2021年5月4日火曜日

愛媛対策

11試合で無得点は3試合のみ。下位チームではあるが得点してくることに違いはない。新潟には無得点だが京都には負けたが2得点。ジュビロに対しても得点する可能性が高いのでより高い得点を狙う試合をすること位ならざるを得ないと思う。GKは反応の良いタイプ。ただし高いボールには弱いのでミドルシュートをファー側のハイボールで決めることは出来そう。基本的な攻撃はCBかボランチからのロングボールをSHがワイドで受けて中央へとクロスを出すスタイル。中央でFWが競って2列目が押し込むなど。パスの供給源を抑えるか、SHを抑えるかした方が良い。8番の選手のミドルは強力なので注意。金髪の選手はスローインが得意なのでゾーン1でのスローインには注意。サイドでの崩し、突破もあり得るので5バックかサイド2枚か対策した方が良い。結構厄介なサイド攻撃を持っている感じ。サイドのトライアングルの崩しやワイドに釣ってハーフスペース攻めもあるのでサイド攻撃のバリエーションはジュビロに似てる部分もある。

千葉のサイド2択攻撃(突破・クロス強要)、長崎のダイレクト速攻などサイド攻撃に弱い。多分SHがクロスの上手い攻撃型選手の為に守備タスクが少ないか44ブロックでもSHが孤立してサイドを守るスタイルなので援護がないなど守備組織ルール的に問題はありそう。そこを突いていけば崩せる。CKやCK付近のFKをPA正面外に出して正面からミドルシュートを高めに決めるといけそう。


東京V戦 0-3

1失点目:中央でボール奪取できず右サイド展開からファーへのロブシュートを決められる。足元の上手い東京Vの繋ぎを崩せず。サイド侵入にもスライディングをかわされてフリーで撃たせてしまった。

2失点目:中央からの大きさサイド展開で抜け出されてさらに逆サイド展開されてマークが全くつけられない。DFがゴール前に戻ってはいるが、逆サイド展開された位置より低い位置まで戻っているのでボールホルダーとの間に距離がありシュートを防ぐことが出来なかった。

3失点目:2点目と同じで中央からの前線サイド展開。そこからハーフスペースを突いてニア、DFのクリアミスを押し込み。

今のJ2でよくみられるのは「コンパクトな守備」なので2失点目のような大きな展開による揺さぶりがかなり効く。あとはサイドでのマークの甘さ。「抜かさない」守備のトレードオフとしてシュートが撃たれやすい。つまり伊藤のようなミドルシューターにとってはかなり活躍しやすい環境だと言える。ハーフスペースが意識されているので4バックも4CBの位置取りでゴール前を固める為にSHの守備タスクが増えているが守備より攻撃を主にしている為にそれほど守備出来るわけではない。ということでサイドからの放り込みやサイドからカットインしてのミドル狙いなどがやりやすい傾向が見られる。

愛媛の守備は4バックとWボランチが定位置でワイド処理をしていない感じ。SBが釣り出されてそこにボランチが降りてこないのでスペースを使われやすい。


千葉戦 1-1

1失点目:右サイドのスペースで千葉がボールを受けて一度ドリブルで押してサイドを抜くようにドリブルからのクロス。これはうまい。相手に裏抜け突破を意識させることで一歩引いた守備を強要させて、空いたスペース分を活かしてクロスを撃った時に届かない距離を保つ。これサイドの選手の必須練習パターンでいいくらい。裏抜け突破とクロスの2択。クロスを中央で決める。

1得点目:SBのクロスをFWがポスト、2列目が回収してシュート。東京Vは3枚中央にいたし防ぐこともできたと思うがここは愛媛が決めた。


長崎戦 1-1

1得点目:4231、右サイドでSBが上がってWボランチが詰めてSHがサイド突破、トップ下が走り込んでスペースを空けつつ囮になり、SHが空いたスペースに入ってシュート。はじいたボールを押し込んで決まった。フォーメーションがかなり機能した得点パターンだと思う。4231のボランチ脇が狙われることを理解してSBを上げて対応。ボランチがスライドして詰めてボール奪取。SHのサイド攻撃からトップ下の囮&スペース作成、1トップのこぼれの押し込みと各ポジションの仕事が明確かつフォーメーションの設計通りの運用パターン。

1失点目:4231の2列目が中央を締めていたのでサイドを狙われSBがワンタッチでボランチ脇を通して2トップに供給。2トップの一人がポストで残った一人が縦に走って決めた。

愛媛の4231攻略はこのパターンが行けるかな。1トップ、2列目3人、Wボランチがすべて中央守備になっているならサイドのスペースを使って攻略。しかし長崎はワンタッチで縦に繋いだのでこの辺りがジュビロの遅攻との違い。遅攻でサイド使っても逆に1得点目のパターンに嵌められる可能性が高くなってしまう。長崎のような速攻パターンで攻めないとポゼッションしてても意味がない。ジュビロが遅攻ポゼッションをやる限り勝ち筋捨ててるようなものだからな。

守備時4411で守るような感じだが、やはりサイドからの放り込みに弱い。44ブロックが均等ではなく4CBブロックとWボランチの42ブロック+SHが開き気味でサイド対応。しかしそれほど離れないのでワイドに居られると届かずクロスを止められない。SHが釣り出されてFWがCBを押し込み、ボランチとの間にできたスペースを使ってサイドからパスを通した。失点にはならなかったがこのパターンも弱い。愛媛はGKが良い感じがする。


甲府戦 0-1

SHのワイドとFWのハーフスペース攻め、FWが押し込んで後ろのスペースをSHが入って来てこぼれをシュート。

1失点目:CKからクリアしきれずに2次攻撃で押し込まれる。オフサイド要求するが認められずかな。


栃木戦 1-2

1失点目:長い距離のFKにロングボールを矢野が落して押し込み。矢野の利点を最大限生かしている。ゴール前の押し込みも1人目が潰れても2人目、3人目と徹底的に押し込み狙い。

2失点目:DFラインでボール回しに栃木のハイプレス。パスをロストしたところを拾われて突破、逆サイドにクロス、シュートは防がれるが上がったボールを矢野に押し込まれる。

1得点目:CKをヘッドでつないでヘッドで決める。CKの質も悪くない。


群馬戦 1-2

高い位置でカウンターを食らい速い逆サイド展開+突破からシュートまで行かれる。

1失点目:サイドを突破されポケットからクロスを上げられる。ファーへ後ろから走り込んだヘディングは防げず。

敵陣スローインから中へつなげFWのポスト+サイドからの追撃からシュート、こぼれをFWが決める。スローインしたボールに対して受け手と中からサイドに回った囮の動きでサイドの縦突破を警戒した相手をピンしておいてからの中への展開。更に囮で一度サイドに出た選手が戻ってシュートに行っている。これは面白い。しかし惜しくもオフサイド。

2失点目:カウンター、中央から右サイドにパス、ワンツーかインナーラップの形で追い越した選手にパスで繋ぐ。素早く裏のスペースを縦に出してGKと1対1状態。逆サイド側に流れてDFが戻ってくるがCBの背後に入った選手がヘディングを決める。

1得点目:ポゼッションで中央から左サイド気味の位置から右サイドのワイドにサイドチェンジ、SHかSBがフリーでクロスを上げて中央でのヘディングは高い位置でゴール。GK触れず。日本人GKにありがちな高めのボールには手が届かないパターン。


岡山戦 2-2

1得点目:スローインからPAエリア外を横移動ドリブルしながらファー側に強烈なミドル。このパターンは警戒かも。8番の選手。

2得点目:これも8番の選手。左サイドから中央へ斜めに入っている味方のマークが3枚、中央から8番の選手が並走しながらマークの付きにくい反対方向に広がりながらパスを受けてゴール端に流し込む。外からのボールを中央突破で合わせた形。

1失点目:コーナー付近のFKをグラウンダーでPA外側中央にパスを出して正面のマークの付かない位置からミドル弾をファーに決める。パスコースに主審がいたので、わざと主審をブラインドにしつつ正面待ちしていたのか…。

2失点目:CKのボールをクリアしたらまたもPA外正面に落ちてミドル弾を高めのコースに食らう。

高めのミドルシュートに弱い感じなので伊藤のミドルが複数回決まると勝てそう。


大宮戦 1-0

1得点目:カウンターで中央からハーフ展開、さらにサイド展開と中央突破ではなくサイドに逃がしながらボールを保持して攻撃ラインを深くまで進める。サイド深くからクロスを上げて正面に待ち構えたFWがニアのCBの背後のスペースに入り込んで合わせた。中央のCBがスイーパーなのか追いつこうとするが前を取られているので間に合わず。サイド攻撃は得意そう。

GKはニア側のハイボールのミドル弾には反応して弾くことが出来ていた。ファー高めのミドルには触れない感じなのでそちらを狙いたい。


松本戦 3-1

1得点目:スローインのボールがクリアミスでFWの足元に飛び込み反転シュート。こぼれを押し込み。金髪選手のスローインは山なりでニアまで届いていたのでそれなりに長いボールを入れられるようだ。これは注意。

2得点目:PKを弾かれたが押し込んで決める。PKの原因はハンド。その流れの攻撃は、左サイドでトライアングルを作って崩すのだが、ワイドに2人、ハーフに1人が入った状態。ワイドの前の選手にボールが入ったところで裏抜けしてのクロスだった。

このワイド3人の崩しは厄介な攻撃パターンかもしれない。理由はワイド2人のどちらもがクロスを撃てることで、前のワイドはドリブルでライン突破できるし、後ろのワイドはノーマークでクロスを上げられる。これに加えてハーフの選手に入った場合にニアへのシュートなどが加わる。。

3得点目:CKを落とした後のミドルシュート。DFが触ったのかもしれないが決まった。

1失点目:CKのボールが互いに収まらずピンボール状態。結局松本が押し込み勝ち。


新潟戦 0-2

1失点目:新潟の左サイドから右深くへの展開からすぐクロス、ニアのFWが決める。反応の良いGKも抑えられず。新潟の速いサイドチェンジからの攻撃で全くスピードが落ちない。新潟の攻撃の速度がとても速い。

新潟の左サイドの10番の選手は怖いな。

2失点目:新潟の左サイドの選手が動き出しでCBからのロングボールを収めてSBをぶっちぎってそのまま決める。多分10番の選手だと思われる。新潟とやる時はこの10番の選手をチームとしてどう抑えるかが重要になるわ。一人では絶対に止められない。できればボールが渡る前に出し手を潰す方法を考えた方が良いレベル。


京都戦 2-3

1失点目:京都の左サイドから中央でのポストのボールにCB2枚が突っ込んで潰れるがこぼれたボールが京都に収まり失点。ここで潰すことが出来たらカウンターのチャンスだったかも。ボランチのカバーが遅い。CB2枚ともが出てしまったのも問題だったかも。

2失点目:京都のパス連携が面白い。右サイドを縦に出してマークを集めておいて中央へと斜め後ろに戻す。愛媛の守備は逆サイドを意識。京都は逆サイド側に縦2人がいたタイミングだが、前の選手はそのままで最終ラインの選手をピン、後ろの選手が斜めに走って中央へと特攻。中央のボールホルダーは走り込んできた選手にパスしてシュート。京都は一旦再度に寄せて、逆サイド展開を匂わせながら中央突破で最短コース+ゴール正面の幅の広さ=ゴールしやすさを選択している感じ。確かにサイドから狙うより正面から撃った方が入りやすい。しかも逆サイド展開はせずに匂わせておいての中央突破。FWが動かないことで最終ラインはその場所をキープする必要がある。それを利用して2列目が飛び込んでくるという形。相手の守備を左右に分断して中央を狙う中央突破は素晴らしい。確かに強いわけだ。

ゴールにはならなかったがやはり愛媛はCBかボランチからの最前線のワイド展開のボールが多いようだ。そこから中央に入れてくるスタイル。ロングボールを出させない守備が必要だと思う。

1得点目:右サイドから入れたボールを一旦左サイドのワイドに出す。2トップが右サイド寄りにいたのでかもしれない。その為に逆サイドに切り替えたことで2トップが中央とファーに並んだ形、DFラインはニア側のサイドに間延びしている。そのニアに2列目が走り込んで決めた。2トップが囮役になって2列目が空いたスペースを使った得点。

2得点目:FKをファーに蹴って高い打点でヘディング。ポストに当たるが押し込んだ。

3失点目:京都が右サイドからウタカ狙いのパス、ウタカがポストして左サイドの選手がハーフスペースで要求するがウタカはターン。左サイドの選手に釣られてウタカのマークが外れる。ウタカは逆の右サイド側の選手にパス。パスを受けた選手は切り込んでからのシュート。ボールは防がれるがFWが押し込み。オフサイドにはならず。

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