磐田問題点

勝てた試合と負けた試合の差

勝った試合
・カウンター、速攻
・相手のストロングポイントを潰す


負けた試合
・ポゼッション
・４－２－３－１/４－２－２
・サイド攻撃


磐田の戦略的な弱点
・中央よりサイド
・深い攻撃


中央の重要性がどれだけ理解されているのか不明
攻撃、守備共に最重要なのは中央レーン
ボランチ、ＣＢともに中央レーンを守備することが最重要となる
得点出来ないのは攻撃時にＰＡ内に人数をかけられないため
ＳＨがアウトサイドに張って中央に参加しないので中央が薄い

アウトサイド深く攻撃することの欠点
相手のディフェンスラインが下がり、ゴールに蓋をされてしまう
コーナー近くまで深く攻めた場合、マイナスのクロスで得点するパターンはある
しかし、堅くなった守備を崩すというのは悪手
得点力を上げるには、薄い守備に人数をかけること
磐田は決定力より中盤の制圧力の方にウエイトがかかり過ぎている
特にアウトサイド
これがゲーム上どれくらいの影響力があるかと考えると、非常に低い
だから磐田は勝てない
負けない試合を続けて来たのに相手を舐めて試合を落としている
去年の悪いパターンが出始めている
これでは降格する
名波自身の徹底した意識改革がなければ残留はない
磐田はまだ中位圏の上位に過ぎない
しかも序盤が終わる程度の試合数


改良すべき点はほぼすべて
・中央レーン制圧
・中央攻撃／中央守備
・ショートカウンター
・速攻
・相手のストロングポイントを潰す

勝てた試合はこの状況だった
すべて重要な項目
名波が舐めて負けた試合のすべてはこの逆
それを無くさない限りいつまでも降格候補に過ぎない
中央攻撃中央守備を徹底できていない
ボランチ、ＣＢの弱さは人数でカバーするしかないが
やはりその弱さは狙い目として常に攻撃にさらされている

２ＣＢがどちらも１対１で勝てなければ、３ＣＢ、４ＣＢにするべき
サイド守備や中盤のセカンドボール奪取の問題もある
３ＣＢや４ＣＢはこのサイド守備にも影響がある
サイドへのサポートが速くなる
セカンドボールについては中盤が間延びした時に
どれだけ中央をボックス、サークルを作ることができるか
２列目３列目が中央に集まる必要がある
サイドに人数をかけてしまうと中央が極端に薄くなる
サイドには１人が基本
ボールサイドはボランチ、ＣＢがスライドして２対１を作る
逆サイドは中央にスライドして中央の厚みを保つ

３ＣＢはＷＢをさげて５バックとして間隔を狭くする
間隔が狭ければサポートが速い
ディフェンスラインを下げさせられても、最終ラインの人数がいれば
マイナスのクロスからシュートに対しても中央が厚ければ確率は低くなる
４ＣＢでＳＨがＷＢのように下がればさらに厚い守備になる
シュートされるにしても正面は避け、外側のコースに限定する
正面は３ＣＢ、４ＣＢでコースを徹底的に切る
これによりボランチがサイドへ釣り出されても中央は守れる
ＳＨ、ＷＢが下がらないとＣＢが釣り出されてしまう
しかも１対１で抜かれやすい

４バックで２ＣＢ＋２ＳＢでは守備力が低すぎる
しかもＳＢに攻撃的な選手を置くとどっちつかずになる
サイドの人数は１人でクロスがメインのパサーがよい
サイドのドリブラーが効かないのはアダイウトンと太田で証明済み
サイドは中央とのパス交換でサイドに起点を作り、
トップにクロスを入れることがメイン
前に行くことが出来ればミドルシュートを打ってトップがこぼれ球を押し込む
サブとしてはカットインからのシュート
カットインして裏狙い
基本は引き気味で守備メイン

問題はボランチの強さ
小林はボランチの方が効く
松井、松浦あたりが２列目の方が良いかも
中盤中央の制圧力はゲーム全体に影響する
前回の広島戦のように３－４－３－０のコンパクトラインは非常に良かった
中央の厚みがあり、サイドも２～３人で連携できる
相手がポゼッションしてもゲームを組み立てることは出来なかった

４－２－３－１はまったく機能していない
ただ、アダイウトンを１トップにしたことで得点できたことは良い材料
サイドの守備にＣＢが引き出されない方が良い
サイドが下がってスペースを埋めた方が守備が楽になる
サイド攻撃してサイドの守備をする為にサイド２人にすると中央が薄くなる
サイド攻撃はあくまで中央攻撃の為のサポート
相手の守備をサイドにはがして中央を薄くすることが目的
サイドに２人は戦力が分散してしまう
中央８人と６人の差は64-36=28　√28＝5.29
サイド2人と1人の差は4-1=3　√3＝1.73
中央の２人差は８人側が勝って５人残る
つまり３人は疲弊するが交代枠の人数内
サイド２人は一方的にサイド制圧可能になる
サイドを制圧されたとしても中央を制圧していれば脅威は低い
サイドのスペースを埋めつつ、中央と連携して上げさせない