ポジションと選択肢

ＴＭでのボランチの動きに言及されているようだが

ボランチの守備的選択肢の無さ

という部分が大きい

攻撃時システム

ＷＧ＿＿＿＿ＳＴ＿＿＿＿ＷＧ

ＳＢ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ＳＢ

＿＿＿＿ＤＨ＿＿ＤＨ＿＿＿＿

＿ＣＢ＿＿＿＿＿＿＿＿ＣＢ＿

＿＿＿＿＿＿ＧＫ＿＿＿＿＿＿

ただでさえ４バック→２ＣＢのみの状態でＣＢが攻撃の為に左右に分かれる、ＧＫの目の前には大きなスペースがある

中央はＤＨ２枚がセンターレーンのみをキープし、そこを少しでも迂回されると一気にＧＫの前までボールを通される

攻撃時システム　→　ネガティブトランジッション

この場面での整備がされているわけではないので、どうしてもＤＨの横、裏、を狙われてしまう

ＤＨは動くことが出来ないのでまずプレイの選択肢がない

前に出ても左右にパスを出されると苦しい

そもそもＤＨが動いてしまうとＧＫの目の前、ＣＢ間のスペースにボールが簡単に入るので動くことが出来ない＝選択肢がない

サイドにはすでにＷＧ、ＳＢ、ＣＢの３枚が並んでいるのでサイドに出る必要もないし、中央の壁が無くなるのでＤＨは守備時にサイドに絡めない

チーム全体を守備整備してから攻撃に移るか、攻撃整備してから守備に移るかでやり方は異なるが、守備から構築した方が安定性が高く負けにくい

しかし攻撃メインでいくのでどうしても守備が後手になる

守備整備は今後の課題

チームの戦略としては前から守備することを主眼にしているとするなら、ＳＢは必ず引いてＤＨ脇を一旦埋める

＿ＳＢ＿＿ＤＨ＿＿ＤＨ＿＿ＳＢ＿

リトリートで一旦４人ラインを構築して相手のプレースピードを落とす

これだけでもだいぶ違う、ＷＧが前にいるのでＳＢはそれほど前に出て行かなくても良いので、ＳＢがＤＨとラインを作り、２ＣＢがその裏を掃除する２スイーパー的な感じでネガティブトランジッションをまとめる

中盤に４人ライン形成している間にＣＢを閉じて中央を固める

ＳＢは攻守のバランスを見ながらすぐに戻れる位置取りや中央を向いたリンクマン、配球役をこなすような感じでも良いかも

前方のＷＧへ渡して攻撃、後方のＣＢに渡してサイドチェンジなど、両ワイドでボールを前後に動かしてゲームを作る役

ＷＧが突破タイプでカットインしてインサイドの攻撃する場合、ＳＢはワイドからのクロスを担当する

ＤＨを動かさずにＳＢを下げて４人ラインを作る理由はＤＨが下がってＣＢ間を埋めて最終ラインに４人ラインを作ると中央が空いてしまいミドルシュートを打たれてしまう、マイナスクロスに対しての対応が出来ない

ＳＢが下がってＤＨと４人ラインを作り中盤の底で一旦相手をスピードダウンさせることによりＣＢのポジショニングを直し対応できる選択肢を増やす

何よりＧＫの目の前の空間をＣＢが閉じることで大きなリスクを防ぐことが出来る

ＳＢ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ＳＢ

＿＿＿＿ＤＨ＿＿ＤＨ＿＿＿＿

＿ＣＢ＿＿＿＿＿＿＿＿ＣＢ＿

＿＿＿＿＿＿ＧＫ＿＿＿＿＿＿

この形で期待するのはＤＨの前のスペースで相手がボールを持っている状態からパスを左右に展開した時、ＣＢがインターセプトしてそのままＳＢに縦パス、ＳＢからＷＧへ、と縦に速攻できる可能性がある

しかしＤＨの脇に相手ＳＨがいてＤＨ裏にＦＷがいた場合、ワンタッチでＦＷまでパスが通りＧＫと１対１になりかなり大きなリスクとなる

本来なら

＿＿＿＿ＤＨ＿＿ＤＨ＿＿＿＿

＿ＳＢ＿ＣＢ＿＿ＣＢ＿ＳＢ＿

＿＿＿＿＿＿ＧＫ＿＿＿＿＿＿

この形からＳＢがインターセプトに出てカウンター、という流れになるが攻撃時後のネガティブトランジッションなので状況が異なる

ネガティブトランジッションでＳＢが即守備に戻り４人ラインを形成、ＣＢが中央を締めＧＫ前の空間を封鎖、相手の１次攻撃を遅らせる、相手はアーリークロスを狙うのでＳＢとＷＧのプレスバックも合わせて挟み撃ちを狙い奪い返す

＿ＳＢ＿ＤＨ＿＿ＤＨ＿ＳＢ＿

＿＿＿＿ＣＢ＿＿ＣＢ＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿ＧＫ＿＿＿＿＿＿

更にＳＢが戻り通常の守備形態に移行、２次攻撃に備える

＿＿＿＿ＤＨ＿＿ＤＨ＿＿＿＿

＿ＳＢ＿ＣＢ＿＿ＣＢ＿ＳＢ＿

＿＿＿＿＿＿ＧＫ＿＿＿＿＿＿