2022年10月9日日曜日

+1+1±0

ビエルサは相手トップ数に対して守備ラインを+1、相手守備ライン数に対してトップ数を−1とする布陣が基本で中盤同数

これに対して中盤を同数から+1に増やして相手CB数に対して同数というのを提案したい

これはビルドアップ時に守備ラインと中盤の数的優位を活かしたポゼッションとパスの通る確率のアップがメイン

中盤ラインを超えてしまえば相手CBと同数なので中央で戦える

中盤の優位はサイド攻撃の突破しやすさがあり、同時に相手のSB、RBLBが対応しなければならず結果的に守備ライン数−1に落ち着くので最初から中盤同数で戦うより中盤で数的優位を取ってセカンドボールの奪取率を上げたりした方が攻守に有利になると考えられる

相手のSBがフリーになりがちで中盤に上がってくるならサイドの裏を突きやすくなるし、それを恐れて上がらなくなれば中盤の数的不利を崩せずに常に後手に陥る
中盤を厚くすることでカウンター対策にもなるし中盤サイドにWGとWBを置くことで厚みによるハイプレスが効きショートカウンターになりやすい
攻撃面でもWGのサイド攻撃の背後のスペースで受けてアーリークロスを入れられるのでWGの深い突破からのクロスと使い分けられる
大外のWGとインサイドのWBの2枚でサイドを攻守両面で支えられるのでRBLBがサイド展開する前に抑えやすいし最悪RBLBがサイドに出てもDHが下って埋めることで4バック化してスペースを空けずにサイドも対応可能なので中盤の人数を幅と厚みの両方で組み上げることで対応力が格段に良くなる

またWGを2列目にすることでマンツーマンからブロックにして無理なハイプレスを避けて体力マネジメントにもなる

相手のSB、RBLBがフリーになるが中央のCBに対して同数なので左右は分断されサイドチェンジはGK経由でなければならず致命的なミスが起こりやすい
SB、RBLBがフリーで持って出てもWGが待ち構えているので持ち出しも制限される
前線にロングフィードを狙ってもトップ+1なのでチャンスは薄くオフサイドトラップも待ち構えている

+1+1±0だと基本布陣はやや守備的だが大きな穴は空きづらく相手に少ない選択肢を押し付けて制限させながらコントロールしてボール奪取してカウンターを狙う、もしくはサイドの高い位置から崩してインサイド、ハーフスペースを攻略して中央で勝負をかける攻撃ができる
中盤の幅と厚みを活かした構成で全体をコントロールしたクレバーなゲームがしやすいと思う

守備の支援:+1、数的優位と中央、サイドのカバー

中盤の制圧:+1、数的優位とボール奪取、サイド攻撃

前線の脅威:±0、CBと1対1のFW、裏狙い、中央速攻


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