サイド2枚で361のジュビロのサイド攻撃は防ぐことが出来る。
361は中央のボックスと3バックを活かした堅い守りをメインにした戦術を使うべき。
中央が4枚のボックスなので制圧力が高くセカンドボールが取りやすい。
しかしこのフォーメーションのストロングポイントであるボックスの重要な2枚、ボランチが弱すぎる為にこのボックスが機能しない。
しかも問題なのは相手のストロングポイントであるサイド2枚に対して同数、それ以上の3枚を投入したために中央が弱いボランチ2枚になって同数でも負けの状態を作ってしまった事。
サイド2枚の442に対してサイド攻撃で突破する為に3枚を投入して自分達のストロングポイントを捨てた時点で良くない。
しかもボランチが守備の出来ない紙。
失点シーンは大津のオウンゴールだが、何故大津があの場所に居なければならなかったのかの方が問題。
通常ボランチがあそこをカバーするならわかる。
ハッキリ言ってボランチ2枚が全く機能していない+フォーメーションのストロングポイントを活かせていない+相手のフォーメーションのウィークポイントを攻めていない
というダメな部分を混ぜ合わせた結果があれ。
勝ち点2点を落とす結果。
442のストロングポイントは堅い守備と両サイド2枚の攻守のバランスの良さ。
全体的に隙が少ない。
しかし442は3ラインシステムなので前後左右の長いボールを入れて守備範囲を広くしてしまうとCH2枚という中央の弱さが露呈する。
もしくは3ラインシステムの為に4ラインシステムの3421とのかみ合わせで中盤2枚が4枚ボックスに制圧されるという状態になる。
ジュビロがやるべきだったのは、1トップのルキアン、WBの両サイドを使ったロングパスをCBから何回も供給し続けて全体を広く使う事。
すると3ラインの為に前後に開いてコンパクトを保てなくなる。そうなると中央ボックスがCH2枚を挟み込んで中央での勝負で勝てるの2シャドーのニア、ファーへの攻撃が通りやすくなる。
442は1ラインが4人なので片方のサイドに寄せてしまうと1ラインだけで見るとサイドに1枚、中央に3枚になってしまう。これが2列になるので片方のサイドに寄せるだけでは全く攻撃は通じない。両サイドに広角に散らさないと意味がない。
同時にトップへの放り込みで最終ラインと2列目とを分断することで3ラインの弱点のライン間のスペースを使うことが出来るようになる。
ジュビロには戦術を活かすための下ごしらえとなる戦略性の部分がなさ過ぎる。
ボランチにパサーが必要なのではなく、CBとGKにレジスタが必要なのだ。
後方から広角、遠距離のピンポイントのロングボールが出てくることでラインを下げてスペースを生み出せる。
前節の大井から小川へのロングボールのようにケアしなければ失点。ケアすればバイタルが空くという強制2択を突きつける攻撃戦術ができる。
もう一つはボランチの弱さによる対カウンター戦術がないこと。
ボランチは本来守備の要。ここが弱いとゲームが安定しない。
それは対カウンター時のボール奪取とカウンターに対する逆カウンターができないこと。
岡山のような堅守速攻のチームは押し込むと逆にピンチを招いてしまう。
相手がカウンターをスタートした時にボールを奪取して逆カウンターを狙うことで相手の裏を取りやすくなる。
基本的に遅攻自体が無駄な選択肢で、遅攻はあくまでオプションの戦術であるべき。体力や時間のマネジメントで遅らせることはあっても、これを基本戦術とするべきではない。
遠藤のように全力を出さない選手はそれだけ他の選手の負担になるだけ。
終盤体力があった方が強いというのも言い訳に過ぎない。
それは当たり前。
だから体力のある若手を中心にするべきでベテランといえども体力がなければポジションを与えるべきではない。
ポゼッションの要はボール奪取できる能力の高さ。ボール奪取できないポゼッションチームはカウンターされれば負ける。それではポゼッションの意味がない。
本来442のウィークポイントになる2CHをほぼフリーで縦パスを簡単に通させるボランチはチームの戦術としても問題だし相当足引っ張っているというのを自覚するべき。
そもそも監督が生涯サッカーを楽しめる為にはフィジカルよりテクニックと言ってしまっている時点で競技サッカー向きのチームじゃない。実業団でもシニアでもどこでも行ってくれ。
全力で相手を潰すつもりで試合できないんだからJ1優勝なんて冗談でも言えない。
何でこのチームが弱く勝てないのかって理由ははっきりしてるんだよ。
それを取り除かない限りは中位チーム以下で終わり。
J1上位チームでフィジカル無視するチームなんていないし出来るわけがない。
スポーツ=フィジカル。
ここから逃げている時点で終わってる。
勿論フィジカルあってのテクニックであり戦術。
フィジカルないのにテクニックと戦術を求めても上位の壁は絶対に破れない。
そういう部分が物凄い舐めてる。
相手の弱い場所は全力で潰しに行く。
それをやらない時点でプロとしては2流。
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