2020年9月30日水曜日

システム変化の要件

システム変化の要件は戦況戦局に応じて適正な修正ができるかどうか。
ポジションを変化させる際に大きな変更点がないこと。
不利な状況をイーブンにすること。
イーブンな状況を有利にすること。
相手のシステムに有利なミスマッチを起こさせること。
局地的に数的有利を生みだすこと。
守備ではリスクを最小限にすること。
攻撃ではリワードを最大限にすること。
守備では同数+1を維持すること。
攻撃では同数またはそれ以上を維持すること。
オープンゲームでは守備のリスクを抑えること。
オープンゲームではセカンドボールの回収が行えること。
オープンゲームでは攻撃のリワードを大きく求めること。
守備を基本として攻撃のオプションを作る事。
ゲーム展開に応じてより守備的、より攻撃的な布陣に移行できること。
ポジション変化の移動が最小限で済むこと。


攻撃=5人
守備=5人
として
攻撃ートップの数=攻撃的MF
守備ーバックの数=守備的MF
攻撃的MFと守備的MFをトップ、バックに移動させることでシステムを変化させる。
攻撃的MF、守備的MFのサイドの選手は縦に大きくポジションを変えやすく、中央の選手は余り移動しない。

サイドを1人にする場合はWBかSBになるが、守備的な運用を基本として、ボールサイドを守備に、逆サイドを攻撃的に使うと低リスクで使える。この場合、中央にブロックを作ってサイドチェンジを許さないことが重要になる。

サイド1人なら中央に8人配置できるので中央の制圧力攻撃力守備力は高くなるがサイドの攻撃力守備力は低くなるのでサイドは守備的に配置すると安定する。

中央の人数が多ければ中盤における人数も多くなるので必然的にセカンドボールを拾う確率が上がり制圧力が高くなる。

サイドを守備しないとワイドからクロスが入ってくるのでサイドからは上げさせない方が良い。

ハイプレス型
3トップを基本としてトップの数を多くして攻撃側の最終ラインにプレスをかける攻撃的な守備。最終ラインでボールを回させずにGKへのバックパスや横パスのインターセプトし、カウンターを仕掛ける。前線に人数を配置してしまう為に中盤の人数が少なくなり、突破されると一気にゴール前まで入られてしまう。

ショートカウンター型
中盤の数を増やして攻撃側の最終ラインから前線に送られるショートパス、スルーパスをインターセプトしカウンターを仕掛ける。背後にスペースがあるのでパスが通ってしまうと危険。ハイボールで回避されると同じようにスペースに侵入されてしまう。

ロングカウンター型
自陣に戻ってライン守備によってスペースを消す。放り込みやドリブルをカットしてカウンターをしかける。ボールを回収できないと長時間リスクにさらされてしまう。

守備タイプの移行はプレイが切れないと厳しい。ロングカウンター守備でボールを繋げない場合はタッチラインを割って相手にスローインを渡してしまうがプレーを一度切って自軍の守備ラインを上げてリセットする必要がある。

どの守備からのカウンターでも利点欠点があるので相手の布陣との相性で勝つ必要がある。

オフサイドトラップ
3バックが使いやすく、ロングボール対策になりやすい。オフサイドトラップは守備ラインの統率が重要で人数が多いとラインの反応が統一されずにオフサイドを取りにくい。3バックだとスペースがあるのでロングボールよりドリブル突破の方が有効になる。ロングボールを入れる場合には3バックのサイドに放り込み、サイドに守備を釣り出して中央を薄くする攻撃が有効になる。

3バック:中央守備を基本としているのでサイドにスペースができやすい。オフサイドトラップの統率が容易なのでロングボール対策になるがスペースがあるので走り込まれると厳しくなる。攻撃時に広がると中央の守備が極端に薄くなるのでカウンターに弱くなってしまう。

4バック:バランスが良いのが特徴だが攻撃時にSBが上がると2CBになり2トップに対して同数で不利になってしまいカウンターで不利になる。近年はボランチ1枚が中央に降りて攻撃時3バックに可変するスタイルでカウンター対策する場合が多い。

5バック:3バックの両サイドが下がった状態。スペースが埋まるので崩されにくいがオフサイドトラップをかけるのは難しい。自陣に引いた場合は裏のスペースが少なくなるので良いが、高い位置でラインを組んでもハイボールでかわされてしまう危険がある。1ラインに人数を使ってしまっているので前線に人が少なくなるとハイボールを入れられる危険性が増す。偽5バックではボールに近い選手がチェックに出て残りの4人が4バックを組むスタイルで隙の無い守備を作るようになっている。


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