「ジュビロらしいサッカー」をどのようにすれば言語化できるのか
言語化とは雰囲気ではなく明確な理解である
つまりジュビロらしいサッカーを言語化する為にはそれがどのようなものなのかを明確化するところから始まり、それを実行する為に必要とされるものを選別し訓練することである
まず、「ジュビロらしいサッカー」に含まれているのは
「ボールの支配、ボールポゼッション」
「パスサッカー」
だと考えられる
ではこの2つを実行する為には何が必要なのか
・ボールの支配、とは長時間ボールを自分達のものにすることである
ではどうすればボールは自分達のものになるのか
イーブンなボールを先に奪取する
1対1のボールを奪取する
多対1のボールを奪取する
どの展開でもボールに先にアクセスできる「位置的優位」
1対1でボールを奪取できる「質的優位」
多対1でボールを奪取できる「量的優位」
のどれか、もしくは全てが必要である
位置的優位はフォーメーション、ポジショニング、および予測能力、走力など個の能力
質的優位は強度、テクニック、高さ、スタミナなど個の能力
量的優位はフォーメーション、ポジショニング
ボールを奪い合う場面で必ず勝つ必要がある
その為に個の能力と共にフォーメーション、ポジショニングが必要であり、ポジショニングには予測と走力が必要になる
ではパスサッカーはどうか
パスサッカーで必要なのはパスコースの維持である
パスコースが無ければパスはできない
ではどうしてパスコースを作るのか
フォーメーションが基本的な立ち位置であり、これは相手のフォーメーションとの相性が関わるので固定フォーメーションでは無理
パスコースはパスの出し手とパスの受け手、複数のパスの受け手、受け手の距離、という要素がある
ボールホルダーの位置に対して受け手が相手の守備にかからない位置にポジションを変更できるか、というのが重要になる
つまりボールを持っていない選手が走ることでコースは生まれる
では、上の2つのことをジュビロが出来ているのかを考える
フォーメーションは固定
ポジションも固定
自分の位置より後ろのボールに関わらない
ボールがなければ走らない
味方をサポートしない
コースを作らない
ボールを手放した瞬間にプレーが止まる
これでジュビロらしいサッカーは実現できるのか?
そもそもジュビロらしいサッカーをすることでJ1優勝になることができるのか、という疑問も生まれる
例え長時間ボールを支配してパス本数が多くてもサッカーはゴールを奪うスポーツである
ポゼッション率、パス本数、パス成功率、というデータで勝負するゲームではない
「得点して勝つ」というスポーツに対して「ジュビロらしいサッカー」で優勝が可能なのか?
チームの根本的問題でもあるのでこれはつまらない問題ではなく「根源的な問題」だと考えられる
サッカーには「芸術点」はない、サッカーにあるのは「得点と失点」のみ
高い支配率を得る為には相手を押し込みカウンターさせないプレスでつぶさなければならない、その為に必要な強度の高い中盤と守備陣を配置出来ているか
押し込んだ相手を崩す為のパス、サイド深くからゴールに迫り流し込むパス、1列化させてミドルシュート、など密集したゴール前でどのように得点するかの明確な手法手段の確率は出来ているか
相手にロングカウンターを許さない対カウンターの準備が出来ているか
どのように相手を押し込んでいくか
どのようにボールをキープし繋いでいくか
選手の特性がチーム戦術にマッチしているか、適正な配置、起用が出来ているか
相手のフォーメーション、戦術に対する対策、対策の対策を準備しているか
相手に応じた選手起用が出来ているか、相手の不得意な選手をマッチさせているか、相手の得意な選手をマッチさせていないか
強いチームは自軍の強みを押し付けられるが弱いチームはそれができない
自軍の強みを押し付ける、自軍の弱みを突かれない
敵軍の強みを潰せる、敵軍の弱みを突ける
それぞれ強みと弱みがあるが弱いチームは強みを生かしきることは難しい、だから相手の弱みを突くというのは弱いチームの対策、プラスそこに自軍の強みを集中的に押し付けられればより良い
明確な自軍の弱みを相手は必ずついてくる、それをどう対策するのかも弱いチームは重要、フォーメーションの変更、起用の変更、ポジションの可変や周囲のサポートなど相手のプランを逆手に取るように罠を作っておくなどそういう策がなければ単純に力の強いチームが弱いチームの弱みを突いて潰しきることになる
弱いチームこそ策の重要性が高い、策は準備であり知恵と時間で作ることが出来る
ジュビロはそれすらできていない
ハッキリ言って末期
これで優勝?
0 件のコメント:
コメントを投稿