ジュビロの選手は専門型より汎用型の選手の方が多い。
複数のポジションができ変化に応じることのできる選手だ。
1対1で専門型には勝てないがフォーメーションやチームプレーでカバーできるのでチーム力が重要になる。
ジュビロは選手は汎用型だが戦術が専門型で汎用型ではない。
ほぼ個人戦術に頼るパターンが多い。
ここでもチグハグさが出ている。
本来なら戦術と選手の両方を専門型か汎用型のどちらかに分けてやるべき。
選手が汎用型なら戦術やチームプレーが必須。特に守備戦術は個人に任せるのではなくチームで処理するべきタスクになる。
黄金期は選手も戦術も専門型で汎用型ではなかった。
今の選手は汎用型の選手が多く専門型の戦術には合わない。
汎用型のメリットは可変型のフォーメーションや戦術との相乗効果が高い事。
どのポジションでも6~8割は機能するのでローテーションしたりポジションチェンジによる機能低下が抑えられる。
しかし専門型相手の1対1には弱いので2対1などの数的有利を必要とする。
問題なのは監督がモチベーション系かつ無戦術の育成向きということ。
これは汎用型タイプの選手にとっては最悪の組み合わせ。
汎用型選手の場合はきっちりとした注文がある方がいい。
もし本当に時間があるのなら高度に連携された汎用型選手の攻撃は非常に魅力的なわけだが、これも理想論。
オールラウンダーに特化した攻撃専門型チームを考えているのだろうか。
ジュビロがやるべきなのはパターンの構築が第一。単一パターンをまずやる。それにはショートカウンターかロングカウンターが一番。
どちらかが出来たらもう一つのパターンも覚える。
最後にカウンターにポゼッションを混ぜてオールラウンドにする。
何故ポゼッションからスタートしないかというと最悪失敗パターンから逆算するから。
町田戦のような失敗は最悪のパターンといえる。
カウンターが出来ないチームがポゼッションを始めたらいけない。
まず守備構築が最優先であり攻撃は守備が出来てから。
そうするとカウンターが一番やりやすい戦術になる。
よってショートカウンター、ロングカウンターがスタートになる。
ポゼッションとカウンターは分ける必要は本来ない。
特にオープンな展開に持ち込んでいる場合はそうなる。
ボールを保持し続ける限りにおいてポゼッションとカウンターとが分かれる。
どちらかではなく、状況によって使い分けるというのが一番。
相手が専門型チームであれば、弱い部分があるのでそこを突けばいい。
汎用型チームでは対応してくるのでやりにくい。
汎用型チーム相手ではミスしないことがメインになる。
ジュビロはやりたいことがまとまっていない。
だから全てがチグハグ。
ジュビロらしいサッカーという言葉は自分達がやりたいサッカーを言語化できていない=はっきりとした戦術として確立できていない、ということである。
そして何よりやっていることを分析すると全てがチグハグで理想と現実のギャップを認識していない。
「やりたいサッカー」が先行して戦術技術が追い付いていない。
そして20年前に確立したことが現代において通用するのかどうかをはっきりと分析していない。
もしもこの20年間で同じ事をやり続けていた結果が今の順位であるとするなら、もはやジュビロのやりたいサッカーというサッカー観は死滅するべきで、全く新しい思想戦術を新たに生み出す必要がある。
現代で勝利して王者になる=第二次黄金期、が目標なのか、
黄金期メンバーでサッカーをやる=第二次黄金期、なのかは大きく異なる。
20年前のメンバーだけ集めてエミュレートしました=第二次黄金期、という茶番だけは止めてもらいたい。
全く勝利に貢献しないどころかチーム弱体化、チームの消滅にまで話が進むことになる。
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