という議論は余り意味がなく
Wボランチ+トップ下と2シャドー+アンカーのどちらが強いか
と同じでこれも意味がない
大事なのは「相手は2トップ」「相手は4バック」という
「相手との相性」の方が重要になる
フォーメーションのマッチなのかミスマッチなのか
戦術のマッチなのかミスマッチなのか
と言う部分が重要であり
「固定された正解はない」 = 「相性による正解はある」
ということ
相性のマッチ、戦術のマッチ、とは
相手が2トップに対して4バックWボランチでWボランチが2トップの背後で消える、2CBが2トップと正対して前に運べない、などかみ合わせの悪さや
相手3トップに対して3バックで1v1でハイラインプレスをされてボールを逃がせない、など相手のトップ数+1の守備ラインを組まないなどの人数問題
相手ハイラインプレス+ゾーン制圧守備に対してビルドアップでボールを繋いでロングボールを蹴らない=ボールの逃がし所が無く詰められてロスト失点などという戦術のかみ合わせ
このように「自分達のやり方」”だけ”を考えたものは強い弱い「以前」の問題であり、当然勝ちようがない、勝ったとしてもそれは偶然であり再現性の無いものに終わる
サッカーの最適解は「相手のスタイルを崩すスタイル」
相手の強みを消す、相手の弱みを突く、これができないと常勝チームにはならない
よってどの動きもできるどの戦術でもこなせる万能なタイプがいた方が良い
特化タイプを活かす形もあるが、特化しているだけに弱みも大きい、出来ない範囲を突かれるのはかなり効く
常に相手の対策を考えると同時に「相手の考えた対策を裏切る戦術」がなければならない
これがないと「対応されたら終わり」と言う事になる
なので「基本戦術」の背後に「応用戦術」「対応戦術」などをきちんと整備するのがよい
基本戦術を軸にして相手が対応して来たら応用戦術で無力化する
相手の基本戦術にはこちらが対応戦術で無効化する
じゃんけんでいえばどれかを基本として固め、相手があいこを狙うなら勝つ手を出す
相手が勝つ手を出すならそれに勝つ手を出す
ジュビロがパーを出すとして、パーであいこ狙いならチョキを出す
チョキを出してくるならグーを出す
ポゼッション、サイドチェンジ、遅攻に対してハイラインプレス、ゾーン制圧で守備するならロングボールで裏を狙う
CK、CB、ボランチのセンターラインを狙ってくるならワイドを中に絞り全体をコンパクトにして戦力を集中して局所に数的優位を作って突破
という風に相手の出方、バランスを常に見ながら全体の位置や密度を変化させて優位性を作り続ける必要がある
Wボランチかワンボランチ/アンカーか、というのも同じで、どちらが良いかではなく、相手の陣形、戦術とのかみ合わせで勝てるかどうか、が重要になる
ポジショニングの意味は
・局所における数的優位
・パスコースの数(攻撃なら前進しやすさ、守備ならコースの限定)
・マークまでの距離の長さ(短さ=反応の速さ)
・カバーの速さ
とオフザボールのポジショニングはオンザボールになった時に重要さがわかる
その為に逆サイドで歩いている、というのは結構厳しいし、中にいて寄せない、競らない、というのも同じ
人数、かみ合わせ、スペースやコースをどれだけ限定できるか、チャレンジ&カバーができるか、などポジショニングと人数=フォーメーション=4バック/3バック=トップの数…
と繋がっていくので、「これが最強」というものではない
常に変化してその都度最適解が変化する、それを理解して常に周りを見て位置を正すことができる、という選手が強いし、そういう選手が集まることが大事になる、もちろん強度、スタミナ、技術なども揃って
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