2024年7月26日金曜日

第三の道を選ぶのか捨てるのか

ジュビロにとっての選択肢は3つ

1.パスサッカーが通用するJ2に降格してパスサッカーを続ける
2.パスサッカーを捨ててもJ1に残留する
3.J1に残留し、新しい戦術を生み出しJ1でパスサッカーをやる

今の段階で、J1の戦術はパスサッカーの出来る環境ではない、J1の主流戦術はパスサッカーを徹底的に潰す為の戦術であるため

そもそも

ポゼッション ≠ パスサッカー

この部分をジュビロははき違えている

で、それを理解しているのが町田や神戸といった上位チーム

J1の主流戦術はハイライン、ハイプレス、カウンタープレス、という徹底したパス潰しにある

しかしこれにより高いポゼッションを得ることが出来ている

どういうことかというと

ボール = 攻撃権 なのだが、ボールの無い状態でも敵チームを敵陣内に押しとどめることにより味方ゴールから離すことで失点の確率を下げている、同時に敵陣内に布陣することでミス1発で相手から奪い取ってゴール、オウンゴールを誘発できる

攻撃権のボールは無いがフォーメーションとブロックの位置=敵陣内という組み合わせで敵のビルドアップを徹底して潰すことで逃げ道を塞ぎ、クリア以外に逃げる方法を取らせない
前に向かってクリアしても後方支援部隊のDFラインが回収することでポゼッションを回復し、より敵のゴールに近い位置から攻撃できる、というロジックになっている


町田の黒田監督がなぜビルドアップが必要なのか、それには合理性が無い、と言っているように、わざわざ敵陣内に入る為にビルドアップをしなければならないルールは無い、つまりパスサッカー、ビルドアップによる攻撃にはサッカーの合理性が何一つない

つまりは「ロマン」に過ぎない

自分達がそういうサッカーを「やりたいなぁ」という願望なのだ

上位チームはそういう甘い願望を捨てて現実に沿って合理的に判断し戦術を組んでいる、よって今のJ1でパスサッカーで攻撃する、というスタイルを取ること自体が餌でしかない

大事なのはそういう環境に置いてどうすればそれを破る事が出来るかを考えて戦術を生み出すことだ、今の環境が生まれたのはそれ以前の環境がパスで崩すトップチームがいたからそのメタとして生まれてきたという経緯がある、常に戦術は強いチームが主流戦術を持ち、その主流戦術のメタを生み出したチームがそれを乗り越えていく

第三の道とは横内監督を捨てて今のJ1の主流戦術を破る戦術を作れる監督を連れてくること

横内監督がやりたいのはJ2に落ちてパスサッカーやりたい、でしかない

J1残留とパスサッカーは今の時点で両立しない

それをどうするのか、中断期間でも辞任や解雇がないのでチームは横内監督と降格を選んだという事

横内監督に今のJ1主流の戦術を破る戦術を生み出せる能力は無い、それ以前に今のJ1の環境すら理解していない

残念ながらジュビロには政一監督に続くことが出来る監督が育たなかった、みんなプレイヤーとして長くプレーすることを望みコーチや監督としての経験を積まなかった

あと10年くらいはジュビロは低迷し続けるだろう

それが嫌ならまともな監督コーチをいち早く探して連れてくることだ

0 件のコメント:

コメントを投稿