2021年11月30日火曜日

名波は何故勝てないのか

名波の「大きな勘違い」=「守備=下手糞がやる仕事」

小学生の頃から「上手い奴は攻撃、下手糞は暇な後ろで守ってろ。」

「カウンターはダサい」


こうした「経験」こそが名波の監督としての経験を蝕んでいる。


サッカーに限らずすべてのチーム戦スポーツの原点は戦争。

つまり戦争のセオリーが基本にあるべき。

しかし名波は自分の経験とサッカーというサッカーの独自部分=「足でボールを扱う」

という部分にフォーカスし過ぎて本質を理解していない。


戦争には攻撃3倍の法則という者がある。

完全に準備された守備に対して攻撃側は相手戦力の3倍必要という原則である。

これをサッカーで例えると自陣に引いて541など全くスペースを与えない守備に対しては同数の戦力では簡単に得点できない。

ジュビロの悪い時の流れはボールは支配できているが押し込んで敵陣まで攻め上がり自陣の守備はなし、2CBのみが守備として残るがカウンターを止めることが出来ずに失点する。

フベロの時も442で攻め上がりボールを支配し続けていたがカウンターを止められずに失点するシーンが多かった。

まず敵陣に攻め上がり過ぎる事自体が非常にハイリスクローリターンである認識がない。「ボールを支配し続ければ」有利であるが、そもそもサッカーは「足」でボールを扱う競技であって「絶対」がないスポーツ。不確実性の方が高い。つまりポゼッション+遅攻の「大前提」である「ボールを支配し続ける」という原則がサッカーの原則である「不確実性」と真っ向から対立している。つまりはサッカーをやっているのに矛盾した戦術を掲げているという事。これすら気づかない時点でだいぶ「俺は上手い」という上から目線で物事を見過ぎている。

守備構築は「負けない」試合をする一番重要なポイント。負けない=勝ち点を積み上げられる=降格しない。しかし悪い経験をもとに判断する名波は守備はダサい。守備は下手糞の仕事としか認識していない。この時点で降格圏のチームを残留させることは最初から無理。ジュビロがJ1定着できなかったのも同じ。ボランチに宮崎を起用するなど守備軽視の布陣ばかり。獲ってくる選手は左利きのキッカー、パサータイプばかり。自分が強い=自分のコピーを並べたチームが強い。という勘違いでチームを潰した。ジュビロはそれを経験済み。

名波が活躍できたのはむしろ後ろに強固な守備陣がいたからこそ。

対人も強くサイドチェンジやミドルも撃てる服部。対人に強く攻め上がれる福西、俊足でカバーできる秀人、クレバーな守備の出来る田中、対人に強い大岩。

3バックとWボランチがこれだけ強いのだから前が自由に攻撃できる。

理解していないのは名波の方。


ジュビロの攻撃重視は守備軽視ではなく守備重視からの攻撃重視なのだが名波はそれをわかっていない。今のジュビロは布陣としては守備軽視の部分もあるが全体でみると全体守備をすることで補っている。ただしこれがJ1で通用するのかは不確定要素。


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