ルキアン、ファビアンはスピードも強さも高さもある。
つまり1対1の「個」で戦う分には非常に有利。
しかしチーム全体の攻撃思想がこれを活かさない。
「遅攻」のせいでルキアン、ファビアンの個の強さを活かした速攻が出来ない。
ボールポゼッションするのは良いとしても、相手を自陣に引き込みつつFWが1対1で戦えるスペースを作るのがゲームメイカーの役割。
出来るだけ自陣でボールを回しながらも1本の速いパスでFWがスペースのある場所で1対1で抜き去ることのできる状態を作ることで得点率は大幅に上がる。
問題はボールポゼッションするとチーム全体を押し上げて相手陣地に入り込んでしまいFWの個の強さを完全に消してしまうこと。
ルキアン、ファビアンはWGタイプであってCFタイプではない。
スペースがありスピードを活かす事こそ彼らの攻撃力が活きる。
ゲームメイカーが活躍するのは味方が得点するからこそ。
ゲームメイカーは裏方であるべきでゲームメイカーが目立ったからといって得点力が上がるわけではない。
逆に全体を停止させてチームとして勝てなくしている。
ジュビロはずっとこれを続けている。
ポジションの仕事、役割をきちんとやるべき。
FWが得点できるという状況をチーム全体が作っていくべき。
「速攻」こそ得点力の高さに繋がる。
速攻がルキアン、ファビアンを活かす方法。
ゲームメイカーが目立つこと自体が終わっている。
裏方が表に出て目立ったところでそこに得点は生まれない。
裏方は裏方として仕事をするべきで目立つ役割ではない。
FWの仕事がスムーズにできるようにするのが裏方であるゲームメイカーの役割。
パスを何本通そうがボールを何分保持しようがFWの1得点には勝てない。
何故なら得点こそが勝つ為に必要な条件だからだ。
裏方のゲームメイカーは影であるべき。
裏方が目立って得点したところでFWの得点力より上になることはない。
逆に目立つことでFWの仕事を邪魔し続けている。
FWの得点力の高さはジュビロの特徴の一つだったはず。
しかし中盤選手の方が目立ちすぎてFWの強さを活かせない。
もっとFWが活躍するようにゲームを作るべき。
中盤が目立てば目立つほどFWが目立たなくなり得点力は減り続ける。
攻撃力とは「得点力」のことである。
得点することが最重要であり、パスもシュートもその過程でしかない。
一番効率的に得点できる方法論を実践するべきであって過程を重視しても意味はない。
それをはき違えている。