2023年12月17日日曜日

トレンド理解とメタ構築

「やりたいサッカー」以前に現在のJ1のトレンドの理解と対応が必要


4-3-3フィジカルベースハイラインプレスの攻撃型

まずフィジカルベースへの対応=フィジカルで負けない

ハイラインプレスに対しての防御策


これらが出来ないとまず土俵に立てない

ここで負けないことがまず重要


それができた後にメタの構築が必要になる

どう崩していくのか、速攻なのか遅攻なのか、ワイドなのか中央なのか

相手の弱点を突く組み立てを徹底していく


やりたいことが出来るか否かはその後の話しに過ぎない

なぜならまず対抗できなければ負け確定で引き分けにすらならない

メタが構築できなければ引き分け以下の得点に終わる

対抗出来てやっと負けない、メタが出来てやっと引き分け以上に持ち込める

結果が全ての戦場でどれだけ生き残れるか、甘えられる部分はどこにもない

計算しつくされたチームが上位を保ち続ける事が出来る

優勝を狙うなら弱い部分を徹底的に穴埋めして潰さないと中位にすらいけない

3トップハイラインプレスへの対抗策、それに耐えられるだけのDFGKが必要

それがわかっていない

DFGKの質と量がないと対抗策すらなく失点し続ける事になる

4-3-3の中盤の強度の強さによる回収に対抗できるか、ハイラインプレスをかいくぐって繋げるのか、もしくはロングボールを入れて前線でキープできるのか、こうした部分を細かく分析、対応していかないと中途半端な繋ぎは潰されて奪われ、中途半端なロングボールも同じように回収される

優勝狙うなら今のJ1上位チームにどう対抗していくのかをしっかりと分析し対応できないといけない

GKDF軽視のジュビロがまたも降格することになるならやはり何が悪いのかを理解していない可能性が高い

J2の2位で昇格、失点数は昇格組で一番悪い、この時点で守備に多くの問題を抱えているのは明白

町田、東京Vが30点台の所、ジュビロは40点台で10点の差がある

J2の他のチームが失点60、70というチームがあるので40点台は少ないと思うだろうが、それが通用しないのがJ1、弱い部分を徹底的に狙って潰しに来る

だからこそ守備の再構築はずっとジュビロにとっての課題点なのだが、ずっと放置か後回しにされて最優先事項として扱われていない

まぁそれが結果に結びついているので来シーズンもそれは同じ

J2では誤魔化せるがJ1では誤魔化すことはできない

2022の最多失点降格はそれを如実に表している

東京Vは失点31で昇格組では一番少なく手堅い、町田もガチガチに守備するチーム、ジュビロだけが「攻撃、攻撃、攻撃」と唱え続けてはすぐ降格し続けるチームに成り下がっている

名波監督時代はその点を割り切って守備重視にして6位の結果を出した

現在のフロント、監督がその辺りを理解しているかどうか…

J1に残り続けなければ移籍市場で厳しい扱いを受ける事が続くだろう、となれば戦略的に問題が続くことになる

J1に残る事を最優先して割り切れるか、勝ちにこだわり続けられるか、そうした判断を続けられるかで結果に結びつくかどうかは変わってくる


2023年11月24日金曜日

中盤3枚x2層、アワーグラスとヘキサグラム

中盤3枚x2層化による守備強化と攻撃バリエーション強化、中盤のスペースの広さと人数を生かした可変と多彩な攻撃による得点力アップ


アワーグラスは砂時計

 ヘキサグラムは六芒星、三角と逆三角が合わさった形


中盤3枚x2層にすることで攻守のバリエーションを高める


中盤3枚x2層で中盤に両サイド2枚を置けるが、アウトサイドとインサイド(ハーフ)の段違いの配置にすることで5レーンを埋めつつ相互のカバー+中締めを実現する


中盤3枚x2層の配置を仮に

_WB___FW___WB_

__DH__DH__DH__

とする

FWは2トップのシャドー、両WBはアウトサイドの攻撃メイン、左右DHはWBの背後のサイドの守備と中央の守備の両方を見る


アワーグラス(砂時計)

初期位置の状態で中盤を大きく使うスタイル、ここからWBが中に下りたり、DHが中に持ち上がったりと中間スペースを利用しながら人もボールも動かしていく

相手の中盤が1ラインの場合、前後に挟んで幅と深さを利用して揺さぶりながらパスを通す

_WB___FW___WB_

____↗____↖____

__DH__DH__DH__


_WB___FW___WB_

____↖____↗____

__DH__DH__DH__



ヘキサグラムは三角=速攻と逆三角=遅攻の組み合わせ


速攻トライアングル、DHからのアーリークロスをトップに入れる、シャドーの2次攻撃も狙う

WBをインサイドに引かせてセカンドボールを取りに行く

_↘____FW____↙_

___WB____WB___

DH____DH____DH



遅攻リバーストライアングル、中央のDHから両WBへのサイド展開からサイド深くを攻撃する、DHをインサイドに上げた攻撃、中を締めて中央を使わせない+中央へ攻撃を集中する

WB____FW____WB

___DH____DH___

_↗____DH____↖_


WBがサイドを上下動するよりは走行距離が短くなりスタミナの温存になる
攻撃時にWBがハーフからアウトサイドに斜めに展開するのでマークが捉えにくくなる
WBに釣られてサイドにマークを釣りだすことができたらアウトサイドのDHがインサイドに斜めに入って中央攻撃に行くことができる、これはDHがSB的にサイド守備から斜めに中央へカットインして中央攻撃にいく形と同じ



オプションの動き、ハーフに入り込みながらボールホルダーの左DHに中のスペースを空ける、サイドチェンジも可能だしボールサイドを攻めることも可能、DHのローテーション、逆方向もあり

_WB___FW___WB_

___DH____DH___

__DH→_↖_____↖_


前後ローテーション

WBとDHの前後をレーン違いで入れ替えることでマークを散らしボールホルダーをフリーにさせる、2023最終戦の松原とドゥドゥの入れ替わりからの松原クロス、松本ヘディングのシーンのような使い方

__DH__FW___DH_

_↓_↑_______↓_↑_

WB____DH__WB__





ワンサイドカット後の中盤ゾーンプレス(N-BOX形成)

DHがチャレンジ、スライドするパターン

スペースが出来やすいが強度は高い、逆サイドWBへのサイドチェンジによるオープンサイド攻撃に行きやすい、ボールサイドの深い位置への攻撃も可能

_WB___FW___WB_

___DH_________

__DH_↖DH__←___


シャドーがプレスバックするパターン

相手がサイドチェンジを多用する攻撃の場合、対策として3DHをそのままにして逆サイドDHがサイドチェンジをインターセプトを狙うカウンター型

_WB__↙WB__←___

___FW_________

__DH__DH__DH__



3-4-2-1オプション

守備時に逆サイドのWBが下がって4枚を作って逆サイドへの展開を防ぐ

_↓___→_FW___WB

WB__DH__DH__DH

ロールモデルとしての服部

黄金期を支えたキャプテン、服部がどう機能していたのかを考えてみる

服部はN-BOXの左下担当でサイド守備、サイドチェンジという攻守の要だった

N-BOXの中盤だけ切り抜いてみると

__WB______WB__

______CH______

__DH______DH__

となるわけだが、ポジションとしての表記ではなくタスクの表記にするとまた変わる

__IH______IH__

______CH______

__SB______DH__

WBはサイドアタックをするサイドの選手ではなくインサイドのOHという役割
名波はCHだが場面によってはDHになる
福西はサイドの守備に出ないアンカー的なタスクで中央に居座る
その分RCBの秀人がサイドの守備担当だった
服部はサイド守備の担当+サイドチェンジによるオープンサイドへのボール展開という攻撃的な部分も担当、名波だけではなく服部もレジスタ的な機能を果たしていた

こうやってみると服部のポリバレントさの素晴らしさがわかる
中盤の要のボランチをしながらサイド守備にサイドチェンジと一人で何役もこなしている

なぜこの服部をロールモデルとして評価するのか、という点だが、これはジュビロの弱点となっている攻撃時のリスク管理、ネガティブトランジッションにおける守備形式の部分において実は最適解は服部のロールだったのではないか、ということ

N-BOXの右半分がわかりやすいのだが、福西は中央にいてサイドは秀人の担当、そしてこれは名波監督時の3-4-2-1でも似たような形式の守備が使われた
つまりボランチは動かずにLCB、RCBのサイド守備での対応だった
しかしこれは2018年の失点の多さにもつながっていた

もし服部タイプのロールだったらどうなのか
WBが高い位置で攻撃ができ、CBは中央を維持できる、この中間をボランチがWBの背後、CBの脇をケアすることでCBがステイして中央を堅く守ることができる
しかし問題点としてはボランチがサイドに出てしまうことでバイタルが空くという点になる
ここは名波が下がってきたように3ボランチ式で3枚のうち左右がサイド、WBの背後、CBの脇をカバーし、残りの2枚が中央を守る形が良いと考えられる

この位置取りは前にも書いたが守備面だけでなく攻撃面でもCBとWBをつなぐ位置なので攻撃的に重要な位置取りになる、サイドの深い位置なのでスペースがありボールの逃がしどころになり、ここからサイドの縦展開、サイドチェンジの横展開、斜めに入れる中央攻撃、斜めドリブルで中央攻撃、と攻守における重要基点になる

しかし4-3-2-1や攻撃時の3-4-2-1ではこのSBに当たる位置に人がいない
本来なら4バックのSBがその位置を取りながら攻守に支える役割をするがジュビロの場合はどうしてもこの位置が空きがちになる
多分これは攻守におけるドクトリンの違いなので仕方がないのかもしれないが、どのシステム的にもこの位置を守ることの重要性は高い
この位置がそもそもハーフレーンでポケットの前に位置している為である

3バックで人がやや余りがちだと思うならCBの方を1列上げることで中央を埋めてもよい
つまり攻撃時にボランチが左右SB役をしてCBがアンカーに上がる4バック+1の形に可変するというもの
少し前の流行りは4バックを3バックにしてボランチ1枚が下りてくる4バックを3バックにする形だが、逆に守備時に3バック/5バック、攻撃時4バック/2バックの形を作るという点が異なる
これは相手のFWの数にもよるがどちらが良いか悪いかの問題ではない

3バック/5バックでも4バック/2バックでも構造的には似ているもので、WB/SBが攻撃に出た時に3CB/2CBの脇をどう守るか、に過ぎない
よって3バックと4バックの優位性の問題ではなく、相手FWの枚数と相性、攻撃時のリスク管理の問題になる

ジュビロの場合、4バックのSBは攻撃に出ていくので2CBの脇の問題は大きい、Wボランチではその前のスペースを埋めるだけで脇は守れない、ポジション的に中を締める役として機能させた場合、CBがSB的にサイド守備に出ていくことになり実際リカルドはCBだがSBの松原の背後、槙人の前などほぼスイーパー的なタスクで走り回っている
こうなると問題点は中央にいるCBが引き出されてしまうので中央の枚数が足りなくなり壁としての役割ができなくなる、点となってしまうCBでは守備範囲の狭い三浦にとってはかなりつらい状況になる

ジュビロの状態をみるとボランチの足が非常に遅くCBの方がスイーパー的な役割をしている
かといってボランチがストッパー役をこなせているかというと身長も高いわけでもなく、強度があるわけでもなく、足も速くないので前から相手を制限してくれるわけでもない、という「不動」の中盤問題がある

この問題点としては中盤中央を制圧することは戦略上非常に重要なのだが、これはボールを刈り取れる、ボールを展開できる、という局面を維持できてこそ、中盤中央でボールを刈り取れないことが多く、その抜けた先にCBが突っ込んでいってファールもらうという場面が多い

ジュビロのボランチは能力的に高いわけではない、それだけにある程度中央に人数が必要となるがそれでも刈り取りできないのでカウンターを止められない場面が何度もある

足の遅さというのは非常に重大な難点で、CBがSBの背後をケアするという戦術上、中央が薄くなるためボランチはプレスバック、スプリントでCBの空けた穴を即座にふさがないといけない、しかし鈍足ボランチしかいないジュビロではそれができない

カウンターからの失点の多さは遅攻による全体の押し上げによって敵陣に入り込むがボールをキープできずに中盤中央が刈り取れない、そこから両SBが抜けている穴にCBがスライドして中央には誰もいない、そこを塞ぐべきボランチがスプリントで下がってこれない、というネガティブトランジッション時の対応策の低さに表れている

という状況なのでジュビロのボランチには服部をロールモデルとしたタイプを置くべきと考える

服部のようなタイプは多くはないかもしれないが、高性能な守備職人タイプではある
正確なサイドチェンジができればなお良し

基本はボランチ、守備的SBの兼任ができるタイプを置きたい

ボランチという役割はそもそもが「守備的MF」というタスク名のことであり、低い位置のMFというポジション名ではない、よって遠藤、針谷などのレジスタはボランチではない
上原のようなBoxtoBoxのタイプはCHとした方が良い

中盤が中ばかりを締めるというタスクだけではなく、3枚いることで幅をカバーしてSB的役割を兼任することでCBをステイさせることができ、結果的にそれがゴールを防ぐことにつながる

ジュビロはどのポジションでも攻撃的に使える選手を置きがちで守備への意識が正直かなり薄い、それが失点の多さを抑えられない理由でもあるし、ボランチとCBのロールが適正ではないのでちぐはぐさが修正されない

中盤中央をトライアングルにしても相手はセンターでなくハーフを狙ってくるのでハーフを埋めないと結果的には攻撃を止められない

中盤を3枚x2層にする利点は三角、逆三角の両方のスタイルを使用できる点、三角は低いサイドからアーリークロスを入れられる点、逆三角は中央から高いサイドに展開できる点、前者は速攻に使えるし、後者は遅攻に使える、つまりどちらの形の攻撃でも利用できるので3枚x2層の形が良い、特にジュビロは後者の中央からのサイド展開、高いサイドを攻撃して深い位置まで入り込んで崩す形が得意なので逆三角を採用しがちになるが守備面ではサイドが高いためにCBの脇が弱い、だからこそ中盤3枚x2層にすることで低い位置にも配置することで守備面での弱点を補強しつつ、速攻という攻撃力も同時に手に入れることができる

2017年もカウンターだけでなくポゼッション時に擬似カウンターができていたし、2023年も似たようにポゼッションとカウンターの両方を使えた結果多くの選手が得点に絡むことができた、どこからでも得点ができるスタイルというのは簡単ではなく、むしろジュビロだからこそなのだと思う

藤田SDが現役の時にはどこからともなく現れて得点する本当にシャドー的な立ち位置のアタッカーだったが、その鋭い攻撃でMFとして初めて100得点した選手でもある、技術もセンスも一級品だった、しかし守備面では小柄な為に強度もなく苦労したが、そうした部分を支えたのがその後ろにいた服部、だからこそ服部の凄さとそのロールが活きた形のN-BOXが黄金期の入り口だった

ボランチの枚数、位置取り、役割をもうちょっと考慮できると守備面の弱さは解消できると思う、そもそもジュビロは攻撃的なチームなので、多少守備的な布陣になっても結局は超攻撃的な運用になっていくので守備的に引っ張られることはないと思う、むしろ守備面の弱さを解消することで全体が安定してボールを保持できるようになり、より攻撃的局面が多くなり得点が伸びると考える

2023年11月23日木曜日

名波監督は何をしようとしていたのか

名波監督は2017に3-4-2-1で6位を勝ち取ったわけだが、その前年は4-2-3-1と3-4-2-1の両方を使って4バックと3バックの両方を試していた

その上で3-4-2-1を採用して2017年は6位をマーク

2018年は3-4-2-1から3-1-5-1にした時にうまくいかなかった

3-5-1-1と表記される場合もあるが実際の状態は3-1-5-1が多い

4-2-3-1で問題なのは前後分断、ボランチ脇、CB脇でこれは中央をボックスで守る+SBの攻撃とのミスマッチからくるものだと考えられる

2CB+Wボランチのボックスによる守備はセンターを固く守るがサイドに対しての守備が弱くSBの裏を突破されるとCBの裏まで一気に突かれる為にサイド攻撃に対しての弱さがある

4バックはバランスの良さが一つあるが、3バック/5バックに比べると攻守に特徴がないのが特徴、どちらも4人が上手に動く必要があり4人で機能するのが4バックといったところ

3バックの場合はWB/SBが必要でこれは4バックと同じこと、3CBの脇が弱くなるため、しかし3CBと人数がいるので1枚がサイドに出ても2枚が中央を守ることができるので2CBよりはサイドの突破に対しても少しは耐性がある、3枚いることで中央をシャットアウトできることと、3枚でとれる幅が2枚より広いのでより早くサイドへの対応をしやすい

3バックの方がWB/SBが攻撃に出やすく、CBの1枚プラスでサイドへの対応がしやすい、という部分があるので4バックより攻撃的な3バック/5バックを選択したかもしれない

守備面では5バックになれるので幅に対する対処ができ4枚のスライドによる疲弊も少なく長期のリーグ戦においては毎試合の体力の温存は結構大事、ここは戦略的な部分

3-4-2-1ではWBがすぐ前にいるので5バック形成が用意である

そこから考えると3-1-5-1へのシフトは余りにも大胆過ぎたのかもしれない

まず3バックであることは問題ないが、3バック/5バックシステムではない点、WBが3CBの脇を守らず前に置かれているので5バックへのシフトができない、縦のギャップがあるのでそこを突かれるのは4-2-3-1と同じことになる、つまり3バックの前の1ボランチの脇を守れていない

これは以前3-1-4-2でチョン・ウヨンがワンボランチをした時があったが、その時もウヨンが3バックの前のスペースを埋めることはできなかった

名波監督は1ボランチに宮崎を起用したが、これは宮崎のポジショニングの良さを生かした配置ということだった、しかし実際にはドリブルで突っ込んでくる相手に対してこれを止められなかった

名波監督としてはボールを握った状態を基本として考えていたと思う、だからロストした後に前線にボールが入るタイミングで宮崎が先に読んでスペースを潰しておくことを期待したのだと思う、あとは1列前の2CHの上原と田口をバランサーと呼んで釣瓶の動きをさせたいようだった、これは1人が攻撃に出た時にもう一人は下がって後ろの枚数を減らさないようにしたかったのかもしれない、これは宮崎の1ボランチだけでなく、Wボランチの形を作りたかったのかもしれない

3-5-1-1で使われたのは2018年7月18日の対鹿島戦で3-3の打ち合いで引き分け、鹿島は4-4-1-1の守備から速攻へとつなげる布陣

攻撃力は高いが守備面での問題点がみえる、4-4ブロックに対して両サイドの幅を使えるのでサイドチェンジが有効かつ2トップが縦に並んでいるのでサイドからのアーリークロスは有効だろう

2018年の陣形をみると複数の陣形を使用して模索している感じがある、何か打開策を探していたのだと思うが3-5-2に落ち着いた感じもあるがそこでもうまくいっていない

5つのフォーメーションをしようしているが半分は3-4-2-1、しかし失点が上回る


https://www.football-lab.jp/iwat/formation/?year=2018

このサイトのデータ的には3-1-5-1や3-5-1-1での記載はない

得点数、失点数から考えると3-3-2-2表記がそうだとすると、1勝3分け得点7失点6ということになる、この数字自体は悪くない

表記的には2トップ、2OH、CH、WB、CB、LSB、RSBの3-3-2-2なのだと思う

______川又______

______松浦______

___上原____田口___

小川____宮崎____桜内

__新里__大井__高橋__


この3-1-5-1、3-5-1-1は夏のタイミングだったがその後に大量失点の試合が何試合かあった

2月25日 川崎戦 0-3(開幕戦)


7月18日 鹿島戦 3-3


8月15日 浦和戦 0-4

9月1日 名古屋戦 1-6

10月7日 清水戦 1-5


多分、名波監督としては攻撃力を上げたかったが守備とのバランスが上手く取れず打開策には向かないと思ったのかもしれない

しかしフォーメーションはどの選手を置くかや運用の仕方で全く異なるもの、もう少し時間とアイデアがあれば変わっていたのではないかとも感じる


開幕戦の3失点から前半戦は守備とのバランスを取っていたが戦績はほどほど、そこでより攻撃力の高いスタイルを目指しての3-1-5-1、3-5-1-1導入だったのではないかと思うわけだが、その後バランスを失ってコントロールできない状態になって言った感じがある


2017年の6位を取れたのは3-4-2-1でもカウンター主体にした戦術だった為、首脳陣としてはより攻撃的なスタイルで上位チームに対抗するという考えはあったはず

しかし初戦で川崎に3失点完封負け、どうしても守備的にならざるを得なかった

この年の最終順位を見ると、川崎1位、鹿島3位、ジュビロ16位となった

自分としてはこの名波監督がトライした3-1-5-1、3-5-1-1で鹿島に3-3引き分けという結果は悪くなかったと思う

宮崎の1ボランチや2CHの釣瓶などの部分をもう少しアレンジすればむしろもっと結果を出せたのではないかと思う

問題点なのはやはりWBを高い位置に置きたいという部分に対して3CBとの縦のギャップが埋まらない問題

名波監督としては「中締め」という中盤中央を制圧する守備をメインに考えていた為に中央に2CHと1ボランチの3枚を置いて縦の2トップでシャドーを頂点にしたダイヤモンドを中央に作ることで中央を固めつつ攻撃的に行きたかったのだと思う

多分これは間違っていないと思う

ちなみに当時のメンバーは

______川又______

______松浦______

小川_上原_宮崎_田口_桜内

__新里__大井__高橋__

______カミ______

という構成


両サイドに突破とクロスが得意な選手、トップは裏狙い、単騎で突っ込める川又、シャドーにPA内で強い松浦、攻撃陣はそこそこ機能しやすいと思う

新里も良いDFだし高橋もロングフィードの上手さもあり後ろからの組み立て、攻撃では機能していた、大井もロングフィードが上手いしセットプレーでは強かった

やはり3センターの問題は出てきてしまう

3センターの問題は中央だけを守備すればよいわけではない

WBの両サイドが攻撃に出た時に3CBの左右がサイドを見る場合、どうしても縦のギャップができるので対応しにくくなる

WBとCBとの距離が離れるほどそのスペースが使われてしまう

これは4-2-3-1ではSHとSBの関係と同じ

だからCBの脇をボランチ、CHがケアする形を取るのが無難

これはポゼッション時のパスでも同じでWBが高い位置を取る時CBから長い距離を作りすぎるとインターセプトされやすくなる、そこでボランチ、CHが中間に入ってつなぐことで縦のギャップを埋める作用をする

守備する時は横方向に並ぶ形でグラウンダーのパスを防ぎやすいが攻撃時は横から縦に可変するのでその縦のギャップを埋める必要がある

3CBを幅を守る為に広げて中盤が中を守る形を取った場合、サイドからの崩しに対して結構弱い

WBの裏にスペースが多くCBが出てくるとCBの枚数が少なくなり中央で守れなくなる

これは3-4-2-1でも同じでこの年のジュビロはこのCBがサイドに出ている守備を変えられずに失点が多くなった印象がある

なので問題点はやはりボランチの枚数や位置取りになる

Wボランチでは中央だけしか守れずサイド突破に弱い、3CBの前に3枚並ぶ必要があるしサイドへの対応はより前側から行っていくのが良く、WB、ボランチ、CBの順で対応するべき

つまりは左右とセンターに対して3人ずつを並べて縦のギャップを作らないことが大事

守備の基本は密度であって、密度が薄い=スペースがある=スペースを突かれるということ

なので基本は3枚横並び+前の3枚の左右が下がることで5枚を作る、というのを基本にすると中央に3枚並びで厚い守備を作ることができ、左右には前から斜め後ろに下がることで中央から外に誘導して中を守る形を作る

ボランチに走れない選手が多いもの問題点、状況判断して早めに動くという方法論はあるがそれはサイドチェンジをさせない戦術と一緒でないと意味がない、ボールサイドに即チャレンジし、その後ろの選手がカバーする体制を維持しないとチャレンジに行かない=制度のあるボールを自由に蹴られる=サイドチェンジ、アーリークロスが簡単に通ってしまう、ということにつながる

なので特に左右に並ぶ選手はできる限り走れる選手を並べる必要がある

______FW______

__WB__OH__WB__

__DH__CH__DH__

__CB__CB__CB__

この場合、2枚のDHは走れる選手の方が良い


かなり守備的な構成ならSBタイプとDHタイプの混成

______FW______

__WB__OH__WB__

__SB__DH__SB__

__CB__CB__CB__


SBを偽SB=ボランチ化してWBの背後の守備をする

WBが幅を取って攻撃する場合、インナーラップで前線に攻撃に出ることもできる

中盤はスペースができやすいのでポジションチェンジもしやすい、それを利用して中と外の入れ替え、前後の入れ替え、サイドの入れ替えなどのローテーションができると戦術的な幅で広がる

WBとSBがアウトサイドとインサイドに配置し、互いに入れ替わることでマークを外してボールを受けるなどということもできる

松本のようなポリバレントな選手はこうした動きができるので重宝する

単純にフォーメーションにおけるポジションの入れ替えが機能する、ということではなく、流動的なポジションチェンジにおいて機能するという部分が重要


ボランチが左右に開いてサイドでプレーできるというのは結構大事でCBを中央で機能させることができる上にWBの背後を守ることができる、そして何よりパスの出しどころ、安全な受けどころとして機能するという点、WBがSH的な立ち位置、ボランチがSB的立ち位置になることで攻撃の基点として機能する、単純に中央にいるだけのアンカー的な役割ならむしろCBに任せる方が良く、パスの出し手受け手として機能するならサイドに出て相手のプレッシャーの薄い場所で正確なボールを蹴った方が機能する

ジュビロはボランチにプレースキッカーの部分とアンカーの部分とを混ぜて認識しているが実際のタスク的にはそれらを切り分けて機能させるような感じが余り見られない、結局地蔵パサーが量産されてしまいサイドのスペースから正確なボールを供給するということがなくむしろ攻撃が機能しなくなる、強度の無いパサーを中央に置くことで攻撃も守備も停滞してきたのでもうちょっとその辺りの考え方を改善した方が良い

レジスタとして考えているのだとしたらWボランチでは機能せず3枚編成でないと守備が薄くなりすぎる上に中盤の制圧力はそれほど高くならない



3-3-2-2表記、WBが低い位置で守備する3バック/5バックの形式、ロングカウンター向き

両WBを攻撃参加させてしまうと守備が厳しくなる

______FW______

______OH______

____CH__CH____

WB____DH____WB

__CB__CB__CB__


名波監督が攻撃時に想定していたと思われる状態、両WBを上げて幅を生かしたサイド攻撃、CHのうち1枚が上がって3-2-4-1を作る状態も

______FW______

WB____OH____WB

____CH__CH____

______DH______

__CB__CB__CB__





名波監督がやったわけではないが、守備面も考慮した場合の仮想の想定

3-5-2/3-5-1-1、WBを攻撃的にして3ボランチが縦横のギャップをカバーする

中盤でレーンを埋めて反撃するショートカウンター向き、中央で受けた場合はWBの中締め、OHのプレスバックで中盤の囲みこみ、ゾーンプレスで奪う

______FW______

______OH______

WB__________WB

__DH__DH__DH__

__CB__CB__CB__


名波監督は3-3-2-2の形からWBを上げてCHの片方の下げでバランスを取ろうと思っていたようだが予想以上に守備が機能しなかった

両WBを上げる代わりにセンターをしっかり下げた3-5-1-1の形が攻撃と守備のバランスが取れているのではないかと思う


______FW______

___OH____WB___

WB____DH______

__DH______DH__

__CB__CB__CB__

ボールサイドにOHと逆WBをシフトさせた3-4-2-1状態、2トップから3トップにすることでニアのハーフレーンとファーのハーフレーンを抑えて決定力を上げる、中央のDHが攻撃参加することで中央ミドルも狙う


______FW______

______OH______

WB____WB______

___DH_________

DH____DH______

__CB__CB__CB__

ワンサイドカットしてからのN-BOX形成、3-5-1-1からワンサイドに追い込んでから逆サイドを放棄して中盤をN-BOXにして厚みを生かして奪い取るゾーンプレス


3-5-1-1は縦陣形と横陣形のハイブリッドなのでどちらの要素も入っている、縦陣形は中央攻撃の速攻向き、横陣形は守備面の安定性と幅を使った攻撃、しかし1ラインしか作れないのでラインを越えられると弱くなってしまう、その為にラインを越えられないように前からチャレンジしていく機動性と運動量が必要になる、縦横に区切られるので相手の戦力は分断されるので嵌ればかなり効果があるはず、網のかけ方、罠のはめ方をしっかりすれば堅い守備力と高い攻撃力の両方を生かせる可能性はある

中盤に人数をかけているのでサイドへのカバーが広く取れることと厚みのある状態とを切り替えられる点が強み

初期状態はパーとグーの状態でサイドに追い込んだ時だけグーを出す、というスタイル

初期状態のままではやや弱さがあるので適切な可変によって強みを出すことが重要

しかし選手の質が良ければ初期状態でもしっかり結果は出せるはず

可変した方がよりオプションが増えて相手への対応の幅が増えるので攻撃の幅、深さがでてくる、いわゆる「厚い」攻撃が可能になる

WBを高い位置に置くのはWB得意のサイドの深い位置まで攻撃する遅攻を生かせるため、WBの初期位置が高いので、そこからトップへのアーリークロスを狙うのが1.5次攻撃としてあるが、そこからトップ下、OHのミドルの2次攻撃、ハーフレーン侵入のつなぎからWBがオーバーラップしてコーナーへの侵入となるとハーフのOHがサイドの崩しをつなぐいつものジュビロのサイド攻撃の形になる

しかしこれをやるにはWBとCB間を埋める必要があり、それはセンターを固める形を取ると無理なのでセンター3枚をラインに配置することで幅をカバーしてWBとCB間の縦と横のギャップを埋める

DHがWBCB間を埋めることでポゼッション時におけるボールのつなぎ、逃がしも上手くいくし、守備時のWBの背後、CBの脇、の両方を埋めることができる


多分名波監督は結構いいところまで模索していたのだと思う、ただそれが出るまでに至らなかったのと、「攻撃のジュビロ」という呪縛もあったのだと思う、本当にもう少し時間があればどうにかなったかもしれない


横内監督は4-2-3-1でどうにか昇格を決めたが、やはりフォーメーションとしての弱点に関して埋め切れていないのとSBの負荷が大きすぎて2024でのSBがどうなるかも少し不明な部分がやはり厳しい点ではある、名波監督は4-2-3-1も3-4-2-1も使って3-4-2-1にしたのでそれは結果としてジュビロはそちらが向いていたということではある

やりたいサッカーと勝てるサッカーは違う、強いジュビロ復活には勝てるサッカーをベースにしつつ、やりたい部分を追加できるかどうかだろう、やりたいサッカーが強いとは限らない、何故ならトレンドは常に変化する、だからやりたいことをやった結果が2022のJ1最多失点でJ2降格という結果だったことを忘れてはならない


2023年11月22日水曜日

3-5-2ベース可変

やはりジュビロは3-5-2をベースに考えた方が向いていると思う

と言っても完全な3-5-2のポジション固定ではなく局面に応じた可変が重要

重要なのは中盤の人数とスタミナ、それと2トップのシャドーのポジショニング

2トップは1トップ1シャドーの縦のツートップ

2トップの縦並びはCB間、ボランチ間に壁を作ることができるので相手がポゼッションしている場面ではサイドチェンジを防ぎGKまで戻さないとならない

1トップで前に孤立させるとこれは点として存在するだけなので機能しない

2トップを横並びにすると中央へのボールに対して壁を作ることはできるがポゼッションに対しての有効打ではない

2トップを避けてボールをつなごうとするには、GKへのバックパス、2トップの壁を超える高いパスを狙わなければならない、するとGKへのバックパスはゴール方向に向かうパスなのでトップがチェイスすることでオウンゴールを狙ったりインターセプトからの得点が狙える、2トップを超えるパスの場合は滞空時間が長くなるのでWBが飛び出してインターセプトしてカウンターに転じることができる

たとえ2トップの背後、WB間の中央にボールを入れたとしても3枚の中盤が中央で待ち構えているのでWBの中央への締め、シャドーのプレスバックにより挟み撃ちして高い位置で奪うことができる、2トップを縦にしていることでシャドーのプレスバックが中盤との連携で機能する

2トップの縦並びにするとポゼッションに対して中央に楔を打ち込むことができるので左右の分断に成功する

相手の戦力を左右に分断できるのは守備面での重要度が高い

同時にフォーメーションの可変によってワンサイドに寄せることで攻守にストロングを形成できる

これはN-BOXの中央を占めて/締めてサイドに寄せる形と同じ

中盤5枚がレーン制圧しつつ、2トップが分断することで5枚がサイドにシフトし横並びから立体的な厚い中盤に可変することができる

これが2トップの横並びだと両サイドを広く使われるので厚い中盤を形成できず横並びの状態のままを維持しなければならない

中盤5枚は両サイドのWBと3枚のCHもしくはDHの混成

WBが前に位置し、CH、DHがやや後方3CBの前に配置される

中央3枚はCH1枚、DH2枚の守備的構成、CH2枚、DH1枚の攻撃的構成、CH1枚、DH1枚、プレースキッカー1枚の複合構成というのもあり

この辺りは相手の陣形や戦術との相性もあるのでどの形がベストということはない

ただWBが前で攻撃的に機能することをメインにしているので3枚の左右はハーフレーンの制圧だけでなくアウトサイドのレーンへの対処などをしなければならない

これがボランチ2枚のみだと中央制圧だけのタスクしかできず幅を使ってくる相手に対しての対処ができないので3CBが幅の対処をすることになるので中央が薄くなりがち

3CBを中央で守らせるためには3枚の中盤の底が左右の幅も対処する必要があるので足の遅いボランチを並べるのではなく、守備的SBとしても機能できるタイプを左右に置いておくと良い

これはWBを幅を使った攻撃で使う場合にインナーラップによる攻撃参加のオプションとしても使用できる

初期位置としては3CBの前に3枚が並んで中央に2つのボックスを作ることで中央とハーフレーンを制圧し、バイタルエリアをCBと囲んだゾーンプレスディフェンスで守ることができる

5枚のレーン制圧でショートパスのコースをなくし崩しに対して高い耐性を持たせつつ、2トップの機能でワンサイドに抑え込み、可変して中盤をN-BOX化することでサイドへのゾーンプレスを高めることで中盤でのボール奪取力を高めることができる

WBを下げた5バックはゾーン1に押し込まれたときの対処方法としてはあり得るがゾーン2の位置ではラインが揃いにくくオフサイドを取れなくなるのでゾーン2では中盤5枚並びにしておいた方が高い位置にラインができて縦に入れにくくなる

相手はポゼッションしていてもショートパスでの打開はできない

ロングボールを入れても3CBと3枚の中盤の底に囲まれるかサイドの狭いエリアに閉じ込められるので自由に動けるスペースはほぼない


攻撃時はシャドーがハーフレーンへと入ってWBとCFとをつなぐ位置をとり、逆サイドのWBもハーフレーンに入って3トップの形を作る

幅を使いたい場合はCHやDHが上がってきてハーフレーンに入る形を取ればよい

WBがハーフレーンに入ることで中央の攻撃力が高くなり決定機を作りやすくなる

また中央3枚のうち1枚か2枚かCBの1枚が攻撃参加することでさらに厚い攻撃を生み出せる

ポゼッション時はCBから中盤5枚が各レーンにいるのでワイドに攻撃が可能

相手が4人ラインならばシフトが間に合わないのでサイドを崩すことができる

サイドを崩せると相手のSBが釣りだされるのでCB脇が空きシャドーがハーフレーンに入って中でつなぐことができる

WBが中盤サイドの位置をキープできるのでハーフレーンのシャドーにつないでもよいし、アーリークロスをCFに上げてもよい、ここの攻撃で決まらなくても遅攻に移行した場合、WBがサイド深くを攻撃し、3枚の中盤が広がってその背後に並び、シャドーが中間ポジションを取る形でいつものサイドからの崩しで攻められるし中盤3枚が左右と中央にサポートに入るので左右でのボールキープや中央でのミドルなどポゼッション遅攻に向いた攻撃を保つことができる

3バックは必ずサイドをケアしないといけないのでWBが引いているか、WBが出ているときに中盤3枚が幅を取って3CBの脇の前に蓋をすることが大事、その為に3枚を置いている

WBがSH的、中盤3枚の左右がSB的な役割をするのでそういう選手の配置でも良いし、WBは守備的な部分を免除してより攻撃的でハーフレーンでも攻撃的に行きたいというならWBには松原や雄斗のような強さや高さのあるタイプを置いて外でも中でも戦える配置に置くと良い

4-2-3-1だとSBの上下動のスタミナ問題や前後分断時のサイドの守備問題、SBの攻撃時のサイドの守備問題など初期状態のバランスは良いが可変した後のバランスが悪すぎる部分があるのでその辺りを是正したい

攻撃的に行くのは問題ないがそれにより守備が薄くなったり失点が増えるなどというのは避けたい

その為にも幅への対処と深さへの対処の両方を考慮しつつ、どちらにも対応させながら強みも失わない方法を模索するのは大事なことだと思う

3-6-1の時の中盤の厚みも持ちながらWBを下がった位置で使いたくないので中盤3枚の左右にはSB的な能力もあるポリバレントなタイプが欲しい

3-6-1(3-4-2-1)だとWBが低い位置で守備面を気にしないといけない

WBの攻撃力を損なわないためにはサイドはWB1枚だけではなくハーフに中盤がいることでその背後をケアする、これがあるのでWBが高い位置を保つことができる、しかしこれが3-4-2-1のWボランチだとボランチが中央に位置してハーフにいないのでどうしてもサイドの守備に参加できない、CBの左右がサイドの守備に出ると今度はCBの中央が非常に薄くなる、さらにCBの左右と前に出ているWBとの中間にスペースがあるのでこの縦のギャップが守備面では大きなスペースになってしまう

4-2-3-1でもWボランチの脇のスペースはケアされにくくSHとSB間の縦のギャップの守備が機能しにくい

Wボランチは中央には強いがサイドには弱く、SBが攻撃に出た後のWボランチと2CBのボックスは中央だけを守備するのでサイドが非常に弱い、サイド突破されてCBの背後を簡単に突かれてしまう

以上のことから中央3枚が中央ハーフのレーンを制圧しつつサイドに対してのケアができる配置を保つのは非常に重要な点

N-BOXでも服部がサイドに出る場面では名波が下がってボランチ間を埋める形を取っている、福西はサイドには出ないので服部側だけがサイドをケアするので左右のバランスは違っている、服部はボランチだがSB的な役割もこなしているので擬似的な4バック、3.5バック的な運用でもある

この服部と名波のタスクを導入すれば中盤3枚でWBの背後をケアする形ができるので3CB が離れることはなく中央守備が保たれる

守備は密度が問題なので、いかに縦横のギャップを作らずに密度を変えずに守備するかは重要な点

攻撃的な配置は守備的には真逆になりやすいので初期配置、可変後の配置などこまめに位置取りを考慮する必要はある

攻撃的に考えるとポジショナルプレーは素晴らしいが守備的には脆い

初期配置自体に守備的かつ攻撃的な仕組みが組み込まれているのが一番で可変は局面の不利をなくす、有利を作る為のものなので、やはり初期配置の強さと可変時の抜け目のない対応力が陣形の強さになってくる

どの陣形でも選手の理解度や戦術の運用でも変わるので全体が同じレベルで理解されている必要がある

2023年11月14日火曜日

超攻撃的守備

守備の状態からでも得点するにはどうするべきかを考える

守備はボールを持たない、しかしボールを持たなくても得点に近づく方法はある

1.ツークツワンク:チェス用語で強制被動とも訳される、手番(ボールを持っている側)が悪手しか打てない状態

2.オフサイドルールを破る:サッカーにおいて攻撃側にとって最大の難敵ルールがオフサイド、しかしいくつかの方法でオフサイドルールを破り得点につなげることができる

オフサイドルールは「攻撃側」に適用されるもので守備側には適用されない、このことが重要

ツークツワンクと守備側がオフサイドルールを利用してGKと1対1、多対1を作ることで超攻撃型守備が生まれる

重要なのは秩序のあるマークとプレス

まず攻撃側のボールの持ち方の基本、4バックならSBが上がって2CBが中央でサイドを変えたり中央に縦パスを入れる形を作る、3バックでもほぼ同じでWB/SBが上がって3バックで最終ラインを作って左右のWB/SBへとつなぐ

この台形の形だとWB/SBとCBが斜めの位置関係になるのでパスコースが長くなり、かつCBの脇にスペースができる、守備側はここを攻撃することで得点につなげる

オフサイドルールを守備側で利用するには、この台形の守備を利用する
大事なのはSBからCB、GKへと向かう斜めのパスコース、これがゴールに向かう為のコースになる
SBがボールを持ったらCB、GK方向へのパスコースは残すが前向き、中央側のスペースやコースを消す
SBは前、中央にコースがなく、プレスされると逃げるしかなくなる
この時SBがとる行動は
1.CB、GKへとパスを返す
2.自分が下がって安全なスペースに戻る
の2つ
1のパスをインターセプトすることが超攻撃型守備の第一目標、攻撃側のバックパスはオフサイドにならない、そこをインターセプトすることでFWが相手CBの裏に容易に入ったりGKと1対1になるチャンスができる
GKと交錯してもそれがゴールになるチャンスでもあるので飛び込む価値はある

2の下がった場合はコーナーに追い込んで奪いとってゴールに近い位置で奪い即クロス、シュートにいける


ツークツワンクを成功させるためにはボールホルダーのSBの周囲にパスコースを切って戻すしか方法がないように仕向けること、SBがフリーだとサイドチェンジやアーリークロスを入れられる可能性があるので正確に蹴らせない位置取りでマークはしておくこと

FWは縦のツートップを組んでいるとCBの位置からGKの位置まで素早く移動できるので横に並べるより縦に並べた方が良い、また縦に並べることでショートパスによるサイドチェンジを防ぎ、ロングパスのサイドチェンジを強要することで逆サイドでインターセプトするチャンスも作れる

攻撃の基点となるSBやCBは
1.バックパス
2.サイドチェンジ
3.スルーパス(縦パス)
を選択させることでどのパスもインターセプトできる状態に守備を組んでおく

基本はショートパスを交換する近い味方に対してマークを付け、逆サイドや前線へと通るパスコースを残す

ボールホルダー周囲はマンマークしつつ、逆サイドや最終ラインはゾーンを組んで待ち構える

サイドチェンジも近くの味方を経由できないので大きくサイドチェンジしなければならず時間がかかるのでインターセプトしやすい

スルーパスもMFの背後に入ってくるラインを超える長いパスなのでこれもインターセプトしやすい

相手との状態によって使い分けるが、基本はゾーン2からの動きになる
こちらのブロックがサイドに寄せればサイドが詰まるのでサイドチェンジしたくなるのでそこを奪ってカウンターに行く
前線へのコースが明けばスルーパスを入れて一気に攻撃のスイッチを入れて全員が前向きに来るのでそこをインターセプトして背後のスペースを自由に使う
攻められなくなり後ろ向きになってきたらこちらもラインを上げるなりしてゾーン3に近い位置に押し上げバックパスを誘発させる、そしてこれもインターセプトしてゴールに近い位置で攻撃に移る


強度の強さでボールを奪うのではなくコースの限定と状況が悪化するパスを選択させることでこちらに有利な状況を生み出し守備している状態でも常にゴールに向かい得点に一番近い選択肢で攻撃に移行できる、そういうスタンスが超攻撃的守備になる

中盤や中央の選手がしっかり動いてボールサイド、ボールホルダー付近の相手選手のマークと1対1で負けない強さが必要になる、ただマークしているだけだとショートパスから強度を生かした中央突破される可能性があるのでやはりここは強度で負けない中央の堅さが必要になる、中央の戦えるメンバーが入れば外周のメンバーがインターセプトに専念できる

あとはサイドチェンジ、スルーパスに対してインターセプトできるDF、バックパスをインターセプトできるFWがそれぞれ必要になる

インターセプトしたらあとは速攻、速攻で裏を取れれば得点率は高くなる、裏を取れなくてもバイタル、ハーフスペースを取れればそれもチャンス、そこも取れなくてもサイドでキープできれば味方のインナーラップで中央を厚く固めてからのクロスやいつものサイドの崩しからニア、ファーへの詰めと段階ごとに攻撃を展開できる

ボールを持つだけが有利でもなんでもなく、ボールを持たないからこそできることがある
そこをしっかりと策として実装すればボールを持たなくても怖くはない

超攻撃的な攻撃は
・FWの裏速攻
・MFの押し上げミドル
・DFの縦パス、対角パス
・GKの低空フィード

さらに超攻撃的守備なら
・FWのカバーシャドーからGKへのハイラインプレス
・MFのゾーンプレス奪取からショートカウンター
・DFの縦パスサイドチェンジのインターセプトからのロングカウンター
・GKのパンチングで前線フィード

この組み合わせができたら超攻撃型チームが出来上がる

2023年11月12日日曜日

第42節(最終節) 栃木戦 

泣いても笑ってもいよいよ最後

町田戦、清水戦と大事な一番をことごとく無策で落とし自力自動昇格の目をつぶし続けてきたジュビロだが、なぜか清水もつまづいて勝ち点差1で最終節へ、ジュビロが勝ち清水が引き分け以下で自動昇格をもぎ取れるという微妙な立ち位置、自動昇格を逃しても3位でPO突入は一番有利な状況ではあるので自力昇格の目はある

栃木は3-4-2-1の予想なので両サイドのWBを釣りだして山田がボランチ脇を突いてRBLBをサイドに釣りだして後藤がCBと1対1で勝負する、という状況を作るのがチャンスになる、もしくは後藤に入れて3バックを下げさせつつ2列目の回収からミドルという形を作っていきたい

ジュビロとしてはSBが攻撃参加して栃木のWBを下げさせてしまうと5バックになって攻略できなくなるのでよろしくない、もし5バックでもゾーン2での5バックはラインが揃わないので背後にロングボールを入れてラインブレイクするとバイタルが開くので2列目のミドルが狙いやすくなる

サイドを囮に使いながらWBの裏や背後を狙う戦術なら崩しやすいはず、守りに入られるとやっかいなのでできるだけ押し込まずに攻めるといい、引きこもられたら左右に散らしながらSBは低い位置でボールを持ってWBを釣りだすか、出てこないならフリーで中央やファーにクロスを上げるような攻め方をするのが良い

さて、最終戦、POにつながる最後の戦いをどのように見せてくれるのか…


さぁ、いよいよスタート…

気温寒すぎてちょっと気になるな…走る分には良さそうだが…


前半

三浦から前線へと放り込み、序盤は押し込みたい感じかな?

WBを釣りだすのではなく押し込んで機能させない作戦をとりたいのか

栃木は廃ラインプレス、前線から追ってくる

三浦のボールはショートしたが上手く回収、雄斗が前向きにつないだがドゥドゥの速度と合わず

ドゥドゥ山田とつないでシュート、GKに防がれる

WBを釣りだしてボランチとトップ下のトライアングルでつないでドゥドゥが3バック脇を狙う動き

松本がサイドに開いてクロスもGKキャッチ

栃木もロングボール投入して縦展開しつつ背後を狙う、ジュビロは4バックがしっかりカバー

高い位置で奪って早めのシュートもGK止める、GKはライン割る

栃木は2トップを維持してジュビロの2CBに1対1で対峙、はやりやりにくい

鹿沼が下がってCBのサポート役

細かいパスを使って押し込むがやはり栃木はこういう動かない形では強いので打開しにくい

雄斗のクロスはGK飛び出しキャッチ、長めのボールはGKがカバーして攻めが難しいか…

鹿沼が自分からカバーシャドーに入ってしまっている

松本動きの予測が悪い、すでに動いているのに動き出しも遅い、大丈夫か?

栃木のロングスロー

セットプレーに近いので要警戒、跳ね返したボールをミドル狙いが枠の上

ロストしたタイミングでも動きが悪いなぁ…

今日のジュビロ調子悪めだろ…

栃木のハイラインプレスでサイドに追い出される

徐々に栃木にペースを握られかけている気がする

なんか松本のポジショニングが攻めに寄ってるせいでちょっと穴になりつつある気もする

15分

雄斗のボールを後藤がポスト

ドゥドゥがミドルも力なくGKキャッチ

全体的に中盤で押し負けているような感じもあるなぁ…

三浦交錯もファール

三浦ロングフィード、後藤つなぐがボールキープできずカウンターを食らう

もうちょっとサイドに逃げればよかったがハーフスペースで前向きになったところをとられてピンチ

やはり栃木やりにくいなぁ…

ジュビロはストロングが作れない状況

WBの幅がある一方でジュビロはSHが中にいるのでサイドへの影響が少なくSBも低い位置を取っているのでWBの動きをけん制できない

段々と栃木ペースのポゼッションに…

カウンター、松原ドゥドゥが突っ込み松原のクロスも生かせず栃木にカウンターされるが上原が止める

やはり状況悪いぞこれ…

GKの状況を見て後藤がプレスも奪えず

栃木CBからWB、WBから前線に放り込んで先制

WBがフリーだったの痛い

WBにSHがついてないのでWBへの制限がなく自由にさせすぎ

WB引き込んで背後狙いたいのにフリーにして起点にしちゃってる

サイド2対1のはずなのに1対1でSBが低いからWBがフリーという…

やはり中盤で負けてるな…ロングボールをGKに抑えられるからつなごうとするが中盤で負けてるのでボール取れずに逆にカウンターくらう

5バック/3バックが非常に厄介…

インターセプトして細かくつないで押し込む

しかしボール回すだけでチャンス作れず逆にカウンターくらう

はぁ…やはりイーブンのボールを取れない守備力の弱さだよなぁ…

失点数の多さもそれが原因だし…

先制されると非常に分が悪い…

栃木のGKの守備範囲が広いのもあるし…さらに5バック/3バックの堅さがある

ボール持ってるがブロックの周りで回してるだけ

30分過ぎても先手取れない、中押し負けパターンになりつつある

せっかくのミスからボールを高い位置で奪えたが生かせず

上原転んだ時に顔面打った

栃木の選手の方が全体的に長身で強度がある、ジュビロの方が不利だな…

早めにラッソ出してインテンシティの差を埋めないとダメな気がする

あとは雄斗と松原を斜めに入れて中央で使うこと、サイドにおいても強度を生かさないと無駄

インサイドの小粒選手が負ける上に相手は密集するので速度や上手さをつぶされがち

しかしそれによってゴール前でFKをゲット

PA内ならPKだったがPA手前

ゴール前で乱戦してFKPK狙いが正解か?

上原、松原、ドゥドゥと連続でキックするがすべて壁で防がれる

ジュビロのCK、ショートコーナーからドゥドゥが決める

途中で当たって起動がずれたか

いずれにしても1-1に追いついた

栃木はセットプレーからの失点があるのでこれは対策してたと思いたい

あとは相手のWB対策か…

同店に戻したことで息を吹き返してきたジュビロだがやはり守備の堅い栃木

栃木のカウンターにしっかり戻ってブロックで埋める

中盤もきちんと走って戻っているのでまだ穴にはなってない

AT+2

サイドでローテーションできてないのが痛い

サイドが下がってインサイドからサイドに開いて後ろから上がる、この外向きローテーションができないとWBを釣りだせない、むしろSBが上がってしまってローテーションができない

前半終了


後半どうすんだろう…前半は4:6で負けだったぞ…

ここで問題になるのが「サブプランの無さ」だろうな…栃木の身長と強度に負けているがそれに対抗するための戦術や交代が不足している点、結局策の厚さがものをいうんだよなぁ…その為にはいろいろな状況を考えてそれに対抗する手段を常に考えて練習しないといけないんだが…

ラッソ、雄斗など身長と強度をきちんと用意して対抗しないとまったく歯が立たない

上手さだけじゃ足りないというのを何度も味わってるはずなんだがなぁ…

早めに動かないと時間足りなくて負けるぞ

後半スタート時に交代なし、また「様子見」だろうな…そういう後手後手が後になって足を引っ張るんだがなぁ…


後半

山田が受ける場面で倒されてFK、強度で勝てないからこういうマリーシアっぽい手を使わないと厳しいよな…

押し込んで縦パス狙ったがダメ、鹿沼がチェイスしてカウンターは防ぐがファール

結構どん詰まり感のある状況だが大丈夫か?

まだ様子見か?

ボール全く前に進んでないぞ?

押し込まれたがリカルドが相手にあててゴールライン割る

後半ポゼッションメインに切り替えてきたか…

強度差があるのでアバウトなボール入れても勝てないからつないでつないで進むんだろうが結局前にスペースない状態で崩す状況になるんだよなぁ…

オープンで勝てないからクローズにするしか選択肢がないという…

3バックに後藤1人の1対3

そりゃ強度で勝てない後藤が1対3じゃ何も出ない

山田のファール、中盤同サイズ相手でも強度差出るからやや厳しい

とっととラッソ入れればいいのに…

押し込んでサイドから崩そうとするもダメ

5バックだから崩せない

最終戦なんだから後半頭からラッソ入れればラッソ後藤の2枚で前線作れるのになぁ…

もう10分無駄にした

相性悪いなら悪いなりの戦い方や抑え方を学ぼうよ

ライン間受け、逆サイド展開と崩そうとするがDFの高さや守備範囲で防がれる

後藤への展開からシュート、しかしコースが限定されていてGKはじく

やはり押し込んでサイド崩そうとしているが密集と高さと強度で守られていてかなり厳しい

ボールサイドに高さと強度が集まっていて逆サイドにはスピードのあるタイプで対応

逆サイドへの高さ生かした展開で攻めるとかしないと

リカルドが逆サイドに入って質の差を作ろうとトライ、CKゲット

上原のCKは抜けてしまう

60分

ジュビロは縦パス狙ってるが密集状態で入れるので簡単に防がれる

松原が中に入って逆サイドから松本がヘッドで決める

これはいい組み立て

ドゥドゥを外、松原を中に入れてボールサイドに橋頭保を作ってからの逆サイドの松本侵入

2-1

これは大きな1点、しかしこれだけではまだまだ、どんどん得点重ねよう

栃木のボール回しにドゥドゥが厳しいチェックでFKに、まぁサイドでフリーで持たせると入れられるからその対策なんだろうが…

身長低い三浦にハイボールのクロス、はじき出したところに待ってましたとヘディングもサイドネット、栃木もしっかり三浦対策のFK用意済みだな

だから低いGKは厳しいんだよなぁ…

リカルド背後狙いのボールに後藤突っ込む

ハイラインプレスに山田も加わるがファールに

栃木が早めの交代、10番を入れてきたので攻撃に拍車をかける感じか…

山田カウンターに走らず…勝ってるから急がず?

途中経過、清水が0-1!これは自動昇格枠ゲットできる予感??

栃木のファールでPA前からのFK、サイドに流してクロス、跳ね返されるがカウンターは防ぐ

栃木が攻め急いでくれて背後付けたら最高だな、3点目狙おうぜ

リカルドへのファール、まぁファールで時間つぶしてくれると助かる

リカルドもわざと誘ったのか?ちょっとボールを離した位置に置いてからキックしたけど…

失敗したがライン間受けからサイドに斜めから入ってきた選手に落とすボール面白かったな

決まればあそこから前向きに行くからチャンスになりやすい

栃木や矢野投入、また厄介なの来たな…

75分であと15分、攻め切って3点目奪いたいなぁ

松原倒れて矢野のファール、という印象を植え付けるような感じのプレー

先手でデバフかけるの笑える

栃木のハイラインプレスに三浦が逃げのボールをけるがショート、しかし遅らせることに成功して戻ってきた味方がブロック形成

ゆっくりサイドで回して松原が逆サイドに回り込んでクロス

栃木はGKもフィールドに上げてラインを上げたいプレー

こういう隙を逃さずに得点して欲しいが…

栃木のロングスロードゥドゥしっかりサイドへチェック

中へのボールはカットしてカウンターに行くがつなげず栃木ボールに

後藤がしっかりプレスして戻る時間を稼ぐ

栃木サイド展開も松原寄せてCKへ

栃木のFWがイラついている様子、後半得点できたことでペースを引き戻せたのは大きい

しかしここで栃木の3枚替え

ジュビロは交代なしでこのままいくつもりか?

栃木のCK、ここはかなり注意が必要なプレー

ファーへのボールに2枚でかかる、しっかり蹴りだして戻す

残り10分程度、リードを守って牽制して終える感じなのか…

ロングボールを入れて前線勝負を挑む栃木、防いでマイボールに

清水は1-1の同点に、しかし同点ならジュビロの勝ちだ

残り時間で1点入れて3-1にすればかなり安泰

右サイド深くを攻めてドゥドゥがニアにダイブするがGKキャッチ

残り5分+AT

縦のボールを松原が防ぐ

ラッソイン 松本アウト

藤川イン 山田アウト

ラッソの身振りからすると押せという感じなのでここは攻撃的な交代か

ラッソをポストとして使いながらスピードのある後藤が中央で裏狙いか

雄斗が右に回り藤川が流れて受けるがサイドにはじき出される

ジュビロのCK、ここは超大事

セカンドを藤川が拾うがゴールライン割ったか、しかしCKゲット

残り2分+AT

もうすぐ自動昇格だ…

上原のCK、後藤かラッソか決めてほしいな…

後藤のヘッドは枠の上に…惜しい

90分経過!

AT+5

さぁ、最後の締め

上原のファールでPA前からのFK、ここは体張って防いでくれ

出来ればカウンターで1点取ってくれ

三浦しっかり反応してくれよ

壁で防いでそのままプレスに、焦った栃木の縦パスを防いでカウンターへ!

ラッソの突破に2枚で防ぎに行く栃木、PA直前の位置でFKゲット

残り2分、ここは1点決めて確実にしておきたい

カウンターには要注意だ

栃木全員壁、ドゥドゥのキックは壁に当たってサイド方向に、藤川上原が詰め寄ってコーナー付近でキープして時間稼ぎを狙う

栃木のボールをラッソが競って奪ってドゥドゥに、ドゥドゥのシュートが入るがホイッスルで無得点に

どういう判定なのか…

栃木のスローイン、ラストプレー、ドゥドゥがしっかりサイドをけん制してクロスを邪魔

試合終了!!!!


2得点でジュビロ勝利!

自動昇格を奪いとった!!!!


2023年11月5日日曜日

栃木対策

最終節栃木戦の対策

熊本戦の攻め方が有効になるのでは

1.セットプレー

栃木は高さがないので高さの差を作る


2.SBからニア、ファー狙い

熊本の3点目、得点になってないがその前のニアなどSBの位置から斜めに入れるボールにチャンスがある

問題はSHが一度サイドに張ってから中に入ってWBを釣り出すか、最初から中に位置してSBとWBの位置の差を利用して薄いマークでとらえきれずSBが正確なボールを入れられる状態を使ってニア、ファーに入れてSHが落してコースが空いていればそのままシュート、なければSBが後ろからシュート、という感じで両サイドからの攻撃、逆サイドのフィニッシュをしていけば行けそうな感じがする


栃木は前回ミラーの4-2-3-1だったが3-4-2-1の布陣で結果出しているので多分それで来るとは思う

サイドが1枚なのでサイドの人数差を利用したサイド2対1で優位を作ってSHに対峙させつつ安全なSBが供給するという形をとるのが良策と考える

後はラッソ後藤の2枚投入で最初から高さの差を作っておいてSBからのロングボールをそのまま高さの優位で決めるなど

オープンな状況でもセットプレーでも高さのある選手を並べて得点を取りに行けるのでハイタワー投入も戦術的にあり

水戸戦戦術振り返り

負傷したジャーメインの代わりに後藤の1トップ

先制点より前の段階
ロングボールを後藤が納め松本に渡してミドル、これは枠に行かなかったが後藤が前線の基点となる戦術がここでもみられる

1トップの後藤が背後を狙う(速攻)

1.抜ければGKと1対1(超有利)
2.抜けなくてもCBと1対1(有利)
3.CBと1対2(やや不利)
4.ポスト→2列目へ繋いで2次攻撃へ

と1次攻撃の有利な展開をまず引き寄せられる
駄目でも2次攻撃に移行できるので問題ない
松本のシュートした場面も収めた時点で2枚に挟まれる形だったので形勢不利、よって松本に渡している

ロングボールで「背後」を狙う理由は1次攻撃の得点確率の高さもあるが、その後の展開に置いても有利を取れる為
背後を狙うことで守備ラインを下げて中盤との間、バイタルエリアを広くする効果がある
この為2列目の3人が回収、ミドル、縦パスとバイタルでの仕事がかなりやりやすくなる


先制点は雄斗→山田へのクロスをヘッドで流し込む形だが、この前のプレーがやはり守備ライン→中央裏狙い後藤→2列目回収の形
自陣の低い位置からなので敵陣背後に大きなスペースを作らせてからの疑似カウンターの形になる
後藤が裏を狙ったので2CBが戻ってバイタルに大きなスペースが作られ、後藤がそこに落としてターンしてキープ、その間に2列目がオーバーラップして前で受けるポジションに入っている、後藤からのパスは通らなかったがボランチからSB展開してサイドにあるスペースからフリーでクロスを上げられている、それを山田がニアから流して決めた
山田の位置取りも上手くて、ペナルティマークの位置に立ち押し込むポジションを取りながらも雄斗のクロスに対してニアに入ってファーに流して入れている、守備側は中央にいる山田とサイドからくるボールの両方を捉えられないので山田の侵入する角度がとても良い、死角から入ることで警戒されずマークされずに狭いスペースに入り込めている
侵入する前にも少しディレイして守備ラインから離れることで姿を消しつつ、DFの中間に死角から侵入するという事前の動きが完璧
SBの雄斗が先に上がって攻撃しているような形でなく、SBとして守備ラインからゆっくり上がることでむしろサイドを警戒されていないというのも良い
ジュビロ的にはサイド攻撃=サイドドリブル突破的な意味合いが強いがそれだとサイドに張られてサイドからボールを入れにくくなる
後藤の中央裏狙いの動きがあるからこそ守備ラインが下がり2列目もセンター+ハーフで戦うのでアウトサイドがフリーになり、そこに後列からフリーで上がって来た雄斗がノーマークで精度の高いクロスを上げられている
いきなりずっとサイドだけにこだわるのではなく、速攻、中速攻では中央を基点に攻め、遅攻の段階になったらサイドを崩していく、という攻撃の優先度、流れがチームの共通戦術として理解されている

2点目、上原のミドル
ここは水戸の攻撃を自陣で受けつつ水戸のサイド展開に雄斗がインターセプトしてからの速攻、その前に後藤が中央にプレスをかけている
雄斗のクロスは防がれるが後ろから詰めていた上原がトラップでかわしてからミドルとここも上手さが出た、ボランチ2枚と1対2の場面でトラップでボールを自分の背中に隠しながら少しでもスペースのある側に置いて3人に囲まれる前に即シュートを撃った判断も良かった
後藤が2CB間に入って逆サイドにも山田が走り込んでいるなかで雄斗は逆サイドを狙ったがCBの読み勝ちで防がれたがこぼれたボールをしっかりサポートに走っていた上原がワントラップでかわして決めてくれた
後藤が中央を押し込んでくれているのでやはりバイタルを埋めようとしていた水戸だが上原が背後に詰めていたので2次攻撃がヒットした

3点目、ドゥドゥ
この時は右サイドを押し込んだ状態で雄斗のクロスに会わせた、その前に右サイド深い位置からマイナスのクロスに中央に入った松原がシュートに行っているがここは決まらず、こぼれ球の回収から雄斗のクロス、ドゥドゥのシュートと繋がる
押し込んだ状態では相手の守備が固くなってしまうのでスペースがない、その為にどちらかのサイドに寄せて逆サイドにスペースを作ってそこを突くか、両サイドに幅を取って守備を散らして中央でミドルを撃つかが有効、この時は右サイドに寄せて左を空けて左で決める形
SBの雄斗がサイドの低めの位置を意識して突っ込まずにいるのでボールの逃がし所+精度の高いクロスの供給源となっている、水戸は雄斗をほぼフリーにしているのでクロスの精度を落とせない

後半4点目
左サイドの攻撃から後藤がシュートするが決まらず、しかしこぼれを拾って空いていた右サイドから中に入った松本が決める
三浦のフィードを後藤が右に流れて受けて2列目が中央に入ってくる、後藤はポストしながらサイドから中央に入ってくる、そのタイミングでパスが来たのでニアでシュートするが防がれ、こぼれを拾ってペナルティマークで待っていた松本がゴールエリアまで走り込んで押し込み、山田も松本と同じようにこぼれに反応して飛び込んでいる

5点目
三浦フィードが金子に落ちて金子がそのまま中央へドリブル、ラッソは右にスライドしてスペースを空ける
ただこれは運が良くて清水戦で槙人が乾に牽制されてキックしたが山田に落ちたのと同じシチュエーションにほぼ近い
三浦のミスキックだが運良く金子は挟み込まれずに前にトラップしてボールを受けられた
ラッソが前に居てCBをけん制してくれていたのもある
金子が2CBに対してPAギリギリまで1対2で引っ張ってラッソをフリーにしてくれたことが大きい


攻撃は1次→2次→3次と流れが出来て判断も凄く良くなっているが守備は厳しい気がする
下位相手にはカウンターしてるのもあって無失点+高得点出来ている部分はあるが、後半に三浦が得点したのと同じくらいのシュートを防いで失点せずに済んでいる
わざと撃たせているのか防げずに撃たれているのかやはり守備面はかなり気になる

自動昇格でもPO昇格でもどちらでも良いのだが、J1に上がる前に守備に関してはかなりのテコ入れする必要があると思う
後半水戸が枠シュート撃ちまくっているので、J1だったら何点か入っていてもおかしくはない

J2を卒業する為にも強固な守備構築は重要な課題、もし何も着手しないのならJ1昇格できてもまた最多失点で降格はありえる、そんなことを繰り返さないチームになって欲しいのはサポなら誰しも思う事だろう

2023年11月4日土曜日

第41節 水戸戦

残り2節、ジュビロと清水の自動昇格争いとPO争いの両方がまだ終わらない混沌とした状況

重要な試合を落とし続けているジュビロにとっては運が良過ぎるくらいの状況だがそれでも決められないという不甲斐なさ

清水次第の部分もある中で大宮にいる元ジュビロの選手達が同時刻に清水戦という因縁めいたスケジュール

何としても清水を足止めし、同時にジュビロが勝ち切って清水を勝ち点で抑え込まないと自動昇格はない

遅攻パスサッカーで得点力も無くほとんどを無駄なパス回しの時間で終わらせるチームに改造すれば当たり前だが得点が少なくなり勝ち点で並んだ時に必ず不利になる

得点の多さ、失点の少なさは勝利に直結する、だからこそ良い守備からの速攻が基本でありこれができないと遅攻すらまともにできない、何故ならそれぞれは別のものではなく攻撃の流れの中の繋がりの一部分を切り抜いたいすぎないからだ、これを理解できないといつまでもJ1定着はありえない


スタメンは負傷のジャーメインに代わり後藤、その他変わりなし

水戸は4-4-2予想

後藤を活かすような攻撃を構築できるのかが問題点

前半

水戸サイドチェンジからすぐ中に入れて中央狙い三浦キャッチ

ビルドでリスタートするが背後狙いの後藤に出す

立ち上がりは背後狙いの縦のボールが多め、しかしいつまで続くかな…大体いつも序盤こうでも段々と入れなくなるからな…

カウンターで逆サイドへの展開を食らうが松原抑える

水戸のCK、ゴールライン割ってジュビロボール、ビルドリスタートから裏狙い、水戸を前に引き出して背後を狙う

前線にフィードして落としてから松本がミドル、惜しくも逸れる

そう、前に入れると次の攻撃、中速攻に移行できるんだよ

今日はボールつかめてるし良く回せてるな

5バック気味にして後ろで回す時の幅を確保水戸がハイラインプレスで4枚できても5枚で対応できる体制

水戸は幅を作りながら中狙いが多めか、そういう意味でも5バック気味なのは対策としてはあり

後藤奪ってから即シュート、良い判断

水戸ビルド体勢から前線フィード、ジュビロ拾って三浦に、最終ラインを下げて水戸を引き出す

ドゥドゥの対角パスはタイミング合わず、ボールが巻いていたので受け手は直線で来ると思ったのか一瞬止まったりした分届かなかったな

ファール取られて水戸のFK、PAから13m付近、ゴールには飛ばず

ビルドリスタートから背後狙いの後藤へのフィードは後藤のファールに

ドゥドゥへのファールでFK

サイドチェンジから中を使って突破、流れてサイドで持つが出し所なく戻す

少し引いてから背後に松原飛び込むが水戸の当たりが強い

水戸の背後狙いはサイドラインを割る

雄斗からのボールに山田のシュートゴール

ニアのPAから逆狙い、雄斗のクロスも良かった

15分

序盤で先制出来たのは大きいな

今日はボール動かせてるし背後狙うことで中盤の圧縮が薄くなりセカンドを掴みやすくなってる、それで中盤での回収から2次攻撃に繋げられている

水戸のCKを押し返し

後藤のハイラインプレスから逃げのボールを中盤で回収しさらに攻撃に転じる

松原が落下地点で挟まれまとめて痛む

小回りの利く水戸のサイドに対して大柄な松原が翻弄されて足首痛めたか

水戸はパスする前にお互いに位置を動かしながらローテーションしたりして捉えられないように動きながらパス繋げるタイプ

スローインからかなり崩された形だったが三浦キャッチ

水戸は上手いタイプのサッカーだな

ポゼッションは水戸

しかし縦パスを奪ってジュビロボールに

前線に入れるが水戸回収

ここを抜けられるとチャンスがあるんだが…

槙人のファールでイエロー、FKはPAから7m

壁で跳ね返してサイドアウト

水戸縦に入れて来るが三浦回収

ジュビロサイドチェンジするがサイドアウト

水戸のスローインに鹿沼が詰めるがファール

水戸の裏抜け選手にマークをしっかりつけて見逃さない

ボールは動いているが相手をきちんと見ている

中央側からサイドに流れていく形だったが逃さない

ジュビロ敵陣に詰めるがカウンターされる

3人マークでサイドに押し付けサイドアウト

水戸もジュビロの縦パスを跳ね返して反撃を狙う

中盤の競り合いでファール水戸ボールに

水戸幅を使って動かしつつやはり中央狙い、それを逃さずにカウンターへ

惜しくもゴールライン割る

30分

水戸の中央攻撃2対2、3対2の形、しっかり正面切って防ぐ

中央裏に後藤走るがGKキャッチ

水戸のラインを高くさせない

ジュビロ守備からボール回収自陣でキープして体勢を整える

パスミスから水戸ボールに

後藤バックパスに合わせてハイラインプレスへ

サイド展開のボールを雄斗がインターセプトしカウンターへ

上原のミドルが決まり追加点

これはサイド展開のボールをしっかり雄斗がインターセプトしてくれたのが大きい

上原のポジショニングも良くPAライン付近で待ち構えて回収即シュート

素晴らしい

後藤のスタメンをしっかり活かした攻撃が出来ている

水戸はサイドからクロスを入れる形に変更し始めているか

中央の縦パスが狙われているので攻め方を変えてきている

ジュビロのポゼッション、後ろで回しつつ前線狙いしかしドゥドゥが何故かファール取られてしまう、水戸ボールに

水戸押し込むがジュビロはブロックを作り防ぎきる

ファールのFKから水戸の奇襲攻撃も三浦防ぐ

三浦ロングフィードはサイドアウト

回収即前に入れるが一旦戻して遅攻へ

サイド展開から中央にクロスは跳ね返される

松原が肘のファールを取られたか水戸ボールに

後藤が頑張ってコースを消す為に走り回る

後藤のポストから回収しサイドからクロス

もう一度回収してサイドチェンジ

水戸のブロックは揃っている

バックパスにラインを上げる水戸

三浦まで戻してリカルドの対角フィード

松本から逆サイドカットインの松原が合わせるが駄目

その後の回収からクロスにドゥドゥが飛び込んでスライディングで合わせる

これが決まって3点目

前半3点は上出来

AT+3

水戸の背後への攻撃、松原が詰めてサイドアウト

水戸深い位置からのクロスは中央でファールか

三浦のフィード、回収してキープ、サイド展開から攻撃へ

サイドで細かく繋いで崩す遅攻へ

前半終了

今日はきちんと後藤を入れた意味のある攻撃の組み立てとしっかりと決定機を決めることができた。水戸は確かに上手いんだけどやはりパスサッカーだなという感じ、チャンスを作る回収が少ない分1回のチャンスの重さが違う

ジュビロはポゼッション時でも相手を引き出すプレーから初めて背後狙い、ラインが引いて中盤にできたスぺ―スで回収、コースがあれば即シュート、なくても遅攻へシフトときちんと速攻→中速攻→遅攻のシフトが出来て場面ごとの優先度や攻め方が整っている

足元で繋いでアイデアでうんぬんみたいな形の無いあやふやなプレーでなく理路整然としたプレーで結果としてきちんと得点を積み重ねている

前半だけみても素晴らしい結果出してる、下位相手と言ってもJ2で優勝チームの勝率6割、2位3位が5割なので結構団子状態に近いリーグの中で前半3得点は良くやってる

頼みの綱の大宮は清水を止められず2失点、後半逆転か同点で足止めてくれ


後半、三浦のフィードからサイド深い位置で攻め込む、一度目のシュートは防がれるが逆サイドはら中央に入った松本が決める、4点目

水戸よ、最終戦の清水戦は頑張ってくれ

水戸のサイドからアーリークロスは枠を逸れる、がかなり攻撃的だった

ジュビロ敵陣ハーフレーン侵入からサイドを使いつつ攻略

水戸の攻撃を防ぎつつ細かく繋ぎながらポゼッションするジュビロ

前後半で戦い方を変えて来たか?

4点目取れてるしポゼッション上げて時間潰しても正直問題ない

水戸の心を折らずに最終戦の清水戦で爆発してもらわないと困るので…

水戸のサイドチェンジに雄斗のインターセプト、最近雄斗のインターセプトがかなり良い

タイミングを掴んでいるようで武器になりつつある

水戸のパスミスにインターセプトを松本が狙うが相手の足を引かけてしまいファール

最近ジュビロのインターセプトからの速攻への意識が強いのを感じる、良い傾向

松原のファールで自陣深めの位置で水戸のFK、防いで水戸のクロスがゴールライン割る

後藤山田のチェイスが結構効いている

中央で詰まらされるのでサイドに逃がしていかないといけなくなり動きを限定できる

ジュビロのポゼッション、水戸もハイラインでチェイスするが4バックの幅と深い位置でのパスなので水戸は取りにくい

自陣水戸のポゼッションにパスの受ける瞬間にプレスをかけて奪いカウンターへ

敵陣に攻め込むが奪い返され自陣に戻る

前に圧力をかけたい水戸のSBの背後へ入り込んでロングフィードを受ける、サイドアウトになったが良い攻め口

松本サイドのクロスをスライディングで防ぐ、CKに

フリーで打たせないだけでも大きな違い

CKは三浦キャッチ

水戸の攻撃を防ぎカウンター、後藤が挟み込まれてしまう

水戸もハーフスペースを起点にサイド、中央と切り替えながら前進するきれいなパスサッカーしてる、がそれだけだとやはりなぁ…

小川イン 松原アウト

藤川イン 山田アウト

60分過ぎに2枚替え

小川を入れることでスピードと守備を補強

藤川の変幻自在のチャンスメイクにも期待

後藤のポストを奪って中央速攻からシュートの水戸、三浦が防ぐ

水戸の攻撃陣はクイックネスで瞬間的に外すタイプが多いのかな

水戸のCK

ゴール前でいざこざ、ちょっとヒートアップ気味か…

CKは壁で流されて逆サイドへサイドアウト

スローインから水戸キープ、対角入れるが流れてゴールライン割る

ビルドアップでリスタート

敵陣に入ったところで奪われ、ブロックに切り替え

小川がカウンターに走るが微妙な1対2、2対2場面になり寄せられてロスト

奪い合いのボールを制してドゥドゥのシュートも枠に飛ばず

ボール奪っても攻めに行く姿勢がないのでさらっと取られる場面が多くなってるな

水戸ゴール正面でシュートも三浦キャッチ

全体的にだらけてきてる感じ、失点近いんじゃね?

水戸のCK、ジュビロは一応コース切る守備にしてるから当ててCK取りに行った

水戸中央に遅れて入った選手がヘディングしたが三浦反応、こういう場面やはり強いな

藤原イン 鹿沼アウト

金子イン 松本アウト

75分過ぎに2枚替え

ある程度時間のある交代なのでOK

試合勘取り戻させるためにもある程度の時間を与えてあげる必要はあり

水戸のミドルシュートは三浦反応して防ぎCKに

CKもヘディングされるが三浦キャッチ

3点くらい防いでるな

全体的にスタミナが落ちてきて水戸のシュートが枠を捉えるようになってきている

十分なマークやコース切りが出来てない感じだな

水戸陣内に攻め込む

中央で奪うが奪われて背後狙われるが回収

雄斗が攻め上がるが判定は水戸になりちょっとヒートアップ

後藤と競った選手が痛む

残り5分程度か

清水もさらに追加点を取り4点に…

大宮これはどうしようもないな…

ジュビロの反撃、雄斗のクロスが抜けて水戸が回収もラインを下げずに高い位置をキープ

サイドから中央を狙われるが防いで回収

ラッソイン ドゥドゥアウト

ラッソが入れるのは最後の最後だけか…

しかし少しの時間でも活躍し得点してくれればそれでよい

自陣に戻り水戸を引出し背後にスペースを作る

三浦からサイド展開、縦パスでラインを越そうとするが奪われる

カウンター防いでジュビロのカウンター

サイドから中央にシフトするが奪われる

ラッソプレスバックで回収

中央から逆サイドに流れながら藤川がシュートを狙うが防がれる

AT+4

三浦のフィードを金子回収からラッソがGKと交錯しながらもゴール

5点目

金子が2枚引き付けておいて逆サイドの背後に入ったラッソへのパス

交代した選手がきちんと仕事してくれた

ラッソのインターセプト、視界の外からの侵入で相手も見えていない

サイド側から斜め中央側にプレスバックして逆サイドから来るボールを受ける相手の背後から入ってくる頭脳プレー

ラストプレーは三浦のキックか

前線フィードから中央で金子回収、サイドアウトで時間つぶし、ハーフスペース侵入からCKゲット

AT+4なのに5分台まで延長してる

CKが抜けたところで終了

完璧なゲームだったな

しかし大宮の援護なく最終節までわからないという状況か…

敗れた水戸が清水の最終戦相手なので引き分けで良いので足止めして欲しいわ…

2023年10月28日土曜日

第40節 東京V戦

自力昇格が無くなった状態での上位戦対決

熊本、大宮、水戸が清水を抑えてくれればギリギリ自動昇格の目もまだある

ジュビロは全勝必須

町田戦、清水戦落としたり、町田戦以後の微妙な流れが無かったらまだ自力昇格の筋はあったかもしれない

町田戦以前にも中位戦下位戦での勝ち点落としてたり失点を抑えられなかったりと言った部分がなければもうちょっと良い状態にいられたと思う

どうしようもなくなってから尻まくっても遅いのだが、今更仕方ない…

が、もうちょっとどうにかなっただろと思えるから残念でならない

基本的に脇が甘過ぎるので外野が監視してても駄目なのがなぁ…

清水が先制…やはり難しいか…せめて引き分けに…

熊本追いつく!

後半勝ち越してくれ!

ジュビロはとにかく勝利のみ!!


東京Vは4-4-2の布陣、ジュビロは4-2-3-1

東京Vは速さと広角で揺さぶるような展開、結構やりづらい相手かもしれない

ジュビロはジャーメインへ放り込んで縦展開

東京蹴り返して即座にハイラインプレスへ

ジュビロを押し込んで身動きさせないようなするつもりか

ジュビロ的にはそうなる前に前線へと供給して東京の網にかからないようにするのが得策

今日はやや押し込んだ状態での攻めの形になりやすいか

比較的オープン目なので形成が一気に傾くとお互いに押し込まれやすい流れになりがち

早めに前線に出すかサイドに出すかしてコントロールした方が安全か

4バックを活かして後方の幅を使って安全圏を作りそこから前線に送るが受け手がいない

ジャーメイン交錯でアキレス腱痛めたか…

後藤が準備、これジャーメイン駄目か…

アクシデントだから仕方ない、今まで良く頑張ってくれた

しかし前線の橋頭保が無くなるとゲームプラン変わるぞ…

後藤が爆発してくれるといいんだが…

後藤イン ジャーメインアウト

縦に速い展開は後藤にとっても良い連動になるので結果に繋がってくれ

東京の前線へのボールにCBだけでなくボランチも下がってきちんと囲んで奪いに行っている、ここ改善されてるな

松原が2対1、3対1で囲まれるがそれを抜く動き

松原の出たスペースをリカルドがカバー

右サイドから中央に入ったドゥドゥへ、しかし奪われる

後藤へのフィード、ドゥドゥ回収できず

かなりオープン目の乱戦

雄斗が交錯して潰されるが東京のFKに

PAから9m

東京触るが三浦はじき出す、CKに

三浦飛び出して防ぐ

東京拾ってクロスもゴールを超える

15分

雄斗がヘディングでかき出す、ファールをもらう

東京の速い展開にジュビロも対応する

放り込みに三浦キャッチ、三浦の苦手な形を作っていく感じか

東京スローイン、コーナー付近からPAへ

一度奪うが奪い返される

今日はビルドアップ選択が多い三浦、しかし東京のラインは低めでライン間は広め、背後を気にした形か

ジュビロ後方で落ち着かせる動き

パス交換から逆サイドのドゥドゥを背後へ走らせる

東京は前向きに奪ってカウンター、サイドからポケット、ニア攻略するが三浦キャッチ

またもビルドアップ選択

後藤が活きないだろ…何考えてんだ…

松原上がってくるが2対1で後藤にもマーク付きで不利局面、やはりロングボール使わないからチャンスが少なくなる、前半抑え気味展開にするつもりか?

この流れ余り良くないなぁ、熊本がせっかく同点にしてくれたのに勢いが無くて先制出来る形じゃない

徳島戦みたいにしっかりカウンターするか擬似カウンターの形作ってくれれば良いがちょっとそういう感じに見えない

いわゆる「内容は良かった」になりがちな試合だからマジで期待薄の流れ

ボール持たされてカウンターされてる

ドゥドゥが持ち上がるが上原クロスはゴール上のネットへ

東京のカウンター速いが凌ぎ切る

後藤へのボールはファール取られる、ん~

東京の攻撃、雄斗が倒されファール

後藤をサイドに走らせつつ押し込むが東京のカウンター

シュートは枠に行かず逸れるがフリーで打たせているのと東京のカウンターに対して間に合っていない

全体が上がり過ぎて裏にスペースが空き過ぎた

東京のハイラインプレスが速く三浦もフィードに切り替えるがサイドアウトに

東京にコントロールされていて結構厳しい

このままだと中押し負けしかねない

30分

東京のスタミナがどこまで持つかわからんがジュビロの方が不利で破られるのは時間の問題か…

鹿沼が中央でファールしてイエロー、全体として東京のスピードについていけてない

ドゥドゥが蹴り出して一旦ラインを上げる

東京のミスでマイボール

背後にスローインしてポケットに松本が侵入ニアに出すが防がれる、CK

キッカー上原、セットプレーで先制しておきたい、流れでの得点がちょっと期待できそうにもない

ニアに入るが跳ね返される

コーナーにねばろうとするがロスト

ジュビロの守備は「前後で挟む」という概念がないのか

中盤に入れられてそこでFWがプレスバックしないから奪えずにサイドに逃げられて相手のライン上げられてるんだが…

「自分より後ろのボールに責任を持たない」という負のプレーのせいで奪えるものも奪えず、相手がフリーでボール回せている状態

いつまで経ってもボールを奪えない、いつものミス待ち守備

右サイド上がるが後藤がCBの中間ポジションで受けられず、外と中の連携が上手くできていない

東京は上手くて速い、これ後半もやられたらジュビロの方がかなり不利展開だろうな…

松原が上がるが足を蹴られる

前半イーブンで行けばギリ問題ないが後半有利になるか、というと微妙なのが何とも…

松原のFK、リカルド触るが枠に飛ばず

後藤のスプリントからインターセプト

右サイドを崩しつつ中央へシフトしドゥドゥの抑えたシュートはGKがはじき出すがCKに

かなり良い勝負してるな

お互いに互角、しかしここは得点しないと

CKは東京のクリア

残り時間は少ない

失点しないだけましか…

東京のローテーションに対してもマンツーマンの形で追随してマークは外さない

しかしCKを取られる

AT+2

ゾーンだったら上手く外されてるだろうな

東京はサポートのポジショニングはとても速い

オフザボールでスペースを見つけて即座にその場所に入ることでずっとボールを動かし続ける事が出来ている

認知が以上に速い為に次の行動が即座に出来ている

前半終了

結果は0-0だが内容はそれ程良くもない

スピードに対応するのに小川を入れるのは一つあるがそれで雄斗を下げるとかではなく、前線に上げて強度を活かしたポスト役をやるのも一つ松本と雄斗の前後を入れ替えるとかでも

東京の速さと上手さに対して強度の差とか高さの差を活かした質の差と作らないといけない

あとはお互いのフォローの速さ、東京は予測が速く即座にお互いをフォローできる位置を取る、速い+予測=ポジショニングの有利も作っているのが上手い、ただ足元が上手いのではなく、認知と速度の速さからポジショニングの有利を作っているので非常にやりにくい

どうしても後手に回らざるを得ない相手なので前線に後藤ラッソ雄斗松原など高さ強さで勝負できるメンバーを並べておいて放り込み、中盤後方は相手の速さに対応できるスピードのある守備形式にした方が良いのでは?

熊本が清水に勝った!

これで自動昇格の目がギリギリ蘇ってきている

大宮、水戸が頑張ってくれたらジュビロが2位で自動昇格枠ゲットできるかもしれない


後半

サイドへの放り込みから拾って逆サイドキープしようとするが奪われGKまで戻される

再びサイド遅攻、しかし東京に縦パス1本で戻される

ワイドのポジション取りから中央縦に通そうとするが対応される

一度引きつつ縦展開もキープできずにラインアウト

東京は4-4-2の3ラインで攻撃時にライン間がかなり空くのでそこは狙い所

サイドで繋ぎならCKゲット、槙人の飛び出しからのカットがなかったらカウンターされてた場面

後藤リカルド槙人で縦に並んで中央狙うが失敗

東京のカウンター、三浦が反応して一度は防ぐが押し込まれた

ん~…やはり速さと連携で負けてるよなぁ…

後半開始直後にやられるのも前半の状態から考えて速さで追いつけない時点で後半入っても年齢差スタミナ差で負けるジュビロが有利になる相性じゃないんだよね…だからその辺りを心配してたんだが…

横内監督はパワープレー嫌いなのかこういう手を打たないとどうしようもない展開でも日和見様子見で手を打たないことが多く結果落とすんだよ

だから超心配、さっさとテコ入れして局面動かさないと負けるんだよ

でもどの局面をどう変えるべきかが見えないからいつも通り古川とか入れて何もできず何も変わらずで負ける

色々な形を試さないから局面への理解と打開の方法に関しての幅が狭い、いわゆる引き出し少ないになってしまう

東京相手にいつも通りのサイド遅攻って負けパターンなんだがなぁ…

速さで負けてる時点で遅攻で崩せるわけないし予測の速い相手なんだから崩せるわけないんだよね…だからオープンな乱戦とパワープレーの方がチャンスの目があると思うだが…首脳陣はそういう判断ではないんだろうなぁ…そもそもハイタワー並べて放り込みとか全くやらないし、じゃぁどこで質の差をつけるのかって部分なんだよ、しかしいつもその答えがなくて後手後手で何もできずに落とすんだよね…

今日もいつも通りの悪癖が出てる、単純に下位の徳島には負けたくなかったってだけでカウンターやっただけなのか、またいつもの阿吽の呼吸のジュビロスタイルで~なんて考えてるのか、どちらにしても対策できてない対策でもぶら下げてきたんだろうか…

いつも通りのやらかしゲームになりそうだ…

先に東京が交代した後、こちらも2枚かえ

藤川イン 山田アウト

古川イン 松本アウト

60分

速さ的にはやや東京に近づいたがそもそも強度的に不足な二人を入れてスピード勝負する意味って何だ?

意味わからん

スピードのあるアタッカー入れても相手はスピードと予測と上手さで勝負してくるからついてこれるわけで差がない、同じ土俵で戦ってたら勝てるものも勝てない

違う土俵を作って戦う必要があるのにな…

ジュビロは猛攻でシュート打ちまくってるように見えるが東京は守備固めてるし即座に反応してるから差が作れない

あとアタッカーで速くても守備時に下がって来ないから本当に意味がない

両サイドにポジションとって幅を活かした攻撃をしようとしてるが遅攻パスで結局無意味、東京の1本の縦パスで一気にカウンターされる

上原がPA付近で逆サイドへのゴール

ドゥドゥのカットインの連動と囮の動きで上原が活きた形

前節のゴールもあるので似た形を作って仕留めた

ここからどうするか…引き分け狙いで終わらせるのか、勝ち点積みに行くのか…

雄斗のバックパスを狙った当たり、奪いに行くタイミングが上手い、SBが中央に返すパスを奪うのは超効率が良い

右サイドから藤川がポケット侵入して逆サイドから古川が入ってフィニッシュの形だが入らず

上手さのある藤川が形を作って古川に決めさせる形

古川、松原で作ってCKゲット、ここで逆転弾決めたいが逆サイドに流れてしまう

敵陣内回収してボールサイドに寄ってるの見て縦に出したのに繋げなかった上にカウンター食らって古川がスライディングするがシュートまで行かれる

超低い位置からリスタート、結構リスク取ってるが敵陣サイドまで侵入

リカルドのトラップ狙われて危ないシーンだが東京のオフサイドに、リカルドセルフジャッジせずにプレーし続けているので最後まで着いていった

鹿沼のファールでFK、強度負け、セカンドの落下地点への侵入、どれも負けている

東京の選手はホントに判断と行動が早い

マジで相性悪いタイプだな…

監督の無策に更に足を引っ張られているし…

引き分けると清水抜けないしそれだけ自動昇格出来ない確率は高くなるんだが…

終了間際になって藤原とラッソの交代準備

やる事が遅いんだよ、今更かよ…

藤原イン 鹿沼アウト

ラッソイン ドゥドゥアウト

3分+ATでどうしろってんだよ

何か策準備してるんか?

ジュビロのカウンター、しかし足止めてあっという間にかっさらわれる、どういうことじゃ

ラッソナイストラップからターンしてスライディングでキープしようとするが相手が突っ込んできてイエローにされる

別にラッソがアフターで行ったわけじゃないだろ…

AT+6

スライディングしてるところに突っ込んで来たのにイエローかよ…

日和見無策の監督のせいで終了間際に投入される選手が結果なんて出せないだろ…

古川がボールを追っている所でスライディングで倒してイエロー

藤原のキック、ここで入れろ

飛距離足りな過ぎ、キック力無さ過ぎだろ…

ラッソのターンからのシュート枠を外れる

後藤のポストが何でファール?

最悪の展開だな…

ジュビロは勝っちゃダメ、カウンターしちゃダメとかいうルールあるんか?

フロントも監督も馬鹿なスタイル重視止めろや

勝てないスタイルに価値なんかあるのか?

馬鹿じゃね?

いい加減勝つことだけ考えろよ

だから弱いだよ

マジ糞過ぎだわ

自分達から毎度毎度勝ち点落としに行ってんだから

これじゃ誰がやって勝てるチームなんて出来るわけがない

糞みたいなポゼッション遅攻止めてくれよ


2023年10月23日月曜日

徳島戦戦術解説

横内監督が2週間の中断期間を使って対徳島戦への戦術を用意してきたことが良くわかった試合だった

まず大まかに言うとポゼッションからカウンターへと基本戦術が移行した
自チームでボールを保持するポゼッションを捨てて相手のボールを奪って攻撃するカウンターへと戦術を変えたのは大きな転換点

では守備戦術はどのように変化したのか…
実はほとんど変わっていない
横内ジュビロの守備戦術の基本はコースを消す守備
プレスと言っても強度を使って奪いに行くというよりはコースを限定していく守備に近い
この守備は昨日も同じで時間はかかるが相手のミス待ち誘発が基本で
囲んで奪いに行く場所を作るという部分はほぼ無い

ただし、この戦術にプラスされている部分がある
細かい部分になるがそれがこのカウンター戦術の肝でもある
ボールホルダーの近くのパスコースを限定、消していき、逆サイドへのサイドチェンジおよび前線へのスルーパスのコースはあえて消し切らない

徳島は何度もスルーパス、サイドチェンジを使ったが、ジュビロはこのボールにインターセプトを仕掛ける
ボールホルダーと受け手の位置が遠いパスコースは消さずに残し、わざと長いパスを出させることでインターセプトするタイミングを作り、それを反撃の基点にしていたのだ

徳島としてはジュビロの守備をかいくぐる直接フィニッシュにいけるようなアシストに近いスルーパス、サイドチェンジを入れたタイミング
それを待ってましたとインターセプトして速攻縦パスを入れて背後を取る、という「肉を切らせて骨を断つ」まさに超攻撃的カウンター戦術を導入した

徳島もこれに対応するべく空いているコースへのドリブル侵入、受け手の下がりでインターセプトさせないスペース受け(バイタル受け)を試みている
ジュビロとしてはドリブルに対しては強度、囲みで限定し、下がり受けには飛び出しでマークを剥がされない対応をする場面も見受けられたが
徳島はそれを使いつつ更にCBを釣り出した背後のスペースを突く所までトライしてきたのでまさに肉を切られまくった
その割に完封に抑えた守備陣は結構大変な思いをしたと思うがよくやった

先制点は前線でボールホルダーに2対1が作れているので奪った形
CB2枚に対して1対1x2を作るのではなく1枚に2枚を当てて数的有利を作った上で奪い3対1の枚数有利を作って攻撃出来ているので徳島はなす術がない

2点目も全体が押し上げて徳島もブロックを作る段階だったが横スライド+逆足でブロックの外を巻くように蹴ったボールで針の穴に通すようなシュート
グダグダと攻撃が長くならないように出来る限り即時にシュートで終わらせている

3点目、サイドチェンジでアイソレーションの雄斗に預けてからのクロス、松本が横スライドで中央からニアに入りつつの逆方向への流し込みなのでかなり難しい動きだったと思う
CBからすると松本が逃げていくので捉えきれず、しかも頭上を越されるので人もボールも防げないという最悪の形だった

どの得点も攻撃している時間は長くはなく、かなり短い時間でシュートまで行っている
ボール保持の為にシュートに行かずに繋げる、という部分がほぼカットされ、チャンスがあれば積極的に狙う、という流れに変わっている

ゲーム自体もボールを失う事を特に恐れずにロングボールを入れているし徳島が保持していてもコースを切ることで守備側のジュビロが半分コントロールしている所もあった
清水戦で問題となった槙人の短いフィードも今回は相手の背後狙い、最終ラインまで深く蹴られていて十分だった

今節を見るとやはり空きコースへのドリブル突破とバイタルへの下がり受け+カットイン侵入がかなりの脅威、ここをコントロールできないと逆に決められてしまう

この部分の対策が追加されるとより安全なカウンターを構築できるはずだ
バイタルにボールを受け入れつつのカウンターはかなりハイリスク、それに比べるとサイドチェンジをインターセプトする方がより安全だと言える
スルーパスのインターセプトをし損ねた時の対処がかなり重要だが、そもそもスルーパスは通さない守備をしても問題はないわけでその辺りは状況や局面なども考慮しつつ受けるか閉じるかを決めていけばよい
より安全にインターセプトをするならサイドチェンジを狙うというのが良い

フベロ監督はサイドチェンジを多用していたがこのようなカウンター戦術をされるとサイドチェンジできなくなるな…

2023年10月22日日曜日

第39節 徳島戦

いつものスタメン、サブはテコ入れ、戦術的にどうかは始まってみないとわからん

ホーム徳島も4-2-3-1予想でミラー


初手ドゥドゥにロングボール、落としをジャーメイが拾って中央ドリブル突破からCKゲット

CK上原、松原スローイン

自陣からドゥドゥに落として即裏狙いの松本に入れるがファール

序盤はかなり縦意識が強い


中央での守備、CBが飛び出すので中央に穴が空きやすくボランチも下がりが甘いので穴を突かれやすい感じ

雄斗の下がりにスクリーンを使われて衝突

徳島CK、ゴール前でやりあい、三浦飛び出すが触れずファーに抜ける

鹿沼?が押し出してCK

ファーに落として2対1になるが戻されて回収される

徳島は細かくパスを繋ぐがジャーメインがカットからのカウンター

ドゥドゥに渡ってカウンターで先制点

松本、ジャーメイン、ドゥドゥの3枚で構えて松本がプレスに行きジャーメインが回収、ドゥドゥが決めるという形になった

立ち上がりで先制できたのは大きいな

奪ってからの攻撃をかなり意識していて即縦に入れる速さが見られる

中断期間中にかなり意識改革はした感じか

ハイラインプレスに合わせて後方からも上がりインターセプトを狙っている

かなりの攻撃的戦術にシフトしている

ハイラインプレスをすると敵の中盤や前線が下がって受けようとするのでそれに合わせてラインを上げて受けるタイミングを狙って奪いに行くという形が見える

CK、回収してジャーメインに入れるがGK飛び出してキャッチ

徳島のパスサッカーに対して引いてブロックを組みつつ前向きにプレスし奪ったらそのまま縦に入れて動きを止めない「運動と連動」が出来てる

やや怖いのは前に出ているタイミングで相手が背後を取った時、一応最終ラインは残っているので心配はないが…


カウンター速攻から上原がミドルで2点目!!

今日のジュビロの動きは強い時のジュビロ、人もボールも動く運動と連動が出来ている

15分までに2得点、幸先いいよ

前線のハイラインプレスが効いているので徳島がビルドアップできなくなっている

ロングボール選択するも雄斗、リカルド、松原と高さはあるので放り込まれても怖くはない

2点とってブロック維持に移行しているジュビロ、ややペースを落として時間を潰しつつ体力も温存

CBが釣り出されて背後を狙われたが三浦キャッチ

危ないシーン

徳島も上手いな

ジュビロのカウンター、足元で繋がずにスペースに入れて繋げているので運動性が失われない

山田のシュートからCKゲット

キックは松原、ファーに抜けてしまう

徳島ビルドアップセットからのロングボール入れるがジュビロ回収、上原へのファールでFK

ボールを大きく動かすスタイルで徳島を動かす

かなりスタイルを変えて全体を使った戦術になってるな

ジャーメインへのボールが繋がりカウンター

DFとの駆け引きでやや負けてしまったがしっかりカウンターで脅威を与えているのが良い

相手のDFと正面で対峙するようにして追い込んでいるのが良い

追い詰めたが徳島かいくぐって攻め込んでくるが4バックが対応

三浦ロングフィード、跳ね返りも蹴り返す、徳島収めてキックフェイントから中央へのドリブル、サイド展開、戻してサイド、中央で交換

ジュビロ蹴り戻すが徳島拾う

徳島の放り込みに三浦飛び出し底を狙われるが蹴り出して防ぐ

徳島のサイド攻撃に松本が1対2を対応

カウンター、ジャーメインが収めるタイミングでファールされて自陣FKリスタート

サイドで上原がファールしてしまい徳島ボールに

ドゥドゥのチェイスで広範囲を守備してもらえて助かっているな

リカルドのロングフィードにジャーメイン、山田が取りに行くが徳島が拾う

徳島の攻撃、守備が体を張って防ぎ徳島CK

30分

防いで徳島のショートコーナー

三浦飛び出し穴を空けるがDFがヘディングで対応

リカルドがゴール内に残って三浦の背後を守ることで失点してないパターンが多いな…

徳島の攻撃時間が長くジュビロもカウンターに余り力をかけない感じになって来たが守備の引き締めしないといけないかな

ドゥドゥが交錯、大丈夫か…

ジャーメインの落としにドゥドゥの即ミドルはGKキャッチ

しかしかなりアグレッシブな動き

徳島のサイドチェンジを松本がインターセプトするが徳島即回収、しかし悪くはなかった

呼び込んでからのインターセプトは上手い

徳島は雄斗の裏、槙人の飛び出しの裏を突こうとしているのが見える

中央を飛び刺させてそこを突く意図が見えるし結構うまく誘導してくるのでジュビロの守備は何度も引っかかってる

前半はこのまま終了して後半交代を一気に入れて更に得点を進めたいな

徳島のCK、ファーで雄斗が1対1でファールをもらう、相手がイエロー

雄斗の足にしがみついてきた

松原のインターセプトからカウンター

相手PA付近でサイドから中央に入れた所で跳ね返されて失敗

やはりCBに1対1の正面対峙の形が一番嫌の様だ

AT+2

徳島のシュートも外れて前半終了


序盤に速攻から2得点が大きい、スタメンが守備的で2得点できたのだから後半交代入れて同じ速攻が出来ればもっと得点とれそうだが…

後半

藤川イン 山田アウト

藤川のクイックネスとトリッキーなパスに期待

徳島サイドを大きく変えつつワンタッチでSBの背後狙う形だな

ワイド+速攻の形

ジュビロのカウンター

雄斗のクロスに松本がヘッドで流し込んで3点目!!

その一つ前のサイドチェンジも良かったし、松本のセンターへの入りも良かった

これは火が付いたんじゃないの?

徳島のコースを切りつつ後ろにパスさせて追い込んで前に出したタイミングでインターセプト、良い守備出来てる

またもインターセプトからのカウンター

チャンスにはならなかったが受けるタイミングで入ってくるの上手いな

ジュビロのカウンタードゥドゥでスピード落ちたが押し込んだ

引きつけておいて背後のスペースへのパス

上原のロングパス繋がらなかったがカウンターの縦選択出来ていた

今日のジュビロはボールを失うことを恐れていない

ボールを前向きに奪うタイミングについてかなり用意している感じ

自陣深くからのパスを邪魔され正面でシュートされるが三浦の反応で回避

ジャーメインのクリアもまさかのオウン気味、これも三浦の反応で回避

ちょっと流れがおかしくなってきているがここはどうにか立て直したい

雄斗のファールでPAから11mのFK、三浦落ち着いてキャッチからの低空フィード、徳島回収

ジャーメインのインターセプトから藤川の攻撃

一旦三浦まで戻してからもう一度

徳島キープするがパスミス

徳島縦に突破を試みる

60分過ぎても交代なし

守備力の高めのスタメン勢はやはりカウンター向きか

徳島早めにシュート打ってきたが枠には飛ばず

徳島2枚替えで戦力投入

徳島は攻撃的にせざるを得ないがジュビロはこれ以上守備を厚くできない

藤川の所取られてるのに味方のフォローなしだな、それでファールせざるを得なくなってる

若手潰しに味方フォローしないとかはよろしくないが…

徳島FK、PAから15m、ゴールライン付近まで飛ばしてきたがゴールラインに逃げてCKに

徳島CK、ジャーメインが跳ね返す

雄斗のサイドからクロスを上げられるがファーまで抜ける

藤原イン 鹿沼アウト

ここで守備的な鹿沼を外して攻撃的な藤原を入れてきたか…

徳島は柿谷投入、残り20分で両陣営が本気に

柿谷対策やマンマークは無いと思うというか鹿沼外したから出してきたのか…

中盤で防いでのカウンター

サイド崩しに行こうとしたが出来ず

松原インターセプトから繋いで前線のジャーメインを走らせる

シュートはGKが触ってCKに、しかし良く走るなジャーメイン

CKは藤原

小川イン 上原アウト

古川イン 雄斗アウト

CKはドゥドゥがヘッドで触るが惜しくも枠を外れる

さぁ攻撃オプションが上手く刺さるか…

ファールで徳島のFK、ニアのジャーメインのカットからのカウンター

古川のクロスはファーに流れるが回収して中央のジャーメインに、足元が滑ったかやや上に

サイドチェンジを小川がインターセプトしカウンターへ

徳島回収するが反撃は出来ず

守備で奪ってからのカウンターがかなりシンプルで速攻になっているのは良い傾向

もう1点くらい入ってもいいよな

とにかくチャレンジ数チャンス数が多くそれだけゴールに向かう時間が短くそれが回数の多さにも繋がっている

三浦もほぼビルド選択がないな

藤川が良い位置でファールをもらう、PA5m、キッカー藤原

これはもう1点コースだろ

藤原キックミスか低すぎる

松本回収してCKゲット

今度は決めろ

ここで交代

ラッソイン 松本アウト

ラスト5分でラッソ投入

ゴール前に高さを追加だな

これでラッソ決めたら最高だぞ

三浦のフィードを回収するが攻撃にはならず

徳島のドリブルが上手い

徳島も1本で裏狙い、槙人が競って防ぐ

徳島中盤で拾って即ロングシュート狙い、とにかく1点でも入れようとしてくるな

徳島外すの上手いな

ジュビロが奪いに来るタイミング読んで上手くかわしてる

AT+4

最終局面

サイド突破を狙う徳島、CKを奪う

ニアに高いラッソとジャーメインを置いて守備

カウンターに行くが徳島も下がって埋める

松原が倒されてFK、そろそろラストプレーか

GKにプレスにいくジャーメイン、最後まで良く走る

ゴール正面のシュートを防いでカウンターにラッソを走らせる

試合終了

どうにか3点+完封での勝利

出ていなかった選手たちも出場機会がありかなり良い結果になったのではないかな

戦術的にも中断期間中にかなり意識的に練習したのがわかるくらい変わっていた

下位チーム相手でも手を抜かずにしっかり勝ちにこだわったのは良かった

2023年10月12日木曜日

5-4-1/3-6-1/3-5-2(NBOX)

SBを中盤に上げた3-6-1で待ち、ワンサイドに寄ったらNBOXに移行する
以前にこの形の3-6-1で6点取った試合もあったがその後にサイドをワンタッチで繋がれてCHの背後を狙われることがあった
逆サイドのSHSBが余らないように中央に寄せてNBOX化することでCH前後のスペースを消す
SBが偽SBでボランチ化することで2CHの背後をカバーすることで2CHが中央の位置をキープできる
中央突破に対してもCHの背後を両SBが締めることでCB前のバイタルを埋めてカバーする
基本はCH前のスペースをプレスエリアとしてFWSHCHで囲んで奪って速攻を仕掛ける

3-6-1待ちは中央受けのショートカウンター
サイド寄せにはNBOXで対応
自陣ゾーン1では5-4-1でスペースを消す

NBOXで逆を取られるような相手の場合はオプションで4-5-1の中盤NBOXを維持しながら4バックを作って逆サイド対応を残す

攻撃時の3-6-1はCHを縦にしてFWの背後に1枚置いてFWの裏狙い→ポスト移行→回収ミドル/左右展開と前のCHが2次攻撃の基点になるのでCHの内1枚は攻撃型タイプが望ましい



5-4-1
______FW______
_SH_CH__CH_SH_
SB_CB_CB_CB_SB


3-6-1(守備時)
______FW______
_SH→______←SH_
____CH__CH____
_SB→______←SB_
___CB_CB_CB___


3-5-2
__FW__SH______
_SH___CH______
___CH_________
_SB___SB______
___CB_CB_CB___


4-5-1
____FW________
_SH___SH______
___CH_________
_SB___CH______
__CB_CB_CB_SB_



3-6-1(攻撃時)
______FW______
_SH___CH___SH_
_SB___CH___SB_
___CB_CB_CB___

攻撃の流れ

1次攻撃:速攻

2次攻撃

3次攻撃:遅攻


1次攻撃

相手陣地を空にして小数のFWのみで攻撃する、相手DFもCBのみが残るので少数対少数のスペースのある状態での攻撃が可能になりFWの選択肢が多くなる

相手CBのみが残った状態を想定、4バックなら2CBのみ

相手の守備ラインの背後を狙い、広いスペースを突くことで防ぎにくい攻撃をする

オフサイドを取られやすいがワンチャンスで得点まで繋がる確率は高くなる


2次攻撃

相手の守備が自陣前方、ゾーン2などにある場合、背後を突くことも可能だが守備ラインが高くないのでGKの飛び出しで防がれる可能性もある

相手守備ラインは人数が揃っていることを想定するので3バック、4バックに対しての攻撃

オフサイドはとられにくくなるが背後にはまだスペースもあるので前に受け手がいれば縦パスを通してもチャンスはある

守備ラインを下げつつポストして2列目が拾ってミドル狙い、裏への縦パス狙いなど


3次攻撃

相手が自陣に戻りスペースの無い状態、コースを切られやすいのでミドルも撃ちにくい

相手守備ラインは4バック、5バックが揃った状態になりスペースはない

オフサイドを取れないので背後にはスペースを置かない、縦パスも入りずらくなり攻め手に欠ける

全体が引いた状態になるのでこじ開けるのが難しく、サイドから中央スライド、サイドチェンジなどでボールサイドに守備を寄せつつ逆サイドのハーフスペースを狙う形をとる

ジュビロ的にはボールサイドの奥、コーナー付近からハーフスペースのポケットに入ってニア狙いでパスを繋いで突破する形を良く取る


ジュビロの攻撃には1次→2次→3次の繋がりが無く最初から3次の形を狙っていくのでどうしても相手の守備は揃った状態からスタートするので非常に効率が悪い

普通のチームには1次→2次→3次の流れがあるので1次が駄目なら2次、2次がダメなら3次と局面の変化で狙いが流動的になるがジュビロは最初から3次のみの形が多く、時々1次→2次狙いがあるくらい、しかしこれもすぐになくなり結局3次攻撃の形ばかりになってしまう

2023年10月11日水曜日

何故ジュビロは黄金期を作れたのか

1.外国人レジェンドの招聘(戦略)

  外国人レジェンドを日本人を組み合わせて多くの事を学ばせた


2.個の質と密集化のハイブリッド(戦術・戦闘)

  個の強度のある守備と局面に数的優位を生み出す密集化の両方を使った現代的な守備



攻撃サッカーばかりが注目されるがむしろ底上げしていたのは戦略面戦術面であってボールの支配=ボール奪取する守備が徹底されていたことの方の重要度が高い

ボール=攻撃権なので攻撃する為にはまず守備の徹底が必要

守備が出来ないチームはそもそも攻撃権を持てないのでずっと守備する羽目になる

今のジュビロがまさにそれ

奪い取れないのでミス待ちでずっとボールを相手に持たせる

守備時間が長い+遅攻+速攻/パワープレーの排除と3重の足枷で時間効率が非常に悪い

清水戦の様に先制したら徹底的に守備するだけでジュビロに勝ててしまう

馬鹿らしい


ジュビロの勘違いが直らない限り常勝チームに戻る事は無い

何故ジュビロは混迷してしまうのか

ジュビロとサポの派閥を考えてみると


・黄金期派

 ・既得権益派

  ・懐古スタイル派(ポゼッションシャンパンサッカー派)

  ・メディア派

 ・実力派・改革派(強いジュビロが見たい派)

・非黄金期派

 ・個サポ/カメ子/etc



黄金期派閥でも懐古派と改革派では意味が異なる

大きな違いは懐古はスタイル重視で現環境を考慮しない、いわゆる「自分達のサッカー」派

改革派は実力=常勝=黄金期がベースなので現環境での勝利を求める


勝てないスタイルに固執する懐古派と現環境への適応を望む改革派は水と油なのでお互いに相容れることは無い


強いジュビロが見たい改革派はジュビロのチームの実力が上がることを望み、それを結果として示して欲しい

しかし懐古派が多いので全く改革されない

ベースにあるのはジュビロの「技術偏重」にある

スポーツの基本はフィジカルであり、サッカーでもそれは同じ、加えてチェス的な戦術要素が加わっているのがサッカー

それに対して「ボールを扱う技術」に特化してしまっている為にフィジカルもサッカーIQも低い選抜になっているのがジュビロ

サッカーではなく「現代版蹴鞠」になってしまっている

サッカーは走る・移動する競技であり、ポジショニングの重要性が高い、その意味でスペースや中間位置の認知と移動は必須である

しかしジュビロは球蹴り特化になっているので本質的にサッカーに最適化していない

これが懐古派と相まってジュビロの足枷になっていることは明白なのだが改革派の意見は黙殺される


チームスポーツにおける運動性は基軸なのだがこのチームではそれがないがしろにされる

また指揮や戦術に統一性がなく自由度が高いのでまとまりがない

その場その場で個を尊重するので意図が明確にならずそれぞれがそれぞれの意図で別々に動く


現在の状況を見てみると

守備戦術がほぼ皆無でコースを切ってミス待ちという時間のかかる守備になっている

これは選手の怪我の多さとカードの事を考えてなのか

守備に時間と体力を削られる為に攻撃時の時間は短くなってしまうがジュビロは遅攻なので攻撃でも時間がかかる

足元でパスをもらおうとする、ブロックが敷かれても味方全員が上がるのを待つ

結果厚い守備を相手にすることになり攻撃の効率は格段に下がる

攻守共に非効率なのがジュビロスタイル

監督が代わっても最終的に何も変わらずにいつものスタイルに戻っていく


勝利しなくても自分達のサッカーが出来れば満足、というのなら本当に昇格する必要なし、自分達のサッカーで勝てるリーグに居ればいいだけ


その代り改革派は二度とジュビロには戻ってこない


2023年10月10日火曜日

4-2-3-1/攻撃的NBOX

4-2-3-1の攻撃場面

FWのサイド流れ受けに合わせて全体をボールサイドに圧縮する

NBOXをカウンターではなく攻撃時のフォーメーションとして使用する

もしFWがボールを収められなくてもNBOXを形成することでロストしたボールを即時回収することでショートカウンターを発動させる

SBとDHを守備的にする必要があるがSHやOHは攻撃的な選手を置ける

ボールを入れた時点でワンサイドにクロースドにしてしまうのでNBOXの制圧力を活かせる

NBOXの弱点のサイドチェンジやサイド攻撃の受けで使わずに攻撃時のシフト、サイド制圧からのサイド攻撃に使用するので弱点が突かれにくい

中央のDHやボールサイドのSBのサイドチェンジから逆サイドのSBの攻撃参加によるオープンサイドの単騎突破が使用できるのでSBには小川のようなスピードタイプを置いても良い

4バックの両サイドを無理に上げずに後方でパス回ししつつ疑似カウンターを狙った場面などポゼッションから背後への放り込み→同サイドへのNBOXシフト→セカンドへのハイプレスとショートカウンターという流れで、攻撃+ネガティブトランジッションの場面において優位性を持って攻撃とその後の流れでの攻撃継続をもたらす

NBOXへのシフトをしているので2トップになり1トップ時より前での圧力が増し得点確率が上がる

逆サイドのSHのシフトが大変であればOHが1列上がり、SHがその下に入る形でNBOXを作っても良い


守備面での活用を考えてみると4-2-3-1の弱点であるWボランチの脇への攻撃に対してNBOXでの対抗策は悪くないと思う、スペースがあるのでそこを狙うが入ったらそこから出られずに奪い取られるという流れを作れる、条件としてはSBがステイして上がっていないことは必須、SBが前を切って止めDHが中央から寄せ、SHがプレスバックし3方向から囲んで奪う形をとる

ボランチ脇にボールを入れて囲まれる前に逃げようとバックパスをしてもSHのプレスバック+FWのサイド寄せで出口を塞ぐので囲みからは簡単には抜け出せない、バックパスをSHやFWが奪い2トップになった逆SHやOHに繋げばゴールのチャンスになる

NBOX化の重要部分はボランチのサイド寄せ、中央を守る意識ではなくサイドで奪いきるという意識でDHとSBとSHで囲むこと、鈍足の寄せでは駄目でスプリントで寄せていく必要がある


______FW→→→→→_

__SH__OH__SH__

____DH__DH____

_SB_CB__CB_SB_


______SH____FW

__↑___OH____SH

__↑______DH___

__↑___DH____SB

___SB__CB__CB_

2023年10月9日月曜日

清水戦の問題点

局面解説から

ジュビロのゴールキックの場面、三浦とCB2枚がPA内でビルドアップ選択の陣形からのリスタート

三浦は右の槙人に渡し、乾がプレッシャーをかける

槙人がロング-ボールを蹴るが守備ラインと競るジャーメインまで行かずにその手前の山田の付近に落ちる

清水のボランチとCBの2枚の高さでこれを跳ね返し

この時点で清水はボランチが縦並び+CBの飛び出しでボランチ1枚が山田とジュビロのWボランチの中間位置にいる

この中間位置のボランチがセカンドボールを拾い即サンタナにロブで繋げる

ジュビロは中間位置のボランチに1枚、サンタナに1枚が当たるが状況を見てから動いているので間に合わない

サンタナに当たったボランチが対面して遅らせる

ジュビロは4バックを揃える

清水はサンタナの前に1枚、左にタイミングをずらしてステイした乾

サンタナは縦選択するもリカルドが前に出て防ぐ

この時のジュビロのボランチ、2列目はスピード落としてみてるだけ

リカルドが跳ね返すがこぼれ球は乾のポジションの転がる

リカルドと槙人が縦関係で中央の選手を挟んでいたのでリカルドはそのまま流れて槙人と雄斗の中間に入ってコースを切る

雄斗も対応するがボール方向と背後にステイしていた乾とを同時に対応できず

乾はサンタナが切り替えした場面でステイして雄斗の背後に距離を置いてサンタナにボールをよこせと手を広げている

リカルドの読みは正確だった、その後の動きも間違っていない

ジャンプしたのも三浦の高さを考えればハイコースを切る意味で正解

雄斗がスライディングしているので下は雄斗、上はリカルドでどちらにしてもコースを塞ぐように動いている

それをかいくぐった乾のシュートが正確だった


局面の問題点はいくつも見られる

1.ビルドアップ選択とフィードの短さのミスマッチ

PA内に2CBが入りサンタナに対して誰もつけない状況を作ってしまった

必ず相手の「背後」を狙わないといけなかった

CBとボランチの作るボックス内に落としてしまった

2.2CBと2トップの対峙

2CBに対して清水が2トップを対峙させているので逃げる場所がない

ボランチが2CB間に落ちないといけないがWボランチは位置を変えていない

3.清水の高さに対してのミスマッチ

槙人のフィードが山田に入り、清水のボランチとCB2枚で付かれ山田は何もできず

4.ボランチのポジショニングと対応

状況を見てから鈍足で対応するので後手後手、1枚残ったボランチに頭の上を越され、サンタナにボールを収められる

5.ボランチ、2列目の鈍足とプレー放棄

サンタナに入った場面、ジュビロのボランチ1枚が下がってサンタナと対峙した時にもう1枚のボランチや2列目がプレスバックしきれていないので1対1で少しだけ時間を稼いでも意味がなかった

人数のいる中盤(鈍足)を無視する形でボールが動いたのでジュビロの中盤は完全無力化された

サンタナに入る前の時点でもっと早くプレスバックするべきで追い越して守備ラインに入っても良かった

6.乾への対策

「心配していない」どころか、全く対策されていなかった、ポジション的に雄斗が見なければならないがボール方向と逆の背後に乾は視界に入らないように消える位置を取るので距離感、対応は難しい

7.三浦の判断

リカルドがサンタナからの縦のボールを跳ね返して乾が拾う場面で空いている正面から左サイド狙いに対応しようと判断しリカルドの動きから次の対応へ移行できなかった、1秒程度の事なのでこれは仕方ないかもしれない



局面的にはほとんどの選手の判断が良くない、時間的に体力も落ちて判断力も落ちる場面だからかもしれないが悪い状況、悪い判断が全て重なっているような感じ

それに対して清水は乾のハイラインプレスで槙人のフィードを不正確にして距離を短くして背後へのボールでなく守備ラインより前のボールにした

落下地点の山田に対して高さの差のあるCBが飛び出して先に触った、ボランチとCB2枚で山田に触らせなかった

ボランチの並びが縦なので山田とWボランチの中間ポジションで繋ぐことが出来た

ジュビロがビルドアップ選択でCBがPA内、Wボランチがボール回収の為に高めの位置にいてバイタルのサンタナに対して大きなスペースを与えてしまった、これによりサンタナがフリーでポスト、前を向くことが出来た

サンタナは縦選択でパスを出したがリカルドが防いだ、しかしリカルドの位置で防いだボールは乾のいる方向に転がる

サンタナが前を向いた時点で既に乾はステイして雄斗の視界外に離れ姿を消していた

そこにボールが転がって来て乾が決めた

清水としては高さ、強さの持ち味が出せたので得点になった

一方でジュビロは何も考えてないくらいスッカスカで清水にやりたいようにやらせてしまった



局面以外の問題点

戦術面

清水の掲示板で言われていたことは2つ

1.乾

2.放り込み

この2つの使い分け

乾はトップ下だがフリーマンでありリンクマンでありフィニッシャーでもある、ビルドアップでは守備ラインの前まで下がって受けに行き、サイドを変えて渡しつつ、自分は逆サイドに消えて姿をくらます

こういう動きなのでそもそもゾーンディフェンスでは乾の対策はできない、なのでマンツーマンで乾対策をするのが一つの課題だったはずだ

1枚が乾に取られてしまうが、逆に考えると1枚捨てるだけで乾を機能させなければビルドとフィニッシュの両方を抑えられるなら安いものである

同時にブロックを組んだ選手が消える乾に対して余計な気を遣わなくて良くなる

1枚少なくなるのは清水も同じなので乾の機能を奪えばかなりの戦力を潰せることになる

もう一つは放り込み、これはサンタナのポストを使った戦術

これについてはボールの出所を抑えるかサンタナ対策に2枚当てるか

本来なら大型FWには大型CBや大型ボランチが1対1で抑える、というのを期待したいが小粒のジュビロではほぼいない、戦略面での問題性になるので後で

出所を抑えようとすると前線からのハイラインプレスが必要になるので体力が奪われる

逆にサンタナに2枚つける場合どこかで1枚足りなくなる

サンタナを抑えるのにCB2枚かCB1枚ボランチ1枚で挟むなどの対策が必要だったがゾーンディフェンスを崩すことなく特にマークも見られず

いつもより乾とサンタナを気にする、という感じくらいにしかみられず、それが対策となったのかは結果をみれば良くわかる



戦略面での問題点

大型FWに対する対抗策である大型CBをレンタルに出してしまったこと

義道がいなくなったので大型CBがいなくなり対人対空への対抗策が余りない

他のチームの大型FWにもふっとばされているのでこの問題点は結構根深い

「実戦型サッカー」=フィジカル重視になっているのが近年のサッカーであり、速さ、高さ、強さはそれだけで有利になる

ジュビロは汎用タイプ、量産型を揃える傾向にあり、突出した能力がない無難な選手を揃えがち

アクセントや対抗策になるような、速さ、高さ、強さを持った選手がサブにもいない

汎用型の選手はある程度計算できる強みがあるが質の差を見せることはできない

これに合わせて横内監督の性格的に「様子見と対応」という部分があるがドラスティックに変更するタイプの人ではないようなのでずっと後手番になる

「戦力の逐次投入」という一番やってはいけないことを普通にやる

これは様子見と対応の部分から来ている、いわば状況に合わせていくタイプでデザインして自分からコントロールするタイプではない

しかしながら対応できる範囲は非常に狭くフォーメーション固定で対応力がないので選手の入れ替えでしか対応できない

するとスタメン、サブの範囲でしか戦術的な違いを生み出すことが出来ない

非常に狭い範囲でしか対応できないので選手の自力が弱いと何もできずに終わってしまう

良い駒を揃えないと何もできない

補強禁止のチームだとこれは厳し過ぎる

ペナルティが無くなったとしても対応力や判断力的に深みがなく上位戦をほぼ対策なしで落としてしまっているのは事実



自分達のやってはいけない事が整理されていない、禁則事項がない

4-2-3-1の問題点、選手の特性上の問題点などから発生する弱点、ウィークポイントに対しての保護策がない

陣形的に中盤の人数は多いが迂回されると全く戦力にならない、高さがないので空中戦に弱く対抗手段がない、鈍足なので即対応できない

こうした部分を考慮した上でやったらまずい事がわかっていない

失点の局面で質の差、スペース配分、など不利な側面が強調されている=清水には有利に働くことが証明されている



悪い所が煮詰まったような失点だったが改善はされるのだろうか…

2023年10月8日日曜日

3-5-2(FLAT/NBOX)

縦の2トップに中盤5枚をフラットに配置
2トップがワンサイドに規制し中盤をNBOXにシフトする


サイドが守備的、中央が攻撃的なM型
SBが低い位置をとり3CBの脇をケア
OHとCHでボランチを囲み中央を制圧してショートカウンター
SBが司令塔で後方からゲームを構築、前線のOHへの供給、サイドチェンジ、FWへのアーリークロスなど、SB=配球役として機能させる
基本は後方サイドで一番安全なSBがボールをコントロールし全体を広く使う
CHの下がりとSBの中締めで中央を守る

M型
______FW______
______FW______
SB_OH_CH_OH_SB
__CB__CB__CB__

______FW______
______FW______
OH____OH______
___CH_________
SB____SB______
_CB_CB_CB_____


サイドが攻撃的、中央が守備的なW型
WBがサイド前方で攻撃、CHとDHが3CBの前で中央を締めて守備
WBの縦突破とクロスによる攻撃、CH・DHの縦パスなどサイドの幅を広く保ちながら中央を抜く形も同時に行う

W型
______FW______
______FW______
WB_DH_CH_DH_WB
__CB__CB__CB__

______FW______
______FW______
WB____WB______
___CH_________
DH____DH______
_CB_CB_CB_____


左右非対称、混合タイプのN型
NBOXの原型に近いタイプ
一方をSBとOHでサイドを支配し中央をCHとDHが締め逆サイドのWBがオープンスペースでサイドチェンジを受けて攻撃

N型
______FW______
______FW______
SB_OH_CH_DH_WB
__CB__CB__CB__

______FW______
______FW______
OH____WB______
___CH_________
SB____DH______
_CB_CB_CB_____

2023年10月7日土曜日

第38節 清水戦

いよいよ清水との対決、ここで勝利することで昇格がかなり近づく

明日の町田甲府で甲府が叩いてくれれば今日の勝利と合わせて勝ち点差3となり町田を射程に入れることが出来る

町田が足踏みしてくれればジュビロが首位も狙える位置に行ける

どうせ昇格するなら優勝で昇格したい

そこまで行かないとJ1勢と対等に戦えるメンタルにならん

最後は気持ちの強さ、諦めない強さが必要


清水も4-2-3-1予想のミラーゲーム

陣地変更、前半ロングボール入れた方が効果はありそうだな


前半

乾見てるけどゾーンの受け渡しだな

松本、ジャーメインの守備でサイドアウト、スローインからハーフを縦に繋いで攻撃

ジャーメインチャンスだったがGK正面

ジュビロは乾見つつも清水のビルドを追い込んでショートカウンター気味の攻め方を見せている

左サイドを攻められてPAから10m付近のアウトサイドにFKを与える

高さの差があるのでセットプレーは不利か

清水が触るも流れる

三浦からジャーメインへ背後に流そうとするがスクリーンで掴まれて拾えず

カウンターされるも乾に通る前にライン作って潰しに行ってるな

乾がフリーマンでゾーンで見るのはやりにくいがバランスが崩れるのでマンツーマンではみていない

左サイドを攻めるがブロックが揃っているのでCKを取りにいく

CK上原、ファーに飛ばすがクリアされる

三浦のキック、ジャーメインが落として山田が裏に、ジャーメイン競るがゴールキックに

松本が乾を見るポジションになりやすいか

松本がターンする時にファールを受けてFK

ジャーメインのポストに入れて拾いに行く

松本がサイドからクロス、拾われてカウンターを中盤で遅らせるが左サイドに出され止められない

ポケットに入られるが上原が付いていてギリギリ枠にはいかず

15分

乾の降りからのターンで侵入、槙人が飛び出して潰す

乾のフリーな動きが上手い

ゴール正面でピンチのタイミングだったがギリギリセーフだな

しかし正面これだけ崩されるのヤバいぞ…

次同じ場面あったら確実にやられる

清水のCK、ニアで合わされるが枠を逸れる

三浦今のところビルド選択はほぼ無し

乾は逆サイドに消えてからサポートに入ることが多いな

清水のFK、徐々に清水の優勢になりつつある感じ、どこかで流れを変えたい

清水が触るがマークもついていてクリーンにヒットせず

三浦ビルド選択、前に運べず、やはりビルド選択の方がまずいな…

ファールで清水のFK、PAから5mのアウトサイド、先に触ってゴールキックか

松本、ジャーメインのカウンター、速攻で中央抜いたがギリギリ枠を逸れた、これは惜しい

清水ビルドセットからのロングボール

サイドに溜めつつ乾が縦に入るが三浦キャッチ

清水自陣に籠っているのでボールを持っているだけ

やはりマンマークつけてないので乾がフリーで動かせてしまっているなぁ

しかし鹿沼じゃ無理だろうしな…松本を付けてしまうと攻撃力が減るし…

その辺りが難しいからつけてない部分もあるかもな…上原のマークでも良いとは思うが…

ジュビロのCK、松原、ファーに入れるが権田が倒れる

ジャーメインと交錯している

前半陣地変えてるのにこの感じだと後半微妙になるぞ…

右サイドこう攻撃はら中に繋いでドゥドゥのニアへのシュートがCKに

松原のキック、ちょっと遠くに流れてしまう

スローインのこぼれを広い縦に入れるが権田キャッチ

山田ポケットに侵入しファーに入り込んで来た松原を狙うがその前にクリアされてしまう

CK、上原松原でショートコーナーも清水防ぐ

30分過ぎてチャンスはあるが硬直している状態なのでいまいちだな…

ドゥドゥ松原でチャンス作るが駄目

乾背後狙いの動き

おいおい、結局乾マークしないから乾が決めたよ…

三浦も逆突かれてるしさ…DF被って見えないにしてもどうなの…

マンマーク付けないからやはり誰が見るのって部分で徐々にマークしなくなるんだよな

責任問題になるからマンマークの方が潰すには良いんだよ

前半中に同点以上にしないと陣地交換した意味ないだろ?

どうすんだよこれ…

山田がFK核と、松原入れるが壁、三浦入れ直し槙人いたが権田キャッチ

ゴール正面で奪われシュートされるも跳ね返す

AT+3

最低でも前半同点にしないと意味ない、それと後半開始時に交代入れないといけないだろ、後は乾へのマンマークつけること、これくらいしないと勝ちに行くようには思えないわ

松本かドゥドゥが乾に付いた方が良いと思うわ

ドゥドゥ体格差+1対2で負ける、やはり潰す場所は潰しにくるな

松本、山田が1対2で2枚に囲まれてるのに見ないでパス出すなよ

前半終了


やはり「対策不足」が否めないんじゃないの?いつも通りの準備不足かよ…


古川入れるだけ?判断力悪過ぎだろ、乾対策もせずに松本だけ変えても意味ないし先制されてるんだから一気に攻撃的にしないと逆転出来ないんだぞ?

横内監督時間の概念がないのか?ちょっと様子見し過ぎて切り替えるチャンス逃すタイプだろ


後半

古川イン 松本アウト

相変わらずの遅攻で負けている意識皆無、交代も機能しない古川入れて押し込んでも得点にならない

右サイドのポケット侵入から古川が逆サイドから中央に侵入してシュートに行くが枠逸れる

カウンター行けるかと思ったがカウンター出来ず

ジャーメイン単独でPA侵入もカバーなく

乾へのマークがなく簡単に前線に入れられてる

鹿沼ファール

清水中央3枚で囲んで回収

横内監督まだ交代入れない、勝つ気ないのかな?

ずっと後方で回してるだけ、失点してるんだがな…

横内監督は「最悪」の選択肢の引き分け狙い?

攻撃しても全く効果的でない上にカウンターでイエロー献上…

60分

もう後30分しかないのにまだ後藤投入もしない?

後半頭から3枚替えでも良い位なんだが何もしないな

清水の方が動いてきたぞ…

小川が入りそうだな、後藤もか

後半頭から入れとけよ

小川イン 松原アウト

後藤イン 山田アウト

おいおい、主審にぶつかって倒れるとか大丈夫か?

ボール奪取せずに緩い感じで動かせつつミス待ちで守備にも時間のかかるジュビロ

ファールを与えないようにしてるのか知らないが時間あるチームのやる戦術ではないか?

古川は開いてるけど消えてる状態だな、小川がポケットに入るのを助ける為なのか

清水は3バック/5バックにしてるからボール持たせてくれてるけど失点はしないって判断だろ、ボール持って回してるだけの状態で全然どうしようもない

前線が駆け引きして5バック崩してるけどボールが入って来ない

小川が突破してCKゲット、ここはチャンス、入れないと勝てないぞ

入ったと思ったが駄目か…

後藤、リカルドが行ってるがゴール割れず

75分

清水のFK、壁で防いだ後のこぼれを乾のミドル、壁で逸れるが三浦が触って防ぐ

失点してもおかしくないなこれ

藤川イン 鹿沼アウト

小出しに入れる意味は?守備崩壊するのが怖い?先制されている時点で攻撃しないと勝てないわけで小出しにしても意味あるの?

0-1で負けても0-2で負けても負けは負け

雄斗上げて後藤、ジャーメイン、雄斗の3人に放り込めよ

結局いつも通りの無策だろ?

結局どの場面になっても何の策もないのが横内監督なんだよなぁ…

場面を打開するって判断や策が全くない

人の顔見て意見変える感じ

自分の中に明確な分析と判断基準が無い

後藤にボール入れるが長すぎ

後藤ボール残してるんじゃないの?

遠藤イン 上原アウト

後藤がファールもらって遠藤が即キックに、ここ入れろよ

なんでニアに低いボール??

遠藤最悪だわ…

CK遠藤、またニア、流れて逆のCK

リカルド、古川拾ってCK

古川そこは縦に行く所だろ、後ろにスペースあったろ

CKドゥドゥ、後藤が触ったか、清水の選手が倒れる

CKドゥドゥ、キープして回すがPA内に入れず

CK遠藤、後藤のファールで笛

清水、乾を下して守備固め

残り時間なし、ATがどれくらいか…

AT+6

これは追い付けるかもしれないが…そういう気があるのかンて

PA外で回すだけ

古川全く機能してないな…

これ時間潰すだけで得点出来ないパターンだぞ…

小川は3バック形成で失点しないようにはしているが…問題は得点だろ

小川縦に行ったが古川出せず

上がった小川の背後狙われてるのどうしようもないな…

やること全部上手くいかないパターンにされてるわ

中央突破しようとしてカウンター食らいかけるがCBが止める

奪い返すが古川足元収めきれず

ジュビロロングボール出さずに繋げて清水のブロックの時間を上げる始末


「無策士」横内監督またも町田戦に続いて同じ始末

やはり「何もしない」監督だってことは良くわかった

準備できることすらやらない

やはり引き出し空っぽ過ぎてどうしようもないな


2023年10月5日木曜日

4-5-1/3-5-2(NBOX)

______FW______
___OH____OH___
______CH______
___DH____DH___
_SB_CB__CB_SB_


______FW______
______OH______
OH____CH______
___DH_________
SB____DH______
___CB_CB_SB___

中盤をNBOXにした4バックだがサイドに寄せる時に中心がDHに入れ替わる事で守備に難があるCHがらより守備的に変わる
センターをFWとOHでワンサイドに切りつつOHのサイドへのスライド、逆DHのセンターへのスライドでボールサイドにNBOXを作り直す
中心がCHからDHに切り替わり守備力が上がりボールを奪いやすくなる
配給役はCHが担い、DHはボール奪取がメイン
NBOX全体が寄せるのでは無く低い位置に作り直す形なので少しだけ移動距離は短くなる
スライド距離が短くなることでスタミナの減りが遅くなり守備が崩されにくくなる

針谷や遠藤がCHに入る事ができ、かつダブルボランチに守備的な選手を置ける

4バックなので全くサイドを置かない真正NBOXの弱点のサイドチェンジに対抗出来る

4-2-3-1からのバリエーションでシフト出来るので今のスタイルと併用出来る

NBOXの中盤5枚で強力な制圧守備が出来る

2023年10月3日火曜日

4-4-2(T)/4-5-1(CR)

______FW______

______FW______

__SH__CH__SH__

______DH______

_SB_CB__CB_SB_


中盤をT字/十字に並べて中央で左右に区切る

SH/CHの3枚を中盤に並べて中央へのパスを切る

中盤が3センターなのでサイドに迂回するかロングボールを入れるかの選択になる

左右にしか逃げ道がないのでボールをワンサイドにカットし、中央のFW/OHとDHをボールサイドに押し付けてサイドに集める

ロングボールは4バックで跳ね返しつつDHとSHの下がりで回収

セカンドトップとDHが3ラインのライン間に入ることでセカンドトップはライン間受けをする、DHはライン間受けを防ぐ

戦術的にはショート/ロングのカウンターからの速攻狙い、ポゼッションの場合は自陣でキープしつつ擬似カウンター狙い、裏狙い

FWの速度と決定力必須

4-2-3-1より3枚並びの位置が低いのでDFラインと中盤ラインとの距離間は狭くなる

相手が4ラインの4-2-3-1などの場合、SHをDHの横に下げて相手のSHをSBとSHで挟む形にしてもよい

DHのCB間落ちの5-3-1-1/+SBの上りで3-5-1-1の形を作っても良し

中盤の人数を増やして幅に対して人数で守りスペースを無くしてコースを切る


2023年10月1日日曜日

第37節 長崎戦

土曜日に清水が藤枝に負けて勝ち点を積めずに勝ち点差2でジュビロが3位の状態、ここで長崎に勝てば勝ち点差1で自動昇格枠に戻ることが出来る

左SBに小川を投入、松原と金子は清水戦の為にいない

右サイドを守備的に、左サイドをより攻撃的に配置したか

小川のスピードを生かした速攻、右サイドで形を作り左サイドを開けて小川を単騎でスペースに突っ込ませるサイドチェンジで背後を突くなど左で決める形が作れるかどうか

午後2時開催だが静岡県は異常な暑さ、無理に攻め過ぎると後半体力が持たないので前半は抑え気味にしたのかもしれない

今日勝てば勝ち点65で清水の64を上回ってからの直接対決、どちらも勝ち切って早めに70台に乗せて自動昇格でシーズンを終わりたいものだ…

予想は4-2-3-1

前半

中盤で奪いに行くが一発で奪い返される、強度差で負け

鹿沼行くが1対3で味方いない、フォローがない

長崎のCK、身長差があるがボールはファーに流れる

ジャーメインのチェイスから小川がインターセプトして奪い返す

しかし長崎陣内で奪い返される

もう一度奪い返して松本のクロスにジャーメイン飛び込むがその前にDFクリア

長崎奪うがジュビロも後ろで回収、逆サイドを攻めてCKに

上原のクロス、山田がファール

長崎バックチャージでリカルド潰すがファールに

松本ポケット侵入しクロス上げるが左に人がいない

小川の突破を使い左サイドを攻める

長崎GKに戻してサイドを変えるがジュビロハイラインプレスでボールを奪いに

長崎裏を狙ってくるが防いで敵陣から出さないジュビロ

右サイドを押し込んで攻める

長崎は5バック気味の配置で守備、穴がない

5-4-1気味になる長崎

右サイドを攻め続けるジュビロ

長崎は逆サイドに展開してからアーリークロスでワンチャン狙い

防いでビルドアップするジュビロ

長崎5-3-2気味

5バックになるのでショートパスで繋ぎにくいが背後は取りやすいはず

CKは跳ね返される、左で回収してクロス、長崎のカウンター

サイドを変えてポケット侵入、ドゥドゥが抑えるが長崎CK

中央ヘディングされるが三浦キャッチ

反応が良い三浦なので問題なし

ジャーメインがDFラインをブレイクするがファール取られてしまう

15分

長崎のポゼッションが続く

3バック+WBで幅を使った攻撃と前線に人数を置きつつ中盤に下がって受けることで中間スペースを上手く使っている

長崎から奪い返して右サイドを突破する

ジャーメインがサイドに流れて受けるがオフサイド

長崎は前半3バック5バックで受けながらの形

長崎のCK、跳ね返す

ロングスローを入れてファーからシュートは三浦反応

カウンター、小川が侵入し敵陣深くに

小川のクロスにジャーメイン、しかし合わず

リカルドからドゥドゥへの縦が入るが届かず

左サイド、ハーフで侵入しかけるが奪われる

鹿沼逆サイドへのカウンター、松本届かず

ジュビロのカウンター、松本に通って中に入れるがジャーメインが囲まれて届かず

しかしカウンター速攻が出来ている

CKは上原、雄斗のヘッドは枠の上、守備に当たったか

長崎はフィード選択

長崎4バックに変更している

攻め方を変えてるのか

小川が背後の守備でCK取られる

ニアをジャーメインが防ぐ

シュート打たれるが枠を捉えず

長崎攻撃時は4バックにしているが守備は5バックか

サイドチェンジした時に3センターから出てくるので中にスペースが出来る

右サイド山田のワンタッチで枠に行くが触られてコース切れる

CKはジュビロ、そろそろ得点が欲しい

ドゥドゥのミドルはGKキャッチ

山田が背後狙いスクリーンしつつ頭上を越すシュート

1-0!

山田上手過ぎだろ

ジャーメイン切り替えし背負いながらシュート打つが枠逸れる、惜しい

さらにCKのジュビロ、ここは追加点入れたい

ショートコーナーからドゥドゥのミドルは枠のやや外

長崎中盤カットで前線に人数かけている

ロングスロー入れるがしっかりクリア

リカルドがしっかりマークしているが体格差があるので結構苦しい

義道クラスがいないとやはりきつい

長崎のFK、クリアするが奪い取られシュートされるが三浦ナイス反応、流石反応の三浦

長崎もギアを上げてきているので負けずに攻めて追加点決めて行かないと

押され負けるのは良くない

前半残り時間少ないがポゼッションしつつの展開

三浦フィードからジャーメインポスト、後方で回してキープ

ジャーメイン背後に走って押し込む

松本侵入、山田の侵入、右サイドのポケットを攻め続ける

ドゥドゥ体格差でスクリーンされるとおんぶ状態になって奪い返せないな…

AT+2

長崎スローインからクロス、三浦がキャッチするが競っていたのでヒヤヒヤ、こぼれたら決められる可能性あった

長崎のFWファンマの体格に勝てずにファールするしかないジュビロ

FKからヘディング、枠の上に逸れるが長崎も諦めない

しっかり追加点入れて行かないと長崎に流れが行ってしまうぞ

前半終了

首位町田がいわきに0-2、町田が足踏みしてくれると非常に助かる、長崎戦、清水戦連勝したとしたら勝ち点68で町田の71まで3点差で1試合で捉えられる位置になる

この流れは絶対に逃せない、2連戦がっちり勝ち切って町田を捉えたら首位もあり得る

町田も調子が良いわけじゃない、チャンスは前髪しかない、その時に掴めなければ逃げていくだけ

ジュビロはこれだけチャンスもらえてるんだからしっかり勝ち切って優勝も狙え

ジュビロは長崎の右CBの周辺のスペースを攻めているので後半も同じ形をやるのか、そこの穴が塞がれるまでは何度も攻め続けて、ダメなら別の手も考えてあるだろう

とりあえずジュビロは超ラッキーなのでこの幸運をがっちり受け止めて町田も引き摺り下ろす勢いで行くべき

千葉の追い上げ恐ろしい、POまで続いた場合千葉有利だがそこまで持続しなかったらPO抜けられるかはわからんな、しかし「今」の千葉ならPO勝ち抜く可能性が高いな


後半

長崎のCK、直接狙うが三浦触る

松本がセカンド拾いに行ってファール

長崎のFKは背後に緩いボールを入れてきたがファール

ジュビロビルドアップリスタート

一度戻して前線にフィード、中盤で拾ってキープ

雄斗が戻ってサポート、潰れてFK

小川が左突破してクロス入れるが逆サイドに流れる

上原クロスにジャーメインヘッドで角度変えるがGK対応

ジュビロ配置が縦になってしまい1対1の複数になって守備になってないな

ジュビロ4-1-4-1の様な感じ

ポゼッションで繋げつつゆっくり侵入

松本からドゥドゥ、シュート行くがカットされCK

拾ってサイドの鹿沼に展開するがサイドアウト

長崎3バック

ジュビロ押し込んでいるが長崎2トップ維持しているので2CBと対峙するのでずらしたい

長崎は中盤もアウトサイドまで広がってSBと縦関係作る形

60分

長崎CK、小川ゴールエリアで倒れるがプレー止まらず

横内監督先手の交代か

古川イン 松本アウト

後藤イン 山田アウト

長崎サイドを侵入してスロー、跳ね返して古川がカウンターに行く所を潰される

ジャーメインの縦をドゥドゥがシュートするもポスト

コーナー付近でキープしようとするが繋ぎ切れず

サイドチェンジで雄斗間に合わず

長崎後ろに戻してから背後に入れるが三浦PAから飛び出しクリア

ジュビロは中盤を中央に寄せて中を締めつつ4バックが左右の幅を対応しているので広げさせられてから中に放り込まれると人数が足りなくなる、中盤が中の背後まで下がって守らないと危ない

長崎バックパスからサイドチェンジするが後藤インターセプト、しかしグラウンダーがジャーメインには合わず

ジュビロのFK、上原のボールは流れてしまう

サイド侵入されるがギリギリ防いでカウンターに

長崎GKフィードして前線に、長崎は急いでいる感じ

右サイドを細かく繋いでファールをもらう

小川と古川のコンビ-ネーションでPA侵入

長崎のカウンター、小川がサイドを変えて中を抑えながら中央からスライドしたスペースをケアして上手く遅らせる

ジャーメインの速攻、長崎がイエローで止める

PA5m前のFK

ここで追加点が入れば勝利目前

ドゥドゥのキックは壁、PA内でドゥドゥがシュートが枠を捉えるがGKがセーブ

CKのチャンス、壁に跳ね返される

ジュビロのFK

ファーに入れるがこぼれ

スローインからサイドで回してポケットへ、CKゲット

ジャーメインのヘッドは枠の上

長崎2枚替え、ジャスチャー的にはロングカウンター狙いのようだ

4バックの指示か

長崎サイドから前線のハイタワーに放り込みしてくるが三浦キャッチ

右サイド突破されるが雄斗、槙人のスライディングでどうにか防ぐ

森岡イン 上原アウト

長崎のCKショートに繋いでファーでミドル撃つが壁

長崎シュートは三浦キャッチ

三浦の低空フィードをドゥドゥポスト、後藤は背後に入るがオフサイド

スローインからジャーメインがサイド突破を図りDFにイエロー

ジャーメイン頭突き喰らうがそれでも走った

FKはドゥドゥ、GK飛び出してパンチング

長崎奪ってサイドを広く展開、長いクロスを入れてくるがポストの上

三浦の不得意なプレーなのでちょっとヒヤヒヤ

長崎ビルドアップ選択

後藤がコースを制限、放り込みするが回収

ドゥドゥ1対2なので無理に動かず中間位置で両方見る

長崎サイド変える

AT+5

長崎中央からFWをサイドに流して受けさせるが守ってジャーメインがサイド突破のカウンターからCKゲット

コーナーで保持を選択

長崎のスローイン、GKのフィードを蹴り出してカウンターさせない

長崎放り込みでどうにかしようとするが鹿沼倒されファール取られる

三浦のフィードで終了の笛

終了

1-0での勝利

これで清水戦、正面から喧嘩して倒せば満点だ

今日の応援は相当気合入っていたな

2023年9月26日火曜日

ラムダ解説

ラムダ

人数:4人

形状:トライアングル+センター

3人でトライアングルを作り中央にセンターを配置する


センターが重心をコントロールし、トライアングルが攻守に動く

相手はトライアングルの中央で受けるか、頂点の中間で受けようとするが、センターがいるので中央のスペースを消し、頂点の中間には最短で防ぎに行ける

相手はトライアングル外側のスペースしか使えない

トライアングルの外接円の位置取りをして外周のスペースを使う


トライアングルは回転することで、前方2+後方1、ボールサイド2+逆サイド1、前方1+後方2に可変する

センターを含めると、縦方向に3枚、横方向に3枚を並べることが出来る

守備的にはセンター3枚横並びで中央を防ぐ、ボールサイド縦に3枚並びでサイドを防ぐの両方に対応する


攻撃では回転することでスペースを開けて入れ替わり、ポジション変更していくことで相手の守備を誘導しスペースを空けさせ、そのスペースに入り込むという誘導、スペース構築、侵入が同時に行える

横方向移動で相手のサイドの選手をセンターに引き寄せ、後方から斜めに上がってそのスペースに侵入する、センター側にいる選手は下がる

逆方向の回転だと、サイドを縦に引いて相手から離れる、後方にいた選手が中に上がる、中にいた選手がサイド前方に入ってくる、ボールを持ったサイドの選手は後方にいるが、前方には中央からスライドした選手が、中には後方から中にスライド選手がいるので、相手のサイド選手から離れてその相手の背後に入った味方に通したり、中にスライドした選手にサイドチェンジするなどの選択肢を取れる

センターの選手はコースを切られている時に迂回路としても使えるし、センターの選手が頂点の選手の外に持ち出して行くオプションも考えられる、この場合、反対方向の頂点の選手がセンターに新たに入って調整する


3センターの中央守備だけだと3人ラインを中央に構築するだけでサイドの縦の守備ができないがラムダの場合だと回転によりサイド方向に3枚を並べることができサイドに押し付けることができる


4人をボックスにしてしまうと中央が空いてしまいそのスペースを使われるのと攻撃と守備が分業になり人の移動がなく硬直したものになるので隙を生み出すことが出来ない

トライアングルの回転という運動によりスペースやスピードが生まれ相手の守備対応が難しくなる、特に逃げる動きと侵入する動きが同時に発生するのでステイすれば逃げた方向を使い、追ってくるなら空いたスペースを使うという2択を強要できる


2023年9月24日日曜日

3-6-1ラムダ

3-6-1ラムダ

3CB
2WB、2DH、CH、OH
CF

ラムダは逆Y字、人の字の形に布陣する

WBは低い位置に配置(5バックのSB的位置)
CHを中心に前にOH、左右斜め後ろにDHを配置
この中央のCHがバランスを見ながら4人(CH、OH、2DH)が一体になって中央を支配しながら移動する

初期位置ではロングカウンター狙いの低い配置だがCHと共に左右前方に移動することでワンサイドカットしつつサイドに押し込んでバックパス誘発からのショートカウンターも狙える嵌め陣形

CHのバランスと囲む3人が連動して動く必要があるので速度やタイミングを合わせられるか

FWとOHで中央に圧力をかけてワンサイドに寄せる
そこから中央4人が固まってサイドへ押し込んでボールを奪って行く
サイド後方はWBがいるので突破不可能
サイドチェンジするには中央にラムダがあるのでコースがない
バックパスしかないがFWが中央にいるのでCB、GKへのパスは命取り
ラムダを突破するのはCHとDHを抜けないとならず、上に逃れても3CBが待ち構える

OHとCHで縦に切って、CHとDHで中央の幅を埋める

縦に切るのでサイドチェンジし難く、中央の幅もCHDHの3枚で埋めるのでコースがない

FWとWBの大きな三角形の速攻
ラムダの小さな三角形の遅攻
両方が出来る
速攻のこぼれをラムダが回収して遅攻に移行する
ラムダの構成はスタミナ、強度、決定力のある選手を使いたい
WBが守備的なのでDHの位置に松原、雄斗を置いて攻撃力と強度を利用する
WBはCBの少し前の位置でサイドのケアとラムダの後ろのスペースのケアもしつつFWへのアーリークロス、グラウンダーを狙った速攻を仕掛ける
セカンドボールをラムダが回収して繋げる

攻撃時、WBとCBのビルドアップ、フェイクビルドアップからのロングフィード
FWが流れて受けた場合はラムダを前進させてOHとCHが中央縦に侵入する


中央のラムダは三角形と中心の4人で三角形の3人が回転することでどの方向に人数を増やすのかをコントロールできる
通常はDH2枚で守備的だが、回転して前2枚にしたりボールサイド2枚などにするなどCHを中心にした回転で多種の応用も可能
CHが中央でポジショニングとショートパスでコントロールし、周囲3人が攻守に動く
周囲3人は回転で動くがFWとWBの大きな三角形は動かないことで固定位置のポジショニングをしてCHからのボールを受ける固定点になる
ラムダが回転することでポジションが入れ替わるのでゾーンのマークの受け渡しの発生と逆サイドの縦の侵入が同時に起こる
CHにパサーを置き周囲にドリブラーを置く形で動かしながら繋げる形を作れる

針ヶ谷や遠藤を中心に周囲に3人置いて3人を操りながらその外側のFW、WBもタイミング良く使う
CHは位置取りとどの方向に2人が来るかを支持して攻守のハンドリングをする


第36節 岡山戦

アウェイ岡山戦

町田が勝ち点を70点台に載せ、千葉は直近5試合勝利、東京Vも勝ち点差5あるが得失点差が1点差、清水は勝ち点差1と4位までが混戦

勝ち点差1で2位清水に喰らいつくジュビロだが清水も直近5試合負けなしと強い

直接対決前に引き離されず、直接対決で勝利してもう一度2位に返り咲いてキープ、自動昇格を掴む、というのが今のジュビロのベスト

町田は負けないサッカーで1位キープなので落とすのはやはり困難、天王山で叩けなかったのがかなり痛い、さらにジュビロはあそこから調子を落としているというのもある

町田が1枠、残り1枠を清水、ジュビロで争っているが3枠目がプレーオフで入ることが出来る

2024からは各リーグ20チーム固定になる、J1の10位以内キープ、5位圏内の優勝争いに絡む、優勝する、という流れに乗れるかどうかは正直厳しいとは思うがチャレンジしなければいつまでも達成は出来ない

まだまだPO3枠目があるし清水とは勝ち点1差なのでチャンスがないわけではない

果敢に挑戦して昇格枠を奪い取って欲しい



岡山は3-5-2(3-1-4-2)予想

2CBに2トップの1対1になると不利な一方で2列目4人を超えた速攻では4対4の同数有利が取れる可能性はある、がWBが下がった5バックだとスペースが無さ過ぎか


前半

立ち上がり、お互いに基点を作れない状態、2CB間に上原が落ちてサポートし前進、やはり2CBと2トップ1対1の形を作られると厳しい

岡山の攻撃にカウンター、シュートまで行くがGK正面キャッチ

岡山ハイラインでプレッシャーをかけてくるがジャーメインへボールを入れて相手陣内へ押し下げる

松原、ドゥドゥでサイド攻略しようとするがファール取られる、GKが出てきて蹴る

ジャーメイン中央にしっかり位置とって中央、裏へのプレッシャーを与える

そこから松原が決めて1-0

今日は先制できた、これは大きい、中央で山田、松本と繋いで松原が上がってきて決めた

中央で松本が潰されたが繋がって決められたのは大きい

三浦からの繋ぎリスタートで槙人が囲まれトラップを狙われあわや失点シーン、リカルドがゴール内に残っていたがあの形は相当危ない

松原の左突破、その前に下がって受けた選手は誰かな?上手かった

岡山のショートカウンター狙いを自陣に引き込んでから背後狙い、というのが嵌りつつある

岡山としては2トップ+4人ラインで前から規制して決めたいので出ざるを得ない

相手GKからのボールをドゥドゥが広い山田が縦に走って裏狙い、決まらなかったが速攻スタイルが良い感じだ

ジュビロとしてはWBを下がらせずに前にピンして背後、3CB脇を狙いたい、その為にサイド基点を作ってWBを釣る必要がある

山田囲まれてもドリブル突破狙う、上手い

槙人が前にでて防ぎつつ、背後に走るのはリカルドが担当、穴が空きやすいが対処は出来た

ハイボールのこぼれを拾いに行ったジャーメインが潰されFKゲット

上原蹴って松原スローイン、逆サイド深くに展開しようと上原が縦に入れるがゴールライン割る

岡山ビルドアップ選択、松原奪って一旦自陣に戻す

岡山前線を上げる

三浦ロングフィード、後ろに落とすが長すぎて戻ってくる

ゆっくり前向きに前進、中央を進んでジャーメインがRBの前で受けて3CBの1枚を釣って背後のスペースに入ってシュート、CKゲット

松原のキック、壁の跳ね返りを拾って逆サイド深くにリカルド

サイドアウトで松原のスローイン

ファールがあったのか笛

20分

岡山自陣サイド深くのFK、GKがフィードするがジュビロが拾いジャーメインを走らせる、GKキャッチ

岡山のビルドアップ、GK+3バックの4枚で後ろを作る

岡山の攻撃、3バック、ボランチ+WB、前線に4枚フラットの3-3-4の形、幅を活かそうとしてる感じか

ジュビロ、右サイドで鳥かご作って相手をサイドの寄せつつ左の松原にサイドチェンジ、寄せておいて空いた方に攻撃の形を作っている

松原とドゥドゥの入れ替わりから更にCB参加で前線中央を厚くしてから前線供給

岡山寄せて逆突くのに時間かけ過ぎだしショートパスで繋ぐからジュビロも詰めやすい

岡山5バックで後ろにスペース作らない形だな、こういうのはラインブレイクの方がオフサイドとれないから縦に入れた方が良い

ジュビロゴール前でファール、ここは守りたい、三浦の活躍を期待するが

岡山のFK、PAから5m、壁で防いだ

ミドルを蹴るがこれも防ぐ

岡山チャンス逃す

岡山サイド攻撃狙うが雄斗がスクリーンで防ぐ

岡山ボール回すがジュビロがコース切って入れさせない

ジュビロのシュート5が全て枠内、チャンス数より確実性を重視してるかんじだな

激しいボール争奪戦

FKから山田が裏狙い、即シュート狙うが防がれる

いいね、今日のジュビロ一発狙いな部分があるから相手もうかうかしてられない

隙を見せたら即狙うってのは悪くない

岡山の中央攻撃、ワンタッチで脇を崩してきたのを取れられなかった

1-1

まだ37分

ここはもう一点決めにいこう

ジャーメインがキープしに戻っているタイミングで味方の足が止まってるぞ

これ前半で体力消耗し過ぎてないか?

残り5分だがちょっと怪しくなってきたぞ…

松本への縦へのパスが繋がらなかったがCK獲得

前半中に勝ち越し出来ない感じだが後半最初から交代入れて攻撃的に行かないとならないだろうな

松原へのファールでFK、上原、GK飛び出しパンチング

GK着地失敗で足首痛めたか

GKで再開

ドゥドゥが前に出てポストしにいったがファール取られる

AT+2

FKを繋いでヘディングするもGKキャッチ

ジャーメインがGK狙ってるの良いよ

相手の選択肢潰せるし警戒させることは大事

ジャーメインの周りに味方のフォローが少ない

そこフォローして上げるだけでだいぶ違うんだが…

前半終了、先制して追い付かれたが悪くない

しかし疲れが見えるのとジャーメインへのフォローが少ないので連動しにくく孤立してしまっているのがおしい


後半

岡山のアンカーかCBかが結構優秀だな…体デカいが

槙人トラップミス?サイドアウトに

岡山サイドに寄せておいて中央に斜めにグラウンダー入れてシュート

外したが崩しが上手い

松本は前で受けたいタイプなのか、一度戻して前に出てから受けるな…あれ自分でターンして前に行けたらチャンスなんだがなぁ…

松原の背後、リカルドカバーして相手のミスキックで済んだ

上原がファールで止めた、PAから15m程度、距離はあるが背後のファー狙いっぽい動き

しかし届かず、CBの5番を狙ってきた

自陣で十分引きつけて三浦のフィード、しかし2列目が受ける態勢じゃないのかいまいち、あそこでは3人全力で広いに行かないと意味ないだろ…

ショートパスでポケット侵入するが上原がボールを取られロングシュート狙い、ギリギリ入らないが岡山も大穴狙いしてくるな…

松原を背後に走らせるがスクリーンされて届かず

60分

岡山17番のユニが破れて着替え

古川イン 松本アウト

右にドゥドゥ、左に古川の形に

岡山大型選手が多いな

前が詰まっていたので上原がミドルも外れる

鹿沼の所でロストするな…

古川松原の連携、シュートまでいくが防がれるCKに

ニアねらいも防がれる

ニアのコース防ぎきれずも三浦防ぐ

やや岡山の優勢になって来たか…

ビルドアップ配置から背後狙いのロングフィード

ジャーメインに入りかけるが突破にならず

古川だけの戦力投入じゃ足りないな…

早めに後藤投入したジャーメイン、後藤の2枚への供給メインのカウンターに切り替えた方が良いのでは?

古川が攻めてしまうとWBが下がって5バック気味になって守備堅くなるだろ…

上原シュートもだめ

ショートカウンターも奪い返される

体力なさそうだから放り込み陣形にした方がよいのでは?

時間かかり過ぎてるだろ

時間とコストが合わなくなってきている

先に岡山が2枚投入

先手打たれてるわ

遅れて後藤、藤川の投入か?

やっぱり相手が5バック作るから引いてカウンターの方が良いと思うぞ…

ジュビロが2CB対2トップの1対1なのに岡山は5バック対ジャーメイン1人だからな

藤川イン 上原アウト

後藤イン 山田アウト

75分

残り15分で1点取って勝ち切る算段かな…

岡山FKファーに大型CBが飛び込みヘッド決めた

1-2で先にやられた

高さがあり潰しきれなかったか…

後藤のターン上手いな…

岡山の攻撃、リカルドが付いていくがCKに

岡山の選手はラグビー選手クラスの重量タイプが多くて強度や高さがある、それに比べるとジュビロは細いし小さい、この差は大きい

時間ないのにまた後ろで回してるよ…こうなるとマジどうしようもないな…

横内さんも何も指示しないんだろうな…

後藤が倒される

藤川もボールの置きどころとかターンとかいいものあるな

雄斗からジャーメインへのクロス、ドンピシャだったがGK正面

もうちょっと高めに入れて叩きつけてたら入ってたかもな…

槙人が危ない落ち方、腰やられたか、大丈夫か…

これは厳しい展開になったな…

松原が背負いながらシュート打ったが枠の上


小川イン 松原アウト

遠藤イン 鹿沼アウト


これでしっかり放り込んで裏取れればいいけどな…

時間ないからとにかくチャンス数上げないと得点できないぞ

カウンター遅すぎるよなぁ…

回す暇なんてないのにまだ後ろでパスしてるし…

リカルド一人で2枚対応してるじゃん

岡山のトップはサイズが違い過ぎるな、CBもそうだけど

ヒョロもやしのジュビロじゃ相当の強度差があるだろ

強さで負けてるから何もできない

かと言ってスピードもないので突破すらできない

上手い選手集めてるから強さ、速さの勝負で負け続けてる

上手いだけじゃ勝てないしなぁ…

AT+5

ジャーメインのファー待ちのシュートあそこ得点チャンスだったが…

古川がファールでPA外ポケットにFK献上、ここカウンターしたら超チャンスなんだが…

コーナーで時間つぶしに来たが三浦…なんで逆サイドに投げるわけ?

ロングフィードしろよ

遠藤単独で狙ったか、後藤狙いか、しかしGKキャッチ

三浦また最終ラインにビルドアップって

相手も勝ってるから前に出て来ないしな…

こういう展開になると打開策無さ過ぎないか?

全く準備がないよな…


何回同じこと繰り返すんだ?

マジ横内監督引き出し少なすぎだろ…



2023年9月19日火曜日

4-3-3(4-5-1)

______FW______

FW__________FW

___CH_CH_CH___

_SB_CB__CB_SB_


トップにジャーメイン、後藤、裏狙いメインでサイドには流れない(ウイングに任せる)

ウイングに松原、雄斗、足は遅いが前線での起点とクロス、カットインからのシュート役、守備時に下がって4-5-1構成のブロックを作る

CHは守備的構成で中央でこぼれの回収とカウンタープレスメイン、敵陣内ならドリブルで持ち上がってミドル狙い

CB,SBも守備構成、SBは前線3枚に放り込む

GK、三浦の低空高速フィードを前線3枚に放り込む


攻撃時、松原と雄斗の強度を後方で消費せずに前線に置きポストに活かす、両SBとGKから前線にボール供給

守備時は下がって中盤5枚でレーン制圧してパスコースとスペースを消しショートカウンターを狙う

ビルドアップで引っかけられてカウンターされるより放り込んで力づくてねじ込むスタイル

後半のラスト20分くらいこれでやってもいい、後ろで回す時間は意味がない

CHが中央に並んで中央コースをシャットアウトし、サイドに誘導するサイドでFW,CH,SBの3枚で潰してカウンターに行ける

逆サイドFWは中に絞って待ち、ボールサイドが奪ったら前に出て2トップ化、ファーに入る


4-2-3-1からの変形

現在の4-2-3-1からボランチ2枚をSBに下がらせ、2列目を中盤中央にしてSBをWGに上げる

ボランチと供給型のSBは互換性があり、攻撃型SBとWGも互換性があるので変化するならボランチをSBに入れてSBをWGに上げて2列目3枚をCHにするのが一番無難な入れ替え

4-2-3-1のSHがドゥドゥ、松本だとそのままCHの位置に入って丁度ボランチ位置に入るので都合が良い

松原と雄斗の高さと強度とクロスと決定力を前線で活かす為のオプション

2023年9月17日日曜日

5-3-2

______FW______

______FW______

SH__________SH

______CH______

__SB______SB__

__CB__CB__CB__


SBを偽SBの位置でインサイド化してボランチ役兼任



CHに針ヶ谷、上原、ドゥドゥを入れてSHに広角展開するサイドチェンジと縦パス供給役

SHに小川、吉長、藤川、古川など走力、速力、クロス精度の高い選手を置く

SBに雄斗、松原、インサイドを上下動してBOX2BOXできること

FWにはジャーメイン、後藤など高さと速さがあること


攻撃はSHからアーリーでトップは背後のスペース、セカンドトップはライン間受けをそれぞれ狙う

SHはサイドを浅い位置をキープして深くまで攻めなくていい

SBがインナーラップしてポケットに侵入を試みる

SHはサイドでボールの逃がし所、外でのコントロールを担当、中でSBががっちりマーク、スクリーンで切られてサイド深くの位置にスペースがあるなら深くまで入って上げても良いが基本は浅い位置でCHとのコネンクションを切らないようにしてサイドチェンジのコースを維持する

守備は相手が繋いでショートパスで崩してくる場合は中盤SHCHのリトリート+SBの5枚でラインを形成してレーン制圧してコースとスペースを消す

FW2枚がワンサイドカット出来てどちらかのサイドに誘導できたのならそのままボールサイドに寄せて中盤+SBでNBOXを形成してサイド制圧にいく

SBが中盤を追い越してボックスに入る時は中盤3枚が後ろでラインを作りカウンタープレスで相手のカウンターを阻止する

それを抜けてきた場合は3バックが対応


戦術的には左右SHの幅を取った広角の攻撃でボールを散らして相手の守備を左右に伸ばして薄くする

そこからは状況によるが相手の陣地に十分なスペースがある場合はサイドから即アーリーでトップ、セカンドトップへとクロスを入れて積極的に勝負する、中央ラインは左右に余り流れずに縦のスペースで調整、前後関係で回収する

背後にスペースが無い状態では既に相手の守備が揃っているのでCH経由でのサイドチェンジで空いているサイドを積極的に狙う

SBはインナーラップで突っ込んで前線で受けに行く、ハーフレーン、ポケットの侵入からシュートまで狙う、もしくは逆サイドファーに入ってくるSHにクロスを上げるか中央のFWにくろすをあげるか

場合によってはボールサイドのSBがステイして逆サイドのSBが斜めに侵入してボールサイドのハーフレーンに入ってくることで視界外から前線に投入して受ける形を作る

SBは強さと走力の両方を持っている重要な役割を持つ選手で攻守の核になれる選手

SHは強度は低くても速さ、敏捷性が高くサイドでボールを失わないこと、ターンして戻っても良い、キープとコントロールを主軸にする

SBが疲弊した場合、LBRBと交代して後方で休みつつ、交代したLBRBがSBの位置でプレーするのも一つ

SHに中でプレーできる強度があるか、相手の守備が薄くて2CBの脇が空いているような状況であればSBがワイドに展開してSHをインサイドに絞りより低い位置から放り込む

SBを無理に上下動させずにSBとSHのレーン入れ替えで広角↔中央の攻撃をスイッチする

この辺りは相手の守備の並びなどを見て入れ替えするのもあり

SHが相手のスペースのあるレーンに入り込み、SBがレーンをずらして位置を取ることでコースを作る

SBは下がって5バックになっても良いが自陣ゾーン1でのみ

ゾーン2,3では5バックにするとオフサイドが取れないので背後のスペースを狙われる

よって一つ前のSBのいる位置で5レーン制圧した方がよい

CH,SHのいる位置までSBが上がってしまうと今度は3バックとの間にスペースができてしまいライン間で受けられてしまう

よって中盤のSHCHがリトリートしてSBの位置でライン形成した方がリスクは低い

しかしすぐに下がってしまうとサイドで持たれている場合マークが離れてアーリーを正確に蹴られる可能性があるので場合によっては3バックのラインを上げて中盤のいる位置でしっかりマークがつける+ライン間が空かない状態で3-5ラインを作ることも一つ

立ての2トップはワンサイドカットとセカンドトップのプレスバック、トップとセカンドの挟み込みプレスなどで中央でのプレーを許さないようにする

競ってこぼれた場合は即シュート狙い、味方を待たずにチャンスの回数だけトライし続けた方が良い

トップがポストしてセカンドがシュート、セカンドのシュートが弾かれてもトップが押し込み、トップのシュートが弾かれてもセカンドが回収、シュート、と相互に連携できるのが強み

何より正面でゴールを狙うので左右の選択肢、角度の有利がある

2トップの横並びだとそうもいかない、何より速攻しやすく、相手DFラインを下げさせて中盤の厚みを減らせる+ライン間のスペースを作りやすい

5-3-2をフラットで組んでしまうと5バックになりオフサイドを取れなくなりしっかりリトリートしないといけないので押し込まれやすくなる

それなら最初から前後に広く並べてオープンなサッカーでこぼれるチャンスの多い方が得点になる確率は高くなる、何より相手の守備が全体に散るのでスペースのある1対1を作れるので質で勝てる局面が多くなる


2023年9月16日土曜日

第35節 山口戦

どの試合も負けられないジュビロ、とにかく勝利しかない

立ち上がり、積極的に縦への攻撃を見せるジュビロ

山口は広く使うがジュビロも対応

古川がスタメン

山口ビルドアップから背後狙いだがジュビロのCBがしっかり対応

ジャーメインが広い背後を狙うがオフサイド、しかし良いトライ

山口GKがPA外に出てビルド参加

ボールサイドのSBが中に寄せてボランチ化+3バックの形で守備を前から固める

山口背後狙うがオフサイド、どちらもオープン攻撃から先制点を狙いに行く

松原がファールを取られ山口FK、ヘディングは枠の上に

ジャーメインターゲットに藤川がフォロー、古川も絡む

山口陣内に押し込んでショートカウンター狙い

徐々にPA近くまで詰めてGKにロングボールを蹴らせる

ジャーメインが裏に入った、PAまで侵入出来たがDFに引っかけられCKに

これは先制のチャンス、キッカー上原

ドゥドゥはPA外でキャノン待機

跳ね返されたが拾ってクロス、藤川のヘディングはギリギリ枠を逸れる、惜しい

序盤からジュビロペースで支配率はさほど変わらないがショートカウンターの位置取りで持たせてから奪って速攻の形で何度もチャンスは作れている

あとは決めるだけ

山口は素早いサイドチェンジだがジュビロ捉えて回収

後方で回すが詰められてラインに逃げてスローイン

リカルドのフィードをジャーメインポスト、しかしその後にDFと交錯し倒してしまう、イエロー

仕方ないがちょっと不用意だったかも

少し引き過ぎている感じがするが何か意図があるのか…

山口の方がハイラインプレスになっている、流れが変わるぞ…

ジュビロが持ち過ぎた為に山口の方がショートカウンターになる展開

PA外真正面からシュートを打たれるがギリギリ枠を外れる

ジャーメインポストから全体に押し上げてクロス、しかしGK飛び出してキャッチ、中央の高さが足りない

体格とジャンプ力で勝るジャーメインがポストに下がってしまうのでその後に競う選手が低さや弱さが目立ってしまう、やはりハイタワー2枚が欲しい

15分

山口のFKはサイドライン際、ショートで中に入れてから逆サイドに流すがジュビロカット

山口拾って自陣最終ラインで回しつつジュビロ陣内へ縦に侵入するがしっかりと潰して回収

ジュビロサイドを変えてサイドアウトからスローイン

ジャーメインが受けて松本クロスもGKキャッチ、山口のGKかなり仕事するタイプだな

飛び出し誘ってかわして決めたいが…

松本が1対2、3をしっかりコース切って人数差を跳ね返している

地味だが穴の少ない守備を先手ですることで相手も右サイドを崩せていない

サイドで人数かけて崩すがGKの守備エリアが広くボール運んでいるとそうそうチャンスが無い

山口もDFからサイドに出口を作ろうと放り込むがサイドアウト

古川潰されて回収される

山口、松原を前に釣ってその背後を取る形を模索

サイドの古川、松原を前におびき出してその背後のスペースを突いてきた

中央のドゥドゥ、リカルドがこれを潰してFK

三浦からジャーメインへ裏に走れるボールだったがDFの掴むようなスクリーンで防がれる

三浦PA前のボールをロングボール選択、ジャーメイン繋げて古川ニア攻め

回収して右サイド攻撃、クリアをスローイン、サイドを変えるが松原がロスト仕掛けてもう一度サイドチェンジ

古川が1枚抜いてファー狙いもGKキャッチ

今のは2枚相手に1枚抜いてスキを突いた良い攻撃だった

あそこで中に飛び込んでいる味方がいたら良かったかも

松原のスペースを狙ってきたがしっかりマンツーマンで付いて使わせなかった

山口自陣に下げてジュビロのDFラインを上げさせる

山土縦に入れてくるがドゥドゥが捉えて味方が回収

30分

サイドから中にグラウンダー、後ろから走り込んで合わせに行ったがDFに当たってしまった

古川と藤川の相性は良さそう

後方で回してセンターラインでジャーメイン受けようとするが戻される

山口のポゼッションがやや多いか…

右サイドで奪ってカウンター

上原の縦からシュート、回収して押し込むが山口のラインは圧縮されて隙間が無い

一度引いてから裏に偉いで松本走るがDFのスクリーンでGKキックに

山口のビルド

ジュビロがプレスに行くがキープされる

サイドのワンタッチで中に入れられCBが跳ね返す

ショートカウンター、ドゥドゥの縦突破から中に入れるがCBが跳ね返す

山口守備も固く攻撃も素早く隙が少ない、早めに先制してゲームをコントロールしたいが…

縦に入れたがジャーメイン反応できず、リトリート

ジャーメイン持ち上がりから古川へ、カットインからのシュートもDFに当たる

CK上原、直接跳ね返されサイドアウト

センターライン付近のCBとサイドラインのSH、SBとの斜めのパス交換、隙を見つけられず

AT+1

サイドの1対1からクロスを入れようとするがGKに

三浦GKはロングフィード、前半終了


前半の前半分は両者攻撃的に動いたが互いに力量に差がなく後ろ半分は次第に落ち着いていった

後半交代を入れて打開策をどう構築するか期待


後半

右サイドを攻めて藤川が相手のミスを誘う、CKに、ニアに入れるがクリア、しかしハーフラインで回収、即裏に出すが駄目

戻して再度を変えるドゥドゥからジャーメインへ縦にロブを入れ空いた縦のスペースで藤川回収シュート

ジュビロのパスがワンタッチで素早く繋ぐスタイルになっている

ドゥドゥの縦は松本反応できず

山口サイド深くに放り込み、ジュビロ防いでカウンターサイドチェンジしてぐら生んだのクロスは跳ね返される

ポケットに松本が侵入したがオフサイドか、おしい

山口サイドに張ってサイド2枚釣ってCBをスライドさせておいて背後狙いしてるな…

ボランチが下がってスペース潰したので難を逃れた

FKがゴール前まで入って来たがギリギリ守れた

藤川がカウンターのボールを受けるタイミングで脇腹に太ももぶち込まれて倒れる

これは苦しい…

松原が背負ったタイミングで背後からのファール、結構ギリギリの戦いになり始めた

サイドからジャーメインへの放り込み、GKと交錯するもGKキャッチ、ポロリがあれば決まってたが…

山口のカウンター、上原の良いポジションと飛び出しで未然に防ぐ

守備からのボール持ち上がりに山口のファール、イエロー

結構ボールの回収、攻守の切り替えの部分でシビアな戦いになっている

まさに鎬を削る戦い

松原のドリブルに突っ込んで体当たり

60分を前に交代

後藤イン 藤川アウト

金子イン 松本アウト

上原がかなり攻守に効いている

金子がカウンターに走るも前都のタイミングが合わず

後藤がGKと交錯、一回転、大丈夫か…

しかしマジGKと守備ラインの隙間にギリギリのボール突っ込んで来たな…

まぁこれ位しないと得点できない試合になってるからな…

GKの負傷タイムで少しATは長くなるか…

再開

ロングフィードを奪ってジャーメインが外に逃げつつキープ

幅を使って攻めるがバランスを崩してしまう

左右前後に広く回して出口を探すが難しい

奪ってサイドチェンジ、サイドから即クロスを入れるが合わず

山口はビルドアップポジションからの裏狙いで背後を突いてきた

古川アウト 山田イン

古川動きは悪くなかったが個々で交代

山口ワンタッチでサイド突破、体を寄せて潰しに行くがFKに

こういうクイックな攻撃は守備が難しい

FKを跳ね返すが上がって来ない、山口は幅と深さを使ってV字に繋ぎながら3バックをワイドにも使い外からのアーリーも入れてくる

かなり色々な手を瞬時に替えて攻めてくるな…

雄斗がインターセプトからのカウンター

ジャーメインに繋ぐが中で触れず流れてしまう

これ触れてたら1点だな…

強引に中央突破を狙い山口のミスを誘発、CKに

これチャンスだぞ、ここ決めないと

ニアに雄斗が入ってファーで触ってればこれも決まってたが…

逆サイドからもう一度CK

決めよう

これも決まらずこぼれを山田が蹴るも枠の上へ

段々ジュビロの動きが鈍くなってきた

パスの選択もいまいちか…

上原縦選択で入れるが前が合わず

山口ワンチャン速攻、三浦が止める

ジャーメイン受けて中央に流れながら山田とワンツー

ここで倒され中央でFKゲット

これは大きなチャンス

森岡イン リカルドアウト

山口主審に従わずイエローか

キッカーは金子、松原

松原外してしまう

壁に当たったか

外からのクロスを入れさせてしまい中では合わなかったがやはり終盤の疲労の中でサイドのキッカーへのマークは緩くなりアーリーが生きてくるな…

今度は山口が中央でFKに、しかしPAラインからは大分離れている

サイドに流して背後に入れようとしてきたがカット

AT+7

1点は取れる時間あるがどうなるか…

FKキッカー上原、絶対決めたいな…

森岡のヘッドは上にはねてしまう

左サイドからのクロスをジャーメインが触るが精度悪かった…

後藤拾って右繋ぐが雄斗のクロスはゴールライン割る

山口シュートも枠それる

7分台、ワンプレーツープレーで終わる時間帯…

山口左右に振ってゴール狙うが枠の上

上原も足攣ったか…

死闘が続くな…

ホーム下位チーム相手に勝ち点拾えなかったのはやはり厳しいな…

多分J2もレベル上がって来てるぞ…

マジでJ1、J2共にかなり強くなってると思う

チャンスは作れていたがあと一歩足りないという感じだったな…



2023年9月15日金曜日

何故FWの墓場になるのか

FWが活躍するには十分なスペースがありDFと1対1、1対2の状態が必要

つまり

自陣での守備 → ロングボール → FWが1対1、1対2をかわしてゴール

敵を自陣にしっかり引き込んで背後に大きなスペースを作らせる、自陣で奪ったら即FWへと繋げる


これをショートパス繋いでポストして押し上げて…とやってるとFWの使えるスペースは無くなり相手DFはラインを下げスペースを潰しコースを封じどんどん守備が堅くなる

単純に全力で押せば押すほど相手の守備は堅くなる、言わば外開きのドアを全力で押している状態、開くわけがない、外開きのドアなんだから引いて開けさせるのが一番なのだ

単純なことなのだがそれを理解できない

ジュビロは遅攻でFWが有利なタイミングでボールをFWに入れず、周りが守備で固まってどうにもならなくなってから放り込む、だから得点なんて出来るわけがないのだ

ジュビロの遅攻、中盤を使った押上げ、サイド攻撃、という選択肢自体がFWにとってはどんどん不利な状況を作られて難易度が上がっているのだ

押し込んでシュート数は多いが枠に飛ばず「内容は良かった」といってカウンター食らって負ける「よくある」パターンがジュビロの恒例

SBやWBが低い位置から背後狙ってどんどん蹴り込まないとFWのチャンスはどんどん潰れる

サイド持ち上がれば対峙するCBの脇のスペースにSBが降りてきてしまい自由に使えるスペースやシュートコースすらなくなる

サイド攻撃で押せば押すほどFWの使いたいSBのいなくなったスペースは無くなり、MFも下がってライン間のスペースもなくなり、身動きが取れなくなる

守備からの速攻がどれだけ得点しやすいか理解していない

ボールを握って攻撃するのが一番、という「妄想」から解き放たれない限り「FW殺しのジュビロ」はずっと続く

過去には足の速い清水、山崎などFWにスピードタイプを置いて得点していた

が、サイドにスピードタイプを置きたがるようになり全体で押し上げていくので結果的にやはり攻撃時間は長くチャンスは多いが得点出来ないシーンは多くなる

それを押し切るのがジュビロスタイルだと思っている所がある

一番効率が悪くリスクが高く時間も体力も無駄にするスタイルが自分流だと思い込んでいるのが本当に「なんだかなぁ…」としか思えない

横内監督もその辺りはやはり同じでボールを繋ぐことをメインにしてロングボールを「逃げる」という表現をしている

いやいや、ロングボールを入れることで背後のスペースを使ったり全体を使った攻めを見せることで相手のライン間を間延びさせてFWの背後でボール拾えるんだよ?

その辺り全く分かってないんだよなぁ…

少し前の試合でもジャーメインにロングボール入れて金子が拾って即シュートで枠に飛んだりしてるのにその後そういうチャンスメイク出来た攻撃を続けずにサイドに散らしたりして結局次のチャンスが全然来ない時間が長かった

やはりジュビロって妙なこだわりがあってそこから抜け出せないんだよねぇ…

オープンな展開は守備しにくいかもしれないが、その方が個の強さを活かせるしDF、MF、FWそれぞれのポジションが活きる、密集させてクローズドなゲームは人数でどうにかする戦術でしかもそれってアンチサッカーでむしろラグビーに近いんだよ

ジュビロの遅攻ってホントにラグビー的なんだよね…サイド攻撃してもサッカーじゃ得点するのは中央だからサイドの深い位置攻めてもどん詰まりで狭い場所崩すのが難しい

サイド攻撃はしっかりサイドに抑えつけられてバックパス出来ないようにコーナーに追い詰められたら何もできないんだよ

中盤の幅は使うべきだがゾーン3のサイドの深い位置を使うよりゾーン1,2で戦いながらゾーン3を空けさせてチャンスを突く方がFWは能力を発揮しやすい

ラグビーのキックだけを切り出して来たのがサッカーなのだからラグビー的なショートパス繋いでサイド破るようなのはむしろアンチサッカーでイングランドのキック&ラッシュがサッカーらしい戦術だろう

前にパス出来ないラグビーの中でキックだけが前で拾ってもルール上問題が無い

だからボールを前に蹴ってそれを拾うのがサッカーなわけで繋いでサイド破るのはラグビーだし、それをやるのはゾーン2まで、どの位置でもゴールが認められるラグビーだからサイド攻撃は有効なわけでサッカーで相手陣内深くでサイド攻撃してもゴールには遠い、しかも角度があり直接シュートできない

一番有利なのはやはりゴール正面、だから相手もゴール正面を守る、薄いのはサイド、だからサイド攻撃するしかない、というより相手の守備をサイドに釣って中央を薄くする為にサイド攻撃をする

サイドに守備が釣れれば逆サイドにサイドチェンジして攻めればよい

深い位置まで攻める=スペースが無くなる=守備の密度が上がる=攻めにくい

FWが活躍するチームにしたいならもっと早くボールを出さないと意味がないしFWの足の速さは非常に重要、サイドにコントローラーを置けば迂回してFWに良いボールを入れられる

中央にコントローラーを置いても守備では役に立たずむしろ正面の穴になりサイドチェンジも各駅になり良い事は無い


2023年9月11日月曜日

A・B・C

A:アタッカー

B:ブロッカー

C:コントローラー


ジュビロは守備をするブロッカーが少なく、ボランチにコントローラーを置きがち

アタッカーをサイドに配置するがコントローラーが中央で本来ブロッカーのいる場所をつぶしてしまっているので守備が弱い

更にアタッカーがサイドなのでゴールまで遠い


本来なら

アタッカー:前線中央

ブロッカー:後方中央、中盤中央

にそれぞれ置かれているのが良い


WキッカーのWボランチも中央にコントローラーが2人いて機能的に被って冗長的かつ戦術的な幅があるわけではない

同時に重要な中盤中央のブロッカーのポジションを完全に潰してしまいブロッカーがDFのみになり中盤のフィルターが全く効かない



コントローラーの人数と配置はかなり問題点になりがちなのでどういうタイプをどこに置くのかはより慎重にならざるを得ない


案としてはサイドにコントローラーを置くこと

これは

アタッカー:前方中央

ブロッカー:後方中央

コントローラー:サイド

とそれぞれの機能に従った位置に配置し、コントローラーが左右に幅を取ることで正確なサイドチェンジと背後への配球、中央の攻撃、フィニッシュを集中する、という事が出来る

またサイドを抜かれても最悪3バックが止めるなり中盤中央のブロッカー、CH、ボランチが下がることで対処できる

今のジュビロだとサイドの突破力がなく停滞、バックパスとCBの各駅停車サイドチェンジで相手の守備スライドも間に合い全くサイドチェンジの意味がない

針谷でもスペースのあるサイドでプレーした方がまだ自由度が高くかつ中央ほどプレスに寄られることもないのでボランチで役に立たないよりサイドで活きた方が使いやすい

両サイドにコントローラーを置くかどうかはまた別の問題だが、サイドチェンジとアーリーが入りやすいので幅を使った攻撃、縦への速攻がしやすくなる

下がればそのままボールの逃がし所になれるので中盤サイドから後ろのポジション=WBにコントローラーを置いて、アタッカーをインサイドとセンターに置く配置で速攻、2次攻撃でサイドで待ちつつこぼれを拾ってカットインミドルなどキッカーに向いた位置取りと役割が出来るはず

守備も中央から味方のスライドがあれば人数的にどうにかできるがスライド距離を短くするためにインサイドに味方を置くと良い


3-5-1-1や3-1-5-1のような感じで両サイドにコントローラーを置き、インサイドが心臓となって上下動して攻守に絡むことでサイドのコントローラーと連携していく

雄斗や松原をSBで攻守に使うのは良いがやはり配置的に長い距離の移動とネガティブトランジション時のスプリントなど結構選手にとっては厳しい配置なので3バックにしてインサイドの心臓に配置することでタスク分散した方が良い気がする

しかし3バックに出来るだけのCBがいない状態にしてしまったのが余りに酷い

戦術のオプションが実質的に少ないので選択できる幅は4-2-3-1の配置の延長で動くくらいで結局タスクはほとんど変わらない

今のジュビロのSBだとABCの3役全部やってるのが実情で余りにタスクが多過ぎる

更にそのタスクの多いSBが穴を空けがちになり、2CBという配置なのでCBの負担が多くなりカバーしきれないのが実情、4バック=2CBなのでSBが上がると2CBの守れる範囲は非常に狭くて脇を簡単に突かれてしまう

2CBの脇のスペースは3CBより広いのでGKの守備範囲も広くなってしまいGKが止められる範囲以上になって失点確率がかなり上がる

4バックの場合CBの力量が相当高くないと無理な話であり、守備の組織化とか後回しにしがちなジュビロでは非常に難しい運用になる

4バックは攻守のバランスが良いというが、CBが良ければの話であり、CBが厳しいと中途半端になる

ボランチも緩い4バックなど脆いに決まっている、結果失点が全く止まらない

得点は取れているがやはり守備が脆いのがジュビロの悪癖

攻撃に力を入れて守備が悪くならないようにそういう所にバランスを求めて欲しい


2023年9月10日日曜日

古川

個人戦術のドリブルが武器だがマインドセットがドリブルからスタートしてしまっている

ドリブルではなくボールタッチ、逆重心を取る、という部分を武器にすると少し変わるかもしれない

マインドセットとしては、ドリブルで突破する、という部分だけでなく、味方も活かす、自分も活きる、という方向にどうもっていけるか

まず相手の守備に対してドリブル突破という方法論に執着する必要は無い

守備と正面から対峙して突破する、という勝負をするのではなく、「守備をさせない方法」を考えていくこと

ポジショニングが重要になる

SHの役割としてはサイド突破、突破できなくてもクロスを上げる、守備を剥がす、など連携によるチームの優位性を確保するのも役割の一つ

サイド突破が出来るのは4人ラインのスライドした逆サイドやサイド1枚の背後などの条件を良く考える事

昨日の様に5バックのSBを突破するのは難しい+3センターの展開、スライドで中盤で1対2を作られると厄介

一つには5バックでサイド1枚だが単騎突破しにくい、ボール運びのテクニックを活かしてサイドチェンジで3センターがいない状態でSBと対峙し、スペースのある状態からカットインしてSBを中央に釣り出し、味方SBが上がるスペースメイクをする、古川のボールタッチ、逆重心を突くドリブルをターンに昇華させてカットインしながら自分を追い越す松原に向かってターンしてパスが出せるようになったら自分を囮にして相手SBを中に剥がして味方SBをサイド突破させるというチーム戦術が可能になる

ボールを持ってPA内やシュートまで行かなくても味方を活かす形は作れる

この形が出来ると4-2-3-1など中盤にスペースがあるがSBがサイドのスペースを埋めているようなフォーメーションに対して優位性を作ることが出来る

もう一つはSHでもインサイドに入ってSBが前目に展開、SBとSBの対峙を作っておいて相手SBの裏のCB脇のスペースを突く攻撃、昨日もジャーメインからこの形のパスが入ったが予測していなかったのかスタートできずにパスを見逃してしまった

4バックでも5バックでも2CB、3CBの脇を狙うのはチーム戦術としてやるべきことなので相手のSBの釣り出し、SB裏、CB脇のスペースへの侵入からシュート、の流れを何度でも練習しないといけないし、その流れを常に頭に置いておかないといけない

ドリブルにこだわらずに相手の守備を剥がして味方が活きれば自分にもチャンスが繋がる、単騎で打開することよりチームとして打開できればそれでよい

5バックに対してサイドチェンジからSHが幅を取りながらSBが3センターのスライドより早く侵入してミドルを狙うなどの動きも悪くない

強度の低い古川が中で勝負するのは難しいので体を張れる松原が中でプレーした方が1対1にも強く高さがあるので一度ボールが外に流れても小柄な古川が拾ってクロスを上げれば中に松原が残ってヘディングする手もある

古川のドリブルも相手の守備が5-3で密集した状態だとすり抜けるのは難しい、SBを釣り出してCB脇にポジションを取れたのなら得点確率は上がる

一度中に入ってサイドをSBの松原に任せつつ、SBが釣り出されたタイミングでもう一度SBの空けたポジションに流れてSBから受けるなどすればチャンスはもっと大きくなる

SBが絡むとどうしても遅攻になりがちなので、速攻で考えるならFWのジャーメインに放り込んでから2列目で回収、この時にジャーメインが左右に流れてボランチ脇などのスペースで取る形が多いので守備もボールサイドに流れがちになる、逆サイド側は守備がスライドしてサイドにスペースが空くのでわざと孤立してサイドに残りサイドチェンジのボールを前にトラップで落としてスピードに乗って脇、背後を取る形を取りたい

小柄、スピード、変化を活かすならセットされたクローズドな展開よりオープンでスペースのある戦場の方が1対1になりやすく個が出しやすい、しかもカウンターなら相手の守備も多少薄くなるので攻めやすい

しかしジュビロの性格上ボールを持ち続けたい、オープンよりクローズドにしたい、遅攻で繋ぎたいとドリブルを活かせるような場面は少ない

ジュビロ的な戦術からするとボールサイドでドリブルは相手の守備がセットされたクローズドな状況なので突っ込むと自爆するだけ、逆サイドでサイドチェンジ待ちから脇、背後狙いが一番よい、しかしジュビロもSB、ボランチが必ずしもサイドチェンジするわけでもなく、大きく一発で正確にサイドチェンジができないとせっかくのスペースや時間を浪費してしまいがちになる

あとは攻撃の形をみているとチャンスメイク出来た攻撃を繰り返さないことが多い、シュートまで行けてる状況で同じ攻撃をせずに別の展開を選択するので相手の弱い場所を突き切れていない、弱い場所を探して相手が対処できないなら徹底的に突き続ける、とか質の差、量の差を作ってそこを徹底的に攻めるとかも余りやらないので展開がふわふわして決定力がないことが多い

自軍の有利、相手の不利をいかに作れるか、集中してそれを作って得点まで行けるか、というのももう少し突き詰めていかないといけない

藤田俊哉にタイミングの良い動き方や狙い目とか待ち方とか色々話聞いた方が良いと思う