ジュビロのサッカーはアンチサッカー
そもそもサッカーとはラグビーと同じフットボールから分岐したスポーツ。
ラグビーは手を使い、サッカーは足を使う。
しかし重要な点はそこではない。
チームスポーツのほとんどは中世の戦争を模倣している。
ここで重要なのは野戦と攻城戦。
野戦とは城の外に出て平地で戦う戦闘。
攻城戦とは城の中に立てこもった相手を攻撃して城を落とす戦闘。
両者は異なっている。
ラグビーは野戦がメインでサッカーは野戦と攻城戦の両方を扱っている。
ラグビーではトライはどの位置でも構わないので守備の薄くなるサイド攻撃が有効。
サッカーではPA内の城を落とさないと得点にはならない。
ラグビーでは基本的に前にパスが出来ない。
その為にキックでボールを飛ばした後にボールを取りに走る。
これを切り取って独立したスポーツにしたのがサッカー。
イギリスのキックアンドラッシュはこの基本通り。
ラグビーはトライがメインでキックはおまけ。
野戦=局地戦=戦術レベル。
局地戦では前線を構築し抜かれないようにする。
抜かれたら戦線は崩壊=得点。
だからラグビーのトライはサイドにトライしても得点になる。
しかしサッカーは野戦より攻城戦がメイン。
つまり中央のゴールである城を落とさない限り得点にはならない。
これは野戦で負けても籠城戦=PA内を固めればまだ負けない。
サッカーは野戦+攻城戦の総合戦なので局地戦だけのラグビーとは全く異なる。
サッカーでは交代枠も含めて戦術+戦略の両方が必要になる。
ジュビロのサッカーはラグビーと同じ。
だからアンチサッカー。
ロングボールを蹴らないサッカーはアンチサッカー。
ジュビロがやっているのはサッカーではなくラグビー。
だから全く勝てない。
ジュビロに必要なのは野戦と攻城戦の両方を理解している監督コーチスタッフ。
サッカーの技術的な指導より戦略や戦術を理解している元自衛官とかの方がいい。
サッカーをやっている人間よりやっていない人間の方がフラットに見ることが出来る。
何故カウンターが最大の攻撃サッカーなのかという理由は野戦と攻城戦で説明できる。
カウンターは野戦=ミドルサードに陣を置いて相手の攻撃を引き出させる=野戦に持ち込ませ籠城させない。
自陣を守りつつ敵の城内=PAを無人にすることで城を攻めやすくする。
野戦に出て来た相手から攻撃権=ボールを奪ったら無人の城内の王様=GKを倒しに行く=アーリークロスからの速攻を仕掛ける。
籠城した相手を倒すには破城槌、投石器、攻城櫓で攻撃する。破城槌はドリブル、投石器はロングボールロングシュートミドルシュート、攻城櫓はハイタワーFW。どれもほぼジュビロの攻撃陣にはいないタイプ。ジュビロの布陣は野戦特化しているので攻城戦には向いていない。だからPA内に籠城している守備陣を突破することは非常に難しい。攻城戦にはスタミナと対人能力の高い選手がPA内にいないと勝つことはできない。
ジュビロはラグビー式の局地戦戦術のみしかできず、攻城戦を想定していない。だからいつまでもゴールできない。
ランチェスターの法則で攻城戦では攻撃側は守備側の3倍の戦力が必要になる。だからPA内に引きこもった状態の守備を攻略してゴールすることは非常に難しい。
カウンターでは相手を籠城戦に持ち込ませないことによって城内=PA内の守備を空にしてから攻撃するので攻撃の効率が非常に高い。
ジュビロが弱い決定的な理由=「そもそもサッカーをしていない。」
全ての対戦型チームスポーツの根源である戦争を理解していない。
これではどんなに強い選手が集まってきても勝てるわけがない。
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