1.前提であるボール奪取ができない
2.相手守備の理解が出来ていない
3.相手守備を誘導するためのパス、ムーブが出来ていない
まず、ポゼッションとはボール保持をしつつ相手の隙をついて得点する手法
ここで重要なのがボール保持ではなく、その前提となるボール奪取
ボランチがボールを奪えないといつまでもボールを保持することができない
ジュビロはまずこの段階でアウト
ボランチがボール奪取できないとそもそもスタートとなるボール保持すらできないことに未だに気が付かない
次にポゼッションとか相手の守備を突かなければいけない、つまり相手の守備とその穴を理解する必要がある
相手のフォーメーション、選手の質を見極め、穴となる場所を探る必要がある
そもそも自分のチームの守備がきちんと整備されていれば相手の守備の理解もできるはず
しかし攻撃サッカーといって守備を整備しないので選手自身も相手の守備の穴を理解しないのでどこを攻撃すればいいのかがわかっていない
一番ダメなのが相手の守備の穴をあけることができないこと
足元のパスを何本通したとしても相手の守備の誘導が出来なければまったくの無意味
ポゼッションでの攻撃は疑似カウンターなので相手の守備を誘導して穴を大きくし、その穴を通して前線にパスを送る
つまり自分のチームの選手が動いて相手の守備を誘導しなければポゼッションは機能しない
穴をあける為にその周囲の守備を誘導しなければならない=選手は自分で動いて相手の守備を食いつかせる必要がある
この動きが全くできないのでいつまでたっても安全な場所でパス交換するだけで終わる
もっと悪いのは誘導できないだけでなくカウンタープレスでパスするコースを限定されて奪われ失点の起点を作ってしまう
ジュビロに必要なのは攻撃サッカーではなく、守備の整備と守備のノウハウを基盤としたカウンターサッカー、ポゼッションは疑似カウンターなので相手の守備を理解しなければそもそも不可能
守備を理解しない者にポゼッションは無理
結果、ジュビロはいつまでたってもポゼッションを仕込むことはできません
2017名波ジュビロの6位を基盤にしてあそこから疑似カウンターをロングボールだけでなくポゼッションによる疑似カウンターを仕込めていたら上位に行けたかもしれない
しかしフォーメーション的な試行錯誤や選手のスタイルへのこだわりがそれをさせなかった
ジュビロに必要なのは守備のノウハウとそこから転じての攻撃
守備を理解しない者に攻撃は無理
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