2021年3月3日水曜日

ジュビロのシュートが入らないメカニズム

現代サッカーは局地戦がメイン。狭いエリアで密集しパスコース自体を消す。選手間の距離が近いので縦パスが入らない。じゃんけんで言えばグーの状態。


ジュビロはこれに対してショートパス主体の戦術を使用している。ショートパスなので選手間の距離が近く相手の守備と同じように局地戦、狭いエリア+密集で戦っている。じゃんけんで言えばグー。


じゃんけんでグーに勝つにはパーが必要。しかしパーを使わない。


密集した守備は狭い範囲では強いが広い範囲をカバーできるわけではない。よってロングボールを多用した裏のスペースを狙った攻撃を主体にすると攻略できる。CBから両ワイドのWBやSH、WGへのサイド展開+ロングボールを使うことで相手の密集した守備を簡単に迂回できる。同時に前線の選手は裏抜け出来る選手、ロングボールをポスト出来る選手、2列目から縦に攻撃参加する選手を使用すると攻撃が通りやすくなる。


ジュビロのアグレッシブでクリエイティブなサッカーとは、フィールド全体を利用した広いプレーエリアと長短のパス、スペースを利用したドリブル、デコイラン、ローテーション、などスペースがあるからこそできるスタイル。それをショートパスのポゼッションサッカーだと勘違いしている。両者は全く異なるスタイルである。


走れない選手がいる時点でジュビロらしいサッカーなどできはしない。何を勘違いしているのだろうか。


ショートパス戦術は攻撃の時間がかかりかつ相手が引いて守ると何もできなくなる。時間と労力の無駄。やっているサッカー自体が負ける為の戦術としか言いようがない。それをやりたいサッカーが出来たという今のジュビロはJ1ロートルの受け皿でしかなく、会社自体が勝利より収益を優先しただけと受け取られても仕方がないレベルでどうしようもない。


このチームの機能不全はリンクマン至上主義にしてしまったこと。


優先順位は 守備>攻撃>つなぎ

リンクマンはつなぎ役であって主役ではない。


このチームが本来やるべきことは守備のヒーローやFWのヒーローを作って無失点複数得点の試合を積み上げる事。

やっていることが真逆。

だから勝てるわけがない。

会社自身が中位のエクセレントチームを目指すという意味は中位=J1中位ではなく、J1~J3の中位=J2のエクセレント=J1落ちの受け皿という意味でしかない。

全く勝つ気のないチーム。

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