2023年2月11日土曜日

ベースと深化

ジュビロは3バックか4バックかを監督によって変えているが、これではチームとしてのベースは無いと言っているのと同じではないか

3-5-2をベースにするとFW、MF、DFの数もそれに応じた人数になる=戦略的部分

3-5-2の明確な利点、欠点を認識して、相手のフォーメーションや戦術とのミスマッチをシステムとして対応する=可変による対応

同じ3-5-2でも選手の配置によってタスクも変わる

そもそもN-BOXが生み出されたのも3-5-2がベースでありその上で

戦術的に攻撃的な選手=WBを前線に置きたい

サイド守備をどうするか=N-BOXで対応

速いサイド攻撃への太陽をどうするか=服部、秀人の飛び出しで対応


というふうに戦略→戦術→局面と徐々に詳細化した


まず戦略としてベースをどこに置くのか、鹿島は長い時間4-4-2をベースにしてその深化をしてきた、清水も4-4-2ベース

このようにチームとしてのベースをどこに置くか、そのベースの利点欠点は何か、相手とのミスマッチをどう解決するか=ナレッジベースの蓄積=チームとしての戦術の蓄積、という流れになるのだが、ジュビロは属人戦術のすり合わせ→交代するだけで機能不全になる、これではフォーメーションもシステムも全く機能しない

だからベースを作るというのは属人的な部分ではなく、チームとしての土台=選手に求める最低限のレベル、平均的レベルを数値で決定したり、ベースフォーメーションの決定、ベースフォーメーションからの可変システムの構築、どのような選手をポジションに入れるか、そのタスクは何か、タスクに必要な能力は何か、を細かく決める必要がある

選手の特徴を活かす、というのは「最終的」な部分であってそれを基軸にしてしまう=属人的システム=その選手がいないと成り立たない=ベースにならない、ということである

ベース=土台とは「変わらない事」が一番重要であり、「基準」である

ジュビロが黄金期から得ている部分は「表面」だけで「本質」ではない、だからいつまでも弱くなり続けているというのが未だに理解されていない

0 件のコメント:

コメントを投稿