2021年11月15日月曜日

2021の成果と2022の課題

戦術的成果は「ダブルキッカーシステム」
遠藤と山本の2人のキッカーを使うことで引いた相手をセットプレーからこじ開ける方法論を一つ獲得した。

もちろん諸刃の剣なわけでCH2人が守備面での問題点を持ちながら攻撃全振りで押し切ったわけで、これがJ1で通用するか否かがJ1での課題になる。

つまりJ1復帰1年目で遅攻対策に引いたチームをダブルキッカーで通用するのか、ダブルキッカーの弱点を突かれる対策の攻守両方の課題が存在する。

遠藤がレンタル終了でガンバに戻るのか、完全移籍してくるのか。

セットプレーで違いを作ることができるという部分はハイタワーCBが攻撃参加できる場面がより多くなることでDFの得点がより多くなり総合得点が高くなる。

クローズドの展開ではFWをスピードタイプのカウンター速攻の得点源とし、遅攻ではCBを得点源とする。オープンな展開の場合は中盤の連携からFW、OH、WBが得点する。

ジュビロが遅攻「だけ」に依存するのではなく、総合的にどのような場面でも「得点を狙う」という超攻撃的スタイルを突き進めば面白いかもしれない。

しかしやはり大きな問題点としてはセットプレーのカウンターの守備。ダブルキッカー+ハイタワーCBで後衛が全てセットプレーに参加している状態になりカウンターの守備をする選手がいなくなる。セットプレーで得点するかカウンターで失点するかのギャンブル2択になりかねない。

高い得点能力を維持しながらどうやってその後の守備を維持するのか。守備の形を考慮した攻撃というものを生み出さなければならない。

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