2020年10月4日日曜日

京都戦

 京都は3322

__FW______FW__

__OH______OH__

WB____AN____WB

__CB__CB__CB__


ジュビロは343で守備

___FW_OH_FW__

WB__DH__DH__WB

__CB__CB__CB__


ジュビロは3バック相手に中央に寄った3トップを当ててしまった。

京都はアンカー+WBなのでこの中間スペースにOHがいればパスが通る。

実際にCBからの縦パスが何度もOHに通ったのだが、シュートしても得点に至らなかった。

問題点としては3トップが中央に寄り過ぎてしまい、3バックの壁の前にいることで相手のCBの守備範囲、GK以外のコースを防ぐことが出来ていたなどが考えられる。

FW小川のシュートがことごとく防がれ決定力に問題があった部分はある。


金沢戦ではOHがワイドに開いていたことでパスの出どころを抑えるという事が出来なかったことから3トップを中央に寄せて対策をした、という感じはするが、逆にこれが相手にとっては防ぎやすい形になってしまったのではないだろうか。

ジュビロの3421は改良されて色々と実験されている。今日の状態でも中盤の6枚が常に動いてアメーバのようにオートマティックに可変していた。

初期状態では4人ライン、攻撃時にはダイヤモンド、ビルドアップで3バックが開いた時はWボランチかダイヤモンドのアンカーが降りる、中央を押す時はWBが下がってDHが上がる。

その時々、戦況に応じて可変していた。


京都戦では343(3421)で後ろ7枚の守備と前3枚の攻撃という感じで前後分断している感じがした。

前3枚は中央にいて中央コースの限定とSBへのプレスによるロングボール対策をしていた。

守備は343のソリッドで守る形だった。


WBをボランチタイプで運用していた前半は非常に良い動きだった。チャンスもたくさんあった。逆に交代してからは微妙。

WBに上下動させたからやはりWBの消耗率が激しい。サイドが1人なので移動範囲は中盤の上下動に限られる。それでも攻撃に行った後にカウンターで裏を使われると底が穴になる。その為に3CBが1CB+SBにならざるを得なくなり、Wボランチが下がらざるを得なくなる。サイドを上げると負のローテーションになって中央の制圧力が下がりセカンドボールを拾えなくなってくる。

伊藤の体の向きがサイドタイプで内側むいてバックパスばかりになって逃がし所ではなくドン詰まり状態で困っている部分を治さないとまずい。何故が味方が寄せてパスをもらいに行かない。状況を見てもらいに行ってやるべき。

ゲームがずっとオープンで体力的に問題がある。ボールを落ち着かせたい部分もある。特に悪い流れになってしまっている時。オープンのままだとずっと悪い流れが続きボールを持っていても失うし、持っていないとずっと守備で走り回ることになる。

金沢戦では5バック化で後ろを固めていた部分もあって多少は安定した部分もあった。

待つ守備、嵌める守備で体力を使わず、相手のパスを待ち、ここぞというポイントで奪う省エネ罠嵌めスタイルの守備をもっと増やすべき。相手を誘導してパスコースの切り方や守備ブロックの作り方などで相手がここに出したいと思う場所を作る。底へのパスは長いパスでなければならない。相手が長いパスを出したらそれをインターセプトしてそのままカウンターのロングボールを入れる。相手の決定的なパスをカウンターに使うことで相手は前がかりでネガティブトランジションが遅れる。田中誠を守備戦術コーチとして招聘して罠の嵌め方を徹底的に仕込んでもらうべき。あと高橋を呼び戻して罠嵌めをコントロールしてもらうのがいい。

時間と体力のマネジメント、決定力については大きな課題が残った。

あとは選手同士の話し合いなど。

ジュビロが失点する前にウタカは味方の選手と話しをして味方が囮役でCBにつっかけてスペースを作っていた。そしてそこにウタカが入って得点。

味方とのコミュニケーションとウタカの体格を生かした戦術。

今野は悪くなかったがウタカとだとややミスマッチで負けている感じがある。

今日の負けは残念。

チャンスの女神は前髪しかない。

掴めなかったら終わり。

チャンスをつかめなかったわけではないが、つかみそこなった、という感じではある。

チャンスをつかんだと思ったら手からすり抜けた、という感覚。

チャンスが作れていたのはかなり大きいが、ことごとく得点できなかった。

ここ数試合でシュート数も上がっているが決めきれていないのは「PA外からのシュート」が多い為。

PA内でのシュート、PA内に3~4人が飛び込んで決める、というシーンは皆無。ここが決めきれない部分だと思う。

ほとんどがPA外からのシュート。

もう少しPA内で競えたら違うんだが…。

それと終盤にパワープレーをしない。

これはチャンスを捨てていることと同じ。

サイド攻めでスローインを手に入れたらロングスローでハイタワーにパワープレーさせるというのは非常に重要。セットプレーは大事な得点源。

流れで得点できなければセットプレーでの得点を狙うのは常識。

近年では守備の整備がされて流れからの得点が難しくなっている。

だからこそセットプレーが重要な得点源になっている。


システムの問題だけではなく、ゲームの運び方にも問題が残る。

手を抜かずにやれることは全部やる。

そうでなければ昇格を逃してしまう。






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