2016年7月25日月曜日

フォーメーション

現在の磐田は3-4-1-2を使うが、サイドが1人なので、WBが攻撃的になると3バックとの相性が悪い
5バック前提でWBは引き気味に使い、3バックの弱点のサイドを空けないことが重要
サイド2名なら前にいるSHが攻撃的に行けばいい
サイド攻撃はセンターライン付近まででよし
それ以上は中央の選手、Wボランチ、シャドー、2トップが制圧していけばいい
WBはあくまでパスの起点であって深くまで進軍する必要はない
アーリークロスやロングパスが重要であって、ドリブルで抜くことや、深くからのマイナスクロスは必要ない

とにかくボランチが守備的でないので中央が弱い=3バックが必要という図式
そしてサイド攻撃へのこだわりが1名だけのWBを攻撃的にさせてしまう
これが3バックの相性最悪という事態を引き起こしている

結局はボランチの守備力の問題なのだ
ボランチ=パサーだと守備力がかなり弱くなる
Wボランチでも1名がパサーだと守備ボランチは1名となりやはり4バックにしても中央は3名がずれて並ぶのでギャップがあり抜かれやすい
結局、フォーメーションとメンバーと戦術がまだみすマッチなのだ
これを変えない限り問題点は解決しない

なぜサイド攻撃なのか=中央が堅いため中央を避ける
しかし、サイドに2名ずつ置くと、中央は6名となる
この6名を3列で組むと2名ずつになる
4列にすると2名、1名となる
これで中央の幅をすべてケアすることはできない
中央に3名横並びになることである程度ケアできる
フォーメーションとは地形と同じだ
これは非常に戦略的なもので重要である
ゴール前に人の壁を作ることが重要
人の壁を迂回するためにサイド攻撃がある
しかしサイド攻撃を防ぐ為にサイドに2名ずつ置いたら中央が薄くなる
これはフォーメーションの相性の問題にもつながる
サイドに2名置いている相手には逆に中央攻撃、縦パスが効果的になる
左右にパスを散らしつつ、薄くなった中央を突いて最短コースでゴールを狙う事が出来る
これを避ける為に中央3名の3バックにし、WBを置いてサイドは1名にする
WBはあくまで守備がメインで攻撃位置が高くなると3バックの弱点を自分からむき出しにしてしまうことになる
3バックでサイド攻撃するのなら、WBではなく、ボランチが開くか、SH、ウィングを置いて攻撃することだ
WBの位置からは中央のゴールに向かうパスを供給し、
そのパスコースに数人が並び、どこでシュートするか、パスの軌道が変わるかをわかりにくくする
位置もインサイド、中央、逆サイドと分かれる

サイドの攻防にはどうしてももう1名は必要なので、シャドーやボランチ、3-4-3の守備時にはFWなどもサイド守備に加わる
WBは前に出るのではなく、下がってスペースを埋めることを第一とすること
これが重要
その分、前にスペースが空くので、それを埋める必要がある
3-4-3で守備ラインが出来ているならFWが下がる
ボールが定まらない状態ならば、ボランチかシャドーが下がって埋める
ボランチは2名いるので逆サイド側のボランチとWBはスライドしてWボランチとなる
3-4の守備ラインがボールサイドで4-3になる
サイドに2名、中央に3-2が出来るので強固なはず
WBのサイド守備はワイドに広がらずにCBに近い位置の方がよい
ボランチが横スライドしてワイドに対応するべき
重要なのは裏に出されるパスを防ぐこと
裏への一本のパスで失点は良くある
これを狙うのが相手の最大の攻撃
サイドの起点に対してWBが前に出て対応しようとすれば裏を突かれる
中途半端な位置取りでは逆に穴になってしまう
ファーストチェックに行かなくてもよいので、まずは後ろのスペースを埋める事
出すスペースがなければ相手は別の選択肢を考える
プレーを送らせて相手をコントロールする
ボランチが開いてももう一人いるし、3バックがその後ろにいるので中央はもともと堅い
両サイド1名、中央5名で中央を固め、ボールサイドに対してサイド2名、中央5名にする
どうしてもWBをサイド攻撃させたいなら、ボランチがその後ろに位置するように開くしかない

WBやSBによるサイド攻撃は人数の少ないサイド守備を薄くしてしまう
裏への決定的なパスを防ぐ
これが守備の一番の課題だろう
オフサイドトラップ、ハイラインはこの対応策ではあるが、リスクも高い
より安全にするには受け手を潰すだけではなく、出し手を潰す事
それがハイプレスとなるが、やりすぎればスタミナをロスし、また自軍の戦線が前後に伸びてしまうことになる
そうなると容易に縦パスを入れることができる
ハイラインのリスクはオフサイドの失敗だけではなく、相手の守備ラインが下がることでもある
よりゴールラインに近くなるということは、相手は守備がしやすいということになる
相手を自陣に入れるということは、それだけ敵陣の守備が薄くなっているという事でもある
これがカウンターが最大の攻撃である理由でもある
守備ラインは決して高過ぎず低すぎずコンパクトに
センターラインが一番前、ペナルティエリアが守備ライン程度になる感じで
3列、1列3~4名で守備ラインを構築する
パスの出し手の潰し方だが、ボールをチェイスせず、決定的なパスを出す相手に対して囲んで奪うことパスコースを消して包囲網を狭めて選択肢を徐々に失わせる
組織的守備は築城と罠で出来ている
強豪チームには優秀なパサーがいる
この選手をマンマークかツーマンセルで潰すことが重要
ボランチがこの役が出来ればいいが、磐田にはいない
他の選手は怖くない
ただ一人の選手だけを潰す
これで相手は戦力が半減する
もう一つは受け手を潰すこと
これは3バックが受け持つ

失点の原因はやはりボランチだろうな
パスの出し手を潰せない
3バックで受け手を潰すことは少しずつできるようになって来ているが
パサーを潰すボランチが必要になる
もしくはWボランチで潰すか、ボランチとWBで潰すか
ここを徹底しないことには相手の自由にさせてしまう
問題点としてはファールを獲られてフリーキックになる可能性があること
この対策は出来るだけ前で潰すことか
ゴールまでの距離を長く、間接FKになる程度までのファールならOK
ゴールの近く、直接FKになることは避ける
ゴールに近い場所では前に壁を作るだけにする
前の選手がプレスバックして囲んで獲るようにすること
とにかくシュートコースを切る、パスコースを切る、これが第一
ドリブルさせてもいいから直接ゴールにつながることだけは防ぐ
ボランチは危険を摘み取ることが第一
コースを切る、スペースを埋める、最後は身体で止める
最終ラインが前を切っている間に後ろから奪う
ボールを奪ったら攻撃に転じる

攻撃サッカーを標榜しても、まずボールが自軍になければ話にならない
磐田はまずそこが足りない
攻撃サッカーの最初は 「ボールを確実に自軍のものに出来る能力」
攻撃以前の準備
これが出来ていない
ボールを奪うのに時間がかかっていたら意味がない
素早く奪って素早く攻撃する
これが出来ないならばそれは攻撃サッカーではない
攻撃サッカーの基本中の基本は守備力の高さ
守備力なくして攻撃無し

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