2024年5月16日木曜日

ポゼッションを突き詰める

ジュビロはポゼッションスタイルでいきたい、と思っているようだが、ではポゼッションとは何なのかを徹底的に突き詰めて考えたい


まず分類から

・ポゼッション

ボールを保持を前提とする、ゲームをコントロールする、攻撃時間を長くする、守備時間を短くする(相手の攻撃時間は短くなる)、相手守備陣形を崩す、相手守備陣形を迂回する、チャンスメイクし得点機会を多くする


・カウンター

ボール保持を前提としない、ボールを奪い即座に攻撃に転じる、堅く守ることで失点数を減らし、少ないチャンスを速攻で得点する


ポゼッションは「リソース制圧」すると考えると、まず「時間制圧」を目指しているということになる、しかし攻めている時=カウンターを食らう可能性が高い時でもあるのでそれをどのようにコントロールするのか、という点はポゼッション上の問題点でもある

まずポゼッションの「前提条件」は「ボールを保持している状態」である、これが現実的でない場合、すでにポゼッションの前提条件が壊れている、ジュビロの場合がこれ、ボール奪取を積極的にしないので相手に攻撃時間を与え守備する時間の方が長い、基本的に相手のミス待ち守備でリトリート、カバーシャドー(パスコース切り)だけがメインでそれにインターセプトを加えたスタイル、相手がポゼッションスタイルだとボール奪取に食いつくとスペースを空けてしまいパスを通されるのでそれを嫌がっている感じがする

ポゼッションをボール保持ではなく「リソースコントロール」という概念で考えていくと中長期的な視点での戦略性があるのではないかと思える部分はある、しかし上記のように「ボール保持が前提条件」であるので、ボール奪取は基本のキである


リソースコントロールという視点で見た場合、

・時間のコントロール(相手の攻撃時間を減らす)

・空間のコントロール(陣形、ポジショニング、パスの長短によるボール保持+攻撃)

・体力のコントロール(パスを回すことで相手守備を走らせて体力を削る)

・認知のコントロール(死角を活かしたポジショニング、パス、ボールを囮にした攻撃)

以上のようなコントロールを基本と考えた場合、リーグ戦のような長期戦では優位性も見えてくる


ポゼッションを「ボール保持」「パスサッカー」という荒い認知でいるとポゼッションの運用が出来ない可能性が高い

以上のリソースコントロールから逆算した場合、フォーメーションと運用は非常に重要になる、相手を走らせながらカウンターさせないようにコントロールしていく必要がある

全体的に広く布陣できるようなフォーメーションが良く、相手の守備に対してスペースを作るような運用とパスが必要になる、ショートパスを繋ぐようなサッカーでは局面が決定されてプレスエリアが限定されるのでカウンターサッカーの的になってしまう、特に中央のボランチがこねるようなジュビロのスタイルでは特にそうなる、広く散らして守備全体を動かしていくようなサッカーをする、ロングボールも相手のラインを下げさせるのでコントロールできる選択肢になる、ジャーメインとマテウスを使った前線ポストからの攻撃はこの形だと思う、ジャーメインの裏抜けランを見せてCBを下げさせてSBやボランチとの縦のギャップを作りジャーメインはGKと1対1、CBと1対1を狙い、マテウスはCBとボランチの中間スペース、バイタルでのポストを狙える、ジャーメインマテウスの2トップが機能したのはこの形が有効だったため、ジャーメインはサイド流れでの受けも出来るのでSBが出た裏に流れて受けられる、これによりジャーメインへの意識が高くなりマテウスへのマークが薄くなる

広くボールを回したいがSHをフィニッシュを考えて中に置きたがるがその前の部分でボールの出口として中盤サイドに人がいないのでSBからの縦へのボールがなく出口を作れないのでSBでボールが止まりがちになってしまう

中央にSHとボランチが多く固まるので全体広くに人がいないので広くボールを回してコントロールすることが出来ない

SHが中に位置している割りにマテウスのポストしたボールを回収するというタスクを全くできずに機能しない、これではマテウスがポストしている意味がない

セカンドボールをキープできなければポゼッションの意味がない、ボール奪取出来なければポゼッションの前提条件が崩れるのでカウンターの起点になっているという事になる

カウンターさせない為にはイーブンのボールを奪取、回収しつづける機動性と強度が必要になる、それをやるのがボランチであるが上原や藤原ではそれが全くできないのでポゼッションの前提条件のボール奪取がないので相手の攻撃時間が余計に長くなる

ボールをロスト、相手のカウンターに対して予め予測的な攻撃方法を取る、一つはロングボール、相手の背後を突くことで背走させて体の向きとチーム全体のベクトルを後ろ向きにして前向きにさせない、これは非常に重要で相手のカウンターの開始を遅らせる=プレスが間に合う可能性がある、相手の目の前でロストした場合、相手が前向きにプレーするので速攻に繋がりやすい、背後のスペースにボールを入れることがまず第一に重要になる、相手の最終ラインが下がり前向きに振り向いてもそこにプレスをかけに行けるので相手は深い位置からプレーせざるを得ず簡単にロングボールを蹴ることが出来ない=こちらの2次攻撃が刺さりやすくなる、ロストしなければ良い位置で攻撃開始、ロストしてもこちらの不利でない位置で守備開始なのでロングボールを入れるデメリットがない

ポゼッションはカウンター以上にボール奪取できないと意味がない、ボールを持ち続けるということはイコール相手がボールを持っている時間をこちらが意図的に短くしなければいけないという事、ジュビロはミス待ちの時点でポゼッションを放棄している、そのくせにボールを保持したいという、最初から矛盾している

WGやSHを外に置いて必ず高い位置のサイドに出口を作る、SB、CBは同サイドの縦のコースと対角パスで逆サイドの出口の両方を常に見る、相手のサイドが1枚なら浮かして背後の縦に送る、相手が同サイドに圧縮していれば逆サイドに対角パスでサイドチェンジする

守備にはプレスとリトリートがあるがプレスは積極的にラインを上げてボールを奪取する、リトリートは撤退して背後のスぺ―スが空かないようにブロックを形成する、ポゼッションを前提とするならプレス一択になりリトリートはあり得ない、何故ならポゼッションの前提はボール奪取ボール保持だからである、リトリートする時点でボールを追わないのでボール奪取できず相手にボールを渡す行為になりポゼッション放棄になる

リトリートも考えると完全に引いた場合とミドルブロックを作る場合とあるわけで、高いラインを保ちつつブロックを作るというのもある、しかしこの場合背後にスペースがあるのでショートパスは防ぐことが出来るのでビルドアップの対策にはなるがロングボールの対策にはならない、この辺りは攻撃方法との相性になる、対ショートパスにはミドルブロックを作るリトリート、対ロングボールには完全リトリートによる自陣ブロックが対策になる

ポゼッションの肝はボール保持よりボール奪取にあるので、カウンタープレスかミドルブロックによる奪取が選択肢にはなるだろう、しかし相手によってはロングボールを選択するのでハイラインプレスと完全リトリートの前後分断になる可能性もある、両者を考えると各ラインのタスクの組み合わせができる

・対ショートパス:前線のワンサイドカット+中盤のカウンタープレス+守備ラインのミドルブロック

・対ロングパス:前線のハイラインプレス+中盤の回収+守備ラインのリトリート自陣ブロック


ポゼッションはボール支配であり時間支配でもある、よって常にボールを保持できる機能がなければならず、これは守備の整備に他ならない、つまりポゼッションの土台は守備組織である、これが整備されていない時点でジュビロのポゼッションはインチキであり絵に描いた餅である

横内監督は全く守備整備をせず放置しボールを放棄している時間の方が長いのでインチキポゼッションでしかない

ポゼッションサッカー=ボール支配でありパスサッカーではない、この時点で意味をはき違えている、ポゼッション=所持なのでボールを持たないサッカーはポゼッションではないし、パスサッカーはポゼッションサッカーとは意味が異なる、ボールポゼッション=ボールを奪う能力が高い=ボールを奪えるのでボール保持時間が長い、ということである

この土台が理解できないとインチキポゼッション=パスサッカーで終わる

ポゼッションが有効なのは「先制点」を得た後=「相手が不利な状況」で有効であって、イーブンな状態ではポゼッションは時間を潰すだけになる、特に攻撃に問題がありカウンターされるような状況に置いてはむしろマイナスに働く

低レベルなチームではポゼッションはできない、守備が固く攻撃もチャンスメイク回数が多いチームがポゼッションが有効なチームといえる

ジュビロ首脳陣はポゼッションの何たるかも理解していない

攻守ともに強いチームの使う戦術であり、中途半端なチームが使っても全く通用しない戦術なのが理解できていない、その時点で相当無能

多分何を言われても理解できていない、かなり低レベルなのだと思う

理解できていたら他のチームのように当たり前のことを当たり前にできるはず

そもそも弱いチームがカウンターを使わない時点で頭がおかしい

ジュビロ首脳陣に「合理性」というものが全く存在していない

もしくは口出しているスポンサーも同じ


ジュビロは言ってることとやってることが全く違うチーム、だから結果が全くでない、内部の理解度が低すぎて何をやっているのかを全く理解していない

J1に居続ける為には目の前の勝利と勝ち点をもぎ取ることが重要、そうしなければ観客も来ないし収益が落ちる、収益が少なければ補強できない、補強できなければ有効な戦力を維持できない、結果何もできなくなる、サポーターも観客もわざわざ負ける試合を見に行くために金を支払って見に行っているわけではない、チームの勝利を望んで見に行っているわけでチームのスタイルなどどうでもいいのだ、むしろスタイルにこだわっている「風」を装って何もしていないに等しいジュビロ内部は狂っている、サポーターに対しての裏切り行為でしかない

結果こそ全て、勝利しなければ観客は来ない、勝利の為に何が出来るのか常に考えていないチームがJ1に残れるわけがない、甘すぎる、J2に落ちてもクラブは無くならないと言ったレジェンドがいたが果たしてそうだろうか、観客が来ないチームが存続できるとでも思ってるのか?本当にサポーターへの背信甚だしい

どのチームを見ても明らかにジュビロより優秀なのはわかりきっている、それくらいレベルが低い、降格予想筆頭と言われても「そうですね」としか言いようがないのが事実

去年の時点でそれはわかっていた、最終盤何もできずに自力昇格を逃し清水の自滅で昇格で来ただけのJ2チームに過ぎない、引き出しのない監督が続けても何も得るものも残せるものもない、戦術がない監督が何やっても選手は個で戦うしかないので全体最適が出来ずにバラバラに空中分解するだけ、事実すでにそうなっている

止めさせると違約金かかって無駄なのでコーチ降格させるなりして新しい監督連れてきた方がいい、「まとも」な監督に金出して鍛えてもらうべき

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