2024年8月26日月曜日

やる事をやる

札幌は松原の背後狙い、直接松原狙いの場合と逆サイドに振ってからの両パターン

松原1人で対応しようとすれば直接、カバーが寄っているなら無理せず逆サイドに振ってブロック全体を動かしたうえで松原側のワイドを大きく開けてからアイソレーション、ワイドに1人だけ残し、そこへ対角パスを入れる

徹底した松原サイド狙いだった

相手の弱い部分を徹底的に突く、自分達のストロングを押し付ける、こういうことが札幌は出来ていた

ジュビロとしては明らかに穴となる部分を作らない、あるとしてもカバーできるようにする、そのカバーで空いた部分もさらにカバーするように危険なエリアに穴が空かないようにする

ということをやらなければいけない

 しかしそういう態勢が出来ていたか、というとある程度まで、という条件付きでは出来ているがやはり穴自体を埋めない限りそこを突かれ続けるというのは普通の事だ

攻撃的な松原を使うならWBで一つ前に置くなど使い方を考えた方が良いし、4バックで1枚が剥がれれば即CBが対処せねばならないなど4バックは人数的に厳しくなる

4-4-2自体は強固な中央ブロックによるショートカウンターというのが軸なので3-4-2-1でワイドまで使った攻撃をされる札幌に対してどうしてもスライドしなければならずその為に逆サイドのワイドが空いてしまう、攻撃では4-4-2だとパスコースが縦横になり斜めがないのでそもそもが繋ぎにくいのでビルドアップには不向き 

攻撃面ではロングボールを軸にするか、ビルドアップを軸にするかでチーム内が分裂、前から行く派と後ろから行く派でお互いの意思疎通ができない

ロングボールを入れても中盤がラインを形成しているのでセカンドを拾いにくい、ビルドアップをするにも中盤が少なく繋げる場所がない、というどちらもできない状況

フォーメーション自体が4-4-2のカウンター向きで守備メインでビルドアップには不向き、更にロングボールを入れてもこちらも中盤がラインで回収に向いていない

フォーメーションには意味があってどう使われるかという運用面は非常に重要、運用がフォーメーションに合ってない時点でそのフォーメーションを使う意味がなく、戦術に合ったフォーメーション、フォーメーションに合った運用というのは非常に大事なのだがその辺りは考慮されていない感じがする

4-4-2は基本だ、という理由で使っているならほとんど意味がなく、今の3ゾーン5レーンの戦術にフィットしない陣形

 なぜ3バック5バックを使うのかは攻撃時3バックでセンター・ハーフレーンを守る、守備時5バックで5レーンを守る、という1レーン1人の形を作る為、4バックだと必ず1レーン空いてしまう、さらに5レーンを5人で埋めたとしても前に飛び出した時に背後にスペースがあるのでこれも釣り出し→背後に縦パスという使われ方をされがち

ただ4人のスライドは既に守備として意味がなく逆サイドを捨てるという選択肢はサイドチェンジをさせない前提なら出来るがそうでない場合には逆サイドを捨てない守備をしなければならない、となるとワイドまで含めて守備を入れる必要がある

4人ラインでスライドする限り常に1レーンが空きそこを使われる、よってスライドする守備に体力を使うこと自体が無意味、それなら5人でレーンを埋めてコースを全て潰す方が良い

4-1-4-1でも同じで4人ラインで考えようとするとレーンが必ず空くので守備時は4-5-1で中盤を5人ライン化してレーンを埋めてしまった方がよっぽど守備が楽になる

5人ラインでレーン制圧した場合、対ビルドアップの形は出来るわけで、相手は釣り出すかロングボールかの選択肢を取らざるを得ない

6人ラインを推奨するのは5人ラインだと釣り出しに対処できないが6人ラインだとゾーンの半径がより小さくなり、一人が抜けても残り5人で埋めることが出来る、またセンターレーンに2人を置けるので中央が硬くなる

 基本的にジュビロの選手は先読みして準備して動くのではなく対処的に動いた相手に追従する、誘導と奪い所を作らず放置、誘導して奪いに行くが取り切れず逃がしてしまう、逃がした場合を想定せずに一気にカウンター食らうという感じでどうも準備の厚みがない

ボールを持たない時にどうコントロールするかが余り整備されていない、ボールを持っていること前提でボール回すことしか考えてない感じ

結局守備が全くできないのでボールも持てない、ボール持っても相手の守備をどう崩すか統一感がない、相手の弱い部分をを突けない、ボールを持っていない相手のコントロールに誘導されてしまう

モダンな基盤がないのか、あっても理解しきれていないのか、そもそもモダンな流れを全く考慮していないのか、、

中盤が走らないと広いピッチをカバーしきれない、中盤の数を減らして前に置くと攻撃阻害はしやすいがそこを抜けられると厳しくなる、かといって後ろに重いと攻撃が出来ない、失点が減らない状態をどう防ぐか、点が入らない状況をどう変えるか

自陣にブロックを組んで速攻カウンターできるように前が走るか、ミドルブロックで嵌めてショートカウンターにいくか、ビルドアップするなら中盤のボールの出口までどうつなぐか+失った時にどうするのか、ロングボールならどこに蹴ってどう回収するか、細部まで作り込まれた戦術があるのかどうか

 たとえばロングボールの入れ方、CBが入れるのとSBが入れるのでは角度がことなる、CBが蹴るとゴールラインに向かって蹴る事になるので、失敗した場合にゴールキックになってしまう、SBが対角に入れた場合、ゴールラインとサイドラインに対して斜めにけることができるのでサイドの深い位置まで狙えるのと切れてもサイドアウトになって敵陣深くの位置で相手のスローインになるのでこちらのラインを一気に敵陣に詰めることが出来る、これを主軸にすればビルドアップで失敗してショートカウンターを食らわずに敵陣に押し込むことが出来る

対角に蹴ることで逆サイドのワイドは空いているので3バックの場合はWBが入り込むことができる、4バックならSHが外で待つなど、相手が5バックの場合はワイドが空かない場合もあるが1対1を作ることは可能になるので突破しても良いし、引いてからクロスを入れてもよい

ビルドアップはより難易度が上がるのでジュビロがやりたくても厳しくなる可能性はある、ビルドアップはどれだけボールを逃がせるか、なのだが、ジュビロは動かないビルドアップしかやらない、鳥籠の悪い習慣が身に染みている、本来やるべきなのは空いたスペースへの移動でコースを作り続ける事、相手がマンツーマンで付いてくるならそれでスペースを生み出す、動かないでパスサッカーをすることは到底無理

ジュビロの問題はパスサッカー志向で技術ベースで戦おうとするが攻撃しか考えておらず守備軽視、結果ボールを奪えずポゼッションできないのでパスサッカーができない、強度を上げても足元パスしかできないのでブロックでコースが消されると何もできない

攻撃では受けに動かず、守備でも自分を越したボールには無関心、この時点でジュビロは終わっている、つまり自分の責任は自分の場所だけ、チームで戦っているようには思えない

ボールが無い時の動きこそ大事、ボールを蹴る技術にこだわり過ぎてサッカーの全体を否定している、アンチサッカーなのだから勝てない、それだけ

戦う場所では戦う、走る場所では走る

走らなければ必要なポジションに居られない、いるべき場所にいる

ボール蹴るより先に10km走とかシャトルランとかやるべきでは?

ハーフコートよりフルコートで走る、蹴るをやらないと近い場所しか見ない、走らないを続けても意味がない

ハーフコートでターン制の攻防練習してるからトランジッションができないんだろう、フルコートでやれば嫌でも走って戻らなければならない、一番嫌な事を練習しないと実戦では役に立たない、やりたい事しかしない練習なら練習の意味がない

勝つ為の練習しない時点でチームとして終わっている 

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