2024年11月17日日曜日

どういう軸を持っていくのか

ジュビロという会社、チームがどういうスタンスを軸にこれからを考えているのか

J1で戦うチームを作るのか、J2やJ3で自分達のやりたいプレーをしていくのか

J1で戦うなら必要な資金、戦力、戦術を集める必要がある

J2、J3でやるなら今のままでやりたい事をやればいい

どちらにしても「チームが望む方向を明示する」ということをし、サポ、ファンがそれを受け入れない限り摩擦は続くと思われる

以前言われていたのが「中位のエクセレントチーム」という方向

となると「J2でのパスサッカー」を続ける事

逆にJ1ライセンスを捨ててずっとJ2優勝し続けるが昇格しない、ということだって別にチームが望めばそれでいい

それを認めるサポが残り、認めたくないサポは消えていくだけ

黄金期を復活したいならJ1で戦うという明確な意志と準備をする必要がある

中位の意味がJ1の中位だとしても、それは昨日負けた横浜FMくらいの質がないといけない

J1でパスサッカーを体現出来ているチームは皆細かいポジショニングが速い
ジュビロの選手は常に「止まっている」状態でパスサッカーに向いていない
パスを出すのも「止まった位置へのパス」をしてしまうのでポジティブトランジッション時にパスミスする、本来なら「予測される位置」へのパス=前のスペースへのパスを出す必要があるが、練習で止まった位置でのパスばかりやっているので足元へのパスを出してしまう、またパスを出した側もパスを出したら終わりでパス&ランで飛び出して行かない、結果全体が常に硬直し相手は止まった相手にプレスをかければよいだけ
止まっている=孤立なので局面の人数差で簡単に奪い取られる

ジュビロの常識を壊して行かなければいけない

「それ本当に実戦で機能しますか?」

という問いかけをチーム内で常に自分達で検証しなければいけない

日本刀は「叩いて強くなる」

叩かれない剣はすぐ折れる

自分達のやり方が実戦で通用するかしないかを検証し続けて使えるものを残し続ける

練習方法、戦術、フォーメーション、全てをゼロから見直す必要がある

「何故上手くいったのか」を検証すること

上手くいってるからいじらない、ではなく、上手くいっている理由を検証すること
ダメな時は何故ダメなのかを検証すること
やり方を常に分析して使える部分は基礎、根幹として使いそうでない部分はその都度フィットするように考えていく
完全に同じやり方を続けるのではなく、上手くいく基本形、軸を作り、相手に応じてオプション部分を変化させて対応する
基本形は変えずにオプションプランを増やす、最終形は基本形の延長になるようにオプションを組む


ジュビロは遅攻で速攻に弱い
カウンターより敵陣内ポゼッションでゆっくり崩す、CK、FKなどセットプレーで崩して得点する
トランジッションを活かす「動的サッカー」は出来ないがポゼッション、セットプレーなどの「静的サッカー」でテンポの遅いサッカーをする

徹底的に走らないサッカーで戦う

今までのジュビロの人選や戦術を活かすとなるとどうしてもこうなる

速攻、カウンター、トランジッション、など動的サッカーは無理

オンプレーを極力無くしていく必要がある

つまり、サイドアウト、ロングスロー、セットプレー、プレースキック、リトリート、ブロック守備、ポゼッション、サイドチェンジ、といった「スローテンポサッカー」を継続する

フベロサッカーの形式を積み重ねる感じになる

サイドチェンジで相手のプレスをかわしながら徐々に前進して相手を陣内に押し込める

横パスバックパスを詰められないようにするのがポイントになる
ボールの逃がし所を常に用意すること
詰められても耐えられるフィジカルのあるタイプかテクニックで回避できるタイプを使う

スローテンポサッカーは時間がかかるので先制されたら終わる、常に自分達が先制して支配する必要がある

ポゼッションする為にボール奪取ボール支配が非常に重要になる
今の様な相手にボール支配される状況ではスローテンポサッカーすら不可能
ボールの奪い所、奪い方、誘導、詰め方、など「ボールを取る」プレーをどれだけ高められるか
人依存にならず戦術で全員が理解した上でボールを奪える状態まで作り上げる必要がある
まずボールを奪わなければ何も始まらない
相手にボールを持たれている時点で主導権はボールを持つ相手でありそれは相手が先手を持っている事、得点できる可能性はボールを持っている側にある
だからこそ相手がボールを持っている時に敵陣内に押し込める重要性を理解する必要がある
ハイライン、ハイラインプレスはボールがない場合にブロックを高い位置に置き、前線からプレスをかけて相手のボールが後方で保持される状態を不安定にする
不安定になることでバックパス、オウンゴールを誘発させることでボールを持っていない側でも得点する機会を作ることが出来る

ボールを奪えないとしても相手に「どう持たせるか」を強要できれば得点機会を作り出せる、しかしそういう概念すらない場合はずっとボールを持たれて奪う事が出来ず時間が経過し不利な状況がずっと続く

「できることをすべてやる」
という意識がないチームは強くはならない

「やりたいことをやる」
というチームはJ1にはない

ジュビロが選ぶべきなのは

「できることをすべてやる」J1なのか

「やりたいことをやる」J2なのか

どちらか

チームがそれを明確にする必要があり

それが決まればサポやファンもそれに合わせる

例え観客が減ったとしてもそれはチームが選んだ結果である

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