2021年11月3日水曜日

戦いのサイエンスー戦術の本質

戦術の本質という本の中に戦いのサイエンスという章がある。

この章は結構重要で現場でどうするべきかが良く書かれている。


「拘束」と書かれている部分は本来のボランチ、CBのストッパーの役割。

スペースを埋める、パスコースを消す、というのは地形効果であって拘束には当たらない。

ボランチやCBはストッパー=拘束を役割として中央で相手を止める役割。

ここがしっかりしていないと迂回による主攻が効かない。


攻撃には迂回、包囲、突破がある。迂回はロングボール速攻、包囲はサイドアタック、突破はサイドアタックを囮とした中央突破。迂回が基本戦術であり、包囲、突破は次点の攻撃方法。

狙うのはまず迂回のロングボールから。背後のスペースがある場合は常に狙い続ける。

ボランチ、CBからCF、WGへのロングボールがこれにあたる。


次に包囲となる中央攻撃を囮にしたサイドからの侵入によるサイドアタック。ボールは中央で回しながらサイドアタッカーが前線に入って縦のボールを受ける。

ボランチ、CBからWG、SH、WB、SBへのボールがこれにあたる。


突破はサイドでボールを持ちながら中央を縦に侵入してアーリークロスを受ける形。

SH、WB、SBからCFへのアーリークロスがこれにあたる。



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