2024年1月24日水曜日

対4-3-3

J1では4-3-3の前線からのハイラインプレスが多くなる
1対1で負けない、という強度の問題のほかに前線に5枚の2-3-5の形を作ることで前からポゼッションに対して圧力をかけることで自陣からボールを蹴らせない、というのが戦術の大きな部分になる

4-2-3-1だと4-3-3に対して2CB対CFの2対1、1対2以外が全て1対1の形で個の強さを求められる事になる
こうなるとJ1の選手の方がJ2J3からの補強で組んだジュビロは分が悪いのではないか

そこで人数差をつける量的優位を作り、そこを使って攻める形を作りたい

5-4-1のボックスを考えてみる
5バックのSBとCBの3人が3トップに1対1になるがRBLBがフリーになる
Wボランチが2IHに1対1になるので7対5で2人+GKの3人がフリーでボールをキープできる

中盤をボックスにすることで4-3-3のアンカー位置を挟み、中盤が4対3を作ることで数的優位を作ることが出来る

ここで4-3-3側は中盤の厚みを持たせるためにSBを上げてくる
これを仕掛ける為に中盤をボックスにしている

SBが上がると2SB+アンカーの3枚で2シャドーに対応しようとする
中盤が4対5になるがSBが上がったことでCB脇が空くので前線へのボールを止めることが出来ない

また2シャドーがSB脇を攻めることで中央に3対2の数的優位を作って攻撃を仕掛けることが出来る

後ろに枚数を置いてボールの確保をしつつ、中盤のボックスを囮にしながら相手のSBを中盤に上げさせてその背後のスペースを攻める

4-3-3のアンカー脇に2シャドーがいるので後方のフリーなRBLBGKからのボールをシャドーが受けられる
それを阻止しようとSBが上がればCFがSBの背後に流れ、逆サイドのシャドーやボランチの一方が縦に侵入してきて攻撃に加わると厚みが出て決めやすくなる

4-3-3の中盤がサイドに寄せて全体がサイドに寄った場合、5バックの逆サイドのSBが上がって広いスペースで受けることができる
5バックのうち2枚はフリーなので、どこをフリーにするかは場面で変えることが出来る

3トップに4トップだとCFに2枚、フリーが中央1枚のみでフリーを攻守に活かすような形を取りにくい、3トップに5バックだと2枚余るのでその分変化をつけやすく攻守に活用できる
特に4-3-3が相手の場合、前線の3トップを抜かれると中盤での不利があるのでそれを防ごうとSBを上げてより攻撃的な守備で奪い返してショートカウンターを狙ってくる

後ろの余る枚数が多いと左右の幅を使えることとフリーの状態で持ち上がる事も出来る

フリーの選手が持ち上がり、マークが向いたらバックパスし後ろでフリーになった選手に渡す、マークが後方の選手に向いたら持ち上がった選手かシャドーの選手が中盤サイドに開いて前向きのボールを待つ

人数差でマークを散らしてボールを中盤サイドのスペースのある位置へ展開する
4-3-3側はSBを押し上げえ奪いに来るのでCF+中盤ボックスの5枚がボールサイドに寄せて人数差維持を継続する

4-3-3側が全体をボールサイドに寄せて人数差をひっくり返そうとするなら逆サイドのSBに大きく展開してスペースを突くか(ポジショナルプレー)、ヨーヨーで一旦ボールを下げて逆サイド側にサイドチェンジを見せつつ、4-3-3の寄せを中央に戻して、もう一度ボールを同じサイドに戻すヨーヨー(リレーショナルプレー)のどちらかを選択できる

4-3-3の3トップ、前線5枚プレス、中盤3枚+2枚プレスなどを後ろの人数を増やして幅や人数を活かして対応、中盤ボックスとCFで縦の深さを作りティルティング(サイド寄せ)と中央の制圧力、3トップ化の中央攻撃の貫通力などで対策する


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