2020年11月21日土曜日

ストロングポイントを失えば何もできなくなる

 ジュビロは攻撃サッカーを望んでいるわけだが、そもそもその攻撃サッカーのストロングポイントがフィニッシャーの得点力ではなくパサーの遠藤という部分が既に微妙。

得点を取るスポーツかつ得点が少ないスポーツでパサーがストロングポイントというのはどうだろうか。

攻撃サッカーの起点が遠藤のみでその遠藤を抑えられればビルドアップすらできないのでは問題外。

遠藤を人数をかけて潰せばいいだけ。

パサーを厳しくマークされカウンターの起点にされたら何が出来るのか。

セットプレーでの得点は期待できるが流れの中の得点が取れないのでボールを保持している時間は余り意味がない。

むしろ敵陣に突っ込んでファール誘ってセットプレーをもらった方が展開は楽になる。

攻撃サッカーといってもフィニッシャーの質の高さではないので遠藤やバックラインへのハイプレスでストロングポイントはすぐにウィークポイントに変わってしまう。

よりゴールに近い場所にボールがあるのだからボールを失ったら即ピンチになる。

それでも自陣でボールを回すのか?

それが面白いのか?

そういうこと。

ボールを持つことは大事だが、自軍のゴールに近い場所で回していること自体がハイリスクになる。

弱いチームのやるべきことはとにかく守備に徹して相手のバランスをさらに崩す事。

攻撃時には守備の事を考えない。

そういうチームはカウンターの餌食。

ボール持ってコントロールできると考えるのはどうだろうか。

むしろボールを持ち続けないといけないというペナルティを背負っているとは思わないのだろうか。

ボールがない守備側は自由に走ることが出来る。

ボールを保持し続けないといけない攻撃側は常に次にボールをどこに置くべきかを考えて安全地帯を常に作る必要がある。

この安全地帯が無くなった時にボールは失われる。

守備側は網を張って徐々にボールを追い込んでいけばよいだけ。

攻撃側が手放せばチャンスが来るし、手放さないなら攻撃側はさらに不利になっていくことになる。

ボールを持っていれば有利、というのは単純な考えすぎる。

守備側は体力をより消費するというのも、守備陣形やどこで奪うか、どこまで追うかという部分を綿密にしていくことで無駄な守備はしなくても良い。

むしろ攻撃側の方が常にメンタル面でのプレッシャーにさらされていることになる。

90分という長い時間の体力マネジメントとメンタルマネジメントの両方が必要。

特にサッカーはチェスと同じ頭を使うスポーツなのだから有利不利をどう作り出すかという点で戦術の重要度が高くその場しのぎでやれるものではない。

アイデアで攻撃という野放しが通用するのは力の差があり過ぎる状態しかない。

中央を支配しないことも負けやすい要因。

何年も同じ間違いを治すことがない。

チームとして終わってる…。

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