ハッチンソン監督態勢でのトレーニングマッチ
人もボールも動く高強度のサッカーなので序盤~中盤で優勢を取りながら得点して勢いが落ちる前にゲームを決めたい戦術
今までのジュビロとは真逆の戦術なので選手が適応できるかどうか
雨と雷で中止になったが、1本目終了間際の失点、2本目序盤失点、雷で中止となった
1本目はセットプレー沼から抜けられず連続でセットプレーからの失点
倍井のカウンターが見られた、倍井はスピードを武器にしながらフェイントを入れつつスピードを落とさずに抜いていくスタイルの様子
後ろから繋ぐ戦術でSBを上げてCBを左右に広げることで3-4-3のようにサイドに3人を縦に並べるようにすることでサイド攻撃サイド連携を強めてサイド突破からチャンスを狙う
CBが広がるのでWボランチが中央に並んだ状態で中央をキープする
サイド2人の4-4-2に対してサイド3人にすることで突破力を高めて攻撃的になっているが、一方でボランチの守備力が厳しいと中央突破されてしまい失点しやすい反撃に弱いスタイルとも言える
清水は4-4-2でも2トップと2センターのボックスが前に出てきたことでWボランチだけの中央を囲み左右に分断、ジュビロにボールを持たせながらも深くまで攻めてきた時に守備で奪ってカウンターで攻めつつセットプレーから得点という感じ
ジュビロは地上戦で優勢を作るスタイルで優勢を取るだけではなく得点して勝負を決める所まで行かないと体力的に消耗が激しいので負ける可能性が高くなる、時間との勝負もある
いままではボール保持しながらもゆっくり攻めることで体力消耗を軽減して長い時間同じ戦力をキープする戦いだった為波の無い安定した勝負をするスタイルだったのでボール保持をしつつも攻撃のスタイルはだいぶ異なる
またロングボールを使わないので全体が前後に動くことと強度の高いCBが広がって強度の低いボランチが中央に入る事で攻撃時は反撃に弱い
攻撃時の並び
WG__________WG
SB__________SB
____DH__DH____
_CB________CB_
中央にスペースがありDHを回避されてしまうとCB間が空き過ぎているのでかなり失点の確率が高い
DHの上を通される、SBCB間に展開されクロスを入れられる、SBCB間でワンタッチでCB間にグラウンダーを入れられる、こういった形からカウンターで失点しやすい構造になっている
DHの外側にボールが入った時点でかなりのスクランブル状態で王手一歩手前、いかにDHの横にボールを入れないかを考えないとかなり厳しい
かなり過激な攻撃システムなので得点できない場合長時間戦えるスタイルではない、サイドに人数をかけている分サイドでは強いが中央が薄いので決定力とカウンターに弱い
かなり効率の悪いギャンブルなスタイルに見える
清水の4-4-2との相性問題もあった
2トップ2センターにWボランチが前後を挟まれて身動きが取れない
CB間に川島が入って擬似3バックを形成しても川島から縦に入れるにはトップ下が降りてこないといけない状態
この辺りをフォーメーションありきなのか、相性で上回る=位置的優位を動的に作るのか、選手には位置的優位を考えた位置取りをして欲しいが監督選手共にフォーメーションの相性の不具合をどうにかする、という感じには見えなかった
数的優位、位置的優位、という部分にはまだまだ目が届いている感じではない、個の質的優位が重視されているが、結局それは1対1での優位性に過ぎない
チーム全体で常に優位性を作れるか、というのは大きな課題なので伸び代が大きい
1か月目なので今後どのように変わるか期待
監督も問題があればその都度修正するだろうしどうなるか
変化する為の痛みは激痛
どうなるかはまだまだわからない
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