2020年12月13日日曜日

名波の毒

 名波、中村俊輔、遠藤とパサーレジェンドの起用。


現代サッカーにパサーボランチや10番タイプが活躍できるのか。


ジュビロは3バックにWボランチでそのうち一人がパサーボランチ。

すると、3バックは攻撃時に左右に広がって実質1CBになり、パサーボランチの相方の守備ボランチと2名だけが中央の守備に残ることになる。

しかも前後のギャップがあるので守備としてはほぼゼロに近い。


パサーボランチは対人守備力が弱く1対1で潰されることも多く、周りとのパス連携でボールを逃がす必要がある。

対人に弱い+中央に位置している為に挟まれる、囲まれるなど人数をかけた守備に弱い。

しかも中央で取られる為に直接ゴールを狙える位置でロストするという非常に危険な配置。

実際現代サッカーではゲームメーカーをSBに移すことで中央の圧力を回避しつつ、ボールの逃がし所である場所で安全にゲームをコントロールするように変化している。

SBは攻撃時に内側に絞ってボランチに変化することで偽SBとして機能する。

SBだと自分のいたスペースに下がって圧力を回避できるし、CBとOH、DHの中間にいることで前後にパスを繋いで回避できる。

自分で逃げる場所があるというのが重要。

パサーボランチだと守備時も攻撃時も中央にいて常に危険。

逃げる場所がなく囲まれやすい。


現代サッカーだと既にSBのゲームメイカーに対応してハイプレスとロングボールでの攻撃で対応している。

いつまでパサーボランチを優遇しているのか。

過去の幻想を追い求めすぎ。


今求められているのは足元のしっかりしたGK。

2CBと一緒に3バック形成をしてハイプレスに対して中盤の人数を増やしてパスの繋ぐルートを多くしている。


https://www.footballista.jp/special/47718

ディストリビューションとは? 攻撃の起点になれるGKの重要性


https://www.footballista.jp/special/44683

プレッシング全盛の今、新世代MFに求められる「プレス耐性」とは?



ジュビロのサッカーは化石サッカーだということ。
それを「自分達のサッカー」というのは余りにもプロとしての自覚のない言葉。

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