2021年10月23日土曜日

ミラーマッチ

愛媛戦はミラーマッチで序盤で攻撃の糸口がなかなか見つからない。

愛媛は5バックの前に5角形を作る守備フォーメーション。

Wボランチの脇、WBの前、このスペースを連動して崩せていない。

2シャドーと両WBの連動がないと崩すのが難しい。

WBがサイドの縦を守るのでWBを引き出しながらWBの開けたスペースにシャドーが中からスライドして入り込んで縦のパスを受ける。

愛媛の5バックはスライドするので逆サイドが空く。

WBの空いたスペースに入ったシャドーが逆サイドでフリーになるWBに長いクロスを入れることで逆サイドのWBが見えない位置から攻撃が出来る。


サイド攻撃は常に「両翼」の連動が一番大事なポイント。

何故ならボールサイドに守備が引き付けられて逆サイドはフリーになるから。

ボールサイドのWBとシャドーは守備を引き付けておいて逆サイドのフリーになるWBが大外から斜めに背後に入って来て決めるという攻撃が一番大事。

攻撃は常に「奇襲」が重要。

「見えない攻撃」が一番怖い。

ボールサイドや中央の攻撃は「見える」攻撃なので防ぎやすい。

だから逆サイドの「見えない」攻撃を作り出す必要がある。

逆サイドを警戒して守備が幅を取ればボールサイドや中央の攻撃が通りやすくなる。

守備の規則を見抜いてカバーできない場所を作り出してそこを利用すること。


ジュビロは引いた愛媛の守備を崩せないとみて前後の縦に大きく陣形を崩してオープン目にしてより大きなスペースと前後のギャップを作って崩そうとしているようだ。

5バックが厄介なのでWBがサイドの幅を見るように縦にギャップを作ってWBを前目に釣り出して3バックの脇をロングボールで狙う形に切り替えたようだ。


後半、山田のスライドからルキアン、松本と繋いで惜しいシーン。

これですよ。

背後を連続して狙う形。

後は得点になればよかった。

しかし得点できないシーンの中では一番得点に近い崩しが出来ていたと思う。


愛媛の2得点。

ポゼッションを諦めてカウンターに徹して甘いパスは速攻。

ジュビロの守備は疲労のせいかポジショニングが悪い。

早めに3点目決めてシャットアウトしないと厳しくなる一方。

愛媛は引き分け上等だから無理に攻めずジュビロのミス待ち。

中だるみで時間潰した上に愛媛に逆転されたせいで2-2の同点にしてもジュビロの方が焦りの色が濃い。

勝ち点1だと京都が有利。

引き分けで勝ち点2点落とすとだいぶ痛い。

残り少ない時間だが3点目を決めないと。


CBの飛び出しで中央が空いたままになることがある。

ボランチが機能しない分CBが飛び出し手防ぐ形になることで全体の守備バランスが崩れて空いた場所が狙われやすくなっている。


ジュビロの攻撃は急ぎすぎで中央のみで逆サイドがない。

ジュビロが詰める分愛媛も守りやすい。

焦るほど周りが見えずに押せ押せになり突破が難しくなる。

いつもながらジュビロは下位チームに甘い。

だから勝ち点2を落とす試合が非常に多い。

「弱いチームこそ全力で潰せ」

そして勝ち点と得失点を稼げ。

とにかく甘いんだよね…。

弱いチームを潰すのは自チームが生き残るために必要な事。

弱いチームを舐めて勝ち点落としている時点でチームとしてまだ甘くて弱いってこと。

J1上位で下位に取りこぼすなんてないよ。

J1上がっても中位以上に定着できなかったのも対下位チーム戦で勝ち星落としているせい。

甘い試合すればそうなる。

全力で潰してこそ上位チームとの対戦が微妙でも生き残る道が残ることがある。

取りこぼし=上位にはなれない。

弱いチームが守備が下手糞なのと一緒。

守備できないチームは強くならない。

弱いチームに取りこぼすチームは上位にはなれない。

勝てる試合はとことん勝つこと。

これが上位の鉄則。


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