2024年4月14日日曜日

ドゥドゥと平川は異なる

ドゥドゥは強度がありボランチ位置でも守備やボールキープの出来た選手
それが2列目に上がったことで前線に近い位置でのボールキープが可能になりかつ強烈なミドルが打てることで中央攻撃が効いた
ドゥドゥは単独で強力なプレーができたので彼を攻撃の起点とした上で周りがサポートに上がることで連携を構築できた

平川の場合単独でのプレーより味方を活かしたプレーが基本になるのでドゥドゥと同じ戦術とはいかない
平川の左SHだと位置的にインサイドでプレーしたとしても背後の左SBがオーバーラップする必要があるが植村は3バック気味の位置取りとスルーパスで後方から前線に入れるプレーが得意なので平川との相性はいまいちだと思う、平川が中央でプレーする場合やはり後方から上がってくる選手がいないと活きない、熊本でのプレースタイルは熊本の陣形とタスクが前提でありジュビロの陣形とタスクではやはりマッチしきれない

平川に限らず上原に藤原に植村などパスの出し手になるタイプの選手が多過ぎてスピードのあるサイドタイプやボールを奪う守備タイプなどが少な過ぎ必要なタスクをちーむとして処理できていない、ポゼッションの大前提となるボール奪取をする為の第一ボランチ=守備ボランチがいない時点でポゼッションしようとするのは自己矛盾であり戦術上合理性が全くない、しかしジュビロ内部ではそれがまかり通っているので戦術理解以前の低レベルなのでどのような戦術も完遂することはできないだろう

名古屋戦は3-4-2-1に対して4-4-2のミスマッチをどうにもできずに終わった
3バックだけでなく3トップ気味の守備を作ることで2CBに対して中央に刺せない状況を作りサイド誘導を強要するなどこちらの陣形が固定で変わらないので対策が容易
カウンターメインの名古屋に対してはSB基点の擬似カウンターが出来る構成が必要だったがそれもできず
名古屋の守備は5-2-3の5バックで守備ラインと中央を固める形なので横パスでスライド強要しても5バックには無意味、横に動かすより前後に動かしてWBとCBに立てのギャップを作らせて攻める形を作らないといけなかった

ジャーメインが裏に走ればCBが下がらなければならず縦のギャップが生まれる、SBがWBを前に釣り出せばこちらも縦のギャップが生まれる、相手の陣形の崩しをチーム全体で共有し攻め込む必要があった
ジュビロでSB基点を作れるのが植村だけなので攻撃的SBを上げる代わりにパス出しできるボランチをSB位置に広げてSBが前で受け手になれるように整備するなどやり方はいくらでもある、陣形の不利を運用で埋められるだけの戦術指揮能力もない
なぜボール奪取できないポゼッションで勝てると思っているのか本気で説明して欲しい

サイド深く入り過ぎてマイナスクロスしかサイドの選択肢がないのも酷い
ジュビロはサイドがアーリークロスをとにかく蹴らない、速攻禁止、スプリント禁止がジュビロのルールなのかという言うレベルで酷い、チームの根深い問題点だと思う
これだけメンバーの平均年齢が低くなっているのにスプリント数リーグ最下位レベルのチームって珍しいどころか終わってる

4-2-3-1、4-4-2にしているといっても実質SBがWBのサイド1枚みたいなものなのでSBが上がらざるを得ず結果的に2CBになりがちになるので被カウンター時2CBでの守備がかなり厳しい、リカルドがいるからどうにかなっているというのが本音でリカルドでなければコントロールできない、とにかく守備に関しての未整備、個人への押し付けが酷過ぎる、守備を個人に押し付けて攻撃は連携というチームで本当に非効率で合理性のないチームだなという印象

名古屋戦で押し込んだ時になぜいつものサイドから連携してポケット経由での得点が決められなかったのか、植村と平川が左にいたので左からの連携では出来る可能性はあったとは思うが交代などがあった為に押し込んだ時に人数をかけて崩して得点の形を作れなかった、後は名古屋の守備整備がしっかりされていて守備からのカウンターを警戒して人数をかけて崩す選択肢を選べなかった、選んでいたが防がれた、という形だった可能性もある、いずれにしても采配的に大幅な差があり選手個人の質の差というより監督の用兵論、戦術論の部分での大差が大きすぎると感じる

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