2021年12月30日木曜日

ショートパスポゼッションの弊害

ジュビロは中盤が厚いので中盤メインでボールを回したがる。

その為に視野が狭くFWを見ていないことがある。

中盤でボールをこねくり回して肝心のFWの動きにタイミングが合わない。

それでFWが死んでいることがある。

ショートパスを素早く回すという手段が目的化してしまいパス数ばかりが多くなってシュート数、ゴール数が少なくなるのが一番の問題点。

重要なのはパス回しではなくゴールすること。

常に前線を視野に入れてチャンスにはFWに放り込むこと。

これができずに長い間中盤コネコネのバックパス引っかけ失点とかが多かった。

手段と目的を取り違えることなく中盤はあくまで相手の守備をおびき出すのが役目。

FWがゴールしやすいように守備を薄くするのが中盤。

だから中盤の詰めすぎとかこねすぎは味方のFWを殺してしまう。

ジュビロはFWが死んでもボールポゼッション優先のことが多い。

よってFWが活躍できずに終わることが多い。

この辺りをきちんと整備しないとどんなに良いFWを加入させたとしても自分達で殺してしまうことになる。

2列目重視のジュビロだとよくありがち。

チームとして押すのか、引くのかでタスクを分け合うべき。

押す場合は2列目の上り、引く場合はFWへのロングボール、この二つを場面によって使い分けられると相手も守備が難しくなる。

押されないようにプレスに出てくると引かれて裏への速攻が来るし、引いて守れば押されて守備時間ばかりになる。

2021で遠藤がいない時にロングボールでの攻略ができていて逆に遠藤がいる時は遅攻が多かった。

チームとしては遅攻、速攻のどちらもできたわけだが、遠藤がいる時はやはり遅攻メインになりがちなのでFWが死んでる時間は長くなる。

さらに遠藤山本のWボランチ、Wパサーだったので尚更。

セットプレーには強かった。

2022では2021で出来た速攻も維持してもらいたいが監督のスタイルはやはりショートパスのポゼッションのようなのでまたFWが死にそうな感じはする。

その割にFW陣はラインブレイカー、速攻型の方が多いように感じる。

厚い2列目とスピードのあるFWでショートパスポゼッションの戦術だと合わなそうな気もするがタスクが分かれていて上手に切り替えることができるなら両方の戦術が使えて2021の遅攻、速攻を混ぜた万能型の攻撃型チームとして中位以上を狙えるかもしれない。

しかしボランチと守備陣の堅さ強さがどれくらいかにもよる。

相変わらずボランチは微妙な感じが否めない。

まずはキャンプで何をやるかだな。

開幕戦である程度スタイルはできるだろうから何をやるのかは明確になるはず。


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