2025年2月5日水曜日

ボトルネック、チョークポイント守備

ボトルネックもチョークポイントも意味は同じ

狭くなっている通路、と同義

要するに守備する時にボールの通る場所、スペースのある場所を限定し、その狭い場所をコントロール、迎撃する、という守備


たとえば4-4-2の場合

____FW__FW____

__SHCH__CHSH__

_SB_CB__CB_SB_

2列目を中央に集中させセンター、ハーフの3レーンを封鎖、サイドレーンのみを空ける

中央は2FWと2列目4枚によって堅く締められているのでスペースがありかつ縦にパスが通るのはワイドに残るサイドレーンのみ

SBはSHの外側のスペースから入ってくる相手だけを担当して迎撃すればよい


3バックー3DH

WB____ST____WB

___DH_DH_DH___

_CB___CB___CB_

3DHとSTで中央を締めてDHの外側だけにスペースを残す、WBが下がって3DHと組んで5レーンを埋めることもできるし、左右CBがDHの外を迎撃で塞ぐこともできる

ST+3DHでセンター、ハーフの3レーンを埋めているので中央に縦パスが通らない

サイド展開してDHの外側を抜けようとすれば狭い場所でWB、DH、CBに囲まれる


パスを繋ぐ地上戦では狭いスペースに誘導させるボトルネック、チョークポイント守備が有利、地上戦で追い込まれるの嫌がる場合は浮いたボールでロングボールを蹴り込むしかなくなる

大事なのはレーンごとにマークするチャレンジ&カバーではなく、いかにラインを保ちながら狭い場所を通させるかにある

3DHという壁=地形を作ることで空いている大外に誘導し、WBとCBで挟み込んで2v1、3v1を作ってサイドの安全な場所で奪い切る

______FW______

WB____ST____WB

_DH___DH___DH_

_CB___CB___CB_

左右のDHが広がってサイドに3枚並べた時、中央が縦に4枚並ぶことでサイドから中央に対してはサイドをかえるパスが通らずバックパスかゴールに向かうパスか浮いたボールでサイドを替えるか、という選択になる、この並びの場合、縦に壁を並べる事でボトルネック、チョークポイントを前後に設定しているということになる、サイドからのボールに対してどの高さでも迎撃できるので大きくバックパスして自陣方向に迂回するか、クロスを上げて攻撃しきるか、浮いたボールでサイドを替えるかの3択となる


守備の安定はボール保持の大前提である

守備が安定すればボール保持が高まり、自分達がゲームをコントロールしやすくなる

ゲームのコントロールとは攻撃のタクトという意味ではない、イーブンなボールを高い確率で持てる守備力がまず安定したゲームの大前提

攻撃のタクトによるコントロールは「その次」に過ぎない

守備軽視は攻撃のスタートには繋がらない

むしろリスタートすらおぼつない事を意味する



TMでの攻撃時陣形

WG____ST____WG

SB__________SB

____DH__DH____

__CB______CB__

ボトルネック、チョークポイントを作れていないので誘導が困難でありかつ2DHが動くとCB間にボールが入りGKは1v1を迫られる

DHが更に攻撃のサポートの為に動くとなると守備はほぼ0状態になる、2DHが動かない状態でも1を保っているようなもの、この状態が続くと失点を減らすことは難しい

縦にも横にもボトルネック、チョークポイントを作ることが出来ていないのでパス回しには向いているが守備には全く向いていない、カウンターに極端に弱くボールをキープし続ける事が前提でありその他のスクランブルに対する対処が非常に限定的でほぼ選択肢がない

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