2021年3月15日月曜日

水戸戦メカニズム

 水戸が443(4123)

ジュビロが3421


水戸は3トップのハイプレスがメイン。

ジュビロはWBを引いて5バックで3トップのWGを抑える。

5対3で人数差がありハーフスペースも突くことが出来ない。


ジュビロのカウンター。

ジュビロは中央のWボランチ+2シャドーのボックス。

水戸は2シャドー+1アンカー。

4対3で中央でも数的優位を形成。

中央のボックス経由でWBが守備から攻撃にスイッチ。

水戸はSBが上がってこないので中盤のサイド守備がいない状態。

ジュビロはWBが上がって攻撃参加出来た。


ジュビロは速攻で4バックの裏狙い。

これがいつも通りの遅攻だったら4バック+3ボランチ化で固められてしまい得点は難しかったかもしれない。


今回ジュビロは速攻が出来たので水戸が完全に引く前に攻撃が出来た。


システム的に中盤のサイド守備が出来ない433(アンカー)だったのでカウンターはしやすかった。

水戸が左SBにFWの選手を入れて穴を作ったのも大きい。


ジュビロとしては山田が縦の動きを意識していて次のプレーを予測して動いていたのが素晴らしい。

2点目のGKが弾いたボールに詰めた動きもそう。

1点目2点目共に山田がゴール前に居て得点に絡めたのは非常に良かった。

10番らしい仕事が出来ている。


3点目は詰めてから崩せた得点。

右サイドに開いておいて縦に入れてサイド奥からシュート、ルキアンが詰めて得点。



ジュビロが修正したのは「ゴール前に詰める」という部分だと思う。

シュート数が多く枠へも行っているが得点できなかった、という事実の部分を修正する為に中央にきちんと詰めて得点に結びつける、ということをやったのだと思う。


その為に中央に2人以上のフィニッシャーが入るようにし、3列目のボランチ、WBの攻撃参加だけでなく、4列目のCBも攻撃参加して1列目、2列目が中央でフィニッシュできるようにした。

後ろが重すぎる状態ではなく、後ろが押し上げることで攻撃陣がフィニッシュできるようにした。


攻撃面の修正は出来てきたかもしれない。

しかしこれもフォーメーションの優位とSBの穴を付けたラッキーマッチだったからと考えると次節はまだ安心してみることが出来る状態ではないかもしれない。

3得点できたが2失点しているので得失点差は縮まない。

複数得点はジュビロらしさが出て来たと思うが、失点の多さが問題。

そこを修正できると一気に順位が上がるんだが…。

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