2020年12月26日土曜日

中盤の構成

 ジュビロの特徴としては

・カバーに優れるDF

・中盤の人数と構成

・泥臭いFW


こんな感じだが、問題点もある。

・DFの対人能力、特にSB、WBが攻撃的になって守備力が下がり、対人に強いのがCBだけになりやすい。

・中盤の守備力、特にボランチがパサーで攻撃支援になりやすく、カバーには優れるがやはり対人に弱い。

・ワンチャンスで得点できないFW、中盤からのアシスト数が多くないと得点できない。


で、問題点としては中盤の構成

フォーメーション的に中盤の人数は5~6人

あとはどう並べるかの問題になるわけだが、どういう戦略、戦術を取るかで変わってくる。

基本は中央を固めてゴール前に縦パスを入れさせない。

これは基本中の基本。

これを回避する為にサイドへパスを出して迂回する。

もしくは、ドリブルで突破を仕掛ける。

今回、加藤選手をフィンランド2部から移籍させたが、サイドへの縦パスに対してインターセプトするのが得意という非常に期待できる選手。

戦術としては中央を固めてサイドにパスを出させたところを狙って加藤選手がインターセプト。

そのままサイドをカウンターでえぐりつつ、中央へのアーリークロスでFWOHが得点する、というスタイルが考えられる。

これは非常に良い戦術で、相手がポゼッションからアタックに切り替わる縦パスを狙うことで相手の守備配置がより薄くなり得点チャンスが生まれやすい。

攻撃のスイッチとなる縦パスは攻撃の選手が連動して動き出す。

その為に守備側としては非常にカウンターを決めやすいタイミングである。

肉を切らせて骨を断つ、という絶好のカウンター戦術である。

カウンターにはとにかく速さが必要で、インターセプトからのアーリークロスは最速クラス。

問題はジュビロがポゼッションにこだわったりすると加藤選手の特徴が消えてしまうということ。

後は守備がどれくらいなのかによってCBやボランチのサポートがどの程度必要か。


ジュビロはボランチにパサーを置きたがるので、中盤の配置が後ろになりがちになって中央を支配できない。

さらにサイドアタッカー=ドリブラーを求めがちでこれも中央を明け渡してしまう。

結局、ボールを持っていてもサイドにこだわり過ぎて中央を使えず、時間のかかるサイドに展開して時間と体力を使ってしまうという自己崩壊型戦術が当たり前だと勘違いしている。

ボランチが低い位置なので相手のゴール前でも中央に人がいないことが多く、これが得点の少なさにも直結している。

442でいうとCHの二人が、CHなのかボランチなのかの大きな違いがある。

ジュビロの選手だと上原はCHタイプで中央にいるが前後に動くことのできる選手。

戦況を見て中央でコースを潰す、下がってスペースを潰す、上がってパスを受ける、という状況判断と行動が一致できる選手。

ジュビロは中央にきちんとCHを置いて試合をコントロールした方が良い。

ジュビロ式だとボランチ+OHの分業化してるから逆に言うと分断できるということ。

ボランチは動かないことで守備をしている面があるが、攻撃型パサーだとスペースに出て行ってしまうので守備貢献しない。

分業して守備担当なのにそこにいない。

さらに3バックで3人が広がってしまうので1CB状態になる。

こういうサイド攻撃偏重スタイルが得点の低さと失点の多さに繋がっているというのを首脳陣が理解していない。


サイド攻撃といっても攻め方の違いがあり、

1.サイド展開

2.サイド突破

がある。

これは違いがある。

サイド展開=WB・SB(サイド後方)の選手へ中央のGK・CBからのパス展開でワイドに散らすことで相手のライン守備の間隔を広げて中央の縦の突破、縦のパスを入れやすくするのが目的。

もう一つはサイド後方から相手最終ラインの裏のスペース(ゴール前)へのアーリークロスを狙う目的。


サイド突破=WG・SH(サイド前方)の選手がボールを持ち上がり、サイド深くのエリアを使うことで相手のライン守備を側方から攻撃することで無効化する。サイドからゴール前に横にドリブルしてライン間のスペースを狙うことと、マイナスのクロスを入れることで中央で上がって来たCHCBへの守備の難しいクロスの供給を目的とする。


ジュビロはこの2つのどちらの攻撃をしたいのかが問題。

相手の陣形にも依存する。


もう一つの問題点はこのサイド攻撃を1人のサイドの選手だけでやらせるのか、ということ。

そして、サイドの抜けた後のサイドの守備はどうするのか、ということ。

この部分に問題が詰まっていて、3バックの展開による1CB化もこのサイド攻撃問題が発端になっている。


ジュビロのサイド攻撃への異常なこだわりをまず捨てて、もっとも効果的な攻撃方法を相手の陣形も含めて複数の形で実現できるようになること。

これが重要部分。

要するに「自分達のスタイル」ではなく、「相手を見て戦い方を変えろ」ということ。

「自分達のスタイル」=「変幻自在の攻撃サッカー」

となれば王者になれる。


2020年12月24日木曜日

1対複数のパス

 ジュビロの得点の低さの一つには、パスはビルドアップをメインに使われるが、肝心の得点に絡むパスについての研究が弱い点があるかもしれない。

パサーからのボールを決定力のあるフィニッシャーに送るキラーパス、というスタイルを考えがちだが、これはパサーとフィニッシャーの1対1のパスに過ぎない。

1.守備側からするとパサーを抑える

2.パスコースを塞ぐ

3.フィニッシャーをマークする

4.フィニッシャーとゴールマウスのコースを塞ぐ

と4つの方法で防ぐことが出来る。

これに対して攻撃側はパサーが自力でマークを剥がしてパスを出すか、連携してマークを緩くして出す、

フィニッシャーも同じく自力で剥がすか、味方の囮を利用してマークを緩める必要がある。

やはり1対1のパスで考えると守備側が有利になる。


そこで攻撃側はパスコースに対して複数の選手が絡むことでスルーするか、タイミングを変えるか、コースを変えるか、などの複数の変化を取り入れることが出来る。

フィニッシャーが複数になることで守備側は人につくのか、コースを切るのか、エリアを守るのかを選択しなければならなくなる。

1対1のファンタジスタのキラーパスではなく、複数の選手が得点に絡むタイミングのある攻め方が出来ると変化のつけ方も複数出てくる。

重要なのは途中の変化ではなく、パス自体もシュートコースであり、誰も触らなくてもゴールに向かうキックである必要がある。

ゴールへのロングパスに複数の選手が参加するイメージ。

パスコースを複数の方向から決めておくことで途中で変化した時でも近くのコースで絡むというポジション取りが出来るので、味方同士では変化した後でもボールに絡むことが出来る。


ジュビロスタイルの難易度

 ジュビロらしさの一つにあるのが

「人もボールも動くサッカー」

がある。

この難易度は非常に高く、必要とされるのは「守備の規則」「選手のポリバレント」「攻撃の意図と連携」と全てが揃う必要がある。

この一つでも欠けると守備の崩壊、適性の無いポジションで苦しむ選手、孤立して繋がらない攻撃と全てが崩壊する。

人もボールも動くという事は常に守備のバランスが悪い状態にあることになる。

自軍が攻める前に敵の守備のバランスを大きく崩す動きが必要になる。

ボールをポゼッションしている状態で

自軍の守備バランス > 敵の守備バランス

となる状態をまず作る必要がある。

もしこれが

自軍の守備バランス < 敵の守備バランス

の状態でカウンターのプレスをかけられると苦しむことになる。

人が動くという事は適性の無いポジションに来る可能性も考えなければならない。

対人の弱い選手が中央で1対1に持ち込まれるなどの状態は避けなければならない。

攻撃は動くことでマークが外れやすいが逆に自軍の攻めの連携に規則がないと個人の技術頼みとなり、連携の意図がないと予測した動きが無くその場で合わせることになるので判断や動きがワンテンポ遅くなってしまう。


「人もボールも動くサッカー」を構築する為には

1.守備エリアの優先度
2.相手の守備バランスを崩す方法(パス、ドリブル)
3.動く為のスペースを作るルール(場所)
4.動く選手のポジション適性
5.攻撃方法(ショートパス、ドリブル、クロス)と攻めるエリア、タイミング、連携方法のルール

このような前段階の準備があって運用できる。

守備優先度の高い場所をまず守ること
相手の守備バランスが崩れない状態で攻めないこと
選手の適性と合わない場所への動きなどはしないこと
複数の連携を組み合わせたワンチャンスに複数人数がフィニッシュにいける攻め方を組み込むこと

以上のような部分をクリアできればたとえ上手く行かない場合があっても、逆に攻められてカウンターを食らいにくくなり、少ないチャンスの回数でも得点できる可能性の高い攻めが出来るようになる。

2020年12月20日日曜日

継続される勘違い

 ジュビロの最終順位6位でも上位3チームが勝ち点80点以上をたたき出している。

それにつづく60点台に過ぎない。

来シーズンは上位2チームがいなくなって80点台の長崎は残る。

下位チーム相手に攻撃サッカーが通用するとか思っている時点で甘すぎる。

その攻撃で何点獲れたんだ?

来シーズン昇格に絡むにはまず勝ち点が多くないと昇格レースに参戦すらできない。

中位チーム下位チームに勝ち点落として引き分け、負けをする時点で昇格の目はない。

ジュビロは手堅くやるってことをしない。

乗りと勢いと目先だけ、しかも内輪受け重視。

イキってないとイケてないと勘違いする。

我慢の出来ないチーム。

結局、弱い相手に勝ちたいだけで強いチームと鎬を競うことが出来ないチーム。

結局同じことが繰り返されるだけで弱いチームのまま終わる運命。

カッコつけてないで本気でやれよ。

本気で考えて挑めばJ1上位狙えると思うけどな。

内輪乗り重視の気分屋チームだからなぁ。

まともな奴が非常識扱いされるんだろう…。

小さいコミュニティにありがちなイキリ体質が牛耳ってる体制。

昇格してもJ1じゃ通用しない。

2020/12/20 栃木戦

 最終戦


所用で参戦できず。


得点シーンだけみると

栃木が中を固めているのに対してサイド深くまで侵入する。

サイドからハーフスペース、センターとつないで得点。

PA内には2~3人が入ってフィニッシュを狙う。


ジュビロはサイド攻撃メインで中を固めれば良い、という判断で外は緩めに守備するのに対してニアのハーフスペースを使ってセンターへと繋いでいる。

ワイドからの角度で上げられれば上げるし、ワイドからは無理な場合は縦ギャップのあるハーフスペースから上げる。


栃木が3バックで正面からだと攻略できないのでサイドから入れることで崩すという攻め。


1点目は中央側からサイドの奥、サイドのPAライン、ファーのゴールエリアと4の字のパスルート。

2点目はサイド奥、ハーフスペースでターンからシュート、こぼれを押し込み。

4の字とZのパスルートは基本中の基本。

これやっていればパス通しながら有効な攻めが出来る。

2点目はターンがZになっている。

3バックの弱点のサイド奥をきちんと攻撃出来ている。


栃木が4バックだったりとか、サイドをもっとケアしてたりとかしたら展開は違ったと思う。

栃木のサイドへの対策が無かったのが問題点だろ。


ジュビロ側は相手の弱点を攻めているし、パスやムーブも4の字、Zと基本の形で出来ている。

やることやっていればきちんと結果はでる。

ただし、この形で点が取れているからと言って全てのチームに対して有効なわけではない。

栃木が3バックでサイドの守備意識が低かったからこの攻めが有効だっただけ。

こういうのを勘違いしてこれがジュビロのスタイル、とか戦術構築、熟成できた、とか考える奴は素人すぎる。

結果が出るのはジュビロがよかったからだけじゃなく、相手もミスや対策不足があったから。

フォーメーション、戦術、選手の能力に得手不得手がある。

それがミスマッチして良い方に出れば勝つし、悪い方に出れば負ける。

今日のジュビロと栃木に関してはジュビロの側にマッチしたに過ぎない。

これでJ1昇格、J1上位狙えるほどの戦術ではない。


2020年12月16日水曜日

2020/12/16 町田戦

ジュビロは3412

大森小川の2トップ予想


町田は4411予想


サイドは1対2で突っ込むのはどうなるか。


現地は相当寒そう。

極寒での試合で相当厳しいが…。

やはりサイド突っ込んでいくんだな。

全体にサイドに寄って中央が薄い。

サイドチェンジして大きく動くが自分達が大きく動く分体力消費は自分達の方が大きくなる。


FW狙ってボールを入れた後にサイドが中央に絞って回収に行くシーンがあったがあれ悪くないな。

山本が遠藤役をやってる感じだな。


サイドに寄るというよりボールホルダーがサイドのスペースに出つつ空いた中央を上がった選手に繋ぐ、という感じがあっていい。

縦の動きと横の動きのミックスは予測されにくいので縦横連携+ボールホルダーのドリブル/パスの選択肢をミックス出来るとよりバリエーションが増えて攻めやすい。


町田ハイプレスで後方で回させない勢いで来たがジュビロがかわして町田のゴール前まで詰める。

しかし町田も自陣に戻るのは速く守備を崩せない。


中央縦パスを思いっきりカウンター食らってGKの足元全く使えず。

以前からGKの杉本の足元は酷過ぎるんだよねぇ…。

中央縦パスも相手の守備が密集してるのに無理に入れてるのは判断悪くない?


町田は中盤中央ラインが密なのになんで中央ばかりスルーパスを通そうとするんだ?

で簡単にカウンターくらうという…。

どこ見てプレー選択してるんだろうね…。


町田の守備見れば最終ラインのサイド空いているんだから底に放り込んでWBが突っ込んだ方が良い。

WBの位置が低くてCBとのパスを迎えに下がるから余計に低くなる。

前半でこの出来はどうしようもないな…。

ショートパス繋ぐことばかりするからそうなる。


監督が指示してやっと両サイドの奥を狙い始めたが…。

やはりサイドが低く中盤で追い出される。

グラウンダーで縦にボールを入れようとし過ぎ。


縦にボール入ったがシュートはサイドネット。

スタイルにこだわり過ぎ。

局面に応じて最適なプレーを選択できるチームにならない限り昇格しないよ。


山田が中央で良い位置でヘディングに行ったが逸れる。

形は良かった。


最終ラインがボール回す時に狭い方に出すのは何でだ?

そっちに出しても既に封じられているのに。

逆サイドの開いている方を使ってくれ。


藤川イン 山田アウト


第一ディフェンスラインすら超えられない。

ロングボール入れて中盤で回収すればいいのにグラウンダーの縦パスばかり入れたがる。

パスパス病だな…。

パスサッカーの弱点。

パス繋いでもシュートしなければ得点出来ないんですけど…。

だから蹴鞠サッカーは止めてくれと言っているんだが…。


町田は3センターで中央締めで確実にパスを切っているし、それでカウンターの起点にしている。

ジュビロはボールを持って回してはいるが町田を崩せない。


ジュビロはパスごとに周り見て連携できていない。

型がないからその都度プレーを考えて選択しなければならずしかもそれを連携させろというのはこのレベルの選手には無理な話。

達人がやるレベルをやらせている。


吉長イン FW小川アウト

自由な型の無い連携ってのは一流プレイヤーがやるものでJ2中位のチームがやるプレーじゃない。

先の展開を予測できない、ボールを自由に扱って好きなところに出せる技術もない。

その場その場をしのいでいるだけ。

まず十分な量の型を提供できないコーチと監督の方が問題だよ…。

型の量が多ければプレーの選択肢は多くなる。


70分でようやく1点目

上がっていた大井が詰めて決めた。

FWもう大井でいいんじゃないか?


パスを無理やり繋ごうとして相手に取られるポゼッションあるある。

ボール持つ方が不利になってるのにいつまでチンタラポゼッションし続けるんだろうなぁ…。


やはり3センターはかなり強い。

町田は451に近い442で中盤中央厚めで支配している。

ジュビロはいつも通り中央捨ててサイド一辺倒でサイド。

やはり中央支配が強い。

ジュビロの常識サッカーの非常識なんだよ…。


センターサークルにいる町田の中盤とCBにことごとくボールを取られてカウンターされる。

本来ジュビロはこういうサッカーやるべきなのにな。


ジュビロの選手攻守交替でも敵陣まで上がる体力がない。

町田にショートカウンターを食らいまくりで全くいい所がない。


左の松本が走ったタイミングで放り込んだが強引にショルダータックル食らってノーファール。

もうちょっと連携できていれば突破できるのにな。


伊藤が後ろから上がってきてそのまま走り込んでシュートの選択肢を選ばない。

止まってパスを繋いでしまった。

ああいう場所、タイミングなら強引にシュートにいってこぼれを押し込んでもらう方がいいんだが…。


藤田イン DF山本アウト

宮崎イン 松本アウト


サイドから入ったボールに上原が触って同点。

AT+4


コーナーキックから藤川のボレーで劇的な逆転弾!!!

まさかの展開。

0-2から3-2!!


藤田の引退セレモニーも笑って終わらせることが出来るな…。

上原藤川とこれからのジュビロを背負う世代が得点したのが良かった。

2020年12月13日日曜日

地蔵パサーを活かすためにはどうするべきか

 地蔵パサーは対人守備に弱いのでお守りが必要。

3バックWボランチで地蔵パサーを導入した場合、攻撃時に3バックが広がって実質1CBになり、中央の守備は守備ボランチ+1CBの2人が縦ギャップを持った状態になってしまう。

これはカウンターに非常に弱い。

よって4バック3ボランチのスタイルを採用する。

中央を支配する為に中盤を中央に集めることと、ゴールの確率を高める為に2トップにする。

442ダイヤモンドにして2CB+3センターで中央を固めつつ、3センターの両サイドが柔軟に動いて攻守に貢献する。

サイド攻撃はせずにSBは中盤からのアーリークロスで中央の2トップを狙って放り込む。

2トップに納まりきらない場合は中盤ダイヤモンドで回収する。

SBと3センターの両サイドで左右の守備をしつつ、中央はダイヤモンドで固める。

SBはボールの逃がし所として重要なのでサイド攻撃で上がらずに中盤で守備を固める。

SBは3センターのサイドとパサーの3人でボールを回す。

相手が442フラットで2センターの時は3センターの人数差を活かして中央を3センターで突破する。

3421など中央が3人以上の場合はSBを中盤に上げてサイドのパスコースを作る。

2トップが開いてSBの前に入りサイドの選択肢を活かす。

トップ下は上がって3トップ化することで中央攻撃の決定率を上げる。

3センターの両サイドは攻守に重要なポジションとなる。

2トップの代わりにSBの前に斜めに展開してSBがセンターに入ってくる入れ替わりの動きでマークを外すこともできる。

センターに釣られてサイドに展開した時にSBがセンターに入って入れ替わることで中央の守備をサイドにはがすことが出来る。

上がったSBに3センターからのパスをワンツーで返して中盤を上げることもできる。

パサーからトップ下へのスルーを3センターのサイドが上がってもらうなどもできる。

3センターの両サイドがパサーと並べば3センターの中央守備になり、トップ下と並べば中央突破になる。

SBと並べばサイド守備になる。

3センターの両サイドのポジションと攻めのタイミングが非常に重要になる。

SBは囮として上がっても良いし、3センターの両サイドと連携してワイドとハーフスペースとでパス交換しながら突破して2トップ+トップ下に繋ぐこともできる。

3センターの両サイドが上がった場合はSBが中央に絞ってパサーと共に新たに3センターを作って中央守備を固めつつサイドへのカウンター時には自分のスペースへと戻るように両方を上手く守備する必要がある。

パサーへのプレスは3センター、2CB、SBを利用して回避する。

パサー自身がサイドのスペースに逃げながら3センターの両サイドを攻撃参加させるなどもあり。

後ろにはSBもいるのでボールを逃がすこともできる。

他の選手との距離が近く最短コースの中央攻めができるのでSBの攻撃参加がしやすくなる。

SBがフリーで上がりアーリークロスを入れることが出来ると2トップ+トップ下が活きる。

パサーは3センターの両サイドを囮にその先にいる2トップ、トップ下へのパスを供給できるとゴールに直結する。

パサーがプレスされる場合はパサーを囮にしつつその先の2トップ、トップ下を狙う。

もしくは3センターの両サイドのドリブルでの持ち上がり、SBの持ち上がりでラインを上げる。

攻撃はハーフスペースにいる3センターの両サイドと2トップがメインになり中央のトップ下、ワイドのSBを選択肢として考える。

中央のダイヤモンドはローテーションで位置の入れ替わり、ダイヤモンドの左右のスペースへの展開、と中盤でのスペースのアンバランスを利用した異なる動きでボールを回したり逃がしたりする。

SBを上げない理由はサイド守備がSB一人なのでSBが攻撃参加で敵陣に突っ込んでしまうと中央の3センターの両サイドが下がらざるを得なくなり中央攻撃に参加できないことがあげられる。

SBと3センターの両サイドは一方が攻撃的、一方が守備的で左右、中外のバランスを取る必要がある。

SB両方が攻撃的だと3センターの両サイドは守備的にしなければならない。

SBが敵陣に上がると中央が下がらないといけないので中央の制圧力が下がってしまう。

中央はパサーボランチがいるのでスペースは消せるが対人の弱さで突破される可能性もある。

3センターの一方が攻撃的であることでSBの一方は守備的になり中外の攻守のバランスが取れる。


名波の毒

 名波、中村俊輔、遠藤とパサーレジェンドの起用。


現代サッカーにパサーボランチや10番タイプが活躍できるのか。


ジュビロは3バックにWボランチでそのうち一人がパサーボランチ。

すると、3バックは攻撃時に左右に広がって実質1CBになり、パサーボランチの相方の守備ボランチと2名だけが中央の守備に残ることになる。

しかも前後のギャップがあるので守備としてはほぼゼロに近い。


パサーボランチは対人守備力が弱く1対1で潰されることも多く、周りとのパス連携でボールを逃がす必要がある。

対人に弱い+中央に位置している為に挟まれる、囲まれるなど人数をかけた守備に弱い。

しかも中央で取られる為に直接ゴールを狙える位置でロストするという非常に危険な配置。

実際現代サッカーではゲームメーカーをSBに移すことで中央の圧力を回避しつつ、ボールの逃がし所である場所で安全にゲームをコントロールするように変化している。

SBは攻撃時に内側に絞ってボランチに変化することで偽SBとして機能する。

SBだと自分のいたスペースに下がって圧力を回避できるし、CBとOH、DHの中間にいることで前後にパスを繋いで回避できる。

自分で逃げる場所があるというのが重要。

パサーボランチだと守備時も攻撃時も中央にいて常に危険。

逃げる場所がなく囲まれやすい。


現代サッカーだと既にSBのゲームメイカーに対応してハイプレスとロングボールでの攻撃で対応している。

いつまでパサーボランチを優遇しているのか。

過去の幻想を追い求めすぎ。


今求められているのは足元のしっかりしたGK。

2CBと一緒に3バック形成をしてハイプレスに対して中盤の人数を増やしてパスの繋ぐルートを多くしている。


https://www.footballista.jp/special/47718

ディストリビューションとは? 攻撃の起点になれるGKの重要性


https://www.footballista.jp/special/44683

プレッシング全盛の今、新世代MFに求められる「プレス耐性」とは?



ジュビロのサッカーは化石サッカーだということ。
それを「自分達のサッカー」というのは余りにもプロとしての自覚のない言葉。

攻撃サッカーは「結果がすべて」の正反対

 ジュビロは「攻撃サッカー」というが、パス数やシュート数という数字が良いだけで、得点数、勝利数、得失点差に結びつかない。

結果重視のガチスタイルを放棄して「楽しいサッカー」というエンジョイ勢になり下がってしまった。

つまりJ1復帰など最初から望んでいない。


本来ならカウンターの徹底で失点数の減少と得点の増加で得点数の増加、勝利数の増加をやるべき。

ジュビロは全て逆。


サッカーにおいて中央は主戦場だが、常に放棄してサイドに逃げる。

技術といいつつJ2上位チームより下手。

紙フィジカルと常にガス欠のスタミナ。

「楽しい蹴鞠サッカー」が全盛。


こんなチームいらないだろ。

誰がこんなチームの応援するんだよ。

日本人のダメな性格は負け組に同情する事。

そしてそれを応援してしまう事。


ハッキリ言って勝たないチームなどいらない。

チーム全体がぬるま湯だから何を言っても理解できない。

マジ終わってる。


黄金期を再びなんていうのはお題目で本音はゆる~く楽しくサッカー。

アホだろ。

そりゃJ2沼に嵌りますわ。


ドゥンガの叩きこんだガチ路線復帰しない限りまともなチームには戻りません。

一度潰れた方が良いレベル。


ユニフォームの星3つ無くした方が良い。

今のチームにその星を身に着けるほどのプライドなんてない。

付ける価値がない。



2020/12/13 北九州戦

ジュビロは3421

中央をボックスで固めてサイドを使って攻撃。

サイドを縦に攻める為にサイドに寄り過ぎて中央でフィニッシュに絡む人数が少ない。

ショートパスで繋げようとするので距離が短く中央からサイドに寄らないとならず中央が極端に少なくなる。

遠藤にボールが入るのをカットされて正面からシュート。

ボランチパサーの弱点の一つ。

対人守備力や連携ミスから致命的シーンに直結する。


ワイドに寄り過ぎて中央の攻撃を捨てているので相手は中央を固めていればいい。

ハーフスペースの攻撃からセンターとワイドの両方の選択肢を持った方が攻撃に幅があるのでいいのだが、ジュビロはとりあえずワイドばかりを使う。

時間の無駄。


ジュビロのデータみると直接フリーキックが多過ぎる。

位置、距離に寄るが、中央やゴール近くはまずい。

山本ゴール正面ノーマークでダイレクトに当てたが外す。

もったいない。


後半

失点0-1

北九州が本気出して来たか

FW小川イン 大森アウト


ボールホルダーの前に2枚距離開けて立ち止まってその裏にパス出されて失点って…。

おいおい、そりゃねーだろ。

DFもそうだがGKの杉本も酷過ぎる。

前に杉本出てたけど全く使えなかったのにまだ出すんだな…。

経験積ませる以前なんだよなぁ…。

ジュビロのGK全く育たないからな…。


上原イン 藤川アウト


北九州は4321で中盤ボックスで支配して使わせないしボール回収がしやすい。

ジュビロは3421で中央ボックスだが4対5の上にサイドに寄って中央からいなくなるから中央支配できない。

結局中央使われての失点。


三木イン 山田アウト

残り5分で0-2で交代してもどうしようもない…。

2020年12月6日日曜日

2020/12/6 大宮戦

 大宮は361

ジュビロは352

大宮のDFは連携がいまいちだな。

それを決めきれないジュビロの攻撃陣。

やはりJ2微妙過ぎ。


ジュビロは攻撃をサイドでやろうとするからボランチが上がらない。

で大宮は中央に4人ボックスが固くてサイド誘導されて結局サイドで3人に囲まれる。

結局最短で攻撃できないからスピードが無くて相手は守備を固められる。

サイド攻撃すればいいって短絡的なんだよね…。


八田ナイス

左サイドをスルスルと上がられてそのままシュートされた。

CKは大きくオーバー。

サイドが一人だからマークが外れると守備が厳しくなる。


攻撃に人数かけるのは良いけど形がないから遅いんだよ。

決まった攻撃の良さはスピードが最速だってこと。

アイデアは崩しではいいけどフィニッシュには向かない。

その違いを理解してアイデアを使うのは良いけど、フィニッシュまでアイデアというのは遅くて連携出来ないから無意味。


大井が得点。

セットプレーから中央にCBが二人残っていたので大井が得点した形。


大宮は541のカウンター。

中盤4人が中を固めて後ろも5バック、前後に揺さぶられてライン間にスペースが出来ても5バックだから入れるスペースがない。

中盤4人はラインとボックスを使い分けて前後に離れる時はサイドが中に入ってボックスに変形している。


松本がスライディングで交代か。

かなり厳しいタックルで本人が✖を出した。

大丈夫か…。

これは交代しそうな感じ…。

攻撃の軸がいなくなるな。

大森をフォローする選手がいなくなる。

大森と伊藤の両方を埋める大事な選手だからいなくなるとかなり厳しくなるぞ。

しかし無理はさせられない…。


八田セーブ。

DFがしっかり壁を作ってコース限定していたのでよかった。

八田は反応度は中の下だが守備範囲が広いので距離があってDFがコース限定していると機能する。


中野が決めて2-0

中央を縦に攻めたのが良かった。

サイドの松本が怪我してから中央攻めするとかなぁ…。

やることが遅すぎる…。

やる事が逆なんだよな。

中央をしっかり攻めれば守備が中央によってサイドは攻めやすくなる。

怪我してからじゃ遅い。

松本は前半だけで交代した方が良い。


後半

櫻内イン 松本アウト


やはり松本はアウト。

大森どうした?

大森もアウトか?


三木イン 大森アウト

怪我で2人交代か…ちょっと心配だな。


ジュビロは5バック気味の523で守備。

多分カウンターに切り替えてるかな。

無理に攻めずに相手が戻した時にハイプレスにいってそのまま深い位置でカウンターする。

大宮としたら痛しかゆし。

無理に攻めるわけにもいかず、かといって時間を無駄にし続けると勝てない。


カウンターで惜しい所まで行った。

後半カウンターで追加点取り続けたらかなり美味しい。

右から櫻内が突っ込んでチャンスを作ったが。

オフサイド。


連係ミスから中央を突っ込まれて危ないことろだった。


中野が突っ込むがオフサイド。


藤川がインターセプトから即シュートするが外れる。

おしい。


吉長イン 藤川アウト

宮崎イン 中野アウト

中野はさっきのオフサイド時に痛んだみたいだな。


あと20分余り。

怪我人を出さないように気を付けて欲しいな。


左からの攻撃でCKゲット

三木が行ったが入らず。


後半は523が機能して完封。

サイドはSBが上がって2センター+1で3人寄せて追い出す。

中央に戻した時は前3人が上がってカウンターチャンスを作る。

後半の方が安定した試合運びを見ることが出来た。


2020年12月2日水曜日

2020/12/2 水戸戦

遠藤が抜けて藤川が入った。

352は変わらず?

水戸は雨のようで相当寒そう。

ウェットなコンディションでボールは重そう。

パス速度や距離が変わるのでパスの多いジュビロには劣悪環境。

しかもこの寒さのアウェイ。

暖かい静岡の人間からするとかなり厳しい状況だな。

水戸は532で守備している感じ。


PA内のファールでPK、失点。

0-1

雨という状況なんだからロストする確率が多い。

状況に合わせてロングボールを放り込んだ方が良い。

こういう状況に合わせられないプレーじゃどうしようもない。


セットプレーから大森が得点

1-1


味方に当たった後のシュートが入ったけどその得点は取り消し。

何でかな?

ハンドで取り消し。


後半

ジュビロは5バック気味にして最終ラインを高めに設定。

532の形にして全体をコンパクトに。

お互いに似た形にして最終ラインからのロングボールも狙っている。

やはりショートパスを繋ぐだけだと無理があるので修正してきた。

伊藤が狙われているので5バック化にして伊藤の孤立も防いでいる。


ルリーニャイン 中野アウト


ルリーニャのシュートはキーパーが弾く。


三木イン 大森アウト

右から崩され失点

1-2