2023年11月24日金曜日

中盤3枚x2層、アワーグラスとヘキサグラム

中盤3枚x2層化による守備強化と攻撃バリエーション強化、中盤のスペースの広さと人数を生かした可変と多彩な攻撃による得点力アップ


アワーグラスは砂時計

 ヘキサグラムは六芒星、三角と逆三角が合わさった形


中盤3枚x2層にすることで攻守のバリエーションを高める


中盤3枚x2層で中盤に両サイド2枚を置けるが、アウトサイドとインサイド(ハーフ)の段違いの配置にすることで5レーンを埋めつつ相互のカバー+中締めを実現する


中盤3枚x2層の配置を仮に

_WB___FW___WB_

__DH__DH__DH__

とする

FWは2トップのシャドー、両WBはアウトサイドの攻撃メイン、左右DHはWBの背後のサイドの守備と中央の守備の両方を見る


アワーグラス(砂時計)

初期位置の状態で中盤を大きく使うスタイル、ここからWBが中に下りたり、DHが中に持ち上がったりと中間スペースを利用しながら人もボールも動かしていく

相手の中盤が1ラインの場合、前後に挟んで幅と深さを利用して揺さぶりながらパスを通す

_WB___FW___WB_

____↗____↖____

__DH__DH__DH__


_WB___FW___WB_

____↖____↗____

__DH__DH__DH__



ヘキサグラムは三角=速攻と逆三角=遅攻の組み合わせ


速攻トライアングル、DHからのアーリークロスをトップに入れる、シャドーの2次攻撃も狙う

WBをインサイドに引かせてセカンドボールを取りに行く

_↘____FW____↙_

___WB____WB___

DH____DH____DH



遅攻リバーストライアングル、中央のDHから両WBへのサイド展開からサイド深くを攻撃する、DHをインサイドに上げた攻撃、中を締めて中央を使わせない+中央へ攻撃を集中する

WB____FW____WB

___DH____DH___

_↗____DH____↖_


WBがサイドを上下動するよりは走行距離が短くなりスタミナの温存になる
攻撃時にWBがハーフからアウトサイドに斜めに展開するのでマークが捉えにくくなる
WBに釣られてサイドにマークを釣りだすことができたらアウトサイドのDHがインサイドに斜めに入って中央攻撃に行くことができる、これはDHがSB的にサイド守備から斜めに中央へカットインして中央攻撃にいく形と同じ



オプションの動き、ハーフに入り込みながらボールホルダーの左DHに中のスペースを空ける、サイドチェンジも可能だしボールサイドを攻めることも可能、DHのローテーション、逆方向もあり

_WB___FW___WB_

___DH____DH___

__DH→_↖_____↖_


前後ローテーション

WBとDHの前後をレーン違いで入れ替えることでマークを散らしボールホルダーをフリーにさせる、2023最終戦の松原とドゥドゥの入れ替わりからの松原クロス、松本ヘディングのシーンのような使い方

__DH__FW___DH_

_↓_↑_______↓_↑_

WB____DH__WB__





ワンサイドカット後の中盤ゾーンプレス(N-BOX形成)

DHがチャレンジ、スライドするパターン

スペースが出来やすいが強度は高い、逆サイドWBへのサイドチェンジによるオープンサイド攻撃に行きやすい、ボールサイドの深い位置への攻撃も可能

_WB___FW___WB_

___DH_________

__DH_↖DH__←___


シャドーがプレスバックするパターン

相手がサイドチェンジを多用する攻撃の場合、対策として3DHをそのままにして逆サイドDHがサイドチェンジをインターセプトを狙うカウンター型

_WB__↙WB__←___

___FW_________

__DH__DH__DH__



3-4-2-1オプション

守備時に逆サイドのWBが下がって4枚を作って逆サイドへの展開を防ぐ

_↓___→_FW___WB

WB__DH__DH__DH

ロールモデルとしての服部

黄金期を支えたキャプテン、服部がどう機能していたのかを考えてみる

服部はN-BOXの左下担当でサイド守備、サイドチェンジという攻守の要だった

N-BOXの中盤だけ切り抜いてみると

__WB______WB__

______CH______

__DH______DH__

となるわけだが、ポジションとしての表記ではなくタスクの表記にするとまた変わる

__IH______IH__

______CH______

__SB______DH__

WBはサイドアタックをするサイドの選手ではなくインサイドのOHという役割
名波はCHだが場面によってはDHになる
福西はサイドの守備に出ないアンカー的なタスクで中央に居座る
その分RCBの秀人がサイドの守備担当だった
服部はサイド守備の担当+サイドチェンジによるオープンサイドへのボール展開という攻撃的な部分も担当、名波だけではなく服部もレジスタ的な機能を果たしていた

こうやってみると服部のポリバレントさの素晴らしさがわかる
中盤の要のボランチをしながらサイド守備にサイドチェンジと一人で何役もこなしている

なぜこの服部をロールモデルとして評価するのか、という点だが、これはジュビロの弱点となっている攻撃時のリスク管理、ネガティブトランジッションにおける守備形式の部分において実は最適解は服部のロールだったのではないか、ということ

N-BOXの右半分がわかりやすいのだが、福西は中央にいてサイドは秀人の担当、そしてこれは名波監督時の3-4-2-1でも似たような形式の守備が使われた
つまりボランチは動かずにLCB、RCBのサイド守備での対応だった
しかしこれは2018年の失点の多さにもつながっていた

もし服部タイプのロールだったらどうなのか
WBが高い位置で攻撃ができ、CBは中央を維持できる、この中間をボランチがWBの背後、CBの脇をケアすることでCBがステイして中央を堅く守ることができる
しかし問題点としてはボランチがサイドに出てしまうことでバイタルが空くという点になる
ここは名波が下がってきたように3ボランチ式で3枚のうち左右がサイド、WBの背後、CBの脇をカバーし、残りの2枚が中央を守る形が良いと考えられる

この位置取りは前にも書いたが守備面だけでなく攻撃面でもCBとWBをつなぐ位置なので攻撃的に重要な位置取りになる、サイドの深い位置なのでスペースがありボールの逃がしどころになり、ここからサイドの縦展開、サイドチェンジの横展開、斜めに入れる中央攻撃、斜めドリブルで中央攻撃、と攻守における重要基点になる

しかし4-3-2-1や攻撃時の3-4-2-1ではこのSBに当たる位置に人がいない
本来なら4バックのSBがその位置を取りながら攻守に支える役割をするがジュビロの場合はどうしてもこの位置が空きがちになる
多分これは攻守におけるドクトリンの違いなので仕方がないのかもしれないが、どのシステム的にもこの位置を守ることの重要性は高い
この位置がそもそもハーフレーンでポケットの前に位置している為である

3バックで人がやや余りがちだと思うならCBの方を1列上げることで中央を埋めてもよい
つまり攻撃時にボランチが左右SB役をしてCBがアンカーに上がる4バック+1の形に可変するというもの
少し前の流行りは4バックを3バックにしてボランチ1枚が下りてくる4バックを3バックにする形だが、逆に守備時に3バック/5バック、攻撃時4バック/2バックの形を作るという点が異なる
これは相手のFWの数にもよるがどちらが良いか悪いかの問題ではない

3バック/5バックでも4バック/2バックでも構造的には似ているもので、WB/SBが攻撃に出た時に3CB/2CBの脇をどう守るか、に過ぎない
よって3バックと4バックの優位性の問題ではなく、相手FWの枚数と相性、攻撃時のリスク管理の問題になる

ジュビロの場合、4バックのSBは攻撃に出ていくので2CBの脇の問題は大きい、Wボランチではその前のスペースを埋めるだけで脇は守れない、ポジション的に中を締める役として機能させた場合、CBがSB的にサイド守備に出ていくことになり実際リカルドはCBだがSBの松原の背後、槙人の前などほぼスイーパー的なタスクで走り回っている
こうなると問題点は中央にいるCBが引き出されてしまうので中央の枚数が足りなくなり壁としての役割ができなくなる、点となってしまうCBでは守備範囲の狭い三浦にとってはかなりつらい状況になる

ジュビロの状態をみるとボランチの足が非常に遅くCBの方がスイーパー的な役割をしている
かといってボランチがストッパー役をこなせているかというと身長も高いわけでもなく、強度があるわけでもなく、足も速くないので前から相手を制限してくれるわけでもない、という「不動」の中盤問題がある

この問題点としては中盤中央を制圧することは戦略上非常に重要なのだが、これはボールを刈り取れる、ボールを展開できる、という局面を維持できてこそ、中盤中央でボールを刈り取れないことが多く、その抜けた先にCBが突っ込んでいってファールもらうという場面が多い

ジュビロのボランチは能力的に高いわけではない、それだけにある程度中央に人数が必要となるがそれでも刈り取りできないのでカウンターを止められない場面が何度もある

足の遅さというのは非常に重大な難点で、CBがSBの背後をケアするという戦術上、中央が薄くなるためボランチはプレスバック、スプリントでCBの空けた穴を即座にふさがないといけない、しかし鈍足ボランチしかいないジュビロではそれができない

カウンターからの失点の多さは遅攻による全体の押し上げによって敵陣に入り込むがボールをキープできずに中盤中央が刈り取れない、そこから両SBが抜けている穴にCBがスライドして中央には誰もいない、そこを塞ぐべきボランチがスプリントで下がってこれない、というネガティブトランジッション時の対応策の低さに表れている

という状況なのでジュビロのボランチには服部をロールモデルとしたタイプを置くべきと考える

服部のようなタイプは多くはないかもしれないが、高性能な守備職人タイプではある
正確なサイドチェンジができればなお良し

基本はボランチ、守備的SBの兼任ができるタイプを置きたい

ボランチという役割はそもそもが「守備的MF」というタスク名のことであり、低い位置のMFというポジション名ではない、よって遠藤、針谷などのレジスタはボランチではない
上原のようなBoxtoBoxのタイプはCHとした方が良い

中盤が中ばかりを締めるというタスクだけではなく、3枚いることで幅をカバーしてSB的役割を兼任することでCBをステイさせることができ、結果的にそれがゴールを防ぐことにつながる

ジュビロはどのポジションでも攻撃的に使える選手を置きがちで守備への意識が正直かなり薄い、それが失点の多さを抑えられない理由でもあるし、ボランチとCBのロールが適正ではないのでちぐはぐさが修正されない

中盤中央をトライアングルにしても相手はセンターでなくハーフを狙ってくるのでハーフを埋めないと結果的には攻撃を止められない

中盤を3枚x2層にする利点は三角、逆三角の両方のスタイルを使用できる点、三角は低いサイドからアーリークロスを入れられる点、逆三角は中央から高いサイドに展開できる点、前者は速攻に使えるし、後者は遅攻に使える、つまりどちらの形の攻撃でも利用できるので3枚x2層の形が良い、特にジュビロは後者の中央からのサイド展開、高いサイドを攻撃して深い位置まで入り込んで崩す形が得意なので逆三角を採用しがちになるが守備面ではサイドが高いためにCBの脇が弱い、だからこそ中盤3枚x2層にすることで低い位置にも配置することで守備面での弱点を補強しつつ、速攻という攻撃力も同時に手に入れることができる

2017年もカウンターだけでなくポゼッション時に擬似カウンターができていたし、2023年も似たようにポゼッションとカウンターの両方を使えた結果多くの選手が得点に絡むことができた、どこからでも得点ができるスタイルというのは簡単ではなく、むしろジュビロだからこそなのだと思う

藤田SDが現役の時にはどこからともなく現れて得点する本当にシャドー的な立ち位置のアタッカーだったが、その鋭い攻撃でMFとして初めて100得点した選手でもある、技術もセンスも一級品だった、しかし守備面では小柄な為に強度もなく苦労したが、そうした部分を支えたのがその後ろにいた服部、だからこそ服部の凄さとそのロールが活きた形のN-BOXが黄金期の入り口だった

ボランチの枚数、位置取り、役割をもうちょっと考慮できると守備面の弱さは解消できると思う、そもそもジュビロは攻撃的なチームなので、多少守備的な布陣になっても結局は超攻撃的な運用になっていくので守備的に引っ張られることはないと思う、むしろ守備面の弱さを解消することで全体が安定してボールを保持できるようになり、より攻撃的局面が多くなり得点が伸びると考える

2023年11月23日木曜日

名波監督は何をしようとしていたのか

名波監督は2017に3-4-2-1で6位を勝ち取ったわけだが、その前年は4-2-3-1と3-4-2-1の両方を使って4バックと3バックの両方を試していた

その上で3-4-2-1を採用して2017年は6位をマーク

2018年は3-4-2-1から3-1-5-1にした時にうまくいかなかった

3-5-1-1と表記される場合もあるが実際の状態は3-1-5-1が多い

4-2-3-1で問題なのは前後分断、ボランチ脇、CB脇でこれは中央をボックスで守る+SBの攻撃とのミスマッチからくるものだと考えられる

2CB+Wボランチのボックスによる守備はセンターを固く守るがサイドに対しての守備が弱くSBの裏を突破されるとCBの裏まで一気に突かれる為にサイド攻撃に対しての弱さがある

4バックはバランスの良さが一つあるが、3バック/5バックに比べると攻守に特徴がないのが特徴、どちらも4人が上手に動く必要があり4人で機能するのが4バックといったところ

3バックの場合はWB/SBが必要でこれは4バックと同じこと、3CBの脇が弱くなるため、しかし3CBと人数がいるので1枚がサイドに出ても2枚が中央を守ることができるので2CBよりはサイドの突破に対しても少しは耐性がある、3枚いることで中央をシャットアウトできることと、3枚でとれる幅が2枚より広いのでより早くサイドへの対応をしやすい

3バックの方がWB/SBが攻撃に出やすく、CBの1枚プラスでサイドへの対応がしやすい、という部分があるので4バックより攻撃的な3バック/5バックを選択したかもしれない

守備面では5バックになれるので幅に対する対処ができ4枚のスライドによる疲弊も少なく長期のリーグ戦においては毎試合の体力の温存は結構大事、ここは戦略的な部分

3-4-2-1ではWBがすぐ前にいるので5バック形成が用意である

そこから考えると3-1-5-1へのシフトは余りにも大胆過ぎたのかもしれない

まず3バックであることは問題ないが、3バック/5バックシステムではない点、WBが3CBの脇を守らず前に置かれているので5バックへのシフトができない、縦のギャップがあるのでそこを突かれるのは4-2-3-1と同じことになる、つまり3バックの前の1ボランチの脇を守れていない

これは以前3-1-4-2でチョン・ウヨンがワンボランチをした時があったが、その時もウヨンが3バックの前のスペースを埋めることはできなかった

名波監督は1ボランチに宮崎を起用したが、これは宮崎のポジショニングの良さを生かした配置ということだった、しかし実際にはドリブルで突っ込んでくる相手に対してこれを止められなかった

名波監督としてはボールを握った状態を基本として考えていたと思う、だからロストした後に前線にボールが入るタイミングで宮崎が先に読んでスペースを潰しておくことを期待したのだと思う、あとは1列前の2CHの上原と田口をバランサーと呼んで釣瓶の動きをさせたいようだった、これは1人が攻撃に出た時にもう一人は下がって後ろの枚数を減らさないようにしたかったのかもしれない、これは宮崎の1ボランチだけでなく、Wボランチの形を作りたかったのかもしれない

3-5-1-1で使われたのは2018年7月18日の対鹿島戦で3-3の打ち合いで引き分け、鹿島は4-4-1-1の守備から速攻へとつなげる布陣

攻撃力は高いが守備面での問題点がみえる、4-4ブロックに対して両サイドの幅を使えるのでサイドチェンジが有効かつ2トップが縦に並んでいるのでサイドからのアーリークロスは有効だろう

2018年の陣形をみると複数の陣形を使用して模索している感じがある、何か打開策を探していたのだと思うが3-5-2に落ち着いた感じもあるがそこでもうまくいっていない

5つのフォーメーションをしようしているが半分は3-4-2-1、しかし失点が上回る


https://www.football-lab.jp/iwat/formation/?year=2018

このサイトのデータ的には3-1-5-1や3-5-1-1での記載はない

得点数、失点数から考えると3-3-2-2表記がそうだとすると、1勝3分け得点7失点6ということになる、この数字自体は悪くない

表記的には2トップ、2OH、CH、WB、CB、LSB、RSBの3-3-2-2なのだと思う

______川又______

______松浦______

___上原____田口___

小川____宮崎____桜内

__新里__大井__高橋__


この3-1-5-1、3-5-1-1は夏のタイミングだったがその後に大量失点の試合が何試合かあった

2月25日 川崎戦 0-3(開幕戦)


7月18日 鹿島戦 3-3


8月15日 浦和戦 0-4

9月1日 名古屋戦 1-6

10月7日 清水戦 1-5


多分、名波監督としては攻撃力を上げたかったが守備とのバランスが上手く取れず打開策には向かないと思ったのかもしれない

しかしフォーメーションはどの選手を置くかや運用の仕方で全く異なるもの、もう少し時間とアイデアがあれば変わっていたのではないかとも感じる


開幕戦の3失点から前半戦は守備とのバランスを取っていたが戦績はほどほど、そこでより攻撃力の高いスタイルを目指しての3-1-5-1、3-5-1-1導入だったのではないかと思うわけだが、その後バランスを失ってコントロールできない状態になって言った感じがある


2017年の6位を取れたのは3-4-2-1でもカウンター主体にした戦術だった為、首脳陣としてはより攻撃的なスタイルで上位チームに対抗するという考えはあったはず

しかし初戦で川崎に3失点完封負け、どうしても守備的にならざるを得なかった

この年の最終順位を見ると、川崎1位、鹿島3位、ジュビロ16位となった

自分としてはこの名波監督がトライした3-1-5-1、3-5-1-1で鹿島に3-3引き分けという結果は悪くなかったと思う

宮崎の1ボランチや2CHの釣瓶などの部分をもう少しアレンジすればむしろもっと結果を出せたのではないかと思う

問題点なのはやはりWBを高い位置に置きたいという部分に対して3CBとの縦のギャップが埋まらない問題

名波監督としては「中締め」という中盤中央を制圧する守備をメインに考えていた為に中央に2CHと1ボランチの3枚を置いて縦の2トップでシャドーを頂点にしたダイヤモンドを中央に作ることで中央を固めつつ攻撃的に行きたかったのだと思う

多分これは間違っていないと思う

ちなみに当時のメンバーは

______川又______

______松浦______

小川_上原_宮崎_田口_桜内

__新里__大井__高橋__

______カミ______

という構成


両サイドに突破とクロスが得意な選手、トップは裏狙い、単騎で突っ込める川又、シャドーにPA内で強い松浦、攻撃陣はそこそこ機能しやすいと思う

新里も良いDFだし高橋もロングフィードの上手さもあり後ろからの組み立て、攻撃では機能していた、大井もロングフィードが上手いしセットプレーでは強かった

やはり3センターの問題は出てきてしまう

3センターの問題は中央だけを守備すればよいわけではない

WBの両サイドが攻撃に出た時に3CBの左右がサイドを見る場合、どうしても縦のギャップができるので対応しにくくなる

WBとCBとの距離が離れるほどそのスペースが使われてしまう

これは4-2-3-1ではSHとSBの関係と同じ

だからCBの脇をボランチ、CHがケアする形を取るのが無難

これはポゼッション時のパスでも同じでWBが高い位置を取る時CBから長い距離を作りすぎるとインターセプトされやすくなる、そこでボランチ、CHが中間に入ってつなぐことで縦のギャップを埋める作用をする

守備する時は横方向に並ぶ形でグラウンダーのパスを防ぎやすいが攻撃時は横から縦に可変するのでその縦のギャップを埋める必要がある

3CBを幅を守る為に広げて中盤が中を守る形を取った場合、サイドからの崩しに対して結構弱い

WBの裏にスペースが多くCBが出てくるとCBの枚数が少なくなり中央で守れなくなる

これは3-4-2-1でも同じでこの年のジュビロはこのCBがサイドに出ている守備を変えられずに失点が多くなった印象がある

なので問題点はやはりボランチの枚数や位置取りになる

Wボランチでは中央だけしか守れずサイド突破に弱い、3CBの前に3枚並ぶ必要があるしサイドへの対応はより前側から行っていくのが良く、WB、ボランチ、CBの順で対応するべき

つまりは左右とセンターに対して3人ずつを並べて縦のギャップを作らないことが大事

守備の基本は密度であって、密度が薄い=スペースがある=スペースを突かれるということ

なので基本は3枚横並び+前の3枚の左右が下がることで5枚を作る、というのを基本にすると中央に3枚並びで厚い守備を作ることができ、左右には前から斜め後ろに下がることで中央から外に誘導して中を守る形を作る

ボランチに走れない選手が多いもの問題点、状況判断して早めに動くという方法論はあるがそれはサイドチェンジをさせない戦術と一緒でないと意味がない、ボールサイドに即チャレンジし、その後ろの選手がカバーする体制を維持しないとチャレンジに行かない=制度のあるボールを自由に蹴られる=サイドチェンジ、アーリークロスが簡単に通ってしまう、ということにつながる

なので特に左右に並ぶ選手はできる限り走れる選手を並べる必要がある

______FW______

__WB__OH__WB__

__DH__CH__DH__

__CB__CB__CB__

この場合、2枚のDHは走れる選手の方が良い


かなり守備的な構成ならSBタイプとDHタイプの混成

______FW______

__WB__OH__WB__

__SB__DH__SB__

__CB__CB__CB__


SBを偽SB=ボランチ化してWBの背後の守備をする

WBが幅を取って攻撃する場合、インナーラップで前線に攻撃に出ることもできる

中盤はスペースができやすいのでポジションチェンジもしやすい、それを利用して中と外の入れ替え、前後の入れ替え、サイドの入れ替えなどのローテーションができると戦術的な幅で広がる

WBとSBがアウトサイドとインサイドに配置し、互いに入れ替わることでマークを外してボールを受けるなどということもできる

松本のようなポリバレントな選手はこうした動きができるので重宝する

単純にフォーメーションにおけるポジションの入れ替えが機能する、ということではなく、流動的なポジションチェンジにおいて機能するという部分が重要


ボランチが左右に開いてサイドでプレーできるというのは結構大事でCBを中央で機能させることができる上にWBの背後を守ることができる、そして何よりパスの出しどころ、安全な受けどころとして機能するという点、WBがSH的な立ち位置、ボランチがSB的立ち位置になることで攻撃の基点として機能する、単純に中央にいるだけのアンカー的な役割ならむしろCBに任せる方が良く、パスの出し手受け手として機能するならサイドに出て相手のプレッシャーの薄い場所で正確なボールを蹴った方が機能する

ジュビロはボランチにプレースキッカーの部分とアンカーの部分とを混ぜて認識しているが実際のタスク的にはそれらを切り分けて機能させるような感じが余り見られない、結局地蔵パサーが量産されてしまいサイドのスペースから正確なボールを供給するということがなくむしろ攻撃が機能しなくなる、強度の無いパサーを中央に置くことで攻撃も守備も停滞してきたのでもうちょっとその辺りの考え方を改善した方が良い

レジスタとして考えているのだとしたらWボランチでは機能せず3枚編成でないと守備が薄くなりすぎる上に中盤の制圧力はそれほど高くならない



3-3-2-2表記、WBが低い位置で守備する3バック/5バックの形式、ロングカウンター向き

両WBを攻撃参加させてしまうと守備が厳しくなる

______FW______

______OH______

____CH__CH____

WB____DH____WB

__CB__CB__CB__


名波監督が攻撃時に想定していたと思われる状態、両WBを上げて幅を生かしたサイド攻撃、CHのうち1枚が上がって3-2-4-1を作る状態も

______FW______

WB____OH____WB

____CH__CH____

______DH______

__CB__CB__CB__





名波監督がやったわけではないが、守備面も考慮した場合の仮想の想定

3-5-2/3-5-1-1、WBを攻撃的にして3ボランチが縦横のギャップをカバーする

中盤でレーンを埋めて反撃するショートカウンター向き、中央で受けた場合はWBの中締め、OHのプレスバックで中盤の囲みこみ、ゾーンプレスで奪う

______FW______

______OH______

WB__________WB

__DH__DH__DH__

__CB__CB__CB__


名波監督は3-3-2-2の形からWBを上げてCHの片方の下げでバランスを取ろうと思っていたようだが予想以上に守備が機能しなかった

両WBを上げる代わりにセンターをしっかり下げた3-5-1-1の形が攻撃と守備のバランスが取れているのではないかと思う


______FW______

___OH____WB___

WB____DH______

__DH______DH__

__CB__CB__CB__

ボールサイドにOHと逆WBをシフトさせた3-4-2-1状態、2トップから3トップにすることでニアのハーフレーンとファーのハーフレーンを抑えて決定力を上げる、中央のDHが攻撃参加することで中央ミドルも狙う


______FW______

______OH______

WB____WB______

___DH_________

DH____DH______

__CB__CB__CB__

ワンサイドカットしてからのN-BOX形成、3-5-1-1からワンサイドに追い込んでから逆サイドを放棄して中盤をN-BOXにして厚みを生かして奪い取るゾーンプレス


3-5-1-1は縦陣形と横陣形のハイブリッドなのでどちらの要素も入っている、縦陣形は中央攻撃の速攻向き、横陣形は守備面の安定性と幅を使った攻撃、しかし1ラインしか作れないのでラインを越えられると弱くなってしまう、その為にラインを越えられないように前からチャレンジしていく機動性と運動量が必要になる、縦横に区切られるので相手の戦力は分断されるので嵌ればかなり効果があるはず、網のかけ方、罠のはめ方をしっかりすれば堅い守備力と高い攻撃力の両方を生かせる可能性はある

中盤に人数をかけているのでサイドへのカバーが広く取れることと厚みのある状態とを切り替えられる点が強み

初期状態はパーとグーの状態でサイドに追い込んだ時だけグーを出す、というスタイル

初期状態のままではやや弱さがあるので適切な可変によって強みを出すことが重要

しかし選手の質が良ければ初期状態でもしっかり結果は出せるはず

可変した方がよりオプションが増えて相手への対応の幅が増えるので攻撃の幅、深さがでてくる、いわゆる「厚い」攻撃が可能になる

WBを高い位置に置くのはWB得意のサイドの深い位置まで攻撃する遅攻を生かせるため、WBの初期位置が高いので、そこからトップへのアーリークロスを狙うのが1.5次攻撃としてあるが、そこからトップ下、OHのミドルの2次攻撃、ハーフレーン侵入のつなぎからWBがオーバーラップしてコーナーへの侵入となるとハーフのOHがサイドの崩しをつなぐいつものジュビロのサイド攻撃の形になる

しかしこれをやるにはWBとCB間を埋める必要があり、それはセンターを固める形を取ると無理なのでセンター3枚をラインに配置することで幅をカバーしてWBとCB間の縦と横のギャップを埋める

DHがWBCB間を埋めることでポゼッション時におけるボールのつなぎ、逃がしも上手くいくし、守備時のWBの背後、CBの脇、の両方を埋めることができる


多分名波監督は結構いいところまで模索していたのだと思う、ただそれが出るまでに至らなかったのと、「攻撃のジュビロ」という呪縛もあったのだと思う、本当にもう少し時間があればどうにかなったかもしれない


横内監督は4-2-3-1でどうにか昇格を決めたが、やはりフォーメーションとしての弱点に関して埋め切れていないのとSBの負荷が大きすぎて2024でのSBがどうなるかも少し不明な部分がやはり厳しい点ではある、名波監督は4-2-3-1も3-4-2-1も使って3-4-2-1にしたのでそれは結果としてジュビロはそちらが向いていたということではある

やりたいサッカーと勝てるサッカーは違う、強いジュビロ復活には勝てるサッカーをベースにしつつ、やりたい部分を追加できるかどうかだろう、やりたいサッカーが強いとは限らない、何故ならトレンドは常に変化する、だからやりたいことをやった結果が2022のJ1最多失点でJ2降格という結果だったことを忘れてはならない


2023年11月22日水曜日

3-5-2ベース可変

やはりジュビロは3-5-2をベースに考えた方が向いていると思う

と言っても完全な3-5-2のポジション固定ではなく局面に応じた可変が重要

重要なのは中盤の人数とスタミナ、それと2トップのシャドーのポジショニング

2トップは1トップ1シャドーの縦のツートップ

2トップの縦並びはCB間、ボランチ間に壁を作ることができるので相手がポゼッションしている場面ではサイドチェンジを防ぎGKまで戻さないとならない

1トップで前に孤立させるとこれは点として存在するだけなので機能しない

2トップを横並びにすると中央へのボールに対して壁を作ることはできるがポゼッションに対しての有効打ではない

2トップを避けてボールをつなごうとするには、GKへのバックパス、2トップの壁を超える高いパスを狙わなければならない、するとGKへのバックパスはゴール方向に向かうパスなのでトップがチェイスすることでオウンゴールを狙ったりインターセプトからの得点が狙える、2トップを超えるパスの場合は滞空時間が長くなるのでWBが飛び出してインターセプトしてカウンターに転じることができる

たとえ2トップの背後、WB間の中央にボールを入れたとしても3枚の中盤が中央で待ち構えているのでWBの中央への締め、シャドーのプレスバックにより挟み撃ちして高い位置で奪うことができる、2トップを縦にしていることでシャドーのプレスバックが中盤との連携で機能する

2トップの縦並びにするとポゼッションに対して中央に楔を打ち込むことができるので左右の分断に成功する

相手の戦力を左右に分断できるのは守備面での重要度が高い

同時にフォーメーションの可変によってワンサイドに寄せることで攻守にストロングを形成できる

これはN-BOXの中央を占めて/締めてサイドに寄せる形と同じ

中盤5枚がレーン制圧しつつ、2トップが分断することで5枚がサイドにシフトし横並びから立体的な厚い中盤に可変することができる

これが2トップの横並びだと両サイドを広く使われるので厚い中盤を形成できず横並びの状態のままを維持しなければならない

中盤5枚は両サイドのWBと3枚のCHもしくはDHの混成

WBが前に位置し、CH、DHがやや後方3CBの前に配置される

中央3枚はCH1枚、DH2枚の守備的構成、CH2枚、DH1枚の攻撃的構成、CH1枚、DH1枚、プレースキッカー1枚の複合構成というのもあり

この辺りは相手の陣形や戦術との相性もあるのでどの形がベストということはない

ただWBが前で攻撃的に機能することをメインにしているので3枚の左右はハーフレーンの制圧だけでなくアウトサイドのレーンへの対処などをしなければならない

これがボランチ2枚のみだと中央制圧だけのタスクしかできず幅を使ってくる相手に対しての対処ができないので3CBが幅の対処をすることになるので中央が薄くなりがち

3CBを中央で守らせるためには3枚の中盤の底が左右の幅も対処する必要があるので足の遅いボランチを並べるのではなく、守備的SBとしても機能できるタイプを左右に置いておくと良い

これはWBを幅を使った攻撃で使う場合にインナーラップによる攻撃参加のオプションとしても使用できる

初期位置としては3CBの前に3枚が並んで中央に2つのボックスを作ることで中央とハーフレーンを制圧し、バイタルエリアをCBと囲んだゾーンプレスディフェンスで守ることができる

5枚のレーン制圧でショートパスのコースをなくし崩しに対して高い耐性を持たせつつ、2トップの機能でワンサイドに抑え込み、可変して中盤をN-BOX化することでサイドへのゾーンプレスを高めることで中盤でのボール奪取力を高めることができる

WBを下げた5バックはゾーン1に押し込まれたときの対処方法としてはあり得るがゾーン2の位置ではラインが揃いにくくオフサイドを取れなくなるのでゾーン2では中盤5枚並びにしておいた方が高い位置にラインができて縦に入れにくくなる

相手はポゼッションしていてもショートパスでの打開はできない

ロングボールを入れても3CBと3枚の中盤の底に囲まれるかサイドの狭いエリアに閉じ込められるので自由に動けるスペースはほぼない


攻撃時はシャドーがハーフレーンへと入ってWBとCFとをつなぐ位置をとり、逆サイドのWBもハーフレーンに入って3トップの形を作る

幅を使いたい場合はCHやDHが上がってきてハーフレーンに入る形を取ればよい

WBがハーフレーンに入ることで中央の攻撃力が高くなり決定機を作りやすくなる

また中央3枚のうち1枚か2枚かCBの1枚が攻撃参加することでさらに厚い攻撃を生み出せる

ポゼッション時はCBから中盤5枚が各レーンにいるのでワイドに攻撃が可能

相手が4人ラインならばシフトが間に合わないのでサイドを崩すことができる

サイドを崩せると相手のSBが釣りだされるのでCB脇が空きシャドーがハーフレーンに入って中でつなぐことができる

WBが中盤サイドの位置をキープできるのでハーフレーンのシャドーにつないでもよいし、アーリークロスをCFに上げてもよい、ここの攻撃で決まらなくても遅攻に移行した場合、WBがサイド深くを攻撃し、3枚の中盤が広がってその背後に並び、シャドーが中間ポジションを取る形でいつものサイドからの崩しで攻められるし中盤3枚が左右と中央にサポートに入るので左右でのボールキープや中央でのミドルなどポゼッション遅攻に向いた攻撃を保つことができる

3バックは必ずサイドをケアしないといけないのでWBが引いているか、WBが出ているときに中盤3枚が幅を取って3CBの脇の前に蓋をすることが大事、その為に3枚を置いている

WBがSH的、中盤3枚の左右がSB的な役割をするのでそういう選手の配置でも良いし、WBは守備的な部分を免除してより攻撃的でハーフレーンでも攻撃的に行きたいというならWBには松原や雄斗のような強さや高さのあるタイプを置いて外でも中でも戦える配置に置くと良い

4-2-3-1だとSBの上下動のスタミナ問題や前後分断時のサイドの守備問題、SBの攻撃時のサイドの守備問題など初期状態のバランスは良いが可変した後のバランスが悪すぎる部分があるのでその辺りを是正したい

攻撃的に行くのは問題ないがそれにより守備が薄くなったり失点が増えるなどというのは避けたい

その為にも幅への対処と深さへの対処の両方を考慮しつつ、どちらにも対応させながら強みも失わない方法を模索するのは大事なことだと思う

3-6-1の時の中盤の厚みも持ちながらWBを下がった位置で使いたくないので中盤3枚の左右にはSB的な能力もあるポリバレントなタイプが欲しい

3-6-1(3-4-2-1)だとWBが低い位置で守備面を気にしないといけない

WBの攻撃力を損なわないためにはサイドはWB1枚だけではなくハーフに中盤がいることでその背後をケアする、これがあるのでWBが高い位置を保つことができる、しかしこれが3-4-2-1のWボランチだとボランチが中央に位置してハーフにいないのでどうしてもサイドの守備に参加できない、CBの左右がサイドの守備に出ると今度はCBの中央が非常に薄くなる、さらにCBの左右と前に出ているWBとの中間にスペースがあるのでこの縦のギャップが守備面では大きなスペースになってしまう

4-2-3-1でもWボランチの脇のスペースはケアされにくくSHとSB間の縦のギャップの守備が機能しにくい

Wボランチは中央には強いがサイドには弱く、SBが攻撃に出た後のWボランチと2CBのボックスは中央だけを守備するのでサイドが非常に弱い、サイド突破されてCBの背後を簡単に突かれてしまう

以上のことから中央3枚が中央ハーフのレーンを制圧しつつサイドに対してのケアができる配置を保つのは非常に重要な点

N-BOXでも服部がサイドに出る場面では名波が下がってボランチ間を埋める形を取っている、福西はサイドには出ないので服部側だけがサイドをケアするので左右のバランスは違っている、服部はボランチだがSB的な役割もこなしているので擬似的な4バック、3.5バック的な運用でもある

この服部と名波のタスクを導入すれば中盤3枚でWBの背後をケアする形ができるので3CB が離れることはなく中央守備が保たれる

守備は密度が問題なので、いかに縦横のギャップを作らずに密度を変えずに守備するかは重要な点

攻撃的な配置は守備的には真逆になりやすいので初期配置、可変後の配置などこまめに位置取りを考慮する必要はある

攻撃的に考えるとポジショナルプレーは素晴らしいが守備的には脆い

初期配置自体に守備的かつ攻撃的な仕組みが組み込まれているのが一番で可変は局面の不利をなくす、有利を作る為のものなので、やはり初期配置の強さと可変時の抜け目のない対応力が陣形の強さになってくる

どの陣形でも選手の理解度や戦術の運用でも変わるので全体が同じレベルで理解されている必要がある

2023年11月14日火曜日

超攻撃的守備

守備の状態からでも得点するにはどうするべきかを考える

守備はボールを持たない、しかしボールを持たなくても得点に近づく方法はある

1.ツークツワンク:チェス用語で強制被動とも訳される、手番(ボールを持っている側)が悪手しか打てない状態

2.オフサイドルールを破る:サッカーにおいて攻撃側にとって最大の難敵ルールがオフサイド、しかしいくつかの方法でオフサイドルールを破り得点につなげることができる

オフサイドルールは「攻撃側」に適用されるもので守備側には適用されない、このことが重要

ツークツワンクと守備側がオフサイドルールを利用してGKと1対1、多対1を作ることで超攻撃型守備が生まれる

重要なのは秩序のあるマークとプレス

まず攻撃側のボールの持ち方の基本、4バックならSBが上がって2CBが中央でサイドを変えたり中央に縦パスを入れる形を作る、3バックでもほぼ同じでWB/SBが上がって3バックで最終ラインを作って左右のWB/SBへとつなぐ

この台形の形だとWB/SBとCBが斜めの位置関係になるのでパスコースが長くなり、かつCBの脇にスペースができる、守備側はここを攻撃することで得点につなげる

オフサイドルールを守備側で利用するには、この台形の守備を利用する
大事なのはSBからCB、GKへと向かう斜めのパスコース、これがゴールに向かう為のコースになる
SBがボールを持ったらCB、GK方向へのパスコースは残すが前向き、中央側のスペースやコースを消す
SBは前、中央にコースがなく、プレスされると逃げるしかなくなる
この時SBがとる行動は
1.CB、GKへとパスを返す
2.自分が下がって安全なスペースに戻る
の2つ
1のパスをインターセプトすることが超攻撃型守備の第一目標、攻撃側のバックパスはオフサイドにならない、そこをインターセプトすることでFWが相手CBの裏に容易に入ったりGKと1対1になるチャンスができる
GKと交錯してもそれがゴールになるチャンスでもあるので飛び込む価値はある

2の下がった場合はコーナーに追い込んで奪いとってゴールに近い位置で奪い即クロス、シュートにいける


ツークツワンクを成功させるためにはボールホルダーのSBの周囲にパスコースを切って戻すしか方法がないように仕向けること、SBがフリーだとサイドチェンジやアーリークロスを入れられる可能性があるので正確に蹴らせない位置取りでマークはしておくこと

FWは縦のツートップを組んでいるとCBの位置からGKの位置まで素早く移動できるので横に並べるより縦に並べた方が良い、また縦に並べることでショートパスによるサイドチェンジを防ぎ、ロングパスのサイドチェンジを強要することで逆サイドでインターセプトするチャンスも作れる

攻撃の基点となるSBやCBは
1.バックパス
2.サイドチェンジ
3.スルーパス(縦パス)
を選択させることでどのパスもインターセプトできる状態に守備を組んでおく

基本はショートパスを交換する近い味方に対してマークを付け、逆サイドや前線へと通るパスコースを残す

ボールホルダー周囲はマンマークしつつ、逆サイドや最終ラインはゾーンを組んで待ち構える

サイドチェンジも近くの味方を経由できないので大きくサイドチェンジしなければならず時間がかかるのでインターセプトしやすい

スルーパスもMFの背後に入ってくるラインを超える長いパスなのでこれもインターセプトしやすい

相手との状態によって使い分けるが、基本はゾーン2からの動きになる
こちらのブロックがサイドに寄せればサイドが詰まるのでサイドチェンジしたくなるのでそこを奪ってカウンターに行く
前線へのコースが明けばスルーパスを入れて一気に攻撃のスイッチを入れて全員が前向きに来るのでそこをインターセプトして背後のスペースを自由に使う
攻められなくなり後ろ向きになってきたらこちらもラインを上げるなりしてゾーン3に近い位置に押し上げバックパスを誘発させる、そしてこれもインターセプトしてゴールに近い位置で攻撃に移る


強度の強さでボールを奪うのではなくコースの限定と状況が悪化するパスを選択させることでこちらに有利な状況を生み出し守備している状態でも常にゴールに向かい得点に一番近い選択肢で攻撃に移行できる、そういうスタンスが超攻撃的守備になる

中盤や中央の選手がしっかり動いてボールサイド、ボールホルダー付近の相手選手のマークと1対1で負けない強さが必要になる、ただマークしているだけだとショートパスから強度を生かした中央突破される可能性があるのでやはりここは強度で負けない中央の堅さが必要になる、中央の戦えるメンバーが入れば外周のメンバーがインターセプトに専念できる

あとはサイドチェンジ、スルーパスに対してインターセプトできるDF、バックパスをインターセプトできるFWがそれぞれ必要になる

インターセプトしたらあとは速攻、速攻で裏を取れれば得点率は高くなる、裏を取れなくてもバイタル、ハーフスペースを取れればそれもチャンス、そこも取れなくてもサイドでキープできれば味方のインナーラップで中央を厚く固めてからのクロスやいつものサイドの崩しからニア、ファーへの詰めと段階ごとに攻撃を展開できる

ボールを持つだけが有利でもなんでもなく、ボールを持たないからこそできることがある
そこをしっかりと策として実装すればボールを持たなくても怖くはない

超攻撃的な攻撃は
・FWの裏速攻
・MFの押し上げミドル
・DFの縦パス、対角パス
・GKの低空フィード

さらに超攻撃的守備なら
・FWのカバーシャドーからGKへのハイラインプレス
・MFのゾーンプレス奪取からショートカウンター
・DFの縦パスサイドチェンジのインターセプトからのロングカウンター
・GKのパンチングで前線フィード

この組み合わせができたら超攻撃型チームが出来上がる

2023年11月12日日曜日

第42節(最終節) 栃木戦 

泣いても笑ってもいよいよ最後

町田戦、清水戦と大事な一番をことごとく無策で落とし自力自動昇格の目をつぶし続けてきたジュビロだが、なぜか清水もつまづいて勝ち点差1で最終節へ、ジュビロが勝ち清水が引き分け以下で自動昇格をもぎ取れるという微妙な立ち位置、自動昇格を逃しても3位でPO突入は一番有利な状況ではあるので自力昇格の目はある

栃木は3-4-2-1の予想なので両サイドのWBを釣りだして山田がボランチ脇を突いてRBLBをサイドに釣りだして後藤がCBと1対1で勝負する、という状況を作るのがチャンスになる、もしくは後藤に入れて3バックを下げさせつつ2列目の回収からミドルという形を作っていきたい

ジュビロとしてはSBが攻撃参加して栃木のWBを下げさせてしまうと5バックになって攻略できなくなるのでよろしくない、もし5バックでもゾーン2での5バックはラインが揃わないので背後にロングボールを入れてラインブレイクするとバイタルが開くので2列目のミドルが狙いやすくなる

サイドを囮に使いながらWBの裏や背後を狙う戦術なら崩しやすいはず、守りに入られるとやっかいなのでできるだけ押し込まずに攻めるといい、引きこもられたら左右に散らしながらSBは低い位置でボールを持ってWBを釣りだすか、出てこないならフリーで中央やファーにクロスを上げるような攻め方をするのが良い

さて、最終戦、POにつながる最後の戦いをどのように見せてくれるのか…


さぁ、いよいよスタート…

気温寒すぎてちょっと気になるな…走る分には良さそうだが…


前半

三浦から前線へと放り込み、序盤は押し込みたい感じかな?

WBを釣りだすのではなく押し込んで機能させない作戦をとりたいのか

栃木は廃ラインプレス、前線から追ってくる

三浦のボールはショートしたが上手く回収、雄斗が前向きにつないだがドゥドゥの速度と合わず

ドゥドゥ山田とつないでシュート、GKに防がれる

WBを釣りだしてボランチとトップ下のトライアングルでつないでドゥドゥが3バック脇を狙う動き

松本がサイドに開いてクロスもGKキャッチ

栃木もロングボール投入して縦展開しつつ背後を狙う、ジュビロは4バックがしっかりカバー

高い位置で奪って早めのシュートもGK止める、GKはライン割る

栃木は2トップを維持してジュビロの2CBに1対1で対峙、はやりやりにくい

鹿沼が下がってCBのサポート役

細かいパスを使って押し込むがやはり栃木はこういう動かない形では強いので打開しにくい

雄斗のクロスはGK飛び出しキャッチ、長めのボールはGKがカバーして攻めが難しいか…

鹿沼が自分からカバーシャドーに入ってしまっている

松本動きの予測が悪い、すでに動いているのに動き出しも遅い、大丈夫か?

栃木のロングスロー

セットプレーに近いので要警戒、跳ね返したボールをミドル狙いが枠の上

ロストしたタイミングでも動きが悪いなぁ…

今日のジュビロ調子悪めだろ…

栃木のハイラインプレスでサイドに追い出される

徐々に栃木にペースを握られかけている気がする

なんか松本のポジショニングが攻めに寄ってるせいでちょっと穴になりつつある気もする

15分

雄斗のボールを後藤がポスト

ドゥドゥがミドルも力なくGKキャッチ

全体的に中盤で押し負けているような感じもあるなぁ…

三浦交錯もファール

三浦ロングフィード、後藤つなぐがボールキープできずカウンターを食らう

もうちょっとサイドに逃げればよかったがハーフスペースで前向きになったところをとられてピンチ

やはり栃木やりにくいなぁ…

ジュビロはストロングが作れない状況

WBの幅がある一方でジュビロはSHが中にいるのでサイドへの影響が少なくSBも低い位置を取っているのでWBの動きをけん制できない

段々と栃木ペースのポゼッションに…

カウンター、松原ドゥドゥが突っ込み松原のクロスも生かせず栃木にカウンターされるが上原が止める

やはり状況悪いぞこれ…

GKの状況を見て後藤がプレスも奪えず

栃木CBからWB、WBから前線に放り込んで先制

WBがフリーだったの痛い

WBにSHがついてないのでWBへの制限がなく自由にさせすぎ

WB引き込んで背後狙いたいのにフリーにして起点にしちゃってる

サイド2対1のはずなのに1対1でSBが低いからWBがフリーという…

やはり中盤で負けてるな…ロングボールをGKに抑えられるからつなごうとするが中盤で負けてるのでボール取れずに逆にカウンターくらう

5バック/3バックが非常に厄介…

インターセプトして細かくつないで押し込む

しかしボール回すだけでチャンス作れず逆にカウンターくらう

はぁ…やはりイーブンのボールを取れない守備力の弱さだよなぁ…

失点数の多さもそれが原因だし…

先制されると非常に分が悪い…

栃木のGKの守備範囲が広いのもあるし…さらに5バック/3バックの堅さがある

ボール持ってるがブロックの周りで回してるだけ

30分過ぎても先手取れない、中押し負けパターンになりつつある

せっかくのミスからボールを高い位置で奪えたが生かせず

上原転んだ時に顔面打った

栃木の選手の方が全体的に長身で強度がある、ジュビロの方が不利だな…

早めにラッソ出してインテンシティの差を埋めないとダメな気がする

あとは雄斗と松原を斜めに入れて中央で使うこと、サイドにおいても強度を生かさないと無駄

インサイドの小粒選手が負ける上に相手は密集するので速度や上手さをつぶされがち

しかしそれによってゴール前でFKをゲット

PA内ならPKだったがPA手前

ゴール前で乱戦してFKPK狙いが正解か?

上原、松原、ドゥドゥと連続でキックするがすべて壁で防がれる

ジュビロのCK、ショートコーナーからドゥドゥが決める

途中で当たって起動がずれたか

いずれにしても1-1に追いついた

栃木はセットプレーからの失点があるのでこれは対策してたと思いたい

あとは相手のWB対策か…

同店に戻したことで息を吹き返してきたジュビロだがやはり守備の堅い栃木

栃木のカウンターにしっかり戻ってブロックで埋める

中盤もきちんと走って戻っているのでまだ穴にはなってない

AT+2

サイドでローテーションできてないのが痛い

サイドが下がってインサイドからサイドに開いて後ろから上がる、この外向きローテーションができないとWBを釣りだせない、むしろSBが上がってしまってローテーションができない

前半終了


後半どうすんだろう…前半は4:6で負けだったぞ…

ここで問題になるのが「サブプランの無さ」だろうな…栃木の身長と強度に負けているがそれに対抗するための戦術や交代が不足している点、結局策の厚さがものをいうんだよなぁ…その為にはいろいろな状況を考えてそれに対抗する手段を常に考えて練習しないといけないんだが…

ラッソ、雄斗など身長と強度をきちんと用意して対抗しないとまったく歯が立たない

上手さだけじゃ足りないというのを何度も味わってるはずなんだがなぁ…

早めに動かないと時間足りなくて負けるぞ

後半スタート時に交代なし、また「様子見」だろうな…そういう後手後手が後になって足を引っ張るんだがなぁ…


後半

山田が受ける場面で倒されてFK、強度で勝てないからこういうマリーシアっぽい手を使わないと厳しいよな…

押し込んで縦パス狙ったがダメ、鹿沼がチェイスしてカウンターは防ぐがファール

結構どん詰まり感のある状況だが大丈夫か?

まだ様子見か?

ボール全く前に進んでないぞ?

押し込まれたがリカルドが相手にあててゴールライン割る

後半ポゼッションメインに切り替えてきたか…

強度差があるのでアバウトなボール入れても勝てないからつないでつないで進むんだろうが結局前にスペースない状態で崩す状況になるんだよなぁ…

オープンで勝てないからクローズにするしか選択肢がないという…

3バックに後藤1人の1対3

そりゃ強度で勝てない後藤が1対3じゃ何も出ない

山田のファール、中盤同サイズ相手でも強度差出るからやや厳しい

とっととラッソ入れればいいのに…

押し込んでサイドから崩そうとするもダメ

5バックだから崩せない

最終戦なんだから後半頭からラッソ入れればラッソ後藤の2枚で前線作れるのになぁ…

もう10分無駄にした

相性悪いなら悪いなりの戦い方や抑え方を学ぼうよ

ライン間受け、逆サイド展開と崩そうとするがDFの高さや守備範囲で防がれる

後藤への展開からシュート、しかしコースが限定されていてGKはじく

やはり押し込んでサイド崩そうとしているが密集と高さと強度で守られていてかなり厳しい

ボールサイドに高さと強度が集まっていて逆サイドにはスピードのあるタイプで対応

逆サイドへの高さ生かした展開で攻めるとかしないと

リカルドが逆サイドに入って質の差を作ろうとトライ、CKゲット

上原のCKは抜けてしまう

60分

ジュビロは縦パス狙ってるが密集状態で入れるので簡単に防がれる

松原が中に入って逆サイドから松本がヘッドで決める

これはいい組み立て

ドゥドゥを外、松原を中に入れてボールサイドに橋頭保を作ってからの逆サイドの松本侵入

2-1

これは大きな1点、しかしこれだけではまだまだ、どんどん得点重ねよう

栃木のボール回しにドゥドゥが厳しいチェックでFKに、まぁサイドでフリーで持たせると入れられるからその対策なんだろうが…

身長低い三浦にハイボールのクロス、はじき出したところに待ってましたとヘディングもサイドネット、栃木もしっかり三浦対策のFK用意済みだな

だから低いGKは厳しいんだよなぁ…

リカルド背後狙いのボールに後藤突っ込む

ハイラインプレスに山田も加わるがファールに

栃木が早めの交代、10番を入れてきたので攻撃に拍車をかける感じか…

山田カウンターに走らず…勝ってるから急がず?

途中経過、清水が0-1!これは自動昇格枠ゲットできる予感??

栃木のファールでPA前からのFK、サイドに流してクロス、跳ね返されるがカウンターは防ぐ

栃木が攻め急いでくれて背後付けたら最高だな、3点目狙おうぜ

リカルドへのファール、まぁファールで時間つぶしてくれると助かる

リカルドもわざと誘ったのか?ちょっとボールを離した位置に置いてからキックしたけど…

失敗したがライン間受けからサイドに斜めから入ってきた選手に落とすボール面白かったな

決まればあそこから前向きに行くからチャンスになりやすい

栃木や矢野投入、また厄介なの来たな…

75分であと15分、攻め切って3点目奪いたいなぁ

松原倒れて矢野のファール、という印象を植え付けるような感じのプレー

先手でデバフかけるの笑える

栃木のハイラインプレスに三浦が逃げのボールをけるがショート、しかし遅らせることに成功して戻ってきた味方がブロック形成

ゆっくりサイドで回して松原が逆サイドに回り込んでクロス

栃木はGKもフィールドに上げてラインを上げたいプレー

こういう隙を逃さずに得点して欲しいが…

栃木のロングスロードゥドゥしっかりサイドへチェック

中へのボールはカットしてカウンターに行くがつなげず栃木ボールに

後藤がしっかりプレスして戻る時間を稼ぐ

栃木サイド展開も松原寄せてCKへ

栃木のFWがイラついている様子、後半得点できたことでペースを引き戻せたのは大きい

しかしここで栃木の3枚替え

ジュビロは交代なしでこのままいくつもりか?

栃木のCK、ここはかなり注意が必要なプレー

ファーへのボールに2枚でかかる、しっかり蹴りだして戻す

残り10分程度、リードを守って牽制して終える感じなのか…

ロングボールを入れて前線勝負を挑む栃木、防いでマイボールに

清水は1-1の同点に、しかし同点ならジュビロの勝ちだ

残り時間で1点入れて3-1にすればかなり安泰

右サイド深くを攻めてドゥドゥがニアにダイブするがGKキャッチ

残り5分+AT

縦のボールを松原が防ぐ

ラッソイン 松本アウト

藤川イン 山田アウト

ラッソの身振りからすると押せという感じなのでここは攻撃的な交代か

ラッソをポストとして使いながらスピードのある後藤が中央で裏狙いか

雄斗が右に回り藤川が流れて受けるがサイドにはじき出される

ジュビロのCK、ここは超大事

セカンドを藤川が拾うがゴールライン割ったか、しかしCKゲット

残り2分+AT

もうすぐ自動昇格だ…

上原のCK、後藤かラッソか決めてほしいな…

後藤のヘッドは枠の上に…惜しい

90分経過!

AT+5

さぁ、最後の締め

上原のファールでPA前からのFK、ここは体張って防いでくれ

出来ればカウンターで1点取ってくれ

三浦しっかり反応してくれよ

壁で防いでそのままプレスに、焦った栃木の縦パスを防いでカウンターへ!

ラッソの突破に2枚で防ぎに行く栃木、PA直前の位置でFKゲット

残り2分、ここは1点決めて確実にしておきたい

カウンターには要注意だ

栃木全員壁、ドゥドゥのキックは壁に当たってサイド方向に、藤川上原が詰め寄ってコーナー付近でキープして時間稼ぎを狙う

栃木のボールをラッソが競って奪ってドゥドゥに、ドゥドゥのシュートが入るがホイッスルで無得点に

どういう判定なのか…

栃木のスローイン、ラストプレー、ドゥドゥがしっかりサイドをけん制してクロスを邪魔

試合終了!!!!


2得点でジュビロ勝利!

自動昇格を奪いとった!!!!


2023年11月5日日曜日

栃木対策

最終節栃木戦の対策

熊本戦の攻め方が有効になるのでは

1.セットプレー

栃木は高さがないので高さの差を作る


2.SBからニア、ファー狙い

熊本の3点目、得点になってないがその前のニアなどSBの位置から斜めに入れるボールにチャンスがある

問題はSHが一度サイドに張ってから中に入ってWBを釣り出すか、最初から中に位置してSBとWBの位置の差を利用して薄いマークでとらえきれずSBが正確なボールを入れられる状態を使ってニア、ファーに入れてSHが落してコースが空いていればそのままシュート、なければSBが後ろからシュート、という感じで両サイドからの攻撃、逆サイドのフィニッシュをしていけば行けそうな感じがする


栃木は前回ミラーの4-2-3-1だったが3-4-2-1の布陣で結果出しているので多分それで来るとは思う

サイドが1枚なのでサイドの人数差を利用したサイド2対1で優位を作ってSHに対峙させつつ安全なSBが供給するという形をとるのが良策と考える

後はラッソ後藤の2枚投入で最初から高さの差を作っておいてSBからのロングボールをそのまま高さの優位で決めるなど

オープンな状況でもセットプレーでも高さのある選手を並べて得点を取りに行けるのでハイタワー投入も戦術的にあり

水戸戦戦術振り返り

負傷したジャーメインの代わりに後藤の1トップ

先制点より前の段階
ロングボールを後藤が納め松本に渡してミドル、これは枠に行かなかったが後藤が前線の基点となる戦術がここでもみられる

1トップの後藤が背後を狙う(速攻)

1.抜ければGKと1対1(超有利)
2.抜けなくてもCBと1対1(有利)
3.CBと1対2(やや不利)
4.ポスト→2列目へ繋いで2次攻撃へ

と1次攻撃の有利な展開をまず引き寄せられる
駄目でも2次攻撃に移行できるので問題ない
松本のシュートした場面も収めた時点で2枚に挟まれる形だったので形勢不利、よって松本に渡している

ロングボールで「背後」を狙う理由は1次攻撃の得点確率の高さもあるが、その後の展開に置いても有利を取れる為
背後を狙うことで守備ラインを下げて中盤との間、バイタルエリアを広くする効果がある
この為2列目の3人が回収、ミドル、縦パスとバイタルでの仕事がかなりやりやすくなる


先制点は雄斗→山田へのクロスをヘッドで流し込む形だが、この前のプレーがやはり守備ライン→中央裏狙い後藤→2列目回収の形
自陣の低い位置からなので敵陣背後に大きなスペースを作らせてからの疑似カウンターの形になる
後藤が裏を狙ったので2CBが戻ってバイタルに大きなスペースが作られ、後藤がそこに落としてターンしてキープ、その間に2列目がオーバーラップして前で受けるポジションに入っている、後藤からのパスは通らなかったがボランチからSB展開してサイドにあるスペースからフリーでクロスを上げられている、それを山田がニアから流して決めた
山田の位置取りも上手くて、ペナルティマークの位置に立ち押し込むポジションを取りながらも雄斗のクロスに対してニアに入ってファーに流して入れている、守備側は中央にいる山田とサイドからくるボールの両方を捉えられないので山田の侵入する角度がとても良い、死角から入ることで警戒されずマークされずに狭いスペースに入り込めている
侵入する前にも少しディレイして守備ラインから離れることで姿を消しつつ、DFの中間に死角から侵入するという事前の動きが完璧
SBの雄斗が先に上がって攻撃しているような形でなく、SBとして守備ラインからゆっくり上がることでむしろサイドを警戒されていないというのも良い
ジュビロ的にはサイド攻撃=サイドドリブル突破的な意味合いが強いがそれだとサイドに張られてサイドからボールを入れにくくなる
後藤の中央裏狙いの動きがあるからこそ守備ラインが下がり2列目もセンター+ハーフで戦うのでアウトサイドがフリーになり、そこに後列からフリーで上がって来た雄斗がノーマークで精度の高いクロスを上げられている
いきなりずっとサイドだけにこだわるのではなく、速攻、中速攻では中央を基点に攻め、遅攻の段階になったらサイドを崩していく、という攻撃の優先度、流れがチームの共通戦術として理解されている

2点目、上原のミドル
ここは水戸の攻撃を自陣で受けつつ水戸のサイド展開に雄斗がインターセプトしてからの速攻、その前に後藤が中央にプレスをかけている
雄斗のクロスは防がれるが後ろから詰めていた上原がトラップでかわしてからミドルとここも上手さが出た、ボランチ2枚と1対2の場面でトラップでボールを自分の背中に隠しながら少しでもスペースのある側に置いて3人に囲まれる前に即シュートを撃った判断も良かった
後藤が2CB間に入って逆サイドにも山田が走り込んでいるなかで雄斗は逆サイドを狙ったがCBの読み勝ちで防がれたがこぼれたボールをしっかりサポートに走っていた上原がワントラップでかわして決めてくれた
後藤が中央を押し込んでくれているのでやはりバイタルを埋めようとしていた水戸だが上原が背後に詰めていたので2次攻撃がヒットした

3点目、ドゥドゥ
この時は右サイドを押し込んだ状態で雄斗のクロスに会わせた、その前に右サイド深い位置からマイナスのクロスに中央に入った松原がシュートに行っているがここは決まらず、こぼれ球の回収から雄斗のクロス、ドゥドゥのシュートと繋がる
押し込んだ状態では相手の守備が固くなってしまうのでスペースがない、その為にどちらかのサイドに寄せて逆サイドにスペースを作ってそこを突くか、両サイドに幅を取って守備を散らして中央でミドルを撃つかが有効、この時は右サイドに寄せて左を空けて左で決める形
SBの雄斗がサイドの低めの位置を意識して突っ込まずにいるのでボールの逃がし所+精度の高いクロスの供給源となっている、水戸は雄斗をほぼフリーにしているのでクロスの精度を落とせない

後半4点目
左サイドの攻撃から後藤がシュートするが決まらず、しかしこぼれを拾って空いていた右サイドから中に入った松本が決める
三浦のフィードを後藤が右に流れて受けて2列目が中央に入ってくる、後藤はポストしながらサイドから中央に入ってくる、そのタイミングでパスが来たのでニアでシュートするが防がれ、こぼれを拾ってペナルティマークで待っていた松本がゴールエリアまで走り込んで押し込み、山田も松本と同じようにこぼれに反応して飛び込んでいる

5点目
三浦フィードが金子に落ちて金子がそのまま中央へドリブル、ラッソは右にスライドしてスペースを空ける
ただこれは運が良くて清水戦で槙人が乾に牽制されてキックしたが山田に落ちたのと同じシチュエーションにほぼ近い
三浦のミスキックだが運良く金子は挟み込まれずに前にトラップしてボールを受けられた
ラッソが前に居てCBをけん制してくれていたのもある
金子が2CBに対してPAギリギリまで1対2で引っ張ってラッソをフリーにしてくれたことが大きい


攻撃は1次→2次→3次と流れが出来て判断も凄く良くなっているが守備は厳しい気がする
下位相手にはカウンターしてるのもあって無失点+高得点出来ている部分はあるが、後半に三浦が得点したのと同じくらいのシュートを防いで失点せずに済んでいる
わざと撃たせているのか防げずに撃たれているのかやはり守備面はかなり気になる

自動昇格でもPO昇格でもどちらでも良いのだが、J1に上がる前に守備に関してはかなりのテコ入れする必要があると思う
後半水戸が枠シュート撃ちまくっているので、J1だったら何点か入っていてもおかしくはない

J2を卒業する為にも強固な守備構築は重要な課題、もし何も着手しないのならJ1昇格できてもまた最多失点で降格はありえる、そんなことを繰り返さないチームになって欲しいのはサポなら誰しも思う事だろう

2023年11月4日土曜日

第41節 水戸戦

残り2節、ジュビロと清水の自動昇格争いとPO争いの両方がまだ終わらない混沌とした状況

重要な試合を落とし続けているジュビロにとっては運が良過ぎるくらいの状況だがそれでも決められないという不甲斐なさ

清水次第の部分もある中で大宮にいる元ジュビロの選手達が同時刻に清水戦という因縁めいたスケジュール

何としても清水を足止めし、同時にジュビロが勝ち切って清水を勝ち点で抑え込まないと自動昇格はない

遅攻パスサッカーで得点力も無くほとんどを無駄なパス回しの時間で終わらせるチームに改造すれば当たり前だが得点が少なくなり勝ち点で並んだ時に必ず不利になる

得点の多さ、失点の少なさは勝利に直結する、だからこそ良い守備からの速攻が基本でありこれができないと遅攻すらまともにできない、何故ならそれぞれは別のものではなく攻撃の流れの中の繋がりの一部分を切り抜いたいすぎないからだ、これを理解できないといつまでもJ1定着はありえない


スタメンは負傷のジャーメインに代わり後藤、その他変わりなし

水戸は4-4-2予想

後藤を活かすような攻撃を構築できるのかが問題点

前半

水戸サイドチェンジからすぐ中に入れて中央狙い三浦キャッチ

ビルドでリスタートするが背後狙いの後藤に出す

立ち上がりは背後狙いの縦のボールが多め、しかしいつまで続くかな…大体いつも序盤こうでも段々と入れなくなるからな…

カウンターで逆サイドへの展開を食らうが松原抑える

水戸のCK、ゴールライン割ってジュビロボール、ビルドリスタートから裏狙い、水戸を前に引き出して背後を狙う

前線にフィードして落としてから松本がミドル、惜しくも逸れる

そう、前に入れると次の攻撃、中速攻に移行できるんだよ

今日はボールつかめてるし良く回せてるな

5バック気味にして後ろで回す時の幅を確保水戸がハイラインプレスで4枚できても5枚で対応できる体制

水戸は幅を作りながら中狙いが多めか、そういう意味でも5バック気味なのは対策としてはあり

後藤奪ってから即シュート、良い判断

水戸ビルド体勢から前線フィード、ジュビロ拾って三浦に、最終ラインを下げて水戸を引き出す

ドゥドゥの対角パスはタイミング合わず、ボールが巻いていたので受け手は直線で来ると思ったのか一瞬止まったりした分届かなかったな

ファール取られて水戸のFK、PAから13m付近、ゴールには飛ばず

ビルドリスタートから背後狙いの後藤へのフィードは後藤のファールに

ドゥドゥへのファールでFK

サイドチェンジから中を使って突破、流れてサイドで持つが出し所なく戻す

少し引いてから背後に松原飛び込むが水戸の当たりが強い

水戸の背後狙いはサイドラインを割る

雄斗からのボールに山田のシュートゴール

ニアのPAから逆狙い、雄斗のクロスも良かった

15分

序盤で先制出来たのは大きいな

今日はボール動かせてるし背後狙うことで中盤の圧縮が薄くなりセカンドを掴みやすくなってる、それで中盤での回収から2次攻撃に繋げられている

水戸のCKを押し返し

後藤のハイラインプレスから逃げのボールを中盤で回収しさらに攻撃に転じる

松原が落下地点で挟まれまとめて痛む

小回りの利く水戸のサイドに対して大柄な松原が翻弄されて足首痛めたか

水戸はパスする前にお互いに位置を動かしながらローテーションしたりして捉えられないように動きながらパス繋げるタイプ

スローインからかなり崩された形だったが三浦キャッチ

水戸は上手いタイプのサッカーだな

ポゼッションは水戸

しかし縦パスを奪ってジュビロボールに

前線に入れるが水戸回収

ここを抜けられるとチャンスがあるんだが…

槙人のファールでイエロー、FKはPAから7m

壁で跳ね返してサイドアウト

水戸縦に入れて来るが三浦回収

ジュビロサイドチェンジするがサイドアウト

水戸のスローインに鹿沼が詰めるがファール

水戸の裏抜け選手にマークをしっかりつけて見逃さない

ボールは動いているが相手をきちんと見ている

中央側からサイドに流れていく形だったが逃さない

ジュビロ敵陣に詰めるがカウンターされる

3人マークでサイドに押し付けサイドアウト

水戸もジュビロの縦パスを跳ね返して反撃を狙う

中盤の競り合いでファール水戸ボールに

水戸幅を使って動かしつつやはり中央狙い、それを逃さずにカウンターへ

惜しくもゴールライン割る

30分

水戸の中央攻撃2対2、3対2の形、しっかり正面切って防ぐ

中央裏に後藤走るがGKキャッチ

水戸のラインを高くさせない

ジュビロ守備からボール回収自陣でキープして体勢を整える

パスミスから水戸ボールに

後藤バックパスに合わせてハイラインプレスへ

サイド展開のボールを雄斗がインターセプトしカウンターへ

上原のミドルが決まり追加点

これはサイド展開のボールをしっかり雄斗がインターセプトしてくれたのが大きい

上原のポジショニングも良くPAライン付近で待ち構えて回収即シュート

素晴らしい

後藤のスタメンをしっかり活かした攻撃が出来ている

水戸はサイドからクロスを入れる形に変更し始めているか

中央の縦パスが狙われているので攻め方を変えてきている

ジュビロのポゼッション、後ろで回しつつ前線狙いしかしドゥドゥが何故かファール取られてしまう、水戸ボールに

水戸押し込むがジュビロはブロックを作り防ぎきる

ファールのFKから水戸の奇襲攻撃も三浦防ぐ

三浦ロングフィードはサイドアウト

回収即前に入れるが一旦戻して遅攻へ

サイド展開から中央にクロスは跳ね返される

松原が肘のファールを取られたか水戸ボールに

後藤が頑張ってコースを消す為に走り回る

後藤のポストから回収しサイドからクロス

もう一度回収してサイドチェンジ

水戸のブロックは揃っている

バックパスにラインを上げる水戸

三浦まで戻してリカルドの対角フィード

松本から逆サイドカットインの松原が合わせるが駄目

その後の回収からクロスにドゥドゥが飛び込んでスライディングで合わせる

これが決まって3点目

前半3点は上出来

AT+3

水戸の背後への攻撃、松原が詰めてサイドアウト

水戸深い位置からのクロスは中央でファールか

三浦のフィード、回収してキープ、サイド展開から攻撃へ

サイドで細かく繋いで崩す遅攻へ

前半終了

今日はきちんと後藤を入れた意味のある攻撃の組み立てとしっかりと決定機を決めることができた。水戸は確かに上手いんだけどやはりパスサッカーだなという感じ、チャンスを作る回収が少ない分1回のチャンスの重さが違う

ジュビロはポゼッション時でも相手を引き出すプレーから初めて背後狙い、ラインが引いて中盤にできたスぺ―スで回収、コースがあれば即シュート、なくても遅攻へシフトときちんと速攻→中速攻→遅攻のシフトが出来て場面ごとの優先度や攻め方が整っている

足元で繋いでアイデアでうんぬんみたいな形の無いあやふやなプレーでなく理路整然としたプレーで結果としてきちんと得点を積み重ねている

前半だけみても素晴らしい結果出してる、下位相手と言ってもJ2で優勝チームの勝率6割、2位3位が5割なので結構団子状態に近いリーグの中で前半3得点は良くやってる

頼みの綱の大宮は清水を止められず2失点、後半逆転か同点で足止めてくれ


後半、三浦のフィードからサイド深い位置で攻め込む、一度目のシュートは防がれるが逆サイドはら中央に入った松本が決める、4点目

水戸よ、最終戦の清水戦は頑張ってくれ

水戸のサイドからアーリークロスは枠を逸れる、がかなり攻撃的だった

ジュビロ敵陣ハーフレーン侵入からサイドを使いつつ攻略

水戸の攻撃を防ぎつつ細かく繋ぎながらポゼッションするジュビロ

前後半で戦い方を変えて来たか?

4点目取れてるしポゼッション上げて時間潰しても正直問題ない

水戸の心を折らずに最終戦の清水戦で爆発してもらわないと困るので…

水戸のサイドチェンジに雄斗のインターセプト、最近雄斗のインターセプトがかなり良い

タイミングを掴んでいるようで武器になりつつある

水戸のパスミスにインターセプトを松本が狙うが相手の足を引かけてしまいファール

最近ジュビロのインターセプトからの速攻への意識が強いのを感じる、良い傾向

松原のファールで自陣深めの位置で水戸のFK、防いで水戸のクロスがゴールライン割る

後藤山田のチェイスが結構効いている

中央で詰まらされるのでサイドに逃がしていかないといけなくなり動きを限定できる

ジュビロのポゼッション、水戸もハイラインでチェイスするが4バックの幅と深い位置でのパスなので水戸は取りにくい

自陣水戸のポゼッションにパスの受ける瞬間にプレスをかけて奪いカウンターへ

敵陣に攻め込むが奪い返され自陣に戻る

前に圧力をかけたい水戸のSBの背後へ入り込んでロングフィードを受ける、サイドアウトになったが良い攻め口

松本サイドのクロスをスライディングで防ぐ、CKに

フリーで打たせないだけでも大きな違い

CKは三浦キャッチ

水戸の攻撃を防ぎカウンター、後藤が挟み込まれてしまう

水戸もハーフスペースを起点にサイド、中央と切り替えながら前進するきれいなパスサッカーしてる、がそれだけだとやはりなぁ…

小川イン 松原アウト

藤川イン 山田アウト

60分過ぎに2枚替え

小川を入れることでスピードと守備を補強

藤川の変幻自在のチャンスメイクにも期待

後藤のポストを奪って中央速攻からシュートの水戸、三浦が防ぐ

水戸の攻撃陣はクイックネスで瞬間的に外すタイプが多いのかな

水戸のCK

ゴール前でいざこざ、ちょっとヒートアップ気味か…

CKは壁で流されて逆サイドへサイドアウト

スローインから水戸キープ、対角入れるが流れてゴールライン割る

ビルドアップでリスタート

敵陣に入ったところで奪われ、ブロックに切り替え

小川がカウンターに走るが微妙な1対2、2対2場面になり寄せられてロスト

奪い合いのボールを制してドゥドゥのシュートも枠に飛ばず

ボール奪っても攻めに行く姿勢がないのでさらっと取られる場面が多くなってるな

水戸ゴール正面でシュートも三浦キャッチ

全体的にだらけてきてる感じ、失点近いんじゃね?

水戸のCK、ジュビロは一応コース切る守備にしてるから当ててCK取りに行った

水戸中央に遅れて入った選手がヘディングしたが三浦反応、こういう場面やはり強いな

藤原イン 鹿沼アウト

金子イン 松本アウト

75分過ぎに2枚替え

ある程度時間のある交代なのでOK

試合勘取り戻させるためにもある程度の時間を与えてあげる必要はあり

水戸のミドルシュートは三浦反応して防ぎCKに

CKもヘディングされるが三浦キャッチ

3点くらい防いでるな

全体的にスタミナが落ちてきて水戸のシュートが枠を捉えるようになってきている

十分なマークやコース切りが出来てない感じだな

水戸陣内に攻め込む

中央で奪うが奪われて背後狙われるが回収

雄斗が攻め上がるが判定は水戸になりちょっとヒートアップ

後藤と競った選手が痛む

残り5分程度か

清水もさらに追加点を取り4点に…

大宮これはどうしようもないな…

ジュビロの反撃、雄斗のクロスが抜けて水戸が回収もラインを下げずに高い位置をキープ

サイドから中央を狙われるが防いで回収

ラッソイン ドゥドゥアウト

ラッソが入れるのは最後の最後だけか…

しかし少しの時間でも活躍し得点してくれればそれでよい

自陣に戻り水戸を引出し背後にスペースを作る

三浦からサイド展開、縦パスでラインを越そうとするが奪われる

カウンター防いでジュビロのカウンター

サイドから中央にシフトするが奪われる

ラッソプレスバックで回収

中央から逆サイドに流れながら藤川がシュートを狙うが防がれる

AT+4

三浦のフィードを金子回収からラッソがGKと交錯しながらもゴール

5点目

金子が2枚引き付けておいて逆サイドの背後に入ったラッソへのパス

交代した選手がきちんと仕事してくれた

ラッソのインターセプト、視界の外からの侵入で相手も見えていない

サイド側から斜め中央側にプレスバックして逆サイドから来るボールを受ける相手の背後から入ってくる頭脳プレー

ラストプレーは三浦のキックか

前線フィードから中央で金子回収、サイドアウトで時間つぶし、ハーフスペース侵入からCKゲット

AT+4なのに5分台まで延長してる

CKが抜けたところで終了

完璧なゲームだったな

しかし大宮の援護なく最終節までわからないという状況か…

敗れた水戸が清水の最終戦相手なので引き分けで良いので足止めして欲しいわ…