2021年3月23日火曜日

小川航基を使うなら

 小川航基を使うなら、まず小川自身の進化が必要。

と言ってもそれほど凄いことではなく、短距離のスプリントが出来るようになること。


これが出来れば、トップ下として4231や3331で使えるはず。


今のジュビロは遠藤が穴という事が知れ渡っているので中央、ボランチやその周辺を使いまくられる。

よって今の3421で2シャドーがサイドでゲームを作る形だと中の守備がより薄くなってしまう。


そこで小川のフィジカルを前目の守備として利用する。

近年のイメージとしては小林裕希が4231のトップ下で活躍したのと同じパターン。


ルキアンの1トップはサイドに流れて行くので中央が空く。

さらにボランチが上がってこないので中央のポジションに入る選手が逆サイドのWBである松本になってしまう。

松本のスプリントは素晴らしくここ数試合で得点しているので武器の一つ。

しかし長期戦で使われ続けると疲労が溜まってしまう。

そこで中盤のボランチの弱さを補うこととルキアンが流れた後のスペースへの侵入による攻撃の攻守両面で適性がありそうなのが小川航基。

まずCFであるので中央のポジションに最適かつある程度のフィジカルもあるので対ボランチへの潰し役も兼ねてもらう。

中央の居座って王様プレイをしてもらう。

これは小林同様。

王様として中央で支配して汗をかいてもらう。


中央への侵入は一旦逆サイドにバックステップしたりランで離れたりして影に隠れてDFの視野から消える。

そこから再び入り直して側面、背後から入ってきてクロスに合わせる。


小川自身の動く範囲は以前より広くなり短距離のスプリントは必要になるが、そこはやってもらわないと自分自身がプレイヤーとして死ぬのと同じ。

動かないだけのプレイヤーでは役には立たない。

ルキアンとの縦の2トップ、偽トップ下として攻守に活躍できるだろう。


チーム的には遠藤の穴を前で防いでもらう守備タスクを担いながらのプレーになる。

しかし、もしこれで守備の穴が塞がり遠藤がより良い形で機能したら遠藤から小川への縦パス1本からミドルシュートという形も見えてくる。


ジュビロは選手が動き回ることが前提の部分がある。

逆に言うと、スタートポジションは「偽」ポジションと考えればいい。

そうしてゲームの中で偽ポジションから本来のポジションに移動して活躍する、というスタイル。

小川航基にもっと走力があれば体格を利用してもっと後ろのポジションにコンバートしてもいいかもしれないが、走力やスタミナがないのなら体格を生かして中央ラインのポジションをやるといい。中盤は走ることが仕事の部分があるので走力スタミナは必須。

小川自身にやる気があってチームも遠藤の穴をどうするべきか考えて変化を求めるなら小川航基トップ下は守備の解決策+攻撃力アップになるサブプランとして考えられる。

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