうかは別の話し。

サイド展開をしても相手の守備組織がそれとは違うルールで動いている場合はそれも含めた2次プランが必要になってくる。

またそもそも3ライン442などに対してサイド展開をしても1ライン4人なのでスライド守備によってスペースを空けずにサイドの守備も可能。MFのラインの4人がスペースを作っても4バックが4CBのように中央に集まってMFのスペースを抜けても強固な守備を構築するようになってきている。

足元にパスを回すのはポゼッションと展開には必要だが、フィニッシュに繋がるボールを受けるにはスペースに走る、走ってスぺ―スを作る動きが欠かせない。

人もボールも動く、スペースを作りスペースを活かすサッカーを目指して欲しい。

2020年8月8日土曜日

2020/08/08 松本戦

松本の守備陣は532なのでサイドにスペースがある。

サイドでほぼフリーで持てるが裏に出てくれるFWがいない。

松本はアーリークロスからの得点。

サイドが空いているのでサイド攻撃、突破で攻めることが良いのだが、右サイドの大森宮崎はそれができない。

宮崎の場合はスペースがありフリーで持てるのでやはりアーリークロスを入れるのが良いと思うが、中央が堅いので逆サイドからのカットインでファー狙いが良い。


松本の5バックのうち一人が出て来るのでそのスペースを利用して横のCBが出たスペースに入ってきて欲しいが走り込む選手がいない。

大森のサイドからPAエリア沿いにドリブルからファー側にシュートで同点。

早い時間に同点になったのでペースは悪くない。

サイドのスペースを利用したルキアンの戻り受けからのターンでライン抜きは良いアイデア。

ラインの位置からボールを受けにスペースに戻りCBを引き付け、受けてターンしてCBを置き去りにして空いたスペースへとドリブル。

松本のブロックは中央メインでサイドはWBのみなので守備ブロック全体がミドルサードにある時がチャンス。

裏に十分なスペースがあるのでラインを跳び越すボールや飛び出しでラインを崩す動きが大事。

松本のFWがCBにプレッシャーをかけてSBに逃がして、SBがサイドの深い場所に送ったがカウンター気味になっていた。

ボールを中央でダラダラ持つのは良くない。サイドならサイドできちんと持ってそうでない時は素早くサイドチェンジするべき。

小川がスルーのボールに身体を入れてPKダッシュ。誕生日弾くるか。ここで一発欲しい所。

見事に決めて2-1。前半終了間際。結果がすべて。上手く体を入れてPK取って、しっかり決めきった。

大森がライン裏狙いでCK奪取。前半終了。

前半は先制点を取られたが瞬時に同点、逆転と良い流れで前半を終えられたのでよかった。

一点目はサイドでほぼフリーで上げられてゴール前に入られている。右サイドのSHSBがどちらも即座にチェックにいけなかったのでクロス上げるのに十分な時間を与えてしまった。


後半

右サイド起点でいい感じだが後ろからの駆け上がりがなく逆サイドに流してしまう。せっかくのチャンスを自分達で流してしまっている。

松本の攻撃。532の布陣の中央3人がメインになってサイドに展開せずに中央の人数を活かしてポジションを動かしてもすぐに入れ替わることが出来ている。フィニッシュは外れたが崩す形はできていた。

ジュビロはサイドでWB/SBの前で持ってからゴール前までどう送るかの部分でいくつかアイデアがあるといいかも。

FWのルキアンがサイドに流れて受けるパターンにしている感じか。

どうしてもサイドの奥で持った後のライン抜けての攻撃が上手くない。ここは中野がスペシャリストだから中野投入が正解。

5バックのラインだけ突破すればチャンスはある。サイド奥で持つことが出来ているのであとは中野とのタイミングだけのはず。

松本は良い戦術を持っているが技術的に劣っている感じ。技術のある選手を集めたらいい勝負になるんじゃないか。


2020年8月2日日曜日

2020/08/02 愛媛戦

オープンな試合でピンボール状態。それだけ相手の守備も分散するので得点が見込める試合。
フォーメーション的には442だとライン間が広がってしまうので3421の方がオープンに対して向いている。
今日の試合はポゼッションではなくカウンターに近い戦術で運用されている。442の標準的な戦術なので良い。
後半中野が入ったことでカウンターで相手を押し込んでポゼッションへ転換もできている。2得点後の状態なのでポゼッションでボールを回して逃げ切ることも作戦的にはあり。

愛媛は宮崎サイドを狙ってスピードのミスマッチを仕掛けているがどうにか宮崎もギリギリで耐えている。

今日も大森とルキアンが活躍。大森のハーフスペース位置からバイタルへの侵入からミドルシュート。同じくハーフスペースからサイドに流れたルキアンに出してシュート。
大森はサイドに張り過ぎずに中央に近いハーフスペースで前後に移動するので

今日の試合では小川基が機能できていない。小川は不動なので流れの中で攻守に活躍が出来ない。小川を活かすにはFKからのセットプレーしかない。身体が大きいのが特徴なので走り始めのスピードが遅く加速度も低い。今日の試合はオープンな展開でボールが前後に動きスペースもできやすいのでポジショニングの変化が多い。こういう試合では不動の小川は機能しにくい。ボールが速く動きまわる試合でのポジショニングは大事になる。ただ相手は必ず小川にマークを割かなければいけないので守備を引き付ける役としては重要な意味がある。

小川をトップに置くより2トップに中野ルキアンを置いてトップ下に小川を入れた352か343が良いかもしれない。中央の守備+楔パスを受ける役+サイドからのマイナスクロスを遅れて入ってノーマークでヘディングシュート。2トップは機動力主体で裏のスペースへの縦パスを受ける、サイドのスペースで受ける、ドリブルでPA侵入するなどスペースを活かした動きで機能する。小川は不動なので逆に中央のボールが入ると困る場所にポジションさせる。

選手の特性と戦術戦略が上手くマッチしないと選手も消耗して試合も上手くは回らない。
小川は結果が出ていないが中央にいることで味方がサイドのスペースを活かす為に動けるなら影で機能しているともいえる。直接的な結果に繋げるにはサイドの優位をどう中央で受けられるのかという点。中央の小川がノーマークで受けられるタイミングを作る事。その為のサイド展開と小川のトップ下化。サイドが先行して相手バックラインを押し下げることで遅れて入ってくる小川にはマークがつきにくい。逆サイドに遅れて入ることでフリーでシュートを打てるはず。


2020年8月1日土曜日

ジュビロのスタイルの問題点

ジュビロ、フベロのスタイルの問題点はパーしか出せないジャンケン。

サイド展開、遅攻、ポゼッション、というスタイルがJ2、特に5人交代の今年のレギュレーションにマッチしているのか。

①5人交代制
今年のレギュレーションは5人交代+水分補給がある。スタミナ切れを狙うスタイルはマッチしない。

②遅攻
ボール回して相手の守備が揃ってから崩そうとするのは時間と労力の無駄。

③ポゼッション
ボール保持率は高いがカウンター狙いの相手に対してネガティブトランジッションのプランが薄い。

④サイド展開
J2での定番フォーメーションは442と3421。どちらも横幅は4人で守るためにサイド攻撃に対してはスライドで対応できる。


大きな問題点は前述した個々の問題点が負のシナジーを作り出していること。
サイド展開しても相手フォーメーションはスライドだけで済むのでスタミナ切れは起こさない。しかも遅攻なので4人が必ず揃う。ボールポゼッションを第一とするためにチャンスに仕掛けずにボールキープに向かってしまいチャンスの逃す。ポゼッションが目的になっておりカウンターに対してのプランが薄い。CBがスイーパータイプでないのでカウンター時に追いつけずに失点してしまう。

サッカーの守備の基本はゴール前をブロックで固める事。得にJ2では失点が命取りなので守備を徹底する。その為にゴール前のブロック=グーを敷かれると容易に崩すことができない。

これに対して遅攻とサイド展開が負のシナジーを起こしている。遅攻はブロック形成を用意にしてしまい、サイド展開はブロックの外側にボールを置くだけなのでまったく意味がない。

相手がブロックを崩して守備に来るためにはブロックを突き崩すだけの脅威がなければならない。つまりブロックの中に放り込んでヘディングで競るか、ブロックの外からミドルシュートを打ち続けてブロックを崩してまで守備をせざるを得ない脅威を与え続ける事。

この脅威があることで相手はグーからパーに守備形態を変えざるを得ない。ブロックを崩してボールにプレスに来るということ。その時にスペースができるのですかさず縦パス=チョキを入れることでゴール前のFWにチャンスを与えることができる。

現代サッカーではどのエリアで守備する場合でもほぼ小さなエリアに区切って密になって守備ブロックを作る。この為に遅攻でボールを回すとこの守備ブロックがそのままスライドしてくるので全く隙のないままサイドが変わるだけになる。

サイドチェンジは左右で一本もしくは中央1回経由のみにすること。中央のCB二人経由でパスをつなぐと遅すぎてサイドチェンジの意味が全くない。この遅さは守備のスライド速度が遅くても問題ない状態を作るので結果的に守備側のスタミナ消費は少量で済む。これではポゼッションしている意味がかなり薄れてしまう。


ジュビロに必要なのは戦略的視点。レギュレーションの理解と戦術とがマッチしていないということは戦略的視点が欠けている。まず戦術ありきで考えすぎ。ジュビロスタイル、というものにこだわり過ぎて森を見ていない。

5人交代+給水という戦略的視点をどう戦術的に有効にするのか。そこを考えた方が



ジュビロはサイド展開とサイド攻撃の大きな戦術的な違いを誤認している感じがする。
サイド展開とは相手の守備ブロックを広げる為にサイドにボールを置いて守備を引き出してブロックの距離感を伸ばすことで中間にスペースを作り出しそこを攻める。つまりフィニッシュはサイドからではなく中央に縦パスが入ってこそ。
逆にサイド攻撃はブロックの外側のスペースを使った速攻。ブロックを崩さない相手に対してサイドのスペースを縦に使い深い位置まで侵入してディフェンスラインの裏を突く、クロスを入れることで高さ勝負をする。ブロックを崩すという時間を使わず、最初からあるサイドのスペースを活かした戦い方をする。
サイド展開とサイド攻撃は同じ包囲型の攻撃ではあるが戦術的な方向性は全く異なる。
ジュビロの試合を見ているとサイド展開はするが中央に縦パスを入れない。
唯一理解している感じに見えるのは大森。
大森と中野は理解している。
大森、中野の得点を見ると大森がサイドに位置してサイド展開を担当し、守備がサイドに流れているタイミングで中野が守備間を突いている。
大森中野の得点はサイド展開とサイド攻撃の両方のパターンをやっている。
大森が右サイドのハーフスペースにいた時にルキアンが中央に流れて守備を引っ張り中野が守備の中間で受けたサイド展開パターン。
大森が左サイドを突破して守備の外側、ゴールのニアに出して中野がワンタッチで流し込んだサイド攻撃。

他の選手はこのサイド展開とサイド攻撃の戦術的な違いをもう少し理解を深めればどう動けばよいのかがわかるようになるはず。
ブロックが崩れないならサイド攻撃で縦に突破して裏を狙う。
ブロックがスライド、プレスしてくるなら中間のスペースを狙う。
この切り替えができること。

サイドチェンジが速ければスライド、プレスはスタミナ消費を強制される。それを嫌うとブロックは動かなくなるのでサイド攻撃が可能になる。サイドチェンジが遅ければスライド、プレスがくるので中央のスペースを使って攻める。

ジュビロがやりたいのはサイド展開+遅攻+ポゼッション。フィニッシュは中央のボランチFWがメインになる。しかしその前段階部分として攻撃に繋がらないのはサイド展開して守備は広がっているのだが、中央にボールが入らず攻めるチャンスを逸しているということ。もしくはサイドチェンジが遅すぎるのでスライドとプレスが順調なままで中央にスペースが出来ないこと。

サイドチェンジの質を見直して速いスタイル、遅いスタイルを使い分ける事。それに対して相手の守備がどう対処しているのかを分析してそれに合った攻撃をしかけること。

今の状態を見るとサイド展開タイプのメンバーとサイド攻撃タイプのメンバーと質が分かれていて、両方をこなせる柔軟なタイプのメンバーがまだいないかもしれない。特に問題なのはサイド展開とサイド攻撃とで必要とされる技術が異なる点。

宮崎はサイド展開に必要なタイプ、逆にサイド攻撃に必要なのは縦に強い小川など。どちらもこなせるSB、SHタイプが必要だが、そもそもジュビロにはサイドができるタイプが少ない。そういう意味では育成含めてサイドのタイプをどうするのかは重要な戦略的課題。

サイドタイプが少ないのにサイド展開とサイド攻撃メインの戦術にするというチグハグさが未だに抜けない。
戦略戦術のマッチングがジュビロ首脳陣の中で明確になっていない気がする。
もしくはマッチしていると誤認、錯覚しているか…。

サイド展開が微妙なのは両サイドに2人いると中央の守備が薄くなるという点。サイド展開ではサイドはSBのみに絞りSHはハーフスペースに入って縦に攻撃参加するなど変化が必要。ジュビロにありがちなのは逆サイドで浮いてる選手。ボールがない時こそ裏から攻撃できるチャンスなのだが、ジュビロではボールサイドでどうするのかというのが戦術の基本になっている感じなので逆サイドはお休みになることが多い。
あとは走らない。足元でパスを受けるのでコースを消されるとお終い。走らないので守備もついてこないのでスペースも生まれない。スペースが出来ないので縦パスも入らない。負のシナジーが多い。
ムサエフがボールを持ちあがる事がよくあったが、あれが中央でドリブルすることは守備に対してポジションの変化を強要する。それにより中央を固く守っていてもスペースが少しだけ生まれる。サイド攻撃でサイドにドリブラーを置くのも一つだが、中央、ハーフスペースにドリブルできる選手を入れるとブロックを崩さない守備に対して有効。より中央のブロックを強要することでブロックの外のサイドのスペースが大きくなりサイド突破が効いてくる。

2020/07/29 琉球戦

2-2 先制されて追いつくが再度得点されどうにか追いついて引き分け。

2020/07/25 徳島戦

0-2負け

2020/07/19 北九州戦

2-0で勝ち