2021年5月3日月曜日

352フラット

ジュビロは352ベースを基本にする事が多いが、WBのタスクとWB裏のケアで問題が解決しない。攻撃と守備のバランス、攻撃スタイルなどのすり合わせがされていない。

サイド攻撃を活かすにはWBが高い位置にいる事と、その背後をケアする事が必要。WBを2列目すると3列目に3ボランチを並べる。

トップ下を下げて中央を締める。3人並ぶ事で中央の縦パスを防ぎ同時に左右のボランチはWBの背後を守る。3CBが左右に分かれると中央が薄くなり過ぎるので3CBは中央をキープする。その代わりに攻撃時に中央のCBが一列上がっって中央のボランチをトップ下に押し上げる。擬似的に4バック1ボランチに変形する。

3バックが中央を守り、3ボランチがサイドに近いハーフスペースとバイタルを守る。

WBは常に高い位置をキープする事で相手のサイドを攻撃参加させないで低い位置にピンしておくことができる。

守備形式はWBがサイドを締めて中央の3ボランチが刈り取るように囲い込む。もしサイドを突破されそうならそのまま下がって左右のボランチとCBと3人で囲んで奪う。

2トップは開き気味で相手のSBとCBの中間スペースを常に狙う。開いていることで相手のボランチとCBのボックスに囲まれないようにする事とWBとの縦の連携、横スライドでのサイドの交代とWBのカットインスペースを開ける連携ができる。サイドのボランチから2トップに縦パスを入れてもいい。

2トップ、WB、ボランチ、CBが左右にいるので左右ともに縦4人並びができ、サイドでの人数で勝つことができる。中盤5人がフラットなので中盤の縦パススペースが無い。3ボランチ3バックが密集しているので中央への攻撃に対抗しやすい。2トップWBが左右にひろがっているのでサイド攻撃しやすく、中央のCBボランチのBOX守備を回避しやすい。3ボランチからの攻撃参加が用意で左右、中央共に支援しやすい。

オープンなボールは3バック3ボランチで跳ね返し、WBが囲んで3ボランチが回収する。

3ボランチは組み合わせによって攻撃的守備的に使い分けやすい。特にパサーボランチを置きたい場合は守備の問題が出やすいが3人並べることでスペースを消しつつスタミナ消費を抑えることができる。


3バックの中央に今野、3ボランチの中央に遠藤を入れると攻撃時に良い形ができるかもしれない。もちろん左右のボランチは守備力とスタミナのある選手を置くことが必須である。

前線は2トップとWBの4枚を並べてその背後にボランチが1枚かボランチとCBの2枚が支援で入ってもいい。ボランチはタイプを変えることでバリエーションができる。遠藤ならパスで前線支援、大津ならキープとドルブルで運ぶ、伊藤なら強力なミドルシュートなど。中央に巣作っているのでそこをどう活かすか。使わずに守備回避してもいいし、逆サイドから裏ねらいで入ってきてもいい。

ボランチ3枚で中央をゾーンで守れる、サイドのケアがしやすい、枚数があるのでバリエーションを増やすことができる。

ボランチは攻守に重要であり多くのタスクがあるので枚数がいることは悪いことでは無い。左右に動いて守備、前に動いて攻撃参加できる。

3バック、3ボランチは攻撃時に左右と中央の3ルートでパスを縦に繋ぐことができる。これが開いた2トップとWBに繋がりやすい。縦のWボランチが4バックの中央に挟まったような感じ。SBが左右のボランチで後ろのボランチが中央のCB。なので今野のCBに合うと考えられる。

2トップを中に置きすぎてしまうとお互いにスペースが無くなる可能性がある。トップ下のスペースに下がってもいい。2トップとWBは流動的に動いて構わない。


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