2021年10月9日土曜日

縦への攻撃

最近は遠藤の使い方がやっと良くなってきた。

必要以上にパスをせずにここという場面で正確なラストパスを入れる一番いいリンクマンの形が出来てる。

特にルキアンへの縦のパスでアシストを稼いでいる。

この準備段階としてきちんと引いた位置をキープしながら相手をおびき出して守備ラインの背後にスペースを作っている。

この準備段階と遠藤が比較的フリーで持てるタイミングを作ってパスを出している点がいい。

きちんと攻める準備が出来てから攻めのスイッチを入れている。

遠藤をフリーにするためにCBとWBとOHで上手くサイドや後方でパスを繋ぎながらチャンスを待って形を作ってから縦に入れている。

今日の北九州戦でも無理押しせずに一度押しても引いて詰め過ぎずに相手をおびき出すポゼッションができて疑似カウンターの形で背後狙いができて大量得点が出来ている。

広いボール回しが出来ているのでライン間を使えて緩いマークになりシュートが正確になって大量得点に繋がっている。

かなり「ジュビロらしい」攻撃が出来ている。

こういう大量得点の出来るのがジュビロ黄金期。

今のスタイルは結構それに近い。

守備も強力だし攻撃のバリエーションもあってとても成熟したチームになって来ている。

攻撃も1トップだけではなく2次3次と連続攻撃出来ているのでそれが得点に結びついている。

今日の試合は教科書レベルで上手い。

ここまで出来ればJ1でも中位くらいはキープできると思う。

多分J1はスピードも強度ももっと高いので通用するかどうかはまだ微妙だけどJ2ではもう十分なレベルまで来れた感じ。

後は「J2優勝で昇格」を決めることが出来れば今年のノルマ達成。


後半交代から別チーム。

相手も前半で大量得点されたこともあるが長いパスを使わずにパスアンドランの形で攻め上がる形が多いように思えた。多分これのせいで前のスペースが無い為に小川航基のシュートもマークの人数が多くて防がれた。

小川のポジションが中央からもらいに行ってしまってその分もらった後にゴール近くまで戻らなければならずその分シュートまでのコースとスピードが無くなってしまった感じ。

周りの崩しがもっとスムーズだったら行けたはず。やはり詰め過ぎ+大量点で北九州が引いてゴール前を固めていたことも原因。大量点の後に得点しようとすれば難易度は跳ね上がる。しかも遠藤がいなくなって優秀なリンクマンがいない場面。

後半交代から攻め方がまた元に戻ってしまったようになり得点できなくなった。

相手の対処もあるだろうけどこちらも効果的な動きができなかった。

小川の得意なのはギャップを突くポジショニング。その一瞬のタイミングとスペースを見つけるのが上手い。

なので小川のポジションが良い場所になるようにし、周りのマークを引きはがしておくことが前提条件。そういう攻めの形が出来ていなかったのと小川自身も動いていたので良さが出なかった感じ。

ボールをもらうにしてもボールサイドに寄ってしまうとマークがつくので上下や逆サイド側への横スライドなどで受けに行くようにした方が良かった。どうしても得点したい意識がチョイスのミスを招いたかもしれない。少ない時間でチャンスをものにするには強引でもいかないといけないと思ったのか。

もう少し2,3列目の質がよかったら小川にも得点チャンスはあったかも。惜しい所までは行っていた。動きの質が分かりやすい分マークもしやすくなってしまった感がある。

試合の流れ的にも相手は失点したくない動きもあったので難しかったか。

結果的には4-1の大勝だったので問題なし。

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