2020年9月30日水曜日

2020/09/30 山口戦

前半

小川のシュートは逸れる

山口が先制点

中盤から左サイドからファーに長いロングボールをヘッドで決める。

上原のロングボールをSB小川に繋げるがバックパスで最終ラインまで戻してパスミスでタッチを割る。

ジュビロは右サイドを使っての攻撃。

SB小川が右を上がる。

SBは右を上がり気味、左を下げ気味で4バックと3バックの中間的な形。

左が上がる時は上原がCB間に降りてくる。

中盤でボールが収まらずに奪い合いの形が長い。

10分

山口や442か4132のような形。

ダイレクトのショートパスでボールを回すスタイル。

ジュビロは長い縦パスを入れるが中盤が引き気味なのとボールを横パスバックパスメインで回すのですぐに戻ってきて敵陣を突破することが少ない。

ルリーニャのシュートはアウトにかかって枠に飛ばず。

左を使った崩しでルリーニャ自身はフリーだったので崩しの流れは良かった。

ジュビロは442

山口がオフサイドで助かった。

大井がFWと競って潰されて危なかった。

松本が右サイドを一気に上がって深くまで飛び込んでいくがダブルマークで潰されボールは繋げたが最後はGKに抑えられる。

ジュビロはCBまで戻して山口の中盤ラインを引き出してラインにスペースを作ってスペースでボールを受ける。

ルリーニャのCKは跳ね返されて2度目のCKに。

大武大井伊藤のハイタワーに得点の期待。

山本のCKはGKが直接キャッチ。

山口のシュートはタッチしてゴールラインを割ってCK。

CKからボールを回されてまたCKに。

CKはヘディングで2点目を取られる。

23分

ボールポゼッションはジュビロが上回るがセットプレー、ワンチャンスを山口がものにしている状況。

やはりチャンスの数を増やさずにボールを回して確実性を求める為に時間を使い過ぎる割に決定力が低い。逆に山口はチャンスと見ればロングボールでワンチャンス狙い。戦術や確率の問題なんだが、確率とは大数の法則で試行回数が多くないと収束しない。つまりチャンスの数をまず多くすることが一番大事。不確実性が高いからこそ試行回数を増やすということをまず学んでほしい。

30分

山口のCKは入らず。

ジュビロの攻撃はルリーニャが倒される。

PA右端から下がった場所でFKゲット。

上原が飛ばすがGKのパンチング。

こぼれを伊藤がシュートするも枠をそれる。

最終ラインへのパスミスでシュートされるも枠をはずれてセーフ。

これは危ない。

もうパス回しは無理でしょ…。

またハイプレスくらってロストしてファール、FK献上。

左サイドで攻撃するが前に出したパスが足元に入り過ぎてロスト。

左から崩して松本がシュートするもDFが跳ね返す。

40分

ジュビロのCK。

ゴール前を固められて全くチャンスなし。

ジュビロはボールを大きく回してオープンにするが押し上げが遅くボールを最終ラインまで戻すと前に出て来るまで10本くらいは無駄にボールを渡し続ける。

守備ラインを開かせて縦パスを入れるが強すぎてトラップできず。

藤川の突っ込みでFKゲット。

上原のFKは直接狙うが枠を外れる。

AT+2

松本へのファールでFK。

前半終了


今更ボール回ししても意味ないのになぁ…。もう完全にジュビロ終わってるわ…。

前線にポストを築けないからセカンドを取りに行けない。

ボールへの反応が遅くて次のプレーが予測されていない。

ボール持たされてパスミス待ち、ハイプレスからのロスト待ち、スルーの受け手へのプレスからのロスト、バックパス待ち。

山口はプレスメインで攻撃はワンチャンス狙い。そのワンチャンスがことごとく得点になっている。

今のジュビロは守備も攻撃も待ったく出来ないチームになり下がった。

良い守備が出来なければ良い攻撃にはつながらない。

またゼロからやり直し…。


後半

山口は自陣に引いて守備。

ジュビロは崩せず。

山口はサイド攻撃からクロスをそのままゴール。

ジュビロはサイド2人が止められずニアではGKが止められず3失点目。

これで得失点差も順位平均に下がったわ。

山本のCK、残念ながら一本も上手く行ってない。

カウンターサッカーではチャンスはたくさん作れたが得点できず、ポゼッションサッカーではチャンスすら作れない状況。

いい加減ポゼッションは捨てて欲しいわ。

攻め込まれるがどうにかクリアでCK献上。

GKが掻き出す。

大森が準備、藤川かルリーニャか松本あたりと交代かな?

最終ラインで回すも3トップ気味のハイプレスを回避できず。

大森イン 松本アウト

ジュビロがハイプレスになってきた。

ルキアン、山田準備

大森が仕掛けるも単独で味方が全く近くにいない。

山田イン ルリーニャアウト

ルキアンイン FW小川アウト

大武イエロー

65分

ボールを奪ってもサイドチェンジしてボール回している間に相手は守備ライン構築し終わっている。サイドで回すから怖くもない。

ボールを保持して動かしてはいるがまったく脅威がない。

大森からルキアンへの崩しは悪くなかったが外す。

カウンターベースでチームをゼロから作り直して欲しいわ。

5連勝すれば上位にいけるわけだが、20位相手に選手の質落として大差付けられてからレギュラー出すとか判断が間違ってる。勝てる相手には全力で勝ちに行かないと勝ち点取れないのに…。ジュビロは「全てが甘い」これに尽きる…。いつも勝てるだろう相手に手を抜いて負けるか引き分ける。これじゃ勝てる試合を落とし続けるわけだよ。何を考えているのか全く分からん…。


スタッツのパス数が2倍あるが3失点してるわけでパス数なんて何のデータにもならん。


山口は完全に引いて守備のみ。この点差で攻める理由もない。ゲームプランすべてを山口に握られて何もさせてもらえない。

ジュビロの最終ラインは「判断しないサイドチェンジ」をするようになってしまっている。3バックで2トップ相手でボールを中央で保持しているなら、すぐサイドチェンジせずにターンして2トップがスライドした後の逆にできたスぺ―スを使うべき。

フベロがすぐにサイドチェンジしろ、と指示しているので「合理的な判断」が全くできていない。何の為のボール回しなのか気にせずに一方で詰まったら逆、という風になっていて、相手のシフトの方が速くてサイドチェンジしてもボールの出し所がないのにする。

中野イン 藤川アウト

大武イエロー

PA外だがFK。

枠に飛ばず。

パスサッカーだけで自分でボールを運んで守備を釣ることもせず。

人が動かないからボールを動かしても予測されて詰められる。

ルキアンがミドルを撃つが枠をかすめる。


中野がPA内でシュートも上空に。

CKゲットもはずれ。

AT+4

CBがチャレンジに行ってるのにSBが絞らない。


いつになったらボール回し諦めてサッカーをしてくれるのかね…。


2トップ化

ルキアンへの1対2、ハードマークがジュビロ対策にされている。

そこで小川、ルキアンの2トップ化によって、どちらかがハードマークされてももう一人が軸になって攻撃の軸を作る。

2トップ共にポスト役をしつつ、2列目が跳び越して前線に飛び出てくる形だと良いかもしれない。

小川、ルキアンのどちらかが止められてももう一方がボールを保持して2列目の飛び出しを引き出す。

3232の352でSHとトップ下が飛び出して2トップを追い越してシュートに行く。

縦に動ける選手を2列目に置きたいので山田、上原、藤川、山本、松本、小川などを2列目に置きたい。


システム変化の要件

システム変化の要件は戦況戦局に応じて適正な修正ができるかどうか。
ポジションを変化させる際に大きな変更点がないこと。
不利な状況をイーブンにすること。
イーブンな状況を有利にすること。
相手のシステムに有利なミスマッチを起こさせること。
局地的に数的有利を生みだすこと。
守備ではリスクを最小限にすること。
攻撃ではリワードを最大限にすること。
守備では同数+1を維持すること。
攻撃では同数またはそれ以上を維持すること。
オープンゲームでは守備のリスクを抑えること。
オープンゲームではセカンドボールの回収が行えること。
オープンゲームでは攻撃のリワードを大きく求めること。
守備を基本として攻撃のオプションを作る事。
ゲーム展開に応じてより守備的、より攻撃的な布陣に移行できること。
ポジション変化の移動が最小限で済むこと。


攻撃=5人
守備=5人
として
攻撃ートップの数=攻撃的MF
守備ーバックの数=守備的MF
攻撃的MFと守備的MFをトップ、バックに移動させることでシステムを変化させる。
攻撃的MF、守備的MFのサイドの選手は縦に大きくポジションを変えやすく、中央の選手は余り移動しない。

サイドを1人にする場合はWBかSBになるが、守備的な運用を基本として、ボールサイドを守備に、逆サイドを攻撃的に使うと低リスクで使える。この場合、中央にブロックを作ってサイドチェンジを許さないことが重要になる。

サイド1人なら中央に8人配置できるので中央の制圧力攻撃力守備力は高くなるがサイドの攻撃力守備力は低くなるのでサイドは守備的に配置すると安定する。

中央の人数が多ければ中盤における人数も多くなるので必然的にセカンドボールを拾う確率が上がり制圧力が高くなる。

サイドを守備しないとワイドからクロスが入ってくるのでサイドからは上げさせない方が良い。

ハイプレス型
3トップを基本としてトップの数を多くして攻撃側の最終ラインにプレスをかける攻撃的な守備。最終ラインでボールを回させずにGKへのバックパスや横パスのインターセプトし、カウンターを仕掛ける。前線に人数を配置してしまう為に中盤の人数が少なくなり、突破されると一気にゴール前まで入られてしまう。

ショートカウンター型
中盤の数を増やして攻撃側の最終ラインから前線に送られるショートパス、スルーパスをインターセプトしカウンターを仕掛ける。背後にスペースがあるのでパスが通ってしまうと危険。ハイボールで回避されると同じようにスペースに侵入されてしまう。

ロングカウンター型
自陣に戻ってライン守備によってスペースを消す。放り込みやドリブルをカットしてカウンターをしかける。ボールを回収できないと長時間リスクにさらされてしまう。

守備タイプの移行はプレイが切れないと厳しい。ロングカウンター守備でボールを繋げない場合はタッチラインを割って相手にスローインを渡してしまうがプレーを一度切って自軍の守備ラインを上げてリセットする必要がある。

どの守備からのカウンターでも利点欠点があるので相手の布陣との相性で勝つ必要がある。

オフサイドトラップ
3バックが使いやすく、ロングボール対策になりやすい。オフサイドトラップは守備ラインの統率が重要で人数が多いとラインの反応が統一されずにオフサイドを取りにくい。3バックだとスペースがあるのでロングボールよりドリブル突破の方が有効になる。ロングボールを入れる場合には3バックのサイドに放り込み、サイドに守備を釣り出して中央を薄くする攻撃が有効になる。

3バック:中央守備を基本としているのでサイドにスペースができやすい。オフサイドトラップの統率が容易なのでロングボール対策になるがスペースがあるので走り込まれると厳しくなる。攻撃時に広がると中央の守備が極端に薄くなるのでカウンターに弱くなってしまう。

4バック:バランスが良いのが特徴だが攻撃時にSBが上がると2CBになり2トップに対して同数で不利になってしまいカウンターで不利になる。近年はボランチ1枚が中央に降りて攻撃時3バックに可変するスタイルでカウンター対策する場合が多い。

5バック:3バックの両サイドが下がった状態。スペースが埋まるので崩されにくいがオフサイドトラップをかけるのは難しい。自陣に引いた場合は裏のスペースが少なくなるので良いが、高い位置でラインを組んでもハイボールでかわされてしまう危険がある。1ラインに人数を使ってしまっているので前線に人が少なくなるとハイボールを入れられる危険性が増す。偽5バックではボールに近い選手がチェックに出て残りの4人が4バックを組むスタイルで隙の無い守備を作るようになっている。


2020年9月29日火曜日

352・442・532シフト

2トップを維持しつつ中盤と最終ラインを変更する。

 

◆3バック

___FW____FW___

_SH___OH___SH_

___DH____DH___

__CB__CB__CB__


◆4バック

___FW____FW___

______OH______

__SH______SH__

______CB______

_DH_CB__CB_DH_


◆5バック

___FW____FW___

_SH___OH___SH_

DH_CB_CB_CB_DH

2020年9月28日月曜日

361ヘクス

◆基本形

______FW______

__OH______OH__

______CH______

__DH______DH__

______AN______

__CB__CB__CB__


OH:中央・サイド攻撃

CH:中央攻撃・攻撃のコントロール

DH:中央・サイド守備

AN:中央守備・守備のコントロール

中盤がボックスとダイヤモンドの両方を作っており、FWも含めると上下にダイヤモンドがある攻撃型とボックスの守備型が融合した中央攻撃中央守備に特化した陣形。

変更点はCHを1枚に減らしてアンカーとしてバイタルに1枚おく。

343ダイヤモンドからウイングを下げて中盤でNBOXを形成する。

アンカーはボランチもCBも出来る選手(伊藤、藤田、ムサエフなど)が良い。

センターに4人集まってしまっているのでサイドの対応が弱いかもしれない。

これはNBOXでも同じでサイドにシフトすることが前提。

4バック化はアンカーが下がってCBに吸収される。

5バックはDHがサイドのスペースを埋める。


基本戦略は中盤のプレスからの中央攻撃のショートカウンター。

アンカーはサイドからバイタルに入ってくるパスに対して対応する。

1トップでトップ下もいない場合などはアンカーをCHに上げても良い。

CHが周囲のOHとDHを使って攻撃の組み立てをする。

ポゼッション時はOHDHがサイドに開いてサイド攻撃への移行も可能。

アンカーやCBがCHの脇を使って後方から中央攻撃を仕掛ける。


361ワイドボックスの変形でCH2枚が前後関係になったもの。

CHの役割を攻撃のコントロールと守備のコントロールに分けた。

OH・DHの幅とCH・ANの並列、直列の変更でワイドボックスとハニカムを使い分ける。


361ワイドボックスでは中央にボックスを作りづらい部分があったことと、2枚のCHの裏のバイタルをサイドからのダイレクトパスでボールを通されCBがカバーに行くがファールとなってしまうことが多かった。

CH前のスペースからサイドへパスが出た時、1枚のCHが下がってバイタルを埋めるという動きがあったので、この形に変化したことになる。

現在はCHに山田上原の2枚が使われているが、山田上原はOHに使いたい選手。

CH・AN・DHにはボランチ・CB系の選手を使いたい。

山田上原は守備も攻撃もできる汎用型の選手であり、OHの攻撃と守備に使って欲しい。

アンカーにCB・ボランチタイプを置いて4バック対応にしたことと、バイタルのケアをしたことでCHやDHが中盤の高い位置やワイドのケアに出ることが可能になる。

ただ、CHが1枚になったことでOHDHがワイドではなくハーフスペースに絞って中央に固まることが必要になる。

CHとアンカーは入れ替わってボックスの役割を変更するなどのオプションがあっても良い。

攻撃をコントロールする役割がアンカーに落ちて後方から両サイドにパスを出してビルドアップし、守備をコントロールする役割がCHに上がって中央でボールを奪い取る。

攻守の入れ替わりは状況によって変えて良い。大森はスタミナがないのでボックスの中央に居続けることも難しいかもしれない。その場合は一度アンカーに落ちてバイタルを埋めることで休みながらチャンスを待ち、その間に動けるアンカー役がCHに上がって中央で守備を固めてボールを奪ってカウンターをしかける。またはCHを2枚のワイドボックスにして中央を埋めつつ両サイドを使った攻撃を行うなど。


左OHに大森を置きたいが、スタミナと守備強度の問題で左OHは山田に任せたい。逆にCHに大森を任せてみるのも良いかもしれない。右OHには上原を置いてミドルシュートやクロスを入れてもらう。

1トップにはルキアン・小川。

OHには山田・上原・山本・松本など

DH・アンカーには伊藤、藤田、ムサエフなど守備強度に優れたタイプを入れたい。パスが出来ると更に良い。4バックに入っても中央からパスが出せるとビルドアップで助かるのでDH・アンカーにフィジカル守備+パサーを入れたい。

CBは大武、山本、大井など。

GKにこれと言ってよい選手がおらず、一長一短。ジュビロの弱点の一つともいえる。SBと違って排除できないポジションだけにここだけは補強が必要なポイントでもある。カミンスキーレベルの選手が入ってくれると非常に助かる。

レンタルに出している高橋をDHかアンカーに入れたり、CBに新里を置いたりもしたい。

何故この二人をレンタルに出してしまったのか…。


◆3バック

_____ルキアン_____

__山田______上原__

______大森______

__伊藤______藤田__

_____ムサエフ_____

__大武__大井__山本__


◆4バック化(アンカーがCBに落ちる)

相手が3トップの時の対処

_____ルキアン_____

__山田______上原__

______大森______

__伊藤______藤田__

大武_ムサエフ_大井_山本_


◆5バック化(DHがSBに落ちる)

相手が4トップの時の対処(大森と山田が入れ替わりで安定)

_____ルキアン_____

__山田______上原__

___大森__ムサエフ___

伊藤_大武_大井_山本_藤田


◆5バック(541フラット:山田大森の入れ替わりで安定)

_____ルキアン_____

山田_大森__ムサエフ_上原

伊藤_大武_大井_山本_藤田


戦術と運用

 ◆統率と思考

監督の統率に従うことはチーム戦術を徹底する為に必要。しかし、戦況、戦局が戦術の意図しない状態になった時に個人の思考でその穴を塞ぐことが出来ているか。

1.監督・コーチの考える戦術

2.戦況・戦局が戦術とミスマッチ・イレギュラー発生

3.選手の戦術理解度と戦況・戦局認識

4.選手の思考・行動


高い統率度は戦術で選手を縛ってしまう場合もある。この場合、2の戦術と戦況・戦局がミスマッチ・イレギュラーの発生時にどう対応するのかを選手が監督の指示待ちになり、選手個人でその状況を抑え込むことを阻害する。思考の自由度の高い選手は戦況のイレギュラーを理解し、その穴を防ぐ方向に単独で行動できる。もしくは指示を送ってカバーできる。


◆戦術の理解度と戦術の穴の理解度

これは監督・コーチ・選手の全員に関わるが、サッカーはどんな戦術でも必ず穴がある。問題は穴の少ない戦術を使用することと、穴をどう塞ぐべきかを理解しているかどうか。戦術の理解度にはレベルがあり、戦術の使える状況、戦術の利点、戦術の欠点、対応策、とその全てを理解していないと戦術を最大限に発揮できない。

重要なのは監督・コーチが戦術の使える状況を把握した上で使用しているか、戦術の欠点を理解して対応策を準備しているか。これが間違っているとどんな戦術でも通用しない。戦術の意図するものを理解して、その欠点も含めて運用できるレベルになることが必要。その意味で鹿島のように誰が出ても442のスタイルで隙が少なく高いレベルで理解し運用できるという事は非常に重要な事。

ジュビロでは3バックと4バックを別のシステムで運用している。この時点で2つのシステムは分断されており、選手のポジションやタスクが変化してしまう。1つのシステムから3バックと4バックをシームレスに移行でき、即時対応できるポジションがシステムに組み込まれている必要がある。


◆システムの要件

システムの方向性は

1.汎用

2.特殊

汎用はどの状況にも即応しやすく隙の少ないタイプ。特殊は守備特化、攻撃特化など利点も大きいが欠点も大きくなる。どちらを基本にするかはそのチームのカラーによっても違ってくる。


◆システムの変化と運用

ジュビロに必要なものとして、基礎となるシステムの構築がある。1つのシステムから3バック、4バック、カウンター、ポゼッション、ハイプレス、など各種の戦術にシームレスに移行できるシステムだ。同時にそのシステムの弱点の理解とメタ対策の徹底があげられる。汎用的なシステムから特殊なシステムに移行できる形だと対応する幅が広くなるので戦況に応じて変化できる。戦術が高い汎用性を持ち特殊な変化に対応できるとしても、それを利用する監督・コーチ・選手が理解していなければどの戦術の上手くは使いこなせない。高度な戦術を使わず単純な戦術で理解度や対応度の高いチームに仕上げることも一つの選択肢である。選手の入れ替わりが激しいチーム、世代交代が激しいチームなど選手の定着度が低いチームでは単純なシステムの方が選手の習熟度は上がる。高度な戦術の運用は理解度、運用度共に高くなり選手のマッチングや戦術運用の面で難点が出てくる。


◆守備システム

1.ロングカウンター

2.ショートカウンター

3.ハイプレス

ロングカウンターは自陣に引いて守備したのちに少数人数でのカウンターを行う。1トップ、2トップでの縦に早い攻撃で得点する。スペースを作らない守備が必要なので横に広く布陣するが縦の深さに対応できず、相手のハイタワーが中央にいるとセットプレーと同じ形で失点する可能性が高い。相手のSBからのクロスからハイタワーFWが失点パターン

ショートカウンターは中盤に広く網を置いてインターセプトから攻撃に移る。中盤に人数をかける必要がありロングボールで最終ラインから前線までショートカットされると意味がなくなる。

ハイプレスは相手がポゼッションで最終ラインでボールを回す場合に前から相手守備ラインにプレスに行き、パスミス、ボールロスト、インターセプトを狙う。

守備では横幅を重視してライン守備を導入することで安定した守備を導入できる。ライン守備は4人以上でラインを形成する必要がある。ライン守備の欠点はハイボールによるラインの突破。グラウンダーのパスは4人のラインで止めることが出来るがハイボールは止めることが出来ない。ハイボールになった場合の対応としては後ろのラインがボールを落としてセカンドボールを前のラインが回収する事。

ドリブルによるライン突破に対してはボックスを形成。4人がボックスを作ることで前の2人が2対1で捉えられなかった場合も次の2人が止めに入ることが出来る。ボックス型は幅がないのが欠点。中央に関してのみ攻守に汎用的ではある。

442フラットでは4人ラインの2列でボックスの形成もされるので守備面では大きな効果がある。しかし2トップではSBへのプレスが弱いのでSBが引いてゲームメーカーになっている場合はSHがプレスに行かなければならず、そのスペースをさらに使われてSBかCBが剥がされる形が対ポゼッションでの失点パターン。SBからハイタワーFWへのクロスも失点パターン。

442は守備面での効果は高いが縦横に同じように並ぶので攻撃的なパスを使えない。攻める場合はサイドの選手がライン間にずれて斜めのパス交換が出来るように位置を取る必要がある。押し込んだ場合は両SHと2FWの4人が前線でラインを作り裏狙いやドリブル突破からのクロスなどでシュートに行くのが攻撃パターン。

ボックスの変形としてダイヤモンドがあるが、こちらは逆に攻撃的な布陣。4人まとまった中央の制圧力と斜めのパスルートを使った攻撃とボックスの安定感より不安定でも攻守に特徴を出した形。ボックスでは2対1の形になりやすいがダイヤモンドでは逆に1対1、1対2になりやすくなってしまう。両サイドが絞って中央の4人の形ならまだ守備力は高くなるが、サイドに分離してしまうと中央は前後関係になってしまい守備力が極端に下がってしまう。守備時は中央に、攻撃時はサイド展開と使い分けると攻守に運用できる特殊型ともいえる。

安定守備にはボックス+ラインを作る。3421はボックス+ラインのスタイル。中央をボックスにして下辺を4人ラインにする。しかし4人ラインの位置が低くてやはりSBをチェックできないのが欠点。


◆体力と時間のマネジメント

攻撃側はポゼッションによってボールを回しながら体力と時間のマネジメントが可能だが、守備側はプレスにいくと体力を削られ、さらにブロックが作れないのでポジショニングが悪くなる。カウンターを考える場合は守備ライン、ブロック形成が可能な状態という条件付きでプレスに行かないと簡単にボールを入れられてしまう。ハイプレスをするためには前線に3人は必要になる。2人の場合は中央に挟み撃ち、両サイドには単騎で行くことになる。プレス効率としては2人より3人の方がいい。3人だと中央の1人はサイドから中央に戻るボールを狙うことが出来る。中央からサイドに出されるボールはサイド側の1人が狙うこと。

守備側もラインとボックスを上手く利用して体力のマネジメントをする必要がある。攻撃側の体力を削るにはどうすればいいのか。ボールを回させない、パスコースを切ってドリブルのコースのみを空けておき、孤立させて囲んで奪う。ドリブルのコースを空けるという事はサイドにスペースを残しておき、サイドに追い込んで囲む必要がある。そのコースに攻撃側の味方がいない上で囲む必要がある。これは相手の布陣に影響される。サイドの人数が少ない相手なら使えるが、2人3人といる場合には使えない。サイドに人数をかけている場合、中央が薄いことがあるので中央で囲んで奪う。この場合はボックス、ダイヤモンドが有効。


◆クローズドゲームとオープンゲーム

チームの戦術にもよるが、ボールが収まり攻守が決まった形でゲームが展開されるクローズドゲームと、ボールが収まらずに自陣、敵陣を行ったり来たりするオープンゲームとがある。

クローズドゲームの場合、ポゼッション対カウンターで攻守がはっきりする。またゲーム自体も狭い範囲で行われる。クローズドゲームの場合はスピードが遅くなり縦方向にはスペースがないゲームになるので横方向に布陣した方が安定する。一方オープンゲームの場合はどちらもボールを保持しない、できない状態となってゴール前を行ったり来たりすることになる。そもそもの戦況がスコアレス、同点で時間がなく1点勝負などの状況でボールをとにかく相手ゴールに近づけさせるために蹴りだすことが多い。オープンゲームでは中盤がカットされるロングボールが入る場合が多いので中盤よりも前後分断した布陣か縦型の布陣の方が安定しやすい。

2020年9月27日日曜日

SB問題

 SBはボランチ兼任で守備+パスができるボランチをSB位置に置くべき。

ジュビロはずっとそうだけど、SBに紙フィジカル置いても穴になるだけなんだよ。

いつまでSBに微妙な選手を置いておくつもりなんだろうか。

SBのやるべきことはまず第一に守備、第二も守備で第三に攻撃なんだよ。

SBはサイドの守備と中央の守備のフォローをするべきで攻撃は文字通り二の次。

その分SHに攻撃的選手を置いておく。

いつまでも中途半端なSBを置くのなら、CB/ボランチタイプの選手を置いた方がまだまし。

フィジカルで抜かれる心配がないだけでも不利が消える。

結局SBはいちおうコース切る守備が出来てボランチやCBがお守りするからそれまでの時間稼ぎしろってポジション。そんなに無駄なら最初から切った方が良い。

選手の人数は限られているわけだから、ポジション数が多くなればなるほど1ポジション当たりの選手の数は少なくなって競争もできないし替えの選手も難しくなる。

それならCBかボランチのどちらかで埋めておいた方が良い。

ハッキリ言って日本はサイドで優秀な選手が少ないわけだから最初からサイドの人数は少なくして中央で戦うとか、サイド対応できる位置に人数を多めにして中央からのサイド対応でまかなうとかするしかない。

しかもサイドの選手は中央と違って右と左とそれぞれ必要になる。それが攻撃と守備とで分かれるとそれだけで4種類の別の選手タイプが必要になる。これはチームの戦略的に良くない。

むしろCB/DH、CH/OH、FW/WGで3タイプくらいでいい。GK入れれば4タイプになってしまう。

少ない人数で交代も含めて賄うにはタイプが少ない方が戦略面で有利だし、戦術的にも変更時に少ない手数の変更で済む。

361修正

◆初期配置

______FW______

__OH______OH__

____CH__CH____

__DH______DH__

__CB__CB__CB__

両サイドをハーフスペースに置いてサイドはスライド対応する。

サイドからのダイレクトパスでバイタルに入るボールを防ぐ為にSBをDHに変更。

SBだと攻撃型の選手が優先され肝心の守備能力が低い選手を置かれてしまう。

CHは2枚なので1枚がポジションを離れてプレスに向かってもよい。

OHDHは全体をコンパクトに保つようにポジションを取る。

攻撃はOHDHの押し上げが重要。FW単独ではなくOHCHが一緒にPAに入っていく形が理想的。


◆1トップ対策

CBを1枚上げてDHにする

DHを開いてSBにする

______FW______

__OH______OH__

____CH__CH____

SB____DH____SB

____CB__CB____



◆選手

全体的に守備の出来る選手を並べる

前5人は攻撃で前後に走れてスタミナのある、ミドルシュートの撃てる選手を置く。

後ろ5人は守備力とロングボール、ロングシュートを撃てるハイタワー選手を置く。



2020/09/27 山形戦

山形のフォーメーションは442がメイン、3421、3322がサブ。

3バック相手には442をメインにしてくるので、ジュビロが3421でいくなら442の可能性が高い。442でも失点は8と多い。

ジュビロのスタメンとフォーメーションは

______中野______

大森________ルキアン

___山田___ムサエフ__

宮崎__________石田

___山本_大井_藤田___


ルキアンが中央で中野が右の場合も考えられる。ルキアンが中央でポストを作ってサイドの裏を中野が狙うなど。

大森が左から裏狙いの中野に縦パス供給や、山田がインナーラップして攪乱しつつ大森がカットインしてシュートなどバリエーションが見られそう。

ルキアンのポスト、ムサエフのインターセプト、石田の突破と右サイドでゲームを作りつつ、中野、大森、山田でフィニッシュの形か、宮崎大森山田でパス交換しつつ中野ルキアン石田の右を前に出してフィニッシュに使うか。どちらも考えられる。

守備強度では右サイドの方が強そうなのでボールは右サイドに誘導したい。バランスを考えると山田とムサエフの入れ替わりで大森宮崎のカバーをムサエフがやるとかでもいいかも。

気を付けるのは541にシフトする場合。442のSBやCBにプレッシャーがかからないのでフリーでボールを上げさせるシーンが多くなってしまう。両SHを上げてSBにプレッシャーを与えてゲームを作らせない必要がある。


山形は4231の布陣

ジュビロは3421で中野トップでルキアンの後ろにムサエフ

フォーメーションの相性は山形のトップ下につく選手がいない。このトップ下がフリーで動かれると面倒。


前半

右から攻め込まれてシュートを打たれたが左にそれる。

3421だがサイドの狭いスペースになってる時にCHが1人下がっている。

石田はサイドにクリアしたが逆サイドに繋いでカウンターにできなかったかな。

山形が右サイドを攻めるがルキアンムサエフがいるサイドなので耐えている。

バックパスにプレスがかけられているが人数が足りていない。

山形がボールを回すがジュビロの守備を割れず。

山形はサイドからCH裏のスペースに入れるが山田が奪い返して山形陣内でスローインに。

山形が下げたボールにルキアンが着いていってジュビロボールに。

ゲームはオープンでお互いに奪い合う展開。

山形シュートもGKがセーブ。

まだお互いにペースをつかんではいないがやや山形ボールの時間が長い。

CBからルキアンに通るが山形のクリアでルキアンの足が痛む。

ジュビロがスローイン。

10分

山形のサイドからのダイレクトパスを山本が前出てチェックがファール。

壁に当たってパスミスからGKに。

GKから宮崎へのボールが外に出る。

山形のスローインを奪い返してカウンターに行くがアウトで山形ボール。

ムサエフ山田が追うがバックパスで逃れられる。

クリアボールがゴールラインを割って山形のCK。

ゴール前で交錯。

山形の選手が倒れたまま。

ロスタイムは長そう。

山田の膝に当たってオウンゴール。

しかし山形のゴールになる。

ジュビロはSBを上げてポゼッションに変更。

通常の3421。

ボールは早く回しているがゴール前には届かず。

オープンな状態なのに山形の方がセカンドボールに対する反応が早い。

山形の攻勢は止まらず。

両SBが弱いのでサイド攻撃を止められない。

伊藤や藤田のようなボランチ/CBタイプをサイド置いた方が守備は良くなる。

山形は433状態。

中盤で捕れない、サイドも抑えられない。

山形はワンタッチ、ダイレクトプレーが多くジュビロがそれを捉えられない。

ボールを奪うが前に繋がらない。

ジュビロの選手の上がりが遅い。オフザボールが悪すぎる。ボールがないと無関係。

山田が上手く中央を攻撃してシュートまでいくがサイドネット。

ジュビロはまだこの攻撃のみ。

30分

GKから守備ラインのパスに山形がハイプレス。そのままサイドに出して回避。

山形は後ろで作らせないようにハイプレス。

最終ラインがインターセプトするが中盤が受けられない。

これではカウンターにならない。

ジュビロはプレースピードが遅いかもしれない。

プラスショートパスの繋ぎで形が整っていれば良い流れになるが荒れた時は何もできない感じ。

パスが繋がってゴール前まではいくがシュートはできず。

プレスからルキアンに繋がるがヘッドはミートせず。

時間がないのでチャンスの数の方を取るべき。

山形のCKはGKがキープ。

40分

山形はサイドが下がってFWが上がる守備なので前後に離れてスペースができる。そこを突きたい。

山形のシュートは外れるが威力は十分

結構得点に近いシュートが多くなってきてる。

山形のCK、シュートは流れる。

ジュビロはプレスもポゼッションも上手く行かない流れ。

どうにか凌いでいるが流れは相当悪い。

シュートはGKがクリア。

いつ失点してもおかしくない。

山形のCK。

ヘディングとシュートをGKが防ぐ。

前半0-1で終われば御の字…。

順位差以上にジュビロの状態はまずいぞこれ…。

サイドはより酷く中央はどうにか凌いでるレベルの守備。

前にパスしても前をカットされててバックパスしたら取られると…。

ターンぐらいしろ!

AT+3

3バックの負担が相当酷いな。

SBが役に立たない。

山田はSHに入れるべきで大森は守備しないし消えるから余り推奨しない。

SBの宮崎石田はやはり守備強度が低いから穴。

前半終了。

カウンターもポゼッションも両方できなくなってないか?

中野1トップは無理。ルキアンの方がいい。大森も消えてる時間が多い。SBは守備弱い。両サイドはサイドに張るより中央によって山田ムサエフのサポートした方が良い。

圧倒的に山形に制圧されてて何もさせてもらえない状態。

前節良かったのに今節なんでこうなの?

山田はSHの方が良いと思う。両SBはどうしようもないね。

上原イン 山本アウト

小川イン 石田アウト

山本イン ムサエフアウト

4バック442に変更

結局ボール回しで自陣で回してから前線同数でロングボール放り込む形。

しかし山形の方が戻りが早い。

人数差がすぐにできる。

上原のボールを奪おうとして自分で突っ込んで痛んでファール。

ジュビロのFK。

PAまでいくがGKがセーブ。

ボールを大きく回すがオフサイドを取られる。

50分

山形が左サイドから入ってきてシュートまで。

枠には飛ばず。

パスミスはあったが敵陣まで戻す。

大森がシュートもサイドネット。

55分

宮崎に相手選手が突っ込んで痛む。

小川のスローインからゴール前に入るがルキアンがミス。

左サイドでの奪い合いに負けてPA内まで侵入される。

押し変えずが山形ボールでスローイン。

中野が突っ込んでルキアンが追い付くがGKへのパス。

ボールホルダーに行けないことがある。

小川イン 中野アウト

カウンターを食らうがGKがセーブ

カウンターでクロスからニアに小川が飛び込むが入らず。

ジュビロのCK、チャンス。

キッカーは山本。

直接防がれる。

65分

せっかく前線3人がプレスしてるのに中盤が上げないからボールをつなげられる。

ルリーニャイン 山田アウト

70分

ボールは保持しているがチャンスは少ない。

PA内には小川一人状態。

PA内まで押し上げたがラストパスに触れられず。

大森が左から押し上げて小川ルキアンルリーニャがPAに入るが大森シュートも入らず。ワンタッチがあれば入ったかも。

75分

山形がゴール前まで来たがミス。

失点してもおかしくないほど酷い。

J2下位同士の酷い試合…。

後方から小川へのハイボールが入るが触れず。

ルキアンへのスルーパスが通りクロスを上げて小川が飛び込むがファール。

80分

山形陣内深い場所からスローインもバックパスで自陣まで…。

時間ないのにボール回してどうすんの?

あげく取られてカウンター、GKは足元ヤバくてヒヤヒヤ…。

ルリーニャ走れない?

中盤が全くは知らなくてゴール前が4バックのみでシュート食らう。

ジュビロの選手が走れないのはどうして?

走り込みしてないのか、疲労の蓄積で走れないのか…。

中盤の上がりが一人一人で同時にプレスがかかってない。

これでパスコースが残ってるから繋げられる。

同時にプレスして前のコースを全部切るべき。

85分

山形の逃げ切りで終了か?

山形シュートはGK正面、ヒヤヒヤ…。

ルキアン、ルリーニャの連携からFKゲット。

FKからミドル2発は壁。

山形CKショートコーナーからPA内もジュビロが奪ってカウンター。

逆にCKをゲット。

ショートコーナーからもう一回入れ直しするがGKがパンチングでクリア。

90分

藤田が負傷。

AT+4

CBが大井のみ。

山形はファールの時間を使って時間つぶし。

藤田復帰。

ボールを回すがPAも入れず。

終了


前半の勢いが違う。

1トップ対策に3バックの一人をアンカーに上げるだけでよかった。

SHSBがサイドに張り過ぎなのをもう少し絞って中央に6人でいい。

ボックス形成

◆初期配置 

SH__________SH

____CH__CH____

SB__________SB


◆前方ボックス 

__SH_____ SH__

____CH__CH____

SB__________SB


◆後方ボックス

 SH__________SH

____CH__CH____

__SB______SB__


◆右ボックス

 SH____________

________CH__SH

SB____CH____SB


◆左ボックス

____________SH

SH__CH________

SB____CH____SB

2020年9月26日土曜日

戦術トレンド

 ◆システム

42の進化系として4411、4231が誕生

442のメタとして3421が誕生


422系

433系

361系(3421)

の3種類が基本形になっている。


◆ポジショナルサッカーとストーミングサッカー

ポジショナルサッカーのメタとなったのがストーミングサッカー。

ポゼッションサッカーとカウンターサッカーの進化系ともいえる。


◆海外

3トップでフォアチェック、ハイプレスしショートカウンター

中盤をコンパクトにしセカンドボール回収、スペースを与えず、守備ラインを高く保つ


偽5バック=5バックからボールホルダーに近い選手がチェックに出て残りの選手が4バックを組む


ジュビロはリトリート+ショートパス型のチームを目指している感じだが、微妙な時もある。

ジュビロのスタイルとして目指していきたいのは

・ハイプレス+ロングパス型

・3バック+中盤の構成力

・カウンター/ストーミングサッカー

中盤の守備からのストーミング、複数得点を狙うスタイルを目指して欲しい。

金沢戦の6得点の試合がまさにそれで中盤の構成力=パスコースを消しつつバックパスを誘発させる、バックパスに合わせてハイプレスを行い、パスミス、インターセプトから得点を狙う。

中盤の構成力は前線と最終ラインの両方に人を配分できるという部分でも重要。3421でも5バック化、3トップ化、サイド2枚化、中央ボックス化とどれにも対応できるようにSHSBの位置に並べておくことは大事。

541のSBを上げた3421の形でSHSBがハーフスペースからサイドのエリアにかかる位置でポジションを保ち、ボールの位置、戦況に応じてスペースを消す、スペースを使って攻めると動くことで多くの状況に対応が可能になる。

2020年9月25日金曜日

偽SB化

3421でSHとSBのサイド4枚時にボールがサイドに寄った時にCHの1枚がアンカーに降りてくるスタイルを取り入れた。これでサイドでのダイレクトパスによる囲み回避で3CBの前にサイドからボールを入れてくるのを一歩手前でケアできるようになった。3CBから1枚が上がって潰しに行くこともやっている。CHと3CB間のスペースを両方から1枚ずつスペースに入ることで底に入ってきたボールや相手を挟み撃ちにして奪うことが出来ている。

ボールが正面ならCHは横関係、ボールがサイドなら縦関係に変化してサイドを封鎖、中央へ入らないようにすることでサイドチェンジも封じる形ができる。


 5バック化はスペースを潰せるが逆に中盤の圧力を弱めてしまう。

541でSBを最終ラインに収めてしまうと横方向の対応は問題なくなるが、縦の深さの部分で問題が発生する。1トップが定位置を外れてサイドに行ってしまうと、相手のCBから前線へフィードされてしまう。


問題点はCHがボランチ状態で攻撃に加われない部分と、WB/SBが比較的浮いたポジションという部分。浮いたポジションの利点はボールの逃がし所になるわけだが、逆に言うとゲーム展開上無力化している状態であり、人数的にー2の状態になってしまう。しかも3CBなので後方やサイドに人数が散り過ぎて中央の制圧力がより低くなってしまう。

CHの中央攻撃の不足が決定力の弱さに繋がっていると思う。これはCHが高めにいるボランチ、という役割になってしまっているから。CHが前目のポジションを取る理由は中央の制圧=相手ボランチへの素早い対応でもあるが、中央が2枚だけだとセカンドボールを取り損なう可能性が高い。3CBとの距離があるのでここはWB/SBが中に絞ってボランチ化することでCHの高い位置を維持するという事が必要。

偽SB化することでCHが高い位置の維持=ハイプレスからのショートカウンターが可能。

ただし、偽SB化は相手のフォーメーションを見て対応する為に使うべきで、常時それをやる必要はない。

ただ、SHSBの2枚が常にサイドにいると中央のCH2枚が浮きやすいので、SBがやや内側でCHが後ろを気にしなくてもいいような形でポジションを維持できると一番良い。

しかしこれも相手との兼ね合いなので状況によって変わる。


ボールが正面にある時は両サイドにボールが出る可能性が高いのでSBは定位置が基本。サイドにボールが出た場合、CHが1枚降りた中央に逆のSHSBが寄せて埋めることで中央がソリッドになってサイドから出させない+カウンター時に中央攻撃に行くことが出来る。


通常の3421の場合は中央がボックスでサイドはWBのみ。中央の制圧力はあるが、サイドが1枚なのでサイド攻撃をされるとWBが引かざるを得ず、その為に攻撃が不発してしまう。

逆に3421ワイドボックスだとSHSBの4枚のサイドとCH2枚の中央で中央のセカンドボールがが取れない場合が発生しやすい。またCHが後ろのスペースを気にし過ぎて前に出ないと中央の攻撃力が皆無になる。

3421ワイドボックスではSHCHSBの並びが横方向には重ならないので、サイド攻撃時にSHSBの2枚で2対1を作るだけではなく、相手が442などサイド2枚の場合はCHがサイドに出て3対2を作ってサイドを突破しても良いし、逆に中央を固めたい時はSBが絞ってSBとCHのボックスを作ってもいい。

通常の3421の場合はWBの縦の動きのみになって横の動きは余りないが、3421ワイドボックスでは縦横に動けるスペースがあるので、これを上手く利用することが鍵。逆にスペースを使われない対応も必要。その為にスライドするのが良い。

WB/SBにはCB/ボランチが出来るタイプで良い。日本でブラジル型のWB/SBを求めるのは困難。そもそもブラジルではトップ選手が取り合うポジションで人材は豊富だが日本ではそうではない。

ジュビロでもサイドの選手は人数が少なく戦略的に使いこなすのが難しいポジションとなっている。なので、無理にWB/SBタイプを置かずに、CB/ボランチタイプを置いて守備特化することで、逆にCHを前に出して中央攻撃することでSHのサイド攻撃と合わせて相手に的を絞らせない多層的な攻撃を仕掛けて複数得点を狙う方が良いと思う。

WB/SBに伊藤藤田のパサーが出来る守備ボランチタイプを置いて、偽SB化でボランチもやってもらう。するとCHの山田上原が後ろのケアより前に出る方を優先できるようになる。守備時はCHとして中央に壁を作り、攻撃時はOHとしてFWとSHを繋いで中央攻撃できる位置に上がる。その為には偽SBによるボランチ化でCHを押し上げる必要がある。

WB/SBが穴となるのは宮崎、小川など守備強度の低い選手を置いているため。またそこが3バックの穴でもあるので相手は積極的にサイド攻撃で1対1を仕掛けてくる。WB/SBは攻撃的に使いたいと思って守備強度が低い選手を置いてしまうと、そこを狙われ続ける。宮崎がいた時は左を狙われ、現在は右の小川が狙われている。

黄金期の福西服部、鈴木田中大岩のような布陣を考えるいいかもしれない。大武の負傷は痛い。



2020年9月23日水曜日

2020/09/23 甲府戦

 ジュビロは3421の布陣か

甲府は442ではなくミラーマッチにきたか

しかしジュビロは通常の3421以外のオプションがあるのでそこがどうなるのか。

甲府が中央ボックスで制圧してくる場合に2シャドーをサイドに置いてサイド攻撃をするかどうか。

甲府がWBを攻撃的に使って3バックの脇を晒してそこにカウンター食らわすか、こちらの2シャドーがサイド攻撃してWBを押し込んでこちらのWBからのボールを小川、山田、上原の中央が決めにいくか。

どういう展開になるか…。

ミラーにしてくれたのなら、弱点のWBを攻めるのが好手だと思う。中央で無理に攻めても人数差もあるので逆にサイドで2対1を作って先手を取りたい。

ジュビロは小川、ルキアン、ルリーニャの3トップで相手を押し込んでいく予定。

甲府が引いた時に541になるのか。

そうなるとジュビロはどう攻めるのかって部分がいまいちかも。

しかし大武、大井、伊藤とハイタワー構成なのでCK、FKのセットプレーに厚みを出せる。

今日はジュビロにとってはかなり重要な試合。

これからは1試合も落とせない。

フベロ監督には複数得点での勝利を第一に目指してもらいたい。

1点くらいはくれてやれ。

その代り倍返しだ!!



ルキアンシュートからCKゲット

小川シュートもGKに阻まれるがCKゲット

ジュビロがポゼッションを取っている

山田シュート

シュート数はジュビロが多いので流れ的にはジュビロ優勢だが、チャンスのある時間で得点したい。

甲府のミドルシュートは枠を捉えず。

15分

甲府陣内でスローイン

ルリーニャ山田がおしい

伊藤と山本の連携が悪い感じ

ルキアンが上原の縦を走っていくが決まらず

20分

チャンスをGKに潰されているが、それでもジュビロの攻勢が続いてチャンスはまだある

チャンスを作り続ければ必ず決まる

シュートのこぼれがあれば詰めて決めたい

諦めずにとにかくチャンスを作り続けろ!

25分

黄金期だって何回だって外しまくった

それでも勝った、何故か、入るまでシュートし続けたからだよ!

シュートが撃てているってことはジュビロが優勢だってこと

ならばどこまでも強気にシュートを打ち続けろ!!

守備は気を抜くな

30分

ルキアンシュートもGK抑える

大井の先制点!!

やはりハイタワーの得点が来たか!

40分

甲府のFKは杉本がキャッチ

パスミスで甲府のチャンス

シュートされるまで回され続ける…

ん~…

杉本あからさまに狙われてる

AT+2

GKの杉本が微妙だな…常にジュビロのGKは弱点の伝統が…

甲府は時間潰しでAT消化

前半終了


先制後は5バックで守備を固めた。

先制まで時間はかかったがチャンスが多かったからそのまま得点まで我慢できてよかった

今日勝てば勝ち点35で得失点差で4位いくぞ

ジュビロのスタイルは攻撃攻撃攻撃!!


後半

541で守備、サイドで囲んで奪う形

甲府が遠目からシュート?大きく外れる

DFラインからルキアンに入るもも甲府が回収しようとプレス

GKに戻してハーフまで戻すが甲府ボールに

後半は甲府のポゼッションか

甲府は負けているので攻めに出てきた

こういう時こそ冷静にカウンターで仕留めたい

甲府はWB小川の裏を突かれて逆サイドへのクロスをシュートで失点

50分

1-1に追いつかれる

1点勝負ではなく複数得点で勝たないといけない

何故5バックで引いたのか…

流れがこれで甲府に傾くのでここは押して取り返さないといけない

WBの小川の所は変えた方が良いかも

やはりサイズや強度に問題がある

SB/WBタイプは置かない方が良い、置くならCB/ボランチタイプ

FW小川がシュートもGKが防ぐ

CKゲット

CK2回目はGKに直接

55分

甲府の方がポゼッションを取ってボールを回される展開

これはまずい

早めに交代出した方が良い

SHのルキアンとルリーニャが中央よりになって甲府のWBが前がかりになってる

それでWBの小川が狙われ続けてる

ムサエフイン 上原アウト

藤川イン FW小川アウト

なんでWB小川を変えないのか!

GKが飛び出して狙うがDFが掻き出した

ジュビロの方に流れが来たかも

65分

流れはイーブンくらいか…

せっかくの流れもいまいちだなぁ…

また甲府にポゼッションが戻る

前からプレスしてボールを奪う

ルキアンのシュートからCKゲット

伊藤のシュートは外れ

70分

ルリーニャがアフターでイエロー

もったいない

奪ってからのカウンターでチャンスではあった

得点チャンスだけに2重にもったいない

そろそろ得点しないとまずい

セットプレーのカウンターにいくが止められる

ボールを持ってるけど回させられている状態

なかなか穴がない

悪い時のボール回しが始まっている…

大森イン ルリーニャアウト

甲府も外国人FWを投入

戦力の逐次投入になってきてる…ちょっとまずいぞ…

状況を見て変えたいんだろうけど…

ゴール前の混戦もシュートできず

75分

もう時間がない

交代枠全部使うべき時間

1点もぎ取りに行けよ

PA外目の前でパスミスでシュートにいかれるが外れる

ラッキー

中央に寄せられて両サイドを使われてる

541のフラットとかちょっと修正しろよ

中野イン ルキアンアウト

松本イン 大武アウト

大武の高さが無くなるのはまずいわ

80分

甲府のCKからシュートもはずれ

ラッキー!

スペースを仲間が潰してボール動かせずあげく無理に出した横パスインターセプトされるとか酷過ぎるだろ

甲府の10番がファールしてるがその後のジュビロのファールでFK取られる

ふざけんな審判

甲府がシュートまでいく

前半の真逆

甲府のシュート数の方が相当多い

WBの裏とCHの裏が使われてる

ポジションのギャップを突かれてるなぁ

パスが繋がるがGK

中央でボール奪うがゴール前で詰められる

WBが浮いてる

3バックが開きすぎで危ないわ

ヤバイパスミスでゴール前までいかれる

これはまずい1点ものの酷さだぞ

AT+4

甲府交代枠でFW投入

甲府は4バックにスイッチして2CBでSB上げてサイド重視にしてるんじゃない?

ATずっと甲府のターン

おいおい…

またドローか…

終了


2020年9月21日月曜日

ジュビロ磐田徹底分析

◆サッカーの特徴

1.足と頭でボールを扱う為技術が必要

2.ピッチが広く11人ですべてをカバーできない

3.オフサイドルールの存在


サッカー自体の特徴としてボールを扱うスポーツだが足と頭で扱って手を使えない特殊なルールであること。これによってボールを扱う技術の高さが必要になる。

ピッチの広さは11人全員で守備できない。かならずスペースができるので、攻撃側守備側共にこのスペースを意識して戦術を作らなければならない。オフザボールでのスペースへの侵入、スペースをパスコースとして使う、ドリブルによるスペースの利用。

オフサイドルールはボールポゼッション側が不利なルールであり、ボールを保持しない守備側に有利なルールである。これがカウンター戦術を構築する上で非常に重要な「戦略級」の価値のあるルールであるという認識を持ってもらいたい。


◆究極の攻撃サッカーはカウンター

攻撃をリスク:リワードで考えてみると、究極の攻撃は

リスク 0:リワード 10

リスクを掛けずにリワード=得点を得るという選択だ。

ではその選択は可能なのか?

答えはYES

6-0で勝利した金沢戦。ジュビロはカウンターによって複数得点を得ている。

ではなぜそれが可能だったのか?

カウンターとは守備からスタートして相手の攻撃の芽を潰しつつボールを奪って得点する。というイメージがあるが、リスク0の攻撃とは、「相手にボールを運ばせる」ということ。

この意味は「オフサイドルールの穴」を最大限に利用する、ということでもある。

オフサイドルールの穴とは、ボールポゼッション側がバックパスをした時は、守備側のFWがGKと1対1であってもオフサイドにはならない。

オフサイドルールには2つの条件があり、1つはオフサイドポジションの選手がプレーやGKに干渉する事、もう一つが味方選手がそのオフサイドポジションの選手にパスを出すことである。

つまり、ボールさえ保持していなければ、守備側の選手はGKに対して干渉できるということ。

「敵のバックパス = 味方の縦パス」

ということ。

これを理解すれば、守備側は最終ラインへの同時プレスから「バックパスを誘発」してロストもしくはGKへのプレスで得点するチャンスを得ることが出来る。

守備側はボールホルダーに対して縦パスコースを切って横パスバックパスのコースのみを開放しておく。横パスバックパスと同時にプレスを強行すると敵はボールを前に進められなくなり、かつ人数の少ない後方へとバックパスをせざるを得なくなる。

ボールを奪うのは最後だけであり、相手自身にボールをゴール前まで運んでもらう。これがカウンターの神髄。リスク0:リワード10のカウンター戦術。

ボール保持チームがGKまで戻して放り込んだとしても、3バックがオフサイドトラップを使って取り返す。つまりオフサイドトラップは「攻守においてボールを保持しないチームに2重に有利に働く。」これが「オフサイドの戦略的価値」である。

これを理解していれば、ボールポゼッションというまやかしのデータに踊らされることはない。オフサイドルールは守備側が圧倒的に有利なルール=武器ということだ。



◆データの沼に囚われているジュビロ

ポゼッション率とパス本数というデータに翻弄されているが、カウンター側からするとどれだけボールを保持されていても、パス本数が多くても、ゴールに絡むボールが少なければ脅威ではない。サッカーはパスを回す競技ではなく、得点によって勝敗が決まるスポーツ。つまり内容はどうでも良くて結果がすべて。パスの美しさを競う競技ではない。ゴールに絡むパスの本数と枠に飛んだシュート以外を集計してもそれは屑のデータに過ぎない。


◆古いポゼッション戦術をアップデートできない

442のポゼッションスタイルは攻撃時に2CBのみになりバックパスがゴール前中央に集まってしまう。これがカウンター側にとっては非常に好都合。よって442のSBが上がって2CBが中央に残る形は旧式であり、攻撃時のネガティブトランジションをマネジメントできていない。ボランチがCBに降りてくる形で攻撃時3バック化して対処するもしくは片側のみを上げた形の3バックにすることで解決は可能。


◆ジュビロスタイルと弱点

1.サイド重視 = 中央制圧できない、ゲームコントロールができない、戦力が分散する

2.攻撃重視 = 守備に必要な選手の少なさ、守備強度の低さ

3.テクニカル重視 = フィジカルの弱さ、スピードの遅さ

4.ポゼッション重視 = ボール保持優先による目的と手段の入れ替わり、ボールロストのリスク上昇


ジュビロのスタイルは全て「回避」に特化している。

サイド = 中央の回避

攻撃 = 相手側コントロールの回避

テクニカル = フィジカルの回避

ポゼッション = 敵の攻撃権取得の回避


「戦わずに勝つ」といかないのは相手のストロングポイントを回避してもジュビロ自身にストロングポイントがない。自分達のフォーメーションや戦術にこだわり相手のウィークポイントを狙えない。

テクニカルの利点は柔軟に相手に合わせてウィークポイントを突くこと。ジュビロはそれが出来ない。

自分達の武器とその使い方を理解していない。



中央の制圧は基本中の基本で超重要な要素。

まず中央=CHもしくはDHでフィジカル重視を置くこと。

これは中央攻撃、セカンドボール奪取、戦況のコントロールと多面的に関わってくる。

中央の人数、強度はそのチームが試合をどれだけコントロールするかに関わる。


ジュビロのスタイルはオーソドックスではない。

むしろ「超特殊」なスタイルとも言っていい。

テクニカルで遅いサイド攻撃特化は超特殊なスタイル。

そもそもこのスタイルが有効でないのは何年にもわたってジュビロ自身が体現している。


サイド重視の弱点は戦力の分散と孤立による連携の断絶。

中央制圧、支配が出来ないので常に後手になることと、ゴールに最短の中央攻撃ができないこと。

自分から難しく不利な後手を選んでいる点。

しかも遅攻なので相手の守備が固まっていることを前提とした条件でスタートしなければならない。


つまり「ジュビロのスタイルは全て自らを不利にしている」ということ。


まずこの状況をハッキリと認識するべき。

何年やっても成果がでない、むしろ下がるばかり、という理由は「根本的に、戦略的に間違っている」ということを全く認識していないということ。


逆に2017のJ1で6位まで上がった時のスタイルは361で、

中央重視、守備重視、フィジカル重視、カウンター重視と真逆のことをやっている。


ジュビロ考えるスタイル自体がそもそもの問題点。

いつまでたっても全く認識していない。


◆442のポゼッション遅攻

このスタイルの問題点は、サイドに4人が配置され中盤中央が2人のCHかDHのみ。

しかもボランチ、DHとしての配置になるので下がり気味でセカンドボールへのアクセスで一歩遅れることで後手を踏んでいる。よってセカンドボールを先に取られてしまう。

サイドに4人いてもSBは守備強度の低い小川や宮崎などで攻守に機能が低い。SBの守備強度が低く攻撃では支援のみなので攻守に微妙な弱い駒に2人を配置してしまっている。SBが守備が出来なければ2CBのみとなるので守備の弱さが際立つ。

SHもDHが低い位置にいるので単独でサイドを攻めなくてはならない。SBも上がってこないので連携もできない。そもそも442は縦横の重なりが強くてパス連携にしてもドリブルにしても連携しにくい配置になっている。ソリッドな守備からのロングカウンターが442の基本運用なのでポゼッションで使えるフォーメーションではない。

パスを回したいならもっと斜めにずれたフォーメーションを使うべき。


◆ジュビロスタイルが実用的になれるかどうか。

1.サイド重視 = ワイドではなく、ハーフスペースを重視する、ワイドはオーバーラップで使う、中盤ワイドは起点として使う。センターレーンを使わずワイドとハーフスペースを縦に使う。

2.攻撃重視 = 遅攻ではなく速攻、ハーフスペースを使う。

3.テクニカル重視 = ピッチ全体を広く使いコンタクトを少なくし、ボールを走らせる。

4.ポゼッション重視 = サイドチェンジではなく、楔とスルーパスの縦の長短パスを使う。

ジュビロの選手は攻撃型で守備強度の低い選手が多いので3バックを採用する。サイドはWBかSBで守備と長いパスが出せる選手。中盤はハーフスペースからの攻撃をするのでIHかCHタイプ。縦に走って攻撃が出来るタイプ。

他のチームは対ジュビロ戦では中央をソリッドに守備することでパスを回させておくことを選択している。サイドチェンジとポゼッションは脅威ではない。


◆ジュビロの伝統、ストロングポイント

1.3バック

2.中盤の構成力

3.FWの決定力


ジュビロは352をベースにした堅い守備力を活かしてそれを攻撃力に転化できること。

ショートカウンターベースがジュビロの伝統。

352の延長として361の導入、ロングカウンター用の541までできている。

問題点はポゼッションのみ。相手がロングカウンターで引いた状態でジュビロがボールを持たされている状態の時にどう攻めるのかという部分。フベロ初期では442のハーフコート状態で封鎖したクローズドの状態でボールを保持して攻撃を続けていたが、カウンター時は2CBのみで非常に脆い守備だったので勝ち点を落とすこともあった。J2ではカウンターチームが多いのでロングカウンター対策のポゼッションは必須。フベロ初期の442ポゼッションを352、361、531またはその派生で書き換えた形をトライしてみたい。


◆ポゼッション2.0の構築

ポゼッションにはショートカウンター

ショートカウンターにはロングカウンター

ロングカウンターにポゼッション

ジュビロはショートカウンターとロングカウンターは出来る状態にある。しかしポゼッションは上手くない。ジュビロは逆にポゼッションが不得意。より低リスクかつ高リワードのポゼッション方法を考える必要がある。サイド攻撃は低リスクだがリワードは高くない。中央攻撃はリワードが高いがリスクも高い。するとサイド起点の中央攻撃がリスクとリワードのバランスが良い方法となる。つまりSHSBから斜めにPAに入る形。しかし相手のブロックが442のようなソリッドな形だと上手く行かない。斜めに入るというのはそれだけ距離があるので最短というわけではない。逆に距離が出来ることで相手の守備にさらされる時間が長くなるという事。


◆WB/SBの誤用

WBは将棋の香車、SBはチェスのルーク。どちらも縦に攻撃できるが基本はポジション位置によるスペースを埋める守備であり、攻撃は「控え」である。またその攻撃は長距離のパスがメインでドリブルの持ち上がりはブラジル式。ブラジル人の走力体力があってこそ。しかもブラジル人はWB/SBに一線級のエリートが鎬を削るポジション。日本のSB人材は二線級でありブラジルとは比べられない。WB/SBを攻撃的に使う「前提」はこちらの攻撃が戦況を掴んでいる状態。相手が引いてWB/SBの守備機会が少ないタイミングで前へ出るのが基本。特に1人のみのWBは攻撃のタイミングが非常に重要になる。SBの上がりの前提としてSHのインサイド化がある。SHがPA内でのプレーをすることでSHのポジションが空きSBが上がるスペースができる。SHがサイドにいたままだとSBのオーバーラップがしにくい。幅を使った攻撃の場合はSHがサイドに開いたままSBがインナーラップでハーフスペースを上がって中央攻撃に参加する形がある。

ジュビロはWB/SBにブラジル式を求めてしまっている+控えではなくサイド攻撃の中核と考えて活用している。その為に相手のサイドへのカウンター攻撃に非常に弱い負の伝統がある。またサイド攻撃を主体としてしまうためにSHがインサイド化しない為にSHとSBが重なって渋滞になる。同時にSBの上がった状態で2CBなので守備が薄くなりカウンターに非常に弱い。

ドリブラーを入れるならWB/SBよりむしろSHに置くべきで、藤田俊哉、奥大介、松浦拓哉などPA内でのドリブル勝負が出来るようなタイプを置いた方が良い。しかしジュビロ的には西紀寛や川口信夫のようなサイドを縦に走るドリブラータイプを置きがち。WB/SBのドリブラーは全く脅威ではない。むしろ守備ポジションを放棄して守備の穴を空けてくれる絶好の鴨。しかもそれを序盤から勝手にやってくれるチームなんだからカウンター側からすれば非常においしい相手と言ってもいい。逆にSHにドリブラーを置いてPA内に侵入してくる相手ほど嫌なものはない。守備陣形が崩れる上に放置できず、さらに背後からSBが侵入してくるからだ。守備側からすればジュビロの布陣は非常にやりやすいと考えていい。つまりジュビロの考えている戦術は非常に低いレベル。基本を理解せずに形を真似ているに過ぎないから劣化コピーしか作れない。基本と本質を理解すれば誤用はしない。使うべきタイミングも間違えない。必要な連携も構築できる。


2020年9月19日土曜日

ジュビロ改革案

 5人攻撃+5人守備

SBとボランチの兼任/SBの廃止

サイド起点の中央攻撃特化

3バック/5バック

両ハーフスペース攻撃

1トップ/3トップ

ショートカウンター/ロングカウンター

ゾーンプレス/ハイプレス

遅攻の廃止/バックパスからロングフィード

守備陣のフィジカル重視

攻撃陣のスピード重視

ポゼッション時間の制限

攻撃機会の向上/確実性より回数


2020/09/19 栃木戦

442でスタート。

ルキアン小川の2トップ。

栃木も442のミラーマッチ。

442だが左SBが伊藤で3バック化も可能なメンバー構成。

ムサエフが痛んだ後でドロップボールリスタート。

どうも序盤から落ち着かない。

コンタクトと笛が多い。

伊藤のファールでコーナー付近からのFK。

この主審は笛吹き過ぎでテンポが悪いかも。

CKもあったが特に何も起こらず。

8分

右サイド中盤でFKゲット

上原が蹴ったが左サイドにクリアされる。

ジュビロはGKまで戻してハイボールを投入。

今度はルキアンがファールでFK。

栃木のリスタートをカウンターでルキアンが先制点ゲット!

10分

これは幸先良いね。

栃木の攻撃をサイドに逃がして栃木のスローイン。

栃木の30番は背後から襲うプレーが多いのか。

ルキアンへのファールで栃木陣内PA外でFKゲット。

上原のキックは左に外れる。

GK触ってる?

20分 飲水タイム

ポゼッションはやや磐田。

栃木の攻撃をさばいてカウンター。

上がりが遅く栃木の守備が先に揃う。

一旦後ろに戻してハイボールで前線に入れるが山田のファールで栃木ボール。

栃木のシュートは枠をそれる。

栃木が盛り返してる。

山田がファールをくらうが流されて栃木スローイン。

栃木はからだ寄せるのが強いな。

磐田は逆にコースは殺すけどボール持たせることが多い。

栃木のスローインを防いで栃木のCK。

跳ね返してはいるが栃木の攻撃が止まらない。

栃木がセカンドボールを拾って大井とGKの連係ミスで失点するかと思ったがどうにか回避。

中盤での栃木の寄せの強さに対して負けてるからセカンドボールがとれない。

そこからボール取られて前に出される形が続いている。

中盤で栃木のフィジカルに負けない形でボール取れないといずれジュビロの方がやられるぞこれ。

PA外から栃木のFKをカウンターで走るが中盤で止まる。

ジュビロはボール回し始めてる。

グラウンダーのボールを回すことで放り込みでのフィジカル対決を回避する方向か。

ジュビロはパス回しで栃木のコンタクト守備を回避しようとしてる。

ボールもできるだけ回して守備範囲を広げて長いパスを入れる形。

ジュビロペースではあるけど、チャンスがあれば2点目を期待したい。

栃木はPAライン付近に守備が引いているが、ボールが下がるとすぐにラインを上げてくる。

ロングボールを入れておさまったが山田のシュートは枠を外れる。

40分

前半残り5分

栃木の攻撃は伊藤が抑える。

栃木が短い時間で猛攻を仕掛けてくる。

ジュビロはどうにかさばいてカウンターを仕掛ける。

PA外に出て来たGKの頭を超えるボールを出したが外れる。

ムサエフが狙ったがDFが頭に当ててポストがはじき出した。

おしい、追加点のチャンスを逸した。

AT+3

ルキアンへのファールでFKゲット。

やり直し。

ボールを外と中で出し入れしながらクロスを入れるがはじき出される。

そろそろ最後のチャンスかな。

ボールの落下点にムサエフが狙ったように走って潰しに行く。

これがあるとセカンド取られても前向きにつなげないので結構重要な仕事。

前半終了


ルキアンの先制点とポゼッションもそこそこ取れていたのでよかった。

やはりルキアンの先制点が非常に大きい。

後半は栃木もより攻撃的にくるのでカウンターを狙って2~3点目を狙いたい。

やはり先制点の大きさは1点以上の価値がある。

ポゼッションは磐田が先制した後は伸びている。

右サイドにポジションが寄っているのは攻撃の為か。

栃木側は左が引いている感じなので磐田の攻撃が右メインということだな。

68%右サイドの攻撃。

栃木は左右44%で同じ。

磐田は左にムサエフ伊藤が防いで右で攻撃。

前半はルキアンの裏狙い、高速カウンターが当たった。

身体を張って守備もしてくれるし頼もしい限り。

今年昇格を狙うとなると、1,2位の得失点差を考慮する必要がある。

+16~17に対してジュビロは+10。

勝ち点も10点以上の差がある。

下位戦で複数得点で勝って上位に行くまでに得失点差を縮めておく必要がある。


後半

ジュビロは3バック+1的な感じで右の小川が前目のポジション。

ルキアン1トップ目で小川が2列目っぽい。

ボールのおさまりが悪い。

杉本がPA内ファールでPKか。

これは流れが悪いな…。

後半立ち上がりなのでボールを落ち着かせたいがその前にPKにされてしまった。

1-1

栃木が同点に追いつく。

勢いはこれで栃木側に傾いた。

ジュビロはもう一度得点して流れを引き戻さないとまずい。

60分までに1点欲しい。

栃木は中盤の受け手を潰す形で奪ってくるか。

ジュビロは3バックに移行。

ムサエフが前に運んでくれるのはいいね。

大森が足を蹴られてPKゲット。

ルキアンがキッカー。

流れを引き戻せるチャンス。

ルキアンが2点目を決める!

今日はルキアンの日だな。

失点直後の得点で流れを引き戻すのはいい流れ。

これで栃木は攻めざるを得なくなった。

ということでジュビロは思いっきりカウンターを狙える。

大量得点チャンス。

しかしちょっとボール回しになってきてる。

やはり栃木の中盤のコンタクトが強い。

FKから小川ルキアンと2段攻撃したが得点にならず。

しかし枠には行ってた。

いい流れにはなってる。

栃木は前がかりで1トップで残っているルキアンにパスが入っている。

チャンスさえあればさらに追加点がきそうな流れではある。

栃木が先に交代枠使用。

ボールがよく回っているが、肝心のルキアンの懐に入り過ぎてちょっと扱いづらい感じに。

栃木がだいぶ前に出てきている。

DF山本のファールで栃木のFK。


72分

栃木は早めにボールを前に入れる作戦。

ジュビロは最終ラインを多めにして対応。

大森アウト 松本イン

サイドを変えてちょっと守備的にするかな。

スタミナもあるし守備固め+カウンターには良いかも。

栃木のPA外FK。

杉本が抑える。

栃木のファール守備が多くてFKが多い。

FKもらったのに栃木のカウンター食らってる。

ムサエフがイエロー。

これはもったいない。

栃木がさらに交代

ジュビロ大丈夫か?

追いつかれたらシャレにならん。

80分

ポゼッションは栃木じゃないか?

ジュビロかなり劣勢っぽいぞ。

栃木はハンドだろ。

また主審の謎判定か?

山本のハンドじゃなくて栃木のハンドだろ。

この主審駄目だわ。

酷過ぎ。

何コレ。

酷過ぎるわこれ…。

この主審首にしろよ。

ジュビロは本当に審判に恵まれないね。

審判の中にアンチジュビロ勢が多過ぎるわ。

最初から酷かったけどこの主審続けさせるほうが害悪。

山本イン ムサエフアウト

ルリーニャイン FW小川アウト

84分

ルリーニャのシュートはGKが防いで伊藤のシュートはDFに当たって外れる。

もうちょっと交代早ければなぁ…。

フベロは流れ見て変えるの遅すぎるわ…。

予兆が出てるのに様子見過ぎてる。

結局間に合っていない。

主審も酷過ぎるけどフベロももうちょっと判断ハッキリしろよ。

ジュビロのカウンターはファールで止められる。

PA外でFKゲット。


AT+5

中野イン

中野がいるならもっと前に出せばいいのに。

栃木がシュート。

何だよこの結末。

最悪じゃん。


このゲームの

ワースト1は主審

ワースト2はフベロ


滅茶苦茶だよこれ。

こんな感じだと絶対昇格できんわ。


主審は糞。

フベロが流れを読めてないし、対応も遅すぎる。

この2人は目がどこについてんだってレベルで酷かった。

後半の流れ悪くなってるのにフベロの動きは遅いし。

全く持ってジュビロの今年が終わったような試合だったな。



2020年9月14日月曜日

ゲーム進行と戦術

まずゲームは0-0から始まるが、先制点を取ることを前提にしたい。

問題点は先制点を取ろうと前がかりになるとカウンターされるということ。
なので先制点を取るのは相手の攻撃のカウンターで、という点があげられる。

先制点を取れるかどうかはメンタル面も含めて相手の作戦を強制的に変える効果がある。逆に先制点を取られればこちら側が強制的に変えざるを得なくなる。なので先制点を取るか取られるかは非常に重要になる。

先制点を取った場合、相手はより攻撃的にシフトしなければならなくなるのでよりカウンターの効果が高くなる。逆に取られた場合は失点パターンかどうかで守備の修正をしつつも攻撃的にならざるを得なくなる。

先制点を取ると時間潰しが戦術の一つとして上がってくる。これは残り時間とも関連するが、後半残り15分程度なら時間つぶしも有効になる。この場合にポゼッションが有利になるし、カウンターでもいい。どちらを使ったとしても時間を潰すことが出来れば目的は達成される。

先制点を取ったが時間が十分にある場合は2点目を狙うことになる。相手も得点しようとしてくるのでお互いが攻撃的になる。しかし先制した側は余裕があるので守備も含めてバランスを取ったゲームを作ることが出来るが、先制されている側はより攻撃的にならざるを得なくなる。

先制点を取られた場合は即座に取り返す必要がある。点差のある時間が長くなればなるほど不利な状態が続く上に逆転するチャンスも少なくなるからだ。失点した状態では出来る限りポゼッションした状態を保ち、最短でゴールへのアタックをすること、そのチャンスを複数回にわたってチャレンジすることが必要になる。ジュビロはこの時に決定的なワンチャンスを作るまでボールを回す。それによりチャンスは少なく、フィニッシャーは失敗が出来ない。相手のチームの守備が落ちない状態では穴が開かないので得点チャンスも生まれない。

ジュビロのスタイル的には広い場所で相手の守備を薄くし、攻撃はゴールに集中して行いたい。その為にはボールを大きく前後左右に動かしてスペースを作りながら、スペースへの侵入による侵攻を行いたい。ジュビロ側の問題点は対カウンターでファーストディフェンスが薄くなること。相手側の守備がゴール前の封鎖に限った場合は釣り出しが難しい点。

ゴール前封鎖に対しては両サイドの突破からのグラウンダー、低いクロス、マイナスのクロスなどサイドからの攻撃とゴール正面からのミドルシュート、こぼれ球の押し込み、ドリブル突入で引き付けてコースから守備を剥がしてパス、シュート。相手の守備をより中央に寄せる為にまず中央のみの攻撃を続ける。すると両サイドも中央によってサイドの守備が段々と薄くなるのでタイミングを見て両サイド突破を行う。

守備に関しては常に中央の守備を堅くした3バックを基本としてカウンターの中央突破を許さないこと。3バックはあくまで予備的だがサイドに対してもある程度までは対応できる。

やはり先制点の取り方が重要。リスクを取らない段階とリスクを取る段階の2つを用意しておくべき。先制点が取れずに0-0で引き分けるより、リスクが取れる時間帯=まだ残り時間が半分以上ある状態でリスクを取って先制点を狙うタイミングを作るべき。時間がある=チャンスがある状態なので、積極的にゲームを作っていく必要がある。前半序盤はカウンター狙いで失点を警戒しつつ、相手の隙をついて得点を狙う。前半20分までに得点出来ない場合はより攻撃的に行くべき。チャンスメイクの回数を多くする方向でボールを回していく。出来れば縦にどんどん仕掛けるスタイルで。ロングボールを使うことでピッチ全体を使うことになりオープンなゲームになる。これにより両者とも攻守に動きが出てくる。得点、失点のどちらも可能性が高くなる。ここでリスクを取っておく。失点しても後半の時間が使える。ゲーム全体を通してリスクを取らないというのはありえない。もちろんそれは相手による。上位に対してはリスクを取らないという展開はあり。しかし下位に対してはよりリスクを取って行ってもよいはず。

やはり序盤にショートカウンターが決まるかどうかが大きいと思う。ポゼッションとボール回しをやるのは微妙。先制した状態であるならポゼッションとボール回しはあり得る。しかし得点していない、有利ではない状態でのポゼッションとボール回しは微妙。特にフベロ式はゴールに向かうボール回しより両サイドを使う横の展開が主体なのでゴールする可能性の低いボール回しに時間を使ってしまう。これが問題点になる。相手がそれにより隙を見せるならいいのだが、隙を見せないような守備形態を相手にする場合はその限りではない。大抵はそうではない。

ジュビロはもう少しボールを縦、前後に動かす動きを多くした方が良い。ボールが相手ゴールに近い方がゴールする可能性が高くなる。サイドにボールを回してもボールはゴールに近づかない。その中で相手がどれだけ隙を作ってくれるのか。緩いミス待ちのボール回しは下手なチームには使えるが、強いチームには全く使えない。

中盤サイドからハーフスペースを使ってゴールに直接向かう形をもっと開発していくといいかも。伊藤のインナーラップが使われているがああいう感じ。大森もそういう動きができる。逆サイドから斜めに入ってくる形が出来るといいかもしれない。するとサイドにいた選手は自分の前に斜めに入ってきた選手と自分が斜め中央方向に入る2つの選択肢が出来る。逆サイドに選手を残しておくより前に出して攻撃に参加させる方がいい。

ジュビロは両サイドを使うがそれぞれが孤立するので結果的に攻撃力が分散してしまう。
両サイドから中央を挟んだ中央攻撃ならもっといい動きが出来ると思うが、基本は片側サイドに攻撃を偏らせてフィニッシュを逆サイドで決めるという形がメインだ。この場合は2トップの方が向いている。361導入前の442のみの6トップに近い形がそれ。今期の初期に442でハーフコートでずっとポゼッションというのがそれに近いが、両翼を同時に使うと中央の守りが薄くなりカウンターにかなり弱くなる。特にハーフコートで守りが2CBだったので守備範囲が狭くさらに後ろに広いスペースを作ってしまっていた。

両翼をハーフスペースまで狭めてV字の形で攻めると中央を挟撃でき前から守備もできるのでそちらの方がやりやすいかも。そうなると4ライン制の方がやりやすい。442でもボックススタイルがそれに近い。攻撃時にSHがFWの後ろに入って近い距離で連携出来る。問題点は2CBになるので、攻撃時には3バック2トップで352系統になるのがやりやすいか。すると3142になってしまい、1ボランチが問題になりやすい。この辺りが微妙な所…。3232でトップ下がボールサイドのFWの下に入るのが無難か。

361から541になった時にサイドのスペースを突かれてそれを囲むが、バックパスで逃れて最終ラインから前線に入れられるというのがあった。自陣541の引きこもりでスペースはほぼないのだが、サイドを釣られてハーフスペースも釣られてしまうこともある。前に引き出されて後ろから深い場所を突かれるというパターン。3ラインで横幅をカバーできるが縦にボールを動かされると弱い。この辺り、ボールがサイドの寄ったタイミングで541から4ラインに変形してボールサイドに詰める形でプレスした方が良いかも。541の4がボックスのような感じとか。


今年の昇格枠は2枠なのでそろそろ上位に食い込まないと枠内に入るのは難しくなる。下位チームに引き分けはもうない。それをやってしまうと勝ち点―2の損になるので足を引っ張られる。リスクをかけても得点を狙わないと難しい。そもそもジュビロのやろうとしてることはいつも難しいことで実用化まで時間がかかり過ぎる。そしてその成果物も長い期間維持できない。なので単純なスタイルを使いながら、それを足掛かりにした発展型を考えていくというスタイルは可能だと思う。いきなり難しいことをやろうとし過ぎて成果がでずに沈むということが多かった。まずは結果。その結果が出ている時に1~2割の実験要素を入れることで変化のチャレンジもしていきたい。

パスのスタイル

ジュビロのパスのスタイルは

1.横=サイドチェンジ

2.縦=スルーパス(ペネトレーション)

この2つがメイン。


他のチームは

縦=ワンツー/楔+スルーパス


結構パスのスタイルの違いがある。

ジュビロはサイドを使ってボールを大きく回すスタイルなので全員が広くポジションを取る。その為に選手の間隔は広くなるので攻撃時は良いんだが、守備時に孤立しやすいので攻守のバランスがとりにくい。


一方で他のチームは中央攻撃で前後のショートパスで相手の守備を前に釣って背後を突く。中央に選手がいるので守備に回る時でも即応しやすい。


この辺りの戦術面での攻撃特化とバランスの違いが出てくる。

ジュビロは攻撃特化型なのでバランス型になろうとすると極端に攻撃力が落ちる。

無失点を評価するより、失点を許しても複数得点を取って勝つ攻撃特化スタイルを継続した方が結果がついてくると思う。

ボールを大きく動かすのはビルドアップで相手の守備を広げる時に使い、ゴール前近くでは速攻を狙いたい。

どうしてもボール回し優先になりがちでシンプルにゴールを狙う形になりにくい。

相手もジュビロがボールを回す意図をわかっているので餌に釣られずに中を締めてゴール前を固めて我慢するという感じが多い。

こうなるとやはり前後の楔とスルーのショートパスを繋いで中央で勝負するというのが必要になってくる。

ボランチに置くパサータイプも縦パスメインに出来る選手が必要なのと、FW、2列目の選手が狭い場所でも縦に突破できるタイプが必要。


逆にあくまでサイドを使った攻めを継続するなら、サイド攻撃=サイドの突破から中央で高さ勝負、両サイド攻撃で相手の守備をフラットラインにして守備の効かないSBから中央の高さ勝負、左右に広がって薄くなった中央からミドルシュート、中盤両サイド攻めから両CBの脇を突く挟み撃ち、など両サイドを攻撃特化した形で攻め続けるか。

両サイドを攻撃特化にすると3バックが超守備的に守らないとならないのと、その前のボランチもそれに近い状態になりやすい。442で2CBとボランチのボックスで守るスタイルに近くなる。



2020年9月13日日曜日

2020/09/13 長崎戦

 今日は上位の長崎戦。

大事な試合なので勝って順位を上げたい。

ジュビロはムサエフがボランチ、伊藤がWBで361。

ジュビロは序盤からハイプレス戦術。

中盤で奪われるがナイスカバー。

長崎はボールを前後に動かしてプレスをかわすスタイル。

結構厄介。

3バックと4バックのミックスっぽい。

伊藤の位置で3バックか4バックかになる感じ。

右サイドから大きく入れるがGKに書き出される。

ボールを持てているが前に収まらない感じ。

ムサエフがいるから中盤飛ばして放り込んでもいいんじゃないか。

ボールのない時は541の5バックになってる。

ムサエフが奪ってカウンターだが押し上げが遅い。

長崎の帰陣が早くポゼッションだけに終わる。

結局オフサイド。

ボールを奪っても攻撃がゴールに絡まない。

ルキアンが前で絡めればいいんだけど。

長崎のCK。

ジュビロのカウンターは小川が左に流れて。

サイドチェンジからクロス。

ルキアンが納めるが壁が堅い。

ジュビロのFKは上原。

ファー狙いから逆クロス、正面から打つがGKが止める。

攻めきれずGKまで戻す。

今度は逆サイド。

15分。

ボールポゼッション優先な感じ。

しかし攻め切れない。

長崎ボールでカウンターも中盤までは結構簡単にはがされる。

この感じだとカウンターは微妙。

かといってポゼッションするも攻め切れない。

どちらが有効なのかはまだわからん。

長崎シュートもGK。

ルキアンが左を上がってCKゲット。

上原のボールが逆のムサエフに行くがムサエフのボールはアウト。

長崎のGK。

ジュビロのカウンターも長崎は守備ラインがそれほど上がらない。

対応範囲内で処理されてる。

25分。

長崎のFK。

どうもパッとしない。

442に対して361ならシャドーは絞って中央狙いで動いた方がいいのでは。

相手の中央の枚数が少ないのだから局地戦で枚数増やして攻めるべきでは。

WBとボランチのラインが低いからシャドーがサイドに割れるから中央のパワーが低い。

藤田が空いたサイドを上がってヘディングするがGK。

長崎はSB→ボランチ→SHと繋いでかわす。

シャドーがSBをケアしないとSBが自由になるし、そこに注力しすぎるとボランチが空く。

SBとボランチの両方に圧力が無いとどちらかが活きて攻め手が繋がる。

ジュビロ放り込むがセカンドが取れない。

30分

上原のファールで長崎のFK。

長崎はプレスでカウンターをさせない。

長崎は最終ラインにプレスがないと放り込みをしてくる。

ジュビロのオフサイドトラップでファール。

長崎はルキアンに数人で囲んで奪う。

ジュビロは541からプレスかけて奪いに行くけど、SHが上がったスペースにSBが上がってこないからそこを突かれる。

中野がトップにいるがポストにならないから意味がない。

ルキアンをトップにした方が良い。

ルキアンの位置が低くて前線に拠点を築けない。

これは作戦ミス。

ルキアンにツーマンセルで潰しに来られてる。

これ全体的にケアしないとまずいぞ…。

長崎はプレスに出て来た相手のスペースを使うのが上手い。

そのままシュートまで行かれる。

ライン全体が一緒に動かずゾーンで個人が前に出ると割られる。

40分

前半の得点は望めそうにない。

1トップが4バックに合わない。

先発中野は微妙。やはり裏にスペースの出来るタイミングからの方がいい。

ルキアン、ルリーニャの方が使いやすそうな気がするが…。

AT+2

5バックで失点回避する感じ。

どうしても失点怖がると得点も減る。

先制点が条件だが、1点の失点を怖がらずに複数得点を狙って勝ちたい。

上位戦だからどうしても慎重にいくのか。

前節下位戦だっただけにああいう場面で複数得点で勝ちたかった。

長崎はワイドを囮にしてニアゾーン狙いというトリッキーな動き。

守りのスライドでワイドまでずれる隙を突こうという戦法か。

前半終了


神経質な前半だった感じ。

スタッツは長崎が優勢。長崎ペースでジュビロはゲームを作れなかった。

ルキアンサイドが低いのは長崎の左の攻撃が強い為。

ルキアンが攻撃の仕事が出来なかった。

ジュビロはルキアンサイドでゲームを作りたかったが長崎は数的有利を作って潰しに来ている。

ルキアンが孤立しがち。

長崎のポゼッションが上手くてジュビロ側がカウンターできない。

なのでジュビロはポゼッションを選ぶと今度はシュートまでいけない。

どちらも長崎の方が上の実力を感じる。

スコアレスドローで勝ち点1でもいいくらいか…。

そうなると前節の引き分けで勝ち点2失っているのが残念。

やはり下位には必ず勝ち、上位には引き分け以上を目標に勝ち点を積み上げていきたい。

下位に引き分けは勝ち点ー2の負け、上位に勝ち点1は+1の勝ち。

先制しているなら失点を恐れずに複数得点狙いが有効。

上位戦はどうしても先制出来るかどうかが難しいので1点勝負になりやすいか。

その流れでスコアレスドローにもなりやすい。


後半

ジュビロは前半序盤に近いハイプレスからスタート。

ファールをもらってPAやや外からのFKゲット。

ここは先制点の欲しいチャンス。

伊藤と上原がキッカー。

上原が蹴ったがGKが弾いてCKゲット。

ピンボールになるが入らず。

ルキアンがシュートまでいくがサイドネット。

ジュビロのカウンターが遅すぎる。

カウンターする気がない。

ポゼッションするが肝心の中へのパスは入らない。

523からカウンター…まで行かず。

伊藤が左インナーラップで抜けて中野がシュートもGKがはじく。

CKゲット。

外れるがポゼッションはキープ。

ジュビロがPAの周囲でボール回し。

チャンスが来るまでボール回すつもりかな。

60分

そろそろ得点しないとまずい。

1点勝負ならそろそろ入れないと。

これ以上入らないとスコアレスドローも視野に入ってくる。

残り30分で先制出来れば相手も前がかりになって2点目も狙えるが…。

ほぼ鍔迫り合いの時間。

良いパス連携からムサエフに入るが足元過ぎてシュートできず、伊藤がシュートも外れる。

大森イン中野アウト

これはルキアンが上に上がるかな。

ムサエフはオフサイド。

伊藤のオーバーラップからのクロスはボールが飛び越えてしまう。

ジュビロ優勢の時間だが長崎は連続交代を入れてくる。

WB小川のパスがインターセプトされてシュートまでいかれるが枠外。

ルキアントップに山田大森のシャドー。

65分

残り25分なのでもう1点勝負になってきた。

優勢の時間に決めておきたいが…。


長崎はファール覚悟で止めに来る。

伊藤がヘディングに行くが入らず。

左サイドで囲んで縦パスをインターセプトしてカウンター。

これはいいプレー。

長崎が中央突破するもカバーがナイスプレー。

伊藤から大森も外れる。

75分

残り15分

そろそろ佳境。

長崎イボルバがオフサイド。

ルキアンが右サイドの深いボールにダッシュ。

中央でルキアンがファールをもらう。

これは良い位置でのFK。

ここは得点しないと!

上原のキックはゴール右に逸れた。

これはかなりおしい。

こういうチャンスをつかんでおかないと…。

長崎がボールを回すがアウト。

80分

残り10分。

ジュビロは5バックからのカウンター。

ボールを回して出し所を探す。

GKまで戻して蹴りだすが長崎ボールに。

ポゼッションキープが出来ない。

カウンターは大森が追うも長崎キープ。

セカンドが取れない。

相手もロストする。

ジュビロがカウンターするが上がる人数が少なくてたどり着かない。

長崎はショートパスでゴール前を崩すが決まらず。

長崎のGKがPA外まで出てきている。

これはロングシュートが狙えるタイミング。

長崎は焦ってきている。

85分

残り5分。

ルキアンがシュートに行くがはずれ。

ジュビロが一気に3枚替え。

山本イン ムサエフアウト

小川イン ルキアンアウト

藤川イン 山田アウト

残り3分で3枚替え??

ちょっと判断厳しいな…。

伊藤がロストしてPA内に入られるがGKが防ぐ。

長崎も猛攻。

上原が連続でボールに絡んで防ぐ。

AT+4

交代した選手が決めてくれるか。

プレスに出るが連動が少し微妙。

長崎がゴール前まで迫る。

小川がシュートもサイドネット。

小川のポジションが悪い。

中央じゃなくて藤川のプレスの動きに応じて後ろの選手にプレスにいかないと。

プレスの連動がしっかりしていれば相手はパスの選択肢が無くなる。

小川が中央で浮いてる。

終了


ん~、上位戦だから仕方ない…相手は手倉森だし。

しかし、もうちょっとやり方はあったかも。

しかし勝ち点1は貴重。

前節の引き分けがなぁ…。

ああいう落とし方は良くない。

今節は上位戦だから仕方ない…。

ここは我慢だ…。

中野ワントップでもポストにならず、ルキアンが相手の攻撃サイドで守備に回らざるを得ない+孤立という戦術上の問題点があったと思う。

4バックで2CBなのもあって1トップVS2バックは相性が悪い。

中野はどうしてもファーに逃げて隠れるのが仕事でもあるのでそうなるとやはりルキアンの孤立になってしまう。

この辺りの戦術的なすり合わせがもっと良くなっていればいいと思う。


2020年9月9日水曜日

2020/09/09 水戸戦

 水戸は442で4バック相手には負け数が多いので442で対戦。


ジュビロは1レーン飛ばしのパスでサイドとセンターを使った長いパスを両サイドに出して大きくゲームを作っている。

縦にも深いパスを入れてピッチ全体を広く使うことで相手の守備にスペースを作っている。

今日はフベロ得意の442ポゼッションでのボール保持。

水戸はジュビロのビルドアップ時にSBが受けるタイミングにプレスをかけてくる。

ボールを受ける側にプレスをすることでボールロストを起こさせてカウンターを狙っている。

ジュビロはSBから前線にボールをいれるがSBの押し上げがないので前線でボールを受けても維持できてない。

ジュビロがカウンターされても自軍で繋ぐので前線までが遠い。

水戸は中盤からずっとプレス、ハイプレスでジュビロを自軍エリアからださないような作戦。相当スタミナ消費すると思うので後半どうなるか。

18分水戸があわや1点。

ジュビロの4列目→1列目→2・3列目回収という形。

20分

ルキアンのポストには1対2で対応してる。

ジュビロはGK+2CBの3バック化で中盤を更に多くした形で押し上げ

伊藤のシュートは大きく外れる

ジュビロはGK、DF、DMFと後ろの選手に大型選手が多くなって良くなってきている。

中央でルリーニャがシュートもポスト。

やはりルキアンに1対2でルキアンを機能させない。

藤川の抜け出しは素晴らしいがPA内で止められる。

今日の試合は好勝負だな。

しかし勝たねばならない。

30分

ジュビロは中盤のプレス回避にロングボールをCBからFWに投入。

ジュビロの右サイド守備に突っ込んでそのまま交わされてとかまずいだろ。

ジュビロのCBは3つの選択肢を持っている。

SBとボランチとFWで、中盤のゾーンがかかっていればFWに出している感じ。

水戸も長い時間ポゼッションしてるな。

お互いにポゼッションとパスで崩そうとしてる。

ジュビロは中盤を中央に集めて壁を作り、サイドは低い位置でSBに任せている感じ。

チェイスから奪って大森がシュート。

ジュビロは左右を広く使ってライン間を狭くして中央からワイドを狙って放り込み。

40分

残り5分

前半は無失点で後半勝負かな。

水戸は横に動いて守備の受け渡しをやらせながら切れるまで待って、割れた場所を狙ってシュート。

ハンドボール的な動き。

水戸がボール保持からシュートもGKが防ぐ。

ジュビロが長い縦パスをCBがFWのマークを外してインターセプト。

これは好プレー。

今日はパス回しが好調。

セカンドを取る時に3列目が前に出て取りに出るのが上手く行ってる。

サイドで3枚で囲んで奪うのが上手く行ってる。

水戸のプレスがCBまで来ない。

左サイド伊藤が上がっての攻撃。

自分のマークを引きずって残ったCBにボールを出させるプレー。

良い動き。

前半終了


スタッツのポゼッションはジュビロ55%。

水戸も結構持ってたからそれほど高くない。

水戸の平均ポジションが低いな。

ジュビロの方が攻撃出来ている感じ。

ややジュビロが押しているくらい。

しかしこれといったストロングがない。

水戸もかなり走ってるから隙が少ない。

後半どう修正してくるか期待。


後半3バックにしてきた?

361っぽいな。

DFのトラップミスというか、ちょっとボールの扱いミスった感。

大森がCKゲット。

50分

山本のショートコーナーからファーに入れるもアウト。

逆のCKもショートからファー。

こぼれはGKへ。

ジュビロがかなり前から積極的なプレスもかわされる。

ゴール前混戦でも取れず。

水戸の中山が櫻内にファールでイエロー。

元ジュビロ戦士。

442のダイヤモンドにした?

また442っぽい。

ボールは持てるが決定機までには至らず。

あともうちょっとの差が欲しい。

ボールを入れたい場所に水戸のDFが来るな。

全体を広く使う分、戦力が集中できないっぽい。

水戸は引いて守るから守備戦力を集中しやすい。

中野イン藤川アウト。

中野の得点力に期待。

櫻内がPA外だが深い場所でファール。

ちょっと危なそうな位置でFK。

相手も交代。

60分

FKから3回攻撃も全て防ぐ。

危ない危ない。

そろそろ得点が欲しい頃合い。

左サイドをワンツーで抜けるが上手く繋がらず。

水戸のカウンターは出鼻を抑えるが粘るな。

スルーパスに呼応して全員が前線を上げる。

ボール回しが上手い。

PA外から回しながらPA内までなんなく侵入できている。

結構いい動きはしている。

ボール回してるけど相手のプレスが早いとポジションに入れないでロストするな。

1点でいいんだよ今日の試合は。

とにかく1点決めて勝ってくれ。

CBからサイドの長いボールをインターセプトされる。

そりゃそうだろ。

ちょっとサイドが警戒しなさ過ぎ。

ルキアンへのロングボールで攻め。

ボールちょっと回しすぎなんだよね。

先制しないとボール回す時間は無駄なんだから。

CKから惜しい。

小川イン櫻内アウト。

水戸の中盤の回収が早い。

左に寄せて右攻撃で迫るが中が堅い。

もう少しだがやはり守備が堅いわ。

もう74分でそろそろ取らないとまずい頃。

残り15分切った。

水戸のボールは大体サイドで3対1作って回収してる。

水戸がまた交代。

フレッシュな選手入れて攻守に走る感じみたい。

ジュビロの守備ボールサイドに寄り過ぎで中央がCBしかいない。

これ危ないぞ。

ジュビロのカウンター。

連携合わず。

ルリーニャCKゲット。

CKで1点欲しい。

ここで得点しないと4位を逃がす。

CKハズレ。

小川、上原イン

水戸のカウンター。

水戸の左からシュートもGKが止める。

80分

水戸もなりふり構わず攻撃に来る。

殴り合いだからガンガンボール入れろ。

この時間にまだボール回してる。

また引き分ける気かよ。

ポゼッションは先制していないと効果薄いんだよね。

それに相手も442のポゼッションしてくるチームなんだから狙い目はわかってるはず。

そうなると裏をかくのは難しい。

ミスマッチを強要して合わせさせてギャップを狙った方が良い。

ルキアンのアフター取られた。

イエロー。

もったいない。

85分

もう時間がない。

ジュビロは防戦。

水戸の方が攻撃してるくらい。

大森のシュートも防がれる。

上原のCK、落としてミドルも防がれる。

水戸最後の猛攻。

水戸のCKがサイドネット。

危ない。

AT+4

ボール回さないでゴール狙ってくれ。

右から崩すもゴール前に人おらず。

CBのインターセプト上手い。

読みと動きがいい。

残り1分。

ジュビロのカウンター。

最後のチャンス。

小川のヘッドはGK。

水戸のラストアタック。

ボール回してるだけ。

結局勝ち点1。

負けなしだが順位を上げられなかった。

ポゼッションやるとどうしてもボール回しの時間ばかり多くてチャンスが少ない。

確実なチャンスを作るより、ラッキーでもいいから多くのチャンスを作った方がいい。

勝ち点2落とした感じ。

無失点というか無得点だからな。

361にした時にCHが2人で出て行ったのにSBが絞らないで普通にCB前のスペースに入られてあたふたしてるのはまずいだろ。

引いて受けて囲むとか、出るならスペース空けないように後ろが絞るとか、

動いた後の事が考えられていない。

連動した動きはボールのある場所だけ動くんじゃなくて、ボールのない場所がどう動けばボールのある場所で有利が作れるのかを考えないといけない。

そうした方がリスクが低いし、優位性も作れる。

ボールのない時こそ何をするべきか考えて動いてくれ。

2020年9月8日火曜日

チェスとサッカー

 チェスの駒とその効き方を見るとサッカーに応用できる。


中央で強い駒=ナイト


ナイトの動きは桂馬と同じ。

縦横にやや斜めの8方向に動くことが出来る。

これと同じようにパスをするとする。

□◆□◆□

◆□□□◆

□□▲□□

◆□□□◆

□◆□◆□


▼▼▼△

_△

横斜め右前

横方向の前にパスする場合は相手のラインディフェンスの端を狙う。パスの受け手はSBやSHなどサイドの選手でサイドを突破する。逆方向からサイドチェンジしてからの突破を狙う場合などに使用。ショートの横パス。


__△

▼__▼

縦斜め右前

縦方向の前にパスする場合は相手のラインディフェンスの間隔が広い場合。両サイドにパスを展開して中央の守備の間隔が広くなった場合にラインのすぐ裏のスペースを突きたい場合に使用する。ショートの縦パス。


ボランチは長短のパスをすることになるが、中央にいる選手はナイトと同じように緩い斜めの縦パス、横パスで裏やサイドを狙ってパスを出す。



ビショップのパス

__▲_▼△

__▼__▲

ビショップは角と同じで斜めに大きく動かすサイドチェンジのパス。グラウンダーなら相手の守備が斜めになっている場合。斜めに並んでいると守備ラインの間隔はやや広くなるので相手のラインに対してXのように逆の斜めにカットインすると相手の守備の背後に入ることが出来る。(右▲→左斜め上▲)

パスだけだと中央からは両サイドの深い場所に、サイドからだと中央の深い場所にパスをすることになる。

パスからのカットインだと、中央からはサイドの深い場所からニアゾーンへのカットインを、サイドからはサイドの裏のスペースを突く動きになる。

中央なら2CB、3CBの脇狙い、サイドならサイドが1人の3バックでWBを引き付けておいてから中央から裏への抜け出しを狙う。



2人の選手が同じ横ライン上に並んでいた時、

左の選手がナイトのパス、右の選手がビショップの動きをする場合。

__△③△④

▼__▼△②

△______△①

右の選手が①→②→③と斜めにビショップの動きで斜めに走る。

左の選手は②と③の位置にナイトのパスを出すことで右の選手にパスを供給できる。

①のポジションから縦の突破をする時は①→②→④で直進する。




2020年9月5日土曜日

2020/09/05 新潟戦

 ムサエフ、松本が先発。

中野が1点目。

CKから失点。

小川のクリアミスからの失点かな。

ジュビロは442。新潟に合わせてきたかな。


ポゼッションは新潟。右サイドからゴール前に飛び込まれるもはずれ。

ボールをキープできない。

サイドにボール出してボールを奪われるとそれっきり。


全くオフサイドじゃないのにオフサイド??


ん~、しょっぱい試合だな…。

前半このまま終わりでもいいくらい。

後半テコ入れしないと無理そう。

ムサエフのインターセプトからパスするも通らず。

ムサエフ調子はいいみたい。

中央と右サイドの交換でシュートまでいくが枠に飛ばず。DFに当たったか?

新潟の8番強いな。

外国人選手は体格いいから止まらない。

新潟のFKはハズレ。

大井とチョン・テセの競り合いで多いが頭をぶつけられる。

新潟のCK。PA外からのシュートを身体で止める。

新潟の攻撃を防いで中野のカウンターに繋げようとするがつながらず。

AT+2

伊藤から松本へつながらず。

やはり伊藤の精度が結構落ちてる。前節からわかってるけど伊藤は変えないのか。

前半終了。

カウンターでのチャンスは少しあったが精度の部分での問題があった。伊藤以外でフィードの上手い選手がいれば変えるなりタスクの割り振りを変えるなりした方がいいかも。

ミラーマッチでもポゼッション取れない。

データだと53%でボール持ててるが実際は新潟の方が攻撃に繋がる持ち方が出来ているように見える。

ポジション位置見ると大森が左から内側に入ってくる分ムサエフが右よりで右サイドは2人被ってる。

新潟の攻撃は右サイドからなのでジュビロの左にくる。

ジュビロの右サイドの攻撃が多くそのせいで右サイドのポジション被りになっているのか。ちょっとバランスは悪そう。

多分選手はやりにくそうな位置かもしれないな。

伊藤の良いミドルがあったが入らず。

上原のフィードを中野が仕留めて1点。

新潟はCKをSB小川がクリアミスで仕留める。


小川とチョン・テセの動きがほぼ同じなのにチョン・テセはエリアが狭い。いるべきポジションに来たら動かず待つのか。小川は細かく動いているのかエリアがより広い。


後半

ボールをとってもバックパスで前に運べず、横パス取られる。前線へのパスもインターセプトされてシュートまで持っていかれる。

後半立ち上がりの3分間でこれだけやられてる。大丈夫か?

ポゼッションは新潟。

カウンターするが前線が途中でストップしてしまう。

CKは防がれるがカウンターは防ぐ。

そのまま新潟のポゼッション。

新潟の選手はサイドの選手でもボールの扱い方は中央の選手に似ている。

ジュビロは同じ所に選手が被り過ぎ。ボールの動きに対してポジションのバランスが取れていない感じ。

攻撃後にカウンターでシュートまでいかれる。

左サイドから中野にパスが入ってシュートまで。GKに防がれる。

繋ぎはよかった。

ジュビロのCK。防がれた後セカンドが収まらずカウンターで押し込まれる。

右サイドからシュートまでいかれる。

相手をバックパスさせているのはいいが、そのまま中盤も上がって詰めていくということができない。中盤が規定ポジションで止まってしまって新潟のDFラインの枚数と同数までできない。結果ボールを取りきることもできず。

60分、ムサエフへのファールでFK。PAに入ってファール狙いも審判が取らずそのままカウンターを食らう。ん~…。

選択肢と判断が甘くないか?

カウンターをムサエフが止めてイエロー。

新潟はボールを大きく回しているのでマンツーマンの守備をせざるを得ない感じ。中盤もコンパクトにしているが左サイドと中央の間をどんどん突かれている。

右サイドからの低い流し込みを新潟がオウンゴール。これはラッキー。

ルキアン、藤川の交代直後。

これは流れを引き戻したかも。

新潟はSHを釣ってできた裏のスペースを足掛かりに攻める。

右サイドのスローインをルキアンがヘッドで裏に流して中野がGKと競ってシュートが入る。これはよくやった。

さっきの交代から即得点で流れがジュビロに来た。

ルキアンのポストプレーが効いてるし、中野の裏の抜け出しも効いてる。

やはり中盤で奪って速攻が出来ると強い。


ルキアンのプレスに連動して中盤が出てきて奪う形が見える。

新潟もサイドに流れながらのシュートもハズレ。

70分

現在5位。

ルキアンが競るがサポートがおらず囲まれる。

新潟は中盤カットのロングボールで対抗。

新潟ロングスロー狙い。

チョン・テセが直接触るが枠を捉えず。これはラッキー。


アタッキングサードでボールを回すが逆に取られる。

新潟の選手はコースを切られてもターンしてボール確保とパスコース探して繋げる。

新潟はルキアンをファールで止めてFK。

ルリーニャ投入。

FKはそのままアウト。


新潟のパスを上手にカットしてシュートまでいくが決まらず。おしい。

パスの追い込みが上手くなっているかも。

新潟が劣勢になってボールを保持できず。

ジュビロがポゼッションを盛り返してきている。

というかインターセプト率が高くなって新潟のポゼッションを奪っている感じ。

新潟の反撃。長いポゼッション。ジュビロはルキアンを残して守備。

新潟はボールを回しているが少し足についていない。

ポゼッション出来ているが攻め切れない形。ジュビロの守備が上手く機能している。

85分

後半も残り少ない。

カウンターでルキアンがパスを出すも合わず。

ジュビロは守備を固めて逃げ切り体制。

新潟の攻め。ボランチが前にプレスに出た裏を狙われるが阻止してカウンター。

新潟は左サイドからボールを回すが入らず。

このまま終わりそうな雰囲気。

AT+4、少し長め。

しかし2点差があるのでそうそう追いつかれることはないだろう。


前半はしょっぱい感じだったが、後半交代で修正できて見事勝ち点3に得失点差+2を奪い順位を上げた。

後半の動きはかなりよくなった。


361のペネトレーション

■基本形
______FW______
__OH______OH__
____CH__CH____
__DH______DH__
___CB_CB_CB___


ビルドアップでのペネトレーション
______FW______
OH__________OH
____CH__CH____
DH__________DH
___CB_CB_CB___

1.CB、LCH、RCH、FWで作られるダイヤモンド(CB→FW)
2.LCB、LDH、LCH、LOHで作られるダイヤモンド(LCB→LOH)
3.RCB、RDH、RCH、ROHで作られるダイヤモンド(RCB→ROH)
4.LDH→LOH
5.RDH→ROH
6.LOH、LCH、RCH、FWで作られるダイヤモンド(RCH→LOH)サイドチェンジ
7.ROH、RCH、LCH、FWで作られるダイヤモンド(LCH→ROH)サイドチェンジ

フィニッシュでのペネトレーション
上記1.に加えて
2.LDH、DCH、LOH、FWで作られるダイヤモンド(LDH→FW)
3.RDH、RCH、ROH、FWで作られるダイヤモンド(RDH→FW)




サイドへのプレスからカウンターへのメカニズム

OH____FW______

▼__CH________

DH____CH______

___CB_CB_CB___

相手のサイドをトライアングルで囲った場合、パスコースは

1.斜め前中央

2.斜め後ろ中央

の2つになる。

ここで1はCBにより封鎖するがDHとCHの間にMFが侵入してCB脇のFWへと繋がる可能性がある。

2は相手のCBへのバックパスになるのでFWがプレスに行ってボールをロストさせればシュートチャンスになる。



OH____FW______

▼__CH________

DH_CB_CH______

___CB_CB_DH__

ここではボールサイドのCBがDHとCHの間に入ることでCB脇のスペースを使われないようにしている。その分、逆サイドのDHが3バックに加わる。


サイドのプレス → CBへのバックパスのコースだけを空けておく → FWのプレスからのロストを狙う。

________OH____

OH____FW______

▼__CH________

DH_CB_CH______

___CB_CB_DH__

逆サイドのOHがFWの代わりにトップに入った場合。パスコースに対して平行に並ぶことでコースを切らず、相手にパスを出させる。平行に位置しているのでインターセプトが容易になる。バックパスの距離を長くさせることでインターセプトするタイミングを長くする。FWとOHの2回のチャンスがある。

この戦術は相手に「自滅のパス」を出させる。
その為にわざと中央へのコースだけを空けておく。

相手の5つの選択肢
1.深い縦パス
2.深い斜めパス
3.横パス
4.バックパス
5.ドリブル

のうち1~3を潰している。
バックパスはカウンターのためにあけておき、ドリブルはDHが1対1で、もしくは3バックのCBのカバーも含めて止める。




▼__________

OH____FW____OH

___CH_____DH__

DH____CH______

___CB_CB_CB___

ボールホルダーをOHの前で止められる状態なら

OHがドリブルを止め、CHが斜めパスを止め、DHが縦パスを止め、FWが横パスを止めることができるので、ボールホルダーはバックパスしか選択肢が無くなる。


トライアングルローテーション

OHCHDHのトライアングルをローテ―ションすることで、守備と攻撃の種類を変化させる。


■基本形

______FW______

__OH______OH__

____CH__CH____

__DH______DH__

___CB_CB_CB___


■トライアングルローテーション

______FW______

__OH _____ OH__

_DH_CH__CH_DH_

___CB_CB_CB___

通常の361

3列目でラインディフェンスを組む。横方向全体に守備をしたい場合。

OHとDHのサイド攻撃によるワイドな攻撃をしたい場合。


______FW______

_OH_CH__CH_OH_

___DH____DH___

___CB_CB_CB___

中央をボックスディフェンスにして中央の守備力を強化。

OHのサイド攻撃を起点にFWCHの中央密集攻撃を行う。

361から451NBOXへのシフト

 ■基本形

______FW______

__OH______OH__

____CH__CH____

__DH______DH__

___CB_CB_CB___


■451NBOX

______OH______

OH____FW_____

___CH_________

DH____CH______

_CB_CB_CB_DH__

FWのプレスによりボールをワンサイドにカットしたらFWはOHの間に落ちる。CHはボールサイドに寄り、もう一人がバイタルに入って5人でNBOXを形成する。

余った右サイドのOHはローテーションしてトップに上がる。DHは下がって4バックを形成する。


NBOXの問題点の1つはサイドへのシフトに時間がかかる点。361であらかじめ両サイドにボックスの角を作っておき中間はFWとCHの縦シフトでまかなう。

ボールサイドに対して最速でNBOXを作ることが可能。

NBOXの問題点のもう一つは中央のCHの周囲のスペース。サイドに寄せても中央のCHの後ろのスペースからCBの脇に斜めにパスが通るとCBの裏を突かれてしまう。そこで逆サイドに余るDHを4CBに落としてその分元の3CBがボールサイドにシフトすることで脇をカバーする。

中央にいるFWとCHはボールを奪取したらそのまま縦シフトして攻撃に移る。

2020年9月4日金曜日

鹿島のNBOX対策

 https://number.bunshun.jp/articles/-/839224


裏抜け+ロングボールで最終ラインを下がらせる。

ボランチへの逆プレス。


鹿島はバックラインからロングボールを前線に供給して中盤をカット。

セカンドボールを拾うボランチに逆プレスしてボールを持たせない。


NBOXは2トップがワンサイドカットしてNBOXがサイドにスライドして奪う。

2トップのワンサイドカットは2CBへのプレスでSBにボールを持たせサイドチェンジさせない。

ここでSBの選択肢としてボールを持てるのでロングボールを出すことで中盤をカットしジュビロのNBOXを無力化するということ。

やはり相手の戦術、ストロングポイントの無力化というのは戦術的カウンターとしては非常に有効。

同時に戦術的カウンターに対するカウンターを用意する必要がある。

メタのメタである。


ロングボール対策には通常オフサイドトラップが有効だが、裏抜けと合わせられるとDFラインは背後のスペースを埋めないといけないので下がらざるを得ない。

プレスされる前にボールを出す、というロングボールに対しては、ロングボールを出される前にプレスする、というハイプレスの形にならざるを得なくなる。

ジュビロ戦を見ていても、3CBのビルドアップに対して同数でのハイプレスを多用するチームが多い気がする。

幸いジュビロは3CBとGKとの連携でハイプレスをかいくぐることが出来ている。

これは3バック+GKがダイヤモンドを形成できるということで、4バックのビルドアップの時は2CB+GKの3人になってしまいハイプレスに対抗できなくなる。4バックベースでも結局ボランチが1枚降りて3バックに可変するので結果的に攻撃時3バックが有効ということになる。

ポゼッションを取ることのできない時はどうするか。東京V戦ではリトリート+541によって引きこもりロングカウンターに移行することでどうにか対処できた。しかし東京Vも541のSHの上がったスペースに前線から戻って受ける形でボールを中に入れてきた。ボールサイドCBがそれに合わせて前に出て止めに行き、そのスペースを使われるようなシーンがあった。

偽5バック論では5バック形成とボール正面のDFが前に出て残りのDFで4バックを形成することでスペースを消す守備を想定しているが、サイドCBが出ただけで残りのDFがそのスペースを埋めないと走り込まれてしまう。




現代サッカーでもCBSBがパサー役をやる機会が非常に多く、以前はトップ下や中盤で行っていたパサーがどんどん後ろに下がってビルドアップをやるようになっている。それだけ中盤のゾーンプレスが強くなっているともいえる。

中盤ゾーンプレスの隆盛の結果として対策にパサーの後退化とロングボールでのビルドアップになったということ。



ダイヤモンドとフィギュア・フォー・パス

 ダイヤモンドを利用したビルドアップは縦パスを入れることが重要なのだが、パスコースを上手く切られるとパスを通せない。

そこで、ダイヤモンドを「トライアングル+1」と考える。

パスコースを切っている相手選手を囲むトライアングルと、最終的な縦パスを受ける味方選手を+1とする。


フィギュア・フォー・パスは「4の字」パス。

トライアングルで「斜めパス→横パス→バックパス」と繋ぎ、最後に「縦パス」を入れる。


____1____

2_______3

____4____

1番:最終パスを受ける。

2~3番:パスを散らす。

4番:パスを出す。

4番からスタートして

4番→3番:斜めパス

3番→2番:横パス

2番→4番:バックパス

4番→1番:縦パス

最初に2~4番のトライアングルでパスを回して、最終的に1番へと縦パスを入れる。


■基本形

______FW______

OH__________OH

____CH__CH_____

DH__________DH

__CB__CB__CB__

中央のCBとCHDHOHとで外向き斜めのダイヤモンドが形成されている。

CB→DH→CH→CB→OH

DHCHOHFWで内向き斜めダイヤモンドが出来ている。

DH→CH→OH→DH→FW



■左NBOX

______OH______

OH____FW______

___CH____DH___

DH____CH______

__CB__CB__CB__

LCB→LDH→RCH→LCB→LCH

LCH→LOH→FW→LCH→ROH

最速WBOX形成+カウンター準備

■基本形 

______FW______

OH____OO____OH

___CH____CH___ 

DH____OO____DH

___CB_CB_CB___


■FWのプレスバック+CHのバイタル封鎖+OHDHのローテーション

 ______OH______

OH____FW______

___CH____DH___

DH____CH______ 

___CB_CB_CB___

FWとCHの縦スライドで中央のラインを作って左右どちらのボックスも作れるようにする。

カウンター用に逆サイドのOHDHをローテーションさせてトップとワイドに置く。

トップのOHが1番、ボールサイドのOHが2番、FWが3番、DHが4番のフィンガー・フォーでカウンターに移行する。


2020年9月3日木曜日

361WBOX

基本形から横スライドして左右どちらかにボックスを絞ることでサイドにNBOXを形成する。

5人のボックスで包囲してボールを奪い、FW、2OH、逆サイドCHで中央攻撃+逆サイドCBのオーバーラップによるサイド攻撃を仕掛ける。


■基本形 

______FW______

__OH______OH__

____CH__CH____

__DH______DH__

___CB_CB_CB___


■LBOX

___FW_________

OH____OH______

___CH_____CH__

DH____DH______

___CB_CB_CB___


■RBOX

_________FW___

______OH____OH

__CH_____CH___

______DH____DH

___CB_CB_CB___

フィンガー・フォー(バスケットボールでの動き)

 https://note.com/sakamotokei68/n/naeabee40c5bd


フィンガー・フォーとバスケットボールのポジショニングが同じ。

番号の違いはあるがへの字+1もしくはダイヤモンド+1の形は同じ。

ピボーテ+ローテーションによるビルドアップ

https://note.com/sakamotokei68/n/nf8228e02955f

アレックス・サンスとセサル・フラッタロラ(2017)が提案した、集団プレーの「ライン間(例 MFラインとDFライン)のバランス」を維持するための指示が、試合中、ダイヤモンドの形に、常にボール保持者に対して「5つのプレーオプション」を提供するためのプレーヤーのポジショニングの指示として適していると考える:



基本形

______FW______

__OH______OH__

____CH__CH____

__DH______DH__

___CB_CB_CB___


ピボーテ+ローテーションを組み合わせたビルドアップ

______________

__OH______FW__

____CH__CH__OH

__DH______(DH)__

______CB______

___CB____CB___

■CBがDH間にピボーテとして上がる

■右サイドにOHとFWがローテーション

■右DHの5つのオプション

1.FWへの深い縦パス

2.右OHへの深い斜めのパス

3.ドリブル

4.左DHへの横パスによるサイドチェンジ

5.右CBへのバックパス


361ワイドボックスなら初期位置からのローテーションとCBの縦スライドで作ることが出来る。

ダイヤモンド形成ビルドアップ & フィンガー・フォー アタック

基本形

______FW______

__OH______OH__

____CH__CH____

__DH______DH__

___CB_CB_CB___


通常361のダイヤモンド形成

______FW______

__OH______OH__

DH__CH__CH__DH

___CB_CB_CB___

通常の361では左右に2つのダイヤモンドを作る。左右CBからの縦パスを左右OHが受ける形。


ダイヤモンド形成(センター)

______FW______            ______________             ______________

OH____OO____OH           OH____FW______           OH____FW____OH

___CH____CH___            ___CH____OH___            ___CH____CH___

DH____OO____DH           DH____CH____DH           DH____CB____DH

___CB_CB_CB___            ___CB_CB_CB___            ___CB______CB___

基本形のOOのポジションに入ることでダイヤモンドを作ることができる。

FWの下がり、CH上がり、CHの上がり、CBの上がりなどで空いたスペースで受ける。

左右CB→左右CHへの縦パス、下のOO→上のOO/FWへの縦パス。

2つ目は右サイドのCH、OHとFWが下がった形。左右CB→中央のCH、OHへの縦パスと中央のCH→FWの縦パスの3つのダイヤモンドの縦パスを入れることが出来る。



ダイヤモンド形成(サイド)

____FW________

OH____OH______

___CH____CH___

DH____DH______

___CB_CB_CB___

OHとDHの横スライド+CHの横スライド(中央を開く)+FWのスライドによって左サイドと中央に3つのダイヤモンドを形成。左CB→左CH→右DH→右OH→FWと繋ぐことで左から中央への攻撃が可能。

相手が中央を締めた場合は左CH→左OHへと繋ぐことで左サイドからの攻めが可能。

左CHが囲まれそうなら、左CH→左DH→左OHと一度左DHへと戻してCHを飛ばしてOHへと左サイドを縦に繋げる。

OHとDHのスライドで左サイドにNBOXを作ることで左サイドと中央の2択攻撃が出来る。

右を使いたい場合は左CH→左DH→右CH→右CBオーバーラップ、という形で左起点の右サイド攻撃も演出できる。

左右のCHを中心としたLBOX+RBOXのダブルボックスを使い分けることもできる。攻撃パターンもCHのパス次第で変わってくる。





______FW______

__OH______OH__

DH__CH__CH__DH

通常の361だとそのままフィンガー・フォーを形成できるのでFW、OH、DHでの攻撃が可能。左右どちらでも問題ない。


____FW________

OH____OH______

___CH____CH___


この場面で左CH5番でFW1番、左OH2番、右OH3番、右CH4番のフィンガー・フォーの布陣が出来る。



CHのタスク

CHのタスク

0.全体のレベルをコントロールする。

1.中央守備1:中盤中央の壁としてDFラインからバイタルに入る縦パスを防ぐ。

2.中央守備2:サイドからバイタルに入る斜めパスを防ぐ。バイタルの封鎖。

3.中央守備3:セカンドボールの回収。攻守どちらの場面でもボールを収める。

4.サイド守備1:OHDHと3人で囲んで奪う。

5.中央攻撃1:中央でパス交換の要になる。サイドチェンジする。

6.中央攻撃2:FWの下のスペース、横のスペースへと上がる。(ドリブル突破+ミドルシュート)




全体のレベルをコントロールするとは、チーム全体がどの位置にいるべきかを定める。チームの重心。ボールが視野に入るように移動する。ほぼ中央にいるが前後することでチームの位置取りをコントロールし、守備と攻撃のスイッチを行う。


中央守備の基本、バイタルへの縦パスを防ぐ。中央で動かない理由の一つ。ポジションを空ける時はバイタルが封鎖されている時。(DHの横スライド/CHの下がりで封鎖する)


中央守備で同じくバイタルの封鎖。サイドからCHとCBの中間のスペース=バイタルを狙ってくるので、CHを迂回するためにサイドに展開したらCHは下がってバイタル封鎖に移行する。


中央守備で重要な一つにセカンドボールの回収がある。中央にいるCHは攻守どちらでもセカンドボールに関わる機会が増える。セカンドボールを取ることはポゼッションの確率とカウンターの発動のどちらにも関わるので非常に重要なタスク。


サイド守備はOHDHの挟み込みがメインだがCHも横スライドで潰しに行くことが出来る。逆CHも同じくスライドすること。出来れば逆のDHもスライドしてバイタル封鎖すること。


中央攻撃の前段階として中央でパスをさばく役割。NBOXの名波の役割。状況を見てどこに出すかを判断して供給する。FWやSHへの縦パス供給、SHDHへのサイドチェンジによってゲームのコントロールをする。


中央攻撃への参加。FWが孤立しない為に中央のドリブル突破、ミドルシュートが求められる。サイドからボールが入る場合はハーフスペースへの走り込みからのヘディングやミドルシュートが期待される。


CHはオフザボールでもそのポジション自体が非常に重要なのでゲームをコントロールする存在。ボールを持たずにその位置取りでプレーできる。ボールに関わるタイミングもバイタルなど決定的な場面になる。得点失点にも直接関わってくるのでプレーの質の高さ、頭の良さ、経験など能力値全体が高い選手が行う必要がある。



361中盤可変構成まとめ

基本形から状況に応じて可変する。

相手のフォーメーションに対してどのように守備をしたいか、カウンターしたいかによって使い分ける。

フォーメーションには相性があるので相性の悪いフォーメーションに対しては可変して対応する。


0.基本形

OHとDHに囲まれた範囲の内側に向かってプレスする。中盤でのプレスディフェンスからのショートカウンターを狙う。

__OH______OH__

____CH__CH____

__DH______DH__


1.縦スライド

ラインディフェンスで4人ラインを形成する。

最終ラインまで下がれば541に可変。ロングカウンター。ドリブルやミドルパスでのスペースへの侵入を阻止する。守備重視で両サイドを抑えたい時。中央を固めたい時の通常の361へのシフト。

______________            _______________             ______________

__OHCH__CHOH__          __OH______OH__             ____OH__OH____

__DH______DH__           __DHCH__CHDH__             __DHCH__CHDH__


2.横スライド

中央での包囲、サイド攻撃への対応。縦のラインで挟み撃ち中央カウンター。中央やサイドに密集した相手に対抗する。

____OH__OH____            OH____OH______

____CH__CH____             CH____CH______

____DH__DH____            DH____DH______


3.ローテーション

ダイヤモンド型など基本形にミスマッチなフォーメーションに1対1で対抗。

逆サイドを残しつつボールサイドを包囲してサイドチェンジでカウンター。

______OH______            _______OH_____            _______OH___FW

__DHCH__CHOH__           ____CH__CHOH__           ____CH__CHOH__

______DH______            __DH______DH__            __DH______DH__


4.オポジットV/スラント

ボールサイド4バック化によるスペース消去とボックス形成によるボールサイドでの包囲。ボールサイド、中央でのカウンター。

____FW__OH____

OH__CH________

__CH__DH______

DH_CB_CB_CB___


5.複合型

スライド、ローテーション、スランドを組み合わせた形。カスタム型。



人もボールも動かせ

 361でスペースがあるのは人もボールも動かすため。

フォーメーションだけの足元のパス交換は想定していない。

ジュビロはポジションキープで足元でパスをしたがる。

そしてボールがないと電源の切れた機械のように止まる。


中盤のローテーション

______OH______

DH__CH__CH__OH

______DH______

OHとDHを回転させることでダイヤモンド型のフォーメーションに1対1で守備をしたい場合に有効。

しかしこれは名波の最終版期に使っていたフォーメーションに近いかも。

あの時は宮崎のワンボランチの3151だった。

ローテーションが利くのはOHDHがマークを外すためにCHをスクリーンとして利用したい時。

全体がローテーションするのではなく、OHのみのローテーションでもいいかも

______OH______            ______OH__FW__

____CH__CH__OH            ____CH__CH__OH

__DH______DH__            __DH______DH__

ボールサイドのOHが引いて逆サイドから上がってくる形。

OHがFWと一緒に2トップになってもいい。もしくはFWが下がってくる。

CHの周りのスペースを使って人もボールも動くスタイルを確立して欲しい。


ローテーションを守備的に使う場合はフォーメーション同士がマッチアップして1対1になる場合。DHがワンボランチ、アンカーになると両脇にスペースが出来てしまう。相手と完全にマッチアップしない場合は一部のローテーションで終わらせた方がいい。



東京V戦振り返り

 東京Vのポゼッションの上手さに先手を取られた試合。

逆にジュビロの問題点もよくわかってきた部分があるのでそれを改善できればOK。

上位陣が引き分け、負けでジュビロも6位後退したがほぼ変わらずの状態なのである意味ラッキーではある。


序盤は442で挑んだが東京Vの442ダイヤモンドが中盤を制圧してジュビロの右サイド中盤で形を作って守備を誘導してから逆サイドの左サイドからのフィニッシュを3回狙って3回目で得点。

直後にジュビロは541ベースに切り替え。ミドルサードでは361にしていたが、東京VはボールをDFラインに下げながら中盤が下がってきて受けるという形でボールを維持していた。

361の時のスペースを使われていた。これは442ダイヤモンドと361のスペースとが一致してしまうため。

361の時に縦横のスライドを使ってスペースを埋めるという形を取れば対抗で来たかもしれない。


ジュビロの中盤構成            東京Vの中盤構成

__OH______OH__           ______DH______

____CH__CH____           __SH______SH__

__DH______DH__           ______OH______

東京VのSHが捕まらずDHの中間のOHにボールが入ってしまう。

ジュビロの中盤構成は縦スライド、横スライドではぶつからない。


つまり

縦スライドなら

_________________            __OH________OH__

__OHCH____CHOH__            __DHCH____CHDH__

__DH________DH__            _________________


横スライドなら

____OH____OH____            OH____OH______

____CH____CH____            CH____CH______

____DH____DH____            DH____DH______


という風にスペースを埋めることが出来る。


ジュビロの守備のアンチパターンとしては

__OH________CHOH            __OH__________OH

______CH_________            ______CH______CH

__DH__________DH            __DH________DH__

CHが動いてしまい、DH間のバイタルに縦パスが通ってしまうということ。

ここでは左右が分断されてボールサイドのみ動いて、逆サイドが動かないことでスペースが埋まらない+バイタルを封鎖するはずのCHが動くことで中央のパスコースを空けてしまう。

ここでのカバーは中央が3CBということで2CBより中央攻撃に強いという特徴で耐えるように考えている。

442ダイヤモンドは中央を迂回できるのが特徴なので迂回ルートのSHとDHOHとを分断するという作戦を取る必要があったかもしれない。

もしくは中央守備を堅くするためにCHを下げた通常の361の方がマッチしていたかも。

通常の361の場合、1トップ2シャドーの中央3人攻撃でアンカー+2CBに対して3対3の同数を仕掛けられる。

同時にCHとDHの4人ラインを3列目に作ることでトップ下を封鎖して2トップに3CBを当てて3対2の+1守備で安定した守備が行える。

ショートカウンターなら通常の361で、ロングカウンターは541で、の対戦パターンが良かったかもしれない。

東京VはSBとSHとの縦の連携で戻りながらジュビロの守備を前に釣り出して裏のスペースを何度も狙って縦にパスを通してきた。あれは上手かった。

ジュビロでも崩しの形として使って欲しい。


CHがボランチとトップ下の2役をやるという点が難しいのかもしれない。

DHがボランチ役でもあるので上手く連携して欲しい。


オポジットV(左サイド守備)の場合だと

__FW____OH____

OH__CH________

__CH____DH____

DH_CB_CB_CB___

自軍左サイドを下げて4バック化+Wボランチの形成。逆CHが中央に。

FWとOHがボールホルダーのSBをマーク。逆OHはアンカーに対抗。

FWと逆OHは中央へのバックパスに対してプレスをかけて奪ってシュートを狙う。

相手の逆サイドを無視してボールサイドと中央のみに人を集めるのでサイドチェンジ禁止。

サイドチェンジをしない、させない。

ボールサイドで奪ってカウンターをしていく。


縦スライドは前後にスペースを作るがラインディフェンスで横幅を確保できる。

横スライドは逆サイドかサイドににスペースを作るが中央、片側サイドの相手に対応できる。

オポジットVは逆サイドにスペースを作るが4バック+Wボランチを作ることが出来る。


守備方法には利点欠点がある。相手のフォーメーションと攻め方、弱点を見てどの守備スタイルが有効か、カウンターがしやすいかを考えて使うことが大事。

相手のフォーメーション=相手の戦い方なので基本フォーメーションからの変化で複数の対応策が使える汎用フォーメーションは重要。


カウンターで重要なのは守り方なのだが、「どこで奪うか」というのが重要。

それに応じて守備方法も変わってくる。単純にスペースを埋める、ということではなく、スペースに入れてくることを想定してインターセプトを狙いカウンターする、という戦術が必要。

スペースを埋めるだけでは相手のショートパスは防げる。

肝心のミドルの縦パスをカウンター発動に使うというのが一番効率が良い。

すると相手に縦パスを入れさせない、ではなく、入れさせて奪うというのが一番。

しかし諸刃の剣なのでパスが通ってもカバーできる形を作った上でインターセプトできる体制を考えたい。


東京V戦のMVPはルキアン。

ルリーニャの得点はルキアンがPA外に出たGKに詰めて藤川が落ち着いて繋いでルリーニャがトラップで釣って逆にシュートという技あり。

ルキアン自身も3人に囲まれたが前にスペースを見つけて突破してのゴール。

どちらも素晴らしかった。


1失点目

流れからの失点。奪われたのが右サイドで3枚残っていたが相手も同数だったので不利。

東京Vは多分SBの上がりかな。外を選択してから中にパスを入れて得点。

4バックの2CBの脇を突かれた形。

問題点は前半7分で3枚残っているが、その前の中盤がスプリントしてないことじゃないか。

CBの役割がリトリートでゆっくり下がって中盤が戻って来るまで耐える事。裏のスペースを消す意味もあるが大事なのはボールが進むのを遅らせる事。

遅らせる理由は中盤が戻ってブロックを組む時間を稼ぎたいから。しかし中盤はボールホルダーには行くがパスが出た後は速度を緩めている。逆に東京Vのサイドの選手はスプリントして逆サイドを駆け上がってきた。


ジュビロの最悪な点:

オフザボールの質が最悪。自分がボールに関わらない=全力でプレーしない。

真逆の思想を植え付けないと始まらない。

自分が関わっていない=自由に動ける=見方をフォローできる。

という流れにした方がいい。

先を予測する、ということが出来ないからボールがない場所では積極的にプレーしない。

これではいつまで経ってもJ1に行くのは難しいよ。

J1でも定着できない理由の最大の原因はこれだと思う。

「オフザボールの質を改善する。」

これが最大のテーマであるべき。

「繋ぐ」とかまったく筋違い。

2020年9月2日水曜日

5バック化で守備-1

攻撃時3バックなのはいいのだが、問題は守備時の5バック。

5バックにすることで逆サイドに1人余ってしまうので戦力が分散してしまう。

中盤のDHがSBに下がるのはボールサイドだけにして逆サイドはボランチに入る方がいい。

やはりDHとSBの違い、差がある。


ボールサイドを押して上げた方が良いのか、下げて受けた方が良いのか。

上げた場合、逆サイドが中央にくるのと、ボールサイドの守備が手薄になる。サイドチェンジしやすくなってしまう。

下げた場合、逆サイドが中央にくる。ボールサイドは守備が固く、相手もボールを前に運ぶのでサイドチェンジはしにくくなる。


中盤の構成がボックスのまま動かない感じなのはまずい。特に逆サイドが絞ってくれないと意味が全くない。

ボールサイドのCHが飛び出して穴を空けてしまう。

プレスに行くのはOHやDHでCHは待つ。

運用が逆なんだよな。

ボールの場所がボックスの中か外かでも動きが異なる。

中なら左右の4人が中央に集まる。

外ならボールサイド後方にスライドして囲むエリアを深くにする。

ボールサイドの4バック化でスペースも消す。

その分逆サイドの3人が中央にスライドして中央を固めないといけない。

今の運用だと左右分断で連携なし。

ボールのない場所は動かないという悪い習慣がある。

ボールがないからこそポジショニングで守る、という事が出来ていない。

ボールのあるエリアのより近い場所に移動してボールをそのエリアから出さない、という動き。

攻撃時は逆に広がらないといけないのでできるだけ外にポジションを取りたいのはわかるが、守備をおろそかにしているせいで結局セカンドボールも取れずにポゼッションを渡し続けるということになる。


ポゼッションの攻撃サッカーというとやはり川崎や今日の東京Vのような上手さがないと駄目だな。

サイドチェンジも使い方なんだよなぁ。頻繁にやる必要性は何なんだろう…。


CHがちょっと動きすぎな部分が問題点。優先度は動かないが一番。視野の広さと判断力が必要か。

まず壁の役割をしてサイドに誘導、そこで囲んで奪う。

今の場合だとSHが対峙している時にCHが応援に出て行って裏に出されるパターンが多い。大事なのはトライアングルの中に入っている相手を囲んで取ること。

トライアングルの外の相手にプレスに行って大事なスペースを与えるという失態を続けているのが守備の問題点。

スペースの大きさはSHDHが中央に絞れば狭くなる。だから中盤全体がボールサイドに寄るか、中央に向かって囲むかになる。

CHが動くのは囲みが狭くなって相手との距離が近くなった時。


プレスを外されたり、裏に縦パス入れられたりする対策を考えないといけない。

DHがSBに落ちていないのならDHがCHのスペースのカバーに入るのが良いがボールサイドだと無理なので逆のCHDHが中にスライドして中央を守る必要がある。

CHは高い位置を維持した方がいいが、無暗に前に出て裏を取られるのが一番問題。動かないという選択肢は以外と有効。

2020/09/02 東京V戦

 今日は若手が先発、ジュビロ5位、東京V6位の対決なので負けられない。

甲府が既に得点してジュビロ6位、東京V7位の対決になった。

4位まで上がることは可能なのでまずは4位を取って昇格圏外1位をキープしよう。

ジュビロは引き分けが多く勝ち点を逃している試合が多い。複数得点+無失点で勝つチームを作らないと昇格圏に食い込めない。

2-0、2-1で勝つ試合を多く作ることが重要。

照明トラブルで19:30開始が19:45分に変更。

栃木が得点して6位に、ジュビロ7位、東京V8位の対決に。


ジュビロは442の布陣。東京Vは442のダイヤモンド、4312の3ボランチ。

フベロ的には今までやって来た形のポゼッションスタイルでいくみたいだな。

序盤プレスにいくが相手の前線が戻りながら受ける形でかわされて主導権は東京V。

大久保が右サイドに隠れて狙っていたがCKに。

ジュビロはロングボールを前線に入れて中盤で回収して狙いに行ったが不発。

東京Vは右サイドから左裏を狙う動きを何度も見せる。

これは宮崎先発時に狙いを定めていたか?

序盤5分かなりオープンな展開。

大久保にきつめに当たりに行っている。

ジュビロが前からプレスしているがかいくぐられる。

そのままシュート、先制点を奪われる。

これも右サイドに寄せておいてから左サイドに展開して左で決める。

3回目でもう破られている。

今度は東京Vのプレス。

ジュビロは前にボールを出せない。

ジュビロはロングボールを入れてルキアンがGKと競って繋いでからルリーニャが見事得点。

1-1になった。

前半10分でゲームは元通り。

山本の激しいタックルでファール。

左サイドのPA外からFK。

八田がセーブ。

藤川が右サイドを上がるがGKキャッチ。

またも右サイドから左ワイドを使われる。

中盤の奪いどころが定まっていない。その前にDFラインがリトリートしてしまって中盤のプレスバックも効かない。

もう少しCBが耐えて中盤とサンドイッチにして奪わないと簡単にシュートチャンスを与えることになる。

山本のFKをルキアンが拾おうとするがGKに。

ルキアンが左サイドに下がって守備に入っている。相手の狙いを理解して対応しようとしている。

中央でFKを与えてしまった。上手く挟み込んで潰したが山田がカードで次節出場停止。

東京Vの狙いの左サイドの攻めに対応したが残念。

東京Vはジュビロが左に対応したらFKで今度は右を使い始めた。

相手が対応するまでは同じ場所を攻め、対応して来たら逆を攻める、という手法だろう。

対応できなければ同じ所を何度でも攻撃して相手を下がらせればその分チャンスが多くなる。

ジュビロ、ボールを大きく回すがいまいち。

前半20分過ぎ給水。

1点目はルキアン、藤川、ルリーニャの連携。

東京Vにポゼッションを取られて後手になっている。

シュート数でも倍以上、パス数も倍なので完全に東京Vペース。

ジュビロはルキアンを左に入れた4231にシステム変更。

やはり得点された左サイドの攻撃を止める為と思われる。

ボールを回しているが追い込まれてボールを捨てるしかない。

東京Vのプレスが前からきつくDFラインから前に出せない。

左サイドからボールを入れたがルキアンはヒットせず。

お互いに前からプレスに行ってオープンな展開。

中央からボランチ脇を突かれて外からクロスを八田が微妙な位置で危なかった。

ジュビロは541で引いている。

奪ってカウンター…にはならず後ろで回す…で、奪われる…。

ん~…前半30分でこれはまずいだろ…。

541で引きこもって時間潰しと体力温存をする戦術に変更か…。

ジュビロは無理に攻める姿勢を見せない。

ミドルサードまで上がったタイミングでカウンター開始。

ディフェンシブサードでは541で耐えて、相手が引くタイミングで全体でラインを上げつつカウンターできる距離まで行ってからカウンター発動しているな。

3バックにしてるな。541にしてからの反撃なので3バック化。

左サイドでカウンターして38番のミドルシュートは相手に当たってゴールキック。

東京Vは中盤から逆サイドのFWへと放り込んだが合わず。

選手が若いから結構走れるな。

541からのカウンター。

惜しくもルキアンには収まらず。

しかし守備の形は良かった。

フベロはポゼッションが取れないことを考えて541に切り替え。

ルキアンが受けたところにプロフェッショナルファールでカウンターを止めに来た。イエロー。

伊藤が良いカバー。足が速い。

流石に上位陣だけあって東京Vは手強いな。

ルキアンがカウンターから2点目!

2-1

GKが飛び出して来たところでシュート。

2枚マークがいたが間を跳び越してきた。

東京Vが中央での制圧が上手い。

ジュビロは中央でロストしてする。

フベロが早めに541を選択して切り替えたのでどうにかなっている。

前半ロスタイム

ルキアンのファールでFK

左サイドのPA外から。

ルキアンが飛び込んでヘッドで防いで前半終了。


この順位の対決なので重要度が非常に高い。

フベロは現実主義者で即座にシステム変更して守りに入って守備を立て直し。そこからチャンスをみて攻めに出ることにした。

良い判断と判断のスピード。

控え目に言ってルキアン最高だな。


シュート数、枠内シュート数がほぼ同じに。

ジュビロの方がファールが多いのが気になる。

東京Vは右サイドの攻撃が強い。

プレーエリアが自陣の方が低い。東京Vが自陣でボール回してる状態。

東京Vは右の攻撃が半分なので、右を止めればいい。もしくは右の攻撃にかぶせてカウンターをする。

現在4位。

新潟が1-2で負けているため。


後半開始


3バック継続みたい。

541の偽5バックからのカウンター。

ボールのある時は3421っぽい。

541でもサイドが少し上がった感じだな。

1~3位が揃って足踏み。

ここで勝って4位はいい流れ。

ルリーニャと小川が交代。


東京Vは2CBに1ボランチで7人が前線という形。

541に対抗しての策か。

カウンターから左のルキアンに入ったがDFに防がれる。

ルキアンと小川の交代。

藤川と大森の交代。


山本のCKも防がれる。

東京VのCKから同点…。

ん~…。


6位に後退。

勝たないと4位になれない。

ここは必ず勝たないと…。


伊藤のボール精度が低い。

相当疲れているな伊藤…。

この試合だけは勝ちたいなぁ…。

残り25分、1点勝負だから先に入れて勝ちたい。

セットプレーから連続でピンチ。

この流れは危ないぞ…。

またもCK。

東京Vの交代。


得点もできているわけだし決して悪くない。問題はリードを維持できない状態ということ。

残り10分。

東京VのCK。

コースがずれてラッキー。

山本と中野が交代。

舩木と上原が交代。

交代後最初の攻めはいい形で入れた。


ジュビロは囲みに行っているんだが東京Vのボールキープが上手い。

技術力は東京Vの方が上だな。

それでもここで勝たないと。

ここは踏ん張りどころ。

櫻内はもう動けないな。

もう時間がない。

リードしたのにもったいなかったなぁ…。

ロスタイムがどれくらいか。

5バックキープで中盤が押し上げられない。

AT+5

5分で1点入れたい。

中野に期待。

スローインからのチャンス。ここは決めたい。

やはり伊藤の精度が悪い。疲労がピークだろ。

中野のミドルも外れる。

おしい。

残り30秒。

小川がファール取られる…。

ん~…。


中盤中央、CHが前に出てそのスぺースを使われてる。

CHが前に出るのは攻撃のタイミング。

基本は中央の壁として横に動いて欲しいが…。

狭いスペースでも東京Vの選手は上手い。

3人で囲んでも逃れるくらいの技術があった。

あれくらいならポゼッションできるわ。

しかし惜しかった…。


ジュビロは勝てずに6位後退…。



オポジットV(361ワイドボックス)

 オポジットとは「対向する」という意味。

361ワイドボックスの中盤の形はボックスだが、左右に切り分けるとCH

を頂点とした向かい合ったV字である。


__OH______OH__

____CH__CH____

__DH______DH__


左右のV字を一つの繋がりとして扱う。


左右それぞれのV字はボールポジションに応じて独立して動くか連動して動くかを選択できる。

ボールポジションが中央ならば連動して動き、左右にあれば独立して動く。

中央にある場合はOHDHが包囲を狭くしながらCHへと追い込み、ボールを奪う。

左右にある場合には左右のV字=トライアングルで囲んで奪う。


左右が独立して動いた場合の一つの形

______FW______

___________OH_

__OH____CH____

____CH____DH__

_DH_CB_CB_CB__


左サイドを攻められた場合、左のユニットが下がって4バックを形成。右のユニットは中央に寄せて4バックの前にボックスを作る。


攻撃時の変化として

OH____FW______

CH____OH______

____CH___DH___

DH_CB_CB_CB___

左サイドを縦に並んでサイドでボールを繋ぎ、右のユニットがそのまま中央にシフト。

433のように前からプレスしてくる相手に対してDHを下げて4バックを形成して3トップの対策をしながら、中央を3対3でイーブンにしながら、相手の弱点の中盤サイドを利用する為に攻撃サイドに縦に並べた形。

361ワイドボックスでDHをSBのように扱ってしまうと5バックになって3トップに対して枚数が余り中盤の優位性もなく前線が薄くなってしまい1トップが孤立してしまうことになる。

その為に3トップに対して⁺1の4バックにシフトしつつ、逆サイドを捨てて中央で逆サイドへ繋げないように阻止、攻撃サイドで⁺1を作って優位性を作る。


重要なのは左右同型ではなく、非対称で構わないのでボールサイドの守備で⁺1の優位性を作ることと、相手の弱点となるスペースに⁺1のポジションを確保する事。2CBに対して3トップ、3CBに対して4トップと攻撃時に局所的⁺1を作って優位性を確保する事。



352 NBOX 361ワイドボックス ポジションとタスク

 352(基準)

____FW__FW____

WB____OH____WB

____DH__DH____

__CB__CB__CB__


NBOX

____FW__FW____

__WB______WB__

______OH______

___DH____DH___

__CB__CB__CB__


361ワイドボックス

_______FW______

WB__________WB

___OH____OH___

__DH______DH__

__CB__CB__CB__


352を基準としてNBOXと361ワイドボックスを当てはめて比べてみる。

それぞれのポジションのタスク

CB:中央守備

DH:中央守備+サイド守備

OH:中央攻撃+中央守備

WB:サイド攻撃

FW:中央攻撃


352のトップ下、OHが下がることでWBが内側に入り中央でボックスを作るのがNBOX。

さらに2トップから1枚を中央に下ろしたのが361ワイドボックス。


問題点はOHとDHの役割と期待される選手の能力。

NBOXのOHは守備、カバーができてカウンターの起点となるパスが出せる。

DHは高い守備力で攻撃の芽を摘む。

ここで重要なのがDHはSBではないということ。

SBのタスクはサイド攻撃+サイド守備。


ジュビロは442でSHとSBを使っている+通常の361のWBのタスクがSBと同じなので361ワイドボックスのDHにSBタイプを置いている。


NBOXのOHとDHで分かる通り、

OHは「攻撃型ボランチ」

DH「守備型ボランチ」


つまりNBOXは「3ボランチ」、361ワイドボックスは「4ボランチ」ということ。


361ワイドボックスで求められるOHは「ドリブル、ミドルシュート」で中央攻撃が出来る選手。

DHは「広い範囲をカバーできる」選手。


2OHはダブルボランチではない。

むしろ通常のダブルボランチに相当するのは2DHかOH+DHの組み合わせの方。


DHにいる選手はSBのようなサイド攻撃型の選手ではなく、守備特化型の選手が好ましい。

サイド攻撃のタスクはその前のWBに割り振られている。

ジュビロではSBタイプがDHとして入っているのでWBとSBがサイド攻撃に加わり、結果3CBの脇を突かれる失態を犯しやすい。

そもそも3CBは5バックの攻撃形態なので4バックで言えば2CB状態のことを指す。

ジュビロの3バックは守備時3CB、攻撃時に1CBとなるような非常にもろい守備形態。

これを改良する為の361ワイドボックスなのだが、運用の方法論が違っている。



2020年9月1日火曜日

361スラントラインからフィンガー・フォー

 通常の361

_______FW_______

____OH____OH____

WB__DH___DH__WB

__CB___CB___CB___


FWOHWBのスラントラインは3人なので間隔が広いが全体をボールサイドに寄せることで間隔を狭める必要がある。


攻撃時は1番OH、2番DH、3番WB、5番CBのダイヤモンドとして5番のサイドCBからOHへと縦パスを配給し攻撃を開始する。

OHに入ったら、1番FW、2番逆サイドOH、3番OH、4番WBとして前線の攻撃を行う。


守備時はFWOHWBのスラントラインで守備を行うがそのままでは間隔が広すぎるので全体をボールサイドに寄せて間隔を狭める必要がある。


通常の361はその状態自体が強力な守備力と中央攻撃力を持っている。

ただし、サイドを主体とした陣形の攻撃にやや劣勢の陣形ではあるので相性の悪さを解消をするためにはシステムの変形が有効になる。


361は縦に長くサイドにWBのみを置いているのでWBの攻撃参加時の守備に問題が残る。またWBが低い位置をとると相手のSBからのクロスが入ってくる問題がある。サイドからの攻撃に対して3バックが広がり1CB+2SBになると相手SBからのクロスを1CBで受けないといけない。ジュビロも361でサイド攻撃に対して対処できずに失点した形もSBへのプレスが出来ずフリーにしてサイドにサイドCBが引き出されて中央へのクロスで1対1の勝負で決められたことが多い。サイドからの崩しも1CB化した時の中間スペースに侵入されてCBがカバーに出たことでゴール前の守備がなくなり失点するパターンもあった。

攻撃面は中央攻撃が特に有効。守備面ではサイドに問題が残る。

フィンガー・フォーとダイヤモンド

 フィンガー・フォーの陣形

_______1

____3_____2

_4


ダイヤモンドの陣形

_______1

____3_____2

_______4


ダイヤモンドは4番がボールホルダーで攻撃時の陣形として使われる。

中央のスペースには相手のディフェンスが入る。

ボールホルダーの4番に対して縦パスを防ぐ為に対峙した位置を取るためだ。

2番3番は対峙する守備を迂回する位置を取る。


フィンガー・フォーとダイヤモンドの融合

_______1

____3_____2

_4_____5

ダイヤモンドの下の位置を5番として扱う。


フィンガー・フォー+ダイヤモンドの戦術性

1.123、235、345のスモールトライアングルの固定ポジションを活かしたパス交換と突破

2.124、145、のラージトライアングルを利用したミドルパス配給からのシュート

3.1235のダイヤモンドによる突破

4.ロストポジションのスペースを利用したムーブとシュート


5つのポジションに対して4人の移動とパス交換を使った攻撃(人もボールも動く攻撃)

必ず1つのポジションがロスト=空になる。

わざと1つのポジションを空にすることでそのポジションへの移動の可能性、可変性を含めている。


群馬の選手はこのフィンガー・フォー+ダイヤモンドを使った動きでシュート出来ている。

4人が動きながら守備陣を突破してそのままゴールに迫っている。

ジュビロの選手はほぼ走れず固定ポジションのエリアからボールが離れると足が止まる。そもそも走れない。人もボールも動く攻撃は非常に高い攻撃性がある。

ルキアン、ルリーニャのように動ける選手はこの戦術に合っている。