ジュビロの戦術の癖とリレーショナルプレーが合うかどうか
ドゥンガの教えやフベロ監督の教えなど南米系サッカーのテクニックもジュビロは習得しているのでどちらかというと南米系テクニックの方が合うのかもしれない
ジュビロの強度の低さもあるが、機動を活かせるのがリレーショナルプレーなので密集と機動で活きる選手が活躍する可能性はある
古川や藤川などは意外とこちらの方が合うかも
特にパススクリーンの様な中間ポジションにフェイクで入る動きができると相手を幻惑できる
ジュビロのプレーは選手の性格の様に「正直過ぎる」部分があるので、リレーショナルプレーにある「騙す」プレーを取り入れるのは意外と効果があるかもしれない
配置としてはサイドにパサー、中央に機動タイプ、サイドアタッカーではなくサイドコントロールとセンターアタッカーの配置になる、センターアタッカーが重要なのは中央が一番ゴールの幅を活かせるので得点しやすく、ゴールに向かう機動=選手の人数や速度を中央に集中できるから、中央のパサーを置いてもダイアゴナルパスやパススクリーンとの相性が悪くリレーショナルプレーにならない
リレーショナルプレーの核は「機動」と「幻惑」
リレーショナルプレー
1.パス&ゴー(人もボールも動く、パス後に前進)
2.ワンツー、キープからのパス戻し(パス&ゴー+スクリーン&ワンツーの組み合わせで壁=DFラインを突破する)
3.ダイアゴナルパス(ボールを斜めに進める、縦パスではなく左右展開でサイドを固定しない、両サイドを広く使ったビルドアップやグラウンダークロス)
4.パススクリーン(ダイアゴナルパスの中間に入り相手の守備を食いつかせスルーすることでダイアゴナルのパスを通す、1列飛ばしのパス、本命の受け手を隠すために偽の受け手を中間に差し込む)
5.ティルティング(サイドへの密集、サイドライン=ディフェンダーとして扱い追い込む、カウンタープレスで奪い返せる)
6.ディフェンシブダイアゴナル(ティルティング時の逆SBの偽SB化、ティルティング時の逆サイドアイソレーション=単騎攻撃にも使用)
7.ヨーヨー、フェイクサイドチェンジ(相手がボールサイドにティルティングし密集している時に中央に移動展開、相手にサイドチェンジを意識させボールサイドのワイドを空けさせてからダイアゴナルパスでボールサイドのワイドへ展開する)
ジュビロとリレーショナルプレーが合うかというと、結構同じことはしているが今の段階のままでは合わない
それはパサーボランチが中央にいるため
リレーショナルプレーではダイアゴナルパスが基本になるので両サイドにパサーがいた方が良く、中の選手はパススクリーン役やパス&ゴー、ワンツー、スクリーンなど足元+動きが求められる
針谷の様に紙フィジカルだが動けるタイプならサイドに置いてサイドからPAに向かうラストパスの出し手として使える
逆に遠藤の様なタイプは合わない、康裕はサイドできるしクロスも良いので針谷と同じで使える可能性あり
中央には金子、山田、大森、古川、藤川の様なタイプを置いてパス&ゴー、ワンツー、パススクリーンなどが出来るはず、ただ前線でDFを背負ったスクリーン&ワンツーなどが出来ないので体の強いFWDMFSBなどが入ってDFをスクリーンで抑えられると軽量の2列目のパス&ゴーによるPA侵入とシュートが活きる、日本だと中間に入ってフリックしがちだがリレーショナルプレーだと中間に入るが触らないのがスタイル、両方を使い分けられると面白いかもしれない、多分スルーとフリックを使い分けられると決定機を作るチャンスがかなり高くなる、ワイド展開のスルーからクロス、フリックから中央でシュート、ワイドのクロスをニアでスルーしてファーでシュート、ニアでフリックして2列目ミドルなど、ワイドからのクロスもアーリーとマイナスでまた戦術が広がるのでここを深めていくと得点力アップは間違いないと思う、「ただし」ここはジュビロの「阿吽の呼吸」ではなく、しっかりとデザインされたフリックでないと意味がない、例えば誰もいないはずのファーにディフェンシブダイアゴナルから走り込んできたSBにダイアゴナルパスが通るなど、フリック入れた時にSBに入る形とか、「アイデアではなくデザイン」による戦術としてきちんと仕込めば攻撃力はアップするはず
パススクリーンはチェスで言う所のディスカバードアタック、後方に攻撃の駒がいる状態で前方にそれを塞ぐ駒がある配置、塞いでいる駒が移動した瞬間に後方の攻撃の駒が効く、相手の守備を中間に入る選手に食いつかせて本命の受け手の前線の選手のマークを緩くする、コンビネーションとしてパススクリーンに入った選手がそのまま前進して今度はワンツーの壁役になるなど前線のサポート役に向いた動きができる、軽量高機動型の選手が走り回りながら軸となる選手にマークや注意が向かないようにする、
小川はディフェンシブダイアゴナル=アイソレーションで年1くらいの得点がある、ボールサイドと逆で孤立して待ちながら奪ったボールを受けて縦侵入からシュートする、SBのダイアゴナルな動きでそのまま相手のゴールに向かう攻撃になる
ヨーヨー、フェイクサイドチェンジは疑似カウンターの対角パスに通じる部分がある、リカルドが中央に入りながらワイドのドゥドゥに出すグラウンダーがそういう感じ
リレーショナルプレーで重要なのはサイドからPAに向かうダイアゴナルパスなのでやはりパサーがサイドにいるというのが重要、パススクリーンを活用するがいかにDFを背負っている前線にダイアゴナルパスを通すかが一番の肝なので、サイドに置かないと意味がない
ジュビロは中央にパサーを置くので今のままでは合わない、フォーメーションも合わないのでリレーショナルプレーに向いている選手はいるがチームとしてリレーショナルプレーを導入、統一したトレーニングを行うとは考えられない
ジュビロのスタイルは多分今のまま変わらずにポジショナルプレーにもならないしリレーショナルプレーにもならない
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