2021年3月31日水曜日

サイド重視か中央重視か

「場面による」


ゾーン1でロングカウンター狙いなら中央攻撃。

ゾーン2でショートカウンタ狙いならハーフスペースの中央攻撃かサイドからのアーリークロス。

ゾーン3で押し込んだ状態ならサイド突破してマイナスクロス、サイド浅めからのクロス。


どちらがより重要か、より、場面によって攻め方を選べる攻撃がより重要になる。



ゾーン1でゾーン守備リトリート守備は5バックか4バック

ゾーン2でゾーンプレス守備は4バックか3バック、中盤を5人か4人

ゾーン3でハイプレス守備なら3トップか2トップ


攻撃も守備も場面によって使い分けること。

ゾーン2でもボールが中央なら横幅を守らないといけないが、サイドにあるなら横列陣形ではなく縦列陣形も考えられる。

ただし攻撃的過ぎるので逆サイドを守備できない。

そこまで考えてどういう守り方、攻め方をするのかを考えてフォーメーション、システムを作っていく必要がある。

枯渇人財を求めるな

日本は本格的なWBやSBを育成出来ない。

ならばサイドのタスクを切り分けて行くしかない。

攻守両方のタスクを与えるより守備専門や守備メインで攻撃はセットプレー時やゾーン3に押し込んだ時など。

フォーメーション、システム、状況によって分担できる部分を減らして平均的な能力のある選手でそのポジションがこなせるようなタスクにする。

尖った選手を育成したり集めたりすることは難しい。

特に今のジュビロなら尚更。

頭を切り替えて誰でもが活躍できるような戦略戦術を構築することの方が重要。

チームというシステム自体を変えないといけない。


541ベース361

岡山戦を見てやはりジュビロはWB1枚というのが問題点だと思う。

WBは攻守両方で前後の位置を移動しないといけないのでポジショニングが非常に難しい。

正反対のタスクを一人でこなさないといけない。

しかも対戦相手が442でサイド2枚ということが多い。


ジュビロの守備メカニズムの穴はWBの位置とも関係する。

まず相手のSBに誰が付くか。

この時にWBが前に出るとSHに対応するのが3バックとなる。

すると中央は2CBの2枚となって相手2トップに1対1の同数になってしまう。

ここでボランチが1枚下がるなり逆WBが下がるなりして3CBを維持出来ればいいのだが、

ジュビロのボランチはキッカー2枚という0守備なので機能しない。

WBも下がることを躊躇するので結果的にタイミングがズレて守備できない。


SB対策を考えるとサイド2枚が順当。

やはり2シャドーを1トップの後ろに置くよりサイドに近い位置に出してSH化やWG化して相手のSBへプッシュしてボールをフリーで蹴らせないことが非常に重要になる。

ジュビロの失点の1/3がクロスから。

SBを抑えない限りずっとこの穴は無くならない。



ジュビロがカウンターで使っているのが523で、SB対策はできるのだが、今度は中盤のボランチ脇を突かれてしまう。

どのフォーメーションにも穴はあるので仕方ないわけだが、運用の仕方が間違わなければきちんと機能するはず。


3バックを維持しながらSB対策を考えると541ベースが良いと思う。

SBにはSHが付けばよい。

SHにはSBが対応する。

2シャドーとWBを中央攻撃、サイド攻撃としていたものを変更する。

2シャドーはSHになるが、システム的には中央、サイドの攻撃担当。

WBはシステム的に中央、サイドの守備担当に変更。


これは541が横列の陣形から縦列の陣形にシフトした場合に変化がある為。

541は横幅をカバーする為の陣形でゾーン2、中盤やゾーン1の自陣で守備をしている時。

基本形はこれで待つ。

ボールがサイドに向かうように中央でプレスをかけてどちらかに寄せる。

この時に両サイドは3ライン間に入ってくる。

この動きがジュビロはできない。

横列から縦列の陣形シフトが出来ないと相手をボールサイドに抑え込むことが出来ない。

横列の541から縦列の361にシフトできるとサイドで縦列を使えるので中央の攻撃が機能する。


守備陣形1「待ち」状態の横列541フラット

守備陣形2「ボール奪取」状態の縦列361

の二つの動きが出来るようになること。

ポジティブトランジションに近い状態。


サイドに寄った状態でゴールキック待ちの場合は最初から361でサイドに密集しておいて、逆サイド展開時に横列541フラットに移行する。

これは縦列の状態の方が前後に配置されているのでセカンドボールが取りやすい為。

半面として幅がないのでサイドにスペースがあるのでボールを奪取した状態からサイドを使いたいので迅速に541フラットに可変する必要がある。


SHは541フラットではサイドに位置しているが、361の場合には2シャドーとして中に入る。

SBは541フラットでは5バックとしてサイドに位置。361では3バックの前に入ってWボランチを作る。


他の現代型442チームはほぼこの形。

SBがボランチ役を兼任してSHは中盤でも高い位置をキープ。

SHは中央にも入るがワイドで攻撃する場合はCH1枚がトップ下に入ってきてこぼれ球を押し込んだり、マイナスのクロスに飛び込んだりしてくる。

442はバリエーションが多いが、今は常に同じフォーメーションではなく、ゾーンや中央サイドで適切なものを選択する形が多い。

単純に攻撃、ネガティブトランジション、守備、ポジティブトランジションという流れにはなっていない。

ジュビロはまだこの4つの流れ自体にも追いついていないような感じ。

現代型のシステムは常にポジションが適切な位置に移動することになるのでまず走力スタミナが重要になる。

走らない、反応遅い選手がいるだけでそこは穴になる。

高齢選手を維持するだけでチームは適切なポジションを取れない状態が続くので相手はいくらでも好きな場所を使うことが出来る。


ジュビロは高齢選手を使い過ぎ。

いくら経験があっても少ない体力をマネジメントして使っている時点で後手。

若い選手を使う理由は走力、スタミナ。

そもそもサッカーは走るスポーツ。

良いポジションを取るためにはいち早くそこに居なければならない。


N-BOXは最初からサイドが折りたたまれた状態の縦列陣形でサイドに押し付けて守備する形だったわけだが、理論的にはそれほど間違っていないと思う。

逆に20年前に考えられた形としては非常に現代的だと思う。

ただ、今のようにポジションがある程度流動的=規則のある流動性=システム変化、と、無差別な流動性=アイデアによる変化との違いなどがある。

横列から縦列への変化を意識する必要があって、ジュビロは選手の動きがレーンベース。

特にWBはそうなってしまう。

ポジショナルプレーの考えからすると、選手はやはりレーンベースで位置するがパスは縦横斜めに出せる。

斜めの動きがあるとないとで大きな違いがある。

特に視界の外にある斜めの動きは捉えられない。

攻撃時にこれを使うと非常に突破力がある。


去年の金沢戦6-0の形をブラッシュアップすれば必ず勝てる。

遠藤はCHとして前目に置き、SBにボランチ役の出来る選手を入れる。

SB=ボランチなので遠藤は純粋にCHとして中央にいる。

下がる必要はない。

しかしもう一枚のCHに山本は使えない。

CHには中央の攻守のタスクがあるので守備力の無い遠藤の分も強い守備の出来る選手を置く必要がある。

SBの1枚は攻守万能型を入れてもいい。

本来ならCHには攻守万能型を入れたい。

そうすれば攻撃は中盤+1トップの5人でいいのだが、

CHに遠藤がいるともう1枚のCHは守備型にならざるを得なくなり、攻撃の枚数が足りなくなってしまう。

そうなるとSBの1枚は攻守万能型を入れて攻撃参加させなければならない。


ジュビロはフォーメーションの有利不利や攻め方の相性など全く無視し続けて自滅するチームなのでまともな監督が来ないと普通に勝てない。

で、普通のスタイルをやるとジュビロらしくないという謎の理由で排除される。

そして自滅して降格し続ける。

ちょっとジュビロ内部の頭はおかしい。

わざと負けているようにしか思えない。

普通にやればいいだけなのになぜ普通にできないのか。

そこが問題点。


2021年3月29日月曜日

中盤の守備がいない

ジュビロは3421


中盤は

2シャドー(中央攻撃)

WB(サイド攻撃)

Wボランチ(攻撃の起点)


よって守備は3バックに「すべて」任される。


3バックで横幅一杯を見なければならないので、

3バックの両サイドはSBとして走らないとといけない。

中央は1CBになる。


相手のサイド攻撃にサイドCBが対応するので中央は1CBのみ。

これで守備しろって方がおかしい。


中盤が攻撃全振りなので得点はできるが、守備が3バックのみなので失点も複数。


1-0で勝つより4-3で勝つ、という感じのチーム。

勝ち点取れれば強いけど、勝てない場合のプランが全くないのでハイリスク構成。


守備が良ければ引き分けというサブプランもありえる。

しかし攻撃特化したチームにしている為に勝つ以外にプランがない。


今年のチームはギャンブルしてるだけ。

負けたら即終了。


リーグ戦は長いが今の攻撃特化チームだと勝ち続ける以外に昇格の目がない。

1つの負け、引き分けも認められない。

来年に繋がる部分も全くなく、勝つ以外を考えていない。

しかし年齢構成が高すぎて勝てたとしても長くは続かない。

しかも全体のメンバー構成も少ないので代わりがいない。

シーズン序盤にすでに3敗で勝っても複数失点。

「安定していない」というのがまるわかり。


最初の3ヵ月で全力出しつくして後は負け続けるか引き分け。

という感じがする。

勝ったとしても最初の方だけで後半に行くにつれてどんどん負けが込んで失点も止まらない。

ワースト記録も作りそう。

今のチームはそうとしか見えない。


守備皆無だからこうなるのは当たり前。

532ー0トップ

ジュビロの苦手な442対策として

532-0トップを考えてみる。


2トップをWGにしてサイドに置く。

中盤をフラットな3CHにする。

5バックでWBを守備的にする。


利点はサイドを3対2にすることが出来るのでサイド勝負に勝てる。

中央を3CHにしているので2CHに対して3対2で中央で勝てる。


重要なポジションは3CHの両サイド。

中央とサイドの両方に関わるのでスタミナが必要。


攻撃時はサイドを突破して逆サイドのWGが中央に入ってくる動き、WBが縦に突破する動き、そして3CHの中央が縦に突破する動き。

この連動で攻撃する。


3CHの両サイドがボールを前後、左右に繋げて攻撃と守備をコントロールする。

WBがサイドの守備でSHを抑えつつサイドCHが奪いにいく。

相手SBはWGが対応。

サイドでの3対2で奪ったら中央のスペースを利用する。

3CHの中央か逆WGがボランチとCBを釣り出す。

逆サイドのWBは縦に深く侵入してロングスプリントしてくる。

もしくは逆サイドCHが逆WGのスペースに出て逆WBが逆サイドCHの位置に上がる。

これはWBとサイドCHのタイプによって変えてもいい。


相手CBはフリーでボールを持つことが出来るが、サイドでも中央でもボールの受け手はどこでも3対2になるので数的不利。

ビルドアップしようにもボールの出し所がない。


攻守に人数差を作って数的優位を維持したフォーメーション。

攻撃は逆サイドからの見えない位置からの飛び出しなので防ぎにくい。


岡山対策

岡山は442。

攻守にコンパクトな密集形態で戦ってくる。

守備はコンパクトなのでサイドに寄せて高速サイドチェンジからのアーリークロスに逆サイドダイアゴナルランで攻略できる。


岡山の攻撃はボールサイドからの崩しと正面でのフィニッシュ。

逆サイドからの侵入はないが正面のこぼれを2次攻撃でミドル狙いがある。

サイド突破から2トップに入れてくるので2トップへのマークを外さないこと。

CHも上がって攻撃参加してくるので中央の守りは必須。

守備は中央のゴールエリアの幅をきっちり守る必要がある。


セットプレーでは逆サイドへの長いボールも出すので流れの攻撃との切り替えをしっかりやること。


SHとSBがライン間に入って間延びしないようにするのでロングボールで前後に間延びさせてからSHかSBを中に釣ってサイドを空けてからサイドを使った方が良い。

サイドの密集では442ボックスの形になるのでボールサイドのカウンターは出来ない。

逆にサイドチェンジに弱いが前後に長いので2CBの戻りも速い為速攻で攻めないとチャンスが無くなる。


被カウンターでは攻撃後に逆サイドを突かれた時に対応するがそれで中盤中央が開くのでそこから縦パスが入る。前線で3対3の同数にすれば得点出来る。

金沢戦の失点はこれ。


ゾーン3まで押し込むとCBとボランチの中間、ボランチ前のスペースを前後に使ってくるので遠藤山本だと対処しきれない可能性が高い。

岡山は2CHタイプで前後に動ける感じなので2対2同数では対処できない。

遠藤山本だと相性が悪いと感じる。

FWが下がって入れ替わりにCHがスペースに入ってくる動きをされるので釣られると厳しい。

釣られなくても動けないと簡単に追い越されることになるので、どちらにしても正面からピンチになる可能性がある。


岡山は逆サイドからの攻めに対する守備が弱い。

もう一つはロングボールに対してCBが対応するので2ライン目と3ライン目の間に出すとCBが1枚釣れる。

1トップにボールを入れてCBを1枚釣り、そのスペースをSBが埋めずに空いたままなのでシャドーが縦に流れて受けることができれば一発チャンスになる。

守備がコンパクトで正面からの攻撃に対しては強いので両サイドの挟み込み、ボールサイドからの高速サイドチェンジからアーリークロスと逆サイドからの走り込みでの得点が期待できる。


岡山は今シーズンの442とほぼ同じ構成なので「宿題」でもある。

岡山に複数得点、無失点で終われば442対策出来ていると考えられる。

逆に無得点、複数失点で終わるなら守備整備は全くされず、攻撃も密集に縦パス入れてカウンター食らうような典型的な失点パターンの展開と予想される。


岡山は現代型の442で攻守に整備されていてジュビロ的には苦手な相手でもある。

得点は少ないが失点も少ない手堅いチーム。

順位的にもジュビロより上位。


ジュビロにとっては関門なので、ここはしっかり対策して勝ち点3を得て欲しい。


遠藤が縦パス狙いでカウンターを食らうという間抜けな展開だけは避けて欲しい。

コンパクトな相手に無理に縦パスを狙うのは意味がない。

サイド展開からの速攻、逆サイドフィニッシュが決定的。

次点で1トップにロングボールでCB釣ってシャドーの裏抜けフィニッシュ。

この2つの攻撃方法で撃破できるはず。


問題は守備面か。

岡山の攻撃はサイドからの突破になるのでWBが対処するかCBが対処するか。

すると2トップに3バックが対処するが問題点はCHの2次攻撃。

遠藤山本がCHを潰せないのでCHを抑えられずにこぼれ球を押し込まれる展開になると負け濃厚。

CHが前後に動くので多分捉えるのは難しいと思う。

中央が4対2でも実質シャドー2対CH2の同数だと裏を取られている状態なので突破されているのと同じ。


サイド対策に気を取られると中央のフィニッシュを止められない。

中央を固めるとサイドの人数差を解決できずクロスを入れられる。

フォーメーションとボランチの選好と両面で対策する必要がある。


伝統派と革新派

今のジュビロは伝統派勢力がチームを仕切っている。

伝統派=儒教と同じで同じ事を続ける。

権威主義と同じ。


しかしサッカーは常に進化している。

だから古いスタイルが新しいスタイルより勝っていることは「あり得ない」。


伝統として受け継ぐべきなのは「スタイルではない」

それを伝統派は勘違いしている。


「体力は衰えるが技術は衰えない」

これも誤解している。

体力が衰えれば技術も衰える。

そして技術は新しくなる。

よって技術も古くなる。

戦術も同じ事。


「衰えない技術の伝承」をしてもチームが勝ち続けることはない。

しかし今のジュビロは「伝統」「血統」と言うが、同じ血は奇形の元。

事実、パサーボランチスタイルという奇形を生み続けているのが今のジュビロ。


それでどれだけ勝ち続けましたか?


いい加減正常になってくださいよ。

ダイレクトパス速攻

他のチームは序盤から得点してくるわけだが、いくつかの理由がある。

1.スピードとスタミナ。

2.対応してくるまで続ける。


スポーツは体力のある序盤が一番動くことが出来る。

脱水症状は脳の機能も落ちるので判断力も悪くなる。

序盤に得点することは回復しない体力を最大限に活かす為の大きな戦略。


そして守備の穴に対する対応。

ジュビロが守備の穴の対策が全くできないのなら対策されるまでは徹底的にそこを突き続ける。

これは攻撃側の常套手段。

勝てる時には徹底的に勝つ。

点が取れるなら取りつくす。


守備の穴を突くにしても大事なのはスピード。

ジュビロのようにチンタラ遅攻していると守備の穴はすぐに塞がる。

だから他のチームの速攻は無駄な判断を必要としないシステマティックな攻撃。

サイド展開からダイレクトにPA内を狙ってアーリークロスを入れる。

守備側はCBが戻りきれずGKも飛び出しが間に合わずという絶妙な場所にクロスを入れることで得点率は大幅にアップする。


ジュビロが2勝した時も同じ。

サイドの起点から迷わずに速攻クロスを入れる。

それに裏から飛び込んでくる。


攻撃の基本は速攻。

スピードの無い攻撃は跳ね返されるだけ。

相手に守られる前に攻撃することが基本。


ボールを保持して相手を散らすより、散っている相手から奪って攻撃した方が効率が良い理由でもある。

守っている相手をこじ開けるのは非常に面倒。

だからこそ相手の攻撃を潰してから攻撃した方が効率が良いのだ。


ジュビロには理論がない。

だから全てが非効率。

理屈ではなく感情論で動くチームだから勝てない。


ダブルキッカーシステム

今のジュビロがやっているの「ダブルキッカーシステム」

遠藤がファーストキッカー、山本がセカンドキッカー。

山口戦での得点シーンを見ればわかる。

遠藤は動いてずらすということができないので予め山本が二人目として別角度で待機。

遠藤を警戒して遠藤側に守備をずらせばそのズレを利用して山本が有効な角度を使って配球する。


要するにダブル名波システム。


キッカーが二人いることで別角度での配球が可能なので相手が釣れた方がを囮としてもう一方が配球役になる。


これでゾーン3に立てこもった相手に対して得点するという新技を作り出した。


弱点はボランチ2枚に守備力がないので3バックが全力で守備する必要がある事。

大森が3ボランチになるのもこの為。


このシステムの利点はゾーン3に立てこもった相手から得点すること。

ジュビロの苦手な相手を倒せる仕様。

しかし守備力皆無なので失点を抑えられない。


ボールを持った守備とボールを持たない攻撃

ボールを持った守備とはポゼッション。

ボールを持たない攻撃とはハイプレス。


ポゼッションはボールを保持することで攻撃権を持ち続け相手に攻撃させない守備。

ポゼッションは何を目指しているのかといえば、ボールの保持とパスを散らすことで守備を薄くして攻撃すること。

原理的にはカウンターと同じ。

結局はボールを持ったカウンター。


ハイプレスはボールは持たないがボールの位置を相手ゴールに進めるという攻撃方法。

ハイプレスにかかった相手はボールロストした時点で失点確率が一気に上がる。


ジュビロが苦手としているのは引いた相手。

ポゼッションは相手のプレスが前提のカウンター攻撃狙い。

結果、相手が「攻めない」という手段を取るとプランが破綻する。



データ基準の考察

https://www.football-lab.jp/iwat/



値の低い部分を見ると、クロスからの失点が1/3に達する。

これはフォーメーションのミスマッチから来る部分。


ジュビロは3421と523の形を取ってゲームしている。


2017年の最少失点の時も失点パターンはクロスから。

これは3421のフォーメーション自体の問題点。

サイドの高い位置に守備がいないので相手のSB、WBが引いた位置でボールを持っている時にプレスが効かない。

対応する場合は2シャドーが担当するわけだが、ジュビロの場合はそれをすると更に穴が開きやすい。

どういうことかというと、3421は中盤の42部分でサイドにWB1枚づつ、中央のボランチと2シャドーのボックスを作って中央を人数で制圧し中央への縦パスコースを潰すとともに縦パスが入ってきた時には囲んで奪うというのが基本。

2シャドーがサイドの対応に出るとボックスの前の角が無くなってボランチの前にスペースが出来てしまう。

通常だとボランチが前に出てスペースを潰すのだが、ジュビロの場合はボランチが前に出ずに引いた状態のままなのでボランチの前のスペースを使われてしまう。

そしてそれに対応しようとふらふらと前に行くと引き出された後ろのバイタルを使われる。

ゲーム中実際に遠藤がこれをやってCB脇を突かれるパターンがあった。

山口戦では山田がサイドに出て大森がボランチ位置まで下がってサイド2枚、ボランチ3枚で対応したが、山口はボランチがサイドに出てサイド3枚にしてサイドで1枚フリーを作ってジュビロの3バックをサイドにスライドさせて薄くなった中央にクロスを入れて得点していた。


3421のフォーメーション的欠点はサイドの高い位置の守備、そして相手はサイド2枚の442フラット。この時点でサイドでやり合うには人数的に少ないので対応が必要。しかし対応すると薄いボランチがあらわになってしまうのでその対処も必要。一方相手はストロングのサイドにさらに人数をかけて起点を確保して得点まで繋げた。


個の守備が基盤のジュビロでは対処しきれない状態。

特に本来守備の要となるボランチが一番の穴ときている。

本末転倒なのだ。


これが続く限り守備の穴は全く塞がらない。


薄いボランチ+1CBの3バック=紙守備。


「J2失点2位」は伊達じゃない。


チームとしてやり方が間違い過ぎ。


守備重視の523にしても、コンパクトにしているので3トップが中央に寄ってサイドはWB1枚。WGが広がってもWB前、ボランチ脇にスペースがあるのでサイド2枚の442相手だとWGが引き出されてハーフスペースから中盤サイドへのパスコースが出来てしまう。

結局相手のSHがフリーで受けてWBが前に出ても一歩届かずにフリーでクロスを上げることが出来てしまう。


サイド2枚の相手に対する守備の整備が追い付いていない。

2017年からずっと懸念事項だったんだが丸々3年過ぎても全く整備されない。

というか3421だけで対処できないのだから手法を変える必要がある。

サイド2枚かつ中央も抑えられるフォーメーションの採用をするか、3421からの可変システムでサイド2枚化+αができる形を作るか。


去年の金沢戦6-0の時のシャドーがワイドに開いてWボランチがCHの位置をとるスタイルは3421からの可変形なのですぐできる対抗策。

問題はCHとなる選手に攻守できるタイプが必要という事。

遠藤を使う限りできない。


遠藤を使ったうえでサイド2枚化でクロスを防ぐ守備をする、という条件自体がかなり難しい。

遠藤は守備が必要な場所には置けないのでセンターラインもサイド2枚にも置く場所がない。

ボランチ2枚を守備的に出来るならWボランチの前に置くくらい。

だとしても遠藤がその位置で仕事が出来るのかというと難しい。

2列目は4列目からのパスを受けて3列目に返すポストが仕事になるのでストロングのない遠藤だと潰されるだけ。

しかもスプリント出来ないので攻撃チャンスにゴール前に詰めることもできない。

攻守に穴でしかない。


3シーズンも過ぎているのに同じフォーメーションでかつシステムとしての進化もない。

これでは全く勝てるわけがない。

チームとして経験知を蓄積していない。

常にその場しのぎということ。

これでは誰が監督でも勝つのは難しい。

同時に若手の成長にも影響する。


相手の起点をいかに潰すかというのは非常に重要。特に攻撃サッカーをやりたいなら尚更。

ジュビロのいう攻撃サッカーは相手を全く見ていない。

自分達がやりたいことを実現しようとしているだけ。

相手に対する対処が全くないので勝てない。


勝った2試合は「ジュビロらしい」ゲームではなかった。それが複数得点でも。

何故ならほとんどがカウンターからの得点だったから。

ジュビロはとにかくカウンターが嫌い。

ボール大好き。

だから勝てないというのが理解できない。

ボールしか友達がいないテクニックしかない蹴鞠サッカー部。


自分達のこともまともにできない、相手も見ない。

これで「攻撃サッカー」やりたいとか中学生以下だろ。


今の時代小学生でも理解できるレベル。

いつまで経っても部活サッカーから抜け出せない。

だからJ3降格圏だということを忘れるな。


2021年3月27日土曜日

センターハーフ論

https://blog.goo.ne.jp/rossana75jp/e/fa8afb607579a02a60f63145cc9eed0c

https://blog.goo.ne.jp/rossana75jp/e/ac8b49e216624af7aed99865175f69c9


大別すると

1.攻撃型

2.守備型

3.パス型

4.万能型


ジュビロはパス型を置きたがる。結果として守備がスカスカになってセカンドボールの回収ができずに中盤中央を支配されていいようにパスを出されることになる。

つまり相手のゲームプランを潰すという事が出来ない。

一方で自軍はボールを取り返せずにゲームプランを実行できない。


まず守備型を置くべき理由は相手の攻撃の起点を潰せないという事。

セカンドボールを拾えず攻撃できない、相手の攻撃を防ぐ方法がない、というのは非常に重要な部分。

失点を抑えられない大きな理由でもある。


パス型を置く必要性はどこにもないが、守備型を置く必要性は最重要レベル。

この違いを理解しない限りジュビロが昇格することは絶対にない。

得失点差

強いか弱いかは得失点差を見ればすぐわかる。

一時期の勝敗は意味がない。


ジュビロは10位だが得失点差はー2

つまりJ2の15位以下でJ1昇格よりJ3降格の方が近いボロチームってこと。



2021 第五節 山口戦

442の山口はコンパクトに守備しているのにラインを剥がそうとしてカウンターされてる。

これはジュビロの攻め方が悪すぎる。

ゾーン2の左サイドに寄せているのだから右の高い位置の鈴木雄斗にサイドチェンジで入れればチャンスが出来るのに。


ゾーン3に押し込んでもサイドをPA幅まででやってるから山口としては守りやすい。ゾーン3まで行ったらサイドの深い位置、コーナー付近まで引っ張り出してやらないといけない。


山口が先制点。

ジュビロが523で守っているのでボランチ脇のスペースが自由に持たれている。

サイド1枚で引いて守っているからサイド2枚の442にやられた。

442の攻めを止めるにはSB対策が必須。

サイドの深さを利用されるとサイド1枚だと対応できない。

ボランチが中央から動かないからWBがサイド守備をしなければいけないので後ろを空けられない。


遠藤のパスが何度も取られてる。

何やってんだよ。


両WB上がってるんだからサイド突けよ。


山口2点目。

サイドの裏狙いされている。

この得点の前のシーンでもプレーが中断されたが左サイドの裏に送ってた。


ジュビロのボール回しが遅すぎでショートパスを遠藤に渡すからそこを狙われている。

遠藤が攻守のボトルネック。

だから外した方が良い。

遠藤に渡さずにワンタッチでサイドから逆サイドに飛ばしてサイドチェンジ速攻をしないといけない。


遠藤がいるだけで負けるんだよ。


ボランチが守備できないから2シャドーも中を締めないといけない。

中に4人いるのでSBにチェックが行かない。

442はサイド重視のフォーメーションだから中に4人もいても意味がないんだよ。



ルキアンがイエロー

シミュレーション?


ルキアン囲まれてるのに味方が助けに行かない。

山本は横で見てるだけ。

奪われてから走って追っかける始末。

こんなボランチでいいのかよ。


鈴木雄斗が蹴ったのが相手に当たってCKか。


前半中に1点も入らないなら負け濃厚だな。

山口の攻略なんて琉球戦の攻め方と同じでいいのに何で無駄に中を崩そうとするんだ?

どこまで馬鹿なの?

そういう攻め方に強い守備のやり方してるのに。

これでサッカー脳があるとか笑われるわ。


山口は最終ラインに守備を引き寄せて後ろに一本通して攻撃する形。

シンプルに攻めてチャンスも多くする形。

あとはジュビロのWBが攻め上がった裏をそのままカウンターする形。

それも3バックがサイドに出てくる前にクロスを入れて中で勝負する形の速攻。

ジュビロがチンタラ回してるに対してシンプルでスピーディーな攻撃。



山口はボールサイドでコンパクトにして前後に間延びしても中から出てきて縦長に変形する。

結果ボールサイドにスペースがないので同サイドの攻めは出来ない。

山口攻略するには速いサイドチェンジでないと意味がない。


せっかく伊藤を入れたのに宝の持ち腐れ。

遠藤抜きにしないといつまでも足引っ張って勝てない。


これ前半中は無理そうだな。

この試合負けるわ。


もう序盤に無理やり中通そうとするの見てわかるわ。

このチーム本当に無能。

相手見てゲームしろよ。


セカンド拾えないのもWBが引かないといけない+ボランチが取りに出て行かない。

常に相手ボールで守備させられる形。


やっと1点目。

コーナーからのボールサイドにラインを引き寄せて逆サイド側にスペースを作った形。


サイド1枚だと中央からのボールの出口がないんだよ。

サイド2枚なら斜め後ろのSBに戻してキープ、斜め前のSHに渡して攻めの両方の選択肢がある。

2シャドーが下がってきてしまうと中からサイドに出る形も無くなってしまう。


前半終了


山口の守備はコンパクトな442かSHを広げた形。

サイドに寄せてコンパクトにさせれば逆サイドの高い位置を攻めることはできる。

しかしそれをせずに寄っているボールサイドで剥がそうとしてカウンターされる。

広がった時はSHにWBが対応しなければならず守備範囲の狭いボランチのせいでシャドーも下がって守備のサポートしなければならない。

シャドーを下げさせない為に4バックでボールを回して1トップ+2シャドーを自陣深くに釣り出して上がってこないボランチの前のスペースを使ってそこからWBの裏を狙ったりしてくる。

ボランチが何もしないから山口は自由にボールを回せる。

シュート9本で1得点という酷さ。

守備の固まった状態で撃っても入るわけがない。

守備できない弱さ、速攻できない遅さ、そんなのを集めて勝とうというのが甘い考えなんだよ。

いつになったら理解するんだろうね。


雄斗の右サイドが全然使えていない。

一方で山口は両サイドとも攻撃出来ている。

これだと後半も何もできずに終わりそうだな。

まず中盤でボール回収できてない。

中に4枚いるはずなのにね。


遅攻と中通そうとする時点で負け確定。

相手見てゲームしてない。

山口がグー出してるのにチョキ出して負け続ける馬鹿。


後半

大森が持ち上がるけど山口のラインがしっかり出来ていてどこにも出せない。


山口が2枚替え。

ジュビロは動かず。

先制、勝ちこしている山口の方が2枚替えで先に動いている。

ジュビロのベンチワークの悪さは異常。


ボランチが全く機能していない。

CBの伊藤がボランチより前に出てきて守備しているレベル。

マジ遠藤足引っ張り過ぎ。

早く首にして放り出してくれ。


せっかくルキアンに鋭いボール入ったのに逆サイドが恐々上がってんのなんだよあれ。

松本みたいにダッシュで上がって来いよ。

雄斗か?

CBの方が向いてるだろ。

雄斗遅いわ。

雄斗は足は遅いんだな。

それだと上がれんな。

SHじゃなくてSBなら向いてるか。


選手がルックアップしなさ過ぎ。

周りの状況全然見ていない。

ボールしか見てない。

オフザボールの時にボール眺めてジョグするならまず周囲確認しろよ。


鈴木雄斗アウト 大津イン

遠藤アウト 大井イン

大井が入ると今野がボランチ?

大津はサイド?

大津はシャドーかな?


伊藤ボール持って中行くの何でだ?

あれは危ないだろ。


小川イン 大森アウト


山口さらに交代


伊藤が松本に預けてインナーラップから小川へのパス。

得点にはならなかったが積極的な攻撃で良かった。

その後もきちんと守備に戻ってるし。


逆サイドが攻撃の時に入るのが遅い。

逆サイドきちんと入って来いよ。

ニアに入る奴が釣って逆サイドが決めないと。

山田か。

突っ込んで得点してくれよ。

なんかボランチ役に戻ってるだろ。


みんな疲れてから交代、しかも3枠しか使わない。

さらに相手より遅い、少ない。

まともな監督連れて来いよ。

このチーム本当に戦略も戦術もないな。


ロートルがチーム壊してるだけ。

政一監督も遠藤もいらない。



鈴木雄斗は足が遅いからWBに入れるよりCBやった方が良い。

吉長を右、松本を左、ボランチに伊藤、左CB鈴木雄斗。

これでいいだろ。

山本もボランチとしてはいまいちなんだよなぁ。

今野か鹿沼で。


このチーム強くなる気がない。


2021年3月25日木曜日

山口対策

山口対琉球戦

https://youtu.be/liEhLpuk53c


山口は442のフラット。

琉球は両サイドを使った速い攻撃で攻略。


琉球戦を参考にすれば、


1.サイドのリスタートやGKをサイドに寄せて、逆サイド展開

2.SHをサイドに引っ張りボランチとの間をインナーラップで縦に攻撃して逆サイド展開


山口は442で守備はコンパクト。

現代型サッカーの教科書的な感じ。


だからこそ狭い局面には強いが大きな展開には弱い。

ボールサイドで攻略するのではなく、ボールサイドを囮に使いつつ、逆サイドでフィニッシュすること。


クローズドな場合ではボールサイドにしっかり寄せておいて逆サイドに大きく展開すると逆サイドは追いつかない。

4バックがリトリートした場合も同じで4バックが広い位置を取らずゴール前を固めるので両サイドから挟めばよい。

その為にまず中盤の第2ラインを超える為に相手SHをサイドに釣り出す。

ボランチとの間に間隔が出来るのでインナーラップで飛び出して前でボールを受ける。

4バックはゴール前を固めているので逆サイドの死角からダイアゴナルに侵入する味方にクロスを送ればいい。



小さく守る相手=グーなので広く攻撃する=パーで攻めればよい。

攻撃時に逆サイドがしっかりと前に出て攻撃参加、フィニッシュを決めることが重要。


ポゼッションして押し込んで縦パス狙いは無駄。

グーの相手にチョキで勝とうとする馬鹿。



ボランチ比較

 針谷

https://www.youtube.com/watch?v=a7YpKugsp3o


伊藤

https://www.youtube.com/watch?v=OBmq1rOEpvk


針谷は名波、俊輔、遠藤タイプ。

伊藤は服部タイプ。


針谷のプレーは閉所では活きない。

常に広いスペースが必要で基本的に第1ラインから第2ラインのサイドの位置でマークのいない時、3ライン自体が伸びきって各ライン間に大きなスペースのある時のみ活きたプレーが出来る。


伊藤は守備ができる上に前にも出る。

どちらがボランチとしてふさわしいかと言えば圧倒的に伊藤。


針谷のプレーを見ればわかるが、テクニックとインテリジェンスだけの選手はフィジカルがなく守備はできず攻撃はサポートがメイン。

局面の打開はサイドチェンジか縦パス。

多分FWが徹底的にマンマークについて、同じタイミングで第2ラインを絞った状態で上がればカウンターの起点にされてしまう。

マークにつかれた時はスペースがあるので自分でかわすテクニックがある。

それが時間を潰すことになって上がってきたラインに捉えられる可能性が高い。


針谷が活躍するのは押し込んで縦パスを通す時よりオープンな展開でスペースのある時。

現代の守備はFWも含めて密集するので縦パス自体が入りにくい。


針谷のプレーを見るとわかるが、中央にいるパターンは全体がオープンでライン間にスペースがある場合か相手を押し込んだ場合のみ。

それ以外だとサイドに寄った位置を取っている。

フィジカルの弱い針谷は中央でパスをもらう場合、スペースがあれば相手をいなすことが出来るが、スペースが無い場合はそれができないので耐えることが出来ずにボールを奪われてしまう。

スペースを求めて動くとサイドに寄らざるを得ない。

ボランチがサイドに逃げると中央の守備は手薄になる。

ボールロストした場合のカウンター対策が整備されていなければ中央を簡単に突かれてしまう。


伊藤の場合は中央でもボールを保持できるし、相手から奪うこともできる。

伊藤の体格やスピードを生かすにはCBに置くよりボランチに置いて守備しつつ攻撃参加するのが一番になる。


針谷のようなタイプはボランチより最初からサイドにいて前と後ろを繋ぐ、逆サイドに展開するという広い動きの出来るパスを使った方が良い。

無理に押し込んで縦パスを通すやり方は結局カウンターの起点になりやすい。

カウンター対策で必要なのはシュートで終わる事。

追い込んで攻撃を長引かせるとそれだけ相手にカウンターのチャンスを与えることになる。

シュートが外れれば場面はリセットされる。

ポゼッションの意識があると常にボールを保持しなければならないので相手を押し込むことで自陣の守備が無くなりカウンターされた時に止められない。

ポゼッションの方がより多くの守備整備が必要なのはボールロスト後の守備を複数用意することが必要になる為。

守備整備できないのならポゼッション自体をするべきではない。



ボランチに必要なのはまずスタミナとストレングスのフィジカル要素を基本とした守備。

決して攻撃力ではない。

ボランチは第一に守備の要である。

守備できないのであればサイドに置くべき。

ボランチに守備できない選手を置いてはいけない。

チームが傾く。

決定的仕事をするたった一人の選手

決定的仕事をするたった一人の選手。


それはGKとFW。

GKは失点を防ぐ。

FWは得点する。


パサーはただのリンクマン。


一本のパスで打開できる局面は限られる。


大事なのは局面を作る全体の動きの方。

つまりチーム全体のオフザボールの動きの統率。

ゲームメーカーがパスにメッセージを込めて…といえば聞こえがいいが実質他の選手が全く動かないというチームとして終わってるってこと。

パサーがゲームメイカーとしてコントロールする時点で一人に依存し過ぎている。

それを必要としない方法論を取るべきで、その方法はチームとしてオフザボールの動きをしっかりパターン化して練習すること。

そうすれば誰がやってもパスが通るようになる。

パスが上手い選手だけがコントロールするのではなく、ボールを持たない選手の方が動いて局面を作り、パスが出るようにする方が何倍も効果的で効率的。

そういうチームを作るべき。

ジュビロはそれをしない。

だからいつまで経ってもパサーの穴を塞ぐことが出来ない。

一人の穴を塞ぐためには他のプレイヤーが10%上乗せで頑張らないとならない。

すると1ゲームの中で約10分の時間が無くなってしまうことになる。

チーム全体としてデバフされた状態と同じ。

一方でパサーの出すパスの何本がゴールに直接つながるのか。

一人で他の選手の10%分以上の効果を上げるのかというと、全くそんなことはない。


つまりパサー一人を入れることでチーム全体は10%の能力低下が起こる一方で得点できる確率はそれほど上がらないというハイリスクローリターンになる。

こんなことをずっと継続するのだから勝てるわけがない。

J2に降格する理由をいつになったら理解するんだ。


全く学習能力がないチーム。

パサーはもういらない

昇格の為にパサーはいらない。

ポゼッションもいらない。

やりたいサッカーなんて捨てろ。


まず人数が足りな過ぎる。

フルメンバーいない時点で戦略的に負け。

人数が少ないことで少ない人数で回さないとならない。


さらにスタメン固定でサブメンバーのモチベーションも経験も全部捨ててる。


自由度の高さの担保が固定メンバー化という酷い有様。

そのせいでサブ以下のメンバーが活躍できない。

交代すらしない。


固定されたメンバーが潰されるまで使い続け、穴があいたらサブから昇格のみ。

これで長期のリーグ戦を戦うんだから正気じゃない。

それを昇格だけを見据えてるというのだからたまったもんじゃない。


チーム運営している人間がチームを理解してないしコントロールできていない。

何でそんな程度の仕事で給料もらえてんだよ。


とにかく遠藤はいらない。

ボランチにスタミナとストレングスの無い選手はいらない。

勝てないジュビロの特徴はまずボランチが弱すぎる。

パサーボランチの弊害がもろに出ている。

出来もしないポゼッションにこだわり過ぎ。

そもそもジュビロはポゼッションのチームではない。

堅い守備と速攻で圧倒的な得点力で勝つのが強いジュビロ。

チンタラパス回してトロトロ動くようなのはそもそもジュビロじゃない。

遠藤は一番ジュビロにいらない人間。

ずっと穴なんだよ。

ジュビロのボランチはずっと穴。


2017、名波の率いたジュビロがJ1の上位に迫ることが出来たのは最少失点という堅い守備があったから。

今のジュビロはJ2最悪の失点数を誇るボロチーム。

直近2試合勝っただけ。

4試合で9失点。1試合平均2点以上のスカスカ守備。

全部ボランチが弱いからだよ。


もういい加減パサー殺せよ。

役立たずなんだから。


遠藤も山本もフィジカル系じゃないのでそもそもボランチにいてはいけないタイプ。

サイドに置く以外に使い道がない。

センターライン、特に中盤は守備の要。

走れない、競えない奴がボランチにいるだけで負け濃厚なんだよ。


ポゼッションでロストしたら即時奪還。

じゃぁ走れない、競えない奴がどうやって奪還するんだ?


そういうこと。

遠藤じゃロスト時点でもうボランチとしては機能しない。

ボールロスト=失点不可避になる。


ボランチはドゥンガ、服部、福西タイプを置くべき。

名波はボランチじゃない。

この違いは超重要。

ボールを支配するってことは、パスを出せる事じゃなく、いつでもボールを奪い取ることが出来るという事。

根源的レベルで全く違う。

軽いボランチは全く役に立たない。



ジュビロは何故鹿島になれないのか

ジュビロのやっていることは高校サッカー。

自由放任と無責任がセット。


組織としては最底辺。


強いチームは組織として強い。

しかしジュビロはそれをしない。


ジュビロは2つのことが同時にできない。

つまりは短期的にチームを勝利させること。

そして中長期に若手を育ててチームとして勝ち続ける事。


まず短期的目線では攻撃型のカウンターサッカーを望まない。

望まないが直近2試合はそれによって勝ちを得ている。


中長期的には中古のベテランを使うだけで若手を指導せず経験も積ませずただベンチに置くだけ。


成岡菊池大井の世代のように潰していいのか?

成岡は良い選手だったし、菊池も素晴らしかった。

大井も成長して戻ってきてくれて活躍してくれた。

しかしジュビロは何をしていた?


ジュビロという組織が組織の体を成していない。


選手個人の能力を寄せ集めるのは高校サッカー。

それを組織にまとめ上げ、チームとして勝ち続けることが出来てこそプロ。


黄金期世代の生活費稼ぐ為にチームを利用されるのは遠慮願いたい。

やるからには勝利、昇格のみ考えてくれ。


プロリーグ発足してもう何十年も経ってるんだからいつまでも同じ事繰り返すのはいい加減に止めろ。


プロチームであることを自覚してまともになれ。


良い選手がいても使いこなせないダメチームなんだよ今のジュビロは。


何もかもが終わっている事すら自覚できない。


このままだと本当にJ3まっしぐらだぞ。


いつになったらこのチームはまともになるんだ…。

2021年3月24日水曜日

何故カウンターサッカーは安定するのか

まずフォーメーションは守備を基本に考えられている。

そして守備戦術をメインとするカウンターは通常の状態が守備なので、ボールを得た時にポジティブトランジションで攻撃に移行できる。

逆にポゼッションは常にボールを持ち続けているので守備戦術ではあるが攻撃権を持っている。

ポゼッションは守備でもあり攻撃でもある中間状態。

ただしボールロストした場合はさらなる守備を強いられる。

そう考えるとポゼッションしている方がより多くの守備整備を強いられるということ。


カウンターでは基本が守備なので、より悪い状態の守備、2段目の守備は必要だが、それ以上の守備整備は必要ない。

カウンターでは「どこで奪うか」が重要になる。そしてそこを外された時にネガティブトランジションすることになる。

奪うことが出来ればポジティブトランジションで一気に攻撃に移行できる。

ネガティブトランジションの場合は即時奪還するのか、リトリートするのか2段目の守備戦術を行使することになる。

奪うポイントを外された場合、フォーメーションや奪うポイントによってことなるが、最終ラインの人数が多くスペースが少ないならばリトリートしてもよい。

中盤に人が多いのならば即時奪還、プレス、ハイプレスでボールを奪い直すか、最悪回収できなくてもボールを下げさせて立て直すことが出来る。

ゾーン2ならばゾーン3までリトリートしてゴール前を固めてロングカウンターに切り替える。

無理に即時奪還をしようとして前がかりになると後ろにスペースが空く。

すでに後ろに人数がいる場合はそのまま封鎖しつつ詰めてハイボールを蹴らせないようにする。


カウンター戦術は守備が基本なので失点しないことが前提。

かつ相手が攻撃してくるために少数での攻撃で済む。

相手の守備を剥がす必要性がないので得点力はカウンターの方が高い。

弱者の戦術と考えるのはおかしい。

むしろ強者を倒せる強い戦術なのだから採用するべき。


サッカーは得点の少ないスポーツ。

だからこそ失点を少なくすれば、少なくとも負けることは少なくなる。

負けなければ勝ち点が拾える。

さらに相手が前がかりで得点しやすい。

攻撃のバリエーションは少ないが得点できる可能性はむしろ高くなる。

昇格、勝利を前提と考えるならカウンター一択。


ボールを保持するだけのサッカーで勝てるわけがない。

パスの本数やシュートの本数は目安に過ぎない。

結果が出ないのは出す気がないから。

得点を増やす、失点を減らす、という部分を本気で考えるならカウンターは基本中の基本。

つまり勝利への近道はカウンター。


守備整備できない監督にポゼッションは無理。

そもそもポゼッション自体が楽観的な守備戦術でしかないから。

ロストした後の多段守備を整備できないようならそもそもポゼッションなんてやるべきじゃない。


楽観視だけの守備戦術

もしカウンター戦術なら、初期位置をゾーン2に置いてショートカウンター狙い、それを突破されるならゾーン3に引いてロングカウンター狙いの2段構えが出来る。

しかしポゼッションの場合はそれ自体が守備戦術。

ボール保持することで相手は攻撃できないという守備。

よってボールを取られた時に2段目の守備戦術が必要。

ジュビロの場合は即時奪還。

今いる場所から全員守備でボールを狩り取る。

ゾーン3でボールロストすると自陣のエリアが空で失点を防ぐことが非常に難しい。

フベロ時代に4バック=2CBでゾーン3まで追い込んでの失点は攻めきれずにカウンターを食らって失点の場面が多かった。

ポゼッションの絶対条件は「ボールを失ってはいけない」

こんな事は出来るわけがない。


ジュビロの戦術は攻撃一辺倒でその攻撃もボールポゼッションと得点チャンスを作ることがメイン。得点重視なわけではない。

守備に関しては「ポジティブ思考」で最悪の場面を考えて構築されていない。

1段目の守備はボール保持、2段目の守備は即時奪還。

最悪のケースは自陣に守備ゼロでフリーでGKと1対1で失点。


ジュビロのやりたいサッカーはポゼッション+ショートパス遅攻+サイド攻撃。

相手は自陣ゴール前を固めるロングカウンター狙い。

結局ゾーン3での戦いになってしまう。

ゾーン3を固められると簡単にはゴール出来ない。

長い時間をボール回しに取られてしまう。

問題なのはゾーン3の戦いになると守備陣はゾーン2より前にいなければならずゾーン1は空になってロングカウンターに対して非常に弱い。

相手を押し込めて攻めること自体が悪手なのである。


つまりジュビロがどんなに「自分達のサッカー」を求めても、やればやるほど沼に嵌る。

最初からジュビロの考えている前提が非常に甘過ぎるのだ。


ジュビロがやるべきなのは「普通のサッカー」


ジュビロの常識はサッカーの非常識なのだ。


京都戦は京都が443で殴りに来てくれたのでその前の水戸戦の同じで中盤サイドの守備が無くカウンターが出来た。

その為にどちらも流れで得点が出来ている。


多分これからの試合では相手はカウンター狙いでジュビロにそこそこ攻めさせると思う。

ジュビロはサイド1枚なので攻撃させた方がサイドが空いてカウンターしやすい。

水戸戦や京都戦でジュビロがやった戦い方と同じ事をされるだけになる。


ゾーン3に押し込んだ状態からボールロストして、1本ロングパスが出されてしまうと即時奪還自体が不能になる。

何故ならチーム全員が既にゾーン3を包囲してしるから。

そこから1本ロングボールを出されてしまうと、2CBでも3CBでもFWとのスピード対決になってしまう。

そして何よりCBが壁にならないのでシュートコースを限定することができない。

よってGKの1対1能力が非常に重要になる。

組織的守備が出来ず、「個」で守らなければいけない。

ジュビロの失点が減らない理由は戦術的な側面が非常に大きい。


ジュビロは攻撃サッカーを望んでいるが実際は守備でのスプリントを強要される。

逆に水戸戦や京都戦では攻撃でスプリントできている。

相手が攻撃してくることでこちらが半強制的に「守備」させられた状態ではあるが、結果的に「ポジティブトランジッション」の為にスプリント出来たわけである。


ジュビロがポゼッションと遅攻にこだわるほど、「ネガティブトランジション」「守備の為のスプリント」が強要されてしまうという事。

それは初期状態がボールポゼッション=攻撃権の保持だから。

守備的にボールポゼッションしているとしても、ボールは攻撃権。

この中途半端な状態をどうコントロールするかが問題。


守備の為のボールポゼッションは密集陣形とショートパスによってボール保持を続ける。

攻撃のスイッチは縦パスで入れる。

守備の為にボールを保持し続けなければならないということは選手は休むことが出来ない。

1つのミスでボールロストしてしまうからだ。

さらにロスとした後にスプリントしなければならず、結果的にボール保持時はメンタルを消費して、ボールロスト時はフィジカルを消費せざるを得なくなる。

逆にカウンター戦術のチームは無理にプレスに行かず、フォーメーションでワイドに密集することでパスコースを消すことが出来るので大きなスライドも必要なくフィジカルもメンタルも消費しない。

守備時に休めることで攻撃時にスプリント出来る。


5人交代制の今シーズンではポゼッションとパス交換で相手守備の体力を削ることはできない。

交代されれば意味がないのだ。

限りある体力をどうつかうか、どこで使うのかというのはチームのデザイン、戦術と大きくかかわる。


ポゼッションを守備ラインでやるとハイプレスされてボールの逃げ場所がなく、かつ背後にGK一人しかいない。

よって最終ラインでのボール保持はハイリスクになる。

すると中盤より前でボールを回さない限りリスク管理は出来ない。

ジュビロの今のフォーメーションからすると3421の中央のボックス4人でショートパスを回して保持したい所。

遠藤が下がってくるのは良くない。

そもそもボランチやセンターラインにいること自体が間違い。

結局中盤サイドで持つ方が低リスク。

すると3421だとサイド1枚なのでちょっと微妙。

サイド2枚にしてSBに守備的な選手がいる状態で動かないSHとして遠藤を放置するしかない。

これだけでもボランチから遠藤が外れて背後のSBも守備的にすればとりあえず守備は安定する。

今のスッカスカのボランチより何倍もマシになる。


いずれにしてもジュビロの守備は整備されていないレベルと大して変わらないという事。

だからといって勝ちさえすればどれだけ失点しても構わないというほど得点に特化しているわけでもない。


攻撃面では手数、チャンスメインで得点力メインではないローリターン。

守備面ではほぼザルレベルのハイリスク。


これではいつまで経っても失点は減らないし得点も上がらない。

これがジュビロのやりたいサッカーの本性。

だからJ2に落ちるし昇格できない。


2021年3月23日火曜日

遠藤の能力は限られている

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81338


ハッキリ言って名波に似たビッグマウスというか自分を大きく見せて居場所を作ってる。


スポーツは肉体が基本。その基本部分がほぼゼロで何が出来る?

スポーツは確かに頭脳も必要。

しかしそれを活かすためには肉体が必要。

すでに片方の車輪がないんだよ。


スピード、スタミナ、ストレングス、テクニック、インテリジェンス


遠藤はこの中でテクニックとインテリジェンスしかない。

フィジカル要素のスピード、スタミナ、ストレングスがない。

そしてそれはボランチとして一番必要な部分。


テクニックかインテリジェンスのどちらか+どれか一つでもフィジカル要素があれば居場所はあるかもしれないが、現代のサッカーでフィジカル要素ゼロで挑むのは無理。


これは宮崎がプロ契約取れなくなったのと一緒。

宮崎もテクニックとインテリジェンスのみの選手。

そしてSBに居場所があったもののフィジカルの弱さから何度も狙われ、ボランチやった時は何度も突破された。

これと全く同じことが起こっている。


この根源は名波から続いている。

俊輔も一つ前のシャドーでやってた理由は同じ。

どの選手もフィジカルがない。

よってボランチに置くと守備力が極端に低くなる。

ボランチが弱いとCBとGKにそのしわ寄せがいく。


八田が狙われたり、伊藤が狙われたりしているが、最初に変えるべきなのは「遠藤」


普通に見ていれば誰でもわかる事。


遠藤のメリットよりデメリットの方が大きい。


テクニックとインテリジェンスの選手こそ選手を止めて早めにコーチ業に入って監督業に行った方が良い。

フィジカルだけの選手がコーチも監督も出来ないのと一緒で、フィジカルの無い選手がいつまでも選手でいる方が問題。


チームとして選手の特性に合わせて道を作ってやるのも重要。

何故フィジカルのない選手ばかりをクリティカルなポジションに置きたがるのか意味が分からん。

チーム自身が負ける理由をど真ん中に置く理由を教えてくれ。

それが「ジュビロのやりたいサッカー」なのか?

そんなものサッカーでも何でもない。

それはただの「自己満足」


ジュビロのサッカーは「自己満足」で終わっているレベルの低いサッカーを目指しているだけ。

本当に高いレベルならまず基礎基本は当たり前に抑える。

それをせずに一足飛びに上に行きたがるのは順番を無視しているのと同じ。

絶対に昇格できるわけがない。


遠藤がどう考えていようと遠藤に価値があるのは非常に狭い局面だけで、トータルするとマイナス。

市場価値自体がそれを示している。

まともに見ればそう評価されるのは当たり前。

日本人は優しすぎるし、特に静岡の人間はさらに温い。

弱い立場に寄り添ってしまう心情が湧くとそれに流される。

だからこそもっとストロングなメンタルを持った外の血が必要なんだよ。

ドゥンガの系統こそがジュビロのボランチの本筋。

名波路線はNBOXの3ボランチだから居場所があったんだよ。

服部と福西というボランチがいたからこそ中央にいることが出来たの。

それをまず認識してドゥンガ、服部、福西のようなストロング系ボランチ、正統派のボランチを置くべき。

テクニカル系の選手はセンターラインにはそうそうおけないんだよ。

しかもフィジカルなしのテクニカルのみの選手は。

だからパサー、キッカーはそれだけしかできないと居場所がなくなる。

ボールコントロールだけに長けていても肉体の衰えはそれ以上のマイナスを生んでいるってこと。

テクニック、インテリジェンスは若手育成の為に使ってこそ意味がある。

フィジカルは受け継ぐことはできないが、テクニックとインテリジェンスは受け継ぐことができる。

だからこそフォーメーションや戦術、オフザボールの動きでパスコースを生む、ハイドのラン、とプレーの質を高めるのはテクニックやインテリジェンス。

そういうものこそチームの経験知として溜めてチーム力にするべきなのに。

ジュビロは人の使い方が分かっていない。

小川航基を使うなら

 小川航基を使うなら、まず小川自身の進化が必要。

と言ってもそれほど凄いことではなく、短距離のスプリントが出来るようになること。


これが出来れば、トップ下として4231や3331で使えるはず。


今のジュビロは遠藤が穴という事が知れ渡っているので中央、ボランチやその周辺を使いまくられる。

よって今の3421で2シャドーがサイドでゲームを作る形だと中の守備がより薄くなってしまう。


そこで小川のフィジカルを前目の守備として利用する。

近年のイメージとしては小林裕希が4231のトップ下で活躍したのと同じパターン。


ルキアンの1トップはサイドに流れて行くので中央が空く。

さらにボランチが上がってこないので中央のポジションに入る選手が逆サイドのWBである松本になってしまう。

松本のスプリントは素晴らしくここ数試合で得点しているので武器の一つ。

しかし長期戦で使われ続けると疲労が溜まってしまう。

そこで中盤のボランチの弱さを補うこととルキアンが流れた後のスペースへの侵入による攻撃の攻守両面で適性がありそうなのが小川航基。

まずCFであるので中央のポジションに最適かつある程度のフィジカルもあるので対ボランチへの潰し役も兼ねてもらう。

中央の居座って王様プレイをしてもらう。

これは小林同様。

王様として中央で支配して汗をかいてもらう。


中央への侵入は一旦逆サイドにバックステップしたりランで離れたりして影に隠れてDFの視野から消える。

そこから再び入り直して側面、背後から入ってきてクロスに合わせる。


小川自身の動く範囲は以前より広くなり短距離のスプリントは必要になるが、そこはやってもらわないと自分自身がプレイヤーとして死ぬのと同じ。

動かないだけのプレイヤーでは役には立たない。

ルキアンとの縦の2トップ、偽トップ下として攻守に活躍できるだろう。


チーム的には遠藤の穴を前で防いでもらう守備タスクを担いながらのプレーになる。

しかし、もしこれで守備の穴が塞がり遠藤がより良い形で機能したら遠藤から小川への縦パス1本からミドルシュートという形も見えてくる。


ジュビロは選手が動き回ることが前提の部分がある。

逆に言うと、スタートポジションは「偽」ポジションと考えればいい。

そうしてゲームの中で偽ポジションから本来のポジションに移動して活躍する、というスタイル。

小川航基にもっと走力があれば体格を利用してもっと後ろのポジションにコンバートしてもいいかもしれないが、走力やスタミナがないのなら体格を生かして中央ラインのポジションをやるといい。中盤は走ることが仕事の部分があるので走力スタミナは必須。

小川自身にやる気があってチームも遠藤の穴をどうするべきか考えて変化を求めるなら小川航基トップ下は守備の解決策+攻撃力アップになるサブプランとして考えられる。

ジュビロの汚染は深刻なレベル

京都戦の山田のコメント。


「自分達のサッカーが出来なかった」


マジでヤバい。


名波を筆頭に俊輔、遠藤と継続して守備の脆さが異常。


なのにまだポゼッションにこだわっている。


ポゼッションは「相手に攻撃させない守備戦術」


攻撃とは何ら関係ない。


さらにジュビロのやりたいのは引いた相手を崩す「遅攻」


京都戦の1点目のようなスタイル。


相手が引けば引くほど得点はしにくくなる。


だからそこ速攻が一番得点しやすい。


ジュビロは自分達で難しいことをやろうとし過ぎ。


そしてそれが出来るのは実力差のある弱いチームだけ。


それが全く理解されていない。


ジュビロの選手は洗脳されまくってる。


だからJ2に落ちるんだよ。

2021年3月22日月曜日

戦術も戦略も理解できないサポ

戦術、フォーメーションはゲームと切り捨てるサポがいるが…


そういう奴の方が全く理解していない。


何故、戦術や戦略はあるのか。


そもそもやっていることが違う。


スポーツとしてのサッカーをやっているのは選手。


しかし、コーチや監督はリーグ戦で勝つ為の策を練って勝たせるのが役割。


それが戦術。


チーム全体として若手の育成や資金調達などトップチームには関わらないが長期的視点+経営視点で全体を動かすのが戦略。


選手は歩兵と同じ。最前線で戦うのは選手。


それを勝たせるための策を作るのがコーチであり監督。


両者は全く異なる。


これ自体が理解できていない。


サッカー未経験者が戦術面や戦略面で貢献できるのは前線の歩兵ではないから。


全く異なる役割を理解できない奴は全体を見る事すらできない。


だから今何が起こっているのかすら理解できない。




ボランチ改善するべき

京都戦の失点のほとんどがボランチ絡み。

当たり前だがCB以上に守備選手が求められるボランチに紙フィジカルスプリント出来ない選手を置き続ける理由がわからん。


遠藤が得点に絡んだのは1点目。

右サイド前方に3人がいて、その背後で4人に囲まれた状態から山田大森に配給。

サイドの選手がワイドで引きながら大森がワイドに山田が一度下がってから大森の動きに釣られてCB間が空いたところに山田が入り込んだ。

遠藤の役割は別に遠藤じゃなくちゃできないわけじゃない。

逆に遠藤のポジションでやるべき役割が全くできてないから守備が崩壊している。


山本も遠藤の介護をしないといけないので遠藤のケツを拭かざるを得ない。


遠藤が活躍するべきFK、CKからの得点もほとんどない。

求められている役割で活躍は出来ていない。


ボランチは伊藤や鹿沼を置いた方が良い。

上原が戻って来たら上原を置いてもいい。


とにかく今のボランチはチームの穴でしかない。


1トップを理解しないサポ

2トップにすればもっと攻撃力が…とサポは言うが、これは「真逆」


今のジュビロが何故複数得点出来ているのかも理解できていないサポが多い。


攻撃に必要なのは人数ではない。

重要なのは「守備を剥がす事」


まず「守備の基本」を知る必要がある。

守備の基本は「FW+1」の人数。

FWに対してストッパーが1人+スイーパーが1人必要になる。


よって4バックに対して1トップだと2CBがストッパーとスイーパーをするので両サイドのSBは必要なくなり攻撃参加していなくなる。

これによりサイドが空く。


今のジュビロの攻撃は1トップのルキアンがサイドのスペースを使ってストッパーを釣り出す。

これでゴール前の守備はスイーパーとGKだけになる。


もし2トップにしてしまうと相手はストッパー2人+スイーパー1人の3人、3バックもしくはSBを一人残した形の4バックになりスペースがなくなってしまう。


1トップの良い所は相手の守備人数を少なくすることが出来る。

さらにサイドを使うことで実質的に0トップ化する。

ここで大事なのはルキアンがサイドを使うことでサイドに「視線誘導」すること。


サイドにボールを置くことで相手の守備の視界はボールサイドに偏る。

これによって逆サイドの動きを周辺視野で感知できず、「意識外からの攻撃」を受けることになる。


松本の動きが藤田俊哉に似ていて、逆サイドの視界の外から中央に走り込んで合わせる「見えない攻撃」をしていること。


今のジュビロの攻撃は非常に理に適っていて、攻撃は速攻でサイドを使いつつフィニッシュは逆サイドから、という速攻のお手本をやっているような非常にスマートな攻撃をしている。


現代サッカーでは流れからの得点が少ないと言われているが、何故、今シーズンのジュビロがこれだけ複数得点できているのかといえば、上で説明したように


1.FWは最小限にして守備の人数を少なくさせている。

2.サイドを突くことで中央の守備をサイドに釣り出している。

3.逆サイドからの侵入による視界外の見えない攻撃によるフィニッシュ。


とこれだけの高い連携が出来ている事。

単純に2トップにすればもっと得点できると考えているサポはどうしてジュビロが流れの中でこれだけ得点出来ているのかを全く理解できていない。


もう一つのパターンは山田の得点パターン。

FW、WB、CBがワイドに開いて相手をサイドに釣る。

山田は中央の位置から釣られてたDFがいたハーフスペースに斜め前に侵入。

スペースでボールを受けてシュート。


これもサイドに広げて縦を使うというパターン。


どちらにも言えることだが、これはポゼッションをやると非常に難しくなってしまう。

オープンな展開での守備からのカウンターや、クローズドでも守備側でカウンターを狙った時に得点が出来るパターン。


1トップは偽CFと言ってもいい。

CFでなくWGのルキアンがCF位置にいてCBをサイドに釣って空いた中央に2列目3列目が視界外から飛び込んでフィニッシュするパターン。

非常に強力でカウンターの決定力は非常に高い。


本来攻撃力とは得点できる能力。

ボールポゼッション率の高さやパス本数など数字に過ぎない。


もし2トップにするとしても縦に並んだ関係でないと意味がない。

横に並べてしまうとゴール前の守備が固くなってしまうだけになる。


1トップにしても相手の攻撃は1トップに対する守備でストッパーとスイーパーが必要になる。

つまり相手の攻撃は8人。こちらの守備は1トップを除く9人。

9対8で守備が出来る+相手の守備を1トップがサイドにはがせば残る守備は1枚のみ。

1トップだからといって攻撃力が落ちるわけではなく、1トップにすることで相手の守備枚数が減ることで攻撃力はむしろ上がるということ。

重要なのは相手の守備枚数を減らす+自軍の2列目3列目が一気に攻撃に出る速度。

守備枚数が少なければこちらも少ない人数でも十分に得点チャンスはある。

逆にトップの枚数を増やして相手の守備枚数を増やしてしまうとゴール前を閉ざされてしまいチャンスが無くなってしまう。


1トップは決して攻撃力が低いわけではない。


大穴の開いたバケツ

政一監督と遠藤が大きすぎる穴。


京都戦の3失点目は明らかに政一監督と遠藤の問題。


そもそもボランチはCBクラスのフィジカルを持って守備することが前提。その大事な1枠を紙フィジカルかつ瞬発力のない遠藤で消費してしまっている。

そのしわ寄せはWボランチの山本にいく。

京都のハイペースなゲームにボランチがスタミナ切れで対処しきれなかった。

遠藤がいるだけでその負担が山本やCBにかかってくる。


鈴木雄斗と今野が活躍して遠藤の穴を埋めてくれている。

鈴木雄斗はWBの裏、ボランチの裏、自分のスペースと3人分の仕事をこなした。


政一監督と遠藤の老害2トップでチームが負け続けるのは見たくない。


ボランチは伊藤と鹿沼で堅く守りつつ、伊藤の縦への動き+ミドルシュートで中央の攻撃機会を活かして欲しい。

2021年3月21日日曜日

2021 第四節 京都戦

京都の攻撃で遠藤の穴を狙いながらそのまま縦に貫通する攻撃怖すぎる。
遠藤の周辺をずっと使われている。
遠藤の足の遅さを利用してスペースに入って遠藤がチェックに来る前にダイレクトプレーでパスを出しているから遠藤だと抑えられない。
ボランチとしての仕事ができない。

圧倒的に京都が主導権を握り続けている。
ジュビロはボールを取れず、またキープもできない。

小川が中に絞っていた位置で中央攻撃できた。

京都のトランジッションが攻守に速い。

今野がウタカを抑える役を任されているようだ。

今野の判断は正面で下がるとPAに入ってしまうのでPA外でファールで止めるしかない、という感じか。

今野のファールで直接FKだが壁の上で助かった。

やはりボランチが機能しない。

この試合は徹底的に守ってカウンター狙うしかないか。

かなり激しい1対1をやってる。

京都の右サイドの攻撃が結構鋭い。

今野が中盤の底と対ウタカの両面で見なければならず、この両方のタスクを両立できないような攻撃をされてくるとかなり厳しくなる。

ジュビロは4バックに変更か。

鈴木雄斗が速めにクロスを入れて速攻狙いにしている。

ジュビロは松本鈴木雄斗の左サイドで攻撃する感じ。

ウタカが右にいる+右サイドの攻撃が素早いので右は引き気味。

ややジュビロも押し返してきているか。

ゴール正面、3本のシュートを防ぐ。

どうにか守り切ったが前半30分終わってほぼ京都ペースの攻撃で終始している。

ジュビロは少ないチャンスをカウンターしたいが厳しい。

こうなるとポゼッションのみでやって来た弊害が出てくる。

京都のスタミナ切れも5人交代制なので前半だけでいなくなっても問題ない。

ジュビロは結構厳しい。

このゲームどう打開するか、というよりどう耐えきるか、くらいしか望みがない。
カウンターできる要素があればまだ引き分け、勝ち筋を考えられるが、今の状態だと相当厳しい。

DF山本がイエロー。

DFはカードもらいやすいのでカードの管理も含めて難しい。

ボールが伸びて八田がセーブ。

小川が左サイドに入って左の攻撃を活かそうという感じか。

主審に当たって攻めが止まる。

これはアクシデントで仕方がない。

松本がちょっと疲れすぎてる。
足元がふらついている。

ウタカが良いポジションで守備している。

サイドで潰されてボールロスト。

中央のボランチの前のスペースを使われている。

それがボランチの釣り出しに使われている。

どうにか前で守備ができて八田にショートストップさせる場面が少なくて済んで切る。

攻撃が止まるのは本来ボランチが上がっていてくれるはずの場所にいない。

それで逆サイドに回さざるを得なくなって時間を消費してしまい相手の守備も戻ってしまう。

京都もスタミナはヤバそう。

41分 右サイドから山田がシュートして得点。

パスをトラップせずそのままシュート。

これは流れ変わるぞ。

今野のウタカ潰しが効いているのとどうにか守備が維持できている状態。

京都のハイペースゲームに対して守備を固めて対応した。

4バックにしたことで今野のタスクが分散されて対処出来ている。

AT+2

京都は徹底的に攻撃サッカーしてくるが八田キャッチ。

京都は352か。
中盤中央で人数かけてくるのでセカンドを奪えない感じ。

前半終了 1-0

まさかの山田の先制点で京都のハイペースゲームをひっくり返した。
これで京都は自分の首を絞めたことになる。
後半有利な状況で入れるのはうれしい。
問題は後半京都がどうくるかだなぁ。
同じ感じで攻撃してくるのか。
同じだとすると前半同様に少ないがチャンスはありそう。

京都はWBを高い位置で攻撃参加させてくるのでその裏を狙える。
WBの裏にスペースがあるのでサイド展開してからボランチ脇やCB間のスペースを突くことが出来る。

山田がやっと10番として仕事してくれ始めている。
これが一番うれしい。
ボランチ役はやらなくていい。
山田は攻撃で得点を期待するだけ。
後半2点目取ってくれると助かる。

山田は平均的なポジションが前目に位置していることで前線守備と得点に絡める位置を取れる。
問題は山田が追っている時にボランチが上がらないからそのスペースを使われやすいことか。


京都はDFの交代1枚のみ。ハイペースを続けるかどうか。

京都は展開早め。

京都はT字に布陣。ワイドから流し込んでウタカが触ったボールはDFに当たってコースが変化してゴール。

1-1

後半序盤で前半の有利を消してしまうとは…。
ゲームプランをあっという間に潰してしまうチームだな…。

右サイドの攻撃から中央に松本が入ってきてゴール。
背後から入ってくるいい動き。
これだよ。
ルキアンが右ワイドに釣って左の背後からニアに向かって松本のダイブ。
これはいい流れ。

1トップのルキアンがうまくDFを釣ってくれるおかげでMFが縦に動くことが出来る。

ウタカのシュート

2-2

味方のバックパスのミスで八田が逆取られる。

このゲーム全く予想付かないな。

小川が足を釣りながらもシュートで3点目。
カウンターが効いた。
大森がキャリーして小川が右をオーバーラップしてシュート。

伊藤が準備。
小川の代わりに伊藤が入りそう。

伊藤イン 小川アウト

京都も2枚替え

京都が攻めながらジュビロが速攻カウンターという感じか。

ルキアンチャンスを外す。もったいなかったな。

鈴木雄斗が上手過ぎるな。

マジ鈴木雄斗補強は良かったな。

しかし2点差以上取らないと勝ち点増えても得失点差が縮まらない。

まず勝ち点は必要だが徐々に得失点差も縮めたい。

山田もう一点くらい入れてもいいぞ。

京都1枚交代 4枚目か?

70分過ぎてそろそろクロージングをどうするのか考えないといけない。

4点目を狙うのか、このまま守りきるのか。

京都のCKにされた。

京都5人目用意

ジュビロは交代枠使わずに大丈夫か?

京都はルキアン抑えるのにバイスがマンマーク。


大津イン 大森アウト

やっと2枚目交代か

10分じゃ足りな過ぎだな。

バイスがルキアンへのファールでFKゲット

ここ決めて4点目欲しい。

まさかのオフサイド…。

おいおいマジかよ…。


京都なりふり構わずだな。

ルキアン上手いな。イエローゲット。

ルキアンのダイビングヘッド惜しい…。

大津ゴール!

よしよし。

これ5点目あり得るぞ。

最後まで攻めろ!

この試合で得失点差埋められると今後の展開が非常に良くなるんだよ。

何としてでも5点目ゲットしろ。


八田触ったな。CK。

良いカウンター!

惜しい。ルキアンに繋がらず。

今更ルキアン交代?
何がしたいんだ?

小川イン ルキアンアウト

AT+5

小川も1点入れるチャンスはあるかも。

3失点目。
サイドから流し込まれて遠藤が抑えられずそのまま相手の足元に納まった。

ん~勝ったゲームだけど…という感じ。
ラストが悪すぎる。

結局遠藤が足引っ張り過ぎ。
いない方がマジ勝てそう。

ワンボランチと同じなんだよ。

遠藤のメリットよりデメリットの方が大き過ぎる。

交代できるのにしない、できないというのも大きい。

どうして遠藤を降ろさないのか。

ポジショナルプレーを逆手に取れ

ポジショナルプレーでは同じレーンの前後に並ぶことはない。
隣り合うレーンの前後=斜めのポジションを求められる。

ポジショナルプレーでは斜めに並ぶので斜めのダイレクトパスが通りやすい。

また中間にスペースが出来るのでポジションを取りやすい。

ポジショナルプレーでは一つのレーンに2人までしか入れないので縦に3人以上ならんだオーバーロードを作ればそのレーンを制圧できる。

例えばSH対SB、SB対SHのレーンの中間にIH、OH、CH、DHなどが入ってきて相手のSH、SBが詰めて来たら前のSHにパス、詰めてこないなら中間のスペースからクロスを上げる。

相手の監督が戦術的かつ規律を重んじるタイプで、選手も同じようならむしろこちらが自由に動くことが出来る。

平均値をもとにしたパターンに対抗するためには逆にアクシデントに近い極端な局面をわざと作り出してパターンを破り続ける。

ジュビロがチームとして強くなれない理由

1.個人の経験に依存し過ぎ

2.自由と規律の使い分けが出来ていない



現代では個人の経験は集合知としてチームの戦術、練習パターンに還元されチームの骨格になっている。

ジュビロは未だに1対1の個人経験の伝達に終始している。

個人間の意思疎通と連携に固執して選手全体で共有しない為にスタメン固定に繋がり若手の実戦経験が積めない。

多くの経験は既に統計学的に解析され局面によって最適なポジションがある。

中山コーチがニアに入れというのも同じ。

シュートやクロスの角度からGKが弾いた時にボールが落ちる場所の確率はわかるので確率の高い場所にポジションを取っていればボールを得ることが出来る。

経験は確率的に大数の法則に収束する。

つまりすべてはパターンになる。

チームがやるべきなのは経験の伝達ではなく、経験知の集約とパターンの形成、パターン練習。

パターン化することで若手とベテランの差が無くなり誰が出ても同じ質を保つことが出来る。

ジュビロの自由度の高さを有効に使うと考えると自由な発想による攻撃はパターンを知り尽くした上にある。

パターンによる守備に対してパターン以外で攻めるというのは既知の守備では対処できないという事。

しかしこれは高度なパターンをこなしてきたチームが出来る事。

今のジュビロは基本パターンをやっている段階。

自由度の高さを活かせるようなチームにまで育っていない。

またパターンの理解は統計だけではなく戦術的理解が大きい。

スペースと人数、そのエリアの危険度などが前提にあり、その上にパターンがある。

パターンを学ぶのは簡単だが、理解するのは難しい。

理解できた者は新しい戦術やパターンを作ることが出来る。

パターンは大数的な最適解ではあるが、絶対ではない。

自由な発想の攻撃が付け入る隙はそこにある。

ジュビロが本来やりたいことはパターンの上にある高い戦術理解度が必要とされること。しかし選手にその素養がない上にチーム自体がまず土台となるパターンをやっていない。これはチーム自信が根本的理解が出来ていないから。パターンか自由かの二者択一ではなく、パターンを学んだ上に自由がある。そこをまず理解していない。パターンという最適解を学び、戦術理解した上で相手の守備パターンを破る自由な動きで攻撃を作る。

ジュビロがやりたいのはそういうこと。しかし理想と現実が離れすぎている。


「上手いけど弱い」理由も同じ。

技術面に終始し過ぎていて、戦術理解度やフィジカルの重要度などトータルとしてのチームデザイン力がなさ過ぎる。

ボールコントロール至上主義では1対1に強いとしても組織での崩し連携に問題が出る。1対1でもフィジカル的に弱ければ怪我も多くなりスプリントが遅くなり持久力もない。これでは長いリーグ戦を戦い抜けない。

ボールコントロールの上手さより、チームとして勝つことを優先するべき。そしてその為に必要な素材を集めるべき。

プレイヤーが楽しむサッカーは良いが、それはいってみれば労働組合至上主義。顧客のサポーターは楽しめない。株主や経営者も利益を得られない。という最悪の結果を生む。


自由と規律を使えていないのは自由を勘違いしている。

全てを自由にするのではなく、サッカーを学ぶ部分においては高い自由度を保つべきだが、そうでない部分ではやはり規律は守るべき。

ジュビロの自由はサッカーに関しない部分においても自由度が高すぎる。よってサッカー以外の部分での問題がサッカーに及んでしまう。

サッカーに愚直で真面目過ぎるくらいの選手を取った方が良い。

高校生から取る場合は規律が重要。高卒でも大卒でも年上の選手に影響されやすい。だからこそ経験のある中堅、ベテラン選手にこそサッカーに真面目過ぎるくらいの選手をそろえた方が良い。

遊びまわって後輩にそれを教えるようなタイプはいらない。


ジュビロはチームとしては既にこうなってはいけないアンチパターンの代表の一つ。

J1からJ3降格圏までこれほど簡単に落ちるとは。

ジュビロ的なチームにはなってはいけない。

そう思われている時点でかなり終わっている。


新人選手が来ないのも同じ事。

ジュビロは厳しさが足りない。

甘すぎる。



2021年3月15日月曜日

水戸戦メカニズム

 水戸が443(4123)

ジュビロが3421


水戸は3トップのハイプレスがメイン。

ジュビロはWBを引いて5バックで3トップのWGを抑える。

5対3で人数差がありハーフスペースも突くことが出来ない。


ジュビロのカウンター。

ジュビロは中央のWボランチ+2シャドーのボックス。

水戸は2シャドー+1アンカー。

4対3で中央でも数的優位を形成。

中央のボックス経由でWBが守備から攻撃にスイッチ。

水戸はSBが上がってこないので中盤のサイド守備がいない状態。

ジュビロはWBが上がって攻撃参加出来た。


ジュビロは速攻で4バックの裏狙い。

これがいつも通りの遅攻だったら4バック+3ボランチ化で固められてしまい得点は難しかったかもしれない。


今回ジュビロは速攻が出来たので水戸が完全に引く前に攻撃が出来た。


システム的に中盤のサイド守備が出来ない433(アンカー)だったのでカウンターはしやすかった。

水戸が左SBにFWの選手を入れて穴を作ったのも大きい。


ジュビロとしては山田が縦の動きを意識していて次のプレーを予測して動いていたのが素晴らしい。

2点目のGKが弾いたボールに詰めた動きもそう。

1点目2点目共に山田がゴール前に居て得点に絡めたのは非常に良かった。

10番らしい仕事が出来ている。


3点目は詰めてから崩せた得点。

右サイドに開いておいて縦に入れてサイド奥からシュート、ルキアンが詰めて得点。



ジュビロが修正したのは「ゴール前に詰める」という部分だと思う。

シュート数が多く枠へも行っているが得点できなかった、という事実の部分を修正する為に中央にきちんと詰めて得点に結びつける、ということをやったのだと思う。


その為に中央に2人以上のフィニッシャーが入るようにし、3列目のボランチ、WBの攻撃参加だけでなく、4列目のCBも攻撃参加して1列目、2列目が中央でフィニッシュできるようにした。

後ろが重すぎる状態ではなく、後ろが押し上げることで攻撃陣がフィニッシュできるようにした。


攻撃面の修正は出来てきたかもしれない。

しかしこれもフォーメーションの優位とSBの穴を付けたラッキーマッチだったからと考えると次節はまだ安心してみることが出来る状態ではないかもしれない。

3得点できたが2失点しているので得失点差は縮まない。

複数得点はジュビロらしさが出て来たと思うが、失点の多さが問題。

そこを修正できると一気に順位が上がるんだが…。

2021年3月13日土曜日

2021 第三節 水戸戦

ジュビロ3421

水戸433(アンカー)


水戸はハイプレスでポゼッションをさせない戦術。


ジュビロがCKから先制。


WBの小川またやりやがった。

前節の1失点目も小川のバックパスで下がらずに次のプレー考えずに歩いていた馬鹿。

山田2点目。

今日だけは10番らしいな山田。


後半立ち上がり。

サイドアウトのボールをスローインで速攻。

ちょっと危なかった。


鈴木雄斗良い選手だな。


ルキアンゴール。

良い詰め方。しっかり中央キープ。


2失点目

以前ジュビロにいた中山。


伊藤イン 小川アウト

藤川イン 山田アウト


大津イン 大森アウト


大津あんまり使えない感じだな。

目の前にボールがあっても棒立ち、走らないことが多い感じ。



今日の試合は水戸の自滅。

水戸はいつも442のはず。しかし対ジュビロ用にハイプレスをしようと433を採用してしまった。

結果、3トップを抑えた時に中盤のサイドがいないので小川大貴が簡単に上がれるスペースを与えてしまった。

結果、小川大貴が右サイドを攻撃することで得点に結びついた。

もし水戸が442のままだったら小川はSHとSBの2枚の連携で止められるか釣られるかしていたはず。

今日は単純にラッキーだっただけ。


問題はやはり遠藤。

釣られてスペースを使われる。

攻守にスピードがなくまわりについていけない。

一人だけお爺ちゃんが混ざっている。

走れないのでパスを受けても囲まれやすく、ターンしていなすがすぐにパスが出来ないので結果的にピン止めされてしまいその場所で囲まれて奪われる。

完全に穴になっている。


今日の得点はほぼ遠藤無視でテンポとスピードを保った速攻。

遠藤が絡むとテンポが遅くなるしボールを殺す。

ボールを奪ってカウンターの起点にはなれるが逆にポゼッションでは穴。

今野が少しだけ前に位置を取って2CB+アンカー的な疑似4バック+アラバロールをやることで両サイドのCB間でパスを繋げることが出来て左右のボールの受け渡しが素早くできていた。

大井は中央でやや後ろ目にポジションをとってスイーパー役をやるが今野は逆に前に出て繋ぎのボランチ役にも参加する形が取れた。

ついでに今野がWボランチの後ろに入ることで穴を塞ぐ効果もあった。

鈴木雄斗は左サイドを上手くコントロールできていた。

守備だけでなく攻撃にも参加している。


しかしながら今回は相手のフォーメーション変更によるミスを上手く突くことが出来たのが大きい。


攻撃は速攻出来た部分があったが、途中から遅攻に戻って得点できなくなってしまった。

もう少し交代が速く若い選手がフレッシュな状態で入って速攻を続けることが出来たらもっと得点が得られたはずだ。

次節どのフォーメーションでくるかわからないが、今回はラッキーだった。

3トップを5バックで防いだ後にカウンターでサイドをWBが使えばよい。

水戸のSBが引いていたのでサイドのスペースが使えた。水戸は1ボランチだったのも大きい。

あとは速攻出来たことが大きかった。

サイドのスペースをWBが使えてボールを運べた。


両WBが活躍できた、と超板に書き込まれているが、それは個人の能力だけではなく、フォーメーションの相性の問題。


3トップだとWBが押し込まれて攻撃が難しいと思ったが、5対3で数的有利で攻撃を凌げてカウンターでサイドを使えたのが良かった。

これがいつも通りの442で町田のようにサイドを引き気味に使われてWBが釣り出されサイドを突かれるパターンだとまずいことになっていたかもしれない。


水戸の監督の判断がミスを生んでくれてよかった。

逆に言うと他のチームがジュビロ対策に442固定で攻めてこられるとこちらも対策をしっかりと作らないといけない。



ロングスローは武器になる

ロングスローはスローイン時のフィールドプレイヤーが1人少ないというマイナス面が生み出す局地的包囲を抜ける対抗策。

サイドアウトで逃げてもそれがリスクに変わる。

ロングスローによって前向きにスローインができ、かつスローインにはオフサイドがない。

ロングスローによって局地的包囲を突破し、かつオフサイドが取られないという戦術は非常に効果的。


361ヘキサで遠藤を活かすには

 _____小川_____

鈴木________ルキ

___鹿沼__大津___

遠藤________伊藤

___中川大武直道___


新戦力を置いたパターン。

偽WBとして遠藤と伊藤を両サイドに置く。

CFは小川/ルキアン

WGは鈴木/松本/大森/山田、ルキアン/小川大貴/松本

CHに鹿沼、大津など

CBは中川/加藤、大武、山本直道など


CHに守備と縦への攻撃を出来るタイプを置く。

本来の対人守備型ボランチとBoxToBoxの攻撃型ボランチ。

その背後のWBに遠藤、伊藤のキッカーボランチ。

両サイドからCFCHへのパスで中央攻撃、WGへのパスでサイド攻撃をメイクする。

遠藤のサイドが崩されそうならCBがスライドして逆サイドWBの伊藤もCBに参加する。

感覚としては3CB+伊藤の4バック。


CHの前からの守備と攻撃で中央を制圧する。

制圧出来ない場合はWBから中盤をカットして3トップになるように両WGへの縦、斜めのパスを供給する。

サイド深くを攻略することでCF・CHの中央ラインがPA内に進めるようにする。

伊藤はCHの大津がPAに侵入してトップ下役が出来るように大津のいたスペースに入ってくる。

ゴール前からこぼれた来たボールを奪取して強烈なミドルシュートを狙う。

伊藤の初期ポジションはWBだが敵が右サイドで攻撃しなければ内側に絞ってCHの背後を埋めたポジションでプレーしても良い。

大津の背後にいて大津を前に出すようにする。


偽SBは何故偽ボランチではないのか

偽SBはSBのポジションにいるが攻撃時にボランチの位置にくる。

本来なら偽ボランチと呼ぶべき。

では何故偽SBなのか。

それは本来のタスクがボランチ選手がSBをスタートポジションとしているから。


つまり遠藤がSBにいる、ということ。


それは何故か。

対人に弱いパサーボランチが中央でパスを繋ぐことが難しくなっているから。


1.全員守備によってFWも守備陣形に組み入れられているのでFWのプレスがくる。

2.433、352、361のように中央の人数が多いフォーメーションが使われる。

3.442のようにコンパクトなゾーンで中央に密集した守備陣形を作られる。


現代サッカーではボランチ位置にゲームメイカーがいるのは難しい時代になっている。

よってサイドかつスペースの多いSBの位置にいることでノーマークに近い形でキック出来る。


2021年3月12日金曜日

ポゼッションはファンタジスタの言い訳

何故ファンタジスタがポゼッションを欲するか。

それは自分のフィジカルの無さを補う為。

フィジカルの弱いファンタジスタは守備貢献が出来ない。

よって常にボールポゼッションを得ることによってそもそも相手に攻撃権を渡さなければその穴を突かれることはない、という発想。

しかし守備が密集してファンタジスタが回りにボールを散らせるエリアがなくなると自分で解決しなければならなくなる。

すると手段としてはボールをサイドに切るか、ターンしてタイミングをずらす、くらいしかなくなる。

つまり中央での活躍は出来なくなる。

ファンタジスタを含めたポゼッションをやる場合、ボランチに置くのはパスコースを多くして逃げ道を増やす為だが、密集した守備形態をとられた上でそれを押し付けられるとパスコースはほぼ無くなる上に相手選手との距離、間隔が狭く、一人をいなしたところですぐ詰められてパスコースが無くなる。

よって中央にいたところで機能しない上に中央で取られた場合にゴール正面で非常に危険な位置でのロストなのでハイリスク。

よってフィジカルが無くスピードもないファンタジスタがいるべき場所はサイドしかなくなる。

サイドのリンクマンとしてCBからのボールをFWに放り込む。これが仕事になる。

放り込むボールが速ければ速攻が出来る。

ジュビロがやるべきなのかこれ。

遠藤を中央に置くのではなくサイドに追い出しておく。

サイドでも高い位置は取らせずに低い位置で待機。

基本はスペースを埋めるだけの守備とCBからのボールを素早くFWに繋げるタスク。

ゲームメイカーである必要性は全くない。

むしろ相手が食いついてきて奪われかねない。

その場合はボールをアウトさせる。

相手がスローインする時は相手の選手はー1なのでフィールド内は自軍が有利になる。

サイドはゴールから遠い位置になるので失っても中央よりはリスクが低い。

さらにスローインではー1かつ取りに来る相手を包囲して奪う良いチャンスが出来る。

サイドアウトを罠に使った局所カウンター戦術になる。

ポゼッションのふりをして相手をサイドに呼び込んでボールを握らせつつ自軍に有利になるタイミングを作る。

自分を食わせるルアーリングで相手に不利な状態をもたらす。

相手を強制的にー1するサイドアウトは戦術としては相当強いはず。

特にサイドで包囲できるので局所カウンターの起点になる。

位置が動かないので包囲が容易かつ180度の包囲で済むので中央の包囲より効率が良い。

遠藤を潰そうとして遠藤を包囲すれば逆に自分達が包囲される。


遠藤は餌として使うくらいでいい。

勝つ気のないプロチーム

ポゼッションかカウンターか。

それは勝つ為の手段でしかない。

カウンターはジュビロらしくない。

それだけでチームを滅茶苦茶にする。

手段と目的が入違っている。

もうこのチームはプロサッカーチームではない。

トータルフットボールにファンタジスタは異物

ジュビロが本来やりたいのはトータルフットボール。

しかし全員攻撃全員守備のトータルフットボールに走らず守備もできないファンタジスタが異物として混入している。

現代サッカーでは既に「遺物」扱い。


無策の監督が遺物パサーにチームを託している。


どうなるかは誰もが簡単に予想できる。


このチームは本当に終わっている。

市場価値

https://www.transfermarkt.jp/jubilo-iwata/startseite/verein/937/saison_id/2020


遠藤の市場価値は移籍した上原の1/5に過ぎない。

死にかけの選手と心中しようとするチームがあるそうだよ。

3連敗確定だな。

3421とトータルフットボール

現在使っている3421とトータルフットボールがまっちするのかどうか

トータルフットボールでは343ダイヤモンド。

ジュビロ的にアレンジするとWBがWGに上がって3トップ化。

2シャドーとWボランチが中央でボックスかダイヤモンドを作る。

ということになる。

2シャドーWボランチでボールを回収、回してポゼッションを維持。

WGになったWBが両サイドを攻撃する。

という感じだろう。


この場合の問題点はWBがWGに上がることで相手SBを抑えることは可能だが、CBからSHへのサイド展開に対してはCBがスライドする以外にない。

こうなるとやはり問題なのが中央の薄さ。

Wボランチと言っても宮崎の時のボランチと同じで対人の強さ、スピードを止められないボランチは前で潰せないのでCBが対応しないといけなくなる。

遠藤がボランチでいる限り中央の弱さは変わらない。
CBさえサイドに釣ってしまえば中は薄いのであっという間に突破出来てしまう。


7レーン

https://www.footballista.jp/special/107295


戦術は常に進化している。

既に7レーンの理論化がされてきている。

センターとハーフスペースをより細分化している。

PAより外側と内側で分け、外側は2分割、内側は3分割されている。


センターエリアの3レーンを442で守る相手に対してN字のパスで縦に入れて最後は外からダイアゴナルに入ってきてシュート。

ダイアゴナルの動きは重要で、守備側はマークの受け渡しが難しく、視界に入らず、オフサイドトラップにかけにくい、という非常に攻撃的なムーブ。0トップでも外に開いたFWがダイアゴナルに入って来るだけで相手は非常に守りにくい。

しかも最後がロブパスで中盤を飛ばして最終ラインを押し下げるパスになっているのでダイアゴナルランと相まって最終ラインはマークしにくくく、中盤はプレスバックが間に合わないという縦のギャップを非常に良く作っている。


7レーン理論である必要があるかは別として、密集している442に対して縦パスを入れられた、という部分は興味深い。

これは右サイドに3人寄せてサイド展開を匂わせることでSHCHが右サイドに引き寄せられていることでCFへのパスが通ったということ。

ポジショニングで上手く相手を釣って狭いエリアに速い縦パスを入れることが出来ている。

ボランチを飛ばして一つ前に入れてからボランチが横ズレしてポストからのバックパスをもらっているのも良い動き。

敵の守備の視線は一旦後ろに行くので横ズレを見られずにスニークでポジションを変更出来ている。

しかしシュートを撃った選手のトラップが上手い。

突っ込んできた相手を背中に背負いながら左足で自分の股を抜くようなトラップからのシュート。



名波に洗脳されたジュビロを取り戻せ

 https://www.footballista.jp/regular/39834


2017年の記事だが、すでにファンタジスタの居場所はなかった。

それでもジュビロは今だにファンタジスタの居場所を守ろうとしている。

ジュビロが低迷している理由はこれ。


選手に丸投げの政一監督と声の大きい名波が名波王朝を作ってしまった。



そもそもジュビロのやりたいサッカーとは何なのか。

人もボールも動くサッカー。

それは「トータルフットボール」に他ならない。


ではファンタジスタとトータルフットボールはマッチするのか。


トータルフットボールの概念は「スペース」を活かしたダイナミックなサッカー。

そもそもサッカーのフィールドの大きさに対して11人で守ることは不可能。

つまり常にどこかにスペースがある。

11人をフィールドに均等に並べた場合、一人の守備範囲は広くなり必ず横のギャップ、縦のギャップが生まれる為にパスコースが生まれる。

逆に11人を密に並べた場合、選手間の距離は近くなり選手間を抜けるようなパスは通らなくなるが、一方で集団の外側には大きなスペースが生まれる。

前者は近代サッカー、後者は現代サッカーだ。

スペースが無ければ選手が走って相手の守備を釣りだすことでスペースを作り、そのスペースに後から入り込んでボールを受ける、もしくはボールホルダーがそのスペースを利用する。

トータルフットボールの基本はスペースを使う事。

その為にはフィールドを広く使う事。


トータルフットボールはスペースを使うことが基本だが、

この前提には「ラン&パス」が必要となる。

これはパス&ランではない。

まず選手が走ることが前提。


本来のトータルフットボールは「パス」が基本。

しかし流動的なポジションを取る戦術なのでランも必要。


相手の守備が広い場合はギャップに走り込む。

相手の守備が狭い場合は外のスペースに走り込む。

どちらにしてもまず選手が走ることが前提。

その動きに合わせてパサーがパスを選択する。


ジュビロはラン&パスをしているのか。

ジュビロはパス&パス。

ランしない。

走らない。


トータルフットボールはランが基本でランに合わせてパスをする。

もちろんフォーメーションはパスコースが多くとれる布陣を前提とするが、守備側が常にいるわけだからフリーでもらえるわけではない。

その為に広く布陣を敷いてパスコースの角度も広く取る。

ランで動けばパサーはその角度の広さを利用できる。


ジュビロのパスはどうか。

全員が足元で受けて走ろうとしない。


旧式のトータルフットボールでしかない。


ジュビロは「テクニック」重視のチームで「パス」でゲームを作って勝利する。

というスタイルを望んでいる。

「脳筋」体力バカが嫌いなオシャレなチーム。

しかしそれがどれだけ許されるリーグなのかが問題。


すでにJリーグはテクニックもフィジカルも両方必要とされているリーグ。

世界的にテクニックだけ、フィジカルだけで生き残れる選手は少ない。

J2では守備の緩いチームに対してフィジカルFWを使えば勝てる。

国内の2部リーグだから許される。


ファンタジスタの系統はすでにSBに吸収されつつある。

しかしSBである為にある程度の守備能力は必要とされる。

宮崎がプロチームに入れなくなった理由。

パスの上手いSBだがフィジカルが弱く対人を抑えられない。

同じ理由で遠藤をSBに置いたとして同じことが起こる。

対人守備が出来ないので居場所は既にない。


トータルフットボール自体が全員攻撃、全員守備である。

つまり走る必要性があり対人守備能力も求められる。

トータルフットボールにおける明確な守備戦術はボールポゼッションによる攻撃権の支配。

ボールを渡さなければ攻撃されない、という守備思想。

その為にショートパスでボールを動かし奪われないようにする。


しかしこれに対して現代サッカーはゾーンプレスで密集型守備陣形を敷くのでショートパス自体が繋がらない。


トータルフットボールの攻撃概念と守備概念は反比例する。

攻撃:人もボールも動く、フィールドを広く使う。

守備:ポゼッション、ショートパス、密集。


つまり攻撃はパーで守備はグー。

攻撃陣はスペースのある前方、サイドに置き、守備陣はゴール前をコンパクトに固める+密集した状態でボールを回して取られないようにする。

攻撃と守備との思想がポジション的にマッチしていない。


トータルフットボールでは343のダイヤモンドを使われるが3バックは1CB+SBでアンカーなので中央の守備は縦に2人だけとなってサイドから中央へのクロスとそこへの走り込みで簡単に破られてしまう。

5レーン理論の無い時代の思想なので仕方がない。


これも古い記事になるが、2018年2019年の海外の流れ。

https://www.footballista.jp/special/49105

https://www.footballista.jp/special/77724

この時代既にポゼッションの時代は終わっており、ハイプレスからの速攻が導入されている。
これは中盤のゲームメイカーSBに逃げたことに対してのメタ戦術。
つまりボランチに遠藤を置くスタイルは二回り古い戦術。

既に攻略済みなのだ。

ジュビロは戦術をアップデートするどころか旧式に回帰し下位に甘んじている。
チーム関係者は何を考えているのか。


2020年金沢戦6-0

この試合、やっと現代型の戦術にアップデートしたと思ったら、2021年開幕した途端に下位チームに2連敗。戦術は旧式のポンコツ。

馬鹿を通り越して愚鈍。

このチームに救いはない。


2021年3月11日木曜日

利き足とポジション、体の向き

伊藤のように左利きで左サイドにいると不利な場面が多いと考えられる。

逆に左利きの選手を右に置くことも考える必要がある。


まずトラップからキックまでの流れ。

利き足でトラップし、利き足でキックすると仮定すると左足だけで二つのモーションを行わなければならない。

左サイドで中央からのボールを受ける時に左足を前にして受け、その後キックする為に一度戻してからキックしなければならない。この時体の向きは中央側を向いた状態からキック時にアウトサイド側に向き直ししなければならない。

この向き直し、踏み込みモーションがプレーを遅くする。

仮に左利きの伊藤が右サイドに入ったとすると、体を中央側に向けると効き足の左足が後ろ、軸足の右足が前になる。

中央からのボールを軸足の右足を前にしてトラップして止め、即、後ろにある利き足の左足でキックが出来る。


次にポゼッション時や守備時のボールキープ時。

相手を背中に背負ってボールを利き足でコントロールする場合、左サイドにいると体の向きがサイドライン側に向いてしまい、中央にいる味方の方向を向くことが出来ない。

逆に左サイドにいる場合、中央側を向くことで利き足の左足を後ろにし、軸足の右を前にすることができる。

身体の向きが中央に向いているので味方CBに対してパスが出しやすい。

身体が中央向きかつ利き足が後ろでボールを後ろに持つことができ味方とも連携しやすい。

ターンも簡単になるので先日の町田戦の1失点目の小川大貴のように安易にバックパスを出すのではなく、自分がキープ、ターンしてマーカーとの距離を取りつつチャンスを見てより安全に繋ぐ、という手段も取れたかもしれない。


両足の使える選手はどちらに置いても良いが、利き足が固定されている選手は体の向きが決まってしまう=ボールの出せるコースが限定されてしまうので攻守において敵がパスコースを切りやすい相手とされてしまう。

相手の利き足を理解してパスコースを消すという手段は良く使われる。だからこそどのポジションに置くのか、どの向き、どのスペースを使うのか、という事前の準備が非常に大切になる。

伊藤の場合は特に左利きで左サイドにいる為に中央への味方に出しにくい。前向きで敵と対面するとボールを自分の左前に置かざるを得ないので相手がボールにアクセスしやすい。


次に攻撃時

左利きが左サイドにいるとインサイド向きの横回転を蹴ると中央側によってしまう。
アーリークロスを考えるとコースが真っすぐでも斜めでもほぼゴール方向のみに向いてしまう。

右サイドに左利きを置いたとすると、ゴール方向より中央よりのコースに対してはゴール方向に向いたボールを、ゴール方向よりサイド寄りのコースはゴールから離れるボールを同じインサイド回転で蹴り分けることが出来る。蹴り方は同じでコースを変えるだけでいい。
これはGKとしては非常に判断しにくく対応しにくいボールになる。

左サイドにいる時はインサイド回転とアウトサイド回転を使い分ける必要があるが、右サイドにいる時はインサイド回転だけで良くなる。

右サイドの場合はゴール方向よりさらに遠い逆サイド方向のコースに蹴るとこれがゴール方向に曲がるので、GKはコースが外れたからと安心していると急に曲がってゴールに入るということになる。
利き足と逆側のポジションに置くことでクロスからシュートまでかなりのバリエーションが生まれるのでポジションを変えるというのは悪いことではない。

SBWBがサイドから中央攻撃する場合

左利きが右サイドにいてカットインしてきた場合、守備陣とボールの間に自分の体があるので相手はボールを取りにくく、自分は利き足でのシュートがゴール正面で撃つことが出来る。

対442で考えるとサイド展開からのサイド攻撃=突破後の深い位置からのクロスを上げようとするより、SBWBはサイド展開からバリエーションのあるアーリークロスを入れた方が守備スライドより速く蹴り込むことが出来るので有利になる。
特にトラップからのキックの時間がほぼ0に等しい+コースに寄ってボールがゴールに向かうか離れるかが異なるのでGKや守備が対応しにくい。

SBWBを起点に速攻を考えるなら利き足と逆サイドに置いて速いボールを蹴り込んで裏のスペースを使う攻撃の方が今の密集した守備を崩しやすい。

相手が中盤エリアに密集しているならゴール向きに曲がるコースを使って速攻、ゴール前PAに引きこもっているならゴールから離れるコースで密集エリアの外からヘディングやミドルシュートで攻撃する。

442は横スライドでサイド展開に対して簡単に対応できるのでワンプレー、ワンモーションでも時間を削って高速なフィードを入れる必要がある。
その為にはトラップからキックの時間を極限まで削る必要があり、かつインサイド回転のみに集約しコースだけで戦術の幅を広げることのできる利き足と逆ポジションの配置が有効になる。


利き足とポジションが同じ場合のメリットは深い位置からの正確で速いクロス。
しかしそれはSBWBのタスクというよりSHのタスクになる。
対442の場合SHの対応はWB、SBの対応はワイドに開いたOHがやった方が良い。
するとWBにはポジションと逆の利き足を持つ選手の方がやりやすいという事になる。
OHの選手でも深い位置のクロスを必要とせずカットインしてシュートすることをタスクとするならやはり逆ポジションの方が向いていることになる。この辺りは攻撃の戦術と選手のタスクに依存する。

こうした小さな積み重ねを経験知、集合知として継承しなければならない。

ジュビロにはそうした土台がない。

学級崩壊

ジュビロはずっと学級崩壊状態なのだと思う。

特に政一監督を連れてきたというのがそれ。

自由のはき違え。

規律の無いチーム。

底辺になるのも当たり前。



フォーメーションと戦術のミスマッチ

現在のフォーメーションは3421。

戦術はポゼッションとサイド攻撃。


3421は中央に人数を置いて中央を支配する守備陣形。

中央が縦に長いので中央攻撃向き。


フォーメーションと戦術がミスマッチするとどちらも機能しない。


さらに相手のフォーメーションと戦術とのマッチ、ミスマッチもある。


町田戦に限らず442に対して3421だとSBへのマークがなくなりSBが自由にボールを保持することが出来る。

ここを抑えないとアーリークロスを自由に撃たせることになってしまう。

3421なのでサイドのWBが相手のSBを抑えに前に出てしまうと背後をSHに取られてしまう。

サイドで1対2を作られてしまうフォーメーションのミスマッチがある。

逆に言えば3421は中央に4対2で圧倒的な制圧力を持っている。

この中央の制圧力は中央攻撃とセカンドボールの奪取として示される。

しかしサイド攻撃を意識すると不利なサイドでWBが孤立し、さらに3CBの弱点であるサイドを晒してしまうことになる。


フォーメーションは選手の初期位置なので守備時に相手の選手に対してどれだけの距離があるかでマークの効果が反比例する。距離が短ければマークの効果は高く、距離が長くなればマークの効果は低くなる。

442のSBに対しては2シャドーからもWBからも距離が長くマークの効果はほぼ0に等しい。

よってどれだけ早くマークに行っても一歩遅い動きになってしまう。

後手に回ってしまうのはフォーメーションのミスマッチと自軍のフォーメーションに不利な戦術を用いているから。

2017の名波政権時代の3421はフォーメーションと戦術がマッチしていた。

サイドに寄せて中央攻撃の速攻カウンターが効いていた。

リーグ最少失点と6位の成績はフォーメーション、戦術、選手の能力特徴がほぼすべてマッチしていた。


ジュビロの成績が悪い時はフォーメーション、戦術、選手の能力特徴がミスマッチしている時。


政一監督の相手に合わせないというやりかたも良くない。

フォーメーションの初期位置は重要。

汎用性の高い基本フォーメーションから相手の動きに応じて攻守にシステム変更をする必要がある。


去年の金沢戦で442に6-0で勝てたのはシステム変更したから。

2シャドーがワイドに開いてSBを機能させないようにし、中央を2対2の同数にした。

こうしたシステム変更で相手の2CBに1トップ、相手の2トップに3バック、残りはマンツーマンに近い布陣で守備が出来た。

開いたシャドーがWGとして機能するのでWGとWBで相手のSHとSBを2対2で抑えることが出来る。


ジュビロの戦術軽視戦略軽視は自殺行為。

フォーメーションや戦術が決して勝利をもたらす保証にはならないが、計算できない負けを防ぐ保障にはなる。

下位チームに勝てない理由はこれ。

上位チームは基本フォーメーションも吟味した上で使用している上にシステム変更による別プラン、対応策など複数準備されている。

相手チームの分析と対応は必須項目で自分達のサッカーが失われるという心配する方が問題。

自分達のサッカーをして勝てるという保証がある時点でそれは圧倒的に自軍の戦力が大幅に相手を上回っていることを意味する。

上位の戦いは1%単位で鎬を削る戦い。

Jリーグ発足から既に29年。

ジュビロの思い描いている世界は既にない。

それほどJリーグのレベルは高くなっている。

多分ジュビロ内部の黄金期世代はそれをまだ理解していないようだ。

圧倒的な勝利を得るにはその背景が必要。

それは現在のJリーグの主流のメタ、対抗策を作る事。

それができない時点で圧倒的な勝利はない。

少なくともJ2リーグの他チームの分析とメタ戦術を構築し実行できなければ残留すら危うい。


2敗したチームの去年の順位を考えれば今のジュビロの認識の甘さがよくわかるだろう。

それすら理解できないのなら黄金期の同窓会は止めて頂きたい。


2021年3月10日水曜日

選手の能力とサッカー観

ジュビロの選手は専門型より汎用型の選手の方が多い。

複数のポジションができ変化に応じることのできる選手だ。

1対1で専門型には勝てないがフォーメーションやチームプレーでカバーできるのでチーム力が重要になる。

ジュビロは選手は汎用型だが戦術が専門型で汎用型ではない。

ほぼ個人戦術に頼るパターンが多い。

ここでもチグハグさが出ている。


本来なら戦術と選手の両方を専門型か汎用型のどちらかに分けてやるべき。

選手が汎用型なら戦術やチームプレーが必須。特に守備戦術は個人に任せるのではなくチームで処理するべきタスクになる。


黄金期は選手も戦術も専門型で汎用型ではなかった。

今の選手は汎用型の選手が多く専門型の戦術には合わない。


汎用型のメリットは可変型のフォーメーションや戦術との相乗効果が高い事。

どのポジションでも6~8割は機能するのでローテーションしたりポジションチェンジによる機能低下が抑えられる。

しかし専門型相手の1対1には弱いので2対1などの数的有利を必要とする。


問題なのは監督がモチベーション系かつ無戦術の育成向きということ。

これは汎用型タイプの選手にとっては最悪の組み合わせ。

汎用型選手の場合はきっちりとした注文がある方がいい。

もし本当に時間があるのなら高度に連携された汎用型選手の攻撃は非常に魅力的なわけだが、これも理想論。

オールラウンダーに特化した攻撃専門型チームを考えているのだろうか。


ジュビロがやるべきなのはパターンの構築が第一。単一パターンをまずやる。それにはショートカウンターかロングカウンターが一番。

どちらかが出来たらもう一つのパターンも覚える。

最後にカウンターにポゼッションを混ぜてオールラウンドにする。

何故ポゼッションからスタートしないかというと最悪失敗パターンから逆算するから。

町田戦のような失敗は最悪のパターンといえる。

カウンターが出来ないチームがポゼッションを始めたらいけない。

まず守備構築が最優先であり攻撃は守備が出来てから。

そうするとカウンターが一番やりやすい戦術になる。

よってショートカウンター、ロングカウンターがスタートになる。


ポゼッションとカウンターは分ける必要は本来ない。

特にオープンな展開に持ち込んでいる場合はそうなる。

ボールを保持し続ける限りにおいてポゼッションとカウンターとが分かれる。


どちらかではなく、状況によって使い分けるというのが一番。

相手が専門型チームであれば、弱い部分があるのでそこを突けばいい。

汎用型チームでは対応してくるのでやりにくい。

汎用型チーム相手ではミスしないことがメインになる。


ジュビロはやりたいことがまとまっていない。

だから全てがチグハグ。

ジュビロらしいサッカーという言葉は自分達がやりたいサッカーを言語化できていない=はっきりとした戦術として確立できていない、ということである。

そして何よりやっていることを分析すると全てがチグハグで理想と現実のギャップを認識していない。

「やりたいサッカー」が先行して戦術技術が追い付いていない。

そして20年前に確立したことが現代において通用するのかどうかをはっきりと分析していない。

もしもこの20年間で同じ事をやり続けていた結果が今の順位であるとするなら、もはやジュビロのやりたいサッカーというサッカー観は死滅するべきで、全く新しい思想戦術を新たに生み出す必要がある。

現代で勝利して王者になる=第二次黄金期、が目標なのか、

黄金期メンバーでサッカーをやる=第二次黄金期、なのかは大きく異なる。

20年前のメンバーだけ集めてエミュレートしました=第二次黄金期、という茶番だけは止めてもらいたい。

全く勝利に貢献しないどころかチーム弱体化、チームの消滅にまで話が進むことになる。

プロとは

 プロフェッショナルの定義は色々あるが基本的には収益を上げることが第一。

政一監督の思想は理想論。

言っていることは正しい。

それだけに実力が伴っていない状態では正論として認めにくい。


自分で考えてチームと共有して戦う。

それは人間個人の成長として考えると正しい。

しかしながら現代のチーム戦としてはそうではない。

ユース年代のまだプロになっていない時間があって何度もチャレンジして失敗できる子供に対しては非常に大きな思想ではある。

しかしながらトップチームでやることではない。

トップチームでこれをやっている時点で何周遅れなのかと思う。

チームとして知識や経験が集合知になっていない。

鹿島が同じ戦術を繰り返し伝統として繋いでいるから強いチームとして君臨し続けることが出来ている。

ジュビロはスクラップ&ビルド。

新しいものができる可能性はあるが受け継ぐという事が出来ない。

それならそれで新しい事をやり続けるというスタンスもあり。

であるならば外部の血や思想を取り込んでハイブリッドな存在であり続けるということも必要。


プロはまず収益を得なければならない。

大きな利益を得るには勝利しつづけることだ。

サポーターは勝利の為に応援している。


人間の成長を求めるならばそれはユースでやるべきことでトップチームでやるべきことではない。

トップチームでは全員がプロとしての自覚と能力を発揮しなければならない。

そうでなければ勝利を奪い取ることはできないからだ。

今のリーグは決して甘くない。

J2と言えども。

それは入れ替え制になってJ1リーグ下位とJ2リーグ上位の境目が無くなってきているから。

そもそもJ1は10チームからスタートしているわけで、J1下位はJ2と考えてもおかしくはない。

するとJ2下位はすでにJ3相当と同じということ。

J2降格圏にいる時点で相当弱いチームであると自覚しなければならない。


モチベーター系監督はユースや下部チームでやるべきで、トップチームでは戦術系監督がやるべき。

戦術の無い監督は無策で戦争に兵士を送り出す指揮官と同じ。

いつになったらジュビロはまともなチームになるのか。

トップチームでメンタルがやられてモチベーター系監督でないと持たないというなら既にチームとして終わっている。

仲良し蹴鞠サッカーの終焉を迎えて欲しい。


プロである以上好き嫌いの問題はどうでもいい。

最優先するべきなのは勝利。

勝利を得られずにスタイルだのジュビロらしいだのそんな言葉は既に意味をなさない。

どんなことを言っても勝利を得たものが勝者である。

内容が良かった敗者に明日はない。

勝者こそが強いチームである。

本質を見失ったチームにはまともな話が通用しない。

幻想の終焉

 幻想=ファンタジー=ファンタジスタ


名波、俊輔、遠藤とファンタジスタ路線を続ける限りジュビロは厳しい戦いを続けさせられる。

既に目的と手段が入れ替わっている。

ジュビロはファンタジスタ保護区ではない。

絶滅危惧種のファンタジスタを保護して降格する必要性はどこにあるのか。

そもそも何故ファンタジスタが絶滅危惧種にならざるを得なくなったのか。


ファンタジスタのポジションは以前はトップ下だった。

それがボランチに対人守備の強い選手を置いたりゾーンプレスを敷いたりすることで徹底的に対ファンタジスタ守備をした。

トップ下から下がらざるを得なくなりボランチに降りたが、今度はFWの守備組み込みによってボランチからも排除された。

そしてSBに移るが、そもそも対人守備に弱いファンタジスタがSBにいても守備貢献はできない。

ポゼッションスタイルではSBCBGKも含めた守備ラインがビルドアップをするスタイルになり、ファンタジスタ一人が局面を変えるような場面が必要なくなった。

ファンタジスタ一人を潰せば問題は無くなる。

マンマークすれば仕事ができなくなる。

ファンタジスタのリターンよりリスクの方が高くなったが故に必要なくなった。


ジュビロはまだ夢の中。

現実はJ3降格圏。


常に時代は進化している。

惰眠をむさぼり幻想の中で生き続けるチームに勝利はやってこない。


ファンタジスタが活きる為にはその何倍も周りの選手が走り回る必要がある。

走らない選手が多いジュビロでファンタジスタがどう活きるのか。

むしろファンタジスタ殺しのチームになっているのではないのか。


ジュビロのチグハグさはいつになっても治らない。

現実を直視して直すべき部分を直さないと降格してしまうぞ。

3トップ

今のジュビロは3421で2シャドーが中なので敵が4バックだった場合にSBへのチェックが弱い。

距離があるので2シャドーとWBのどちらが見るとしても一歩遅れる。

この遅れがSBからのパスを防げない理由の一つ。

原因はフォーメーション。

中山コーチはもう一歩踏み込んで強く当たる守備について語っていたが、そもそものスタート位置が離れているのでどうしても一歩遅くなる。

プラスWBが前に出てSBをチェックしに行った場合にWBの裏のスペースを突かれCBがサイドに引き出される。

この形で町田戦では連続で失点してしまった。


フォーメーションはただの数字、というのは嘘。

フォーメーションこそ重要で、相手に対応する為には必要な位置にいるべき。

そのスタート位置が良いことこそ良ポジションとなる。

442に対して3421で敵のSBとSHの連携にWB一人では対抗できない。

これは名波政権時代に何度も見た。

だからこそ4バック相手に対しては攻守でSBを使わせないフォーメーションが必要。

それが3トップ。


現在のJリーグの守備形態は局地戦守備でコンパクトでライン間を空けない。1ラインも3~4人で密に守るスタイル。

だからこそ両サイドに最初から起点を置いて深い位置を速攻で使える重要性が出てくる。

ジュビロのスタイルだと中盤にいるサイドの選手がボールを持って上がることが前提なのでこれは遅い攻撃。

一番速くサイドの深い場所を使う方法はSBCBからWGへのロングボール。

この速攻で相手の守備を跳び越してサイドのスペース、裏のスペースを使って攻め込む。

重要なのは相手の守備が揃う前にスペースを使って攻める事。

その為には高速のロングボールを蹴ることのできる伊藤のような選手が背後にいて、前線には足が速くスペースを上手く使って勝負できるルキアンのような選手が向いている。


現在の守備形態を破るには突破より回避の方が向いている。

密な守備に対して突破をしかけると跳ね返されてカウンターの起点になってしまう。

かといって遅い回避では相手の守備スライドが間に合ってしまう。

よって高速な回避が一番攻撃しやすいことになる。


3トップのボールサイドのWG以外のセンターと逆サイドはゴールのニアとファーに寄って攻撃。

ここで中盤の中央が上がってくることが重要。

ボランチが低い位置でDHだと上がってこないので中の枚数が少ない。

特にWボランチでパサー+守備の組み合わせだと中央の攻撃が皆無になる。

伊藤や上原のような川辺の後継者となるタイプだと縦に攻撃参加してくれるので3枚目のカードとしてPA内中央に詰めてくれるはず。



GKと戦術性

今のジュビロのGKのタイプは長身で対中遠距離仕様。

パスを繋ぐポゼッション向きの選手ではない。

GKを軸に戦術を考えるとDFはハイラインの3CBが向いている。

これは正面はしっかりと壁を作ってサイドでWBの守備越しにミドルシュートを撃たれてもコースが限定されている+距離があるので反応の遅い長身GKでキャッチ、リフレクションをしやすいから。

サイドで必ず一人がシューターにマークしてシュートコースを限定する必要がある。そのこぼれ球に詰めてくる可能性が高いので3CBが対応すること。正面からのコースは3CBが壁になって潰す事。

ポゼッション向きにするなら三浦や移籍した志村のような長身でなくても反応度の高い選手を起用して4バックを採用。SBは守備的な選手を置いてボールコントロールと中長距離のパスの出せるタイプ。2CBは高さと強さがあってGKの苦手になるハイボールに対抗できるタイプ。


これに対してMFを軸とした戦術は遠藤を中心にしたショートパスポゼッション。足元で受けて動かないことが多い。遠藤自身は動いて欲しいと思っているようだが、敵の布陣自体がコンパクト+ゾーンで守るためにジュビロの選手が動いてもマンツーマンでついていくわけではないので縦パスは入らない。むしろサイドや裏の動きを期待してそこにミドルのロブを入れるようなスタイルの方が攻めやすいはず。


いずれにしても守備陣の戦術と攻撃陣の戦術がマッチしていない。

MFはショートパスを回したい+逃がし所を守備陣に任せるわけだが、守備陣の方は4バックではなく3バックなので幅がなくボールの逃がし所がない。

WBが下がって逃がし所にならないと町田戦のように中央にいる3バックにボールが集中してしまい敵のハイプレスに捉えられてしまう。


なぜ紙フィジカルの地蔵パサーを中央に置くとまずいのかの理由も同じ。

中央はゴール前であって一番危険なゾーン。ゴールの横幅=得点の確率の高さと直結するので、ボールを中央で持つことはそれだけで危険。結局サイドに起点を作らないといけない+中央の守備ゾーンの対人守備力を上げる意味でもパサーはサイドにいた方が良い。


ジュビロのチグハグな部分はいくつもあるが、攻撃と守備の組み合わせの悪さもその一つ。

ポゼッションをやるならGKも足元がしっかりする必要がある。ボールの逃がし所としてSBかWBが下がってコーナー付近の安全なエリアを使ってボールをコントロールする。相手の守備はコンパクトなので広げて縦パスを狙うよりサイドや裏のスペースを使った速攻の方がより効果的な攻撃が可能。


GKは守備戦術上のキーパーソン。ゴールをどのように守るか=どのように攻めるかと同義。

これが分断されていると攻守に機能不全になる。

2021年3月9日火曜日

次のプレーを予測しない選手

町田戦の1失点目

https://youtu.be/8FcntvXqMn4?t=44

右WBの小川大貴はCBにバックパスした後にダッシュで下がらずに歩いている。


このプレーの何が悪いのか。


両WBが下がらずにポジションを維持したままだと、GKが両サイド広角にパスの逃がし所がない。

相手はバックパスに合わせて前に出て来るのでWBは下がらないといけない。

WBが歩いている内側を相手の選手が上がっているのでWBへのパスコースが切られている。

CBはWBに戻せないのでGKに戻すしかなくなる。

ハイプレスはこうして一つ一つパスコースを消しながらボールの出し手がパスを出せないような状態に追い込んでいく。

ただボールに向かって走っているわけではない。

WBの小川のこのようなオフザボールのプレーはそもそもポゼッションスタイルとしてはあり得ない。

この時点でポゼッション向きの選手ではないので外すかポゼッションを諦めた方が良い。


GKがロブパスを出して上に逃げるよりも左右ワイドに逃がした方がリスクが低い。

特に右サイドから中央に戻した時は右→中央→左とサイドを変えるようにパスを繋ぐと予測されるので相手の体の向きは中央から左サイドに向けて動く。

だからこそ一旦中央に出した後に右サイドに戻せる選択肢を残しておくと相手は中央→左の動き出しの逆を突かれるので動きが止まる。

ここにカウンターの一瞬のチャンスが生まれる。


ジュビロの選手はオフザボールの動きが非常に悪い。

ボールを持っている時とその周囲の時以外に何も考えない。

ジュビロには戦術もないしプレーの一つ一つにも全く予測がない。

プレーの先にあるリスクを予測できていない。

練習の時にどのような指導をしているのか。


多分、宮崎ならこういうプレーはしなかったかも。

SBやWBは守備時にボールの逃がし所になりやすいから常に自分のポジションが安全なエリアになるように移動しなければならない。

攻撃型の選手だとこういう判断が皆無なのでスペースを埋めるゾーンとしてだけしか機能しない。


八田のミスキック以前の問題。

こういうのを分析できないから見当違いな判断をする。

サポも八田のミスキックを攻めるよりもWBとしてのプレーが出来ない小川の問題を指摘するべき。

サポはプレーの質を見ていないから直接的なミスだけに気を取られる。

一番問題なのはWBである小川の怠慢プレー。

自分からボールが離れれば関係ない。

この時点で相手からすると判断の選択肢が一つ消えて処理するべきものが少なくなりプレーの質が上がる。

つまり怠慢プレーは利敵行為と同じ。

こういうのをサポは見逃さずにチェックするべき。

それすらわからないのなら何も見ていないのと同じ。

サポの質も低すぎる。


ジュビロに本格派のサイドがいないというサポがいるが、ポゼッションをするならサイドでも中央と同じようなプレーが出来る選手が必要になる。

中央でプレーしている選手はボールを逃がすこともできるが自分が動いて向きを変えて相手を上手くかわす方法を知っている。

しかしサイド専門の選手はそれが出来ない。

よってボールを逃がすことしかできず、その後のプレー予測もないので失点の起点になる。

もしWBにボランチタイプを置いていたとしたら、あの時点でバックパスをせずにボールを持ったまま後方に下がり相手をいなす。

ボールを持ちながらウロウロと動き回りスペースを作る。

CBとのパス交換をしながら中央に近い距離でプレーしつつサイドにスペースを作り、CBが持っているタイミングでスペースに戻って安全にボールを受け取る。

小川にはこうしたプレーがない。


八田のGKからのプレーで全体が中盤のサイドよりに密集していた場面。

WBの小川の居る位置はどん詰まりで後方にしか逃げ道がない。

安易に中央のCBにパスを出してしまった為に利敵になった。

後方のスペースを利用して下がって敵との距離を取りつつ安全なポジションを作るのがあの場面で求められるプレー。

中央にバックパスするのは一番危険なプレー。

それすら理解していない。

下がってスペースを活かすことが出来れば自分でロングボールを蹴って相手の背後を突くパスも出せたはず。

非常に安易な選択肢を選んだと共に、ショートパスだけのポゼッションという戦術が使えない戦術というのがよくわかる。

Jリーグでは守備はコンパクトにしてスペースを作らず縦パスを入れないスタイル。

だからこそ前後左右に大きなスペースが出来る。

そしてそのスペースを利用して攻撃するのが理にかなった攻撃スタイル。

しかし一番使えない選択肢のショートパスのポゼッションを戦術として選んでいる時点で戦術センスが皆無。

悲しいがそれが今のジュビロの実力なんだよ。

逆に言うとまともな分析官や監督が居れば今の選手層でもJ2上位に勝ち上がることはできる。

もちろん選手にも問題はあるが、それを的確に指導できない監督コーチ陣にも責任はある。

ジュビロの選手のオフザボールの質の低さはJ2下位相当。

練習メニューからもっとタスクの明確化、リスクの予測と管理を組み込む必要がある。



https://number.bunshun.jp/articles/-/847299


小川大貴は自分のプレーを理解していない。

酷いものだ。

2021年3月8日月曜日

攻撃偏重の代償

 ジュビロは攻撃的なタスクに偏重し過ぎている。

現在で言うと

FW:攻撃

OH:攻撃

WB:攻撃(守備ポジション)

DH:攻撃(守備ポジション)+守備

CB:守備


選手のタイプは攻守の出来るタイプが多いがどちらも特化できない。

攻撃タスクの選手が多く、守備はポジションで行うので攻撃時に動くために守備ポジションにいない。

特にWBの攻撃がサイド攻撃なので守備ポジションを取ることが出来ない。

これが攻撃タスク(パス)だったら守備ポジションを維持した状態で攻撃タスクをこなすことが出来る為に攻守を維持できる。

ジュビロのWBは攻撃と守備を同時に出来ないスタイルなのでどちらか一方を切り替えてタスクをこなさざるを得ない。

選手が戦況判断して位置を変えなければならないのでかなり難しいタスク。

ただでさえ少ない守備が攻撃タスクによってポジションを動かざるを得なくなり守備が極端に薄くなってしまう。


ジュビロの攻撃戦術は相手を敵陣に追い込んで攻撃するので人数をかけなければならない。

その分カウンターリスクが非常に高くなる。

守備ポジションと攻撃タスクのバランスをもっと考えないとならない。


名波再登板の可能性と難点

 残念なことに今のジュビロで一番戦術を理解しているのが名波。

名波再登板はありえる。

名波は2016年の3バック4バックの二つを前後半シーズンで試して2017年に3バックのカウンターに絞って6位まで結果を出した。

現実主義の部分がある。

一方で自分のコピーのパサーボランチを置きたがる習性があり、それが現代サッカーに合わない。

宮崎が今もどこのチームにも行けない理由の一つは名波がボランチ、アンカーで起用してしまった事。

対人能力の低さを露呈して中央をドリブル突破される。

宮崎はSBだからこそ活きた人材。

今のジュビロが弱い理由の一つはボランチに対人の弱いパサーを置き続けている事。

2017年の時は川辺ムサエフのコンビで中盤の要、攻撃の軸として機能していた。

両者とも対人に強く中央をドリブルで突破したりBoxToBoxで上下動が出来るタイプだった。

これが中央攻撃の軸になって3421のフォーメーションとマッチしていた。

問題点だったのは3421のフォーメーション的問題で、相手SBの位置にプレッシャーがかからずにWBが前に出て守備した時にCBがサイドに釣り出されて中のスペースを利用されるパターン。

これは攻守に同じパターンで、WBがサイド攻撃で前に出た時にその裏を突かれるパターンと同じ。

WBがボールサイドので前に出る動きが攻守に置いてウィークポイントだった。

WBの穴をDHが下がって埋めるなら3CBが維持されたのだが、ジュビロではCBがサイドにスライドする形を採用し続けているのでいつまでもその穴が埋まらない。

DH=ボランチに対人の弱いパサーを置くと余計に酷い。

まず動かないのでCBの穴が埋まらない。

バイタルをポジショニングで守っているといえばそうなのだが、だからと言ってドリブル突破が来た時には止められないので相手はパスの選択肢が低くなるがドリブルの選択肢が高くなる。


NBOXは守備戦術であり、かつ名波は中央にいたがポジションはCH。

NBOXは役割からすると3322の3ボランチ。服部がサイドに出た時のボランチのスペースや秀人がサイドに出た時に福西が下がる時のボランチのスペースを埋める為に名波も下がる。

決してWボランチのスタイルではなかった。

2.5ボランチ的な状態。

名波はCHをメインにしながら守備時にDHを兼務する形だった。

NBOXは8連勝したフォーメーションなので弱いわけではない。

NBOXに類似したものと考えられるのは442ボックス。

中央をボックスで固めてセンターラインを常に制圧した形。

サイドは相手にくれてやるが中央のゴール最短コース+危険エリアは決して使わせない。

逆にサイドの高い位置に守備がいないのでサイドからのアーリークロスには弱い。

その分2CBの対空能力が必要になる。


パサーをWボランチとして置くのは守備構築上お勧めしない。

むしろ避けて欲しい。

守備の基本はWボランチ+2CBが最低限。

ゴール前にボックスを作ると非常に強いが、このままだとサイドが使われてしまうのでSBなどのサイドを使わせない守備が必要になる。

遠藤は走る距離は長いがスピードの遅さがあるのでドリブル突破される可能性が高く宮崎と同じで守備強度の低さの問題で後方では使えない。

前やサイドに置くしかない。

センターラインにパサーを置くスタイルは守備上の問題で良くない。

対人守備が出来た上でパスが出せるなら問題ない。

ここは大きな違い。

伊藤が注目されるのはサイズや対人守備力だけではなく、高速ロングボールを蹴ることが出来る事。

伊藤こそボランチにふさわしい。

伊藤は縦への意識もある。

重要なのは伊藤が高速ロングボール、高速サイドチェンジが出来る事。

この重要度はコンパクトな守備をする現代式の守備を迂回できるから。

相手の守備を伊藤のパスで回避すればそれだけで得点のチャンスになる。

高速のパスは短時間で距離が稼げるので局面の打開には最適。

ショートパスを繋ぐより伊藤のパスで盤面を動かす方がよっぽどゲームをコントロールできる。

レンタル移籍しているが上原も良いパスを出せる。

この二人は対人、縦への動き、高速パスが出来るのでボランチやCH向き。

遠藤よりこの二人を中央に置いてゲームを作るべき。


名波のファンタジスタ路線を継承し続ける=紙フィジカルパサーボランチ=守備崩壊になるのでキッパリとやめて欲しい。

本来ボランチにいるべきなのは伊藤や上原のようなタイプ。

チーム自体が理解しないと沼から抜け出せない。



戦術をアップデートしろ

 黄金期時代のサッカーと今のサッカーではだいぶ異なる。

特に守備。

FWの守備参加必須。

ゾーンディフェンス、ゾーンプレスがメイン。

DFからFWまでが密集したコンパクトな守備。

これが現代式。


黄金期時代はFWの守備免除、マンツーマンが基本。


守備戦術が異なる=攻撃戦術もアップデートが必須。


まず現代式の守備に対してポゼッションで押し込んで得点するのは非常に難しい。

フベロ監督がやったように押し込む場合は得点までに時間がかかる。

一方でカウンターされた場合に押し込んでいる分DFも上がっているので自陣にはGKしかいない状態。

つまり失点のリスクと得点のリワードのバランスが非常に悪い。

得点した場合はかなりの時間を失う。

失点した場合に失われる時間は少ない。

ゲーム中の残り時間を考えた時に得点するまでの時間が長ければ長くなるほど次の得点のチャンスは無くなり、一方で失点のチャンスは残り続ける。


守備がコンパクトな現代式の守備に対するメタはボールを大きく前後左右に動かすこと。

守備のいないスペースを使った攻撃が必須。

プラス守備をさらに狭いエリアに引き込むようにプレッシャーをかける中央へのドリブルが必須。

相手がスペースを埋めなければ自由に使うことが出来るので自軍が有利になる。

スペースを埋めずにコンパクトなまま引いて守るなら中央へのドリブルによってさらに狭いエリアに守備を集めて空いたスペースを使った攻撃をする。

スペースを使う「迂回」型の攻撃と、守備エリアを狭める「突破」型の攻撃。

この両方が出来れば現代式の守備を攻略できる。


現代式の攻撃のメタとしての守備。

迂回型の攻撃はDFラインからのロングボールを使うことになるのでハイプレスによってDFラインに圧力をかける。ハイプレスによるミス誘発とインターセプトからのカウンターを狙う。中盤でDFMFはコンパクトな布陣を維持しつつFWのハイプレスに合わせてMFも押し上げてDFにボールの受け所がないようにマンツーマンでハイプレスに行く。

突破型の攻撃はドリブルのコースを外側に向けるように横からプレッシャーをかけて中央に向かないように軸をずらす。その上で孤立、包囲して奪い取ってからのロングカウンターを狙う。攻撃側はコンパクトな守備を包囲しているのでロングボールに対して後ろ向きに走るしかない。


2021年3月7日日曜日

J2は基礎確認リーグ

 J2はチームの基礎力が試される。

堅守と速攻が必要とされる。

穴のあるチームは絶対に抜け出せない。

今のジュビロはJ3相当。

ハッキリ言って過去の栄光にすがっているだけで現状を全く理解していない。

ジュビロが弱い決定的な理由

ジュビロのサッカーはアンチサッカー

そもそもサッカーとはラグビーと同じフットボールから分岐したスポーツ。

ラグビーは手を使い、サッカーは足を使う。

しかし重要な点はそこではない。

チームスポーツのほとんどは中世の戦争を模倣している。

ここで重要なのは野戦と攻城戦。

野戦とは城の外に出て平地で戦う戦闘。

攻城戦とは城の中に立てこもった相手を攻撃して城を落とす戦闘。

両者は異なっている。

ラグビーは野戦がメインでサッカーは野戦と攻城戦の両方を扱っている。

ラグビーではトライはどの位置でも構わないので守備の薄くなるサイド攻撃が有効。

サッカーではPA内の城を落とさないと得点にはならない。

ラグビーでは基本的に前にパスが出来ない。

その為にキックでボールを飛ばした後にボールを取りに走る。

これを切り取って独立したスポーツにしたのがサッカー。

イギリスのキックアンドラッシュはこの基本通り。

ラグビーはトライがメインでキックはおまけ。

野戦=局地戦=戦術レベル。

局地戦では前線を構築し抜かれないようにする。

抜かれたら戦線は崩壊=得点。

だからラグビーのトライはサイドにトライしても得点になる。

しかしサッカーは野戦より攻城戦がメイン。

つまり中央のゴールである城を落とさない限り得点にはならない。

これは野戦で負けても籠城戦=PA内を固めればまだ負けない。

サッカーは野戦+攻城戦の総合戦なので局地戦だけのラグビーとは全く異なる。

サッカーでは交代枠も含めて戦術+戦略の両方が必要になる。


ジュビロのサッカーはラグビーと同じ。

だからアンチサッカー。

ロングボールを蹴らないサッカーはアンチサッカー。

ジュビロがやっているのはサッカーではなくラグビー。

だから全く勝てない。


ジュビロに必要なのは野戦と攻城戦の両方を理解している監督コーチスタッフ。

サッカーの技術的な指導より戦略や戦術を理解している元自衛官とかの方がいい。

サッカーをやっている人間よりやっていない人間の方がフラットに見ることが出来る。


何故カウンターが最大の攻撃サッカーなのかという理由は野戦と攻城戦で説明できる。

カウンターは野戦=ミドルサードに陣を置いて相手の攻撃を引き出させる=野戦に持ち込ませ籠城させない。

自陣を守りつつ敵の城内=PAを無人にすることで城を攻めやすくする。

野戦に出て来た相手から攻撃権=ボールを奪ったら無人の城内の王様=GKを倒しに行く=アーリークロスからの速攻を仕掛ける。

籠城した相手を倒すには破城槌、投石器、攻城櫓で攻撃する。破城槌はドリブル、投石器はロングボールロングシュートミドルシュート、攻城櫓はハイタワーFW。どれもほぼジュビロの攻撃陣にはいないタイプ。ジュビロの布陣は野戦特化しているので攻城戦には向いていない。だからPA内に籠城している守備陣を突破することは非常に難しい。攻城戦にはスタミナと対人能力の高い選手がPA内にいないと勝つことはできない。

ジュビロはラグビー式の局地戦戦術のみしかできず、攻城戦を想定していない。だからいつまでもゴールできない。

ランチェスターの法則で攻城戦では攻撃側は守備側の3倍の戦力が必要になる。だからPA内に引きこもった状態の守備を攻略してゴールすることは非常に難しい。

カウンターでは相手を籠城戦に持ち込ませないことによって城内=PA内の守備を空にしてから攻撃するので攻撃の効率が非常に高い。


ジュビロが弱い決定的な理由=「そもそもサッカーをしていない。」

全ての対戦型チームスポーツの根源である戦争を理解していない。

これではどんなに強い選手が集まってきても勝てるわけがない。




2021年3月6日土曜日

ポゼッションの誤用

 ポゼッションはボール保持率を上げた「守備戦術」

決して攻撃戦術ではない。

ボールを保持している間は攻撃されない、という戦術。

どこが攻撃サッカーなんだ?


最大の攻撃サッカーは「カウンター」

相手の守備が薄いからこそ得点力が上がる。


サッカーは得点して勝つゲーム。

パスの本数やシュートの本数を競うゲームじゃない。

3バックの誤用

 3バックとは3CBのこと。

ジュビロは1CB+2SB。

これは3バックじゃない。

1CBだから中央が弱いのは当たり前。

ジュビロの誤用、ボランチ

 ジュビロの誤用は多くあるが、特にひどいのがボランチ。

ボランチは攻守の要。

特にバイタルエリアを守るために対人守備力が必要とされる。


4ライン構成のフォーメーションでは3列目で低い位置にいることになるが、442のような3ライン構成のフォーメーションではCHとしてやや高い位置になるので役割も変わる。


3ラインでも4ラインと同じ形で低い位置にいると中央でのボール回収が出来ずに常に後手になり余計に低い位置に居続けなければならなくなる。


上田康太や宮崎をボランチにおいて失敗したのと同じように遠藤もボランチに置いて失敗している。

多くの理由はバイタルという守備の重要度の高いエリアで対人守備能力の低い選手を優先的に置くため。

Wボランチとして起用し、相方を守備タイプのボランチを置いてケアしようとするわけだが、3バックの誤用と相まって、中央の守備がボランチの点とCBの点だけになってしまう。

サイド攻撃でWBを上げることでその背後のスペースを3CBの両側がケアする為に中央の危険なエリアを中央に残る1CBだけでやらなければならなくなる。

何度も書いているが全く改善されない。

改善してもすぐに元に戻してしまい結局大量失点する。

猿以下の知能しかない。


結局は名波スタイルの誤用が続いているという事。

ボランチにパサーを置く必要性は全くない。

むしろ守備強度を極端に低くする危険因子なのでボランチの地蔵パサーは禁止にするべき。

山田の相方の小林にしろ、上原にしろ、針谷にしろ、ボランチにパサーを置いて結果が出たことがない。

無駄なスタイルなのでやるべきではない。


戦術基本のキ

ゴール前、バイタルは中央をしっかり守れ。

サイドに寄り過ぎるな。

2CB+Wボランチを置くか、3CB+Wボランチを置け。

Wボランチに紙フィジカルの地蔵パサーを置くな。

対人対空タイプと対人スピードタイプを置け。


攻撃は両サイドとも動け。

ボールサイドは突っ込まずに相手の守備をサイドに引き寄せろ。

逆サイドは守備の背後を突いて中央に入ってこい。

逆サイドで棒立ちしてんな。

速攻こそ正義。

相手の守備をミドルサード、サイドに引き出して逆サイドのダイアゴナルランにアーリークロスを入れて合わせろ。

チンタラボール回すな。


パスの基本は3本の連続パス。

最初と最後はミドル、ロングで中間のパスがショートかミドル。

前後、左右に動かしてスペースを作るようにパスを繋げろ。

フィールドは大きく使え。


相手が集まっている時こそ長いパスを使え。

相手を集めてスペースを作れ。

スペースが出来たらスペースにパスを出せ。

周りの選手はスペースに走ってパスを受け取れ。


相手の弱い場所を徹底的に潰せ。

局地的人数差で勝つ場所で戦え。

人数差で負ける場所はロブパスで抜かせ。

フォーメーションと戦術を統合して戦え。

フォーメーションと戦術が合わないと何をやっても上手く行かない。


攻撃はゴールを目指せ。

サイドに逃げるな。

まずは中央を攻撃しろ。

2次攻撃3次攻撃はサイドに流れてもいい。



戦術ゼロチーム

フォーメーションの意味も使い方も全く理解していないプロチーム。

それがジュビロ。

サッカー脳以前の素人以下レベル。

よくプロで数千万もらってプレーしてるな。



フォーメーション=戦術。

フォーメーションには意味がある。

3421の布陣は3バックが「中央」を固めてWBがサイドを固める。

3バック=3CB。

Wボランチ+2シャドーで中央を固めてボールを回収する。

WBは3バックの弱点であるサイド守備を担当する為に無理に上がる必要はない。

WBの役割は中盤サイドの幅を取って攻守のポイントになること。

WBが敵陣深くに行けば行くほどカウンターを受けた時にサイドが危険になる。

ジュビロでは両側のCBがこれに対応してサイドの守備に出るが、ボランチが下がってこないので中央のCB一人が取り残される。

もともと3CBで横幅をすべて守ることはできないので両側のCBがサイド守備に出たタイミングでは中央の守りは手薄になる。

この形での失点はジュビロの失点パターン。

ジュビロの3バックは3CBではなく1CB+2SBのスタイル。

さらにWボランチが攻撃的で守備的ではなく地蔵パサーなので中央の守備は非常に脆い。

ハッキリ言ってジュビロの常識はサッカーの非常識。

何年言わせるんだ!

どこまで行っても馬鹿なチーム。

素人の書いているブログ以下の戦術皆無のプロチーム。

ハッキリ言って恥ずかしい。


3421はカウンターの中央攻撃向きで遅攻のサイド攻撃向きではない。

フォーメーションの誤用が過ぎる。

こういう基本のキすら理解できてない。

町田は442でサイドに2人いるわけだからWBは1対2で応戦しなければならない。

サイドでどうにかするのはそもそも無理なわけ。

むしろ442の中央は2センターなわけだからWボランチ+2シャドーの4対2で人数差で勝てる中央を使わない理由がわからない。

ジュビロは積み上げるべきセオリーをすべて無視している。

だから勝てない。

やるべき順序をすべて無視している。

「自由な発想の攻撃」というのは「最後」にやるべきことであって、それ以前の基本部分や守備の積み上げ、戦術の全てが揃ってからやるべきこと。

更に言えば選手間の連携も同じ選手が長年やって慣れている状態であるからこそ出来る事であって、それを数か月前に入ってきた選手にやらせるのも無理がある。

こんなものがジュビロのスタイルだのやりたいサッカーだの言われても誰も振り向かない。

何故新人選手がジュビロを選ばないのか、その理由も全く同じ。

内部に理論的蓄積が全くない。

強い選手は何をどうすればよいのかの積み上げを持っている。

だからわからないことがあっても類推することが出来る。

ジュビロには何もないことがわかるから出ていくし入ってこない。

チーム全体が既に腐りきってんだよ。

こんなんでチーム内政治やって守旧派がチーム仕切って万歳=結果J3降格とか笑えねぇよ。

どんだけ馬鹿の集まりなんだ。



第二節 町田戦

開始早々の失点。

ハイプレスにバックパス対応でミスして失点。

ハイプレスされて抜けられないポゼッションって時点でレベルが低すぎる。

相手がカウンター主体のチームならボールを預けて逆にカウンターする。

相手がポゼッションチームならボールを渡さずにポゼッションする。

相手のストロングポイントを潰して戦術を機能させない。

そういうチーム戦術を駆使出来ない時点でJ2以下なんだよ。

今のJ2上位はJ1下位と差がない。

これからもっとそうなる。

だからこそジュビロのやりたいサッカー以前に相手のやりたいサッカーをやらせない戦術をやるべき。

このままだとJ1落ち選手の年金リーグチームで終わる。


走らないからまったくカウンターが出来ない。

走ったのルキアンだけ。

マジで糞になったこのチーム。

だから地蔵パサー中心のポゼッションやるほど負けるんだよ。

走らないチームが勝てるわけがない。

ルキアン追い越すのが普通だろ。


戦ってるのがルキアンと松本だけ。

走ってる奴しか結果残していない。


もう逆転か。

どうなってんだよ…。

これJ2下位のチームのレベルだぞ…。


WBが高い位置とってその後ろのスペースをサイドCBが守るためにサイドに釣り出されて中央のCBが多いだけでそこに1対1のスピード勝負されて負ける。

以前から同じなんだよ。

ずっと同じ。

だから改良型のフォーメーションやればいいのに結局止めちゃった。

そりゃずっと後手になるわ。


Wボランチといっても遠藤は守備の機能しないし山本も対人にそんなに強い選手じゃない。

一番重要なセンターエリアを山本と大井の二人が縦関係で守らないといけない。

これで守れると思っている方がおかしい。

スペースが広すぎるので相手は使い放題。

いつまで経っても3バック=1CBシステムのまま。

5バックになるのが嫌なら4バックの方がまだまし。

3バックは3CBであって1CBじゃない。

それにボランチに守備力の無い選手を置いている時点で間違ってる。

こういう基本をおろそかにして俺流攻撃サッカーとかやってるからいつまで経っても井の中の蛙で終わる。

鈍足遅攻で得点出来るわけがない。


松本の方が10番でいいと思うわ。


シュート練習は守備の選手じゃなくてダミー立ててやってるだけだから何回やっても得点率上がらないよ。


3トップにして両サイドのどちらかに出す。

残りの2人が中央に2トップとして入る。

このスタイルでやるべき。

サイドの攻めはWGがやって守備はWBかSBがやればいい。

1トップでWB上げるからいつまで経っても攻撃も守備も上手く行かないんだよ。

さらにボランチが守備でも攻撃でも機能しないんだから尚更。


松本の動きは逆サイド側、背後から入ってくる形でいい動き。

山田もこういう動きをするべきなんだよ。

松本は藤田俊哉の2代目としてやれる感じがする。

けど周りが動かな過ぎて泥臭い仕事ばかりやらされてる感じ。

それでも結果出すから松本は凄い。

山田より松本の方が10番の価値がある。

ジュビロは内部で競争しないから余計に弱くなる。

内部で競争させて背番号も奪い合いでいい。

仲良しチームで腐って弱くなるよりいい。


藤川イン 大森アウト


大津イン 山田アウト

鈴木イン 松本アウト


交代が遅い。


またCB釣り出されて大井がスピードで負けるパターン。

何回同じことやるんだよ。


だから外の血を入れろと言ってんだよ!


このチームマジ終わってるわ。


小川イン ルキアンアウト


このチームって素人のファン以下のレベルだな。

どこ見てチーム作ってんだろうな。


サイドがWBだけでWBを攻撃に使う為にサイドCBがサイドに引き出されて中央を縦に突破される。

もう何度も指摘してきたパターン。

このチーム全く学習能力がない。

これで何千万もらってるプロ選手ってのが笑えるわ。

素人の分析の方がよっぽど当たるよ!

2021年3月3日水曜日

ジュビロのシュートが入らないメカニズム

現代サッカーは局地戦がメイン。狭いエリアで密集しパスコース自体を消す。選手間の距離が近いので縦パスが入らない。じゃんけんで言えばグーの状態。


ジュビロはこれに対してショートパス主体の戦術を使用している。ショートパスなので選手間の距離が近く相手の守備と同じように局地戦、狭いエリア+密集で戦っている。じゃんけんで言えばグー。


じゃんけんでグーに勝つにはパーが必要。しかしパーを使わない。


密集した守備は狭い範囲では強いが広い範囲をカバーできるわけではない。よってロングボールを多用した裏のスペースを狙った攻撃を主体にすると攻略できる。CBから両ワイドのWBやSH、WGへのサイド展開+ロングボールを使うことで相手の密集した守備を簡単に迂回できる。同時に前線の選手は裏抜け出来る選手、ロングボールをポスト出来る選手、2列目から縦に攻撃参加する選手を使用すると攻撃が通りやすくなる。


ジュビロのアグレッシブでクリエイティブなサッカーとは、フィールド全体を利用した広いプレーエリアと長短のパス、スペースを利用したドリブル、デコイラン、ローテーション、などスペースがあるからこそできるスタイル。それをショートパスのポゼッションサッカーだと勘違いしている。両者は全く異なるスタイルである。


走れない選手がいる時点でジュビロらしいサッカーなどできはしない。何を勘違いしているのだろうか。


ショートパス戦術は攻撃の時間がかかりかつ相手が引いて守ると何もできなくなる。時間と労力の無駄。やっているサッカー自体が負ける為の戦術としか言いようがない。それをやりたいサッカーが出来たという今のジュビロはJ1ロートルの受け皿でしかなく、会社自体が勝利より収益を優先しただけと受け取られても仕方がないレベルでどうしようもない。


このチームの機能不全はリンクマン至上主義にしてしまったこと。


優先順位は 守備>攻撃>つなぎ

リンクマンはつなぎ役であって主役ではない。


このチームが本来やるべきことは守備のヒーローやFWのヒーローを作って無失点複数得点の試合を積み上げる事。

やっていることが真逆。

だから勝てるわけがない。

会社自身が中位のエクセレントチームを目指すという意味は中位=J1中位ではなく、J1~J3の中位=J2のエクセレント=J1落ちの受け皿という意味でしかない。

全く勝つ気のないチーム。

2021年3月2日火曜日

名波路線をやめろ

リンクマン至上主義を撤廃しろ

本来評価されるのは無失点貢献するDFやGK

最多得点、複数得点するFWやOH

リンクマンのアシストや崩しはオプションなんだよ。

そこに陽の目を当たらせたいというのは理解するが、

戦略、戦術、戦闘がそれ違うレイヤーでそれを入れ替えることはできない。

サッカーで勝つ為には勝ち点と得点と失点がメイン。

アシスト、シュート数、パス数、走行距離、スプリント数は数字でしかない。

まずそれを大前提にしろ。

まずは失点を減らすことが第一。

次に得点を増やす事。

パス回しはその過程でしかない。

そもそもパス回し前提という時点でこのチームは全く勝つ気がない。

パスは得点ではない。

リンクマンが無失点貢献したり最多得点貢献するのか?

そこまでゲームを攻守にコントロールできるリンクマンも希少だがいるかもしれない。

しかし22人が戦っている中でたった一人で何が出来る?

ジュビロのやっていることはそのたった一人に全てを預けている事。

全く無意味。

チームとして死んでいる。

やりたいことができた。

この一言で全てが終わっている。

勝たせる為に来ているはずの選手が言ってはいけない言葉。

どうせレンタルで来年はい無くなる選手。

パサーボランチの負の遺産を抱えて昇格を逃すことはない。

このチームは本当に死んだ。

名波がすべてを殺した。

未だに名波路線が根底にあって勝てずにグズグズとしている。


キック&ラッシュ出来ないチームじゃ勝てるわけがない。

走らないチームは勝てない。

当たり前のことだ。

また一年時間が無駄になったな。


シュートの精度より攻めるスピードを速めよ

シュートの精度が悪い。

ということはシュートを撃っている選手に対して既にマークがついているということ。

選手がフリーでシュートを撃つことが出来ればシュートは入る。


ジュビロの攻め自体に大きな問題点がある。


・ポゼッション、ボール保持を意識し過ぎて時間の感覚がなさ過ぎる。

・ポゼッションを重視する為にスプリントが守備的になり攻撃的なスプリントが出来ない。

・ボールサイドから攻める事ばかりを考えて逆サイドから侵入する動きが全くできない。

・ショートパスを主体にする為に選手間が狭すぎて大きな展開が出来ない。

・逆サイドの選手が機能しない。

・ボールを回すこと自体が目的になって速い攻めができない。

・相手守備陣が下がりきる前に攻めきる形がなく下がりきってから崩そうとする。


第一節での攻撃パターンは複数あったし良いパターンもあったが基本的には速攻ではなく遅攻メイン。全体が走らないのでゆっくりパスを回して相手を敵陣内に閉じ込めて攻撃し続ける。これはフベロでもやったスタイル。しかしフベロでも同じ問題があって敵陣内に閉じ込めてしまうのでゴール前がしっかりと守備が固まっていて攻撃できるが得点に繋がりにくいというジレンマがある。逆にカウンターの利点は相手が攻撃しようと前に来るのでゴール前が空いてゴールしやすくなる。つまりポゼッションよりカウンターの方がチャンスに対しての得点の比率が大きくなる。ポゼッションをするとしても相手陣内深くまで攻め込まずに中盤のサイドに引き寄せて逆サイドからシュートを撃つなどフィールド全体を利用して相手の守備を引き出した上でゴールを狙う必要がある。シュート本数が多いだけでは勝てない。そもそも勝つ気があるなら無駄なポゼッションを続けようとはしない。ジュビロは決して結果にコミットしない。だからいつまでも勝てない。スタイル、方法論にこだわり過ぎて結果を見ていない。パスの本数が多かろうがゴール数が少なければ負ける。毎年同じことを繰り返す。チームとして終わってる。


地蔵パサーを中心にすると勝てない。勝つ為には2倍走る選手を複数置く必要がある。キック&ラッシュで攻めることが出来ないならいくらパスを回しても勝つことはない。ジュビロの戦略自体が間違い。


ポゼッションはボールを支配することに寄る『守備』でしかない。ポゼッションが攻撃的だと勘違いしているチームが勝てるわけがない。

ボールを支配しようが中央を制圧していない時点でゲーム的には後手。中央を支配した上で中央攻撃できるポゼッションであるならばこれは攻撃的といえる。その為にも中央の人数がいた方が良い。

ジュビロの常識はサッカーの非常識。いつになったら理解するんだろうか。

サイド攻撃は第一に中央を攻めないと意味がない。中央を攻めることで守備が中央に寄ってサイドにスペースができる。これでサイド攻撃が効いてくる。中央かサイドかの一択ではなく、両方を使い分けるという事が大事。フォーメーション的に両サイドに人を割くなら、ボールサイドはワイドにしながら、逆サイドはハーフスペースやセンターレーンに寄って背後から中央攻撃する挟み撃ちスタイルが得点になる。ボールサイドから菱形に攻めるなら速攻でなければ無理。中盤ワイドからアーリークロスを入れるか、斜めにゴールに向かってドリブルで攻めるか。ジュビロは遅い上にサイドから斜めに攻めずにボックスに攻めるので深い場所に選手が出なければならない。フォーメーション的に移動が伴うのでその分守備が削られる。攻め方とフォーメーションのバランスが悪い。


リンクマンをチームの中心に据えてしまうというのが最悪。リンクマンはリンクマンであってゴールゲッターではない。リンクマンの仕事は守備と攻撃を繋ぐことで展開をスムーズにすること。相手の守備を崩そうとすること自体が間違ってる。むしろボールを散らして守備を広げることの方が重要。その為にフィールド全体を使った攻めが大事になる。

今のフォーメーションでショートパスベースのサイド攻撃というのもおかしい。3421はカウンターベースのフォーメーションで中央制圧中央突破がメイン。WBはアーリークロスを入れて1トップ2シャドーを中央で勝負させるのが仕事。ジュビロはいつもフォーメーションと攻撃がマッチしていない。チグハグで何が重要なのか理解せずにやっている感じがする。

理論派の監督に任せたいがチーム内政治ですぐに追い出すから結局J2沼のチームになり下がる。

パスサッカー思考になるとリンクマンが力を持ちすぎる。しかもゴールに繋がらないから結果は悪い。悪循環になる。

パスは相手を動かすためにするもの。ショートパス繋ぐだけでは相手は動かない。


戦国最強の戦術は釣り野伏。相手をおびき寄せて各個撃破すること。カウンターこそ最強の戦術。無駄にボールを持って攻撃している気になっていても結果にはつながらない。

籠城戦に対しては攻撃側が3倍の兵力を必要とする。ジュビロがやっているのは攻城戦。籠城した相手に同数の兵力で戦っている。つまりは戦術を知らないチームだってこと。

ジュビロはいつになったらまともな戦術を採用するんですか?

戦術の基本中の基本すら理解していないチームがJ2ダントツ優勝してJ1昇格?

笑わせるな。

ポゼッションすればするほど勝てないだろ。

何年ポゼッションにこだわって昇格逃してるのか数えろ。

勝てない戦術はさっさと捨てろ。

結果出せ。