2022年12月31日土曜日

5バック構成と6バック

3バック+2の5バック構成

___CB____CB___

_SB___SW___SB_


__WB______WB__

___CB_SW_CB___



M型:2CB(ストッパー)を前に置いて背後にSWを置いて中央を守りSBがサイドをケアする

V型:2CB(ストッパー)とSWで中央を堅く守りサイドはWBが前で抑える


M型はCB脇からSWとSBの中間スペースに斜めのパスを出されると弱いのでSBの前方にもう1枚サイドを置いて斜めに入るパスを抑える必要がある

V型はWBが攻撃参加するとCB脇が抜かれやすいのでサイド守備に難がある、WB1枚に対してサイド2枚で対処されるとCB脇を突かれやすい



3バック+3の6バック構成

__LB__CB__RB__

_SB___SW___SB_


_WB___CB___WB_

___LB_SW_RB___


M型+1:2CBから3CBにして中央の幅を広めに塞ぐことで中央を前から抑え背後を広く守る、幅が広めになったことでサイドから中央への斜めのパスが通りにくくなる、SBがサイド攻撃に出ても3CBが守れるので後ろに余らせることもないが背後のスペースが広くなるのでカウンターでロングボールを放り込まれないようにする必要がある

V型+1:3CB+SWの4枚が中央にいるので中央を堅く守れる、WBが攻撃参加した時のサイド守備はRBLBがサイドに展開、CBが下がってスペースを埋める、固い中央守備+サイド展開守備が可能なのでWBが攻撃的に出られるので中盤の圧力を高められるがサイド展開守備時にCBが下がるのでバイタルが空きやすくなる、両WBが同時に上がらずに一方がステイ+中央締めすることでバイタルを空けないようにする必要がある

2022年12月29日木曜日

3バックと中盤制圧力とサイド守備

3バックの利点はオフサイドトラップのかけやすさと中央の堅さ

4バックに比べるとサイドに弱くなるが-1の人数差を中盤に上げることでより前方で守備をすることで欠点となるサイドを塞ぐことができる

しかしWBを攻撃参加させてしまうと弱点の3バックの脇を空けることになるので3バックにWBの上下動を合わせるのは戦術的に有効ではない

WBの上下動による5バック化や5トップ化は3バックの極端な攻守戦術になる

はまれば強いがバランスは4バックに劣る

3バックをバランス良く使用するには中盤の面の制圧力とサイドの攻守分担にかかってくる

3バックの脇となるサイドを守る為にWBを置く

WBを7レーンでいうハーフレーンとインサイドレーンの2レーンを担当させ、アウトサイドレーン側とセンターレーン側を分断する位置取りをさせる

アウトサイドからはインサイドやハーフレーンへの侵入を阻止する

インサイド、ハーフレーンは中央へと囲い込みを行い包囲してボール奪取する

この守備の動きをさせることで3バックの脇を守る

WBだけだと中央が薄くなるので中央に1人置く

WBとDHの3人が3バックの前にいることで早い段階から相手のパスやスペースを制限できる

中盤3-3の2層化は広い中盤全体をカバーしてスペースを消すことでパスコースを潰してプレス範囲を狭くして走る範囲を短くすることで戦略的に省エネ化し体力の損耗速度を緩くする

中盤3-3の面制圧+3バックのカバーでショートパスでの攻略、ドリブルでの攻略、ロングボールの攻略を防ぐ


2022年12月26日月曜日

リトリートとプレスバックの時間差

守備ラインが揃っていてもラインから飛び出したレーンはスペースを生んでしまう、守備ラインがズルズルとリトリートしてしまうと中盤のプレスバックが効かない

守備ラインはただ引くのではなく3バックのメリットであるオフサイドトラップのかけやすさを活かして出来るだけリトリートの速度は緩くする、中盤はスプリントでプレスバックすることで相手の攻撃は前方を塞がれてスペースもなく後方から囲まれて逃げ場がなくなる

守備ラインは出来るだけ維持するリトリート、中盤はスプリントのプレスバックをすることで相手を囲い込める

3バックから一人だけファーストディフェンダーとして残ろうとしてラインを崩してしまうとスペースが生まれて縦に走り込まれてしまう

3バックはラインを維持しながらスペースを埋めコースを切る壁の役割をし続ける必要がある

その分一列前にいる選手がプレスバックをする必要がある

3バックだけでなく、中盤でも同じ事で三列目ラインが壁になっているなら二列目がプレスバックして囲んで奪う事

3-3-3の構成は同じ並びの連続なので守備の基本形は同じで良い

3-3-3のメリットの1つは同一レーンに並べて縦の壁を作ることができること、縦の壁はサイドと中央を切り分けることができるので横パスを防ぎサイドチェンジさせないことで同一サイドでの数的優位を崩さないことができる

3-3-3は2x2のボックスを作っている状態なので左右どちらのサイドに対しても囲んで奪うという守備がやりやすい

囲む為には前を塞いで後ろを詰める必要がある、その為にリトリートとプレスバックの速度の差を意識する必要があり、中盤の選手は自分の背後のボールを守備しないという意識があると囲めない

この為に中盤を二層化するより守備ラインを二層化した方が守備に対する意識が強く守備の強度も連携も高くなるはずだ

三列目がまず最初の壁となって二列目がプレスバック、それでも奪えない場合は四列目が壁となっては三列目がプレスバックする二段構えの囲み守備を準備する


対WB2対1攻略

5トップ、5バックの5レーン制圧を3-4-2-1でやるとWBが攻守にサイドを移動しなければならない

サッカーは時間と空間のゼロサムゲームなので一人で同時に2つの場所に存在することはできない

サイドに2枚置いたフォーメーションに対してネガティブトランジッションが発生した時に弱点が現れる

WBを攻撃参加させると守備は3バック+2DHか4バック+1DHか4バックのSBを上げた2CB+3DHになり中央を守れるがサイドを守れない形が多い

フラットな4バック+1DHならサイドの対応がしやすいが後ろに遊兵が多くなってしまう欠点があるので偽SBでSBをDH化することで中盤の押し上げ、前からの守備として配置することが多い

4バックでも攻撃時にアンカーが降りてSBがあがる3+2に可変することもある

3バックの場合は広がった3バック+2DHで中央が1CB+2DHの逆三角形になりやすくサイドからの放り込みに対して1CBのみの対応になりやすくサイドから崩されやすい

5トップは中央CF+2シャドーのパターンが多くサイドにWGやWBがくる形になる、WBが上がっている間はサイドの守備がかなり緩くなるのでWBに対してSBとSHで2対1を作り前線に足止めさせつつ背後のスペースにSHが侵入して崩すことで5トップ5バックの5レーンを攻略する

SBとSHが離れすぎないようにしてWBを挟み撃ちにするのが早い、5レーン理論だと同一レーンは1ライン飛ばして並ぶ、隣のレーンとは1段ずらして並ぶなどの基礎知識があるが、それをやり過ぎると孤立した時に応援もなく個の打開を求められやすくなるのでチーム戦術としてルールを破るルールを押し付けることで有利に立てる

ポジショナルプレー的には量的優位を作ることになるが5レーン理論的には微妙になるのでどちらを優先するかはチームの原則に依存する

局面の優位を取るなら量的優位の取れるポジショナルプレーを選択、全体のバランスを取るなら5レーン理論ということになる

WG+SBの3トップ+フラット4バックでなければWBの5トップ化の背後を突いて攻略するのは定石になる


2022年12月25日日曜日

攻めのダイヤモンド+SB


2列目3人+1列目1人のダイヤモンド+SB

______FW______
SH____OH____SH
__SB______SB__


SB__CB__CB__SB
______FW______
____DH__DH____
SH__________SH
______OH______
__SB______SB__


_CB__CB__SB___
__FW___SH___SB
SB__DH__DH____
SH____________
______OH______
__SB__________

左SHのボールホルダーを前で受けるようにFWがサイドに流れ逆SHが中にカットインして3バックをボールサイドに寄せて逆サイドのワイドを解放する

解放した逆ワイドにSBが走り込んで大外ノーマークでクロスを上げる
FWと中央化したSHがCBSBの背後から侵入してフィニッシュ



半歩先の戦術を目指せ

5トップ5バックベースの戦術が今のトレンド

同じ戦術を使った場合は個の強さ、連携の良さが勝る方が勝つ

補強もなく練習時間もない今のジュビロにはトレンド戦術のメタ戦術を作り上げなければ後手に回り続けることになる


5トップは3トップ+2インサイドハーフ、1トップ+2シャドー+2ワイド、2トップ+1トップ下+2ワイドなどの5レーン制圧

前からのプレスでパスミス、ボールロストを狙いショートカウンターで得点を狙う

5バックは3バック+2ワイド、4バック+1アンカー、4バック+1ワイドなどの5レーン埋めてパスを通すスペースを与えない


5トップには中央の3トップに対して堅く守りつつサイドで1対1、2対1を作るようにしてサイドで奪い薄い中盤のサイドへ持ち上がる、攻撃時は3バックか4バック、4バックの場合でも中盤のスペースが空かないようにSBが上がりつつ中央寄せする偽SBの位置を取りやすいのでサイド突破から裏のスペース狙いorマイナスクロスからのフィニッシュ狙いで攻撃する

5バックは初期位置で5レーンを埋めるが飛び出しを誘発させることでレーンが空く、サイドが一番空きやすいのでサイドで縦に2対1を作りおびき出しつつ背後のスペースに中央側からワイド側に斜めに侵入し守備ラインの視界外の動きで背後を取る


一番まずいのは5トップの押されて無理にボールを蹴って回収されること、回収されるなら相手陣内でのサイドアウトを狙ったロングボールで相手のラインを一旦下げさせることで5トップの位置を自陣内からセンターライン付近まで押し下げられる、これにより自陣内にスペースが出来て安定したボール保持ができる+相手を下げることで押され続ける状況をリセットできる


トレンド戦術に乗らずにメタ戦術をしっかり作って相手を喰うこと、これは弱者のサッカーの基本、弱者のサッカーは力量差を戦術で上回る知恵の戦い、J2という位置に限らず日本サッカー自体が世界では弱者なので世界と対抗するには常に弱者のサッカー、戦術の優位性を活かせるサッカーができなければ勝つことはできない

試合に勝つには常に相手の状態を理解し、強みを消して弱みを攻めること、これが戦術の強さ

補強できない今こそ戦術の重要性を理解して戦い抜いてほしい

2022年12月24日土曜日

対5トップ

4-3-3、3-4-2-1などの攻撃時に5トップ化する形はトレンドとして存在する

5トップ化した状態では前からのプレスでパスを誘発させてインターセプトしショートカウンターを狙う、ロングボールを4バックで回収するなど前から押すことで優位性を得る戦術

対抗するには後ろからのビルドアップを試行錯誤するよりいかに守備ラインから中盤まで持ち上がるかになる

5トップ自体がパスサッカーのビルドアップ潰しの戦術なのでパスで攻略するのは相手の戦術に自ら嵌りに行くだけになる

4-3-3も3-4-2-1も5トップ時は中盤のサイドが空く、RBLBとSBで3トップのWGを2対1で挟み撃ちにし、そのままSBが中盤を持ち上がる形を作ることが出来ればSHとSBの2枚で相手SBを攻略することができる

中盤の2層化(OMF-DMF)から守備の2層化(ADF-DF)に変えることで対5トップに対する守備を固めつつ攻め口になる中盤サイドへの侵入、起点作りを行う


2022年12月23日金曜日

6バックは対5トップ

多くのチームは攻撃時5トップとなる4-3-3や3-4-2-1などのフォーメーションを使う

4-3-3の3トップと2インサイドハーフによる5トップ化で前からのプレスに対抗しなければならない

4-3-3の弱点となるのは中盤のサイドのスペースなのでSHやSBを置いて中盤の両サイドを制圧することで攻撃時の起点に使える

4-3-3は前のめりなので自陣に引きつけておいて中盤や背後にスペースを作らせることでカウンターの破壊力が高くなる

6人の並びは4-2だと中央をボックス、サイドは深めに位置した形、3-3だとサイドを浅目に置いて高い位置から守備する

4-2-3-1だとSBを低めに置くのでオフサイドトラップが取りにくい、中央は堅くなるがサイドの対応は1対1で4-3-3に対してマンマークに近い並びになる

6バックの2層化の3-3は相手WGに入るボールを3バックのオフサイドトラップとSBのカバーシャドーの前後で機能させない形を作る、RBLBがインサイドにいるので相手WGに渡った場合はRBLBがサイド対応に出てCBが下がって埋める+SBのプレスバックで挟み撃ちにして詰める

6バックで深い位置からプレスをして相手のバックパスを前向きに追って囲んで奪う守備構成にする

パスの出し手ではなくパスの受け手を囲んで潰すことで前線で受けても前に向くことが難しいのでバックパスをする、囲みは前方、左右の三方でバックパス方向のみ開けてバックパスを誘発させる

RBLBが正面、SBとCBで左右を囲んでインサイドハーフを囲んで潰す

並びが3-3-3なのでどのラインでもサイドとセンターで左右を囲んでパス方向を塞いで囲むことでバックパスを誘発、後ろ向きにパスさせることでチーム全体を前向きに前進させてゴールに迫る

5トップは前でプレスして後ろで回収する戦術なので前のプレスを突破できるだけの強度がないと意味がない、よってMFの弱さよりDFの強さと持ち上がりを使うことでプレスを突破するか、こちらから5トップを包囲プレスすることでバックパス誘発して戻させることで5トップの優位性を奪って4バックに戻させることで前進し5トップを無力化する


ADF

3列目のAttacking DFは守備力のあるDFから選出するが、MFより強度があり、スタミナがあり、ドリブルでボールを押し上げるか、広角、サイドチェンジなどの性格な中距離パスを蹴ることができることが必要

身長に関しては4列目にDFが控えているので高さ勝負しなくても良いかもしれない

DFも含めたタイプでは

SB、SW:スピード、ドリブル、テクニック

CB、RBLB:パワー、高さ、強さ


配置的には

_SB___CB___SB_

__LB__SW__RB__


CBが中央のボール奪取を、SBがワイド+インサイドの広い守備を

SWが中央のカバーを、RBLBがFWとの1対1を

それぞれ行うイメージ


SBはサイドチェンジ、インサイドのドリブル突破、ダイアゴナルのインナーラップで背後を突く動きなど攻撃的な立ち位置

CBは中盤の底、ボランチにあたるボール奪取と両サイドのSHへの広角パスをしつつ中央が薄い場合にはOHやFWへの縦パスを狙う

3列目は攻守の起点になりやすいのでしっかりした守備力の土台+パス、ドリブルの攻撃力の両方を満たせる質の高い選手を置きたい

MFの強度の無さでDMFを置こうとしても結局守備に関しては最低限しか役に立たないので守勢に回されると手も足も出なくなる

それならばむしろ攻撃的DFを一列前に置いた方がより効率的だ


黄金期の服部、福西も単体でDFクラスの守備強度を持ちながら、服部のサイドチェンジ、福西のBox to Boxの攻撃参加とどちらも攻撃的DFと言った方が良いレベルのDMFだった

ポジションとタスクとアビリティがマッチしないとやはり機能的なチームは構成できない

CMFがDMFに降りても同じことでやはり足りない部分がある

攻撃的DFを一列前にすることで守備の穴をより小さくできることと強度のある中央攻撃を生み出せるのは大きな違い

またSHがワイドに残る+DFが背後にいるのでボールの逃がし所、幅や深さ使った展開を維持できるのは攻撃の継続上意味がある

攻撃の厚みと展開力の維持、弱点の強度不足を補い得意な攻撃力をさらに高めるにはやはり3列目の改革が必要だと感じる


2022年12月22日木曜日

DMFからAttacking DFへ

 中盤の底をDMFにしようとすると強度守備力のない選手を置きがちになるのでDFから攻撃的な選手を中盤の底、3列目に起用した方が効率的な気がする

そもそもMFに守備力がなく、OMFを多く採用するジュビロではMFの中からDMFに向いたタイプがいない

DFの守備力をベースに考えてDFの中の攻撃的選手を3列目に置いて攻守の起点にしていく方が良い


SH

強度の無い選手はインサイドで競り合いもできないのでインサイドハーフにいても消えてしまう

強度の無い2列目選手を活かすにはどうしてもワイドにおかないとならない

藤川や針谷のように軽いタイプはワイドに張りつく代わりに外からゲームを作り3列目のSBの攻撃をコントロールする

SBが上がった時はSHが下がって入れ替わりボールの逃がし所になる+サイドの守備対応をする

SHが幅をキープすることで守備をサイドに寄せて中央を薄くする役割をする

ジュビロには強度の無い2列目が多すぎるのでインサイドで使うよりワイドに置いた方が仕事しやすい

その代り中央が薄くなるのでOHやCBに強度を持つ選手を置きSBを中央の攻撃に上げていく


2022年12月21日水曜日

6バックの多層化

______FW______

SH____OH____SH

_SB___CB___SB_

__LB__SW__RB__


DMFの代わりにDFを多層化する

SBとCBはゲームメイクできるタイプを置く

以前にジュビロにいた高橋翔平みたいなDFの位置から組み立てのできるDFを置きたい

SHはサイドの高い位置からの攻撃をさせたい

SBはインナーラップでサイドから中央への攻撃へと参加、もしくは逆サイドのSBがインナーラップで背後を突くなど

SHとSBの両サイド2枚を置いてサイドの優位性を確保するのとSBの偽SB化でCBの左右を締めてSBがSHとCBの中間を埋めてポケットへの侵入を阻む

攻撃はSHの幅を活かして左右に振って守備を分散、SBやRBLBへと戻して深さを使いつつ誘導、前にプレスに来るならSHを進めて背後を狙う

フベロ時代の442の両サイドとサイドチェンジによるボールキープのポゼッションを鍛えたが2CBの薄さからカウンターに弱い部分があった

両サイド2枚にすることで幅を使ったボールキープの持続と逆サイドから背後への攻撃の両方を満たしつつ、中央の守備の堅さも維持する

幅を使った攻撃の良さは守備を左右に広げられることでありゾーンの距離が空くので侵入しやすくなる、そこにSBがダイアゴナルの動きで侵入することで中央、背後の死角を突く攻撃ができる

伊藤時代にWBからのダイアゴナル侵入と得点も経験があるのでこの形はフベロや伊藤の時代の攻撃パターンの積み上げもできる

SBの下がりによる5バック化と中盤3人の下がりによる5-4-1化も3-4-2-1からの変形の5-4-1と変わらない

選手の登録的にはSBをMF登録のWBにすれば4-5-1になるしOHかSHをFW登録選手を使えば4-4-2などの構成でも問題ない

3列目の攻撃力、守備力、ゲームメイク力が必要になるのでSBとCBの人選は非常に重要

スタミナ、強度、配球力、バランス能力などが必要とされる

2022年12月19日月曜日

DFのDMF化

MFのほとんどがOMFCMFタイプでDMFタイプが少なすぎる
DFをDMF化して中盤の守備力を高めて中央の固さ、ボール奪取、エリア制圧力を高める必要がある
中の強さがないとどこにも奪い所がなくボール保持を許してしまうことになり不利な状況が長くなる

体幹

選手の体幹の弱さ=チームの体幹の弱さ

3-4-2-1で中央に4人でボックス作っても体幹が弱くボールキープやボール奪取のできない状態なので人数がいても意味がない

名波時代に復帰した小林祐希がトップ下で機能したのは体幹の強さ

トップ下やボランチの位置=センターラインの中盤にしっかりとした軸が作れないとチーム自体が死ぬ

3-4-2-1も中央に集まり過ぎでWBがサイド全体をカバーできないので3バック仕様ではハイリスク

ポジションの配置は全体に平均的において前後、内外の最短可変が一番隙が少ないのでWBのサイド全体を移動するのは非効率で体力の問題を考えると良策ではない

5レーンも逆に空きレーンを作ることでスペースを作り、空きレーンの相手を無効化し同一レーンで数的優位を作って無効化することも考えるべき

5レーンは各レーンに2人配置する形になりやすいので3人並べることでレーンを縦に制圧突破可能

基本形から大きく変化する可変フォーメーションではなく、基本形から柔軟かつ効率的に可変しかつそのトランジッションに置いて優位性を持たせられることが重要になってくる

FW-MF-DFの3ラインではなく、FW-OMF-DMF-DFの4ライン、3-3-2-2もしくは3-3-3-1などの形で平均的に配置しサイド中央ともにカバーしやすい形の基本形が良いと思う

4ラインで中盤をOMF-DMFで並べることで3ラインのMFを前後に挟み込む制圧、縦パスでの貫通でバイタル侵入など3ラインより攻撃的に中盤を使える

中盤2層化は同一レーンで2対1を作るのも良いし、ずらして5レーン制圧でも良い、これは場面に応じて対応する

OMFは2列目からサイド前方のスペースを使った攻撃が可能、DMFはDFラインの前から予備的守備が可能で中盤を厚くすることで制圧力の強化とFW、DFへのシフトによるデリバティブな対応がしやすい

WBが5バックからWG化まで酷使されやすくサイド1人による数的不利など3-4-2-1だとサイドの出来不出来と中央の的確なサポートの有無がかなり重要になるがどちらも個と連携の両方が必要

ミシャ式の5トップ、4バック化の4-3-3シフトは中盤が空く上にWBが攻守に走り回り疲弊しやすい、中盤2層化とFW、DFへのデリバリーの方がタスクの分散化平均化明確化がされやすい

ジュビロのMFは3ラインのMFタイプがほとんどでDFに近いDMFタイプが少ない、更に攻撃的な地蔵パサーを置きがちで守備ができない

サッカーは空間と時間のゼロサムゲーム、パスの速さ、長さが伴わないとただの空間のゼロサムゲームになりがち

時間を活かしたゲームを作るにはパスの速さ、長さが必要、その為には広く深い配置で守備を広げること

中央から広角にサイドへ、サイドから中央への三角、逆三角の両方が出来る必要がある

守備のできない地蔵パサーを中盤の底に置くのではなく、CBの広角パス、CB、WBのアーリークロスの両方が重要になってくる

3ラインだとDFからFWに当ててMFが回収して前向きに、という流れになるが、3-3-3-1の4ラインだとDFからOMFに当ててDMFが回収、DMFからFWに当ててOMFが回収のどちらも可能

3-3-2-2だと2列目をワイドに置くかインサイドに置くかの選択になってしまう+どちらかがサイド、もう一方が中央だとすると逆サイドが空く+中央の範囲をカバーしきれない

中盤2層化/多層化はトランジッションの面で重要になる、オープンな展開、トランジッションが多発するゲームではどちらに傾くかの綱引きが必要

サイドや後方に逃がして落ち着かせるか、奪い切るパワーを持つかの選択肢が必要になる

この時に中央ラインの強さは奪い切るパワーを提供できる+多層化とワイドのいる陣形では密集を構成できるので包囲による奪取の選択肢、広がった時には逃がし所にも使えるのでどちらの選択肢にも対応できる

中央ラインが弱いと外に逃げざるを得なくなり中央は制圧されプレーエリアが狭くなり結果としてスペースがないのでプレーの質を高めないと役に立たない

狭いエリアでプレーできる能力がないので中央エリア制圧下ではまともなプレーができない、サイドに何枚並べても中央からの圧力でコースは限定される為にパスが単調になりインターセプトされてしまいカウンターの起点になる

中央を制圧できると広角のコースが取れるので両サイドを使った攻撃につなげられるのでサイドから逆サイドの背後を狙う形で得点しやすくなる

中央の制圧は攻守の要になるので中央ラインの強度や中締めのプレーが重要

2022年12月7日水曜日

ドリブラー

三笘が注目されているが、ドリブラーもスピードタイプ、テクニックタイプ、パワータイプといるが、ドリブル自体は相手の守備を引きつけるからこそ周りの味方を活かす立ち回りをしないとチームを傾けることも簡単


スピードタイプは1対1に強くサイド突破しやすいが直線的で軽いので当たりに弱い、スピードを落として囲まれると何もできなくなる、サイドのスペースのある場所で1対1などに向く

テクニックタイプは密集に対して強いのでクラウドコントロール向き、守備をはがしたり誘導するのに向いている、中盤やバイタルなどの密集向き

パワータイプは突破に向くがスピードがないので囲みが多くなるとスピードタイプと同じで難しくなる、当たりに強いので前線中央に近い位置が良い


三笘はサイドで活きるタイプだが中央に入って自分で決めようとして逆サイドのフリーの味方に出さなかった、あそこで出していれば得点するチャンスはもっと高かった

得点しなければ勝てない試合でのドリブラーは微妙、正直リンクマンになって守備の薄いタイミングで前線に大きく出してFWに任せた方が良い

ドリブラーの問題点はロングボールと違って走って追い付けるという点、守備がゴール前に集まってしまうので逆に得点するチャンスを逸する可能性も高くなる

だからこそドリブラーは自分が囮になってスペースを作ったり守備を引きつけたり味方をフリーにさせるという役割が重要

ドリブラーがカウンターで自分で決めたいのならFWの位置でCBと駆け引きして勝ち、オフサイドトラップに引っかからずにボールを受けてGKと1対1になった上でシュートに行くのが一番

ドリブルでカットインしてバイタルに入るのは良いが味方も敵もゴール前に密集することでコースもなくなりスペースもなくセカンドボールも奪われやすくなる

シュートコースの広さ、守備の人数、ゴールできなかった場合の次の展開での有利を取れるか、そういう部分まで含めて考えるとドリブラーが周りを引き連れて突破するのは派手なだけでチーム全体として有利な展開を生めるのかというと微妙

ポゼッション狙い、相手陣内で攻撃継続、という戦術を取るならドリブラーが活躍できるが、ロングカウンター狙いならドリブラーは中盤で長く持つよりリンクマンとして正確で速いロングボールを供給した方がよっぽど仕事をしたことになる

シュートが入らずチーム全体が相手陣内に上がってしまい、相手のGKで再開、ロングボールを裏に飛ばされたら一気に形勢不利になる

ドリブラーはドリブルにこだわるより状況判断力を磨いてパスを出せることの方がよっぽど重要

ドリブルできるからこそ相手を引きつけられるわけで、その時点で仕事は終わっている

自分に2人マークするなら1人分のスペースを生み出しているわけで、そこにボールを供給できる方がマークを引き連れてスペースを消してしまうような下手なドリブラーより優秀

サッカーは時間と空間のゼロサムゲームなのだから、ドリブルで空間を潰してしまうのではなく、ドリブルで相手守備を釣り出して裏は逆サイドにスペースを生み出し、パスによって時間を短縮してそのスペースに決定的なパスを通すのが良いプレー

ボール持って守備引き連れてシュートまでいきました、派手なプレーでした、メディアは持て囃すだろうが戦術としては評価に値しない

エンターテイメントとして面白かった、以上、でしかない

本当に8強に出るつもりなら最後に逆サイドにパスを出してチャンスのある選手にボールを託すべきだった


2022年12月3日土曜日

スペイン戦評価

5-4-1のフォーメーションでSHとSBでスペインのサイドを2対1で潰したり、SBの1対1で負けない、サイド1対1にボランチが寄せて2対1にする、など相手に持たせながらも中央を固めて空けず、サイドで奪う形を作りそのままサイドを駆け上がるカウンターで少ないチャンスをものにした

守備陣の仕事も良かったし、後ろが安定していることで前線もハイプレスでGKまで詰めてボールの逃がし所を潰して奪えるタイミングを作った

カウンターの良さは良い守備から良い攻撃作れる安定した基盤を作れること

ボール保持にこだわるサッカーは水物だしむしろボールを持ち続けないといけないので余計に神経を使う

余程の力量差がないとボール保持にこだわったサッカーは無理

J3やJ2ではボールを持てるし攻撃はできる、しかしJ1や世界ではもはやボール保持にこだわる事自体にリスクが高い

カウンターは強いチームを倒す為の戦術なので非常に合理的、しっかりとやる事さえやれば勝つことができる

ジュビロが水物のパスサッカーを望まないことを祈る

2022年12月1日木曜日

スペイン戦

 スペインは4-3-3でMFが3センターだがサイドにスライドして4バックが中央を守る形のようで逆サイドがかなり空く

ゾーン2でワンサイドに寄せて3センターをサイドにおびき出し、逆サイドにサイドチェンジして中央に寄った4バックの脇を速攻で突けばよい

4バックが防いでも3センターが戻る前に中盤がこぼれ球をミドル狙いで拾う

中盤をサイドに追いやって逆サイドとバイタルを制圧しそこを起点に攻めるのが良いと思う

その為には左右への広角パス、サイドチェンジで中盤の幅をしっかり使った攻めができるといいと思う


2022年11月27日日曜日

コスタリカ戦

コスタリカは541ブロックを組みながらワンポイントで1トップ+1サイドを組んで5バック3センターを維持

押し込まれた時に中央が3CB3センターの6枚と堅い守備

日本は後半押し込み過ぎてゾーン3にこだわり過ぎ

ゾーン2からアーリークロスを背後に入れて瞬足FWがワンタッチで決めれば得点できたと思う

日本はボール持たされ+こね過ぎ+押し過ぎと攻めてるようで逆に相手の守りを助けるような攻め方しか出来てなかった

だから負けた

押し過ぎずにマークの薄いSBの位置から5バックとGKとの間にあるスペースにボールを流し込めれば得点できたはず

中盤抜きでCBからFWに速いボール突っ込んで勝負の回数増やした方がよっぽどチャンスがあっただろうし得点まで行けたと思う

三笘がドリブルで攻めることでコスタリカの守備ラインも下がるので結局ゴール前に全くスペースがなくなる

こうなると結局はいくらシュートしても入らないんだよ

日本はもっと引いてコスタリカの戦列を前に引き出して疑似カウンター狙った方が良かった



コスタリカが弱いと高をくくっていたんだろう…

2022年11月17日木曜日

コスタリカ

https://www.youtube.com/watch?v=YcRsvLWxcHQ


ジュビロがやるべきことを全部やってる感じの良いチーム

ジュビロが世界的なチームになる為にはジュビロの選手がほぼ代表クラスだった黄金期並みの戦力戦術を持たなくてはならない

ボランチとトップ下のインテンシティ、スピード、テクニック、全てが揃った選手を縦に2人並べる

どちらも初期ポジションが中央で守備的だが奪いに行く時、攻撃に転じた時はサイドに寄せるなどポジションは変わる

全員守備意識が高いのが非常に良い

良い守備がなければ良い攻撃はない

それはボールを奪う意識がなければボールを奪えないし、上手に奪うためには相手に持たせながらきちんと奪う局面が共有されていてることが重要

そして相手が攻めている時こそ最大の攻撃力を生むということ

だから攻撃的なサッカーとは見た目が守備的なだけで、本質は超攻撃的である

ジュビロのいい加減な攻撃サッカーはボールを持っているだけで実は守備的なサッカー

攻める為に必要なことを何もしない、もちろん守備に必要なことも何もしない

だから失点は止まらないし勝てもしない

全てが間違っているから降格しただけ

当たり前の事を当たり前にできない時点で終わってる

特にボランチの動き

前向きにドリブルすることで相手を引きつけてライン間にスペースを作る動き

これをやらないで足元でパスばかりするからスペースがなく息詰まる

ドゥドゥはきちんとドリブルで引きつけてからパスを出してる

ドゥドゥを使わなかったジュビロはそもそも戦術的におかしなことばかりしている証拠

ジュビロ内部のドクトリンを書き換えない限りこれからもお粗末な試合が積み上がる

当たり前のことを当たり前にできるチームにならない限り未来はない

2022年11月16日水曜日

強いジュビロ分析

ジュビロの内部の発想が根本的に問題点

何故ジュビロが強かったのか、分析と継承が出来ているのか、それが一番の問題点


ジュビロが強かったのはまず守備面

対人に強い選手が多く中を固めてしっかりボールを奪えた

攻撃の起点、ゼロからイチにする部分ありきだった


そして守備から攻撃するポジティブトランジッションが核だったのでボールを奪ってからが本番だった

カウンターから攻撃発動することで相手はサイドを使った攻撃をする為にサイドに寄りがち+サイドに人数を揃え中央を薄くしがち+守備陣形ではない

相手がボールを持っている状態なので相手の守備面は一番弱いタイミング

ここでボールを奪って攻撃に転じるので攻撃の最大化がなされたわけ


ジュビロの勘違いは「ボールを支配して」攻撃という点

ボールの支配=ポゼッションすることで自分達が攻撃しなければならず守備を崩さなければならない=守備が一番弱い


攻撃=得点

であって

攻撃≠ボール支配率

ではない


この点がジュビロ内部で一番おかしな点

攻撃的サッカーとはボール支配率ではなくどれだけ得点できるか

つまり結果が第一


ボール支配率=守備

ボールを持つことで相手の攻撃権を奪う=相手は攻撃できない=守備

そのボール支配もプレスによって奪われるので全く意味のないこと

ボールを止める、蹴る、という問題でジュビロが強くなるわけではない

ボール支配は手段であって目的ではない

それを全く理解していない


戦力でも戦術でもなく戦略やドクトリンの間違いを是正できないから弱いのだ

2022年11月15日火曜日

ボランチ

中盤の守備を担うボランチには守備力のある選手を置かないと意味がない

服部、福西、河村、菊池、那須

こういうタイプがボランチをやるべきで、パサーをボランチに置くこと自体が間違い

ボール奪取出来ないので一番危険なバイタルで守備ができない

その為にCBが飛び出して守備ラインに穴を空けることになる

問題はジュビロが長年ボランチにDMFを置かないから

ボランチ=DMF

これを徹底しない限り守備の改善はなされない

DMFがいないのでボールの奪い方、奪い所がない

ボールが奪えないので攻撃に転じることができない

名波路線で上田、宮崎、中村、遠藤など強度のないボランチを置いた結果が今なんだよ

基本を応用の違いがわからないならやるべきじゃないんだよ

まずは基本を徹底しろ

J2の課題

J2では特定の課題がある

それは「守備」

J2では守備の弱いチームは上位に行けないし昇格できない

2021ジュビロは守備が弱いJ2に対して攻撃特化したことで昇格したわけだが、目先の昇格「だけ」を見た戦略であって、J1残留する為にはJ2での課題の「守備」を構築しなかったので結果的に再開残留となった

これは名波時代にわかっていたことで、何故政一監督がまったく守備の改善をしなかったのか、チーム内で指摘して改善しなかったのかが不思議でならない

まぁJ1の強さはプレス強度、速度=黄金期のN-BOXのようなゾーンプレスと同じなわけで、まずそれが自分達で出来ないとどうしようもない事は理解できただろう

しかしだからと言って守備を改善したり強度を改善するのかと言ったらそこはジュビロだからどうなるか不明

ジュビロの常識は非常識だから何考えてるのかは全く分からない

ただ非常識だからまともなJ1の世界では当たり前だが通用しない

ジュビロ自身が変わらない限りJ1に定着することすら許されない

さて、ジュビロは変わる選択をするのだろうか…

2022年11月11日金曜日

3バック3センター

 https://www.youtube.com/watch?v=6N_Ljsvx1F0


名古屋が3バック3センターをやってる

WBが高い位置ということで352の縦のツートップで3331的な配置か

インサイドハーフと字幕があるので2列目は両サイドがWBで真ん中にインサイドハーフの3人構成で前が1トップ

相手の前プレスに対してチェンジオブペースで相手の背後狙いの速い球を入れることで相手の前衛の前がかりと後衛とを分断することが出来ている

ジュビロだと守備ラインで詰められると迷って横パスかGKにバックパスしてさらに詰められて大ピンチになりやすい

ボールを手放すリスクがあってもこういうタイミング良くパスを入れることで相手の狙いを潰して自分達が優位に立てる形もある

WBが両ワイド高い位置にいることでSBをサイドの釣れるので中央のCBに対して少ない人数で勝負ができるというのは強い

さらに前後分断するタイミングのパスで攻めることでバイタルを空けて中央の守備を薄くしているのも得点チャンスを広げる良い戦術

ジュビロだとWBが低くインサイドハーフの2シャドーが1トップと3トップ気味の中央にいることでフィニッシュの決定力を上げようとするがその前のWBの位置の低さで相手SBが高い位置を取って先手取るので逆効果

5バックでWBが低いので相手のSBが前に押せる=中盤密集で相手の先手、ジュビロの後手ができやすい

3センターのBoxToBoxの押し上げも良い

3センターが主攻となることで中央に守備を寄せて両ワイドのWBがさらに生きてくる

3センターが前がかり過ぎてもカウンターを考えると突っ込み過ぎ厳禁ではある

1トップ+シャドー+1センターの3人がPAに入って2センターが外に残ることで中央を締めた形にはできる


2022年11月7日月曜日

スタイルか結果か

ジュビロの問題点はスタイル派が多すぎること

パスサッカーやりたい、実際やりました、パス通りません、守備できません、勝てません

という結果


2017名波ジュビロは最少失点で6位

スタイルではなくきちんと結果を出した形をつまらないとか言って結果無視でスタイル派に任せておいてできません、首飛ばしてまた土台から我慢して作りましょうって言うのはおかしいだろ


守備重視のカウンターサッカーできっちり結果出したならそれを評価すべき

それができない内部やサポの方が問題

最悪となった2022ジュビロは失点ー57でJ1最下位

J2でしか通用しない攻撃サッカーなんて意味あるわけ?

J2時代に守備をおろそかにして遠藤康裕のWパサーボランチにした結果がJ1最下位

守備しないチームがどうなるか身をもってわかったろ

それでもまだパスサッカーとか夢見て現実見ないチームとサポ

J1に居たいならまず守備改善しろ

当たり前の事をやれ

出来ないからJ1にいられないのは当たり前だろ

何十年捨てて同じことやってんだか…


2022年11月6日日曜日

バランス構成とバリエーション化

ジュビロの選手構成の配分がおかしい
3-6-1の固定フォーメーションに合わせて構成されているのでFWやDFが少なくMFが異常なほど多い

まずは4−4−2構成でFWMFDFの人数を揃える

フォーメーションは3バック+1で4バックと人数を合わせる
SBを内側の縦に並べるかCBを縦に並べるかは相手のFWや2列目を見て入れ替えれば良い
場合によってはCBとSBを混ぜても良い


アンカーならCB、ワンボランチならSBを前に置く
フラット3ならCB、SWならSBを中央に置く
守備ラインは4人を4バックで並べるか3バック+1で並べるかにする
これでボランチスカスカ問題は半分解決する
サイド守備が重要なら4バック、中央守備が重要なら3バック+1にする
4バックではボランチは存在しなくなる
4バック中盤ダイヤモンドだとCHのボランチ化になるが守備面での期待は出来ない、基本は中盤のSWという考え方にするべき
その前の2枚が当たり潰しに行かないと中盤の底で回収出来ない

中盤はSHCHの4枚をフラットライン、ボックス、ダイヤモンドのどれかで並べる
サイドの攻撃守備が重要ならフラット、中央守備ならボックス、中央攻撃ならダイヤモンド
ボランチは考えない、あくまでCHとしてのタスクで考える
どのみちボランチに必要な能力のあるMFがジュビロにはいない

FWは2トップを横並びか縦並びのどちらか
攻撃的なのは縦並びの飛び出しとワンサイドカットの守備
横並びは中央守備時、サイドからニア、ファーの両側攻撃

FWMFDFの並びの組み合わせでフォーメーションが出来るだけ
相手に合わせて並びを変えるだけで基本の構成は変えない

選手を入れ替えても基本のタスクは変えずに相手の選手との質の差などを考えた有利なミスマッチで交代したりポジション間の入れ替えをする

無理なポジション変化を無くしてポジションのタスクを軽減単純化し判断スピードを上げる

攻撃パターンも予め用意されたものを組み合わせて使う
その場で阿吽の呼吸はやらない

誰が出ても同じ質の高い安定したプレーが出来るようにトレーニングから規格化すること
プレーやポジションの意味が理解できていればどのように応用するかも分かるはず
何も理解せずにプレーするのは無駄なプレーを生み出すだけなので意味がない

横並びは基本リトリート、縦並びは基本プレスで守備を考える

今の3-4-2-1を作ってみると

DF:3バック+1
MF:ダイヤモンド
FW:縦2トップ

DFのワンボランチとセカンドトップが縦並びのCHと横並びするような感じ

CHはフラットに近いダイヤモンドと考えても良いかも

ほとんどのフォーメーションはこの変形と亜種で考えられるのでタスクは単純化される


4-2-4-0

SHFW______FWSH

____CH__CH____

_SB_CB__CB_SB_


4-4-2のFWを下げて0トップにするが、SHとFWがサイドを塞ぎ相手のボールが中央に集まるようにする

CHは守備的な役割がメインなので強度のある選手を入れること

FWCHCBの中央で潰して反撃する

中央からサイドに展開した場合はSHCHSBで囲んで潰す

攻撃時はSBからSHFWの両サイドに放り込み

SHとFWは速攻型の選手

逆サイドのFWはセンターに入ってくる

2022年11月5日土曜日

4-2-4 BIG-BOX

ポゼッション相手にはショートパス封じがよいのでどのように封鎖制圧するのが良いのか

ショートパスで中盤ラインの背後、バイタルに通されるのを防ぎたいので前線に人数を置きたい
サイドからバイタルに入られたくないのでバイタルのサイドを防ぐ

4−2−4の中盤2枚は前後の4枚のサイドの背後に配置して、中央を空白にする
前後4枚は中央密集にしてゲートを作らないようにする
全員で箱型を作り中に人が入らない、ボールが入らないように守る
入った場合は中盤2枚が左右から挟んで奪い取る
守備ラインは飛び出さずにコースを消して突破させない
中央に大きな箱ができるのでさいどを縦に攻めるので、インターセプトと横スライドで潰す

スペースはワイドレーンと裏のスペースになるので背後は警戒すること

フォーメーション全体が中締めの役割をしているので中にボールが入らず、入っても押しつぶされるのでリトリートとゾーンプレスの複合型の陣形といえる

3-4-2-1からだとボランチ1枚を上げて3-4-3ダイヤモンドを作って前後の3枚にダイヤモンドの前後の頂点をめり込ませたようにする

ボランチが前線3枚と守備ライン3枚にそれぞれ吸収されWBが左右の中盤で繋ぐ

サイドにボールを入れてもシャドー、WB、CBが縦に3枚並んでいるので中に入れることはできず、入れても中前後左右から挟み込まれて逃げ道はない

N-BOXのボックスを押し付ける守備思想を拡張したもので縦陣の3バックから横陣の4CBの4バック化することで中央の守る幅を広げてよりサイドへのアスセスを早め、かつWBを中に入れることでサイド0枚のN-BOXのスタイルを継承
しかし中央3枚のN-BOXより幅が広くなりサイド対応はしやすくFWのワンサイドカットがいらない

4-4-2の弱点は2トップの脇なので前線を4枚にし、かつボランチ脇のスペースを消した
全体的には中央のスペースを小さくするために密集して距離を開けないようにする

両脇をサイドチェンジで狙うならWBをワイドに張らせた6バックに変形

バイタルに縦パスを入れてくるので4CBからの飛び出しでインターセプト、カウンターを狙う
6バックの飛び出しはレーンが開く心配がないので5バックより安定したカウンターを狙える

確実性と不確実性

サッカーは不確実性のゲーム
ボールを蹴ってコントロールするのは非常に難しい
足の向く角度は股関節の角度に固定され膝から下の関節は前後にしか動かない
走りながらのプレーも同じ
走るには両足で地面を蹴らなければならないが同時にボールをコントロールしなければならない

相手チームにどれだけ不確実性を押し付けるか、という戦略を考えてみる
ボールを扱わなければそれだけ自由に走ることができる
ボールポゼッションは攻撃権を得られるが不確実性を得ていることになる

ボールは蹴られた距離に応じて難易度が上がる
ショートパスは確実にボールを渡せるが距離がないので渡す回数を増やさなければならない
パスの回数が多ければ不確実性は大きくなる
ポゼッション相手には前線からプレスをかけることでロングボールを蹴らせ、不確実なパスを強要する
ロングボールはオフサイドになる可能性が高いのでよりボールを失いやすくなる

ポゼッション側は最終ラインを相手の前線+1とGKを使うことで数的優位とバックパスを使った安全なロングボール投入をしようとする

非ポゼッション側は最終ラインに同数ではなく+1を作ってGKに対しても1対1を作るオールコートマンツーマンで対抗する

現在の最先端はそこまで攻防が進んでいる

ボールポゼッションは簡単なことではなくむしろ一番難しい戦術でそうそう成功しない

カウンターがまず出来ないことにはポゼッションなど出来はしない

ジュビロがパスサッカーをやっていた時期などほとんどないと思うがどうしてそう認識しているのだろう…

ジュビロはカウンター主体のチームであってパスサッカーやるチームではない

ボールを持てているからポゼッションだと勘違しているのだろう

大事なのは相手が攻めてきたかどうか、それにより相手の陣形が崩れているかどうか

ポゼッションなら守備側の陣形が崩れているので攻められるし、カウンターなら攻撃側の陣形が崩れているので反撃される

ポゼッションでボールを持ち続けてもボールを前に運べないのなら放棄してオープンにした方がチャンスがある

1トップのポスト

ジュビロは1トップをポストとして使っているが、降りて中盤で受ける形やサイドに出て受ける形を多用する

現代サッカーだと最終ラインと中盤ラインの間のスペース=バイタルを極力空けない

ゾーン2でもラインを密接させることでライン間で受けるのが非常に難しい上にプレスに来るのでセカンドも拾えない


健勇、大津をトップに置くが、足の速いジャーメインをトップに置いて裏を狙わせる必要があったのでは

1トップに速攻タイプを置くことでロングボールを入れて最終ラインを下げさせることで中盤ラインとの中間スペース、バイタルを空けさせることでバイタル受けが可能になる

1トップが下がって受けるとライン間や中盤に下がるだけで余計にプレスの対象になって落としたセカンドボールを回収できない

裏狙いは上手くすればそのままゴールを狙える、できない場合はバイタル受けを狙える

また3列目がバイタルに飛び出してミドルを狙うこともできる

1トップをポストにするより、1トップを裏狙いにして2列目で受け、回収を狙った方がより攻めの形が出来たのではないのだろうか…

2022 最終節 京都戦

スタメン変更しての3-4-3布陣

古川スタメン入り、ジャーメイン、大津の3トップ

松本、雄斗、上原、遠藤の中盤

大井、槙人、リカルドの守備ライン


京都は4-3-3予想


大津がFWで右ジャーメイン、左古川

左サイドを割られるがGKセーブから右サイドからカウンター

遅攻になって裏狙いでハイボール入れるが跳ね返される

ボランチは右に遠藤、左上原


京都はかなり前に選手を集めて中盤は薄め

ジャーメインが体張ってシュートするがGKキャッチ

京都は2トップ+トップ下

2CBの中間にボランチが降りてくる

松本が左サイドを抜けようとするがSBに邪魔される

遠藤と上原は遠藤が中央、上原がボールサイドに出るような形

上原が前と左右に動いて遠藤はアンカーに近い位置取り

大津が中央締めつつ寄せるのでサイドから中央のバイタルに入れる形を防いでいる

10分

京都陣内に攻め込むもカウンターで自陣に押し戻される

PA脇からの侵入を潰してサイドアウト

541ボックスからWBが前に出てその裏を突かれる

FK献上

15mラインのちょい内側、左ワイドから

跳ね返して右サイドから侵入されるがゴールラインを割る

京都陣内への攻め込み

松本が奪って古川が左サイドを攻めるが割れず

遠藤イエロー

後ろから繋ぐが大津が下がって受けコントロールできずサイドアウト

京都のCK

跳ね返すが相手GKも前がかりで放り込み

自陣から押し戻せないジュビロ

右サイドに振ったボールがサイドアウト、ジュビロのスローイン

右で繋ぐが京都が中央でキープ、上原がファールで止める

スローインから繋ぐが京都はプレスでボールの取り所を探す

右展開で雄斗が受けようとするが京都ボールに

ロングボールを前線に入れてから即シュート

サイドネットだが強度の差で抜け出してシュートまでいかれる

京都のFWとSWの槙人の質の差

CBが競ってSWがかき出したいが、ポジションのマッチ的に中央の槙人が競ることで質の差が出来てしまった

京都ボールを取れずにコントロールされるジュビロ

自陣から出ることもできず

20分

GKも後ろから繋ごうとして京都のプレスの網から出られずにすぐに回収される

ずっとこの路線?

いい加減やめて欲しいわ…

スローインのボールも京都に奪われシュートされ三浦跳ね返すが京都が奪い返す

古川が持ち上がってどうにかCKゲット

全くボールが取れないというのが痛すぎるな…

遠藤のCKはファーの槙人が飛び込むが触れず

京都が触ったので逆サイドのCKに

跳ね返されてカウンターに

三浦がキープして中央に放り込むが京都が回収

京都のプレスで自陣から出られず

ドリブルで持ち上がらないのでバックパス、縦パスを奪われる、の繰り返し

無策のようだ

こんなハーフコートサッカーだれが面白いの?

放り込みのオープンなサッカーの方がまだチャンスがある

繋ごうとするから自分達でチャンス潰してるって理解できないのか…

大津が持ち上がってファールをもらってやっと自陣から出られる

跳ね返されてバックパスしてGKからまた繋ごうとして自陣から抜け出せず

京都がボールを受ける瞬間に槙人が狙ってファール

30分

センターサークルの自陣端のサイドからのFK

跳ね返すが京都がキープ

右サイドを深くまでえぐってくる

京都のCK

ショートコーナー対応してフリーで撃たせない

左サイドからカウンター後方で繋ぐというか出し所がなく押し戻される

ハーフスペースで位置が被っている

単純なダイヤモンドも作れない

松本はひざ負傷?

35分

小川イン 松本アウト

正面のFKはそのままゴールラインを割る

GKは伸びすぎて京都のGKまで

前からプレスをかけてボール回収

中央で上原がシュートを打つが防がれる

ゴールに飛び込んだ大津がDFと交錯して痛んでいる

40分

京都の放り込みで再開

押し戻すが京都はロングボールで押し込み

京都のCKはヘディングがファーに流れるがギリギリ入らず

ジュビロがボールキープして回すが京都のプレスからゴール寸前まで行かれる

サイドからの放り込みに多いがFWと競って三浦キャッチ

AT+3

小川のインターセプトからのカウンター

一気にゴール前に運んでクロスを入れるがジャーメインにわずかに届かず

大きなチャンスを逃がした

持ち上がりが深すぎて相手も戻っている

もっと早く入れても良かったのでは

京都陣内右サイドで回すが京都の密集守備でひっかけられカウンターに

前半終了


20分くらいから既に歯が立たずほぼワンサイドゲーム

京都のポゼッション時間がほとんどで自陣から出してもらえない

奪い所がない

終了目前のオープン目の時のワイドへの横パスを小川がインターセプトしたのが良かったプレーか

後は上原がワンチャンスあったくらい

守備もできず攻撃もできない

ボール奪えないからGKすら京都に回収されてセカンド拾えない

ずっと京都ボールの展開という酷さ

ポゼッション以前なんだよね…

ボール奪えない=攻撃権ない=押し込まれる=シュート打たれる

ボール奪えないという時点で展開は同じなんだよ

ボール支配率51%ジュビロなんだが、持ってるだけで自陣から出してもらえないからほぼ京都ペースなんだよね…

ボランチがボール奪えない構成で第二ボランチ=攻撃型=CHタイプの上原とパサータイプの遠藤でそもそもの第一ボランチ=守備型=ボランチの原型がいない

チームとしてもどこでどう奪うのかが整備されてないから基本は相手のミス待ち

ほとんどの時間を無駄に使って有効な攻撃が出来ない

まぁそれが「ジュビロらしい」サッカーらしいから仕方ないよね

俺はそんなジュビロのサッカーなんて知らんけど

走行距離は京都の中盤ばかり、スプリントもほぼ京都

遠藤が全く仕事しない置物だから10人対11人だから勝てるわけない

何がしたいんだろうなこのチーム…

ジュビロには本物のボランチと呼べるタイプが全くいないからな…

だから守備はテキトーだしその上3バックで中が厚いだけでサイドに振られたら一発でやられるし

そもそもフォーメーションも人選もマッチしてない

いつまで続けるんだろうな…


後半

交代なし

全く勝つ気がない

立ち上がりいきなりシュートで狙う

逆に京都も右サイドから中央への速攻

どちらも入らず

京都左サイドを攻めてくるがリカルドが対応してGKに

三浦放り込み、大津ポストでセカンド回収

左サイド、小川が狙ってシュートするがGKキャッチ

右サイドからのスローイン

雄斗が潰れて上原が回収するがその前にファール扱いで京都ボールに

京都のFK、ファーに落とすが小川がキープ、繋いで右展開

跳ね返されても一度左サイドへ

中央に入れるが跳ね返される

再度左へ

古川がファールをもらって相手10番にイエロー

古川がサイドを抜け出した所を後ろからスライディングしてファール

FKは遠藤

GK直接キャッチ

右サイドからカウンターを仕掛けようとするがスライディングで潰す

京都はつないで右サイドから攻撃

戻した所を奪ってサイドアウトに

後半ややアグレッシブになるが相変わらず後手な感じ

ボールが奪えないのが痛い

右サイドから入るボールをクリアするがサイドアウトに

スローインはゴールラインを割ってGKに

ボールが奪えないので相手のミスでゴールラインわらないとボールを得られない

一旦右サイドに上げるが下げて左サイドに

京都は前からプレスに

どうにか中央で回収ジャーメインが受けて雄斗につないでシュート

おしくもサイドネット

55分

GKを落下点で直接前に放り込み、相手GKが跳ね返して放り込み、三浦がキープ

前線に放り込むがサイドアウトに

中盤のプレスを回避できないのでとにかく後ろから京都の背後を狙おうという感じか

京都は3枚替え

勝負を早めに決めたい京都の方が先に動く

ジュビロは降格決定済みなので相変わらずグダグダで動かない

ピーターウタカ投入

京都は3バックに変更か

京都の攻めをしのいでジャーメインがカウンターに出ようとしたところで京都がファールで止めに来てイエロー

京都がかなり必至になっている

京都陣内、ゴール正面でのボールをインターセプトからシュート

CKゲット

焦っている京都はややドタバタした感じか

遠藤のCKはファーにはいって跳ね返りを大津がヘディングするがGKキャッチ

ここも惜しい

60分

京都5バックに

ジュビロは両サイドを使った攻撃で揺さぶる

京都はバランス崩したかもしれないな

攻守が変わってきている感じ

遠藤のFKから右サイドに3枚集めての攻撃

CKから攻めるがゴールを外れる

京都の攻撃

右サイドから押し込んで中央へ

左サイドへ展開する


右サイド大津がポストになって京都陣内へ

CKゲット

跳ね返されるがカウンターへ繋げないように即対応

三浦に戻してロングボールは相手GKへ

京都は繋ごうとしてジュビロがプレス

サイドアウトからのスローイン

シュート性の浮かせた縦パスはGKへ

京都の反撃はウタカ狙い

大井が転んでウタカに入るが大井が即対応CKに逃れる

京都のCK

大井がヘディングで外に出す

再度CK

京都が繋ぐがサイドアウトに

ジュビロ2枚が絵

吉長イン 大井アウト

黒川イン 古川アウト

古川のスタミナの問題か

70分

京都陣内左サイドでボールを持つが京都ボールに

京都は放り込み左サイドのクロスをウタカに入れるがリカルドが体を預けて防ぐ

三浦からのロングボールを右サイドへ

サイドアウトからのスローインを前線へ

京都がかき出す

右サイドにオーバーロードするがファールに

京都左サイドを攻めるが防いで跳ね返す

京都下げて建て直し

中央でミドルの奇襲攻撃

三浦が防いでウタカが狙うがDF2枚がウタカを抑える

右サイド京都のスローイン

潰すが京都が即再開

左サイドから中央へ入れての攻撃

しっかり防ぐが右展開からの侵入を許す

ゴールエリアまで行かれるが挟んで潰す

ジュビロの攻撃は縦連携の中央攻撃

ゴール前前まで行くがGKキャッチ

京都の攻撃

中央を攻めるが4バックWボランチ体制で封殺

京都の左サイドからのスローイン

クロスを入れてくるが三浦キャッチ

ジュビロ、後方から対角パスで右サイド展開

ポケットに侵入するがGKキャッチ

ジュビロ541で守備的に

左サイドから中央に入ってのシュートは枠ギリギリ逸れる

今日一番のピンチだったか

80分

藤原イン 遠藤アウト

健勇イン ジャーメインアウト

健勇中央に突っ込むが無理

ジュビロの若手が投入される

CKは藤原

跳ね返されるが逆サイドでキープ

クロス入れるがGKキャッチ

京都のGK

右サイド狙いで来るがプレスで追い出す

左サイド展開されるが中央に入れてきたタイミングでカウンター

小川がゴールに迫るがDFに押し出される

京都さらに2枚替え

元ジュビロの荒木を投入

残り5分+AT

ジュビロセカンドを回収して左から右展開

クロスを入れるが触れず、こぼれを左からクロス入れて中央で勝負するがGKキャッチ

京都は左サイドへの攻撃、サイドで連携して突破してくるが守備陣がかき出す

京都のCK

ファー狙いの布陣

中を締めて追い出してかき出されたボールにもしっかりプレスに行く

京都再び右サイドを攻撃

縦パスを5バックの裏に入れるがオフサイドに

5バックでよくオフサイド取ったな…

京都はかなり焦っている様子

ジュビロがカウンター

右展開からのクロス、左に流れて左からのクロス

GKパンチングでかき出すがジュビロもう一度入れる

GKキャッチ

ジュビロは左サイド攻撃、リカルドが足を釣ったアピールで時間つぶし

ジュビロのCK

健勇が飛び出して前で受けるが京都がかき出す

ジュビロスローイン

京都がハードに潰しにくる

AT+5

FKをPA付近に落としてクロスを入れる

京都ボールは前線に

京都は右サイドを攻撃、ジュビロは押し出して京都陣内に押し戻す

京都のカウンター

ウタカが突撃するが回収して左サイド展開

槙人が左を上がって受けようとする

京都の放り込み

右展開から中央に入れてヘディングするが三浦キャッチ

ジュビロは左展開するがGKがキャッチ

お互い最短で得点しようとしてGKがキャッチしまくる展開

中盤抜きn展開なので前と後ろだけいれば良さそう

ジュビロ中央でキープして繋ぐが京都も必死の守備

ジュビロのCK

ラストプレー

ファーに落とすが笛…

スコアレスドローとなった


やはり強度がない、走れない、守れないの失点50を超えるチームというのが今の評価だろう…

それを払拭しない限り復活すらままならない


オールラウンダーの評価

オールラウンダーの能力はどのポジションでも優位性を持つものではない

よって見方によっては器用貧乏に映ってしまうかもしれないがそれは違う


ポジション専門型の選手はそのポジションでの能力が80~90%程度ある

オールラウンダー型は60~70%程度なので専門の選手よりどうしても劣る

しかしポジション専門型の選手はそのポジション以外での能力は40~50%程度になるので他のポジションでは使えない


オールラウンダーの利点は「崩れない」という部分

決して専門型の選手にはかなわない部分があるが、ポジションチェンジや可変システムの多い現代サッカーにおいてどのポジションでもそこそこの能力を発揮してくれるオールラウンダー型の選手は必須

特にハーフスペース、インサイドのポジションは中央とサイドの両方をサポートできる位置なのでオールラウンダーが活きる

もしくは中盤で攻守に関わるCHなど

崩れないという特徴は守備に置いて非常に重要で、時間を稼げるだけで守備ラインが整ったり中盤からの下がりで守備を固められる時間を作ったりできるのでかなり重要

攻める側は速攻したいがそれを中盤のオールラウンダーが止めてくれるので速攻できず守備を固められると攻めあぐねることになる

オールラウンダーの魅力は攻撃にあるというよりは守備面での貢献が大きい

そのあたりを評価できないと無味無臭のつまらない選手という評価に甘んじてしまいがち

攻撃だけがサッカーではないし、むしろ失点の多いジュビロにおいてはオールラウンダーが崩れないで守備をしてくれるというのは大きい

しかし守備で緩い対応になってしまいがちだと相手の攻撃が止められないのでそこは守備面でのバランスのあるオールラウンダーが必要

アウトサイド・インサイドのオールラウンダーと攻撃・守備のオールラウンダーはまた別の種類

アウトサイド・インサイドのオールラウンダーでも攻撃型なら守備を任せるという点ではやや難がある


クロススライドディフェンス

ポジションはその局面での優位性を表すが、ポジションが変化した場合はその優位性を失ってしまう


2トップに対して3バックで対峙した時、中央で2トップ対3バックでは3バックに優位性があるが、サイドに1枚が離れた時は2トップ対2CBとなって優位性はなくなり数的同数の不利な展開になる


3バックの守備陣は1枚が横スライドすると2CBになってしまうので2トップに負ける

3バックの優位性を保ち続ける場合はWBが下がって4バックを作るか、ボランチが下がって中央3枚を維持するかとなる


ボールをサイドに動かして攻撃する時は守備の横スライドを強要して守備ラインに穴を空けるのが攻撃の基本なので、守備側としては相手の動きに対して対応しなければならない


ボールをサイドに動かされたら、守備側は直交する縦の動きでこれに対応する

サイドに動かしたい=中央が厚いので邪魔

守備側はサイドのみで対応して中央の厚さを維持するか、中央からサイド対応した時に中央の関係性で厚みを維持する


守備側のサイドのみの対応=WBの縦スライドで下がる

中央からのサイド対応=CBの横スライドでサイド対応

+中央の関係性で厚みを維持=ボランチの縦スライド


攻撃型が横にボールを動かしたら(サイド展開)、縦スライド(WB下げ・ボランチ下げ)で対応

縦にボールを動かしたら(縦パス)、横スライド(サイドの中央締め)で対応



ポジションタスクとリレーションタスク

ボランチの最初の形はWMの中盤ボックスを左上向きに傾けた時の右下位置

WG____FW____WG

____IH________

___DH____IH___

________DH____

__CB__CB__CB__


つまりボランチは3-4-3ダイヤモンドの底の位置

3バックの前で守備をするのがボランチの役割


ポジション=位置なので、まずその位置の役割をすること=ポジションタスク

その上でチーム中の他のポジションとの関係性のタスクをこなすこと=リレーションタスク


中盤の底から前方を見ると前衛は扇形をしている

3-4-3ダイヤモンドの中盤の底は扇形の要の位置にあるので広角のパスを出しやすい

同時にFWに対して縦パスを入れることが出来れば最短コースで脅威となるパスが出せる


ボランチの基本のタスク=ポジションタスク=守備

ボランチの関係性のタスク=リレーションタスク=配球


まずポジションタスクの守備が出来る選手がボランチに入るべき

さらに配球能力があればより攻撃にも関与できる


2022年11月3日木曜日

対ポジショナルプレー

中盤3-3構成はポジショナルプレーのパスに対して有効な並びになる

ポジショナルプレーでは5レーン理論とそれを利用したダイヤモンドとパス

3センター+ワイドの並びはそれだけでポジショナルプレーのパスのほとんどを消すことができる

5バックでスペースを埋める理屈と同じで3センターがパスの出し手と同じレーン+隣のレーンを制圧するので出す場所はない

パスの出し手へのマーク+背後の3センター+ワイドの6人、中盤3-3構成は中盤のパスを排除する

ポゼッション側はボールを下げる、ロングボールで背後を狙うという動きに変わるので、

今度は5バック+DH+SHの3-3構成を作れば良よい

ロングボールは3バックのオフサイドトラップが優先されるが中盤サイドを抜いてくるようなら5バックにシフトすればよい

ポジショナルプレーはただの散兵戦術に過ぎないので、長大な塹壕を築きその侵攻を止めればいいだけ

3-3構成だけでなく、4-2の4センター2ワイドでも良い

3-3構成のうち前の1枚が後方に下がって4枚を作り、前2枚はワイドを守る

中央4枚なので一人が飛び出しても穴は中央3レーンは残りの3枚で守ることができるので問題なし

3-3構成の場合は前列中央が飛び出した状態なので中央でパスの出し手をマーク

前列の中間スペースに入って受けようとするので後列の3枚で前方を塞ぎ包囲する



パスのパターン

|1|2|3|4|5|

| | |A| | |

| |A|↑|A| |

| |↖|P|↗| |


|1|2|3|4|5|

| |A| | | |

|A|↑|A| | |

|↖|P|↗| | |


|1|2|3|4|5|

| | | |A| |

| | |A|↑|A|

| | |↖|P|↗|


|1|2|3|4|5|

|A| | | |A|

|↑|A| |A|↑|

|P|↗| |↖|P|


3人並べたブロック守備

|1|2|3|4|5|

| | |A| | |

| |A|↑|A| |

| |B|B|B| |

| |↖|P|↗| |


|1|2|3|4|5|

| |A| | | |

|A|↑|A| | |

|B|B|B| |  |

|↖|P|↗| | |


|1|2|3|4|5|

| | | |A| |

| | |A|↑|A|

| | |B|B|B|

| | |↖|P|↗|


3センターブロック+ワイドブロック

|1|2|3|4|5|

|A| | | |A|

|↑|A| |A|↑|

| |B|B|B| |

|B| | | |B|

|P|↗| |↖|P|



3バックの中盤

3バックはサイド攻撃に弱い

その為にサイドに対しての考え方が重要になる

サイド攻撃させない、サイドチェンジさせない

この2つが出来ないと3バックは押し込まれやすい

3バック自体の問題を解決するためにはやはりその前が重要だと考えられる


サイド攻撃対策:サイドを縦に使わせない

サイドチェンジ対策:サイドに素早く寄せる+中を切る


3バックでサイド1枚の場合、1対2で突破される可能性があるので1枚以上が必要

中を切るためには3ラインより4ライン、5ラインなど多層化する必要がある

ラインを多層化すると1ラインの横の人数が少なくなるのでサイドに素早く寄せることが難しくなる


中盤4-2だと4は人数が足りているが2は人数が足りていない

3バックは中央が強いので中央に3バック+ボックスだと強すぎてサイドが薄くなる


中盤4-2だとサイドの1枚が3列目なのでSHには対応できるがSBに対応できない

ボールの出し手=起点のSBを抑えるのと、ボールの受け手=終点のSHを抑えるのではどちらがより効率的か

もちろんできる限り両方を抑えた方が良いわけだが、比較した場合、起点のSBを抑えた方が先手で守備できる+前で抑えることで後方が助かる

中盤3-3の方がボックスが横に連結されるために幅が2倍になるのでサイドへの寄席が早い

さらにサイド側が2枚になることでSBとSHの両方に対応できるのでサイドの縦攻撃にも対応できる


ジュビロは2列目タイプの当たり負けするタイプを3列目に置くので人数がいても機能しない

3列目にはきちんと守備力のあるタイプがいないと4列目のDFが1対1で勝負しなければならずリスクが高すぎる


3列目の左右をSBタイプを置くことで2列目のSHとの攻撃連携、4列目のCBとの守備連携がしやすいはず

そもそもSBやWBがCBとフラットに並ぶのではなくやや前方で左右に動いて守備、縦に動いて攻撃するのがタスク

背後のスペースを使わせずに守備の堅い中央に誘導して中で囲んで奪えるようにすること

その為にはボランチ、アンカーの位置には対人に強いタイプがいないと話にならない

パサーボランチがいるとそれだけで守備全体が破綻してしまう

ゾーンプレスの奪い所=ボランチ、アンカーが一番弱いので絶対に奪えない

組織守備を根底から潰すのがパサーボランチなので今後一切採用しないで欲しい


偽6バック

 https://www.youtube.com/watch?v=hrP7MCZ9xhg


SH____DH____SH

__SB_CBCB_SB__


鹿島の4バック+SHの6バックでサイドを空けず、相手のSB対応はインサイド・ボランチが出て行く

4バックがCB化することで中央、ハーフスペースに穴を空けない

SHがSB化することでサイド突破されない

ボランチがサイドバック対応して対角パスを出されても下がっているSHがそれを奪っている

CBの下がり、SBの上りで前後の位置関係、偽SB+SHの中と外の角度でパスコースを作って偽SB経由でSHにサイド展開


中盤、ボランチが前に出ると中央を使われがちだが、逆に4CB化で中央をしっかり固めることでボランチをフリーにしてSB対応させられる

一時的にバイタルを空けることになるがWボランチの一方が下がってアンカーをやることと、もし中に入ってきても4CBからの飛び出しがあるので対応可能

中央、ハーフスペースの3レーンに対して4CB化なのでオーバーロードしている

この為に中央を縦に通すパスコースは上だけになり、4人いるのでうち一人が飛び出しても何ら問題なし

5バックで飛び出すと5レーンのうち1レーンが開いてしまうので6バックシステムは飛び出しを含めると良くできている

5バックでは飛び出したらスライドして埋めないといけないので釣られたスペースを速攻で突かれると突破される可能性が高い

偽5バックやると飛び出しありなので攻略はされやすい

偽6バックの方が飛び出し可能なので対応力が高いと思う

近年の3トップからの5トップ化などに5バックでは対応できない状態になり6バックによる堅い守備が必要になったのだと思う



中盤3-3構成の場合もトップ下を下した形にすると

SH____FW____SH

__SB_OHDH_SB__

__CB__CB__CB__

中盤で6人を並べてレーンを制圧してスペースを埋め、飛び出しで潰してカウンターにする


SB____OH____SB

__CB_DHCB_CB__

同じようにDHが下がりSBが開いて6人並ぶ形も可能
一人飛び出しても3センターを維持できる

中央で飛び出しから奪い取ってサイド展開、残りの中央の選手も押上げる

オーバーラップとインナーラップ

SB→CB__CB_SB_

_→OH_FW_OH___

SH_CH__CH_SH_

WB__DH__DH__WB


OHが中に絞る事でWBがオーバーラップするスペースを作る



SB←_CB__CB_SB_

OH←___FW_OH___

SH__CH__CH_SH_

WB↗_DH__DH__WB


OHが外に開いてSBをワイド誘導することでインナーラップするスペースを作る


フィニッシュを優先するならインナーラップの方が良い

SBをサイドに誘導した上で中央にWBが入るので守備の薄い位置を作った上で数的同数を作れる

オーバーラップだとただ数的同数を作るだけで守備は薄くならない



2022年11月2日水曜日

京都対策

京都は5バック化すると中盤サイドのマークが非常に薄くなるのでここからアーリークロスが簡単に上げられる

WBを無理に前線に押し上げるのではなく、ゾーン3の入り口、PAエリアより前の段階でアーリークロスをワイドから上げて中央で勝負したい

高さのあるFW、OHを置けばよい

引いた相手には外から入れる、撃つが鉄則


2022年11月1日火曜日

6-3-1・5-4-1

6-3-1

______FW______

SH____OH____SH

_SB___CB___SB_

__CB__SW__CB__


5-4-1

______FW______

SH____OH____SH

_SB___DH___SB_

__CB__SW__CB__


6-3-1と5-4-1の差が特にあるわけではない


CB・DHは高さ・強度など対人スキルが高い選手

SH・SB・SWは速さ・スタミナなどスペースに強い選手

OHはスタミナ・フィニッシュなどゲームメイクとゴールに絡む選手

FWはフィニッシュに絡む選手



4-5-1

4-2-3-1
4-3-2-1

どちらも4バック、中盤5人、サイド2枚の構成

4ラインの縦陣でもあり、サイド2枚、4バックの横陣でもある

3-4-2-1
3バック、中盤6人、サイド1枚の構成
4ラインの縦陣、4人ラインの横陣部分もあるがサイド2枚

4バック、サイド2枚の4-5-1の方がより守備的で安定しやすいと考えられる
まず4バックなので両SBがサイド守備をする
攻撃時は4バックでポゼッションでき、守備時はリトリートでスペースを消すことができる
人数が3バックより増えている分オフサイドトラップは取りにくい

攻撃では2列目の左右がサイド攻撃をしかけることができる
3-4-2-1ではWBがサイド1枚のみで攻守の要になるので4バックサイド2枚構成より難易度がはるかに高くなる
こちらはより縦陣の要素が強いが、ジュビロは可変することで5バックベースの5-4-1、5-2-3などの横陣型にした運用もしている

ジュビロでは3-4-2-1を使いこなせていない

3バックではWBが引くと5バックになってしまい後ろが重すぎてロングカウンター以外できなくなるが、ロングカウンターを狙うことは稀
逆に高い位置で攻撃にいくと弱点である3バックの脇を狙われる
特に4バックサイド2枚のフォーメーションと対峙するとサイドで1対2を簡単に作られて突破されるので分が悪い

3-4-2-1でも3バックの両側をSBとして広く使う場合がある、この時には1CB+2SBになるが、2トップ相手だと数的不利になるので使いにくい

またCBのサイド展開はトップ下の縦の動きの侵入に非常に弱い
SHのサイド攻撃にCBがサイド守備に飛び出した途端にトップ下がそのスペースに走り込んでゴールすることが良くある

ジュビロではサイドに対して人数不利を作らない為にN-BOXのワンサイドカットを用いて中盤のボックスをサイドに押し付けてWBだけでなくCB他ボランチ、シャドーもサイドにオーバーロードしてボールを奪うことが多い
この為ボールサイドには人がい過ぎる状態になるのだがコースを切るだけで奪わない、当たりに行くが負ける、などボール奪取に関しては非常に弱くゾーンプレスを仕掛けるのだがかわされてがら空きの中央を割られて失点することもある

3-4-2-1から両WBがつるべの動きで片方が下がって4バック化、片方が上がってワイド化することで4-2-3-1にシフトすることで安定した状態にすることもできるがこういう横陣型の運用は余りされていない

3-4-2-1の使いにくいのはWBをどう動かすのかという点
守備で引くのか、押すのか
WBを上げないとSBを抑えられない、WBが前に出ると背後のSHに通される
1対2の弱さがどうしても出てしまう
ワンサイドカットしているため逆サイドのWBは遊兵となって戦力ではなくなってしまう
ボールサイドのWBが2列目ワイドに出てSBを抑えると3列目のWボランチ+逆サイドWBの3人がスライドしてボールサイドのボランチがWBの位置を埋めることで逆サイドに遊兵を作らず、ボールサイドに2枚を並べることができる=中盤3-3構成を作ればよいということ
もしくはWBはそのままでシャドーの2枚がスライドし、逆サイドのWBが2列目インサイドに上がって中盤3-3構成にする
ボランチは動かないのでシャドー+逆WBの2列目の方が良いか
SBがターンして逃げるようならインサイド側のシャドーが追いかけて2トップに変化
逆WBが中央を抑えているのでサイドチェンジをさせない

そもそも3バックは運用が難しい
更にサイド1枚の為に攻守のバランスを取るのが難しい

現代サッカーのプレス守備かつ攻守が激しく入れ替わる=トランジッションの発生を考えると
3バック+サイド1枚の構成というのはそれだけでバランスがとりにくい上にトランジッションの変化で更に難易度が上がってしまう

攻撃時の問題はプレス耐性を選手個人が持つこととシステムして持つことの両方を整備しないといけない部分
サイドでボールを持てばプレスされるのは180度だけになるが中央で持とうとすれば360度からプレスを受けてしまう
この点からもパサーを中央に置く意味合いはない
むしろパサーを中央に置く時点で360度からのプレスを受けてボールをロストしてしまう高リスク配置ということになる

サイドの深い位置=SBがボールを持つことでポゼッションは高まる
そうなると3バックより4バックの方がプレス耐性が高い陣形ということ
中央を避ける必要があるのでSBが縦のパスでSHにつなぐか、サイドチェンジで逆SBにつなげるか、対角パスで逆SHにつなげるか、という選択肢になる
中央はプレスがきつくなるのでやはりボールを持てるのはサイド
しかしサイドでもSBとSHに挟まれ、さらにインサイドから3枚目がくるとサイドラインに追いやられて逃げ場はない

WB1枚ではサイドを攻略できず、中央から寄せてもボールを奪う強度がない
これではいつまでも失点をおさえることはできない

サイドの高い位置で奪えるような形ならFKを献上したとしても距離と角度のどちらかがあるので守備できるが、自陣深くで寄せても奪えない、無理に奪ってファールもらうとほぼPAライン付近でショートCKと差がない状態になりかねない
出来ればゾーン2のサイドで厳しく奪いに行くというスタイルが後の安全性を考えると一番良い
サイドの高い位置で奪うことが出来れば攻撃に転じた時にも良い攻撃がしやすくなる

センターライン付近のサイドのエリアは攻守にポイントなのでこのエリアを得られるというのは重要
中盤3-3構成にすることでこの重要な中盤サイドを2枚で制圧できるというのは重要になる

4-5-1の布陣同士で戦う時に1トップに対して4バックなのでSBを上げることでこのボールの出口になる中盤サイドのボランチ脇を抑えられる

ジュビロも1トップのサイドへの移動でこのような中盤サイドのボールの出口を作っていたが、中盤ラインのコンパクト化にSBの押し上げ、偽SB化などでボールの出口を維持できることも少なく、WBの突破でどうにかしようとしてもこれも上手くいかない
シャドーのスライドでボールを受けてWBのダイアゴナルインナーラップでさらに受けて繋ぐという動きがみられたこともある
これは良い動きで成功したことがある

やはり重要なのは中盤ラインをどう突破するのか
中央はボランチやインサイドハーフの3枚で固められると突破が難しい
SHの裏、ボランチ脇を狙いたいがSBが上がると封じられる
SBが上がった裏、CB脇を狙うということになり
1トップのサイドへの流れがここでも必要になる
もしくはトップ下やシャドーなどが前方ワイドへの展開でSBの裏を突くという動き

4ラインでSBとSHが4列目と2列目で離れているのはポジショナルプレー的なポジショニングとしては基本的ではある
同じレーンに並ぶ場合は1つ飛ばした前後に並ぶという原則
しかし守備的に考えるとそのスペースが狙われることになる

3バック+中盤3-3構成の3-3-3だと
サイド3枚構成を作ることができるのでサイドCBがSHを釣り、サイドDMFがSBを釣るとSBの背後にサイドOMFが突破できる
もしくはサイドCBがSHを釣ってOMFがSBを釣ってDMFが中間スペースを得ることでノーマークでアーリークロスを入れられる、もしくはサイドチェンジできる
CBが参加しない場合はサイドDMFがSHを釣り、サイドOMFがSBを釣り、センターOMFがSB背後に斜めワイドに展開する、またはサイドDMFがSHを釣り、センターOMFがSBを釣って、サイドDMFが中間スペースでアーリークロス、サイドチェンジをする

サイドを使わなくても3-3構成の場合、3-2、2-3構成の4-5-1に対しては中盤中央で4対3、6対5の数的優位を作ることができるので数的に負けることはない
個の質=強度・速度・技術で負けなければ中盤で負けることもなくなる


3バックこそゾーンプレスを

3バックの良さはオフサイドトラップを仕掛けられるのでハイライン守備が可能なこと

同時に中盤の厚みを増やせること

しかし逆にサイドに弱点を作ることになる


N-BOXの良さの一つはボックス型の中盤による厚みと両サイドに面して縦に並べている点

中央にゾーンプレスのエリアを作ることでサイド側を切って中央に寄せて奪う

3バックの利点は中央3枚の堅さなので3CB脇のサイドに素早く展開されるとプレスが間に合わないのでクロスを入れられやすくなる

ワンサイドカットしてプレスに行く間にサイドチェンジされた場合、逆サイドのスペースが大きく空くのでそこが弱点になる

高い位置のサイドを塞いで中央に誘導して中央で奪う形にした方がサイドからフリーでクロスを入れられるより壁のある場所で密集して捕まえた方が安全性は高い

中央で捕まえられずにサイド展開されると弱い

2列目サイドが開いてSBSH間を抑えてサイドを封じて中央に誘導

3列目はインサイドとセンターに並んで中央を締める

2列目センターが蓋をしてバックパスをさせない

中央で奪えない場合はサイド側でボックスを作って捕まえに行く

中盤3-3なら最初の時点で2つのボックスが出来ているので両サイドから挟めば中央で

中央がスライドすれば左右サイドで囲むことができる


3バックはサイドをできるだけ潰したいので中盤の初期位置をサイドに置いてボールを中央に誘導、中央でしっかり囲んで奪い、中央の最短距離をショートカウンター出来れば一番良い

相手も即時ボール奪還にプレスに来ると考えられるので2列目ワイドへサイドチェンジなりワイド展開して一度外に逃がしてからの裏へのクロスやマイナスクロスで中央を詰めるなどの攻撃ができる


ジュビロの場合ゾーン2で5バックして背後のゾーン1のスペースに放り込まれてオフサイドトラップできずに簡単に決められるなど戦術の形だけ模倣して運用が間違ってる場合もあるので猿真似の域から出られていない

そこでWBの雄斗が上がり下がりで3バックと4バックのバランスを取るという形を取った

一見良さそうだがこれだと雄斗のサイドは常に雄斗が下がる可能性があるので高い位置を取りにくい

左サイドの松本はどうしても縦に行っても行き詰まると突破できない

こうなると両サイドともに機能不全になりがちになってしまう

ボランチが機能しないのでWBで調整しても無駄になる

むしろ攻守の要になるWBが調整役になってしまうことで攻守にストロングがないという影響が出る


まずプレースキッカーの排除

FKCKは2列目ワイドのSHか3列目ワイドのSBがやればいい

プレースキックだけできます、ほか出来ません、という選手がいるとチームは10人で戦わないといけない

10%マイナスの状態で戦うのだから勝てるわけがない

また強度がないので中央にいても役に立たない

FWを止められないのでハイボールに競ることができないしいるだけのカカシ

攻守分業時代ならカカシでも生存権はあったが、現代サッカーは既にトータルフットボールなのでカカシの生存権はなし


強度がある選手はFWDFを、スタミナのある選手はOMFを、両方ある選手はDMFをやらせる

テクニックだけで走れない守れない選手はスタメンには入れない

短期的にも長期的にもテクニックだけではもう通用しない

強度があってテクニックがあるか走れてテクニックがあるか、どちらかしか生き残らない

そういうチームにしなければ強くはならない


タスクの単純化・専門化

短期的+中長期的に強くするにはどうすべきか


まず

スタイルへのこだわり排除

勝利という結果最優先


この2つを受け入れられないならどれだけ時間があってもまた同じことをジュビロは繰り返す


フォーメーション、ポジション、タスクをできるだけ簡略化してどの選手でもそのポジション、そのタスクでやるべきことがはっきりしていて判断の有無を最小限にする

若手、ベテラン、誰が入ってもこなせるようにポジションごとのタスクの分担を明確化する


戦術はカウンター

ゾーン1ではリトリート、ブロック守備からのロングカウンター

ゾーン2ではゾーンプレスからのショートカウンター

ゾーン3では押し込まずに裏を狙った攻撃をメインに

相手が引いている場合はサイド後方からフリーで精度の高いアーリークロスを放り込んで中央の高さで決める、ゴール正面PA外からミドルを打つなど外から攻める


中盤の構成をDFのDMF化で補う

MFのDMFは強度不足で全く通用してこなかったのはこの10年でよく理解できているはず

もちろんDMFにパサーを置く必要なし

DMFとDFはDFの二重化と同じ

服部、福西、大岩、田中、鈴木の5人の守備=4バック+1・5バックを3-2のDF-DMF配置にしたのと同じ

2列目タイプを3列目に置いてもフィルターにならずバイタルを守れない、前から守備できていないのと同じなので2列目タイプは2列目だけに置いた方が良い

大量にいるMFの一部は必要ないと思うが補強できないので地獄のフィジカルトレーニングで強度を上げる練習をさせる

強度のない選手はDMFには絶対に置かない

ボール奪えない選手はいらない


カウンターは守備的な戦術ではなく一番攻撃力の高い戦術

それを理解できない馬鹿しかいない

むしろポゼッションの方が1-0で勝つような超消極的な守備的戦術

何で日本人はそんな単純なことも理解出来なのだろうか…

ボール持ってるから攻撃的?

ポゼッションの目的はボール支配による相手の攻撃権の剥奪によるコントロール

つまりは守備的な戦術に過ぎない

むしろカウンターは相手に持たせているようで自分たちの有利なエリアでボールを摘み取って守備の薄い状態を攻撃する超攻撃型戦術

だから今のJ1ではプレスからの速攻が当たり前


現代サッカーの原点はジュビロのN-BOXでもある


N-BOXには現代サッカーの思想と同じ部分がかなり多く含まれている

ゾーンプレスによるショートカウンターはストーミングやカオスに通じる

そもそも攻撃的縦陣を使ってワンサイドに追い込むプレスからのカウンター戦術がN-BOX

攻撃的プレスのストーミングそのもの

そもそも黄金期のジュビロとは現代型のカウンターサッカーだった

しかし何故かそのうちのボール奪取後のカウンター部分だけが切り取られてパスサッカーでした的に認識されている

こうした誤解がジュビロを非常に迷走させている原因でもある

ポジショナルサッカーとストーミングサッカーは全く異なる理論から成り立っている

ジュビロの源流はストーミングサッカーであって決してスペイン型のポジショナルサッカーではない

上手くいかないのは当たり前

ジュビロにフィットするのは間違いなくストーミングサッカー

それを20年前にやっていたのはジュビロ自身

ジュビロ内部でそれすら理解できていないのだから低迷するのは当たり前すぎるほど当たり前

ただしN-BOXはただのストーミングではないと思う

その中にポジショナルな部分を局地的に含んでいる複合型かもしれない

ポジショナルサッカーは攻撃時こそそのポジションの意味が強調されるのでストーミングとポジショナルサッカーは同時になしえることが可能であると考えられる

ストーミングのゾーンプレスは内側に向かっていくのでサイド2枚か1.5枚配置で中央に向かって誘導するのがよい

ただし中央がスカスカだと抜かれてしまうので中央は固めに配置する必要がある

日本ではポジショナルサッカーばかりが騒がれるがストーミングもまた重要な戦術

ジュビロはリトリートとゾーンプレスの両方を持つべきで、それはプレーエリアで使い分ければよい

ストーミングは基本的にプレーエリアの制圧がメインでボールにこだわらない

N-BOXも同じで中央の縦陣が中央レーンを制圧してスペースを消すことで相手のボールをワンサイドに寄せることから始まる

ワンサイドカットしてからがN-BOXのストーミングの開始

逃げ場のないサイドへと追い込んでいる+4ラインでライン間のスペースが少なく横パスで逆サイドに逃れることが難しい

DFの二重化=DFのDMF化で縦に守備エリアを持つことでサイドラインに対して平行に守備をする形が取れる

これにより攻める側は当たりの弱い2列目が強度の高いDFと対峙しなければならなくなりボールロスト率が飛躍的に上がる

これはワンサイドカット+縦陣をサイドに寄せることによってサイドのスペースは前後だけになり、かつDFが縦2枚配置になることでFWとSHの両方にDFが当たる

サイドの選手はスピードはあるが強度が低いのでスペースのある状態なら逃げられるが、スペースが無くなると足が止まって逃げられなくなる

縦陣をサイドにプレスしてスペースを奪いスピードを奪うことでスピードの質の差から強度の質の差に変換して有利なポジショナルプレー(質的有利)を作る

ジュビロはもっとN-BOXを現代サッカーの視点で研究するべきで、名波がいたからできた、今はできません、というスタンスを止めるべき

N-BOXを復活する必要はないが、その中にある現代サッカーのエッセンスをしっかりと分析して今のサッカーに還元するべき


2022年10月31日月曜日

中盤3-3の可変力


中盤3-3の基本形は1トップ3バックだが、そこから2トップ化、3トップ化、4バック化、5バック化への可変が容易

中盤だけの形を変えることで3層化=ダイヤモンドにすることで厚い中盤の構成にすることもできる

中盤を薄くすれば幅をカバーもできる

可変力=応用力なので、相手のフォーメーションに応じて弱い場所を突く攻撃を展開し、強い場所を封じ込めることができる


基本形

______FW______

SH____OH____SH

SB____DH____SB

__CB__CB__CB__


2トップ化:相手の2CBに1対1を作る

____OH__FW____

SH__________SH

SB____DH____SB

__CB__CB__CB__


3トップ化:両サイドから中央へのクロス狙い

SH____FW____SH

______OH______

SB____DH____SB

__CB__CB__CB__



4バック化:3トップ対策

______FW______

SH____OH____SH

SB__________SB

CB__DH__CB__CB


5バック化:リトリート、ブロック守備でスペースを消す

______FW______

SH____OH____SH

______DH______

SB_CB_CB_CB_SB


中盤3層化=ダイヤモンド:サイド攻撃→中央フィニッシュの攻撃的布陣

______FW______

SH____OH____SH

__SB______SB__

______DH______

__CB__CB__CB__


中盤フラット化=ラインディフェンス:中盤のスペースを消してショートパスのコースを消す

______FW______

SH____OH____SH

__SB__DH__SB__

__CB__CB__CB__


______FW______

______OH______

SH_SB_DH_SB_SH

__CB__CB__CB__

ボランチ原論

そもそも「ボランチ」とは何か

カルロス・ボランチ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%81

「えっ!《ボランチ=舵取りが語源》って間違いなの?」 日本でほぼ無名な「名MFカルロス・ボランチ」の革命的功績とは
https://number.bunshun.jp/articles/-/851155

「お前もボランチのようにプレーしろ」中盤深めで守備の要+攻撃の起点=ボランチ… “伝説の初代”ナゾ経歴を調べてみた
https://number.bunshun.jp/articles/-/851156

ブラジルの超大物監督も「ボランチの語源」を知らなかった!《なぜ日本で「ボランチ=舵取り」説が広まったか》
https://number.bunshun.jp/articles/-/851158


ボランチのポジションをみると、WMフォーメーション(3-2-2-3)の3列目の右
しかし中盤の左が上がったボックスということなので、実質的には3-4-3ダイヤモンドに近い陣形だったと思われる

この時点でトータルフットボールの匂いが強い
事実、ボランチは攻守に活躍した


中盤ダイヤモンド化=MFの多層化

OMF・CMF・DMFの3層化に変換される
ボランチは一番後方のDMFとして機能したということ

ダイヤモンドの底にいるという事はボールを持った時に前方の2CMFとOMF、その前の3トップに対して広角にボールを出す役割を持つとも考えられる
つまりどちらのサイドでゲームを作るかという配球役
中盤から一歩引いた位置で全体を観察しつつ、危険なボールに対しては中盤で潰し、ボールを回収して逆サイド展開からのカウンターの起点になる
このようなプレーが想像できるが、フォーメーションとポジションを見る限りそういうプレーが望まれることは理解できる

ボランチの語源は人名であり舵取り役ではないが、実質的に舵の役割をしていたとも考えられる
しかしながらこれは守備的MFと3-4-3ダイヤモンドというフォーメーションがそうさせる機能性であり、他のフォーメーションではその必要性や機能性は変わると予想できる

現代サッカー、今現在のスタイルに当てはめると4-1-2-3の3列目、ワンボランチで守備の機能をしながら奪ったボールをワイドのウイングへとフィード、もしくはインサイドへとつないで攻撃の起点になる、というプレーだろう

ボランチの機能としていえることは、
・DFの1列前にいること
・DFにボールが入る前にフィルター役になること
・DFにボールが入った時にはプレスバックして挟むこと
・DFが跳ね返したボールを回収すること
・DFがサイドに出た時にはDFラインに入ってスペースを消すこと
・ボールを奪ったら2列目、1列目に広角にフィードすること
・CMFの背後のスペース、バイタルのスペースを埋めて中央のコースを消すこと

これらの機能を果たせる人材がボランチということになる

ボランチのポジションと機能から考えると
ワンボランチ、Wボランチという呼び方も微妙で、そもそもボランチ=1人というのがフォーメーションから理解できること
しかし、これが機能的にアンカーだったのか、というとそれはわからない
ボランチは攻撃にも参加しているのでポジション重視のアンカーとはやや機能的には異なると思われる

ボランチ、と呼ぶなら最低限3バック4バックの前に置かれるDMF1人で前方に2CMFとWGを置くなど3-4-3ダイヤモンドに類似するようなフォーメーションと機能がマッチしている状態で呼ぶべきだと思う

もしくはDMF=第一ボランチと分類されることがあるので第一ボランチと呼ぶべきだと思う

まず守備力がないと話にならないので、ボール奪えることが第一、広角フィードできることが第二、最低限この2つのタスクをこなせないと中盤の底=ボランチとは言えない

2022年10月30日日曜日

DMF問題

ジュビロは4ライン構成なんだが実質3ラインを疑似的に4ライン化しているだけ

2列目コレクターで本来いるべき3列目の選手層がない

DMFはMFのほとんどがOMFタイプでDMFタイプというのではない

服部のようなSBのDMF化を考えるとOMFタイプをDMF化するのではなく、DFのDMF化の方が良い気がする

名波、俊輔、遠藤とボランチに置いても実質OMFタイプを3列目に置いた結果は守備崩壊

やはりDFのDMF化の方が良いと思う

大井などDFとしては足が遅くなってハイライン守備が出来なくなったDFをDMF化して使用するというのはあり

DMFの中央はボールを刈り取り、サイドはサイドチェンジ、攻撃参加でPA付近でミドルシュートを打つなどタスクは守備メイン攻撃サブ

DMF中央:大井、鹿沼、ドゥドゥ、義道、森岡

DMFサイド:松本、小川、雄斗、后、康裕、ドゥドゥ


DF3バックだけの守備に問題点があってDMF不在で中盤の底でフィルターのかからない守備しかできていない

その為にジュビロのCBは前に飛び出して止める場合が多い

DMFが当たってくれればDFが飛び出さずにラインを維持して穴を空けずにボールをクリアすることができるが、DMFがスペースを埋めるだけ、当たりに行かない、当たりが弱くて突破されるなどの状態が多い

結果CBが前に飛び出して対処せざるをえず、3バックに穴を空けてしまいその穴を相手FWが侵入してくるので1対1の数的同数、穴を防げない位置で体を当てにいけない、足を延ばしても届かない、という形で失点してしまう

大井や義道は当たり負けはあまりしない方だと思うのでDMF化することでDFより前で当たることでゴールより遠い場所で守備できるのでFKになったとしてCBの位置で献上するよりまし

DFが後ろにいるのでDMFが当たりに行った方がより安全な守備ができる

DMFの寄せがないのでCBが危険な位置での守備をせざるを得ない場面が多い

ジュビロの守備問題はDMF問題でもあるのでここはかなり真剣に改善しないといけないと思う


中盤3-3

中盤3-3は3DMF-3OMFで構築する


基本型

_SH___OH___SH_

_SB___DH___SB_



攻撃時疑似N-BOX化

_SH________SH_

______OH______

_SB___DH___SB_

OHのゲームメイクでSHSBが攻撃を組み立て


ゾーンプレスによる疑似N-BOX化

_SH___OH___SH_

____DH________

_SB___SB______

DHがボール奪取役としてプレスをかけ、OHSHSBが囲んで逃がさない


3センター+ワイド=5人ラインブロック守備

SH____OH___SH_

___SB_DH_SB___

中盤両サイドまで広く守備を敷く場合

5バックを中盤で作った形

SBが開けば5バックになるので疑似的に5人ライン守備を2段構えに敷いた形


組織守備論

フォーメーションの基礎になる考え方は大きく2つ

1.横陣
2.縦陣

横陣はラインディフェンス、横1列に並ぶことでスペースを消してショートパスを入れる場所を消す
利点は人数が増えればサイドまでカバーできるのでサイド攻撃に対しても守備ができること
カウンター時はサイドから突破を図れる
横に長く背後を消すように引く位置に布陣するのでカウンターがしにくくロングカウンターかポゼッションがメインになる
欠点はラインの背後にスペースができやすい事、1ラインの人数が増えればライン数が減るので1ラインだけを増やしてもロングボール、ハイボールでパスされると効果がない
基本となる守備形式はリトリート、ブロック守備
FW・MF・DFの3ラインシステムで構築されやすい

縦陣は縦1列に並ぶことで前からボールホルダーにプレスに行き背後の選手がカバーをする
利点は前からの守備できることで敵陣内でのプレスから攻撃につなげたり、多段守備でプレスに来るのでゾーンプレスのエリアでは挟み撃ちにできボール奪取、セカンドボール奪取がしやすい
ゾーンプレスではプレスエリアがハッキリしているのでボールを奪うタイミングがわかりやすくそれだけ攻撃に転じる速度が速いのでショートカウンター向きでもある
欠点はサイドが開きやすいのでサイド展開されると一気にゴール付近までボールを進められる可能性がある
基本となる守備形式はプレス守備
FW・OMF・DMF・DFの4ラインシステムで構築されやすい

現代では可変システムによって攻撃時と守備時で変えることが多いのでどちらか一方ではなく両方の利点を生かした守備、守備からの攻撃、を構築する

ジュビロは352ベースだと縦陣型フォーメーションで前からプレスする多段守備形式のパターンと、442ベースの横陣型フォーメーションでリトリート、ブロック守備で引いて守るパターンがある

2022だと541の横陣、523の横陣、3421の縦陣を使うが守備ではほぼ横陣メインとなっている


縦陣の方が守備から攻撃へのトランジッションは良く、プレスによって相手がバックパスを多用してくれればそれだけ敵陣にボールを運ぶ手間が省けるわけだが、サイド守備の準備が出来ていないとサイドを突破され裏を使われる確率が高いので守備面からするとハイリスクハイリターンとなる

3バックの利点は中央を3枚で守ることで堅い守備を築くこと、人数が少ないのでオフサイドトラップがやりやすいこと、トラップを仕掛けられるので守備ラインを高くできること
しかし裏のスペースが広くなるとDFの走力、GKのハイボール対応や守備範囲の広さが必要となるので、DFとGKにその能力があれば3バックのハイライン化は可能でありその分バイタルを空けずに中盤を圧縮できるのでより固い守備を構築できショートカウンターを狙いやすくなる
2017ジュビロではカミンスキーがGKだったのでハイライン化が出来た

4バックの利点はサイドまで守備が出来て安定した守備を構築できる
ただし人数が多くなるほど統率が難しくなりオフサイドトラップを仕掛けにくくなり、背後のスペースを広くするハイライン化は危険になる
よって4バックや5バックなど1ラインの人数の多い横陣ではゾーン3やゾーン2の自陣に引いて裏に大きなスペースを空けずに布陣するのが良策となる

3バックと4バックでは4バックの方が安定するが攻撃的に行くなら3バックで5バックにはしないことが大事になる
そこで重要なのがWBなのだが、WBをつるべ式に使う疑似4バックだとボールサイドのWBが引かざるを得ず相手の中盤ラインの背後にボールの出口を作ることができない
逆サイドのWBがアイソレーションしてサイドを上がって逆サイドにサイドチェンジすることで中盤ラインの守備を超えることができる
以前のジュビロはこのパターンが多い
サイドチェンジすることでボールサイドのWBを上げずに低い位置を保つことでCBの脇を空けずにビルドできるのでカウンター対策になっている
3バックの利点は4バックに対して中盤ラインで5対4を作れること
これは4バックの中盤4人ラインがスライドすることに対して3バックの両ワイドのWBがワイドレーンを維持できるという強みからくる
このWBの対角フィードは疑似カウンターでもあるのでN-BOXの異常な勝率はあの時代にすでに現代サッカーの域に達していた部分を持っているからだと思う

N-BOXを考えるとWボランチの服部がサイド守備とサイドチェンジでWBのタスクをボランチのポジションでこなしたこと、同時にN-BOX自体のポジション、中盤でボックスを組むことで対角フィードして1列前のOMFにサイドチェンジしたボールが入ることで相手の中盤ラインを回避してボールの出口になる
これらを考えると3バックの前にサイドチェンジできるSBタイプを置き、その前のSHにサイドアタッカーを置いてボールの出口を作ることが攻撃の組み立てになるということ
またボックス自体がプレスエリアなのでボールの奪い所でもあり、中央にボックスがあることで中央を面的に制圧しサイドに誘導できること、誘導したサイドで奪い取って逆サイドに展開して守備ラインと対峙することなど中盤での攻防に有利なシステムであると考えられる

絶妙なのはN-BOXの名波の立ち位置
N-BOXは中盤自体が3ライン化しているので5ラインの縦陣フォーメーションともいえる
3ラインに対しては中央の2CHを囲い込んでしまうボックス
4ラインに対しては1対1、2対1で挟み込める
この時、名波は中央にいて3ラインでも4ラインでも1対1のマークが付きにくい絶妙な位置にいる
DHとOHの4人のボックスは相手と対峙するポジションだが、名波は中央にいながらフリーマンのように誰とも対峙しない、しかしすぐ近くにいて挟み込めるという立ち位置
3ラインの2CHに対しては中央で横パスを防ぎ
4ラインではライン間にいて囲まれれば逆にボックスとなる4人の誰かがフリーになる
ボックスの4人にマークが行けば中央の名波が浮いてフリーになる
中央にいながら浮いている存在というのが非常に面白い

やはりパサーを置く時にはライン間、サイド、密集隊列など孤立させるか周りと一体にするかでマークの薄い状態を作ることが活かす為に必要になる



サイドチェンジ

ジュビロの攻めの特徴だったのはサイドチェンジ

両サイド2枚体制だとサイドチェンジによって中盤ラインのサイドの背後、ボールの出口を作りやすい

近年はWBが特攻して潰されるばかりでサイドチェンジもロング一発ではなくて中央のボランチ経由、各駅停車で相手のスライドが間に合うような形ばかり

これでは全くサイドチェンジの意味がない


サイド1枚で続けるなら、ボールサイドでサイドが低い位置、相手の中盤ラインを越えてない状態から、ボールサイドの中盤ラインの裏の出口に中央から一人スライドしてくる形+逆サイドの1枚は中盤ラインの裏の出口に進んでつるべの動きをする

この形ならボールサイドの裏と逆サイドの裏の両方を狙うことができる

ボールサイド2枚、逆サイド1枚で良いので両サイド2枚で中央を薄くする必要がない

しかし横スライドが遅いと意味がないので最初から開いた状態の方がよいので、両サイド1枚を中盤ラインの裏の出口に配置し、中央でボールを持ったCBかボランチのどちらかがサイドに逃げる形で持ち出して展開、中盤ライン裏にいる両サイドに供給する形が良さそう

サイドを高い位置に保った方が守備でもSBの牽制、SHへの縦パスをカバーシャドーで防ぐ両方ができる

ただサイドが高い位置のままだと3バックの脇が空くのでそのケアをどうするかも課題

3バックの左右CBが離脱する形はCBの壁が無くなるのでサイドで釣って中央にスペース空ける形で簡単に攻略されてしまうのでやはりSBタイプのボランチでカバーする形の方が最後までCBの数を減らさないで済むので理屈としてはそちらの方が後を考えた時に守備の有利をキープできる

Wボランチ+1CBの逆三角形は守備の形としては最悪なので3CBをやるなら2CB+SWとかフラット3とかでゴール前を堅く守るシステムの方が良さそう

あとは中央の守りを固めると中盤サイドの裏の出口から侵入してDFの背後に入れてくるのでWBSBの位置という問題は重要

そうなるとやはりOMFとDMFをそれぞれ3枚ずつにしてサイド2枚を近い位置に置くというのは攻守ともに有効なのではないかと思う

ただ、ポジショナルプレー的には同じレーンの前後に並ぶな的なことが言われているので最適解かどうかは不明

しかしポジショナルプレーは攻撃時のポジショニングに関してなので守備的にはサイド2枚を同じレーンに並べるか、隣り合うレーンに斜めにおいて移動することで縦並び、横並びをコントロールして相手に対応するというのは悪くないと思う


ジュビロの3421で機能しない部分の一つはWB、OH、DHのローテーションが出来ない部分

サイドのWBが下がりOHがサイドに展開、DHが上がるという攻撃的なローテーションでDHが動かない、遅い、など必要な動きが出来ない

ローテーションでなぜサイド側が落ちて内側が上がるのかというと、サイドのレーンよりハーフスペースのレーンの方がゴールに近く、ボールホルダーがサイドに逃げるのはより広いスペースがある為、同じようにマークされている時には自分より後ろのスペースにターンして逃げることでマークをはがしてボールをキープできるから、もしくはマークされていてもマークをつり出すことでマーカーの背後のスペースを開かせることができる為

WBが下がってキープすると相手のSHかSBはマークし続けるかステイするかになる

マークしつづければ釣り出されてOHが横スライドしてマーカーの空けたスペースに入る

DHがOHのスペースに上がって中央を押し上げる、このことでOHとDHが並び攻撃のラインが前に形成される

WBは逃げたサイドからDHの空けた中のスペースを使ってマークが薄いタイミングでOHとDHに縦に供給できるようになる

しかし、ジュビロのDHは岩のように動かないアンカー型なのでこうした攻撃面での動きによって相手を誘導するのと相性が悪い

そもそも現代サッカーの守備は密集スタイルで近代サッカーの前後分断スタイルではない

よって密集しているブロックを解きほぐす必要があり、その為には自陣のスペースも使って釣り出し、誘導をしながらスペースを作る人もボールも動くスタイルが必須

しかしDHが走れない動けないのでローテーションが機能しない

単にOHがサイドに出て受ける程度でその後の連携が取れないことが多々ある

WBとOHがかぶってWBがインナーラップせずにサイドに出てきたOHをオーバーラップするなど非効率な形になる


ジュビロは何を間違えたのか

黄金期メンバーを軸にチームの復活を切望した

しかし上手くは行かなかった


まず、「黄金期」の認識について

①N-BOX

②352

N-BOXをやっていた時間は実際には短かったがほぼ負けなしくらいに強かった

実際の黄金期は352ベース

3バック+Wボランチ+WB+トップ下+2トップの構成

3232の形がベース

その中で名波はトップ下、中盤中央だが前目のポジション

N-BOXでもやや後ろになるが基本はボランチの位置ではない

両サイドは高い位置をキープして攻撃

サイドの守備は左ボランチの服部と右CBの秀人がサイド対応することで凌いだ

4バック+アンカーを3バック+Wボランチの形で使っているようなシステム

3バック化することでオフサイドトラップを使い裏を使わせずに少ない人数で高いラインを張れるので中盤の圧縮化ができる守備戦術ともいえる

442のような3ライン(FW、MF、DF)ではなく、4ライン(FW、OMF、DMF、DF)の構成で、中盤を2ライン化することで3ラインの中盤を前後で挟むことができる

DMFが前、中を切ってOMFのプレスバックによって背後からプレスをかけることでバックパスも防ぎつつ囲んで奪うゾーンプレスが出来た

3ラインでは中盤4人をフラットにつかったワイドの攻撃がしやすいが4ラインでは中盤多層化によって密集を作って中を締めて中央を守る形ができゴールへの最短コース、危険な縦パスを防ぐことができる

4ラインの中盤多層化で大事なことはDMFのストップ力であり、服部福西のWボランチで強固なストッピングパワーがあった

中盤の多層化は3ライン化時に5人ラインを形成できるので4人ラインに対して数的優位が持てることと、多層化状態でもSHの背後の高い位置、バイタルのサイドにボールの出口を作ることが出来ているので2トップとの連携がしやすくサイドからボールを入れやすい

名波は中央、サイドの両方をやるが、基本的には4ラインの2列目=OMFの位置であって、3列目=DMFの位置ではない

しかし何故かこれが名波はボランチ、という流れになってしまい、ボランチに名波ようなパサーを置けば強いという流れが出来てしまった

これが最大の間違い

多分、N-BOXの影響が残り続けているのだろうと思う

N-BOXを指導した政一監督が名波がいなければN-BOXはできなかった、名波がいたからこそできたフォーメーション、という部分が混ざっている

実際N-BOXでは名波は中盤中央にいて服部、福西とともに3ボランチ気味の構成になっている

また服部がサイドに守備展開した場合には名波が下がってボランチ役をすることでスペースを埋めて対処した

これがベースにあるので名波は同じ考えで宮崎をボランチに置いた時期がある

これはボランチで大事なのはスペースを埋めるポジショニングである、という認識から来ていると思う

しかし、ボランチの語源は人名であり、そもそもボランチという人はDFの前で守備プレーをする人だった

だからボランチと同じプレーをしろ、ということでDMFの重要性が生まれた

ボランチ=舵=パサーというのは後付でしかない

しかしN-BOXの功労者として祭り上げられ、名波のようにパサーを中央に置いてパス出しして崩す、というスタイルに迷走したことでジュビロはことごとくボールを奪えないチームになり守備力の低い攻撃サッカーに向かっていってしまった


ジュビロの自己認識の誤解、誤謬が酷過ぎて、本来の功労者である服部や福西が忘れ去られ、名波が祭り上げられてしまった

さて、ジュビロの若手で海外で活躍できている選手は誰だろうか?

伊藤洋樹である

伊藤洋樹は名波タイプか服部タイプか

もちろん服部タイプ

逆に名波タイプの選手で活躍できている選手はいるか?

針谷はどうか

つまりはそういうこと

ジュビロは一番重要なボランチ=4ラインの3列目=DMFというポジションの選手をほぼ捨てている

逆に2列目の選手を3列目に置いてしまい、全く守備のできないチームに成り下がってしまった

この影響はどうでるのか

DMFは中盤の底でボールを奪うことがタスク、その次が奪ったボールを攻撃陣に配球すること

まずこのボールを奪う、という部分が無くなったことで自動的に攻撃のスタートが出来なくなってしまった

攻撃サッカーを標榜しながら、守備をないがしろにしたために攻撃の前段階であるボール奪取という重大なタスクを捨てた

J2では相手の緩い守備の為にいい加減な攻撃サッカーでも通用してしまった

それによって本当に重要なボランチ、DMFのポジションの改善を全くせずにJ1に昇格し、同じように緩い攻撃を続け、守備構築を無視することで結果的に失点ー50を超える守備のできないチームに成り下がった


攻撃サッカー、パスサッカーは「強いチームだからできること」であって、弱いチームが実行しても結果は出ない、そもそも強いチームは守備を徹底する、だからボールを奪うことが出来てボールを持つことでコントロールができるのだ

全ての文脈がいい加減で適当で理に適っていない

その積み上げが今のジュビロである

山田が長期を捨てて短期を取り損ねた、ゼロからスタートと言ったが、実際は大きなマイナスを抱えているのでゼロからすらスタートできないということをまだ理解していない

それと伊藤彰はビエルサのコピーのペップのコピーでしかなく、戦術マニアの域を出ない

伊藤渋谷体制で長期的視点でやっても結果は大して変わらなかったと思う

何故ならDMFを全く改善しないから


ジュビロがやるべきことは「ボランチ=DMF=ボール奪取」という基本の基本を叩き込むこと

パサーボランチは別にいらない

パサーボランチのブランド化、的な流れで中村俊輔、遠藤保仁を連れてきているが、そういう部分がある限り変わらない

それをやっているから弱いというのがまだ理解できていない

だから強いジュビロを復活もできない

ジュビロの自己認識の欠如、誤解、誤謬の塊が今のジュビロ

名波は監督として6位という結果を残した

これについて異論はないし、2015、2016でやってたことを取捨選択して結果を出したのでこの点については評価している

しかしチームとして2017を評価していない、攻撃サッカーでなくカウンターサッカーはジュビロではないという馬鹿げた評価をしているようならジュビロはいつまで経っても強くはならない

2022ジュビロが惨憺たる結果を導き出したのは2017を評価できずに迷走してきたフロントの影響もあるだろう

結果を受け入れられないチームには勝利はない

内容は良かった、で終わるチームに未来はない

勝利の先にしか歓喜はない

ジュビロが捨ててきたものを拾いなおしてこそ再生の道がある



2022年10月29日土曜日

長期的変革

わかっていることは

3421のフォーメーションがジュビロには合っていない

問題点は3バック+WBではサイド攻撃が通用しない点

サイド攻撃、サイド突破できず、キープできないのはわかりきっていて、選手が足を止めてしまう

中盤と守備ラインの間、バイタルエリアのサイドの高い位置に選手がいないので中盤の出口がない

以前はFWのルキアンがサイドに流れて受けることで解決していたが、ルキアンがいなくなってそれもできなくなった

WBが縦に突破できず、中央のボックスである2シャドーWボランチが動かずサイド攻撃がWBだけの単騎特攻に終わっている

何の連動もなく酷い場面が多い

サイドの高い位置に選手がいないので相手SBへの抑えもないので押し込まれた時にSBに甘い対応をしてバイタルに精度のいいアーリークロスを入れられて失点することも多い

健勇はルキアンほどポストが出来ずフィットしなかったし、レンタルでしかないので今後の1トップは問題点が多い

またサイドの高い位置に選手がいないことも同じ

サイドの高い位置にいれば1トップにサイドに流れてポストするタスクを課す必要はないので1トップでも中央で仕事してくれればそれでよい

3421の4ラインシステムは悪くないが、選手の並び方や攻撃方法などがあっていないので3421を継続するのは良くない

3バック自体は悪くないがRBLBがSBタイプでサイド対応する秀人型システムは良くないWボランチのボールサイドの選手が降りてこないので1CBになるだけなので守備が薄くなるだけ

3バックをやるなら2CBの中央にボランチが落ちた形か3CBでSBを置かない事

Wボランチもこれに合わせる必要があり、3バックがサイド対応しない分ボランチがサイドの守備に飛び出す服部型のシステムにするべき

そもそもNBOXは2.5ボランチで3バック+Wボランチも4バック+アンカーの変形システムなので実質5.5バックくらいの感覚で守備が固かった

今はボランチが遠藤と康裕で3バック+1ボランチに等しいくらいの薄さでサイド対応すると中央が薄くなるという欠陥システムなので意味がない

中央の3バックを固める代わりにSBを偽SBとしてボランチ位置にあげて1ボランチ+2SBの疑似3ボランチにした方が良い

後藤が長身ボランチとしてだけでなくFWとしての動きをさせたいなら偽SBとして右か左の偽SBとしておけば初期位置はボランチで中央とサイド守備、攻撃時は上がって中央攻撃という形が取れる

Wボランチか2CHかOH+DHか、中央の2枚をどう置くかは戦況に応じていいと思うが、SHSBのサイド2枚の形で攻撃、SBの偽SB化で中央締める、というのはやるべき

今のジュビロは攻撃サッカーという名で守備免除しがちで全く守備構築が緩すぎる

攻守に問題があり過ぎ

以前は352でWBが高い位置で攻撃参加し2トップと4トップ化して攻撃的だったが結局ボランチが中央で配球してサイド守備対応しなかったので3バックの脇をカウンターで突かれて失点というケースが多かった

結局は3バック+WBの形式を続けているがその構造的問題を全く対処してこなかったので失点が全く減らないどころか増え続けているのが現状

単純に3バック+サイド2枚にすることでサイドの攻撃タスクと守備タスクを分担、分配することで1枚のデメリットを消さないといけない

それなら4バックでよいということになれば4バックにすればいいし、4バックだと中央が薄くて割られがち、というならアンカーを置くなりSBを偽SB化するなど中央を締める形を取ればよい

問題と分かっている部分を全く改善せずに失点してもそれ以上に得点すればよいという異常な意見がまかり通る時点でこのチームは終わっている

サイドの枚数で負けてサイド攻撃が構築できずにフィニッシュにすらいけないのにどうやって失点以上の得点ができるのだ?

そういう理屈を全く無視して攻撃サッカーしてればいいんだという体たらくがチームを3度の降格に陥らせた元凶だと思っている

チーム全体のマインドが変わらない限りジュビロは復活できない

それくらい酷い状況なのをチーム内部の人間が全く理解していないのが一番の問題

それが失点50以上という結果で降格した理由でもある


2022 第33節 ガンバ戦

残り2戦ともに勝たなければ残留の目がないジュビロ

アウェイで同じく後のないガンバとの一戦…

前節のダービーでは時間の使い方や交代などやはり問題点が残り続けた


遠藤がスタメン…古巣相手だから?

ジャーメインもスタメン

前半から裏狙いの速攻を仕掛ける?

ガンバは442予想

サイドバックの対応が出来ないとアーリークロスを入れられ放題になる

逆に攻撃時に中盤中央の4対2の人数差を活かさないでWBのみの動きでサイド1対2を打開できない形になるとサイド起点のカウンターを食らうことになる

遠藤をいつ引くのかも気になる

立ち上がり4バックで入るジュビロ

やや引き気味でバランスを取っての動きか

選手の動きがちょっと重いか…放り込んだボールに槙人が出て行って対応

康裕が対応できなかった

3バックの中央が出たことで後ろが2対2の同数でちょっと危なっかしい

しかしピンチは凌いだ

ジュビロ343の形に

ガンバは442ボックス

ワイドを中に絞りつつやや前目のポジション

ジュビロがボールをつかんで攻撃

遠藤が中盤の底からコントロールするがGK直接キャッチ

立ち上がり5分はまぁまぁ

前半守って凌ぐという感じではなく攻撃的にいく指示が出てるように思う

ガンバは引き気味でジュビロの中盤をつってFWが降りて受ける形

ジュビロのCBも離れずに潰しに前へ出る

ガンバのワイド展開からサイドチェンジからのシュートはゴールをそれる

ジュビロのカウンター、松本がサイドでジャーメインに縦に送る

が前でキープできず、健勇も下がって受けにくるがガンバボールでカウンターに

ガンバのCK

ファーに人が寄ってニアに走り込み、後ろからミドルを打つが外れ

ん~、前線でキープできないのが痛いな…

ガンバが442ボックス気味でWBとボランチの両方に対応しようとしてるので上手くいかない

ジュビロの右展開からサイドチェンジ

ジャーメインがサイドで受けて健勇に入れるがゴールならず

ジュビロカウンターを引いて守ってロングカウンター

逆サイドにつないで右から攻めるが押し戻される

一度自陣に戻して三浦から前線に放り込みはガンバが拾う

ジュビロはブロックを組んでいるが前線からプレス

ガンバは前線のプレスをかいくぐって中盤サイドに侵入

ガンバのポゼッションは中央でキープ、戻してサイド展開で進出の形

健勇はプレスに行きたがるが2列目メンバーはプレスではなくブロックを崩すのを嫌がっている様子

541ブロックでガンバのポゼッションに耐えている

健勇は行くのか行かないのか後ろを確認しつつ前をみる

ジュビロがボールを奪ってキープ、後ろでサイドチェンジしてゾーン2に押上げ

右サイドで持ちながら裏へのタイミングを計る

松本が上がってポストするがセカンドをガンバがキープ

やはりキープできない

ポゼッションはガンバの方が良さそう

ジャーメインが前線で裏狙いの動きを見せる

4トップの424の形でラインブレイクを狙っているが逆にガンバの方がジュビロの裏狙いをしてくる

ジュビロはWBを高い位置に置いてサイド展開で攻撃

松本がクロス上げるが中央が合わず、もったいない

松本がオフサイド?

GKに

ガンバのGKでジュビロ陣内

20分過ぎ

立ち上がりは良かったが徐々にガンバにボールを取られる機会が多く前線でキープできずにフィニッシュに行けない場面が多い

しかし両WBを高く置いてアイソレーション+サイドチェンジで1対1を作って前線を作ることまではできている

右サイドからファー狙いのボールを放り込まれるが下がっていた松本がヘディングで防ぐ

ガンバのCK

壁で跳ね返すが2次攻撃、ヘディングで叩きつけたが三浦がキャッチ

ガンバは中盤が中に絞ってFWも1枚下がって中盤中央に厚みを作って中を抜かれないように密集する守備、ここで潰されやすい

ガンバのPA内の崩し、ジュビロの選手が壁を作り体を入れて防ぐ

ジュビロのカウンター

ジャーメインが抜け出して遠藤も上がってサポート

3列目4列目も徐々に上がって敵陣内でキープ

ジャーメインがPAに入ってドリブルでCKをゲット

数少ないチャンスが来たが…

遠藤と康裕のショートコーナー、PA内で何度も攻撃するがガンバも全員戻っているので入らず、GKキャッチ

ゾーン2でジュビロボール

右サイドを崩して深い位置からのクロスはガンバがクリア

CKゲット

ガンバ跳ね返すが緩いミドルを打ってGKキャッチ

ガンバの攻撃

ハーフスペースのボールに義道が出てきて対応、ここボランチが対応してほしいが…

遠藤がファールでFK献上

ゾーン3の入り口でゴール正面からやや外れた感じ

ガンバはファー側に多い形

ファーに入れるが跳ね返し、拾ってミドル、サイド回収してクロス、全てジュビロが跳ね返してカウンターへ

ガンバはファールで止める、ジュビロボール

ガンバ陣内、森岡がファールでガンバボールに

ゾーン2でガンバが回す

ジュビロが奪ってカウンター

遠藤ドリブルで持ち合がり縦パス出すが止められる、ネガティブトランジッション

ガンバがボール奪ってゾーン3に押し込まれる

SBの位置に対してジャーメインがアタックしてボール回収、一度三浦に戻して放り込むがガンバが回収して戻す

ジュビロが敵陣内に入ってややオープンに

ガンバはゾーン2で奪って素早く縦に送る

森岡がヘッドでクリアするが義道の方に頭をぶつけて痛む

36分

クリアボールがCKに

跳ね返してカウンターにいくがガンバの網にかかる

ガンバが戻したタイミングで健勇が前にプレス、後ろも連動して押し込み

敵陣深くまで入ったがGKがキャッチ

ジュビロは4バックのSBを破れずにいるのが問題点か

442の中盤は中央を締めるので中にポジションするが守備ラインは4人並ぶのでサイドを縦に進めようとしてもSBのゾーンに引っかかるのでそこから前に進出できていない

WB1枚というのも問題点かもしれない

ジュビロ陣内、ガンバのプレスでボールを奪われる

ガンバのスローインはPAライン付近

PA内に侵入してクロスを入れるが三浦が防ぎファーのフリーの選手がこぼれをシュートするがゴール上に逸れる

ピンチを脱した…

40分

敵陣に押し込んでからカウンターを食らうが中盤中央で囲んで奪い返す

ネガティブトランジッションが良い

ゾーン2右サイドで崩すが中央のジャーメインがボールロスト

再び奪い返して今度は左サイドでの崩し

ドリブルで逆サイドに逃げるが追いかけてプレスしてくる

かなり厄介な動きだ

ガンバが奪い返してジュビロ陣内

PA外からのミドルシュートを強引に撃ってくるが枠の上

前半終了間近

ジャーメインもPA外からミドルを打つがGKキャッチ

AT+2

ガンバはCBが出てきて危ない場面を潰しに

ジュビロはサイドと後方で回して時間つぶし

前半終了


ん~…お互いにポゼッションしてるが…やはり17位18位のポゼッションという感じが否めない

やはり遠藤は微妙、プレースキックもそうだしあまり機能していない感じ

後半最初から交代選手をガンガン入れてギア上げないと得点できなそう

受けに回っているわけではないんだが、4バックのSBに対して崩しの手が無さ過ぎる

全体にサイドに寄ってシャドーとボランチとCBとWBがサイドに並ぶような状態を作った時だけ抜けられるという感じ

1対1や2対2での抜ける動き、連携がない

やはり全体を押し上げていく遅攻なので相手の守備ブロックが揃っていて崩すのに手間も時間もかかってこじ開けようとするのが非常に無駄なことしているなぁという印象

ジャーメインの良さは足の速さなのに2列目で裏狙えないとか健勇が一人でプレスに行きがちとか色々合わない部分が見られる

健勇がポストするタイミングでジャーメインも前に走って裏抜けするとか連動しないと崩していけないんだが…

攻めの遅さ=攻撃の試行回数減=フィニッシュできない確率、だがオープン目の荒れるゲームではなく遅くてクローズドなゲームだと1点勝負になって確実な1点を取れる方が勝ちやすいかもしれない

ガンバがポゼッションでクローズドなゲーム展開をするのでまだどうにかなっている感じではあるが…

カウンターからの攻撃でWBが低い守りの位置から高い攻撃の位置に行けないのも攻撃が遅い原因でもあると思う

SBを崩すには最初から高い位置にサイドの選手がいた方が良い

3バック+WBのサイド1枚だと攻守の切り替えで遅さが出る

WBが上がるまで溜めを作らないといけないのならそれが遅攻の原因でもあるのでフォーメーションはもうちょっと考えた方が良い


後半

523ブロックでの守り

ジャーメインが速攻カウンター

遅攻のまずさから?

後半立ち上がり、右サイドでの攻防、潰しあい

ガンバがサイドチェンジ

中央で潰してカウンター、左サイドに展開するがガンバボールに

ゾーン2でインターセプト合戦

ガンバが拾ってゴール前まで

森岡がPA前で潰したがFK献上してしまう

これはピンチ…

PA5m前、20m付近、ほぼ正面

壁で跳ね返す

ガンバはGKもフィールドに出て放り込み

ファールで三浦のFK

ゾーン3に右サイドから侵入

CKゲット

中央でクリアされる

ジュビロ陣内、パスをインターセプトしてガンバ陣内に

奪われて再びジュビロ陣内

右サイドから攻められるが奪って左サイド展開

山田が中央で縦パスを入れるがひっかけられる

ガンバの長い攻撃

左のジャーメインと松本が対応、右サイドに展開されるが問題なし

ジュビロの攻撃

押し込んでから遠藤のミドルは枠の上に逸れる

ボールを奪った後にやはりWBから前に出すタイミングがない

遠藤が前に入って右展開から戻してミドルを打つ遠藤

ちょっと花持たせようとし過ぎ

勝たなくちゃいけないゲームで何やってんだか…

ガンバの方が先に交代入れてきた

もう60分

今動かないと負けるぞ馬鹿

遠藤ひっこめろ

非情になれないで勝てると思ってんのか…

大井イン 森岡アウト

森岡の負傷が原因のようだ

ガンバのCK

早いクロスを入れるが三浦がはじき出す

大井のちょっと無理目な雄斗へのパスがアウト

山田のパスが雄斗にぶち当たる

何か上手くいってない

三浦もフィールドに出て組み立てに参加

松本が受けて中に入ってからシュート狙うが枠の上

大津イン 山田アウト

ジュビロのカウンター

右でキープして中央に入れるがガンバのカウンターに

一度戻して右サイドから中央に、

あっさりと中央に入られ失点

遠藤と大井のバイタルを狙われた

だから言ったろ…

こういう温情采配やってるうちは勝てるゲームを落とすんだよ…

そもそもなんで遠藤出したんだってレベルなんだよ

マジ渋谷采配微妙過ぎ…

健勇がサイド裏で要求して雄斗が拾ってシュートに行こうとしたがガンバの対応が早い

失点してからエンジンかけても遅いんだよ…

頭も使わない上に不利になってからじゃないと頑張れないとかどうなってんのかね…

ガンバ陣内PA付近でボール回すが中割れない上に外で負けてる時点でお察しなんだよ…

70分

まだ遠藤下げない、古川や后を入れない

マジでダメ監督だな…

右サイドの崩し健勇、雄斗、大津でシュートするがサイドネット

雄斗がサイドから中に入る動きに迷いがある

サイドに張り付いていてもしょうがないだろ

このあたりもポジションとタスクと実際の運用で問題があってそれを解決できなくて動きが明確になってないからなりやすいよなぁ

ガンバの攻めに右サイドに寄り過ぎて中央3バックだけに

落下地点に戻った遠藤がまともに競り合えず繋がれたボールをバイシクルで決められる

0-2

はい、降格決定

ボランチの重要性無視、温情采配、サイドの高い位置を崩せない、

金子イン ジャーメイン良アウト

松原イン 松本アウト

古川イン 義道アウト

全てが遅いんだよ馬鹿が…

75分から2失点状態で何すんだよ

マジ渋谷ゲームの状態全く理解してないわ…

周りのアナリストも同じだな…

大井のパスが強すぎて遠藤受けられない

流れて来たパスにもう気持ちの切れた雄斗のプレー

ネガティブトランジッションでも雄斗帰って来てない

ボール来ても知らん顔

もう駄目だな

だから遠藤なんて使うなって言ってんだよ

どんだけ負債背負ってんだよジュビロ…

80分

ATも少ないだろうし降格は決定だろうな

雄斗は気持ち切れてて動き遅いし

何より監督が甘過ぎだし判断全くできてない

雄斗が持てたタイミングで金子が前に出て受ける

SBに対してWBを軸にFW、シャドーが裏で受ける形で崩すという共通意識はありそう

CK、遠藤がファーに落とす、槙人が当てるがGKキャッチ

ガンバはサイドに詰めて3人で囲んで奪うことでサイドを突破させない

古川がファーサイドに詰めて受けようとしてCKゲット

雄斗のクロスに中で合わせようとするがあわず

サイド展開するがサイドチェンジはゴールラインを割る

ん~マジ自滅しただけ

遠藤なんか出さなきゃよかったのにな

中盤でのキープができないことやサイドの突破できないこと、フォーメーションやタスクに問題抱え過ぎ

一番の問題は走れないベテラン使って勝てると思ってる舐めた考え方

花持たせてやったんだから代わりに引退させろマジで

降格決定させたんだからそれくらいしてもいいだろ


AT+4

ラッソの問題で新規登録できないが生え抜きやレンタルは戻せるから若手に入れ替えるしかない

守備しない走らない戦術でJ2優勝しても当たり前だけどJ1で通用するわけないだろ?

そんなのJ2にいたころからわかっていたし警告し続けてきた

とことん舐めてるのがジュビロというチーム体質

そういう舐めた体質入れ替えないと黄金期復活なんてありえないから

1からじゃなく0からやり直せ


ボクらの強化部

ジュビロが題材のサッカー漫画らしい


選手の評価はデータだけじゃなく、その選手が活躍しているシーンの局地的な状況だけでなく、その選手にボールが渡る前の状況がどのようになっているか、選手を活かす選手や状況というのが大事だがそれはデータとして残らない

小川航基の活躍でわかるが、個人の特性としては狭い場所でもスペースを作ってボールを受けられる、問題はそこにボールを入れられる選手やCB間やボランチ間の狭いスペースで受けて攻撃の組み立てができる状況を作りだしたか、という点が大事

ブロックが固まっている時に一度戻してブロック全体をやや引き出してから裏に出せたか、ブロックが固まる前にCBと1対1のタイミングでボールを入れられたか

こうした部分をよく見ていないと選手の価値や活かし方、連携の良さ、活きる環境、状況はマッチしない

ダイジェストだけ見てると見えない部分が多く良いシーンだけ切り取られるとか大事なシーンがカットされてその後しか見えないとかそうなる

サッカーは流動的なので文脈が存在するし、その文脈はリアルタイムに変わるのでダイジェストでは文脈の変化、切り替わりる前に何があったのかが見えない

文脈はゲーム全体でも存在するし、ボールを中心とした局地的にも存在する

ミクロとマクロの両方の文脈を読み解きながら相手の隙を作らせて得点をする必要がある

文脈は時間やスペース、人の動き、ボールの動きの統合されたもの

流れを作るか、止めるか、そういうやり取りがサッカー

数字は結果の一つではあるがすべてではない

数字の重要性はあるが数字に出ない部分を読み解けると、より数字の重要性と数字に出ない部分の重要性の両方を理解することができる

2022年10月27日木曜日

FWへのボール

小川航基の得点シーン

 https://www.youtube.com/watch?v=2QLd5CgRI7s


①サイドが高い位置にいる

②サイドの低い位置からもアーリークロスが入る

③CBと1対1

④早い裏へのクロス


これらをジュビロが作れないのが問題だった

①の問題点:WBが低い位置から高い位置まで行かねばならず3バックの弱点のCB脇をさらしやすい

②の問題点:WBが低い位置から高い位置に移動するのでサイドの低い位置からアーリークロスを入れるポジションがない

③の問題点:1トップ、シャドーが離れるなどCBと1対1を作りにくい

④の問題点:遅攻メインの攻めで速攻や裏を狙わない


フォーメーション的にもFWを活かせない攻め方ばかりでストライカーの素質を殺すボール回し、ゲーム展開ばかり

そりゃジュビロを出れば活躍すると言われてしまう


3421はサイドは低く1枚のみ

サイドを高く保つためにはサイド2枚が必要、もしくは3ボランチなど横幅をケアしてアーリークロスを入れられる形を作る必要がある

3バック+サイド1枚にこだわらずに選手を活かすチームに変わらないといけない

541ダイヤモンド+偽SB+ダイアゴナル

ジュビロの3バックにサイド2枚のフォーメーションを攻撃的に使うにはどうすべきか

左SHに古川、右SHに吉長、左SBに后、右SBに雄斗
SBの位置を斜めに動かすことでSHとの位置関係を縦、横並びの両方で使えるようにする
SBの位置を偽SB=左右ボランチの位置にすることでMF化し中盤の底を厚くすることで守備の安定性を確保
SHとSBが連携してサイドを2枚で攻撃できるようになるので突破、クロスの両方が活かせるようになる
SHはワイドに張って幅を作り相手の守備を横に間延びさせハーフスペースを空けさせる
SBはインナーラップで間延びしたハーフスペースを縦に侵入する
2列目をワイドのSHと中央のOHの3枚にして中間スペースにSBが上がることでボールサイドに3枚の壁を作ってショートパスの侵入を防ぐ
ローテーションはSHが下がってSBが内側から上がって入れ替わり
常にワイドが下がって内側が上がる形を取る

攻撃の軸は両サイドのSHSB2枚の連携による崩し、突破、クロス
SHはワイドの突破と高い位置からのマイナスクロス、高い位置からPA脇への侵入
SBはダイアゴナルのインナーラップからミドルシュート、クロス、SHとのローテーション、サイドチェンジ、アーリークロス

SHとSBで攻撃を作り、OHDHがサポート、FWOHでフィニッシュ
FW、OHで守備を釣ってSH,SBがそのままフィニッシュしても問題なし

中央に集まり過ぎの3421よりもサイド側に人数が分散しているのでサイド側との連携がしやすい

サイド+ハーフスペースの広さを2枚のサイドアタッカーで前後左右に使えるので攻撃に厚みがある

ボールサイドのSBをそのままにして逆サイドのSBを裏に走らせるとSBのアーリークロスを逆サイドのSBが裏のスペースに走り込んで決めるなどの動きもできる

両翼のSHSBの4枚の動きで多彩な攻撃ができる
OHは中央でボールをつないで両翼の攻撃をサポート
DHは攻撃後のカウンターの芽を摘む

SHがワイドを縦に動くことでSBはオーバーラップせずにインナーラップで攻撃を中央側に集中できる
ワイドを起点にしてワイドの突破とワイドから中央へのダイアゴナルの2択の攻撃を両方選択できるのが強み
両翼ともに2枚いることでOHからのサイドチェンジで守備の薄くなった逆サイドへの攻めも容易になる
SHに引っ張られてワイドに釣られるとハーフスペースにSBが突撃してくるのでボランチもスライドしないといけないので逆サイドが空きやすくなる
SHを無視してSBを入れないように中を守るとSHが突破して裏にクロスを入れてくる
SHを抑えて中も締めてもSBがアーリークロスかサイドチェンジを選択すれば裏や逆サイドへの攻撃をされる
左右ともに抑えようと幅を取った守備をすると前後が薄くなって中央の縦ラインに放り込まれる
かなり攻撃的な布陣だが相手は簡単には守れないと思う
こちらの守備はSBのポジショニングが大事なのでボールサイドで無い時も含めて攻守のバランスが取れる選手か、後ろのDHやCBの選手が指示して適切な位置を取るようにする

守備ブロックは541フラットでもよし
攻撃時に中央をダイヤモンドにしてSBを上げる形を取ればよい


______健勇______
古川____山田____吉長
__松原__康裕__鈴木__
__義道__槙人__松岡__

FW:健勇、大津、ラッソ、ジャーメイン
OH:山田、上原、遠藤、大津、ドゥドゥ、金子
SH:古川、吉長、金子、大津、松本、小川
DH:康裕、鹿沼、大井
SB:松原、鈴木、松本、小川、上原、ドゥドゥ
CB:義道、槙人、森岡、リカルド、大井


______FW______
SH____OH____SH
__SB__DH__SB__
__CB__CB__CB__


ボールサイドで3枚の壁を作る:ショートカウンター狙い
______FW______
SH_SB_OH____SH
__↗___DH__SB__
__CB__CB__CB__


ボールサイドの突破を防ぐ:ロングカウンター狙い
______FW______
SH____OH____SH
__↙___DH__SB__
SBCB__CB__CB__


中盤のスライドによるブロック密度の維持
______FW______
SH_SB_OH____↙_
__DH__SB__SH__
__CB__CB__CB__

______FW______
SH____OH____↙_
__DH__SB__SH__
SBCB__CB__CB__

2022年10月23日日曜日

サイドバック

ジュビロの欠如点の一つがサイドバック

3バックの影響でサイド1枚=ウイングバックが通常

サイドバックのタスクはサイドの守備と攻撃時の放り込み

ジュビロのウイングバックは攻撃はサイドハーフ的なサイド突破、守備をサイドバック的なスペース埋めのブロックという感じで運用している

サイドバックの攻撃はアーリークロスがあるが本当にジュビロはこれがない

ウイングバックを高い位置でサイト突破の為に使うとなるとセンターバックがサイドバック役をやるか、ボランチがやるかになるがここもやらない

ジュビロの攻撃の遅さはサイド展開からサイドのアーリークロスを入れずに突破ばかりを狙って1対1の場面で封殺されてバックパスであきらめるケースが多い

サイド1枚をどう運用するのかという部分がジュビロ内部で上手く昇華されていない

3バック+ウイングバック(サイド1枚)なので守備面でのリスクを持った状態があるフォーメーションなので覚悟のある思い切った運用をしがちだが安定した4バック相手だとウイングバックがいなされて背後のスペースを突破されがち

速攻か遅攻かで動きも変わるので一概にこれをやればいいということは言えないが
速攻ならサイドバックを上げずに中盤サイドからアーリークロスをCFや逆サイドのウイングバックが背後から裏に走るところに上げる

遅攻ならウイングバックを上げるが逆サイドのウイングバックは中に絞って3ボランチにしてボールサイドのウイングバックの背後は同じサイドのボランチが埋めることで安定化させる

ジュビロは前線の少数で決めるという戦術を余り使わない為にチャンスの数が少ない
人数をかけた遅攻で決定力がないというのが致命的
遅攻だと時間もスペースも体力も消費してチャンスを潰しに行くような形が多い

前線の1対1、速度と強度が重要なのはどのチームのFWを見ても良くわかる事
そこに早くて長いボールをどれだけ入れられるか、その数が得点のチャンスなのに遅攻で相手の守備を固めた後に攻め始める

ジュビロの戦術ドクトリン自体が役をなしていない

フォーメーションがサイドが低く中央の高い3421を採用しながら、戦術的にはサイド突破で深い位置からマイナスクロスを上げる遅攻を採用している、この時点でサイドのウイングバック1枚のタスク過多になる上に運動量を含め問題があり過ぎ

最近は3トップで2シャドーがサイドに展開した形が多いのでシャドーがサイドハーフ的なサイド突破、ウイングバックがサイドバック的なサイドからのアーリークロスと攻撃を使い分けて多彩なサイド攻撃を期待したいがやってることはボール持って後ろで無駄にまわしてるだけ

清水戦でも清水が1点取った後にジュビロが長い時間ボール保持していたが負けてる展開でも後ろからつなぐことばかりやってワンチャンス狙ってガンガンボール入れるという展開はほぼ無かった
解説の森岡が疑問に思っていたように本当にサイドから長くて速いボールを入れるということができない

多くのFWが活躍できてない状況の一つは入れるべきタイミングでアーリークロスを全く入れられないサイド

サイドバックの位置でボールを持てるというのはボールホルダーにマークがほぼついていない状態で正確なキックが蹴りやすいタイミング
アーリークロスを入れられないというのは前線のもらう動きも少なく、出す方も前が動かないから入れないという負の連鎖がある

健勇が偽9番で降りるなら2シャドーが斜めに中央に入ってそこにウイングバックから速いボールを入れるなど3人以上の連動した動きが必要
こういうのはパターン練習が重要でアドホックにその場の連携というのはありえない

ジュビロの放任主義の創造性は弱いチームではやってる暇がないしそれが実を結ぶまで誰が支え続けるのか
全体として甘い

弱いチームを強くするにはスタミナとパターン練習の数
どれ程サッカーIQが良くても走れないなら瞬間的な上手さしかない、小さな局面で勝ててもリーグ戦全体でのトータルのクオリティは低くなる

ジュビロは真逆なことしかしない
結果がJ2優勝J1降格
誰が見てもジュビロがやってることはまともじゃない
それを批判するとサポが切れる
これじゃ強くなるわけがない

生え抜き主義の弊害は外の世界を見てないので何が正しくてまともなのか判断できなること
むしろいくつかのチームを渡り歩いてきた経験で練習の効率や結果に結びつくやり方を多く知っている実力者の方が必要
同じところに長くいるだけなら考えずにコネクションの強さだけが問題点
だから考えない年長者が指揮を執るようになる
その弊害がチーム破壊の寸前の状態まで来ていることをよく考えるべき


2022年10月22日土曜日

2022 第31節 清水戦

ラッソの移籍に問題があったという報道がダービー直前に…

ダービー含めた残り3戦全勝で残留したいがどうなるのか…


前半

白崎のシュートに詰め寄る北川

三浦がきれいにキャッチできなくていきなり危ない場面

清水の4バックに対して守備で442、541でブロック

セカンドボールの競り合いがいまいち

山田が行ってるけど清水に潰され続けてる

なかなかタフな試合だ

ジュビロはサンタナに多対1で潰してポストさせない戦術

相手の攻撃の軸を潰して対抗する

かなりクローズドな展開

お互いの陣地でセットプレーの繰り返し

鎬の削りあいになっている

10分

清水の攻勢はシュートがそれる

前半は走らないゲームになので体力的な問題はなさそう

しかし動かないゲームは後になるほど1点の価値が大きくなる

前半のうちに先制点が取れるといいと思うが…

CBには持たせつつコースと人に絞って入れさせない形で守っている様子

ブロックに穴を空けずにステイしながらも危ない部分にはしっかりと壁を作って守る

左サイド突破されてサンタナに入れられるが雄斗が1対1でカバーできた

左の松本がはがされて裏取られてるのか、その前か、左を攻められる形が出始めてる

お互いに注意深くプレーしている感じ

25分

清水のCK、低いボールを跳ね返し逆サイドのサンタナに入るがサイドアウトに、すぐに入れて中央までパスでつないでシュートに行くが三浦が止める

SBへのマークがサンタナめがけてアーリークロスが入ってくる

サイドしっかり対応しないとヤバいよ

森岡のマークが凄い

サイド奥で健勇、山田とつないでCKゲット

30分

そろそろ先制点が欲しい時間

森岡に入るがバーの上

右サイドから左サイドに大きくサイドチェンジされるがサイドアウトに逃れる

左サイドを攻められるが松本が止める、清水のCK

キッカー2人準備でどちらにも曲げる形、ファーに流したがニアに戻してニアのサンタナが決めた

ん~…セットプレーだから仕方ないか…

問題はどう得点していくか、だな…

35分

前半は厳しいか…

センターライン付近でのFK、ファーに入れるが防がれてCKに

上原が蹴るが跳ね返される

やはり攻撃の軸が作れないのが問題…防ぐのは出来ているが攻撃をどうするかがいまいち

ボール持たされて自陣で回してるってダメでしょ…

山田が中央で受けるが潰されてカウンターに

ネガティブトランジッションは速かったので問題ないが失点後のポゼッションでカウンターを狙われる展開…

後手に回ってしまったのは痛いなぁ…

雄斗が1対2で潰されてFKゲット、壁に跳ね返されCKに

GKにキャッチされる

AT+2

後半最初から交代投入していかないとダメだなこれ

清水のロングスロー、跳ね返して前半終了


前半0-1は悪くはないが、攻撃、フィニッシュに脅威がないのがなぁ…

清水も強くて危なくなる前に潰しに来ている

ジュビロも潰しているんだが、少しの差で清水がそれを上回って決めた、という感じ


後半

交代なし

清水は引かずに後半はオープンっぽい展開になりそう

中盤でのやりあいが多め

お互いにショートカウンター狙いっぽい感じ

右サイドの雄斗が抜ける回数が多くなっている

北川イエロー

サンタナに康裕が寄せてカウンター潰し

前半あまり走らない点かいだったのもあって、後半は裏にガンガン走る戦術のようだ

サンタナに3対1で潰しに

敵陣内まで入るがカウンターでゴール前まで押し戻される

ジュビロはフィニッシュまでいけない

敵陣内で奪うがキープできず、カウンターでPA内まで侵入される

後半10分過ぎで大津、ジャーメイン投入予定

負けてるのに古川、后を入れないのはおかしい!

金子、山田が交代、これはまずいのでは?

この交代だとショートカウンターではなくロングカウンターになりそうだがトップが健勇のままだからそれもできない

ポジションとか交代メンバーの質とかやっぱりまだまだ適当だな…

大津イン 金子アウト

ジャーメイン良イン 山田アウト

ん~前回上手くいったから同じ交代…って感じにしか見えないよなぁ…

つまり状況判断できない監督ってことだよね…

それじゃ勝てんわ…

CBSB対策なのか…

前のプレッシャーを高めて組み立てさせない形で…という意図のようだがセカンドが回収できてない

2シャドーが前目に出て行くから3列目の4人の立ち位置考えないセカンド拾えないぞ…

PA内崩そうとし過ぎてるなぁ…攻めが遅いからPA内もうすでに固まってるんだよ…

上原イエローで次節出場停止か…

さっさと古川出した方がいいぞこれ

ん~やっぱり監督力低いよなぁ…

遠藤と后投入か…

これもちょっとズレてるよなぁ…

遠藤イン 上原アウト

后イン 松本アウト

遠藤と康裕で負けてるのにボール回し続けるのとか勘弁してくれ


右サイドからゆっくり攻めてニアまで行けたが遅すぎ

負けてるのにまた後ろから繋ごうとしてサイドアウトして清水にボール献上…

どんどん運動性がなくなる…

だからダメなんだよ!!!!

負けてるのにキックアンドラッシュしないんだから相手は楽でしょうがないだろ

はぁ…マジセンスないわ…

健勇トップは良くないのにいつまで続けるんだか…軸にしてもダメだろ

攻撃の戦力差がヤバいな…

正面だったから三浦の手が届いたが…CK献上

古川投入が後半30分とか舐めてんのか渋谷…

監督力J2下位レベルだろ

清水のCK、槙人のクリアでCK2回目

古川イン 義道アウト

残り10分

古川より前に后が入り過ぎ

右サイドでボール戻してるのにサイドチェンジしない奴なんなの?

清水の守備寄ってんだから崩せないだろ

前にハイタワー入れて放り込みするわけじゃない

詰め過ぎなんだよ

ジュビロって本当に全体が見えてないよな

アーリークロス入れられないのが酷過ぎる

健勇時間潰して馬鹿なの?

酷いゲームだわ…

渋谷イエロー


なんで裏に走らせないんだ?

なぜ放り込みしないんだ?

ジャーメイン入れた意味もない、健勇入れてる意味もない

戦略性も戦術性もないんだよジュビロは…

馬鹿過ぎ


これ0-1で負けか?

ATがどれくらいあっても得点しようって意識が全然見られない

とにかくすべてが遅いんだよね

マジで速攻ができない糞チームだわ…

相手に守備チャンス与えてから攻めるとか馬鹿しか考えないよ

勝てるわけがない

駄目チームだから何やっても無駄だな…

馬鹿は何やってもできない


AT+6


ジャーメインがニアにぶち込んで同点

きれいなボレー

しかし同点だからなぁ…

勝ち点1じゃどうしようもないんだよ

残り3分

もう1点いれないと意味がない

残り2分

古川が正面でシュートしたが入らず

残り1分

FKで遠藤、中央に低いしょんべんパス

これは酷いな…

遠藤マジいらんわ

2022年10月19日水曜日

戦力の連鎖

ジュビロといえば攻撃でありストライカー

しかしストライカーにボールを供給できる2列目、サイドアタッカーが必要

2列目、サイドアタッカーにボールを渡す選手は?


ジュビロの問題点はこの部分


FW、MF、DFの3ラインだとストライカーはFWであり1列目

FWにボールを供給するのがMF、2列目、サイドアタッカー

ではMFにボールを渡す選手は?


3列目のDF?

ここなんだよ


2.5列目=ボランチ

ボランチ=守備ボランチ=第一ボランチ

ボランチがボールを奪う所からスタートしないと2列目、2列目にボールが繋がらない


ビルドアップ=3列目=DFからのスタート

という図式はまずボールをポゼッション、保持「した」ところからの話


まず保持「する」という部分、ボールがオープンかクローズで相手が持っている、という場面からスタートしないといけない


この部分が長らく無視され続けたのがジュビロ


ボランチ=パサー=ボール供給役、という図式にしてしまった為に、ボール自体を奪う役割が無くなってしまった


これに加えて守備がリトリート、ゾーン、パスコースカット、をメインにしている為に相手のミス待ちな部分の多い守備になっている

よって一度相手にボールを持たれると長い時間守備に時間を割かれてしまう

さらに無駄なポゼッション、パス、遅攻によって攻撃でも無駄な時間を作り続けてチャンスを逃していた


こういう部分をバッサリと切り落として時間を有効に扱える布陣にする為にはまずボールが奪えること

まずボールを奪う、この部分にフォーカスし、そこから攻撃を組み立てる、という流れになって欲しい


「攻撃の為の守備」をおろそかにしない

これが重要な部分

「守備=攻撃の起点」ということをチーム全体で意識統一する必要がある


ストライカーを活かせないのは2列目、サイドアタッカーが遅攻判断でアーリークロスを入れない、グズグズとボールポゼッションしている間に囲まれて奪われる、無理な縦パスを入れてカウンター起点になる

2列目、サイドアタッカーにボールが渡せないのは守備ボランチが欠如して中盤の底でボールを奪いに行けない、守備から攻撃へのスイッチを入れられない、守備のフィルターがないので3列目のDFが1対1の数的同数でファールにならざるを得ないプレーを余儀なくされてFKを与えてしまいがちになる

これらすべてが連鎖している

ボランチ=守備ボランチ=第一ボランチ

がチームの「核」ということをハッキリさせた方が良い

ここがしっかりしていないとチームは強くならない


攻撃と守備は裏表、ジュビロの攻撃は頭でっかちで最初の1がない

だから攻撃が組み立てられない

強いジュビロは常にチームに核がある

ボールを奪えるから攻撃できる

ボールを奪えないから攻撃できない

ここをハッキリさせるべき

2022年10月13日木曜日

裏MVP

横浜戦でシュートクリア+古川にフィードしてた雄斗

失点を防ぎ、得点に寄与

清水対策

昨日の横浜戦に勝ち残り3戦が残留争いの直接対決ともいえる状況

ダービーマッチとなる清水戦含めて3戦全勝がマスト


清水は442でサイドからアーリークロスの放り込みで中央が決める

ボランチの白崎がBoxToBoxで上がってくるので中央3枚のマークは必須

それ以上にサイドのマークが緩いと中央に簡単に放り込まれるので中盤での堅いマークが重要になる


逆に2CHが攻守に分かれてワンボランチ+2CBとなる中央が弱いのでサイド攻撃より中央攻撃で突破する方が得点率は高くなりそう


サイドは守備的にしながら中央の人数差を活かしたボール奪取と縦への速攻で得点したい


昨日の横浜戦では山田、上原のいた前半の守備は非常に良く、次回も山田の出場を期待したいがダメな場合も考えてスタミナのある守備ができる選手を中盤に欲しい

山田は1.5列目~2列目タイプ、上原は2列目タイプ、康裕は2.5~3列目タイプでそれぞれのポジションが活かせていたので継続してほしい

康裕を少し上げて代わりに鹿沼を入れるのも良いし、ドゥドゥを山田の代わりに入れてもいい

ドゥドゥは攻撃型のボランチタイプで下がるタイミングも遅いので後ろにおける感じではない、1.5~2.5列目くらいの感じで使った方が良さそう

サイドを守備的にしたいが松本と雄斗を置くのが良いか

シャドーの中央攻撃が重要になると思うのでシャドーの位置から速攻が仕掛けられるタイプが良いかも


1トップの健勇を偽9番でトップ下に入れた352の形で2シャドーがSBとCBの中間ポジションで両方に牽制することで後ろで作らせない

中盤はWBがSHと1対1でしっかり潰すこと

中央の2CHにWボランチと健勇のプレスバックで囲んで奪う、ここが大事なポイント

2シャドーとWBでサイドを潰して攻撃の起点を作らせず

2CHに3対2で数的優位を作って奪い切って中央カウンター

この形が得点しやすく、失点しにくいと思う

無理にWB1枚のサイド攻撃をするとサイド2枚で防がれてカウンターを食らいそうなので注意

この時3バックからサイドに出てしまうと中央で1対1を作られて不利になるので出来ればサイドを抜かれない守備の方が良い

かといってアーリークロスを入れられても困るのでしっかり距離間は維持して簡単に蹴らせないようにすること

Wボランチのうち1枚は白崎にマークを付けて縦の動きをさせないこと

康裕がマークになるか

いずれにしろサイド封殺と中央でのボール奪取、カウンターを意識すれば勝てると思う

サイドの枚数で負けないこと、ミスマッチを起こさない事が大事

金子、松原が出ることを考えると松原の守備力の問題点が出てくる

特に左サイドから攻撃することが多いので、サイドを守備、中央を攻撃にする対応策というよりは、サイド攻撃メインで清水のサイドを圧倒するようなやり方も考えられる

むしろこちらを選ぶ可能性が高いかも

この場合、左サイドの守備をどうするのかという点がある

Lボランチに鹿沼、LBにリカルドを置いて守備的にしつつ、LWBを松原、Lシャドーを金子で攻撃的にする

こんな感じか

鹿沼は中央締めだけでなく左サイドのカバー役も

Rシャドーか、RWBが中スライドして中央化で中締めをキープすることも想定

RWB雄斗ならWBからボランチ位置に入ってもよさそう

LWBを前に出しつつWボランチ+RWBが3ボランチ化して左サイドの攻撃の守備をカバーする感じ

中の攻撃は1トップ+Rシャドー


さて、ダービーは最近微妙なのでこのあたりで大勝して残り2戦への勢いをつけて欲しい

2022年10月12日水曜日

2022 第27節 横浜戦

 横浜は4213

ジュビロは3421

義道槙人森岡の3バック


横浜のパス回しは縦、横に止まらないパス

立ち上がりは両者ボール収まらず、やや横浜のポゼッションのパス回しが多い感じ

しかしジュビロも崩れてはいない

守備の密度が安定しているし、左右に揺さぶられているが対応できている

攻撃に転じるタイミングで横浜もプレスからすぐに奪い返しにくる

やはり中盤全体がボールの奪い合いの主戦場

ジュビロは上原が低めと高め縦の動きで2列目にも顔を出して前線を支えてる

康裕は低めの守備ラインに近い位置でスペースを空けずにいる

10分

攻撃のタイミングは少ないがまだ大崩れするような感じはなし

上手く守備は出来ているがボールを握って攻め切る、という所までは行けていない

両WBが下がり過ぎない位置取りで中盤の厚みを保っているのも一つある

5バック化させずに中盤2列目3列目に厚みを作って簡単にCBまでボールが通るような感じではない

541のボックスという感じでWBは後ろ目から上がってくる守備だがそれで中盤に来ることで最終ラインまで通させていない

ジュビロの攻めはロングボールからだがキープできずに淡泊な攻めで終わってしまう

サイドの松本をおびき出してその裏を狙っている

やはりボールを奪い切ることができない、ロングボールが収まらない、キープできない

という攻めの軸を作れない

ボールを握れないので得点できる確率が非常に低い

CK献上、徐々に押し込まれてきている印象

押し切られないようにしてほしいが…

攻撃の形が作れないのがなぁ…

敵陣で奪い合い、裏を狙うが連動できず

横浜のサイドに対してシャドーの金子とCBの義道の2枚で潰しに

松本が引き過ぎか…

25分

攻撃のリズムが作れない

左から崩されかけるが義道、槙人とCBがカバー

ロングボールを回収されミドルを打たれるが正面で弱い、三浦キャッチ

ジュビロはサイド下げ、インサイド上げのローテーション、渦の動きがない

ボールをサイドに逃がすのはいいがその後に後ろからのロングボールになってしまう

30分

横浜のサイドは松本のマークがいなかったが正確なクロスを上げず、三浦のGK

金子のプレスバックでボール奪い返すがまた奪われる

ちょっとボールに対して淡泊過ぎないか?

奪うべき場面では奪い切らないと

後ろから繋ごうとしてミス、低い位置で奪われてシュートまでいかれるが三浦キャッチ

横浜もジュビロも調子の出ないゲームのような感じ

山田と松本で左サイドを崩すがゴールに走る味方がいない

攻撃の意図やタイミングが合っていない

最初から引き分け狙いというわけではないだろうけどちょっと

ジャーメイン良イン 山田アウト

山田は体調不良か?

キーマンが抜けるのはちょっと厳しいが…

ジャーメインのランで脅威を見せないと横浜も及び腰にならない

ジャーメインから対角にパス出したが松本が追い付かず、ちょっと長くなったか

40分

前半もあと少し、ゲーム展開的には横浜6~7、ジュビロ3~4くらい

しかしジュビロの守備で大きく崩れた場面は数少ない

しかし横浜の守備がどの場面でも堅いという印象

さすがに首位で失点数も少ないだけある

自陣深い場所からのスローインに横浜のプレスがきつい

逆サイドに逃がそうとしたがつながらず

その後ゴール正面からシュートを打たれる

味方の壁もあり上にそれたのでそれほど脅威ではなかったがこぼれ球を横浜が回収したのでそうなってしまった

やはりセカンドボールの奪取、キープ、攻撃しきる、という部分までいけない

横浜のボール繋ぎは早くて多彩だがどうにかジュビロの守備は追い付けている

AT+1

前半は失点なしで終わらせたい

SBに対してのWBの守備が遠すぎてクロスを入れられやすい

5バックの為にSBがアーリークロスを入れる場合にマークにいくまで距離があり過ぎる

前半0-0

首位相手でほぼ守備だけで終わった


後半から遠藤かよ…だから前半とにかく守備して0-0で折り返しってことか…

はぁ…

後半

遠藤イン 上原アウト

上原と山田が前からチェックしてくれてたんだが2枚ともなくなったからどうなるか…

上原のスタミナと前後の献身的な動きは攻守に重要だったんだが…

横浜はドリブルで仕掛けてPKゲット

得点の取り方を良くわかってるな…

パスで崩せないから攻め手を変えてきてる

FKだとミドルの距離でハイボールなら三浦は取れないし

ファーで競り合ってそのまま抜けた

今度はジュビロのFK、遠藤が蹴るがヘディングはキーパーキャッチ

多分遠藤は体力的に周りと同じ動きすると30分か長くても45分程度しか稼働しないんだろう

横浜もロングボール入れて前線勝負など手替え品替え攻撃の種類を増やしてきてる

ジャーメイン走ってPA付近まで攻め上がり

PKやFKはもらえず

横浜はCBから高い位置のSHまで一気にフィードしてブロックをかわす動き

横浜が右サイドから崩して左で決めようとするが三浦が対応してキャッチ

かなりのピンチだったがよく耐えてる

しかし横浜の攻めがいよいよ強烈になってきたな…

この分だとゴール割れるの時間の問題になる…

早めに得点が欲しい…

雄斗が上がったタイミングでジャーメインは下がってしまった…

そこはこぼれを取りに行って欲しいが…

健勇ワントップじゃなくシャドーにしてジャーメインをトップにしないと意味ないだろ…

槙人が厳しいマークで止めたがCK

あわや失点…

上手く蹴り出す選手がいた

ゴール付近に集まり過ぎて遠目の選手にマークが付いてない

特にSBがフリーのまま

SBにはできればマークつけないと…

PAエリア前で延々とボール回されて奪えないジュビロ

最後はシュートを三浦がセーブ

こういう展開だと反応の良い三浦の方が向いてる

ジュビロが自陣から全くボールを出すことができない

上原と山田がいないとこれだけ酷いことになる

ジャーメインも足は速いが使う場所やタイミングがわかってない

遠藤は走れないしタイミングもおかしい

ん~CBの守備負担も結構あってしんどいな…

横浜はさらに交代投入か…

ジュビロは三浦がはじいたボールをシュートされほぼ無人のゴールだったが外してくれたので助かった

しかし見るのもキツイ展開だな…

ジャーメイン、雄斗と繋いでシュートまでいくが連携のぎこちなさが酷過ぎるな…

横浜2枚替え

ジュビロは針の筵

カウンターでいい感じにパス繋がったんだがシュートに行けず

65分

金子が倒され三浦がキック

遠藤が倒される

康裕がFKを入れるが跳ね返される

70分

横浜の鳥かごの中から抜けることができないジュビロ

早いリスタートから速いクロスを入れてきたが触れず

ワンタッチあったら1点だった

横浜さらに交代投入

大津イン 健勇アウト

ジュビロも健勇から大津に交代したが…

遠藤はスパイクの裏でつついてファール、イエロー

結構危ない場面の連続

槙人のヘディングでそれたボールを三浦がどうにかキャッチ

雄斗のクロスをジャーメインが外す、枠にすら飛ばず

シュートされるが三浦正面でキャッチ

前線大津に入ったボールをPA内まで競って入れるが連携できず

横浜のカウンター、基点は遠藤

しかし取り返して大津が裏抜けクロスを雄斗が拾って相手に当ててCKゲット

遠藤のコーナー

ヘディングで繋げてファーの雄斗がシュートするが守備に当たってCK

ショートコーナーからも一度蹴るがオフサイド判定

横浜更に2枚替え

80分前に交代枠使い切ったか?

かなり早い使い方だと思うがこれくらいのスピード感が普通なんだろう

交代枠を残しても何の意味もない

むしろ使い切った方が良い

ジュビロも2枚替え

古川イン 金子アウト

后イン 森岡アウト

后が左WB、義道、槙人、雄斗の3バックで

右WBに松本がサイドを変える

古川と后の左サイドがどれくらい攻撃的に行けるか…

古川にボールが入って外を后が走る

后に出して古川に戻す

古川がシュート!

1-0!!

カウンターがきれいに決まった

古川の反転トラップから逆サイドシュートは相手のDFの足に当たったが狙いはばっちり

これはワンチャン来たかもな…

残り5分+AT

ATはほぼ無いので

がっちり守り切れば貴重な勝利

前節の引き分けが本当にもったいない

横浜のシュートは正面、三浦キャッチ

ジャーメイン走らなさすぎ…

ジャーメインがインターセプトしてカウンター

大津が潰される

松本のスタミナのある守備、助かる

AT+4

ちょっと長めか…

横浜のFK

ここは止めたい

大きく落ちるボールをラインの奥に入れてきたが跳ね返す

康裕が横浜の選手と頭をぶつけて倒れる

さらにFK

今度は速いボールを入れて三浦と交錯、しかし他の選手がかき出してまたFK

大津が拾って敵陣サイドアウトに

ゴール正面でシュートされるが体で守る守備陣

ゴール正面はしっかり壁を作って守りきる

古川のカウンターのドリブル

敵陣まで進んでサイドアウト

タイムオーバー

貴重な首位からの勝ち点3ゲット

首の皮一枚つながった…

これはダービーで勝利して残り3試合とも勝ち点3をゲットして入れ替え枠に残る路線か…

それくらいしか残留する目がない

今までが酷過ぎたしな…


2022年10月11日火曜日

横浜対策

横浜の4231の弱点はサイド2枚が離れすぎている+Wボランチ脇が空いている

まず横浜のSHを孤立させて2対1でボールを奪いそのままSBに対しても2対1で攻撃に行く

SBに1枚とボランチ脇に1枚の前後関係を作って後方の選手が中に蹴り込めばよい

同様に逆サイドのボランチ脇とSB前からの侵入がマークされにくい

ボールサイドに守備全体を寄せて逆サイドのボランチ脇、SB前からの侵入で決めるのが良い


この為にはボールサイドに縦2枚を近い関係で置くこと、逆サイドでは2列目ワイドから中央に侵入して決めること

これができるフォーメーションであること

3421だとボールサイドのシャドーがSBを引っ張ってWBが後ろで中に入れる

逆サイドのWBがワイドから侵入して決める

逆サイドのシャドーはボランチ、CBを中に釣らないといけない

左サイドからの攻めだと

金子がSBを引っ張り松本が後ろから中に入れ右サイドの雄斗が決める感じ

前回の鹿島戦でも似たよう形はあった

金子が置くまで行ってマイナスクロス、ニアに健勇飛び込んでスルー、ファーの雄斗が決めた形

鹿島は前半ワンボランチ、横浜はWボランチなので少し違うがボランチ脇のスペースが広いのは同じなのでやり方はほぼ同じ

SBをしっかり押し込めておいて両サイドのボランチ脇のスペースを使うこと

あとは中のボランチをニアに釣り出してファーのコースをできるだけ広めに空けて上げること

守備ではSHに対して前はWBで受けてシャドーのプレスバックで2対1で挟み込むこと

SHの孤立化にはシャドーがSHの前でカバーシャドーでSHを消すことと、中からSHにパスが出る時にプレスバックしてWBが前を切っているタイミングでしっかりプレスバックして挟み込むこと

シャドーとWBが攻守の要になる

ゾーン+マンツーマン

ゴール前のエリアは被ゴール確率の高いエリアなのでCB3枚の壁が必須でここはゾーン

ゴールから遠い場所、角度のないサイドなどはスペースが広いのでゾーンではなくマンツーマンで付いた方が良い

バイタルはCBがゾーンでいるが緩いゾーンで守ることが多いがそれによってミドルシュートが防げない事がある

ゴール正面はゾーンが基本だが離れた位置ではマンツーマンに近い方が良いかもしれない


ボールを止めるな

ボールを常に動かすことによって運動の継続、ボールに連動する選手の人数を増やし、相手の運動を止め、両者の運動の差を生み出して勝利する


トラップでボールを止める必要もない

トラップでボールを止めてから蹴る、これだけでこの選手はボール回収のターゲットにされてしまう

トラップするにしてもマーカーの届かない位置に置く、逆重心になる背後の位置に置く、スルーして背中でマーカーを背負って触らせない、ワンタッチで味方からワンツーをもらう、などボールの受け方ひとつから相手マーカーに不利な状態、自分に有利な状態をどれだけ作れるかが大事

一人の有利を複数の場所で作り出すことで全体を有利に導くことができる

ボールを止める利点は正確なキックができること、しかしそれは周囲にマーカーがいない、プレスされない場所でしか無理

つまりほぼSBくらいしか無理

それすらハイプレスの餌食になる現状

よってボールを止める利点というのはほぼなくなっている

逆にプレスにくる相手をどれだけかわせるかが重要になる

その為にはボールを動かし続けて止めないこと

選手の足が止まるとプレスも簡単になるのでプレーエリア内で位置をずらして受ける、プレーエリアの入れ替わり、スペースを空ける、スペースに入る、など選手も同時に動いていくことでプレスの回避はより成功率が高くなる

足を止めてボールを止めてパスサッカーします

これではプレスの餌食に過ぎない

事実ジュビロのビルドアップが出来ない原因は足もボールも止めて動かないパスサッカーをしているから

人もボールも動いていればプレスに簡単にかかることはない

止めて蹴る、というのは今のサッカーのアンチセオリー、小学生に習わせる基礎であってプロでやるレベルの話ではない

トラップが大きい、というだけで叩く奴はそういうのがわかってない

トラップを大きくすることでボールの置く位置をずらして自分へのプレスを回避するというテクニック

トラップすらせずにターンしたりスルーしたりすることでパスの延長上に近い選手が連動して動くことができる

トラップせずにワンタッチで返すことでギャップのある守備に対抗することもできる

トラップ=ボールを止める=足が止まる=プレーが止まる=プレスが間に合う

パスのたびにトラップしてボールを止めていればいつか必ずプレスが間に合ってしまう

プレースピードを落とさずにプレーしていくためにはボールを止めずに扱う必要がある

技術はその為に使うべき

止まったボールをどれだけ正確にけることができるか、というのは一握りのプレースキッカーのタスクであって、ほとんどのフィールドプレイヤーのタスクではない

2022年10月10日月曜日

ダイヤモンド⇔ライン変換

ダイヤモンドは4人ラインの中央2枚が前後に開いた形でラインとの変換が容易


______OH______
_SH________SH_
______DH______

       ↓

SH__OH__DH__SH


ダイヤモンドで囲んで前後が奪いにプレスに行き、相手がボールを戻しても4人ラインになるのでサイドに逃げるかロングボール選択にならざるを得ない


ダイヤモンドは攻撃時にパス回し、ローテーション、中央スペースへの走り込みなど動きにバリエーションがあるので停滞することがない


ボックス守備だとライン変換はサイドが中に絞る形になりサイドが空いてしまう

___SH____SH___
____CH__CH____

中央を守り過ぎてサイドが空いてしまうと3バックの場合には逆効果になる



中盤中央をダイヤモンドにすることで中央を固めつつ奪いに行くことと、奪い損ねても4人ライン形成することで中央に穴を空けずに次のプレーに移行できる

2022年10月9日日曜日

+1+1±0

ビエルサは相手トップ数に対して守備ラインを+1、相手守備ライン数に対してトップ数を−1とする布陣が基本で中盤同数

これに対して中盤を同数から+1に増やして相手CB数に対して同数というのを提案したい

これはビルドアップ時に守備ラインと中盤の数的優位を活かしたポゼッションとパスの通る確率のアップがメイン

中盤ラインを超えてしまえば相手CBと同数なので中央で戦える

中盤の優位はサイド攻撃の突破しやすさがあり、同時に相手のSB、RBLBが対応しなければならず結果的に守備ライン数−1に落ち着くので最初から中盤同数で戦うより中盤で数的優位を取ってセカンドボールの奪取率を上げたりした方が攻守に有利になると考えられる

相手のSBがフリーになりがちで中盤に上がってくるならサイドの裏を突きやすくなるし、それを恐れて上がらなくなれば中盤の数的不利を崩せずに常に後手に陥る
中盤を厚くすることでカウンター対策にもなるし中盤サイドにWGとWBを置くことで厚みによるハイプレスが効きショートカウンターになりやすい
攻撃面でもWGのサイド攻撃の背後のスペースで受けてアーリークロスを入れられるのでWGの深い突破からのクロスと使い分けられる
大外のWGとインサイドのWBの2枚でサイドを攻守両面で支えられるのでRBLBがサイド展開する前に抑えやすいし最悪RBLBがサイドに出てもDHが下って埋めることで4バック化してスペースを空けずにサイドも対応可能なので中盤の人数を幅と厚みの両方で組み上げることで対応力が格段に良くなる

またWGを2列目にすることでマンツーマンからブロックにして無理なハイプレスを避けて体力マネジメントにもなる

相手のSB、RBLBがフリーになるが中央のCBに対して同数なので左右は分断されサイドチェンジはGK経由でなければならず致命的なミスが起こりやすい
SB、RBLBがフリーで持って出てもWGが待ち構えているので持ち出しも制限される
前線にロングフィードを狙ってもトップ+1なのでチャンスは薄くオフサイドトラップも待ち構えている

+1+1±0だと基本布陣はやや守備的だが大きな穴は空きづらく相手に少ない選択肢を押し付けて制限させながらコントロールしてボール奪取してカウンターを狙う、もしくはサイドの高い位置から崩してインサイド、ハーフスペースを攻略して中央で勝負をかける攻撃ができる
中盤の幅と厚みを活かした構成で全体をコントロールしたクレバーなゲームがしやすいと思う

守備の支援:+1、数的優位と中央、サイドのカバー

中盤の制圧:+1、数的優位とボール奪取、サイド攻撃

前線の脅威:±0、CBと1対1のFW、裏狙い、中央速攻


ビエルサ

ビエルサの3-3-1-3が一番イメージが近い


https://v-maedhros.medium.com/the-bielsa-way-25f8b26e546f


______FW______

WG____OH____WG

___WB____WB___

______DH______

___CB_CB_CB___




https://youtu.be/wFyQY-T3qgc?t=104

まさにこれ、同じことを言ってる

横浜戦

横浜は4231の前後分断型システム

守備は42ブロック、攻撃は31のダイヤモンドで崩す

攻撃はサイドチェンジもあるので両サイド共に守備が必要

SH____OH____SH

CH____DH____CH

______FW______

___CB_CB_CB___


SH____OH____SH

CB____DH____CH

______FW______

____CB__CB____



守備を崩すにはサイドの高い位置を攻め込んでSBと4人の最終ラインを押し込んでその背後からボランチ脇のスペースを使ってのダイアゴナルな動きやシュート

SB__CB__CB__SB

WB____FW____WB

_↗__DH__DH__↖_

CH____OH____CH

両方とも中盤サイドが重要になるので3421では全く機能しない

サイドの高い位置とその背後の2枚の構成での攻撃が必要

守備でも両サイドを抑えてサイドチェンジさせない+中央の縦も防ぐこと

やはり3421より中盤2段構えの3331の方が4231の対策になる


WBだけがサイドを深くついてもダメなので4231だと金子がサイド攻撃して背後の松本を使うなど工夫が必要になる

もしくは松本が深く入ってリカルドが攻撃参加してくるなど


サイド攻撃とサイド守備

サイドは中盤の主戦場、どれだけサイドを制圧出来るかで攻守に先手を取れるからが変わってくる
鹿島の失点もジュビロの失点もサイドの高い位置を取れているかどうか
サイドを高い位置で制圧出来ていれば相手は簡単にサイドを崩せない
この点で4バック5バックは後手に回りやすい
4バックでも昨日の鹿島は442ダイヤモンドでSHがインサイドでプレーして守備時もSBの飛び出しのスペースを埋めてハーフスペースを開けない動きだったが後ろで対応する分判断と行動が後手になりやすくジュビロのサイド攻撃の方が上回った

やはり3421だとWBが低い位置で523だと更に低くなって対応は後手になる

同点弾はSBは防いだがこぼれてCBから縦に出されて6バックの裏に出てから戻されて中央で決められてる

押し込まれる守備はやはり難しい
ゾーン1なのに中途半端に後ろにスペースを空ける必要がないのに空けている
オフサイド取れないんだからスペースを空けない方が良い
何のために背後を空けていたのか…

ゴールを守りたいならCBはゴール前に並んで壁を作り中盤が人について潰す役で分担すれば良い
中途半端に並んでスペースを埋めるのか人に行くのかがよくわからない
状況判断ではなく、こちらが状況を作って守る必要がある

中盤のサイドの攻防を制圧できる構成を作れないと今後も何もできないチームで終わる

3+1

3+1は3人ラインと+1でダイヤモンドを作る
これは攻撃でも守備でも使える

______FW______
_WB___OH___WB_


______OH______
___CH_____CH__
______DH______


______DH______
__CB__CB__CB__


ダイヤモンドの利点は左右幅が取れることと3人ラインから4人ラインへの可変もでき、囲むこともできる

ボックスは左右幅が取れずラインは囲めない

ダイヤモンドはどちらにも可変しやすいので攻守どの場面でも有効

攻撃では左右の選手がゲートを引っ張って幅を広げつつ中央の前後がパスの出し手、受けてとして機能する


ビルドアップでは人数+1を作ること
相手の守備ラインを抜ける為+ボールキープする為に常に人数は+1を作ってボールの逃がし所を確保する
受け手側も人数+1を作れるとより受けやすくなってボールを運びやすくなる

ポジショニングで重要になるのは相手の守備ラインに穴を空ける役とボールの出し手、受け手の位置関係
ダイヤモンドは固定された位置だけでなく、左右にローテーションしたりCBの上り、FWの下がりで新しいダイヤモンドを形成してスペースを作ったりパスコースを作り直すことを繰り返す

_____←FW→_____
_WB___OH____WB
___CH____CH___


_____↓FW______
_WB__↖OH↗___WB
___CH____CH___


___CH____CH___
______DH______
__↖CB←CB→CB↗__

3331だと3+1のダイヤモンドを作りやすく常にどの場所でも作られる
新しいダイヤモンドも作りやすく崩すには向いている