2022年9月4日日曜日

服部式と秀人式

3バックのサイドのケアはWBの攻撃時に非常に重要

N-BOXのようにWBが常に前にいる状態ではサイドのケアをボランチやCBが行う

服部のようにボランチ位置から横スライドしてWB位置に入ってサイドをケアするパターンと秀人のようにCBが横スライドしてSB位置に入ってケアするパターン

服部の場合は空いたボランチのスペースに前の名波が落ちて中央をケア、秀人の場合はボランチの福西が空いたCBのスペースに落ちて中央をケアした

今のジュビロはCBが横スライドする秀人式を採用していてCBの位置にスペースが出来てしまう

ボランチが横にも後ろにも動かないので残ったCBが横スライドして埋めようとするが、そうするとCB間の間隔が空いてしまいニアのハーフスペースもしくはファーのどちらかが空いてしまう

そしてそれがわかっているから相手もそこを突き続けている

3バックにはWBの位置の守備が非常に重要なのだが、WBを攻撃の為に前に押し出すことが多いジュビロの場合、WBの背後のスペース、CBの脇のスペースの守備は最重要項目なのだが全く改善がない

サイド攻撃された場合にサイドにWB1枚の状態なので1対1、1対2になりやすくそれだけ抜かれやすくなる

フォーメーション的に最初からWBを攻撃の軸として使ってしまうのはハイリスク過ぎるのだ

かといって引き過ぎると相手のSBに対してのチェックがなくなってしまう

WBの位置を高く保って攻守に効きやすくする為にはその背後のケアがきちんとできないと意味がない

NBOXを参考にすると服部式の3ボランチがより効率が良い

WBのすぐ背後にいるので守備が連動しやすく、どちらかが止めればどちらかが回収できる

これがWBが高い位置でCBのスライドとなると距離があり過ぎ

選手同士が近い位置でカバー、フォローできる距離がいい

すると442の4人ラインだとサイドまでカバーできないので352のように中盤5人ラインで2WB3DHの形がお互いをフォローしやすい

中盤で5人ラインなので前から守備できるしボールを奪えればカウンターに行きやすい

5バックだと後ろに重たすぎて前から守備できずに後手になり、かつWBがおびき出されると背後を突かれやすくなる

また人数が多すぎてオフサイドトラップをしかれられない

3バックはオフサイドトラップありきなので5バックは引いて背後のスペースを潰す時のみしか使えない

中盤に5人ラインなら3バックのオフサイドトラップで背後を潰しつつ相手のSBに対して前から守備が効くので攻めの起点を作らせない形が取れる

かつ両サイドまで埋めるので縦パスが簡単には入らない


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